JP2000500409A - 螺旋状カッターヘッド用着脱式切削ブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 産業用木工機械の螺旋状カッターヘッド（１０）に用いられる着脱可能なカッターヘッドインサート（１８）であって、その螺旋状カッターヘッド（１０）は、ほぼ円筒状の部分（１６）と、その円筒状部分（１６）の周縁からカッターヘッド本体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに前記着脱可能なカッターヘッドインサート（１８）を収容する複数の溝部（１７）と、その溝部（１７）に前記カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段とを備え、前記カッターヘッドインサート（１８）は、軟鋼で形成されたインサート本体（２２）と２つのブレードユニット（２４）とを有し、前記インサート本体（２２）は、２つの内方に対向する平坦部を有するように形成された三角状嵌挿部を有する***部と、前記溝部に前記内方に対向する平坦部の間で前記カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段を収容する孔部と、前記２つのブレードユニットを前記インサート本体に固定するための２つのボルト孔とを有し、前記ブレードユニットは切り取り隅部（３６）を有する三角状であってそれぞれエッジ（３８）を備え、前記座ぐり孔と干渉しないようにするとともに、そのエッジが他のブレードユニットのエッジと整列するように配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】 螺旋状カッターヘッド用着脱式切削ブレード 発明の背景 本発明は螺旋状カッターヘッドの改良に係わり、特に本発明者による米国特許 第４，０７４，７３７号に開示されているようなカッターヘッドに関する。なお 、その米国特許の開示全体が、この明細書に援用されている。 前記本発明者による特許は、特定のピッチ配列を備えることによってワークを 平削りする際にカッターヘッドが発生するノイズを低減する平削り盤用螺旋状カ ッターヘッドを開示している。このカッターヘッドは、分割された複数のカッタ ーヘッドインサートを有し、その各々は、カッターヘッド本体に設けられた係合 あるいは収納溝部に取り付けられたブレードを備えている。一般的な構成によれ ば、カッターヘッドインサートは、カッターヘッドの長手に沿って約１インチ延 在している。カッターヘッドインサートは前記溝部に固設されており、ほぼ連続 的なエッジを形成している。前記特許に記載されているように、実際のブレード のエッジが形成する輪郭は、カッターヘッドに設けられた螺旋状溝部に沿うこと が好ましい。 前記特許の一実施例によれば、カッターヘッドインサートは、それにロウ付け あるいは溶接されたカーバイドのブレードを備える。このカーバイドブレードは 、カッターヘッドインサートにロウ付けされた後、カッターヘッドの螺旋全体と 一致する螺旋形状となるように研削される。ブレードが摩耗したら、カッターヘ ッドインサート全体を交換するか、工具担当部署に返却してチップの取付けと再 研削をさせなければならない。 従来技術のカッターヘッドでは、ロウ付けという取付け方法のため、ブレード として使用可能な材料が、従来のカーバイドのようなロウ付けに耐えられるもの に限定される。ダイヤモンド、セラミックス、コーティングされた材料などのよ り改良された切削材料は、ロウ付けすることが困難であり、カッターヘッドイン サート全体として使用するのも実際的ではないであろう。 従って、当該技術分野では、摩耗したり破損したときに交換することがより柔 軟にかつ容易にできるとともに、他のブレード材料を用いてエッジを形成するこ とができるカッターヘッドインサートが要望されている。 発明の概要 本発明は、産業用木工機械に使用する着脱式カッターヘッドインサートを提供 することによって当該技術分野におけるこのような要望に応えるものであり、そ のカッターヘッドインサートはほぼ円筒状の部分と、前記円筒状部分の周縁から カッターヘッド本体に向けて延在しカッターヘッドインサートを収容するように 周方向に間隔を空けて設けられた複数の溝部と、その溝部内に着脱可能にカッタ ーヘッドインサートを固定する手段とを備えてなる。カッターヘッドインサート は１つのインサート本体と２つのブレードユニットとを備え、そのインサート本 体は、溝部内にカッターヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容する １つの孔部と、前記２つのブレードユニットを固定するための２つのブレード固 定部とを備える。各ブレードユニットは１つのエッジを有し、溝部内にカッター ヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容するために前記インサート本 体に設けられた孔部と干渉しないように構成される。そのエッジは他のインサー ト本体にある他のブレードユニットのエッジと整列するように配列されて、ブレ ードユニットがカッターヘッドインサートに固定され、カッターヘッドの螺旋状 溝部に装着された際にほぼ螺旋状のエッジを形成するようにしている。 前記インサート本体は、２つのブレードユニット嵌挿部と、その嵌挿部に隣接 する平坦な***部とを有することが好ましい。各ブレードユニットは、前記嵌挿 部に隣接する前記カッターヘッドインサートの平坦な***部に当接する平坦側部 を備える。 より好ましくは、前記カッターヘッドインサート本体はほぼ三角状の嵌挿部を 備え、ブレードユニットもまたほぼ三角状であって、前記嵌挿部に隣接する前記 カッターヘッドインサートの平坦な***部に当接する２つの平坦側部を有してい る。三角状のブレードユニットは３つの鋭利な側部を備えるようにすることがで き、その内の１つはインサート本体上の切削位置に向きを合わせたときに、切削 エッジとして機能するようになっている。 前記インサート本体の２つの三角状嵌挿部は、２つの三角状ブレードユニット を収容し、それぞれのユニットが切り取り隅部を有し、隣接するブレードユニッ トの切り取り隅部と互いに当接するか、または隣接するブレードユニットのエッ ジと整列したときに、互いに隣接しつつ延在する。好ましくは、ほぼ三角状のブ レードユニットのそれぞれは、１つの鋭利なエッジと、前記インサート本体の三 角状の嵌挿部に隣接する平坦な***部に当接する２つの平坦側部とを備える。各 ブレードユニットの２つの平坦側部及び切り取り隅部のために、このブレードユ ニットは、いくぶん野球のホームプレートに似たものとなっている。 別の形態によれば、インサート本体は、それぞれが２つの内方に対向する平坦 部を有する２つの三角状嵌挿部を備えており、溝部にカッターヘッドインサート を着脱可能に固定する手段を収容する孔部が、前記２つの三角状嵌挿部の間でイ ンサート本体に配置されている。 ブレードユニットは、ダイヤモンド、セラミック、カーバイド、高コバルト合 金、及び高速度鋼からなる硬質材料のグループから選択される材料で形成される ことが望ましい。インサート本体は、軟鋼で形成してもよい。 好適な実施例によれば、前記溝部にカッターヘッドインサートを着脱可能に固 定する手段を収容する孔部は、端ぐり孔または座ぐり孔であり、２つのブレード ユニットを固定するためのブレードユニット固定部もまた、端ぐり孔または座ぐ り孔、あるいはそれと類似の孔である。２つのブレードユニットを固定するため の２つのブレードユニット固定部は、三角状嵌挿部を備えるようにしてもよく、 またブレードユニットは三角状であってもよい。 本発明による産業用木工機械のカッターヘッドは、円筒状部分の周縁から円筒 状部分へ向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられた複数の溝部を有するほ ぼ円筒状の部分と、それらの溝部に前記カッターヘッドインサートを着脱可能に 固定する手段と、それぞれ１つのインサート本体と２つのブレードユニットとを 有する複数のカッターヘッドインサートとを備える。インサート本体は、前記溝 部にカッターヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容する孔部と、前 記２つのブレードユニットを固定する２つのブレードユニット固定部とを有する 。前記各ブレードユニットは１つのエッジを有し、前記溝部にカッターヘッドイ ンサートを着脱可能に固定する手段を収容する孔部と干渉しないように構成され るとともに、前記ブレードユニットが前記円筒状部分に前記ブレードユニット固 定部によって固定された際に、前記エッジがほぼ螺旋状のエッジを形成すべく他 のカッターヘッドインサート本体のブレードユニットのエッジと整列するように 構成されている。 ブレードユニットは、損傷したり摩耗したときに、前記螺旋状溝部からカッタ ーヘッドインサートを取り外し、そのカッターヘッドインサートからブレードユ ニットを取り外し、損傷あるいは摩耗したブレードを新しい鋭利なブレードと交 換し、螺旋状カッターヘッドに前記カッターヘッドインサートを取り付けること によって交換することができる。 また、本発明によるカッターヘッドのブレード交換方法によれば、着脱可能な カッターヘッドインサートを適所に配置し、そのカッターヘッドインサートから ブレードユニットを取り外し、そのカッターヘッドインサートに交換用ブレード ユニットを取り付ける。 前記カッターヘッドインサートにブレードユニットを固定しているボルトを緩 める工程を取り外しの手順に含めてもよい。 三角状のブレードユニットを前記カッターヘッドインサートに挿入し、前記ブ レードユニットが前記カッターヘッドインサートに前記ブレードユニット固定部 によって固定される際に、ほぼ螺旋状のブレードを形成するように、前記カッタ ーヘッドインサートに前記ブレードユニットを固定するボルトを締め付けて、前 記カッターヘッドの螺旋状溝部に取り付ける工程を取付け工程に含めてもよい。 また、前記三角状の嵌挿部に隣接するインサート本体の平坦な***部に対して 、前記ブレードユニットの平坦面を当接させることにより前記ブレードユニット を定位置に固定する工程を前記の方法に含めてもよい。 本発明によればまた、螺旋状カッターヘッドのカッターヘッドインサートのブ レードユニットは、エッジを有するほぼ三角状のブレードユニット本体と、１つ の平坦な側部と、その平坦な側部に対向する切り取り隅部とを備え、隣接するブ レードユニットが、当接あるいは隣接する切り取り隅部と、対向する平坦な側部 とを有するようにしてもよい。 好ましくは、前記ブレードユニットは前記エッジに沿って***部を有し、前記 エッジを繰り返し研削して鋭利にすることができるようにする。 前記ブレードユニット本体は、３つの鋭利な側部を備え、各側部がカッターヘ ッドインサート本体の切削位置に向きを合わせたときに、切削ブレードとして作 用するようにしてもよい。 また、前記ブレードユニットは、ダイヤモンド、セラミック、カーバイド、高 コバルト合金、及び高速度鋼を含む硬質材料のグループから選択される材料で形 成することができる。 図面の簡単な説明 好適実施例の詳細な説明を読み、以下の図面を参照することによって、本発明 をより理解することができるであろう。 図１は、本発明の一実施例によるカッターヘッドインサートが設けられた螺旋 状カッターヘッドの一端部の平面図である。 図２は、図１の実施例によるカッターヘッドインサートの拡大平面図である。 図３は、図２のカッターヘッドインサートの拡大側面図である。 図４は、図２のカッターヘッドインサートの拡大正面図である。 図５は、ブレードユニット単体の拡大斜視図である。 図６は、ブレードユニットがカッターヘッドに直接取り付けられる他の実施例 である。 好適実施例の詳細な説明 図面全般、特に図１を参照すると、この発明の一実施例を組み込んだ木工機械 用のカッターヘッド１０が示されており、軸方向に延出する突出軸端部１１が、 回転可能に軸受で支持されている。カッターヘッドの各端部にある中間部１３は 、特に在来の機械を改良する場合など、採用する機械の形式や所用の寸法条件に 合わせて設ければよい。カッターヘッドの主円筒体１６には、一連の螺旋状溝部 あるいは凹部１７が、カッターヘッド１０の主円筒体１６全体に、周方向に間隔 を隔てて設けられている。一連の分割されたカッターヘッドインサート１８は、 螺旋状溝部１７内で互いに当接されるようにカッターヘッド本体１６に着脱可能 に固定されており、その溝部は各螺旋についてほぼ連続的なエッジを形成してい る。 カッターヘッド１０は機械の幅に応じた長さにわたって延在しており、平削り 盤の心軸アセンブリに合わせて孔開けするか、図１に示す突出軸端部１１を有す る端部を鏡面対称に備えた終端部を設けてもよい。 図２を参照すると、カッターヘッドインサート１８の拡大図が図示されている 。このカッターヘッドインサート１８は、カッターヘッドインサート本体２２と 、２つのブレードユニット２４とを備えている。カッターヘッドインサート本体 ２２は、従来のカッターヘッド用に製作されたカッターヘッドインサートと同一 の寸法及び螺旋形状となるように構成されており、それらのカッターヘッドイン サートと交換できるような構成となっている。しかし、互換性を考慮する必要が ないのであれば、他の寸法を用いることは可能である。カッターヘッドインサー ト本体２２は、軟鋼で形成することが好ましいが、焼入れ鋼のような他の材料を 用いて形成することもできる。 カッターヘッドインサート本体２２は、ホルダーボルト開口部２０がその交互 の側に形成された２つの三角状嵌挿部２８を有する。このホルダーボルト開口部 ２０は、端ぐりあるいは座ぐりされており、カッターヘッドインサート本体２２ をカッターヘッド１０の螺旋状溝部１７に締結するボルトを収容する。それぞれ の三角状嵌挿部２８は、カッターヘッドインサート本体２２のほぼ平坦な***し た部分３０によって区分されている。 ブレードユニット２４は相互に交換可能となるように、同一形状に形成されて いる。図示されているように、このブレードユニット２４は三角状に形成される ことが好ましいが、ホルダーボルト開口部２０と干渉しないような適宜の形状と してよい。嵌挿部２８は、ブレードユニットの構成に適応するように適切に構成 すればよい。ブレードユニット２４は、平坦な側部３２を有し、本体の平坦な隆 起部３０に対して支持されている。各平坦側部３２に対向するように、平坦な切 り取り隅部３６が設けられている。隣接するブレードユニットにある第２の同様 な切り取り隅部３６は、前記第１の切り取り隅部３６に当接するか、あるいは隣 接するように設けられる。２つのブレードユニット２４は、各三角状嵌挿部２８ 内の定位置に保持されるように、前記本体の平坦な***部に対して支持される。 ブレードユニット２４は、マシンネジあるいはマシンボルト２６等の結合手段 によって、カッターヘッドインサート本体２２のタップ及びねじ切りされた収容 孔部（図示省略）に固定されている。ブレードユニット２４のボルト用孔部を位 置決めする際には、エッジ３８に圧力が加えられたときに、ボルト２６でその力 を受けるのではなく、嵌挿部に隣接する本体の平坦な***部３０に対してブレー ドユニット２４がくさびのように押圧されるようにすべきである。 前記切り取り隅部３６は、同一のカッターヘッドインサート本体内及び隣接す るカッターヘッドインサート本体内で、隣接するブレードユニットの切り取り隅 部と実際に当接あるいは接触してもよいが、相隣接するブレードユニットの間に は小さなスペースが存在することが好ましい。したがって、エッジ３８に圧力が 加えられたときに、その力が特定のブレードユニット２４がそのブレードユニッ トの嵌挿部に隣接するインサート本体の平坦な***部に対してくさびのように押 圧されることによってのみ支持される。例えば、各ブレードユニットは隣接する ブレードユニットとの間に約０．００５インチのギャップが生じるようにするこ とができる。螺旋状溝部に取り付けられたときに、隣接するカッターヘッドイン サート本体が当接する場合には、各ブレードユニットをカッターヘッドインサー ト本体の側縁部から約０．００２５インチ後退させて取り付ける。 図２の図示から分かるように、カッターヘッドインサートの体積の大部分はカ ッターヘッドインサート本体２２によって占められており、ブレードユニット２ ４はいくぶんかより小さな寸法で、カーバイド、セラミック、ダイヤモンド、高 コバルト合金、あるいは高速度鋼のような硬質材料で全体を形成することができ る。 ブレードユニットには、１つのエッジに沿って再研削の余地を与える***部を 設けてもよい。このような構成にあっては三角状ブレードの１つのエッジだけが 切削に用いられる。 あるいは、所望であれば、ブレードユニット２４の３つの三角状側部の各々を 鋭利なエッジ３８のように、鋭利なものとする構成をとってもよい。そのように すれば、１つの側のエッジが摩耗したら、ブレードユニット２４を緩めて１２０ 度回転させ再度取付け、未使用の面を使用できるようにして切れ味を鋭くするこ とができる。 エッジ３８は、カッターヘッドの螺旋形状に合致するように研削する必要はな く、単純に直線状のエッジとすることができる。このエッジは比較的短いので、 これをインサート本体２２の三角状嵌挿部２８に取付け、さらにカッターヘッド １０の溝部１７に装着すると、所望の螺旋形状に十分近似するように、適切な螺 旋形状を形成すべく配置される。ブレードユニット２４は、それぞれの三角状嵌 挿部２８に２つ配置されたときに、前記螺旋に近似する円形に研削された外径を 有するようにしてよい。前記嵌挿部は、ホルダーボルト開口部２０の各側面上に ある螺旋状曲線の弦と平行に向くように穿設され、それによって、螺旋状の弧が 近似される。より好ましくは、三角状嵌挿部２８をインサート本体２２に穿設し 、エッジ３８が仮想的に螺旋形状となるように配置する。さらに好ましくは、エ ッジ３８を真の螺旋に近似するように研削してもよい。 ブレードユニット２４はまた、三角形でなくともよい。ボルト２０と干渉しな い所望の形状とすることが好適である。しかし、一般には、三角状嵌挿部に隣接 するインサート本体の平坦な***部に平坦なエッジが当接して、切削動作の期間 中、負荷を受けるように構成し、配置することが好ましい。 エッジ３８の上面及び前面は、通常特に鋭利なエッジを有するように研削され る。これは、螺旋研削盤を用いて真の螺旋切削を行うことによって可能であり、 あるいは適当な向きで直線研削を行って階段状の螺旋エッジを形成し、それによ り近似させることもできる。三角状のブレードユニット２４には、カッターヘッ ドインサート本体２２に穿設された平坦な嵌挿部と係合する平坦な座が備えられ ている。 図３は、図２に示されているカッターヘッドインサートの拡大側面図である。 図４は、図２に示されているカッターヘッドインサートの拡大正面図である。図 ５は、各ブレードユニットの拡大斜視図である。 ブレードを従来のようなロウ付けではなく、機械的に取り付けることにより、 いくつかの利点が得られる。ブレードの交換が容易となるのもその一つである。 カッターヘッドインサート全体を交換あるいは再研削するのに対して、インサー ト本体２２は容易に新しいブレードユニットを取り付けることができる。また、 ブレードユニット２４を機械的に取り付けることにより、ロウ付けができない工 具エッジ材料や、ロウ付けによって取り付けることが困難であるかあるいは実際 的でなかった工具材料を利用することができる。また、ブレードユニットを機械 的に取り付けることにより、研削ができない工具エッジ材料や、工具インサート に取付け後に研削することが困難であるかあるいは実際的でなかった工具材料を 利用することができる。さらに、ブレードを機械的に取り付けることによって、 ロウ付けによるストレスやぬれ不良に関連した品質の問題が起きるのが防止され る。 作用にあっては、カッターヘッドのブレードユニットは、簡単に交換すること ができる。交換の際、カッターヘッドインサート本体２２は、カッターヘッドの 溝部の適切な位置に置いておくことができ、あるいはカッターヘッドインサート 全体を交換することもできる。マシンネジまたはマシンボルト２６は、簡単に緩 めてブレードユニット２４を取り外し、カッターヘッドインサート本体２２に交 換用ブレードユニット２４を取り付けることができる。新しいブレードユニット ２４は、その平坦側部３２が、ブレードユニットを適切な位置に保持する嵌挿部 に隣接する本体の平坦な***部３０に当接するように取り付けられる。隣り合う 切り取り隅部３６は同じように当接し、あるいはブレードの間に最小限の間隙が 生じるように隣接して配置される。隣り合うエッジは、ブレードユニット２４が 複数あることを考えると、ほぼ螺旋状の切削エッジを形成している。 図６に示す代替実施例にあっては、個々のブレードユニットは、それぞれのブ レードユニットを収容するように特別に改造されたカッターヘッドの内部に、直 接取り付けられる。 この技術分野の当業者であれば、この明細書の開示するところに対して、さま ざまな他の変更を加えることができ、また同様のことはこの発明の範囲内におい てなされることが分かるであろう。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年５月２２日（１９９８．５．２２） 【補正内容】 請求の範聞 １．産業用機械のカッターヘッドであって、複数の周方向に間隔を隔てた溝部を 有するほぼ円筒状の部分を備え、その溝部は前記円筒状部分の周縁からその円筒 状部分へ延在しているとともに、前記溝部は複数のブレードユニット取付け凹部 と、その取付け凹部に配置される着脱可能なブレードユニットと、それぞれの取 付け凹部に前記各着脱可能なブレードユニットを固定すべく構成された１つ以上 のブレードユニット結合手段とを備えており、 前記各ブレードユニットは、ブレードエッジと、ブレードユニットが配置され る取付け凹部に当接する少なくとも１つの平坦な側部とを有し、 各ブレードユニットは、そのブレードユニットが前記円筒状部分の取付け凹部 内に固定されたときに、そのブレードエッジが他の取付け凹部の他のブレードユ ニットと整列されてほぼ螺旋状のブレードを形成するように構成される カッターヘッド。 ２．各取付け凹部はブレードユニット結合手段を収容する孔部を有するように形 成されている請求の範囲第１項に記載のカッターヘッド。 ３．各取付け凹部はその取付け凹部を画成する側壁を備え、各ブレードユニット の平坦側部は前記ブレードユニットを収容する取付け凹部の側壁に当接する請求 の範囲第１項に記載のカッターヘッド。 ４．各ブレードユニットはほぼ三角状に形成されており、隣接するブレードユニ ットの同様の平坦側部と隣接する第２の平坦側部を備えている請求の範囲第１項 に記載のカッターヘッド。 ５．各取付け凹部はほぼ三角状に形成されており、各ブレードユニットはその取 付け凹部に嵌合するように対応して三角状に形成されている請求の範囲第１項に 記載のカッターヘッド。 ６．各ブレードユニットはブレードユニット結合手段を収容する孔部を有するよ うに形成されている請求の範囲第１項に記載のカッターヘッド。 ７．各取付け凹部は三角状に形成されており、前記取付け凹部を画成する第１及 び第２の側壁を備えている請求の範囲第１項に記載のカッターヘッド。 ８．各ブレードユニットはほぼ三角状に形成されており、そのブレードユニット を収容する取付け凹部の第１及び第２の側壁とそれぞれ隣接する第１及び第２の 側壁を備えている請求の範囲第７項に記載のカッターヘッド。 ９．各ブレードユニットはブレードエッジを有する第３の側壁をさらに備えてい る請求の範囲第８項に記載のカッターヘッド。 １０．各ブレードユニットは、隣り合うブレードユニットの同様の側壁に当接す る第４の側壁をさらに備えている請求の範囲第９項に記載のカッターヘッド。 １１．ブレードユニット取付け凹部に配置されるインサート本体と、前記ブレー ドユニット取付け凹部内に前記インサート本体を固定すべく構成されたインサー ト本体結合手段とを備え、前記ブレードユニット結合手段は前記インサート本体 に結合されて、複数のブレードユニットをそのインサート本体に固定している請 求の範囲第１項に記載のカッターヘッド。 １２．前記インサート本体はほぼ三角状の嵌挿部を含むように形成されており、 各ブレードユニットはその嵌挿部に嵌合するように対応して三角状に形成されて いる請求の範囲第１１項に記載のカッターヘッド。 １３．各三角状嵌挿部はその嵌挿部を画成する側壁を備え、各ブレードユニット の平坦側部は前記ブレードユニットを収容する嵌挿部の側壁に当接する請求の範 囲第１２項に記載のカッターヘッド。 １４．前記インサート本体は、前記ブレードユニット結合手段を収容する複数の 孔部を有するように形成されている請求の範囲第１２項に記載のカッターヘッド 。 １５．各ブレードユニットは、第１，第２及び第３の平坦側部を有し、それら各 平坦側部はブレードエッジを備えている請求の範囲第１１項に記載のカッターヘ ッド。 １６．各ブレードユニットはほぼ三角状に形成されており、隣接するブレードユ ニットの同様の平坦側部に当接する第２の平坦側部を備えている請求の範囲第１ １項に記載のカッターヘッド。 １７．各ブレードユニットはブレードユニット結合手段を収容する孔部を有する ように形成されている請求の範囲第１１項に記載のカッターヘッド。 １８．前記インサート本体は三角状嵌挿部を有するように形成されており、各嵌 挿部はその嵌挿部を画成する第１及び第２の側壁を備えている請求の範囲第１１ 項に記載のカッターヘッド。 １９．前記各ブレードユニットはほぼ三角状に形成されており、そのブレードユ ニットを収容する嵌挿部の第１及び第２の側壁とそれぞれ当接する第１及び第２ の側壁を備えている請求の範囲第１８項に記載のカッターヘッド。 ２０．前記各ブレードユニットはブレードエッジを有する第３の側壁をさらに備 えている請求の範囲第１９項に記載のカッターヘッド。 ２１．前記各ブレードユニットは、隣り合うブレードユニットの同様の側壁に当 接する第４の側壁をさらに備えている請求の範囲第２０項に記載のカッターヘッ ド。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，Ｈ Ｕ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 （３８）を備え、前記座ぐり孔と干渉しないようにする とともに、そのエッジが他のブレードユニットのエッジ と整列するように配設されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．産業用木工機械に用いられる着脱可能なカッターヘッドインサートであって 、そのカッターヘッドはほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッタ ーヘッド本体に向けて延在する複数の周方向に間隔を隔てた溝部と、その溝部に 前記カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段とを備え、 前記カッターヘッドインサートは、カッターヘッドインサート本体と２つのブ レードユニットとを有し、 前記カッターヘッドインサート本体は、 前記溝部に前記カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段を 収容する１つの孔部と、 前記２つのブレードユニットを固定するための２つのブレードユニット固定手 段と を有し、前記各ブレードユニットは少なくとも１つのエッジを有し、前記溝部に カッターヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容する孔部と干渉しな いように構成されるとともに、前記ブレードユニットがカッターヘッドの前記ブ レードユニット固定手段に固定されたときに、前記エッジがほぼ螺旋状のブレー ドを形成すべく他のインサート本体のブレードユニットのエッジと整列するよう に構成されている カッターヘッドインサート。 ２．前記インサート本体は平坦な***部を有し、前記ブレードユニットはそれぞ れ前記***部の１つと当接する平坦な側部を備えている請求の範囲第１項に記載 の装置。 ３．前記インサート本体は平坦な***部を有し、前記ブレードユニットはそれぞ れ三角状で、前記***部の１つと当接する平坦な側部を備えている請求の範囲第 １項に記載の装置。 ４．前記三角状のブレードユニットは３つの平坦な側部を備え、その各々は前記 インサート本体の切削位置に向きが合わされたときにブレードエッジとして機能 するように鋭利とされている請求の範囲第３項に記載の装置。 ５．前記インサート本体は平坦な***部を有し、前記ブレードユニットは切り取 り隅部を備えた三角状で、隣り合うブレードユニットが隣り合う切り取り隅部を 有するとともに、前記***部の１つと当接する平坦な側部を備えている請求の範 囲第１項に記載の装置。 ６．前記平坦な***部は、前記当接する切り取り隅部と対向するように前記イン サート本体に配置されている請求の範囲第５項に記載の装置。 ７．前記インサート本体は、２つの内方に対向する平坦部を有する***部を備え 、前記溝部にカッターヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容する孔 部は前記内方に面する平坦部の間に配置されている請求の範囲第１項に記載の装 置。 ８．前記ブレードユニットは、ダイヤモンド、セラミック、カーバイド、高コバ ルト合金、及び高速度鋼からなるグループから選択された材料で形成される請求 の範囲第１項に記載の装置。 ９．前記インサート本体は軟鋼から形成されている請求の範囲第１項に記載の装 置。 １０．前記溝部にカッターヘッドインサートを着脱可能に固定する手段を収容す る孔部は座ぐり孔であり、前記２つのブレードユニットを固定するための２つの ブレードユニット固定手段はボルト孔である請求の範囲第１項に記載の装置。 １１．前記２つのブレードユニットを固定するための２つのブレードユニット固 定手段は三角状嵌挿部を備え、前記ブレードユニットは三角状である請求の範囲 第１項に記載の装置。 １２．前記各ブレードユニットのエッジは再研削が可能となるように***されて いる請求の範囲第１項に記載の装置。 １３．産業用木工機械に用いられる着脱可能なカッターヘッドインサートであっ て、そのカッターヘッドはほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッ ターヘッド本体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに前記 着脱可能なカッターヘッドインサートを収容する複数の溝部と、その溝部に前記 カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段とを備え、 前記カッターヘッドインサートは、軟鋼で形成されたインサート本体と２つの 焼入れされたブレードユニットとを有し、 前記インサート本体は、 ２つの内方に対向する平坦部を有するように形成された三角状嵌挿部と、 前記溝部に前記内方に対向する平坦部の間で前記カッターヘッドインサートを 着脱可能に固定するための手段を収容する座ぐり孔と、 前記２つのブレードユニットを前記インサート本体に固定するための２つのボ ルト孔と を有し、 前記ブレードユニットは切り取り隅部を有する三角状であってそれぞれエッジ を備え、前記座ぐり孔と干渉しないようにするとともに、前記ブレードユニット が前記三角状嵌挿部に配置され前記ボルト孔にボルトによって固定され、それに よってカッターヘッドのインサート本体に固定されたときに、前記エッジがほぼ 螺旋状の刃を形成すべく、そのエッジが他のインサート本体のブレードユニット と整列するように配設されている カッターヘッドインサート。 １４．ほぼ円筒状の部分であって、その円筒状部分の周縁からカッターヘッド本 体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに前記着脱可能なカ ッターヘッドインサートを収容する複数の溝部を備えた円筒状部分と、 その溝部に前記カッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段と 、 それぞれが１つのインサート本体と２つのブレードユニットとを有する複数の カッターヘッドインサートと を備え、 前記インサート本体は、 前記溝部にカッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段を収容 する孔部と、 前記２つのブレードユニットを固定するための２つのブレードユニット固定手 段と を有し、 前記ブレードユニットはそれぞれエッジを備え、前記溝部にカッターヘッドイ ンサートを着脱可能に固定するための手段を収容する孔部と干渉しないようにす るとともに、 前記ブレードユニットが前記円筒状部分のブレードユニット固定手段に固定さ れたときに、前記エッジがほぼ螺旋状のブレードを形成すべく、そのエッジが他 のインサート本体のブレードユニットと整列するように配設されている 産業用木工機械用カッターヘッド。 １５．カッターヘッドが、ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッ ターヘッド本体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに、着 脱可能なカッターヘッドインサートを収容する複数の溝部と、その溝部に前記カ ッターヘッドインサートを着脱可能に固定するための手段とを備え、 前記着脱可能なカッターヘッドインサートを適所に配置する工程と、 そのカッターヘッドインサートからブレードユニットを取り外す工程と、 そのカッターヘッドインサートに交換用ブレードユニットを取り付ける工程と を備えた産業用木工機械のブレード交換方法。 １６．前記取り外し工程は、前記ブレードユニットを前記カッターヘッドインサ ートに固定する固定手段を緩める工程を備えている請求の範囲第１５項に記載の 方法。 １７．前記取付け工程は、前記カッターヘッドインサートに三角状のブレードユ ニットを挿入し、そのカッターヘッドインサートにブレードユニットを固定する 固定手段を締め付けて、前記ブレードユニットがカッターヘッドのブレードユニ ット固定手段に固定されるようにする工程を有している請求の範囲第１５項に記 載の方法。 １８．前記ブレードユニットの平坦面を前記インサート本体の平坦な***部に対 して付勢することによって、前記ブレードユニットを適正な位置に固定する工程 を備えている請求の範囲第１５項に記載の方法。 １９．カッターヘッドが、ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッ ターヘッド本体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに、着 脱可能なカッターヘッドインサートを収容する複数の溝部とを備え、 前記着脱可能なカッターヘッドインサートを適所に配置する工程と、 前記カッターヘッドインサートにブレードユニットを固定しているネジを緩め て、そのカッターヘッドインサートからブレードユニットを取り外す工程と、 前記カッターヘッドのカッターヘッドインサートに固定されたブレードユニッ トがほぼ螺旋状のブレードを形成するように、三角状のブレードユニットをカッ ターヘッドインサートに挿入し、そのブレードユニットの平坦面を前記インサー ト本体の平坦な***部に対して付勢し、そのブレードユニットをカッターヘッド インサートに固定するネジを締め付けることによって、そのカッターヘッドイン サートに交換用ブレードユニットを取り付ける工程と を備えた産業用木工機械のブレード交換方法。 ２０．ブレードエッジと、 平坦側部と、 隣り合うブレードユニットが隣接する切り取り隅部と対向する平坦側部とを有 するように、前記平坦側部に対向する切り取り隅部と、 取付け孔部と を備えた螺旋状カッターヘッドのカッターヘッドインサートに用いられるブレー ドユニット。 ２１．前記ブレードユニットは３つの鋭利な側部を有し、その各々はインサート 本体上で切削位置に向きが合わされたときにブレードエッジとして機能すること ができる請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２２．前記ブレードユニットは、ダイヤモンド、セラミック、カーバイド、高コ バルト合金、及び高速度鋼からなるグループから選択された材料で形成される請 求の範囲第２０項に記載の装置。 ２３．前記各ブレードユニットのエッジは再研削が可能となるように***されて いる請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２４．ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッターヘッド本体に向 けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに前記着脱可能なカッター ヘッドインサートを収容し、複数のブレードユニット取付け凹部を備えた複数の 溝部と、前記着脱可能なブレードユニットをそれぞれ前記溝部の各取付け凹部に 着脱可能に固定する手段とを備え、前記ブレードユニット取付け凹部は、 前記溝部の各取付け凹部にブレードユニットを着脱可能に固定するための手段 を収容する孔部と、 少なくとも１つの平坦な***部と を有し、 前記ブレードユニットはそれぞれ少なくとも１つのエッジを備え、カッターヘ ッドの前記ブレードユニット固定手段に前記ブレードユニットが固定されたとき にほぼ螺旋状のブレードを形成すべく、そのエッジが他の取付け凹部のブレード ユニットのエッジと整列するように配設され、前記ブレードユニットはそれぞれ 、前記ブレードユニット取付け凹部の平坦な***部の１つに当接する平坦側部を 有している 産業用木工機械用カッターヘッド。 ２５．前記取付け凹部は平坦な***部を有し、前記ブレードユニットはそれぞれ 三角状で、前記平坦な***部の１つと当接するような平坦側部を有している請求 の範囲第２４項に記載の装置。 ２６．前記三角状のブレードユニットは３つの平坦側部を有し、その各々は前記 取付け凹部上で切削位置に向きが合わされたときに切削エッジとして機能する請 求の範囲第２５項に記載の装置。 ２７．前記取付け凹部は平坦な***部を有し、前記ブレードユニットは切り取り 隅部を有する三角状であり、隣接するブレードユニットが隣接する切り取り隅部 を有するとともに、前記平坦な***部の１つと当接する平坦側部を備えている請 求の範囲第２４項に記載の装置。 ２８．前記平坦な***部は前記取付け凹部上に配置され、前記当接する切り取り 隅部と対向するようになっている請求の範囲第２７項に記載の装置。 ２９．前記取付け凹部は２つの内方に対向する平坦部を有する***部を備え、前 記溝部に前記ブレードユニット取付け凹部を着脱可能に固定する手段を収容する 前記孔部は前記内方に対向する平坦部の間に配置されている請求の範囲第２４項 に記載の装置。 ３０．前記ブレードユニットは、ダイヤモンド、セラミック、カーバイド、高コ バルト合金、及び高速度鋼からなるグループから選択された材料で形成される請 求の範囲第２４項に記載の装置。 ３１．前記カッターヘッドは軟鋼で形成されている請求の範囲第２４項に記載の 装置。 ３２．前記ブレードユニットを固定するブレードユニット固定手段はボルト孔で ある請求の範囲第２４項に記載の装置。 ３３．前記ブレードユニットを固定するブレードユニット固定手段は三角状嵌挿 部を備え、前記ブレードユニットは三角状である請求の範囲第２４項に記載の装 置。 ３４．前記各ブレードユニットのエッジは再研削が可能となるように***されて いる請求の範囲第２４項に記載の装置。 ３５．ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッターヘッド本体に向 けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに前記着脱可能なカッター ヘッドインサートを収容し、複数の着脱可能なブレードユニット取付け凹部を備 えた複数の溝部と、前記着脱可能なブレードユニットをそれぞれ前記溝部の各取 付け凹部に着脱可能に固定する手段とを備え、前記ブレードユニット取付け凹部 は、 ２つの内方に対向する平坦部を有するように形成された三角状嵌挿部と、 前記ブレードユニットを前記取付け凹部に固定するためのボルト孔と を備え、 前記ブレードユニットは切り取り隅部を有する三角状であってそれぞれエッジ と平坦側部とを備え、前記座ぐり孔と干渉しないようにするとともに、 前記ブレードユニットが前記三角状嵌挿部に配置され、平坦側部が前記平坦な ***部の１つに当接しつつ前記ボルト孔にボルトによって固定され、それによっ てカッターヘッドの前記取付け凹部に固定されたときにほぼ螺旋状のブレードを 形成すべく、そのエッジが他の取付け凹部のブレードユニットと整列するように 配設されている 産業用木工機械のカッターヘッド。 ３６．ほぼ円筒状の部分であって、その円筒状部分の周縁からその円筒状部分に 向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに、複数の着脱可能なブ レードユニット取付け凹部を備えた複数の溝部を有する円筒状部分と、 前記溝部の各取付け凹部に前記着脱可能なブレードユニットをそれぞれ着脱可 能に固定する手段と、 それぞれが取付け凹部とブレードユニットとを有する複数のブレードユニット 取付け凹部と を備え、前記取付け凹部は、 前記ブレードユニットを着脱可能に固定するための手段を収容する孔部と、 前記ブレードユニットを固定するためのブレードユニット固定手段と を有し、 前記ブレードユニットはそれぞれエッジと前記ブレードユニット固定手段と当 接する少なくとも１つの平坦側部とを備え、前記ブレードユニットが前記円筒状 部分のブレードユニット固定手段に固定されたときにほぼ螺旋状のブレードを形 成すべく、そのエッジが他の取付け凹部のブレードユニットと整列するように配 設されている 産業用木工機械のカッターヘッド。 ３７．カッターヘッドが、ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッ ターヘッド本体に向けて延在する複数の周方向に間隔を隔てて設けられた溝部と を備え、 前記溝部は複数の着脱可能なブレードユニット取付け凹部を備え、着脱可能な ブレードユニットを収容するようになっており、 そのブレードユニット取付け凹部からブレードユニットを取り外す工程と、 そのブレードユニット取付け凹部に交換用ブレードユニットを取り付ける工程 と を備えた産業用木工機械に用いられるカッターヘッドのブレード交換方法。 ３８．前記取り外し工程は、前記ブレードユニットを前記ブレードユニット取付 け凹部に固定する固定手段を緩める工程を備えている請求の範囲第３７項に記載 の方法。 ３９．前記取付け工程は、前記ブレードユニット取付け凹部に三角状のブレード ユニットを挿入し、そのブレードユニット取付け凹部にブレードユニットを固定 する固定手段を締め付けて、前記ブレードユニットが前記カッターヘッドのブレ ードユニット固定手段に固定されたときにほぼ螺旋状のブレードを形成するよう にする工程を有している請求の範囲第３７項に記載の方法。 ４０．前記ブレードユニットの平坦面を前記取付け凹部の平坦な***部に対して 付勢することによって、前記ブレードユニットを適正な位置に固定する工程を備 えている請求の範囲第３７項に記載の方法。 ４１．カッターヘッドが、ほぼ円筒状の部分と、その円筒状部分の周縁からカッ ターヘッド本体に向けて延在し、周方向に間隔を隔てて設けられるとともに、複 数の着脱可能なブレードユニット取付け凹部を備えて着脱可能なブレードユニッ トを収容する複数の溝部とを備え、 前記ブレードユニット取付け凹部にブレードユニットを固定しているネジを緩 めて、そのブレードユニット取付け凹部からブレードユニットを取り外す工程と 、 前記カッターヘッドのブレードユニット取付け凹部に固定されたブレードユニ ットがほぼ螺旋状のブレードを形成するように、三角状のブレードユニットを前 記ブレードユニット取付け凹部に挿入し、そのブレードユニットの平坦面を前記 取付け凹部の平坦な***部に対して付勢し、そのブレードユニットを前記ブレー ドユニット取付け凹部に固定するネジを締め付けることによって、そのブレード ユニット取付け凹部に交換用ブレードユニットを取り付ける工程と を備えた産業用木工機械に用いられるカッターヘッドのブレード交換方法。