JP2000502024A - コミッション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コミッションの要求により、スタッフ連続貯蔵ユニット２を備えた貯蔵領域１から搬送ステーション３５にタバコ状の物品１８の自動的にコンピュータ制御された供給のためのコミッション装置において、コミッションされるべき物品１８の種類毎に割り当てられた個々の放出器１０を備えた少なくとも１つの連続貯蔵ユニットと、割り当てられた多数の放出器１４を備えた連続貯蔵ユニットとが存在し、当該放出器１０，１４が、ソート部を経由して分岐２９，３０，３１を備えたコンベヤシステム２６と連結している、少なくとも１つの収束コンベヤ３上で放出し、別々の搬送分路３２，３３，３４へと導く個別のコンベヤ分岐４４，４５，４６は当該コンベヤシステムに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】 コミッション装置 本発明は、命令にしたがい貯蔵領域から運搬ステーションまでの、製品、たと えば、タバコ製品のコンピュータ制御された自動供給のためのコミッション（co mmission）装置に関する。 コンピュータ制御された自動コミッション装置は、たとえば、オーストリア特 許出願公開第３９１ ６７１ Ｂ号公報（ドイツ特許出願公開第３２ １３ １ １９ Ａ号公報またはイギリス特許出願公開第２１ １８ １５６ Ａ号公報と 同一である）から、またドイツ特許出願公開第２２ ２６ ７６９ Ａ号公報、 ドイツ特許出願公開第２７ ３６ １９７ Ａ号公報、ドイツ実用新案登録出願 公開第８４ ３２ ０６７ Ｕ号公報またはフランス特許出願公開第２１ Ｂ５ ５５７ Ａ号公報からも知られている。ここでは、命令に応じてコンピュータ 制御下で、棚状に配置され、かつコミッシッションされるべき物品（articles o r items）を含む貯蔵コンパートメントから、物品を回すコンベヤベルトに放出 される。すなわち、コンベヤベルトが、命令に応じて準備された物品を集めて、 コミッション容器に順番に供給する。ここでは、コミッション容器と物品との間 の対応は命令に応じてコンピュータ制御され、この目的で、この対応を正しく行 えるよう、コミッション容器は光や磁気で検出できるマーキングを有する。コミ ッション容器は横方向コンベヤ（transverse conveyor）に搬送される。 このコンベヤは貯蔵コンパートメントを通過するコンベヤベルトよりも少し低い 位置に配置され、それによって、後者のコンベヤベルトはそれぞれの命令に応じ て、方向コンベヤのそばを走るコミッション容器に物品を投げ落とすことができ る。 かかる公知のコミッション装置は、寸法が比較的小さい多数の物品を取り扱わ なければなければならない場合に便利であることが実証されている。この場合の 利点として、１つの命令を１個のコミッション容器を用いて処理することができ ること、個々のコミッション命令の処理に要するベルトコンベアのスペースが小 さくてすむので命令を連続処理できるとともに多量の物品を「まとめて（heaps ）ベルトコンベアで搬送できること、およびコミッション容器を用いてコミッシ ョンされた物品の点検発送処理を１つの場所から連続して行えることが挙げられ る。 しかし、かかる公知のコミッション装置は、コミッションされるべき物品がむ しろ大きい寸法を有し、種類が極度に多くないが、物品の種類毎にスループット 率が比較的高い場合、適切であると考えられない。このことは、たとえば、とく にシガレットカートンのようなタバコ製品で起こる。このような場合、公知のコ ミッション装置はフレキシビリティーが悪く、充分に迅速に準備できない。 したがって、本発明の目的は、比較的寸法が大きい製品で、とくに迅速に準備 し、輸送や包装まで連続できるコミッション装置の提供である。ここでは、さら に、製品種類が違っても同等の寸法を有しており、それゆえ、 この装置は、比較的サイズが大きくても、連続した作業を促進するためにすべて の製品を同等に取り扱える状況を利用する。このような状況は、たとえば、カー トンに包装されているシガレットパッケージの場合に起こり、ここでは、シガレ ットカートンは、多様なシガレット種類を含むとしても、（比較的長めのものか ら立方体までの違いがあるが）まったく同様な寸法を有し、同等な方法で貯蔵か ら包装まで−自動的に−取り扱うことができる。 本発明のコミッション装置は、 貯蔵領域が連続貯蔵器、とくに堆積物連続貯蔵器で形成されており、 コミッションされるべき物品の種類毎に、単一の物品放出器が設けられた、少な くとも１個の連続貯蔵ユニットと、スループット率が高い物品の場合に、多数の 物品放出器が結合されたスループット貯蔵ユニットが選択的に設けられ、 該放出器が、少なくとも１個の収集コンベヤ、たとえばコンベヤベルトの少なく とも一方の長手方向に配置され、該コンベヤ上に放出器が物品が放出され、 該収集コンベヤに、たとえば、ソートパスを介して、分岐および関連した分路を 有するコンベヤシステムが接続され、 該分岐に個別の分岐コンベヤ、たとえば、輸送ステーションの個別の輸送場所に 達している、一般的に分岐から横方向に離れるように搬送するコンベヤが接続さ れてなる ことを特徴としている。 かかるコミッション装置により、前記目的に有利な方法で対応できる。ここで は、多様な種類でそれほど大量でないシガレットカートンや同様な物品のような 比較的寸法が大きい製品を非常に効率的な方法でコミッションし、輸送場所で包 装し、輸送することができる。同一種類の多数の製品それぞれに連続貯蔵ユニッ トが装備され、そのうえ、ドイツ特許出願公開第１９５ １１ ３６４ Ａ号公 報によれば、多数の堆積列を並列して含むこともできるため、製品の寸法が比較 的大きく、したがって相当な処理量であれば、単一貯蔵チャンネルよりも大きい 貯蔵スペースを必要とする状況に対処できる。さらに、補充過程も通常の範囲で すむ。ここで、物品が、とくに高いスループット率を有する物品であるとき、す なわち、しばしば大量に要求される物品であるとき、当該物品は、多数の物品放 出器を有するスループット貯蔵手段に収容してもよい。ここでは、１個だけのシ ガレットカートン（１つの堆積中の最下部のもの）だけでなく、並列した多数の 、たとえば、５個のシガレットカートン（多数の、たとえば、５個の並列した堆 積物中の最下部のもの）を物品収集コンベヤに押し出すことができる。 放出された物品は、場合に応じて長さに応じた整列（これは、とくにシガレッ トカートンのような製品の種類とサイズを考慮すれば、個々の輸送場所までさら に搬送し、ガイドする点で好都合である）ののち、共通のコンベヤシステムに送 られる。ここでは、単一のコンベヤが２つ以上のコンベヤに分岐され、このため 、適切な分路技術（shunting technique）を利用できるコンベヤ技術を採用して いる。最終的に、この分岐または分岐され たコンベヤに、個別の輸送場所に達する分岐コンベヤが接続している。ここでは 、コミッション装置を全体としてコンパクトな、スペースを節約できるものにす るため、分岐コンベヤを含めたこの輸送場所が、分岐されたコンベヤシステムの とくに側方に配置されている。したがって、冒頭に説明した公知のコミッション 装置と違って、本コミッション装置では、物品は個々のコミッション命令に結合 した容器にコミッションされず、コンベヤシステムに送られ、個々のコミッショ ン命令に応じて別々の輸送場所に搬送される。このようにソートして搬送された 製品は、簡単に、時間をかけずに、発送容器に包装できるように、輸送場所に発 送できる。これは自動的に、または扱い易いように、必要であれば、止め具のよ うな包装を支える装置を使用して実施できる。 常に特定の製品が連続してソート・搬送され、特定の輸送場所に結合されるこ の方法では、コミッションは、常に１つのコミッション命令が完全に処理される ように適切に行われる。すなわち、多様な製品の種類（とくに、多様なシガレッ ト種類の種々のシガレットカートン）がコミッション命令に応じて放出され、特 定の輸送場所に送られる。しかし、多数の命令を同時に互いに絡み合わせる方法 、「時分割」システムに類似した方法で準備することも、充分可能である。たと えば、同一種類の製品が別々の命令に対応して、連続して投げ出され、コンベヤ システムに置かれ、そこで、つぎに続く処理対象の命令に応じた他の種類の製品 が放出され、輸送場所に搬送される前に、最初の製品が対応する種々の輸送場所 に送られ、最終的にコミッション命令が完了する。 スループット貯蔵装置の適切な省エネルギーの構成は、もしスループット貯蔵 ユニットが充填側から対応放出器に傾斜する「ころコンベヤ」（roller path） を備えた構成であれば、とくに有利である。このようなころコンベヤスループッ ト貯蔵装置では、そこに堆積された製品が重力により、充填側から放出器側に移 動するので、別の駆動装置が必要でない。ここでは、下方傾斜はそれほど急でな く、物品堆積物の再移動のため充分であれば、送り側に、貯蔵器内で物品堆積物 全体の重量の相当部分を個々の保持器具により収容しなければならないという問 題はない。シガレットカートンおよび同様の物品では、約５゜の傾斜がとくに有 利であることが判明している。この傾斜は、１つの堆積物の列を押し出し処理の のち、放出器へ急速に再ガイドするため、放出器自体の範囲内では、いくらか急 に、たとえば、約１５゜にできる。さらに充分多数の物品をいつでも放出器内で 使用できるようにし、個々のコミッション命令に迅速に対応できるようにするた めには、それぞれ多数の物品堆積物を受け取る放出器のためにコミッションヘッ ドが設けられ、該ヘッドが少なくとも堆積物の最下段を開放し、上部堆積物段を 保持する保持プレートを備えていれば、さらに有利であることも判明している。 ここでは、たとえば、常に多数の堆積物が並列して同時に放出器に移動される。 このことは、これらの堆積物が、たとえばドイツ特許出願公開第１９５ １１ ３６４ Ａ号公報の方法で、単一の放出器の場合、押し出し場所の側方に移動さ れたかどうかに関係ないし、または多コンパートメント放出器を利用する場合、 その時々にすべての堆積物のすべての最 下部製品が、並列して放出器または準備ヘッドにコンピュータ制御に応じて同時 に放出されるかどうかに関係ない。 収集コンベヤ上に置かれた物品をとくに長さ方向により連続してソートするた め（望まれるなら、選択により、搬送方向に対して横方向に前後に並んで）、ソ ートパス（sorting path）には適切な機械ガイド部品を設けることができる。こ こでは、長さに応じた整列のため、ソートパスがだんだん速く走行するコンベヤ で構成されていれば、とくに有利であることが判明している。さらに、このコン ベヤの上側に分離および整列のための物品用誘導手段を取り付けることができる 。このように構成されるソートパスでは、その時々に後続する、先行するコンベ ヤよりも急速に走行するコンベヤが先行するコンベヤから製品を引きずり出し、 これによって、搬送方向への製品の長さによる整列（製品の縦方向の整列）とそ の分離が起こり、さらに、この処理をこのコンベヤ上に配置された誘導手段によ り支持できる。実際には、ここでは、たとえば、２個のだんだん速く走るコンベ ヤ、とくにコンベヤベルトがソートパスを形成できる。 分岐されたコンベヤシステムからそのぞれの対応する輸送場所まで達する個々 の分岐コンベヤへ物品を整然と、確実に輸送するために、対応する分岐から離れ るように横方向に搬送するおのおののコンベヤが前部の上昇コンベヤを介して、 それぞれのコンベヤシステム分岐の前端に接続していれば、さらに有利である。 このような上昇コンベヤはそれぞれのコンベヤシステム分岐から連続して搬送さ れる物品を受け取り、少し上昇させ、連続した −水平方向−横方向コンベヤまで送る。そこでは、製品が、シガレットカートン および同様な物品にあるように適切にリジッドであれば、上昇コンベヤ送り端部 から下方に傾き、それにより、製品を横方向に運ぶことができ、その整列状態も 変化しない。これと関係して、上昇コンベヤをコンベヤシステムの搬送速度と比 較して高い搬送速度で連続して駆動できる場合、さらに有利であることが判明し ている。ここでは、上昇コンベヤの搬送速度は、このコンベヤが製品（またはシ ガレットカートン）を交差コンベヤから行き過ぎさせるような大きさでよく、そ れにより、製品の長さに応じた整列が保証され、物品が幅に応じて横方向コンベ ヤに搬送される。ここでは、上昇コンベヤは、たとえば、約５゜の傾きを有する のが好ましい。上昇コンベヤとして、たとえば、短い上昇コンベヤベルトを使用 できる。同様に、収集コンベヤ、ソートパス、またコンベヤシステムのコンベヤ および横方向コンベヤとして、従来の方法でコンベヤベルトを使用できる。しか し、明らかなように、他の搬送技術も、とくに従動ローラを考えることもできる 。しかし、少なくともこれらの領域内での加速や側方搬送におけるとくに確実な 同期を考慮して、とくに手触りが良く、滑らない表面を有するコンベヤベルトを 使用するのが好ましい。これに対して、輸送場所に達する分岐コンベヤは、また 、簡単に搬送方向へ下方に傾斜したころコンベヤにより形成でき、それにより、 −スループット貯蔵ユニット内と同様に−ここでも特別な駆動装置が不要である が、他方、搬送速度は、幅に応じて製品を連続して輸送場所にガイドするため充 分である。ここでは、ころコンベヤの下方 傾斜は、たとえば、約３゜〜５゜にできる。 最後に、包装での取扱を容易にするため、包装用テーブルの縁まで製品をとく にグループ毎に移動するために、分岐コンベヤの搬送方向に横移動できる摺動子 を個々の輸送場所に配置しても、有利である。 以下に、本発明の好適実施例を図面を参照しつつ、より詳細に説明するが、こ の例は本発明を限定するものではない。図はつぎのとおりである。 図１はコミッション装置の全体的平面図を示しており、 図２は主に図１の矢印IIで示す、このコミッション装置のスループット貯蔵ユ ニットの側面図を示しており、 図３は図５の矢印IIIの、単一の物品放出器を具備するスループット貯蔵ユニ ットの概略図を示しており、 図４は多数の物品放出器の場合の−図５の矢印VIによる−対応する概略図を示 しており、 図５は多数の物品放出器および単一の物品放出器を具備したスループット貯蔵 ユニットと共に隣接しているソートパスを備えた収集コンベヤの部分の概略上面 図を示しており、 図６は分路の上面図を示しており、 図７は輸送場所の領域の概略上面図を示しており、 図８はかかる輸送場所の対応する側面図を示している。 少なくとも現在とくに好適と考えられる仕様に従った、図１に略図で示すコミ ッション装置は、スループット貯蔵ユニット２を有する部分的に図示した貯蔵領 域１を具備している。そこでは、並列して配置された製品の堆積物、たとえば、 ５×５（図３および４も参照のこと）が連続して直列に収容され、棚状にまとめ られている。当 該貯蔵ユニットは、たとえば、収集コンベヤとして装備されている中央ベルト３ の両側に配置されている。貯蔵ユニット２に収容された製品はコンピュータ制御 され、コミッションヘッド４を利用して中央ベルト３に押し出されるか、投げ出 される。貯蔵ユニット２に製品を補充するため、貯蔵ユニット２の充填側に積載 テーブル５が装備されている。 スループット貯蔵ユニット２内を、堆積して配置された製品、たとえば、シガ レットカートンはコミッションヘッド４まで走る。ここでは、図２の貯蔵器はと くに、たとえば、５゜で下方に傾斜するころコンベヤの形状をしており、それに より、物品堆積物は、重力により、放出器まで自動的に運ばれる。 ５×５のスループット貯蔵ユニット２、または図３や図４の対応するコミッシ ョンヘッド４の個々の物品堆積物はこの図では６で示され、堆積物内の個々の物 品段は７で示される。 それから、図２から、放出器領域が、対応する製品貯蔵器自体よりも強く下方 に傾斜している、たとえば、約１５゜で傾斜していることが明らかである。ここ で、積載テーブル５、堆積物スループット貯蔵器２および放出器４からなる組立 体は、それぞれ、図２から分るような共通の台８を有する。 図３は、単一の放出器１０の形をとる放出ユニットを有する堆積物スループッ ト貯蔵器の例を示す。ここでは、５つの堆積物の１グループが固有のシフトアウ ト（shift-out）スペース９を有するコミッションヘッド４に同時に送られ、シ フトアウトスペース９から、縁側の（図 ３によれば、最も右にある）堆積物６が下から上に進み、単一物品の放出器１０ （たとえば、放出器ベルトの形の放出器。明らかに、他の放出器、たとえば、空 気式摺動子も装備できる）を利用して放出される。堆積物６の最下部の製品を放 出器１０により放出できる間、略図で示した保持プレート（保持シート）１１が 、図３の最も右にある堆積物６の上段を保持するため利用される。他の側には、 図３で左縁にある堆積物６のために、図３で１２で示した側面ガイドシートが取 り付けられている。 図３により上記で簡単に説明したように、このような放出器１０はそれ自体が ドイツ特許出願公開第１９５１１ ３６４ Ａ号公報から知られており、これに 関してこれ以上説明する必要がない。ここでは、図３に示す最前部の堆積物グル ープがコミッションヘッド４に達したのち、側方向に堆積物がつぎつぎ移動され る、厳密に言えば、堆積物６をつぎつぎに押し出しスペース９に搬送するために 、略図で示した横摺動子１３、たとえば、空気式横摺動子が使用される。 これに対して、図４は多数物品放出コミッションヘッド４を示し、ここでは、 再度、グループの製品堆積物６、たとえば、それぞれ１つの堆積物当たり５個の 製品を上下に置き、かつ５つの堆積物を並列したグループがスループット貯蔵器 を通ってコミッションヘッド４に搬送される。詳細には、多数の物品放出器とし て、適切な幅の放出ベルト１４を利用できる。このベルト１４は図４に略図で示 され、コンピュータによる適切な制御で、すべての物品堆積物６の最下部段７を 同時に放出し、これに対して、その上にある段は適切な幅の保持プレート（保 持シート）１５により、保持される。側部（lateral）ガイドプレート１６，１ ７は、堆積物６がコミッションヘッド４に到着し、かつこれからシフトアウトさ れるとき、堆積物６のガイドに利用される。これに関しては、図４の他に図５も 参照のこと。 図５の平面図から、並列させた２個の堆積物スループット貯蔵ユニット２、一 方では図３の単一物品の放出器コミッションヘッド４（図５の矢印III参照）、 また他方では図４の多数物品の放出器コミッションヘッド４（図５の矢印IV参照 ）を有するユニットの配置を見ることができる。ここでは、単一物品の放出器１ ０と多数物品の放出器１４がまず最初に、物品１８、とくにシガレットカートン を、コンベヤベルト（いわゆる中央ベルト）により形成される収集コンベヤ３に シフトアウトされることが分かる。コンベヤベルト３の搬送方向は、矢印１９で 示す。 それから、図１、とくに図５から明らかであるように、コンベヤベルト３はシ フトアウトされた物品１８をソートパス２０に送る。このソートパス２０は、た とえば、図５によれば、コンベヤベルト３に接続し、だんだん速くなる２個のベ ルト２１、２２、および叙上のように配列されたタイプの誘導プレート２３，２ ４の誘導装置により形成されている。したがって、このソートパス２０は高速に なった収集コンベヤベルト３から個々の物品１８（シガレットカートン）を受け 取り、物品１８をさらに加速し、その結果、物品１８が引きずられ、これによっ て、この物品１８が分離され、長さに応じて搬送方向に（物品が縦方向に）整列 される。この整列とソートは、 誘導装置２３，２４によって、さらに促進される。 図１によれば、つぎに、物品１８は、ソートパス２０から回転送りテーブル２ ５を介してコンベヤシステム２６に送られる。コンベヤシステム２６は、図１の ２７および２８で示されているように、何度も分岐する。このため、それぞれの 物品１８をコミッション命令に応じて輸送ステーション３５の個々の輸送プレー ト３２，３３，３４に配置するため、コミッション命令に応じてコンピュータ制 御で物品１８を望ましい分岐、たとえば、２９、３０または３１に運ぶ公知のポ イントシステムを使用できる。 図６は、ポイント２７の例の平面図を示す。見るとおり、ころコンベヤ３６は 従動（モータ３７を参照のこと）ローラ３８を具備し、相互に平行な誘導レール ３９が旋回ドライブ４１により旋回点４０を中心に水平に旋回できるようにロー ラ３８の上部に配置され、このレール３９が物品１８（図６で点線で示す）を後 続の２つのコンベヤベルト４２，４３のどちらか（誘導レール３９の点線位置も 参照のこと）にガイドする。 ここでは、ベルト、たとえば、４３に下降または上昇するベルトを接続でき、 垂直方向に分割できる。図１の分路ユニット２８、実際には、上下に配置した２ 重の３分岐分路を使用できるこの分路ユニットでは、上下のレベルにおいて３重 の分岐毎に処理し、図１からは上部分岐２９，３０，３１だけがわかる。 それぞれの物品１８を個々のコミッション命令に応じて適切な輸送場所３２， ３３，３４にガイドするために、コンベヤシステム分岐２９，３０，３１に、コ ンベヤシ ステム分岐の方に横方向に延びるコンベヤ分岐４４，４５，４６が接続している 。ここでは、それを実施するため、簡単な下方に傾斜したころコンベヤを装備で きる。これに関しては図８も参照のこと。この図８から、他の点で同一である前 述の２７で起こる垂直の広がりまたは分岐が判明する。これに関しては、下部コ ンベヤ分岐４４′も参照のこと。詳細には、これらのコンベヤ分岐４４，４５， ４６は横方向ベルト４７，４８，４９の如き構成された横方向コンベヤを介して 、短い上昇ベルト５０，５１，５２の形の上昇コンベヤに接続している。これに 関しては、図１および８の他に図７も参照のこと。ここでは、上昇ベルト５０， ５１，５２は交差ベルト４７，４８，４９と同様に、比較的高速で駆動され、こ れにより、一方で、上昇ベルト５０，５１，５２は物品１８を相当な加速で搬送 し、後続の横方向ベルト４７，４８または４９を多少行き過ぎ、そこで、同様に 迅速に回転する横方向ベルト４７，４８，４９は長さに応じて整列させた状態の 物品１８を受け取ることができ、そして、物品を−今度は幅に応じて−それぞれ のころコンベヤ４４、４５または４６にガイドする。これに関しては、図７の矢 印５３も参照のこと。 図７によれば、それぞれのころコンベヤ４４，４５，４６の端部で、物品１８ を止め５４に止めることができ、物品１８の１グループは図７の実施例では、横 方向に移動できるように配置され、かつ詳細に図示されないセンサまたはリミッ トスイッチ（マイクロスイッチ）により起動される摺動子５５により、略図で示 したオペレータ５６まで送られ（矢印５７を参照のこと）、包装で物品 １８の取扱を容易にする。これは図７に示す通りに配置でき、ころコンベヤ４４ の端部が包装テーブル状のゾーン５８をなす。しかし、これは図１に示されてい るようにも配置でき、ここで個別の包装テーブルをオペレータが利用できる。 それから、図１から発送領域５９も判明し、そこから発送準備が完了した容器 が運び出される。 上記のコミッション装置のためのコンピュータ制御は従来の方法で設計でき、 物品１８は挿入された命令に応じて、連続貯蔵器２から収集コンベヤベルト３に 準備されて送られ、つぎに個別の輸送場所３２，３３，３４にガイドされる。こ こで、適切な分岐２９，３０，３１が分路２７，２８を介して制御され、これが 、コンベヤベルトの速度に基づき、準備ヘッドから中央ベルト３を経て分岐２９ ，３０，３１に達するまでの物品１８のそれぞれの搬送時間を考慮して即座に可 能である。命令は輸送ステーション３５からも、開始でき、とくに顧客コンピュ ータからコミッション装置に伝達される。 輸送ステーション３５で物品１８を包装する発送容器は、プラスチック、金属 またはボール紙容器のどれでもよいが、積載テーブル５で貯蔵領域１に落下し、 空にした後、輸送ステーション３５まで搬送される最初のボール紙容器を使用す るのが好ましい。 本コミッション装置の範囲内で、収集または中央ベルト３を多数の段またはレ ベルに上下に配置できることも可能なのは明らかである。これに対応して上下に 配置した、付属放出器ユニット（準備ヘッド４）付の貯蔵ユニットまたは堆積物 連続貯蔵器２から、物品１８が、命令 に応じて、この収集または中央ベルト３に送られる。その結果、コンベヤシステ ム２６も最初から多数のレベルで上下で駆動できるので、２７のような垂直分岐 を省略できる。つぎに、連続貯蔵器２または準備ヘッド４は、図示されているよ うに中央ベルト３に対して直角である他に、中央ベルト３に対して９０゜以外の 鋭いか、鈍い角であっても好ましい。さらに、連続貯蔵器２は、個々の物品を取 り入れずに、（工場からの）最初の包装カートンからなる物品堆積物を連続貯蔵 器２に直接補充できるように、設計できる。 運転状態では、輸送ステーション３５から呼び出された命令に応じて、たとえ ば、（多コンパートメント放出器・準備ヘッド、図５の右のユニットにおいて） 第１種の５個のシガレットカートン１８、さらにたとえば、第２種の１個のシガ レットカートン１８（図５の左側の単一放出器・準備ヘッド）、また他の種類の 他のシガレットカートンがコンベヤベルト３に投げ出される。この場合、連続貯 蔵ユニット２は、コンベヤベルト３の両側に配置でき、また図１のコンベヤベル ト３の右側に示すように、種々のコミッション量の種々の物品の種類に応じた種 々の幅のものも配置できる。 命令に対応してコンベヤベルト３でこのようにコミッション準備された物品１ ８は、ソートパス２０において、適切な手触りの表面を有するだんだん速くなる コンベヤベルト２１により捕捉され、加速され、ここで広げられ、また長さに応 じて整列される。つぎに、ソートパス２０から、物品１８がコンベヤシステム２ ６に送られ、そこで、オーダー物品が所定の分岐、たとえば２９に制御し て送られ、そこで、物品が直角に分岐した横方向ベルト、たとえば４７に移動し 、対応する上昇ベルト、たとえば５０に加速され、つぎに９０゜の角度で側方向 ベルト、たとえば、４７に加速される。その後、物品１８は、いずれかのころコ ンベヤ、たとえば、４４を下方に転がる。これに関しては、下端に５個の物品１ ８が図示されている図８の下部のころコンベヤ４４′も参照のこと。包装テーブ ルレベル（図１も参照のこと）では、物品寸法に応じて、たとえば、４０個の物 品まで、狭い物品であればその以上の個数も、連続して準備できる。 前記の説明から、輸送場所、たとえば、３２（図８も参照のこと）には、複数 のレベル、たとえば、２つのレベルで準備した物品１８を送ることができ、この ようにしてオーダーされた物品１８を包装しながら、つぎの命令の物品１８を集 め、準備できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年２月１０日（１９９８．２．１０） 【補正内容】 請求の範囲 （請求の範囲第１項および第７項を補正。請求の範囲第 ２項、第３項および第 ８項を削除。これに伴い第４項〜第６項の項番号を第２項〜第４項に調整し、第 ９項〜第１５項の項番号を第６項〜第１２項に調整（内容 に変更なし）。） １．コミッションされるべきそれぞれのタイプの物品１８のための貯蔵領域１が 、関連づけられた放出器１０，１４を備えた少なくとも１つのスループット貯蔵 デバイス２を有し、 当該物品がスループット貯蔵デバイス２の長手方向に整列した棚６状に隣接して 配列され、 当該放出器１０，１４が少なくとも１つのコミッション準備対象物品１８の種類 毎に、単一放出器１０を配置した少なくとも１個のスループット貯蔵デバイス２ が装備され、また場合に応じて、高いスループット率の物品の場合、多コンパー トメント放出器１４を配置したスループット貯蔵デバイスが装備されており、当 該放出器１０，１４が少なくとも１つの収集コンベヤ３の少なくとも長手側に配 列され、 当該物品１８が収集コンベヤ３の搬送方向１９に対して横方向に位置するように 、当該放出器が物品１８を投げ出し、 命令に応じて当該貯蔵領域１から輸送ステーション３５まで、物品１８、たとえ ば、タバコ製品を自動コンピュータ制御により送るためのコミッション装置であ って、 単一物品放出器１０からなるスループット貯蔵デバイス２と、高いスループット 率を備えた物品のために、多数物品放出器１４からなるスループット貯蔵デバイ ス２とが設けられ、 分岐２９，３０，３１および関連する分路を２７，２８を有するコンベヤシステ ム２６が、それぞれ長手方向に並べられた物品を供給するソートパス２０を経由 して、収集コンベヤ３に続き、 別々のコンベヤ分岐４４，４５，４６が、横方向に離れるように搬送するコンベ ヤ４７，４８，４９を経由して分岐２９，３０，３１に続き、 個別のコンベヤ分岐４４，４５，４６が、物品を包装するための輸送ステーショ ン３５内の輸送場所３２，３３，３４に導く ことを特徴とするコミッション装置。 ２．前記収集コンベヤ３がコンベヤベルトにより形成されることを特徴とする請 求の範囲第１項記載のコミッション装置。 ３．前記連続貯蔵ユニット２が充填側から対応する放出器に下降しているころコ ンベヤにより形成されることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載の コミッション装置。 ４．前記放出器のために、それぞれの多数の物品堆積物６を収容する準備ヘッド ４が、堆積物６の少なくとも最下部段７を解放するが、上の堆積物段７を保持す る保持プレート１１，１５を具備することを特徴とする請求の範囲第１項、第２ 項または第３項記載のコミッション装置。 ５．前記物品を個別に整列して物品を供給するために、前記ソートパス２０がだ んだん速くなるコンベヤ２１，２２で構成され、該コンベヤの上側に誘導装置２ ３，２４が取りつけられてなることを特徴とする請求の範囲第１項、第２項また は第３項記載のコミッション装置。 ６．前記対応する分岐２９，３０，３１から離れるように横方向に搬送するおの おののコンベヤ４７，４８，４９が前部の上昇コンベヤ５０，５１，５２を介し て、それぞれのコンベヤシステム分岐２９，３０，３１の前端に接続することを 特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項または第５項記載のコミ ッション装置。 ７．前記上昇コンベヤ５０，５１，５２をコンベヤシステム２６の搬送速度に比 較して高い搬送速度で、たとえば、連続して駆動できることを特徴とする請求の 範囲第６項記載のコミッション装置。 ８．前記上昇コンベヤ５０，５１，５２が約５゜の傾斜を有することを特徴とす る請求の範囲第６項または第７項記載のコミッション装置。 ９．前記関連する分岐２９，３０，３１から離れるように横方向に搬送するおの おののコンベヤ４７，４８，４９が横方向ベルトにより形成されることを特徴と する請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項また は第８項記載のコミッション装置。 10．前記輸送場所３２，３３，３４まで達するコンベヤ分岐４４，４５，４６が 搬送方向に下降するころコン ベヤにより形成されることを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項、第 ４項、第５項、第６項、第７項、第８項または第９項記載のコミッション装置。 11．前記個別の輸送場所３２，３３，３４に、包装テーブル５８の縁まで物品１ ８を、たとえばグループ別に移動するために、コンベヤ分岐４４，４５，４６の 搬送方向に対して横方向に摺動自在に設けられた摺動子５５を有してなることを 特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７ 項、第８項、第９項または第１０項記載のコミッション装置。 12．前記スループット貯蔵デバイス２が堆積物連続貯蔵器であることを特徴とす る請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８ 項、第９項、第１０項または第１１項記載のコミッション装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フロイデルシュペルガー、カルル オーストリア共和国、ハルト バイ グラ ーツ、アー―8075、ギュンター―クナップ ―シュトラーセ ５―７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．命令に応じて貯蔵領域１から輸送ステーション３５まで、物品１８、たとえ ば、タバコ製品を自動コンピュータ制御により送るためのコミッション装置にお いて、 当該蔵領域１がスループット貯蔵デバイス２により形成され、 コミッションされるべき物品１８の種類毎に、単一放出器１０を配置した少なく とも１個のスループット貯蔵デバイス２が装備され、また場合に応じて、高いス ループット率の物品の場合、多コンパートメント放出器１４を配置したスループ ット貯蔵デバイスが装備されており、 当該放出器１０，１４が少なくとも１つの収集コンベヤ３の少なくとも１つの縦 側に配置され、当該放出器が収集コンベヤ３に物品１８を投げ出し、 当該収集コンベヤ３に、分岐２９，３０，３１および対応ポイント２７，２８を 有するコンベヤシステム２６が接続され、および 当該分岐２９，３０，３１に個別のコンベヤ分岐４４，４５，４６が接続し、個 別のコンベヤ４４，４５，４６が輸送ステーション３５内の輸送場所３２，３３ ，３４まで達している ことを特徴とするコミッション装置。 ２．前記個別のコンベヤ分岐４４，４５，４６が一般的に横に搬送するコンベヤ ４７，４８，４９を介して分岐に接続することを特徴とする請求の範囲第１項記 載 のコミッション装置。 ３．前記コンベヤシステム２６がソートパス２０を介して収集コンベヤ３に接続 されてなることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のコミッション 装置。 ４．前記収集コンベヤ３がコンベヤベルトにより形成されることを特徴とする請 求の範囲第１項、第２項または第３項記載のコミッション装置。 ５．前記連続貯蔵ユニット２が充填側から対応する放出器に下降しているころコ ンベヤにより形成されることを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項ま たは第４項記載のコミッション装置。 ６．前記放出器のために、それぞれの多数の物品堆積物６を収容する準備ヘッド ４が、堆積物６の少なくとも最下部段７を解放するが、上の堆積物段７を保持す る保持プレート１１，１５を具備することを特徴とする請求の範囲第１項、第２ 項、第３項、第４項または第５項記載のコミッション装置。 ７．前記ソートパス２０がだんだん速くなるコンベヤ２１，２２で構成されるこ とを特徴とする請求の範囲第３項、第４項、第５項または第６項記載のコミッシ ョン装置。 ８．前記ソートパスコンベヤ２１，２２の上側に、分離と整列のため物品１８の ための誘導装置２３，２４が取り付けられていることを特徴とする請求の範囲第 ３項、第４項、第５項または第６項記載のコミッション装置。 ９．前記対応する分岐２９，３０，３１から離れるよう に横方向に搬送するおのおののコンベヤ４７，４８，４９が前部の上昇コンベヤ ５０，５１，５２を介して、それぞれのコンベヤシステム分岐２９，３０，３１ の前端に接続することを特徴とする請求の範囲第２項、第３項、第４項、第５項 、第６項、第７項または第８項記載のコミッション装置。 10．前記上昇コンベヤ５０，５１，５２をコンベヤシステム２６の搬送速度に比 較して高い搬送速度で、たとえば、連続して駆動できることを特徴とする請求の 範囲第９項記載のコミッション装置。 11．前記上昇コンベヤ５０，５１，５２が約５゜の傾斜を有することを特徴とす る請求の範囲第９項または第１０項記載のコミッション装置。 12．前記対応する分岐２９，３０，３１から離れるように横方向に搬送するおの おののコンベヤ４７，４８，４９が横方向ベルトにより形成されることを特徴と する請求の範囲第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第 ９項、第１０項または第１１項記載のコミッション装置。 13．前記輸送場所３２，３３，３４まで達する分岐コンベヤ４４，４５，４６が 搬送方向に下降するころコンベヤにより形成されることを特徴とする請求の範囲 第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、 第１０項、第１１項または第１２項記載のコミッション装置。 14．前記個別の輸送場所３２，３３，３４に、包装テーブル５８の縁まで物品１ ８をたとえば、グループ別に移動するために、コンベヤ分岐４４，４５，４６の 搬 送方向に対して横方向に摺動自在の摺動子５５を有してなることを特徴とする請 求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、 第９項、第１０項、第１１項、第１２項または第１３項記載のコミッション装置 。 15．前記スループット貯蔵デバイス２が堆積物連続貯蔵器であることを特徴とす る請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８ 項、第９項、第１０項、第１１項、第１２項、第１３項または第１４項記載のコ ミッション装置。