JP2000357596A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置

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JP2000357596A
JP2000357596A JP16684599A JP16684599A JP2000357596A JP 2000357596 A JP2000357596 A JP 2000357596A JP 16684599 A JP16684599 A JP 16684599A JP 16684599 A JP16684599 A JP 16684599A JP 2000357596 A JP2000357596 A JP 2000357596A
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洋史 小西
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晃弘 岸本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御すべき電力幅を広げずにダイナミックレ
ンジを保持しながら、始動から安定点灯にかけて、始動
点灯回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力の立
上がりを好適に改善する。 【解決手段】 高輝度放電ランプDLのランプ電圧およ
びランプ電流として、それぞれDC−DCコンバータ1
の出力電圧および出力電流を検出して検出信号S14,
S15を出力する電圧検出部14および電流検出部15
を有するとともに、電流検出部15からの検出信号を利
用して、始動点灯回路2のインピーダンスに起因して検
出信号S14に生じる成分を補正する電圧補正部16を
有し、この電圧補正部16により補正された検出補正信
号S16、および検出信号S15に応じて、出力制御信
号S19を生成してDC−DCコンバータ1に出力する
制御回路10を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルハライドな
どの高輝度放電ランプ(HIDランプ)の始動および点
灯を行う放電ランプ点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドなどの高輝度放電ランプ
は、ランプ温度が冷えていると、始動から安定点灯まで
の光出力の立上がりが遅くなるという特性を有してい
る。このため、このような高輝度放電ランプを車両用前
照ランプや液晶プロジェクタ用の光源として使用する場
合、通常、光出力の立上がりを改善するための種々の対
策が講じられる。
【0003】例えば、特開平4−141988号公報に
は、発光促進領域から定電力制御領域への移行時に、ラ
ンプ電圧に対する放電灯への供給電力の変化率を穏やか
にする電力変化率低減手段を備え、放電灯の光束が安定
するまでに要する時間を短縮するようにした車両用放電
灯の点灯回路が開示されている。
【0004】また、特開平9−82480号公報には、
ランプ電圧をその値に応じた値に変換して出力するラン
プ電圧変換手段と、ランプ電流を検出するランプ電流検
出手段と、これら各手段の出力信号を受けてランプ電力
供給手段を制御する電力制御手段とを備え、放電灯の点
灯開始時点から種々の制御領域に順次移行してランプ供
給電力を制御する放電灯点灯装置が記載されている。
【0005】これら公報には、ランプ電圧に対する必要
なランプ電流値が規定されており、いずれの公報に記載
の発明も、ランプ電圧−ランプ電流特性に発光促進領域
(制御領域)が定められ、ランプ電流のレベルを一時的
に増大させることにより光出力の立上がりを改善してい
る。しかしながら、これら公報に記載の方法では、ラン
プ電圧−ランプ電流の特性カーブを設定する回路が必要
となり、勢い回路が複雑になるという問題がある。
【0006】図7は簡単な回路構成で光出力の立上がり
を改善しうる従来の放電ランプ点灯装置の構成図であ
る。ただし、図7(b)〜(d)は、それぞれ図7
(a)における反転演算部の入力信号、出力信号および
電力指令演算部の出力信号の各波形図である。
【0007】図7に示す放電ランプ点灯装置は、直流電
源E、負荷としての高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2、電源電圧監視部5およ
び御回路10PAにより構成されている。ただし、直流電
源EとDC−DCコンバータ1との間に介設されている
SW1は電源スイッチである。
【0008】DC−DCコンバータ1は、バックブース
トまたはフライバック式などの回路により構成され、直
流電源Eの出力電圧を、これよりも低いレベルから高い
レベルの範囲内における所定(所望)レベルの直流電圧
に変換するものである。
【0009】始動点灯回路2は、DC−DCコンバータ
1と高輝度放電ランプDLとの間に介設され、DC−D
Cコンバータ1からの直流電力を用いて高輝度放電ラン
プDLの始動および点灯を行うもので、図7の例では、
DC−DCコンバータ1からの直流電力を交流電力に変
換して高輝度放電ランプDLに供給するインバータ3
と、始動時に高輝度放電ランプDLに高電圧を印加する
イグナイタ4とにより構成されている。
【0010】電源電圧監視部5は、電源スイッチSW1
がオンになって直流電源Eが投入されると、DC−DC
コンバータ1および制御回路10PAの双方に対して、点
灯許可信号S5を出力して動作を開始させるものであ
る。
【0011】制御回路10PAは、高輝度放電ランプDL
のランプ電圧およびランプ電流の検出を行い、これら検
出結果に応じてDC−DCコンバータ1の出力電力の制
御を行うもので、図7の例では、電力シフト指令発生部
11、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電圧
検出部14、電流検出部15、電流指令演算部17、最
大電流制限部18および誤差アンプ19により構成され
ている。以下、これら各部を原理的に説明する。
【0012】電力シフト指令発生部11は、DC−DC
コンバータ1に対して、始動時には光出力の立上がりを
改善すべく高輝度放電ランプDLの最大出力に対応する
電力を出力させる一方、安定点灯時には高輝度放電ラン
プDLの定格出力に対応する電力を出力させるための基
になる電力シフト量指令信号S11を生成するものであ
る。図7の例では、電力シフト指令発生部11には、図
7(b)に示す信号を生成すべく、電源電圧監視部5か
ら点灯許可信号S5が出力されるとオンになるスイッチ
SW11と、このスイッチSW11を介して図略の充電
回路からの電圧Vref が一端に印加される他端接地の抵
抗R111と、この抵抗R111と並列接続される直列
接続の抵抗R112およびコンデンサC111とが具備
されているとともに、抵抗R112およびコンデンサC
111の接続点から出力される図7(b)に示す信号を
反転させて図7(c)に示す電力シフト量指令信号S1
1を得て出力する反転演算部111が具備されている。
ただし、電力シフト指令発生部11は、始動直後のコン
デンサC111の両端電圧がゼロのとき、電力シフト量
指令信号S11が最大出力を越える所定値になるように
設定される。これにより、図7(c)に示すように、電
力シフト量指令信号S11は、スイッチSW11のオン
時点から所定時間TM1だけ最大出力のレベルを超える
ことになる。
【0013】電力指令演算部12は、図7(d)に示す
ように、電力シフト指令発生部11からの電力シフト量
指令信号S11に対して、高輝度放電ランプDLの定格
出力に対応する定格出力電力指令信号を加えて出力電力
指令信号S12を生成して出力するものである。
【0014】最大電力制限部13は、電力指令演算部1
2からの出力電力指令信号S12を高輝度放電ランプD
Lの最大出力以下に制限して(制限付き)出力電力指令
信号S13として出力するものである。これにより、電
圧検出部14は、高輝度放電ランプDLのランプ電圧と
して、DC−DCコンバータ1の出力電圧を検出して検
出信号S14を出力するものである。
【0015】電流検出部15は、高輝度放電ランプDL
のランプ電流として、DC−DCコンバータ1の出力電
流を電圧で検出して検出信号S15を出力するものであ
る。
【0016】電流指令演算部17は、最大電力制限部1
3からの所望するランプ電力に相当する出力電力指令信
号S13を電圧検出部14からのランプ電圧に相当する
検出信号S14で除算してランプ電流に相当する出力電
流指令信号S17を得て出力するものである。
【0017】最大電流制限部18は、電流指令演算部1
7からの出力電流指令信号S17を所定の最大電流のレ
ベル以下に制限して(制限付き)出力電流指令信号S1
8として出力するものである。
【0018】誤差アンプ19は、電流検出部15からの
検出信号S15と最大電流制限部18からの基準となる
出力電流指令信号S18とを比較して、この出力電流指
令信号S18に対する検出信号S15の誤差量に応じた
出力制御信号S19を生成してDC−DCコンバータ1
に出力するものである。
【0019】次に、上記構成の放電ランプ点灯装置の動
作を概説する。電源スイッチSW1がオンになると、電
源電圧監視部5から点灯許可信号S5が出力され、これ
により、DC−DCコンバータ1および制御回路10PA
の双方が起動する。
【0020】制御回路10PAが起動、すなわちスイッチ
SW11がオンになると、電力シフト指令発生部11に
より電力シフト量指令信号S11が生成されて出力され
る。この電力シフト量指令信号S11は、電力指令演算
部12で定格出力電力指令信号が加えられて出力電力指
令信号S12になり、最大電力制限部13で制限を受け
て出力電力指令信号S13になる。
【0021】他方、電圧検出部14および電流検出部1
5によりDC−DCコンバータ1の出力電圧および出力
電流がそれぞれ高輝度放電ランプDLのランプ電圧およ
びランプ電流として検出されて検出信号S14,S15
が出力される。
【0022】これら検出信号S14,S15のうち、検
出信号S14(の値)は、先の出力電力指令信号S13
(の値)とともに電流指令演算部17に取り込まれ、除
算処理に使用されて出力電流指令信号S17が生成され
る。この出力電流指令信号S17は最大電流制限部18
で制限を受けて出力電流指令信号S18になる。
【0023】検出信号S14,S15のうち、検出信号
S15は、出力電流指令信号S18とともに誤差アンプ
19に取り込まれ、出力電流指令信号S18に対する検
出信号S15の誤差分が増幅されて出力制御信号S19
としてDC−DCコンバータ1に出力される。
【0024】これにより、DC−DCコンバータ1は、
始動時点から所定時間TM1だけ最大出力に対応する電
力を出力することとなり、光出力の立上がりを改善する
ことが可能になる。なお、ランプ電圧が低い場合にはラ
ンプ電流が大きくなるが、インバータ3への入力電流、
つまり出力電流が最大出力電流以下となるように制限さ
れる。
【0025】この後、出力電力指令信号S13は、最大
出力以下になると(所定時間TM1の経過後)、コンデ
ンサC111の充電電圧の波形に応じた波形で低下し、
コンデンサC111の充電電圧が電圧Vref になった時
点で定格出力のレベルになってこのレベルで安定する。
これにより、高輝度放電ランプDLが安定点灯すること
になる。
【0026】この後、電源スイッチSW1がオフになる
と、コンデンサC111が抵抗R111,R112を介
して放電する。これにより、電源スイッチSW1が再度
オンになる再点灯時には、その時点からコンデンサC1
11が再度充電され、上記同様の回路動作となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の放電ランプ点灯装置では、図8(a)に示す
ようなランプ電力の制御を採用することで始動時におけ
る光出力の立上がりの改善を図ることができるものの、
始動点灯回路2のインピーダンス(R2)がその改善に
悪影響を及ぼすという課題がある。すなわち、DC−D
Cコンバータ1の出力を見ながらその出力電力を制御す
る場合、始動点灯回路2のインピーダンスが数Ω程度で
あるので、定格点灯時では問題にならないが、点灯直後
には、図8(b)に示すように、ランプ・インピーダン
スRDLが安定時よりかなり低くなるので、始動点灯回路
2のインピーダンスが影響し、この結果、制御回路10
PAで設定した電力指令が高輝度放電ランプDLに対して
十分に生かされないことになるからである。
【0028】なお、このような課題を解決するために、
従来では、始動点灯回路2のインピーダンスを推定し
て、適当な値の補正信号を影響のある点灯直後の電力シ
フト量指令信号または出力電力指令信号に加えるなどし
ているが、このような解決方法では、制御回路が複雑に
なったり、また、上記補正信号を加えるために制御する
電力幅が広がってダイナミックレンジが狭くなり、この
結果、ばらつきやノイズに弱くなるという別の課題が生
じる。
【0029】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、制御すべき電力幅を広げずにダイナミックレン
ジを保持しながら、始動から安定点灯にかけて、始動点
灯回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力の立上
がりを好適に改善しうる放電ランプ点灯装置を提供する
ことを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明の放電ランプ点灯装置は、高輝度
放電ランプと、直流電源と、前記直流電源の出力電圧を
所定レベルの直流電圧に変換するDC−DCコンバータ
と、前記DC−DCコンバータと前記高輝度放電ランプ
との間に介設され、前記DC−DCコンバータからの直
流電力を用いて前記高輝度放電ランプの始動および点灯
を行う始動点灯回路と、前記高輝度放電ランプのランプ
電圧およびランプ電流として、それぞれ前記DC−DC
コンバータの出力電圧および出力電流の検出を行う電圧
検出部および電流検出部を有するとともに、前記ランプ
電流を利用して、前記始動点灯回路のインピーダンスに
起因して前記電圧検出部により検出されるランプ電圧に
生じる成分を補正する補正部を有し、この補正部により
補正されたランプ電圧および前記電流検出部により検出
されたランプ電流に応じて、前記DC−DCコンバータ
の出力制御を行う制御回路とを備えるのである。
【0031】この構成では、始動点灯回路のインピーダ
ンスに起因して電圧検出部により検出されるランプ電圧
に生じる成分が補正されるので、制御すべき電力幅を広
げずにダイナミックレンジを保持しながら、始動から安
定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダンスの影響
を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善することがで
きる。
【0032】なお、前記電流検出部は前記ランプ電流を
電圧で検出し、前記補正部は、前記電流検出部により検
出されたランプ電流を示す電圧の所定比レベルで前記成
分を補正して前記電圧検出部より検出されたランプ電圧
を下げる構成でもよい(請求項2)。この構成では、始
動点灯回路のインピーダンスに起因して電圧検出部によ
り検出されるランプ電圧に生じる成分が低減補正される
ので、制御すべき電力幅を広げずにダイナミックレンジ
を保持しながら、始動から安定点灯にかけて、始動点灯
回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力の立上が
りを好適に改善することができる。
【0033】また、前記DC−DCコンバータの出力電
圧は負電圧であり、前記補正部は抵抗により構成される
ものでもよい(請求項3)。この構成でも、制御すべき
電力幅を広げずにダイナミックレンジを保持しながら、
始動から安定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダ
ンスの影響を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善す
ることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る放電ランプ点灯装置の構成図で、この図を用いて以下
に第1実施形態の説明を行う。
【0035】図1に示す放電ランプ点灯装置は、直流電
源E、電源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、D
C−DCコンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧
監視部5を図7に示す従来の放電ランプ点灯装置と同様
に備えているほか、その従来の放電ランプ点灯装置との
相違点としてDC−DCコンバータ1用の制御回路10
を備えている。
【0036】この制御回路10は、図7に示す電力シフ
ト指令発生部11、電力指令演算部12、最大電力制限
部13、電圧検出部14、電流検出部15、電流指令演
算部17および誤差アンプ19に加えて、電圧検出部1
4と電流指令演算部17との間に介設される電圧補正部
16を備えている。ただし、電流指令演算部17は、最
大電力制限部13からの出力電力指令信号S13を電圧
補正部16からの検出補正信号S16で除算して出力電
流指令信号S17を得て出力する。また、誤差アンプ1
9は、電流指令演算部17からの出力電流指令信号S1
7に対する電流検出部15からの検出信号S15の誤差
量に応じた出力制御信号S19を生成してDC−DCコ
ンバータ1に出力する。なお、制御回路10は、図7と
同様に、最大電流制限部18をさらに備える構成でもよ
い。
【0037】ここで、DC−DCコンバータ1と高輝度
放電ランプDLとの間のインピーダンス、つまり始動点
灯回路2のインピーダンスR2は、インバータ3および
イグナイタ4に加えて、ノイズフィルタ回路の部品、ソ
ケットおよびハーネスなどにより生じ、一般的に数Ω程
度になる。そして、そのインピーダンスR2は、上述の
如く、定格点灯時では問題にならないが、点灯直後に
は、ランプ・インピーダンスRDLが安定時よりかなり低
くなるので、インピーダンスR2の影響を無視できなく
なり、制御回路10で設定する電力指令が高輝度放電ラ
ンプDLに対して十分に生かされない課題が発生する。
【0038】そこで、第1実施形態では、電流検出部1
5からのランプ電流としての検出信号を利用して、始動
点灯回路2のインピーダンスに起因して電圧検出部14
により検出されるランプ電圧としての検出信号に生じる
成分(誤差成分)を補正して検出補正信号S16を得て
出力する電圧補正部16を設けるのである。
【0039】次に、第1実施形態の特徴部分である制御
回路10の動作を説明する。電力シフト指令発生部11
のスイッチSW11がオンになると、その電力シフト指
令発生部11により電力シフト量指令信号S11が生成
されて出力される。この電力シフト量指令信号S11
は、電力指令演算部12で定格出力電力指令信号が加え
られて出力電力指令信号S12になり、最大電力制限部
13で制限を受けて出力電力指令信号S13になる。
【0040】他方、電圧検出部14および電流検出部1
5によりDC−DCコンバータ1の出力電圧および出力
電流がそれぞれ高輝度放電ランプDLのランプ電圧およ
びランプ電流として検出されて検出信号S14,S15
が出力される。
【0041】これら検出信号S14,S15のうち、検
出信号S14は、電圧補正部16で始動点灯回路2のイ
ンピーダンスに起因して生じる成分が補正され検出補正
信号S16として出力される。この検出補正信号S16
は、出力電力指令信号S13とともに電流指令演算部1
7に取り込まれ、除算処理に使用されて出力電流指令信
号S17が生成される。
【0042】検出信号S14,S15のうち、検出信号
S15は、出力電流指令信号S17とともに誤差アンプ
19に取り込まれ、出力電流指令信号S17に対する検
出信号S15の誤差分が増幅されて出力制御信号S19
としてDC−DCコンバータ1に出力される。なお、こ
の後の動作は図7に示す従来の放電ランプ点灯装置と同
様である。
【0043】以上により、DC−DCコンバータ1は、
始動時点から所定時間だけ最大出力に対応する電力を出
力することとなり、光出力の立上がりを改善することが
可能になる。また、検出信号S14における始動点灯回
路2のインピーダンスに起因して生じる成分が補正され
るので、制御回路10で設定する電力指令が高輝度放電
ランプDLに対して十分に生かされることになる。この
結果、簡単な回路構成で、制御すべき電力幅を広げずに
ダイナミックレンジを保持しながら、始動から安定点灯
にかけて、始動点灯回路のインピーダンスの影響を抑制
し、光出力の立上がりを好適に改善することが可能にな
る。また、定格出力の調整を電流指令演算部17で行う
ことによって、電流指令演算部17や出力電力指令など
のずれやばらつきを修正することができ、電力制御の精
度を向上させることが可能となる。
【0044】図2は本発明の第2実施形態に係る放電ラ
ンプ点灯装置における電圧補正部などを示す図で、この
図を用いて以下に第2実施形態の説明を行う。
【0045】本放電ランプ点灯装置は、直流電源E、電
源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧監視部5
を第1実施形態と同様に備えるほか、第1実施形態との
相違点として制御回路20を備えている。
【0046】この制御回路20は、電力シフト指令発生
部11、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電
圧検出部14、電流検出部15、電流指令演算部17お
よび誤差アンプ19を第1実施形態と同様に備えるとと
もに、第2実施形態の特徴として電圧補正部26を備え
ている。ただし、電流指令演算部17は、最大電力制限
部13からの出力電力指令信号S13を電圧補正部26
からの検出補正信号S26で除算して出力電流指令信号
S17を得て出力する。
【0047】電圧補正部26は、電流検出部15からの
ランプ電流としての検出信号S15を利用して、始動点
灯回路2のインピーダンスに起因して電圧検出部14に
より検出されるランプ電圧としての検出信号S14に生
じる成分を補正して検出補正信号S26を得て出力する
ものである。図2の例では、検出信号S15をk倍して
出力する乗算器261と、電圧検出部14の検出信号S
14から乗算器261の出力信号を減算して検出補正信
号S26を得て出力する減算器262とにより構成され
ている。
【0048】ここで、乗算器261の倍率kは、乗算器
261の出力信号が始動点灯回路2のインピーダンスに
起因して検出信号S14に生じる成分のレベルに等しく
なるように設定される。
【0049】これにより、電圧検出部14の検出信号S
14は、減算器262で始動点灯回路2のインピーダン
スに起因して生じる成分が減算により除去(または低
減:以下同様)されることになるので、その成分除去に
より得られる検出補正信号S26を電流指令演算部17
に入力すれば、制御すべき電力幅を広げずにダイナミッ
クレンジを保持しながら、始動から安定点灯にかけて、
始動点灯回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力
の立上がりを好適に改善することが可能になる。
【0050】図3は本発明の第3実施形態に係る放電ラ
ンプ点灯装置における電圧検出部、電流検出部および電
圧補正部などを示す図で、この図を用いて以下に第3実
施形態の説明を行う。
【0051】本放電ランプ点灯装置は、直流電源E、電
源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧監視部5
を第1実施形態と同様に備えるほか、第1実施形態との
相違点として制御回路30を備えている。ただし、DC
−DCコンバータ1の出力電圧は負電圧となる。つま
り、図1と同様に出力端子T2が接地されるDC−DC
コンバータ1のもう一方の出力端子T1が負電位になる
のである。
【0052】制御回路30は、電力シフト指令発生部1
1、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電流指
令演算部17および誤差アンプ19を第1実施形態と同
様に備えるとともに、第3実施形態の特徴として、電圧
検出部34、電流検出部35および電圧補正部36を備
えている。ただし、電流指令演算部17は、最大電力制
限部13からの出力電力指令信号S13を電圧検出部3
4からの検出補正信号S34で除算して出力電流指令信
号S17を得て出力する。また、誤差アンプ19は、電
流指令演算部17からの出力電流指令信号S17に対す
る電流検出部35からの検出信号S35の誤差量に応じ
た出力制御信号S19を生成してDC−DCコンバータ
1に出力する。
【0053】電圧検出部34は、反転増幅器を構成する
抵抗R341,R342および例えばオペアンプ341
により成り、高輝度放電ランプDLのランプ電圧とし
て、DC−DCコンバータ1の出力電圧を検出して検出
補正信号S34を出力するものである。ただし、上記反
転増幅器の入力端子となる抵抗R341の一端は、DC
−DCコンバータ1の出力端子T1に接続されている。
【0054】電流検出部35は、DC−DCコンバータ
1の出力端子T2が接続されるグランドと始動点灯回路
2との間に介設される抵抗R351と、反転増幅器を構
成する抵抗R352,R353および例えばオペアンプ
351とにより成り、高輝度放電ランプDLのランプ電
流として、DC−DCコンバータ1の出力電流を電圧で
検出して検出信号S35を出力するものである。ただ
し、電流検出部35の反転増幅器の入力端子となる抵抗
R352の一端は、抵抗R351と始動点灯回路2との
間の接続点に接続される。
【0055】電圧補正部36は、電流検出部35からの
ランプ電流としての検出信号S35を利用して、始動点
灯回路2のインピーダンスに起因して電圧検出部34に
より検出されるランプ電圧としての検出信号に生じる成
分を補正するものである。図3の例では、電圧補正部3
6は、オペアンプ341の反転入力端子とオペアンプ3
51の出力端子との間に接続される抵抗R36により構
成されている。
【0056】このように抵抗R36を接続することによ
り、電圧検出部34の反転増幅器の反転入力端子に電流
が流れるので、抵抗R342に流れる電流が減少するこ
とになる。つまり、検出信号S35、始動点灯回路2の
インピーダンスR2および抵抗R341によって、オペ
アンプ341の出力レベルが降下する。そこで、その降
下幅が始動点灯回路2のインピーダンスに起因して電圧
検出部34により検出されるランプ電圧としての検出信
号に生じる成分に相当するように、始動点灯回路2のイ
ンピーダンスR2および抵抗R341を考慮して抵抗R
36の値を決定すれば、その検出信号から上記成分を除
去して検出補正信号S34を得ることができる。
【0057】これにより、この検出補正信号S34を電
流指令演算部17に入力すれば、制御すべき電力幅を広
げずにダイナミックレンジを保持しながら、始動から安
定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダンスの影響
を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善することが可
能になる。
【0058】また、抵抗R351をオペアンプ351側
近傍に配置したり、オペアンプ351などが実装される
小基板に配置することにより、抵抗R351とオペアン
プ351との間の配線距離が短くなり、ノイズによる影
響を抑制することができ、電力制御の精度を向上させる
ことが可能となる。
【0059】図4は本発明の第4実施形態に係る放電ラ
ンプ点灯装置における電圧検出部、電流検出部および電
圧補正部などを示す図で、この図を用いて以下に第4実
施形態の説明を行う。
【0060】本放電ランプ点灯装置は、直流電源E、電
源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧監視部5
を第3実施形態と同様に備えるほか、第3実施形態との
相違点として制御回路40を備えている。
【0061】この制御回路40は、電力シフト指令発生
部11、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電
圧検出部34、電圧補正部36、電流指令演算部17お
よび誤差アンプ19を第3実施形態と同様に備えるとと
もに、第4実施形態の特徴として電流検出部45を備え
ている。ただし、誤差アンプ19は、電流指令演算部1
7からの出力電流指令信号S17に対する電流検出部4
5からの検出信号S45の誤差量に応じた出力制御信号
S19を生成してDC−DCコンバータ1に出力する。
【0062】電流検出部45は、DC−DCコンバータ
1の出力端子T2が接続されるグランドとその出力端子
T2との間に介設される抵抗R451と、増幅器を構成
する抵抗R452,R453および例えばオペアンプ4
51とにより成り、高輝度放電ランプDLのランプ電流
として、DC−DCコンバータ1の出力電流を電圧で検
出して検出信号S45を出力するものである。すなわ
ち、第4実施形態では、抵抗R451の介設位置とその
検出ポイントにより検出対象の極性が第3実施形態とは
逆になるので、反転増幅器ではなく増幅器が電流検出部
45に具備されるのである。
【0063】したがって、電圧検出部34および電圧補
正部36による作用は第3実施形態と全く同様となり、
これにより、制御すべき電力幅を広げずにダイナミック
レンジを保持しながら、始動から安定点灯にかけて、始
動点灯回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力の
立上がりを好適に改善することが可能になる。
【0064】図5は本発明の第5実施形態に係る放電ラ
ンプ点灯装置における電圧検出部、電流検出部および電
圧補正部などを示す図で、この図を用いて以下に第5実
施形態の説明を行う。
【0065】本放電ランプ点灯装置は、直流電源E、電
源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧監視部5
を第1実施形態と同様に備えるほか、第1実施形態との
相違点として制御回路50を備えている。ただし、DC
−DCコンバータ1の出力電圧は第1実施形態と同様に
正電圧である。つまり、図1と同様に出力端子T2が接
地されるDC−DCコンバータ1のもう一方の出力端子
T1が正電位になるのである。
【0066】制御回路50は、電力シフト指令発生部1
1、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電流指
令演算部17および誤差アンプ19を第1実施形態と同
様に備えるとともに、第5実施形態の特徴として、電圧
検出部54、電流検出部55および電圧補正部56を備
えている。ただし、電流指令演算部17は、最大電力制
限部13からの出力電力指令信号S13を電圧検出部5
4からの検出補正信号S54で除算して出力電流指令信
号S17を得て出力する。また、誤差アンプ19は、電
流指令演算部17からの出力電流指令信号S17に対す
る電流検出部55からの検出信号S55の誤差量に応じ
た出力制御信号S19を生成してDC−DCコンバータ
1に出力する。
【0067】電圧検出部54は、増幅器を構成する抵抗
R541,R542および例えばオペアンプ541によ
り成り、高輝度放電ランプDLのランプ電圧として、D
C−DCコンバータ1の出力電圧を検出して検出補正信
号S54を出力するものである。ただし、上記増幅器の
入力端子となる抵抗R541の一端は、DC−DCコン
バータ1の出力端子T1に接続されている。
【0068】電流検出部55は、DC−DCコンバータ
1の出力端子T2が接続されるグランドとその出力端子
T2との間に介設される抵抗R451と、反転増幅器を
構成する抵抗R352,R353および例えばオペアン
プ351とにより成り、高輝度放電ランプDLのランプ
電流として、DC−DCコンバータ1の出力電流を電圧
で検出して検出信号S55を出力するものである。ただ
し、電流検出部55の反転増幅器の入力端子となる抵抗
R352の一端は、DC−DCコンバータ1の出力端子
T2に接続される。
【0069】電圧補正部56は、電流検出部55からの
ランプ電流としての検出信号S55を利用して、始動点
灯回路2のインピーダンスに起因して電圧検出部54に
より検出されるランプ電圧としての検出信号に生じる成
分を補正するものである。図5の例では、電圧補正部5
6は、抵抗R561と、カレントミラー回路構成のトラ
ンジスタQ561,Q562とにより成っている。
【0070】このように電圧補正部56を構成すること
により、電圧検出部54の増幅器の入力端子に電流が流
れるので、抵抗R542に流れる電流が減少してオペア
ンプ541の出力レベルが降下する。したがって、第3
実施形態と同様に、その降下幅が始動点灯回路2のイン
ピーダンスに起因して生じる成分に相当するように、イ
ンピーダンスR2および抵抗R541,R542を考慮
して抵抗R561の値を決定すれば、上記成分が除去さ
れた検出補正信号S54を得ることができる。
【0071】これにより、この検出補正信号S54を電
流指令演算部17に入力すれば、制御すべき電力幅を広
げずにダイナミックレンジを保持しながら、始動から安
定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダンスの影響
を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善することが可
能になる。
【0072】図6は本発明の第6実施形態に係る放電ラ
ンプ点灯装置における電圧検出部、電流検出部および電
圧補正部などを示す図で、この図を用いて以下に第6実
施形態の説明を行う。
【0073】本放電ランプ点灯装置は、直流電源E、電
源スイッチSW1、高輝度放電ランプDL、DC−DC
コンバータ1、始動点灯回路2および電源電圧監視部5
を第5実施形態と同様に備えるほか、第5実施形態との
相違点として制御回路60を備えている。
【0074】この制御回路60は、電力シフト指令発生
部11、電力指令演算部12、最大電力制限部13、電
圧検出部54、電圧補正部56、電流指令演算部17お
よび誤差アンプ19を第5実施形態と同様に備えるとと
もに、第6実施形態の特徴として電流検出部65を備え
ている。ただし、誤差アンプ19は、電流指令演算部1
7からの出力電流指令信号S17に対する電流検出部6
5からの検出信号S65の誤差量に応じた出力制御信号
S19を生成してDC−DCコンバータ1に出力する。
【0075】電流検出部65は、DC−DCコンバータ
1の出力端子T2が接続されるグランドと始動点灯回路
2との間に介設される抵抗R351と、増幅器を構成す
る抵抗R452,R453および例えばオペアンプ45
1とにより成り、高輝度放電ランプDLのランプ電流と
して、DC−DCコンバータ1の出力電流を電圧で検出
して検出信号S65を出力するものである。すなわち、
第6実施形態では、抵抗R351の介設位置とその検出
ポイントにより検出対象の極性が第5実施形態とは逆に
なるので、反転増幅器ではなく増幅器が電流検出部65
に具備されるのである。
【0076】したがって、電圧検出部54および電圧補
正部56による作用は第5実施形態と全く同様となり、
これにより、制御すべき電力幅を広げずにダイナミック
レンジを保持しながら、始動から安定点灯にかけて、始
動点灯回路のインピーダンスの影響を抑制し、光出力の
立上がりを好適に改善することが可能になる。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、高輝度放
電ランプと、直流電源と、前記直流電源の出力電圧を所
定レベルの直流電圧に変換するDC−DCコンバータ
と、前記DC−DCコンバータと前記高輝度放電ランプ
との間に介設され、前記DC−DCコンバータからの直
流電力を用いて前記高輝度放電ランプの始動および点灯
を行う始動点灯回路と、前記高輝度放電ランプのランプ
電圧およびランプ電流として、それぞれ前記DC−DC
コンバータの出力電圧および出力電流の検出を行う電圧
検出部および電流検出部を有するとともに、前記ランプ
電流を利用して、前記始動点灯回路のインピーダンスに
起因して前記電圧検出部により検出されるランプ電圧に
生じる成分を補正する補正部を有し、この補正部により
補正されたランプ電圧および前記電流検出部により検出
されたランプ電流に応じて、前記DC−DCコンバータ
の出力制御を行う制御回路とを備えるので、制御すべき
電力幅を広げずにダイナミックレンジを保持しながら、
始動から安定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダ
ンスの影響を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善す
ることができる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、前記電流検
出部は前記ランプ電流を電圧で検出し、前記補正部は、
前記電流検出部により検出されたランプ電流を示す電圧
の所定比レベルで前記成分を補正して前記電圧検出部よ
り検出されたランプ電圧を下げるので、制御すべき電力
幅を広げずにダイナミックレンジを保持しながら、始動
から安定点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダンス
の影響を抑制し、光出力の立上がりを好適に改善するこ
とができる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、前記DC−
DCコンバータの出力電圧は負電圧であり、前記補正部
は抵抗により構成されるので、制御すべき電力幅を広げ
ずにダイナミックレンジを保持しながら、始動から安定
点灯にかけて、始動点灯回路のインピーダンスの影響を
抑制し、光出力の立上がりを好適に改善することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る放電ランプ点灯装
置の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る放電ランプ点灯装
置における電圧補正部などを示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る放電ランプ点灯装
置における電圧検出部、電流検出部および電圧補正部な
どを示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る放電ランプ点灯装
置における電圧検出部、電流検出部および電圧補正部な
どを示す図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係る放電ランプ点灯装
置における電圧検出部、電流検出部および電圧補正部な
どを示す図ある。
【図6】本発明の第6実施形態に係る放電ランプ点灯装
置における電圧検出部、電流検出部および電圧補正部な
どを示す図である。
【図7】簡単な回路構成で光出力の立上がりを改善しう
る従来の放電ランプ点灯装置の構成図である。
【図8】図7に示す放電ランプ点灯装置のランプ電力制
御およびランプ・インピーダンスの変動の様子を示す図
である。
【符号の説明】
E 直流電源 SW1 電源スイッチ DL 高輝度放電ランプ 1 DC−DCコンバータ 2 始動点灯回路 3 インバータ 4 イグナイタ 5 電源電圧監視部 10,20,30,40,50,60 制御回路 11 電力シフト指令発生部 12 電力指令演算部 13 最大電力制限部 14,34,54 電圧検出部 15,35,45,55,65 電流検出部 16,26,36,56 電圧補正部 17 電流指令演算部 19 誤差アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA13 BA05 DD06 EB05 EB07 GB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高輝度放電ランプと、 直流電源と、 前記直流電源の出力電圧を所定レベルの直流電圧に変換
    するDC−DCコンバータと、 前記DC−DCコンバータと前記高輝度放電ランプとの
    間に介設され、前記DC−DCコンバータからの直流電
    力を用いて前記高輝度放電ランプの始動および点灯を行
    う始動点灯回路と、 前記高輝度放電ランプのランプ電圧およびランプ電流と
    して、それぞれ前記DC−DCコンバータの出力電圧お
    よび出力電流の検出を行う電圧検出部および電流検出部
    を有するとともに、前記ランプ電流を利用して、前記始
    動点灯回路のインピーダンスに起因して前記電圧検出部
    により検出されるランプ電圧に生じる成分を補正する補
    正部を有し、この補正部により補正されたランプ電圧お
    よび前記電流検出部により検出されたランプ電流に応じ
    て、前記DC−DCコンバータの出力制御を行う制御回
    路とを備える放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記電流検出部は前記ランプ電流を電圧
    で検出し、 前記補正部は、前記電流検出部により検出されたランプ
    電流を示す電圧の所定比レベルで前記成分を補正して前
    記電圧検出部より検出されたランプ電圧を下げる請求項
    1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記DC−DCコンバータの出力電圧は
    負電圧であり、前記補正部は抵抗により構成される請求
    項1記載の放電ランプ点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010021159A (ja) * 2009-10-30 2010-01-28 Seiko Epson Corp 光源装置、及びプロジェクタ

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JP2009268249A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力変換装置及びそれを用いた放電灯点灯装置、並びに車両用前照灯装置
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