JPH11509166A - クラウスプロセスでの硫黄生成方法及び装置 - Google Patents

クラウスプロセスでの硫黄生成方法及び装置

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JPH11509166A
JPH11509166A JP9506175A JP50617597A JPH11509166A JP H11509166 A JPH11509166 A JP H11509166A JP 9506175 A JP9506175 A JP 9506175A JP 50617597 A JP50617597 A JP 50617597A JP H11509166 A JPH11509166 A JP H11509166A
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JP9506175A
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ヴィッラ,セルジョ
サーラ,ルチアーノ
モリナーリ,ルーチョ
Original Assignee
マンネスマン・アクチエンゲゼルシャフト
ケイ・ティー・アイ・グループ・ベスローテン・フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、CO2及びH2Sが濃厚な濃厚溶液から再生塔の中でCO2及びH2Sがガスとして解放され再生溶媒がされ、解放されたガスが次いでクラウスプロセスに供給され、前記クラウスプロセスから一方では硫黄が他方では残留ガスが排出される前記濃厚溶液からの硫黄生成方法及び装置に関する。その際、正圧下のCO2及びH2S濃厚溶液がまず初めにフラッシュ分離器の中でCO2及びH2S(フラッシュガス)のそれぞれ一部を分離するために滅圧され、前記フラッシュガスがH2Sの選択的な再吸収のために吸収器の中で再生溶媒により洗浄され、前記再吸収で得られた溶液が、フラッシュ分離器から排出され部分的脱ガスされた溶液と一緒に、前記クラウスプロセスのためのガスを解放するために再生塔に案内されるか、又は本発明の方法に前置接続され本発明のためのCO2及びH2Sを生成できる濃厚溶液吸収プロセスに供給され、前記残留ガスが、前記残留ガスの中に含有されている硫黄化合物が水素処理によりH2Sに還元された後にH2Sの選択的再吸収のために前記クラウスプロセスから吸収器の中に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】 クラウスプロセスでの硫黄生成方法及び装置 本発明は、CO2及びH2Sが濃厚な濃厚溶液から再生塔の中でCO2及びH2S がガスとして解放され再生溶媒が作られ、解放されたガスが次いでクラウスプロ セスに供給され、前記クラウスプロセスから一方では硫黄が他方では残留ガスが 排出される、濃厚溶液からの硫黄生成方法に関する。更に本発明はこの方法を実 施する装置に関する。 本発明の対象である方法及びこれを実施する装置は、特に、石炭ガス化と、重 油、タール及び天然ガスの燃焼において発生し、H2S含有量に比して大きい含 有量のCO2を有する精製ガス及び合成ガスの処理のために使用される。H2Sは 通常は溶媒(例えばMDEA=Methyldiethanolamin=メチルジエタノールアミ ン)の中での吸収により得られ、その際、対応するガスが吸収器を貫流して案内 される。H2Sに対して選択的に作用する溶媒の使用にもかかわらず、次の溶媒 の再生の際に吸収されたガスが解放される際に、かならず酸性ガスすなわち大量 のCO2を有するガス流が発生する。このようなガスは、脱硫すなわち硫黄回収 が行われるクラウス装置の中で処理されることが困難である。燃焼のための技術 的に純粋な酸素又は相応する濃厚化された空気の支援無しには、このガスはクラ ウス装置の熱的反応器の中で処理されることは困難である。従来の技術ではこの ようなH2Sの希薄な酸性ガスのために、適切な炎温度が保証されるように、い ずれにせよ燃焼空気のための酸素濃厚化が必要であった、しかし酸素の使用が必 要なことにより、経済的負担だけでなく、このようなガスの処理のための装置の 設置を容認してもらうことを困難にする大きい安全性問題が生じる。 比較的僅かなH2Sしか含有しないことに起因する悪い結果を回避するために 、 クラウス装置に導かれた酸性ガスのH2S含有量を可及的最大値に濃厚化するこ とが今まで試みられた。このために公知の手段は今まで、酸性ガスの吸収の際に 使用される溶媒のH2S選択性を高めることに集中した。確かに大幅な改善が達 成された。しかし酸性ガスの組成は、通常の空気により動作するクラウス装置の 中への供給に常に適するとは限らなかった。 本発明の課題は、クラウスプロセスのために純粋な酸素及び酸素濃厚化空気の 使用が行われることなく、比較的僅かなH2S含有量の酸性ガスを使用すること が可能である、冒頭に記載の形式の方法及びこの方法を実施する装置を提案する ことにある。 上記課題は本発明により請求項1の特徴部分に記載の特徴により解決される。 この方法の有利な実施の形態は従属項2〜9から得られる。この方法を実施する 装置は、請求項10の特徴部分に記載の特徴を有する。従属項11〜17にはこ の装置の有利な実施の形態が記載されている。 本発明の要旨は、クラウス装置の使用ガスの中のH2Sの可及的最大の濃厚化 を達成するために、CO2及びH2Sが濃厚溶液の2段階再生を行うことである。 フラッシュ分離器の中の有利には予熱され正圧下にある濃厚溶液の減圧を介して 行われる再生の第1の段階では、可及的最大の部分量のCO2が放出される。再 生の第2の段階では残りのCO3及びH3Sの主要量が溶液から除去される。第2 の段階で解放された酸性ガスが初めてクラウス装置のためのガスになる。第1の 再生段階で解放されたガスはCO2の外に不可避的にある程度の割合のH2Sも含 有する。この割合のH2S成分が失われないように第1の再生段階からのガスは 既に再生された溶液が流れる吸収器を貫流して送られ、H2Sの選択的な再吸収 を可能にする。これにより、この吸収器から流出したが吸収されないガスは、僅 かな割合のH2Sしか含有しない。再吸収で得られた溶液は、この溶液が依然と してH2Sの吸収が可能であるので、第1の再生段階から流出した溶液と統合 されるか、又は別の吸収プロセスで本発明の方法の外部で、有利には本発明の方 法のために必要なCO2及びH2S濃厚溶液を起因する装置の中に送られることが 可能である。クラウス装置ではH2Sが生成する硫黄製品に完全には転移されな いので、本発明では硫黄成分がH2Sに転移される還元処理の後に、硫黄成分を 含有するクラウス装置の残留ガスは第1の再生段階で解放されたガスの再吸収の ための装置の中に導入される。これにより、クラウス装置の残留ガスのH2S含 有量が失われず、大幅に回収されることが保証される。このようにして、本発明 の方法の中に導入された硫黄の全量に対して99.8%を越えるオーダの硫黄の 回収が可能となる。使用される溶媒に依存して再吸収段階の排気ガスの中の硫黄 含有量は250ppm以下、例えば最小値である10ppmに低減されることが 可能である。本発明は、再吸収のためのただ1つの吸収段階の設置により、クラ ウスプロセスのための使用ガスの大幅な濃厚化を可能にするだけでなく、クラウ ス装置の排気ガスの中に含有される硫黄成分残留量を大幅に回収することも保証 する。 次に本発明が、ただ1つの図に示されている本発明の1つの実施の形態を示す 装置概略図を用いて説明される。 例えば精製又は合成ガスのガス洗浄の際に図示されていないガス浄化装置から 排出される溶液が導管1の中に供給される。この溶液は実際上、ガス浄化装置の 中で元々は処理するガスからのH2Sの全含有量及びCO2の約50%を含む。こ のような溶液の従来の技術で実施されている再生では、とりわけ大きいCO2( 例えば65%)含有量を有する酸性ガスが解放され、この酸性ガスは純粋な酸素 及び濃厚化空気により作動されるクラウス装置に導かれなければならない。これ によりこの装置の全作動コストが大幅に高まる。本発明の方法スキーマではまず 初めに間接熱交換器2の中で濃厚溶液の加熱が行われる。熱交換器2は導管1の 中途に挿入接続され、加熱媒体側で温かい再生された溶液により作動される。 好適には、正圧が印加されている濃厚溶液は少なくとも50℃有利には100℃ より僅かに高い温度に予熱される。加熱された濃厚溶液は次いでフラッシュ分離 器3に導かれ、フラッシュ分離器3の中で低い圧力への膨張が行われる。その際 に大量の吸収されたCO2とH2Sの一部と場合よっては存在する炭化水素とが解 放される。更に水蒸気が発生する、何故ならば濃厚溶液は付随物質として通常は 水を含有しているからである。フラッシュ分離器の中で解放されたガス及び蒸気 は次いで導管4を介して排出され、間接熱交換器として動作する冷却器5の中で 冷却され、これにより水蒸気は凝縮する。次に接続されている凝縮水分離器6の 中で凝縮水は分離され、水戻し管7を介してフラッシュ分離器3の中に戻される 。主にCO2,H2S及びその他のガス、すなわち高圧の下の吸収の間に濃厚溶液 の中に溶解されたガスから成る解放された混合ガスは次いで供給管8を介して凝 縮水分離器6から吸収器9に導かれる。この吸収器9の中にフラッシュ分離器か らのガスの外に、後述する残留ガス供給管12を介して残留ガスがクラウス装置 10から供給される。 好適には僅かに大気圧により高い圧力で動作する吸収器9の頭部領域内に、再 生された溶液の形の溶媒が吸収媒体として供給管11を介して導入される。供給 された再生された溶液の温度はできるだけ低くなければならない、すなわち少な くとも雰囲気温度より高くてはならない。この理由から間接熱交換器29を冷却 器として供給管11の中途に挿入接続すると好適である。吸収器9は気相からの H2S成分の大幅な再吸収をする、何故ならば溶媒がH2Sに選択的に作用するか らである。選択性は、吸収器9の中の圧力が低い程良好である。吸収器9から排 出管14を通って流出した吸収されないガスは通常はH2Sを250ppmより 小さい含有量で含有する。通常の値は約200ppmH2Sである。しかし、使 用される溶媒と吸収器の中の設定された圧力とに依存して吸収器9の中の排気ガ スの中のH2Sを約10ppmに低減することも容易に可能である。吸収器9 の排気ガスの中の約200ppH2Sまでの再吸収の際に、吸収器9の中に導入 されたCO2の約20%しか再吸収されない。好適には吸収器9の排気ガスは導 管14を介して燃焼室13の中に到達し、燃焼室13の中で再吸収されなかった H2Sの僅かな含有量が酸化されてSO2となる。この僅かなH2S割合(250 ppm以下)のみがSO2の形で解放され、ひいては失われる。硫黄成分の残り の部分は本発明の方法では回収されることが可能である。燃焼室13の中に、選 択的なH2S再吸収の際に溶液の中に到達しなかったCO2全量も導かれる。この ようにして、このCO2部分が、前述のクラウス装置10の使用ガスの中に到達 することが回避される。これにより、使用ガスは確かに依然として酸性ガスでは あるが、H2S含有量が大幅に増加している。更にこれに関連して、フラッシュ 分離器3の中の濃厚溶液から炭化水素を解放することにより、クラウス装置10 の使用ガスの中の炭化水素が除去される、何故ならばこれらの炭化水素は吸収器 9の中での再吸収の際に再び溶液の中に吸収されないからである。この理由から 、クラウス装置の本発明の方法で濃厚化された使用ガスは、「スプリットフロー 」タイプのクラウス装置にも「直接酸化」タイプのクラウス装置にも基本的に適 する。 吸収器9の底部から排出された溶液は排出管17を介してまず初めに間接熱交 換器16を通過して導かれ、間接熱交換器16の中で予熱される。次いで溶液は 、排出管19を介してフラッシュ分離器3から排出された濃厚溶液と参照番号1 8を付されている個所で、統合される。熱交換器16は加熱媒体側で熱交換器2 と同様に、本発明の1つの有利な実施の形態では、温かい再生された溶液により 作動される。代替的に勿論、吸収器9から排出された溶液を別の個所で本発明の 方法の外部で使用することも可能である。好適には、H2Sを依然として吸収で きるこの溶液を、本発明の方法のために使用材料として適する濃厚溶液を生成す る吸収プロセスで使用する。しかし図示の実施の形態では、吸収器9から排出さ れ た溶液は本発明の方法で直接に利用されている。 個所18で統合された排出管17及び19からの前述の2つの溶媒流は、ポン プ20により再生塔15に案内される。この再生塔15の中で再生プロセスの第 2の段階が行われる、すなわちここでクラウス装置10のための使用ガスが濃厚 溶液から解放される。このために再生塔15の中で酸性ガスが、下部領域内に設 けられている蒸気発生器(加熱循環路)により発生される蒸気により溶液から除 去される。H2Sにより濃厚化された酸性ガスは再生塔の頭部から好適にはガス 出口管33を介して凝縮器21の中に流入し、凝縮器21の中で間接的に冷却さ れる。凝縮された水蒸気は、次に接続されている凝縮水分離器22の中で分離さ れ、ポンプ23により再び再生塔15の中に戻される。好適には凝縮水戻し管は 再生塔15の上部の中に連通する。凝縮水分離器22からガス供給管24を介し て排出された酸性ガスは、凝縮器21が相応して作動している場合には有利には まだ約40〜50℃の温度を有する。この形で酸性ガスは前述のクラウス装置1 0の中に到達し、クラウス装置10の中で公知のように硫黄成分の回収が行われ る。液状硫黄の排出は、右方へ案内している太い矢印により示されている。 再生塔15の底部に、蒸気発生器の熱により加熱された再生溶液が排出管5を 介して排出される。前述のように、高温の再生溶液は好適には両方の間接熱交換 器2及び16のための加熱媒体として用いられ、それらの中で濃厚溶液が予熱さ れる。予熱器16の中のまだ利用可能な残留熱の放出の後に再生溶液は排出管2 6を介して排出される。好適には、本発明の方法から排出するこの再生溶液の部 分流が、吸収器9の中でのH2Sの再吸収のための溶媒として分岐される。この ために、参照番号27を付されている戻し管が排出管26から分岐している。戻 す再生溶液はポンプ28と前述の冷却器29とを介して供給管11を介して吸収 器9の中に供給される。再生溶液の中の実際に本発明の方法から排出する流の排 出管は参照番号34と左方へ向いている黒色の矢印とにより示されている。排出 管34を貫流する溶媒流は、図示されていない本発明の方法の外部に位置する吸 収器の中でのH2S吸収のために使用される。 前述のクラウス装置10に関連して、クラウス装置10は酸化手段としての通 常の雰囲気により動作することに注意されたい。好適には燃焼はまず初めに、制 限されている空気量により行われ、従ってH2Sの1/3が酸化されてSO2とな る。これにより1:2のH2S/SO2比が生じる。この比はクラウス反応の理想 比に相当する。 2H2O+SO2 → 2H2O+3S 硫黄生成物を得るためのクラウス装置、すなわち本発明の方法に前置接続され ているガス浄化プロセスで処理されたガスの中の硫黄成分を回収するためのクラ ウス装置は、例えば、2つの触媒反応器を有する装置から成り(図示せず)、従 って、供給される酸性ガスの中のH2Sの形で供給される硫黄に関してクラウス 装置の効率での回収がおおよそ94〜96%の領域内にある。しかし前述のよう に硫黄回収の程度は大幅に高い、すなわち通常は少なくとも99.8%である。 これは、排出管30を介して排出されるクラウス装置の残留ガスが本発明では、 いわゆるRAR(reduction absorption recycle)法を基礎にする処理にかけら れることにより保証される。総括的に31により示されている装置部分により示 されているこの処理が、次に概略的に説明される。 a) クラウス装置の残留ガスがまず初めに約300℃に加熱され、次いで直 ちに還元反応器の中に導かれる。還元反応器は還元及び急冷装置31に所属する 。ここで、残留ガスの硫黄成分の中に含有される全硫黄が、例えばコバルト又は モリブデン触媒器を介してH2Sに転移される、すなわち還元される。 b) 残留ガスが既に充分な水素を含有していない限りは水素供給管32を介 して必要量の水素が例えば精製ガスの形で供給されることが可能である。還元さ れた残留ガスは約300℃の温度で還元及び急冷装置31の還元反応器から流出 する。従って還元された残留ガスは好適には還元反応器のための供給ガスを予熱 するために利用される。 c) プロセスを開始する際、還元反応器に供給されたガスを付加的に加熱す ることが必要である。この理由から、対応する下流に位置する間接ガス/ガス熱 交換器の設置が意図されている。熱源とし例えば電気加熱装置を使用できる。勿 論、その他の熱源も使用可能である。 d) ガス/ガス熱交換器の中で、還元されたガスは約160〜200℃に冷 却され、次いで還元及び急冷装置31に所属する前述の急冷装置の中に流入し、 そこで再び冷却される。その際、ガスの中に含有されている水蒸気の大部分は凝 縮する。凝縮水は分離されて本発明の方法から排出されることが可能である。こ れらの詳細は図には示されていない。 e) この処理の後にクラウス装置の還元残留ガスは通常は約40℃の温度を 有する。還元残留ガスは次いで前述の残留ガス供給圧12を介して吸収器9に導 かれる。 クラウス装置10の残留ガスを吸収器9の中に導入することは好適には吸収器 9の中間領域内、すなわち吸収器9の下部領域内に設けられているフラッシュガ スのための供給管8の上方で行われる。吸収器9の中間平面での残留ガスの導入 が推奨される、何故ならば残留ガスの中のH2S含有量がCO2含有量より大幅に 小さく、供給管8の中のまだ再吸収されないフラッシュガスの中に比して小さい からである。図示の装置の外部にある吸収段で、排出管17を介して吸収器19 から排出された溶液を利用する場合にはこの溶液流を吸収器の中間領域内に供給 することが推奨される、何故ならば既にある程度のH2Sが吸収されているから である。 本発明の方法の効率は、表に示されている本発明の方法のための1つの実施の 形態の測定結果を観察すると明瞭になる。装置スキーマの異なる点で測定された 媒体流の組成の外にそれぞれ所属の分子量、圧力及び温度が示されている。溶媒 として冒頭に記載のMDEAが使用された。詳細には次の媒体流である。 − (導管1の中の)濃厚溶液 − (導管8の中の)フラッシュガス − (導管12の中の)水素添加残留ガス − (導管14の中の)残留ガス燃焼室 − (導管24の中の)酸性ガスSRU (SRU=Sulphur Recovery Unit) − (クラウス装置10からの)生成された硫黄 − (導管27の中の)再生された溶液吸収TGSU (TGSU=Tail Gas Clean Up) − (導管34の中の)再生された溶液その他の吸収 本発明の方法に導入された濃厚溶液は131.40kmol/hの含有量のH2 S及び171.56kmol/hの含有量のCO2を有する。酸性ガスSRUの 組成が示すようにクラウス装置の使用ガスの中には元の171.56kmol/ hのうち僅かに96.15kmol/hしか含有されていない。これは、H2S 濃度対CO2濃度の比が相対的に約85%だけ元の濃度比に対して高められたこ とを意味する。これによりクラウス装置の作動が、純粋な酸素又は濃厚化空気を 供給する必要無しに可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 サーラ,ルチアーノ イタリア国、イ−20099 セスト・サン・ ジョヴァンニ、ヴィア・セント・デニス 177/ベ (72)発明者 モリナーリ,ルーチョ イタリア国、イ−20125 マイラント、ヴ ィア・ポンテ・セヴェーゾ 41

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. CO2及びH2Sが濃厚な濃厚溶液から再生塔の中でCO2及びH2Sがガ スとして解放され再生溶媒が作られ、解放されたガスが次いでクラウスプロセス に供給され、前記クラウスプロセスから一方では硫黄が他方では残留ガスが排出 される濃厚溶液からの硫黄生成方法において、 正圧下のCO2及びH2S濃厚溶液がまず初めにフラッシュ分離器の中でCO2 及びH2S(フラッシュガス)のそれぞれ一部を分離するために減圧され、 前記フラッシュガスがH2Sの選択的な再吸収のために吸収器の中で再生溶媒 により洗浄され、 前記再吸収で得られた溶液が、フラッシュ分離器から排出され部分的脱ガスさ れた溶液と一緒に、前記クラウスプロセスのためのガスを解放するために再生塔 に案内されるか、又は本発明の方法に前置接続され本発明のためのCO2及びH2 Sを生成できる濃厚溶液吸収プロセスに供給され、 前記残留ガスが、前記残留ガスの中に含有されている硫黄化合物が水素処理に よりH2Sに還元された後にH2Sの選択的再吸収のために前記クラウスプロセス から吸収器の中に戻されることを特徴とする硫黄生成方法。 2. CO2及びH2S濃厚溶液が、フラッシュ分離器の中へ導入される前に5 0〜110℃の温度に加熱されることを特徴とする請求項1に記載の硫黄生成方 法。 3. CO2及びH2S濃厚溶液の加熱が間接熱交換により、再生塔から排出さ れた温かい溶媒により行われることを特徴とする請求項2に記載の硫黄生成方法 。 4. フラッシュ分離器の中で、溶液の中に含有されていることもある炭化水 素も解放されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1つの 請求項に記載の硫黄生成方法。 5. フラッシュガスが吸収器の中への導入の前にH2Sの選択的な再吸収の ためにまず初めに冷却され、次いで凝縮分離にかけれることを特徴とする請求項 1から請求項4のうちのいずれか1つの請求項に記載の硫黄生成方法。 6. フラッシュガスの再吸収の際に吸収されずとりわけCO2及び僅かな部 分のH2S及び場合によっては解放された炭化水素を含有するガスが、H2S及が SO2に酸化される燃焼にかけられることを特徴とする請求項1から請求項5の うちのいずれか1つの請求項に記載の硫黄生成方法。 7. クラウスプロセスでのH2Sの酸化が、酸化剤としての通常の濃厚化さ れていない空気を使用して行われることを特徴とする請求項1から請求項6のう ちのいずれか1つの請求項に記載の硫黄生成方法。 8. クラウスプロセスからの還元残留ガスが、H2Sの選択的な再吸収のた めに使用される吸収器の入口と出口との間の領域内で前記吸収器の中に導入され ることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1つの請求項に記載 の硫黄生成方法。 9. H2Sの再吸収から得られた溶液の戻し案内が、CO2及びH2S濃厚溶 液を得るための吸収プロセスの入口と出口との間の中間領域内で行われることを 特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1つの請求項に記載の硫黄生 成方法。 10. 溶液から溶解ガスを除去する再生塔(15)と、H2Sの酸化により 硫黄を生成するクラウス装置(10)とを具備し、前記クラウス装置(10)の 入口が導管(24)を介して再生塔(15)のガス出口(33)接続され、請求 項1に記載の硫黄生成方法を実施する装置において、 本装置の入口領域内に、正圧下の溶液を減圧することによりガスを部分的に分 離するためにフラッシュ分離器(13)が設けられ、前記フラッシュ分離器(3 )が、CO2及びH2S濃厚溶液のための供給管(1)と、ガスのための排出管( 4)と、処理された溶液のための排出管(19)とを有することと、 H2Sの選択的な吸収のための吸収器(9)が設けられ、前記吸収器(9)は 、再生された溶媒のための供給管(11)と、前記排出管(4)に接続されてい る供給管(8)と、前記クラウス装置(10)の残留ガス排出管(30)に接続 されている残留ガス供給管(12)と、前記吸収器(9)の中で生成された溶液 のための排出管(17)と、吸収されなかったガスのための排出管(14)とを 有することと、 前記クラウス装置(10)の残留ガス排出管(30)と前記吸収器(9)の残 留ガス供給管(12)との間に、硫黄成分をH2Sに転移する還元装置(31) が挿入接続されていることと、 前記フラッシュ分離器(3)から溶液を排出する排出管(19)が再生塔(1 5)に接続されていることと、 前記吸収器(9)から溶液を排出する排出管(17)が前記再生塔(15)又 はCO2及びH2S濃厚溶液生成のための吸収器に接続されていることを特徴とす る装置。 11. フラッシュ分離器(3)への供給管(1)の中途に間接熱交換器(2 )が挿入接続されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。 12. 熱交換器(2)が加熱媒体側で、再生塔(15)から再生溶媒を排出 する排出管(25)の中途に挿入接続されていることを特徴とする請求項11に 記載の装置。 13. フラッシュガスのための排出管(4)の中途に冷却器(5)が挿入接 続されていることを特徴とする請求項10から請求項12のうちのいずれか1つ の請求項に記載の装置。 14. 排出管(4)が冷却器(5)の後段で凝縮分離器(6)の中に連通し ていることを特徴とする請求項13に記載の装置。 15. 吸収されなかったガスのための排出管(14)が燃焼室(13)の中 に連通していることを特徴とする請求項10から請求項14のうちのいずれか1 つの請求項に記載の装置。 16. 残留ガス供給管(12)が、対流原理で動作する吸収器(9)の中間 領域内で前記吸収器(9)の中に連通していることを特徴とする請求項10から 請求項15のうちのいずれか1つの請求項に記載の装置。 17. 再生溶媒のための排出管(26)が、CO2及びH2S濃厚溶液を生成 するための対流原料で動作する吸収装置の中間領域内に連通していることを特徴 とする請求項10から請求項16のうちのいずれか1つの請求項に記載の装置。
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