JP2000357927A - リニアライザ - Google Patents

リニアライザ

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JP2000357927A
JP2000357927A JP11171283A JP17128399A JP2000357927A JP 2000357927 A JP2000357927 A JP 2000357927A JP 11171283 A JP11171283 A JP 11171283A JP 17128399 A JP17128399 A JP 17128399A JP 2000357927 A JP2000357927 A JP 2000357927A
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linearizer
circuit
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寿俊 高橋
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
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    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の小型化、軽量化を図り、かつ消費電力
の発生を抑制すると共に、入出力調整を容易にする。 【解決手段】 開示されるリニアライザは、第1の抵抗
1と第2の抵抗2とが直列接続されると共に、その第1
及び第2の抵抗1、2の接続点4に第3の抵抗3が接続
され、この第3の抵抗3に可変抵抗素子としてのFET
5が接続され、このFET5とグランドとの間にリアク
タンス素子としてのインダクタ6が接続され、第1、第
2、第3の抵抗1〜3及びFET5によりT型アッテネ
ータを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リニアライザに
係り、詳しくは、被補償回路の前段に接続されてこの被
補償回路の入出力特性を補償するリニアライザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯用通信機器、衛星通信機器等
のマイクロ波帯における移動体通信機器が広く普及して
きているが、このような移動体通信機器に用いられる高
周波増幅器は、特に低歪特性が要求される。しかしなが
ら、この種の高周波増幅器は一般に、入力電力レベルが
飽和領域に近づくにつれて利得が減少すると共に通過位
相が正側に回ってしまう(位相が進む)という非線形性
を示すので、このままでは低歪化は困難となる。ここ
で、高周波増幅器を構成する増幅素子としては、高周波
領域において高速動作及び高効率動作が可能な、電界効
果型トランジスタ(Field Effect Transistor;FET)の一
種である化合物半導体を用いた金属半導体トランジスタ
(Metal Semiconductor Transistor;MES)が広く用いら
れている。
【0003】上述のような高周波増幅器の低歪化を実現
するために、従来から、その高周波増幅器とは逆の特性
である、入力電力レベルに対して利得が増加すると共に
通過位相が負側に回る(位相が遅れる)特性を示す補償
回路、いわゆるリニアライザを高周波増幅器の前段に接
続して、高周波増幅器の非線形性を補償することが行わ
れている。図6は、そのような高周波増幅器(被補償回
路)の非線形性をリニアライザ(補償回路)によって補
償する原理を説明する図である。増幅素子としてFET
51を用いた高周波増幅器50の前段にはリニアライザ
60が接続されている。FET51はソース電極51S
が接地されたソース接地で用いられて、そのゲート電極
51Gにはゲート電源(例えば、−0.2〜−0.1
v)52を通じてゲート抵抗53が接続されると共に、
そのドレイン電極51Dにはドレイン電源(例えば、+
5.0〜+7.0v)54を通じてインダクタ55が接
続されている。
【0004】上述の構成で、高周波増幅器50は、入力
電力(横軸)Pinと利得Gとの関係で、図7(a)に示
すように、入力電力レベルが飽和領域に近づくにつれて
利得Gが減少する特性を示している。したがって、高周
波増幅器50と逆の特性である、図7(b)に示すよう
に、入力電力レベルが飽和領域に近づくにつれて利得G
が増加する特性を示すリニアライザ60を高周波増幅器
50の前段に接続することにより、その総合利得特性は
図7(c)で示すようにリニアな特性となる。
【0005】一方、高周波増幅器50は、入力電力Pin
と通過位相Pとの関係で、図8(a)に示すように、入
力電力レベルが飽和領域に近づくにつれて通過位相Pが
正側に回る位相を示している。したがって、高周波増幅
器50と逆の特性である、図8(b)に示すように、入
力電力レベルが飽和領域に近づくにつれて通過位相Pが
負側に回る通過位相を示すリニアライザ60を高周波増
幅器50の前段に接続することにより、その総合通過位
相は図8(c)で示すようなリニアな特性となる。 そ
れゆえ、被補償回路である高周波増幅器50の非線形性
を補償回路であるリニアライザ60によって補償するこ
とができる。これによって、高周波増幅器50の低歪化
が容易となる。
【0006】従来のリニアライザとして、例えば、
(財)電子情報通信学会発行、「信学技法」、MW94
−133、ICD94−208(1995−01)、第
25〜第29頁、「フィードバック素子を装荷したGa
AsFETによる簡易型リニアライザ」、に開示され
た、図5に示されるような構成のものが使用されてい
る。同文献に示されたリニアライザ60は、同図に示す
ように、ソース接地型のFET40が用いられて、その
ゲート電極40Gが入力端子となると共に、ドレイン電
極40Dが出力端子となり、そのソース電極40SとG
ND(グランド)との間にはインダクタ41が接続され
ている。
【0007】上述の構成のリニアライザ60によれば、
FET40を能動素子として動作させることにより、非
線形領域における相互コンダクタンスgm及びドレイン
コンダクタンスgdの非線形性と、インダクタ41とを
利用することで、入力電力レベルが飽和領域に近づくに
つれて利得を増加させると共に通過位相を遅れさせて、
後段の高周波増幅器50の非線形性を補償するようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記文献記
載のリニアライザでは、FETを能動素子として使用し
ているので、消費電力が発生する、という問題がある。
すなわち、従来のリニアライザ60では、FET40を
能動素子として動作させることにより、非線形領域にお
ける相互コンダクタンスgm及びドレインコンダクタン
スgdの非線形性を得ているため、消費電力の発生が避
けられないので、電源の利用率が悪くなる。
【0009】また、上記文献記載のリニアライザでは、
リニアライザ単体では入出力インピーダンスが悪いため
に、このままでは反射特性が悪くなり、さらに、回路構
成上入力電力レベルに対して入出力インピーダンスが大
きく変化するので、反射特性の劣化を招く、という問題
がある。それゆえ、入出力端子にアイソレータ回路等の
整合回路を接続しなければならなくなり、回路規模等が
大きくなるのが避けられない。その結果、リニアライザ
及び高周波増幅器を組み込んだ回路(電子機器)の小型
化及び軽量化が困難になるだけでなく、各回路間での調
整が必要になるため、コストアップになるという不都合
が生ずる。
【0010】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、回路の小型化、軽量化を図り、かつ消費電力の
発生を抑制すると共に、入出力調整を容易にすることが
できるようにしたリニアライザを提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、被補償回路の入出力特性と
略逆の特性を有し、上記被補償回路の前段に接続されて
該被補償回路の特性を補償するリニアライザに係り、可
変抵抗素子とグランドとの間にリアクタンス素子を接続
し、上記可変抵抗素子の他端にT型アッテネータのシャ
ント側を接続したことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、被補償回路の入出
力特性と略逆の特性を有し、上記被補償回路の前段に接
続されて該被補償回路の特性を補償するリニアライザに
係り、可変抵抗素子とグランドとの間にリアクタンス素
子を接続し、上記可変抵抗素子の他端にπ型アッテネー
タのシャント側を接続したことを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、被補償回路の入出
力特性と略逆の特性を有し、上記被補償回路の前段に接
続されて該被補償回路の特性を補償するリニアライザに
係り、第1の抵抗と第2の抵抗とが直列接続されると共
に該第1及び第2の抵抗の接続点に第3の抵抗が接続さ
れ、該第3の抵抗に可変抵抗素子が接続され、該可変抵
抗素子とグランドとの間にリアクタンス素子が接続さ
れ、上記第1及び第2の抵抗の非接続端がそれぞれ入力
端子及び出力端子として用いられることを特徴としてい
る。
【0014】請求項4記載の発明は、被補償回路の入出
力特性と略逆の特性を有し、上記被補償回路の前段に接
続されて該被補償回路の特性を補償するリニアライザに
係り、第1の抵抗と、第2の抵抗と第3の抵抗との直列
回路とが並列接続され、上記第2及び第3の抵抗の接続
点に可変抵抗素子が接続され、該可変抵抗素子とグラン
ドとの間にリアクタンス素子が接続され、上記第1の抵
抗の両端がそれぞれ入力端子及び出力端子として用いら
れることを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1に記載のリニアライザに係り、上記可変抵抗
素子は非線形素子からなることを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載のリ
ニアライザに係り、上記非線形素子とグランドとの間に
リアクタンス素子が接続されていることを特徴としてい
る。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載のリニアライザに係り、上記非線形素子として金属半
導体トランジスタを用いることを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載のリ
ニアライザに係り、上記金属半導体トランジスタのゲー
ト電極に該金属半導体トランジスタが飽和領域で動作す
るようなバイアス電圧を印加し、該金属半導体トランジ
スタの動作時の非線形性を利用することを特徴としてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて
具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるリニアライザの構
成を示す回路図、図2は同リニアライザにより得られる
入出力特性図、図3は同リニアライザにより得られる反
射損失特性図である。この例のリニアライザ10は、図
1に示すように、第1の抵抗1と第2の抵抗2とが直列
接続されると共にその第1及び第2の抵抗1、2の接続
点4に第3の抵抗3が接続され、この第3の抵抗3に可
変抵抗素子としてのFET5が接続され、このFET5
とグランド(GND)との間にリアクタンス素子として
のインダクタ6が接続され、第1及び第2の抵抗1、2
の非接続端をそれぞれ入力端子7及び出力端子8として
用いられる。FET5としては、高周波領域において高
速動作及び高効率動作が可能な、化合物半導体を用いた
金属半導体トランジスタが用いられる。
【0020】上述のリニアライザ10は、第1の抵抗
1、第2の抵抗2、第3の抵抗3及びFET5により、
いわゆるT型のアッテネータ(Attenuator;減衰器)を
構成していて、このT型アッテネータのシャント側にF
ET5が接続されている。このように、T型アッテネー
タを構成することにより、反射特性が良好になり、かつ
入力電力レベルの変化に対する反射も小さくなるという
効果が得られる。
【0021】FET5は非線形性を示す素子として用い
られるように、そのゲート電極5GにはFET5が飽和
領域で最適な動作をするような大きさのゲートバイアス
電圧Vgが、ゲート抵抗9を通じて印加される。ここ
で、第1及び第2の抵抗1、2の抵抗値R1、第3の抵
抗3の抵抗値R2及びFET5のゲートバイアス電圧V
gは、それぞれ次のような範囲に設定される。 R1:10〜20Ω R2:0.01〜100Ω Vg:0〜−1v また、FET5のゲート幅Wgは、50〜400μmに
設定される。
【0022】FET5のゲートバイアス電圧Vgを上述
した範囲に設定することにより、FET5を飽和領域で
最適な動作をさせることができる。飽和領域では、FE
T5の内部抵抗値が増加するので、このFET5により
構成されているT型アッテネータのシャント抵抗も増加
する。この結果、通過損失は減少する(すなわち、利得
が増加する)ようになるので、入力電力レベルが上がる
と利得は増加することになる。
【0023】すなわち、入力端子7に入力された信号
は、入力電力レベルが小さい場合は第1及び第2の抵抗
1、2の抵抗値R1とFET5の内部抵抗値で決まる減
衰量分だけ減衰して出力端子8に出力される。この場合
の利得は一定になる。しかし、入力電力レベルが増加し
てFET5の飽和領域に近づくにつれて、FET5の非
線形性により内部抵抗値が増加する。一般に、減衰量は
アッテネータのスルー側の抵抗値R1が一定でシャント
側抵抗値(抵抗値R2とFET5の内部抵抗値)が増加
すると減るので、入力電力レベルの増加によるFET5
の内部抵抗値の増加に伴って利得が増加する特性が得ら
れる。
【0024】一方、通過位相に関しては、FET5の内
部抵抗値が増加することにより、入力電力レベルに応じ
て位相が変化して、遅れる(負側に回る)ようになる。
すなわち、相互コンダクタンスgm及びゲート・ソース
間容量Cgsの非線形性により通過位相が負側に変化す
る。また、リアクタンス素子としてのインダクタ6の値
を変化させることで、第1の抵抗1と第2の抵抗2との
接続点4からGNDを見たときのインピーダンスが変化
するので、さらに歪量(利得増加、通過位相遅れ)を調
整することが可能になる。
【0025】また、反射特性に関しては、反射が小さく
なるインピーダンスは、T型のアッテネータを構成して
いる第1の抵抗1、第2の抵抗2、第3の抵抗3及びF
ET5の内部抵抗値によって決定されるので、これらの
値を最適な範囲に設定することにより、良好な値を得る
ことができる。さらに、消費電力に関しては、FET5
を受動素子として使用するために、ドレイン・ソース間
電圧Vds=0に設定しているので、消費電力の発生を
略0に抑えることができる。
【0026】図2は、この例で得られたリニアライザ1
0の入出力特性のシュミレーション結果を示している。
同図において、左軸は利得Gを示し、右軸は通過位相P
を示している。同図から明らかなように、入力電力レベ
ルが飽和領域に近づくにつれて利得Gが増加する特性が
得られると共に、通過位相Pが負側に回る特性が得られ
る。それゆえ、この例のリニアライザ10を被補償回路
である高周波増幅器の前段に接続することにより、高周
波増幅器の非線形性を補償することができるので、高周
波増幅器の低歪化が容易となる。
【0027】図3は、この例で得られたリニアライザ1
0の反射損失特性のシュミレーション結果を示してい
る。同図は、入力電力レベルに対する反射損失特性を、
いわゆるスミスチャート上にプロットしたものである。
入出力インピーダンス部12がチャートの略中心位置に
プロットされていて、良好な反射損失特性が得られたこ
とを示している。なお、この例により得られた図2及び
図3の特性は、次のような設定条件で得られた。 R1:16Ω R2:6Ω Vg:−0.5v Wg:100μm
【0028】このように、この例の構成によれば、第1
の抵抗1と第2の抵抗2とが直列接続されると共にその
第1及び第2の抵抗1、2の接続点4に第3の抵抗3が
接続され、この第3の抵抗3に可変抵抗素子としてのF
ET5が接続され、このFET5とグランド(GND)
との間にリアクタンス素子としてのインダクタ6が接続
され、第1、第2、第3の抵抗1〜3及びFET5によ
りT型アッテネータを構成するようにしたので、小型な
回路構成で被補償回路の非線形性を補償することができ
る。したがって、回路の小型化、軽量化を図り、かつ消
費電力の発生を抑制すると共に、入出力調整を容易にす
ることができる。
【0029】◇第2実施例 図4は、この発明の第2実施例であるリニアライザの構
成を示す回路図である。この例のリニアライザの構成
が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところ
は、いわゆるπ型のアッテネータを構成するようにした
点である。この例のリニアライザ20は、同図に示すよ
うに、第1の抵抗21と、第2の抵抗22と第3の抵抗
23との直列回路とが並列接続され、第2及び第3の抵
抗22、23の接続点24に可変抵抗素子としてのFE
T5が接続され、このFET5とグランド(GND)と
の間にリアクタンス素子としてのインダクタ6が接続さ
れ、第1の抵抗21の両端がそれぞれ入力端子7及び出
力端子8として用いられる。
【0030】ここで、この例のリニアライザ20は、第
1の抵抗21、第2の抵抗22、第3の抵抗23及びF
ET5により、いわゆるπ型のアッテネータを構成して
いて、このπ型アッテネータのシャント側にFET5が
接続されている。
【0031】この例においては、第1及び第2の抵抗2
1、22の抵抗値R10、第3の抵抗23の抵抗値R2
0及びFET5のゲートバイアス電圧Vgは、それぞれ
次のような範囲に設定されて使用される。 R10:20〜50Ω R20:100〜200Ω Vg:0〜−1v Wg:50〜400μm FET5のゲートバイアス電圧Vgを上述した範囲に設
定することにより、第1実施例と略同様な動作を行わせ
ることができる。それゆえ、第1実施例で得られた図2
及び図3に示したような入出力特性図及び反射損失特性
図と略同様な特性を得ることができる。これ以外は、上
述した第1実施例と略同様である。それゆえ、図4にお
いて、図1の構成部分と対応する部分には、同一の番号
を付してその説明を省略する。
【0032】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様な効果を得ることが
できる。
【0033】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、可変抵抗
素子としてはFETに限らずに、バイポーラ型トランジ
スタ、ダイオード等の非線形素子を用いることができ
る。また、リアクタンス素子としては、インダクタに限
ることなく、キャパシタなどの他の非線形素子を用いる
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のリニア
ライザによれば、第1の抵抗と第2の抵抗とが直列接続
されると共にその第1及び第2の抵抗の接続点に第3の
抵抗が接続され、この第3の抵抗に可変抵抗素子が接続
され、この可変抵抗素子とグランドとの間にリアクタン
ス素子が接続され、第1、第2、第3の抵抗及びFET
によりT型アッテネータを構成するようにしたので、小
型な回路構成で被補償回路の非線形性を補償することが
できる。また、この発明のリニアライザによれば、第1
の抵抗と、第2の抵抗と第3の抵抗との直列回路とが並
列接続され、第2及び第3の抵抗の接続点に可変抵抗素
子が接続され、この可変抵抗素子とグランドとの間にリ
アクタンス素子が接続され、第1、第2、第3の抵抗及
びFETによりπ型アッテネータを構成するようにした
ので、小型な回路構成で被補償回路の非線形性を補償す
ることができる。したがって、回路の小型化、軽量化を
図り、かつ消費電力の発生を抑制すると共に、入出力調
整を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるリニアライザの構
成を示す回路図である。
【図2】同リニアライザにより得られる入出力特性図で
ある。
【図3】同リニアライザにより得られる反射損失特性図
である。
【図4】この発明の第2実施例であるリニアライザの構
成を示す回路図である。
【図5】従来のリニアライザの構成を示す回路図であ
る。
【図6】リニアライザによって被補償回路の非線形性を
補償する原理を説明する図である。
【図7】リニアライザによって被補償回路の非線形性を
補償する原理を説明する図である。
【図8】リニアライザによって被補償回路の非線形性を
補償する原理を説明する図である。
【符号の説明】
1、21 第1の抵抗 2、22 第2の抵抗 3、23 第3の抵抗 4、24 接続点 5 FET(可変抵抗素子) 5G ゲート電極 5S ソース電極 5D ドレイン電極 6 インダクタ(リアクタンス素子) 7 入力端子 8 出力端子 9 ゲート抵抗 10、20 リニアライザ 12 入出力インピーダンス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA04 AA41 CA25 CA26 CA36 CA71 CA73 CA75 CA92 FA08 GN03 GN11 HA09 HA25 HA26 HA27 HA33 HN14 KA23 KA29 KA48 MA08 MA22 SA14 TA01 TA02 TA05 5J098 AA03 AA11 AA16 AB34 AC05 AC09 AC14 AC21 AC27 AD15 AD25 CA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被補償回路の入出力特性と略逆の特性を
    有し、前記被補償回路の前段に接続されて該被補償回路
    の特性を補償するリニアライザであって、 可変抵抗素子とグランドとの間にリアクタンス素子を接
    続し、前記可変抵抗素子の他端にT型アッテネータのシ
    ャント側を接続したことを特徴とするリニアライザ。
  2. 【請求項2】 被補償回路の入出力特性と略逆の特性を
    有し、前記被補償回路の前段に接続されて該被補償回路
    の特性を補償するリニアライザであって、 可変抵抗素子とグランドとの間にリアクタンス素子を接
    続し、前記可変抵抗素子の他端にπ型アッテネータのシ
    ャント側を接続したことを特徴とするリニアライザ。
  3. 【請求項3】 被補償回路の入出力特性と略逆の特性を
    有し、前記被補償回路の前段に接続されて該被補償回路
    の特性を補償するリニアライザであって、 第1の抵抗と第2の抵抗とが直列接続されると共に該第
    1及び第2の抵抗の接続点に第3の抵抗が接続され、該
    第3の抵抗に可変抵抗素子が接続され、該可変抵抗素子
    とグランドとの間にリアクタンス素子が接続され、前記
    第1及び第2の抵抗の非接続端がそれぞれ入力端子及び
    出力端子として用いられることを特徴とするリニアライ
    ザ。
  4. 【請求項4】 被補償回路の入出力特性と略逆の特性を
    有し、前記被補償回路の前段に接続されて該被補償回路
    の特性を補償するリニアライザであって、 第1の抵抗と、第2の抵抗と第3の抵抗との直列回路と
    が並列接続され、前記第2及び第3の抵抗の接続点に可
    変抵抗素子が接続され、該可変抵抗素子とグランドとの
    間にリアクタンス素子が接続され、前記第1の抵抗の両
    端がそれぞれ入力端子及び出力端子として用いられるこ
    とを特徴とするリニアライザ。
  5. 【請求項5】 前記可変抵抗素子は非線形素子からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の
    リニアライザ。
  6. 【請求項6】 前記非線形素子とグランドとの間にリア
    クタンス素子が接続されていることを特徴とする請求項
    5記載のリニアライザ。
  7. 【請求項7】 前記非線形素子として金属半導体トラン
    ジスタを用いることを特徴とする請求項5又は6記載の
    リニアライザ。
  8. 【請求項8】 前記金属半導体トランジスタのゲート電
    極に該金属半導体トランジスタが飽和領域で動作するよ
    うなバイアス電圧を印加し、該金属半導体トランジスタ
    の動作時の非線形性を利用することを特徴とする請求項
    7記載のリニアライザ。
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