JP2000355364A - ポンプアップ用包装体および内容物注出装置 - Google Patents

ポンプアップ用包装体および内容物注出装置

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JP2000355364A
JP2000355364A JP11167848A JP16784899A JP2000355364A JP 2000355364 A JP2000355364 A JP 2000355364A JP 11167848 A JP11167848 A JP 11167848A JP 16784899 A JP16784899 A JP 16784899A JP 2000355364 A JP2000355364 A JP 2000355364A
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pump
insertion guide
suction member
guide means
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Soichiro Katayama
聡一郎 片山
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Sun A Kaken Co Ltd
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Sun A Kaken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注ぎ出し用のポンプを、包装体の適所へ容易に
取り付けることができ、しかも、ポンプとの密着性が良
好となって、内容物の漏れ出しを防止し、かつ、ポンプ
の支持性を大幅に向上させることができるポンプアップ
用包装体および内容物注出装置を提供する。 【解決手段】内部に内容物bを収容して密封包装した包
装体Aにおいて、使用時に、包装体Aの適所へ注ぎ出し
用ポンプ3の吸引部材3aを挿入するポンプアップ用包
装体Aにあって、包装体Aの適所に、吸引部材3aの挿
入案内手段6を付設し、この挿入案内手段6に易剥離性
の閉塞部材7を貼着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注ぎ出し用のポンプを
容易に取り付けることができて、しかも、ポンプとの密
着性が良好となるポンプアップ用包装体および内容物注
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を充填包装した容器、例え
ば、シャンプやリンス,ボディーソープ等のポンプ式の
容器は、すなわち、エジェクタヘッドの押圧力により定
量吐出する液体収納容器は、ポンプアップの機能部が、
ポリプロピレン、リニアー・ローディンシティー・ポリ
エチレンなどのインジェクション成形から形成され、外
筺容器本体は、ポリプロピレン、ハイインパクトスチレ
ン、アクリル・ブタジエン・スチレン共重合体、高密度
ポリエチレン等の合成樹脂の各種熱成形法等により形成
された堅牢で硬質な容器であり、また、内容物を使い切
ると廃棄処分にされていた。
【0003】そのため、近年は、強度や内容物耐性、酸
素ガス遮断、遮光、防湿、保香機能を有する複合プラス
チックフィルム基材を用いた袋に密封した詰め替え用パ
ックが多く出回るようになり、該包装袋は廃棄物の減容
化の利点がある。使用にあっては、この袋の注ぎ口を切
り取って、使用済の空ポンプ式容器に移し替えて用いて
いた。
【0004】しかし、この場合の問題点は、手動ポンプ
が吸引管を容器本体内へ深く垂下されているのにも関わ
らず、内容物を残すことなく最後まで取り出せないので
ロスを生じたり、また新しい補充液を詰め替える場合に
は、その手間に加えて、残留液を洗浄する手間や、詰め
替え時に内容物をこぼしたり、思うように出なかったり
して、手も汚すことが多かった。また、保管中に外気空
気の進入により、内容物の性状や芳香成分の散逸を生じ
ていた。
【0005】これに対して最近では、容器本体内に各種
保護機能を持たせた複合構成のフレキシブルな袋状のも
のに液体を充填・抜気し、ヒートシールにて密封したも
のを中袋(内袋)として容器本体内に係止収納して、ポ
ンプの吸引部チューブを袋の一定平面部に突き刺し、ポ
ンプアップして取り出す方法が考えられてきている。こ
れであれば、液体を充填した内袋内には外気空気が侵入
せず、外気を嫌う液体の品質が保持されて、さらに、内
容物を残すことなく最後まで取り出せる。また、詰め替
えの手間や手を汚すこともない。
【0006】しかしながら、このものは、ポンプのチュ
ーブを袋の所定面に突き破る方式であって、これを差し
込んだとき、この拍子にフィルムが裂けてポンプの支持
性が低下したり、この裂け目から内容物が漏れ出たりす
る不都合があった。そのため、フィルム強度を向上させ
て前記欠点を解消させた袋も提供されたが、このフィル
ム強度が向上した分、ポンプのチューブが袋に突き刺し
にくくなり、婦女子や老人,子供等の比較的力の弱い使
用者にあっては、うまく刺さらず、十分な利用とはなら
ないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、内部に内容物を
収容して密封包装した包装体において、使用時に、包装
体の適所へ注ぎ出し用ポンプの吸引部材を挿入するポン
プアップ用包装体にあって、包装体の適所に、吸引部材
の挿入案内手段を付設し、この挿入案内手段に易剥離性
の閉塞部材を設けることにより、注ぎ出し用のポンプ
を、包装体の適所へ容易に取り付けることができて、し
かも、ポンプとの密着性が良好となって、内容物の漏れ
出しを防止し、外部空気が侵入せず、かつ、ポンプの支
持性を大幅に向上させることができ、また、内容物を残
すことなく最後まで取り出すことができるポンプアップ
用包装体および内容物注出装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、内部に内容物を収容して密封包
装した包装体において、使用時に、前記包装体の適所
へ、注ぎ出し用ポンプの吸引部材を挿入するポンプアッ
プ用包装体にあって、前記包装体の適所に、前記吸引部
材が挿入される挿入案内手段を付設し、この挿入案内手
段に易剥離性の閉塞部材を設けたポンプアップ用包装体
の構成にある。
【0009】また、挿入案内手段は、注ぎ出し用ポンプ
の吸引部材の外径より小さい、孔またはスリットであ
り、前記吸引部材が挿入されたとき、該吸引部材の外周
を所定圧で抱持し得る素材により成形する。挿入案内手
段は、包装体の表面部より凹状に凹ませる。挿入案内手
段は、包装体の表面部より凹状に凹ませた凹状体と、こ
の凹状体に対応する孔とを設ける。
【0010】そして、内部に内容物を収容して密封包装
した包装体において、使用時に、該包装体の保持手段に
保持させた状態で、この包装体の適所へ注ぎ出し用ポン
プの吸引部材を挿入し、該注ぎ出し用ポンプを前記保持
手段へ支持させた内容物注出装置にあって、前記包装体
の適所に、前記吸引部材が挿入される挿入案内手段を付
設し、この挿入案内手段に易剥離性の閉塞部材を設けた
内容物注出装置の構成にある。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関するポンプアップ用包装体
および内容物注出装置の実施の一例を、図面に基づいて
説明する。図1および図6〜図10においてAはポンプ
アップ用包装体で、内部に内容物bを、例えば、シャン
プやリンス,ボディーソープ等の任意の液体を収容して
密封包装するもので、この包装体Aにあって、使用時
に、該包装体Aの適所へ、例えば、図1〜図3および図
5に示すように、底体1や、図9〜図10に示すよう
に、本体2における面の適所へ、図5に示すような、注
ぎ出し用ポンプ3の吸引部材3aを挿入し、この注ぎ出
し用ポンプ3により内容物bを注ぎ出すものである。
【0012】そして、この注ぎ出しにあっては、包装体
Aの適所における当該部位に、注ぎ出し用ポンプ3の吸
引部材3aの挿入案内手段6を付設してあって、この挿
入案内手段6に易剥離性の閉塞部材7を貼着させてあ
る。
【0013】更に、このポンプアップ用包装体Aは、使
用にあって保持手段Dに支持させるもので、この保持手
段Dは、図6〜図8に示すように、合成樹脂製や金属製
等により、ポンプアップ用包装体Aより少し大きな、少
なくとも該包装体Aの底部に当たる箇所は略相似形に形
成してある。
【0014】該保持手段Dは、例えば、縦方向に二つ割
りに形成した半割筒体20,21の上部に、注ぎ出し用
ポンプ3に付設したスクリューキャップ22に螺合する
おねじ体23を突設してあって、下部には、該半割筒体
20,21が開閉自在となる繋ぎ部材24を付設してあ
り、この半割筒体20,21が合わさったときに、筒状
を維持する嵌め込み式やクランプ式等の係止部材25を
設けてある。
【0015】この半割筒体の嵌合、はめ込み組立方式の
ほかに有望な手段は、通常の筒状(例えば、円柱形や立
方体、直方体等)である。硬質な吸引部材3aが、一回
り小さい穿孔を貫通させてゆくとき、弾力性基材(締め
付け効果のため)であるため、ある程度の押し圧を必要
とする。この動作をより楽にするためには、塑性変形や
伸びのない硬質プラスチック筒容器本体に筒状冠帽蓋を
摺り合わせスライドしてはめ込む方式は、てこの原理と
同じで、小さい力で押し込むことができ、かつ、常に筒
容器本体に平行の位置で吸引部材3aを押し込むことが
できる。内袋(中袋)の筒容器本体への係止部材は筒状
でも内袋のシール部位にホールを設けるなどして係止す
ることができる。
【0016】また、このポンプアップ用包装体Aを該保
持手段Dに収容した際に、図8に示すように、半割筒体
20,21により底部を抱持したり、ヒートシール部S
1,S1を半割筒体20,21の合わさったときの当接
端縁20a,21aにより挟持したりすることで、該包
装体Aの保持手段D内での固定性や位置安定性等が得ら
れて、後記する注ぎ出し用ポンプ3の吸引部材3aを突
き刺す際の誤動作が防止され、挿入し易くなる。なお、
この保持手段Dは、少なくともポンプアップ用包装体A
が安定的に保持されて、注ぎ出し用ポンプ3が取り付け
られる構成であれば任意の手段が採用し得るもので、好
ましくは、注ぎ出し用ポンプ3も支承されるものであ
る。
【0017】そして、注ぎ出し用ポンプ3の吸引部材3
aの包装体A適所における当該部位へ、すなわち、挿入
案内手段6への挿入にあっては、該吸引部材3aを該当
部位に突き刺して貫通させる。このとき、該当部位の複
合構成基材が吸引部材3aの周りに十分密着することが
要件であり、突き刺したとき裂けたり、密着性の不良に
よって、内容物bの取り出しのための注出最中に、包装
体A内の内容物bが漏洩したり、外気の空気が包装体A
内に通気しないことが重要である。
【0018】したがって、前記した該当部位のフィルム
構成は、無延伸材料で複合構成し、更に、吸引部材3a
の周りへよく密着させるために、リニア・ローデンシテ
ィー・ポリエチレンを増厚したりする必要がある。例え
ば、無延伸ナイロン(20μ〜30μ厚)と無延伸エチ
レン・ビニルアルコール共重合体(10μ〜40μ
厚)、リニア・ローデンシティー・ポリエチレン(15
μ〜200μ厚)の3種の単一材料か、または、2乃至
3種の材料を共押し出しして成膜した多層材とか、無延
伸基材フィルムにアルミ蒸着した材料などを用いて様々
な配置で複合する必要がある。
【0019】このポンプアップ用包装体Aは、例えば、
プラスチックフィルムによる一対の主体4a,4aを重
ね合わせ、両側の終端部をヒートシールS1,S1して
本体4を形成すると共に、下部に、プラスチックフィル
ムによ底部材5を用いて、主体4a,4aの下側におい
てその間に挟んでヒートシールS2をして、自立性を有
する底体1となる自立性パウチを形成してある。なお、
この包装体Aは、自立性パウチ以外にも、他の種類とし
て、四方シール袋やガゼット袋、ピロー袋等の慣用の袋
体が使用できる。
【0020】前記した挿入案内手段6は、注ぎ出し用ポ
ンプ3の吸引部材3aを挿入しようとしたとき、比較的
容易に押し広げられて、その挿入を促進するガイドとな
るものであって、吸引部材3aの外径d1より小さいd
2となる、図4(a)に示すような孔状や、または、図
4(b)に示すような、横長のスリット状、または、
(c)に示すような、十字状のスリットであり、更に
は、図4(d)に示すように、ピンホール状であっても
よい。
【0021】いずれの場合も、あらかじめ、底体1の底
部材5に通孔が形成されているものであって、吸引部材
3aの先端3bがこの挿入案内手段6に挿入されたと
き、比較的容易に該吸引部材3aが突き刺さり、この吸
引部材3aの外周を底体1における底部材5によってそ
の押し広げられた反作用によって所定圧で抱持する。
【0022】なお、この挿入案内手段6は、図3(a)
に示すように、包装体Aにおける表面部より凹状に凹ま
せて形成した凹状体6bを採用することもできるもの
で、熱成型等により絞ることで成形される。更に、この
凹状体6bの構成にあっては、吸引部材3aがより容易
に挿入ガイドされ、かつ、吸引部材3aに圧着・締め付
けやすくするためには間口dが広く底部fが狭い円錐形
が望ましい。熱可塑性の包装体Aの複合構成物は、一般
に熱成形すると底部コーナーが薄肉化して、元厚の1/
2〜1/4の厚さに減少するので、穿孔しておかなくて
も吸引部材3aの突き刺し挿入が少ない押圧で達せられ
る。しかしながら、物流中の破損漏洩の危険を防止する
ために、易剥離性の閉塞部材7を貼着(融着)状態は、
図3(a)に示すように構成することが好ましい。ま
た、前記した間口dは、吸引部材3aの外径の1.4倍
〜3.0倍の口径であり、底部fは、吸引部材3aの外
径の50%〜95%の面積とするものであって、成形絞
り深さは2m〜10m程度とする。
【0023】なお、この例にあって、図3(b)に示す
ように、凹状体6bにおける底部fにあらかじめ孔6a
を設けることもできるもので、その外径は、吸引部材3
aの外径の50%〜95%の面積とするものであり、間
口dと底部fの面積サイズは、図3(a)に示す例のも
のと同様に構成され、更に、易剥離性の閉塞部材7を図
3(b)に示すように構成する。また、この孔6aの成
形にあっては、包装体Aの表部より凹状に設けた凹状体
6bを成形した後該孔6aを明けたり、あるいは、孔6
aを穿設した後該孔6aを穿設するものである。
【0024】なお、前記した吸引部材3aの先端3b
は、図5および図6に示すように、尖鋭状に形成してお
けば、この先端3bが挿入に伴って楔作用をして、該吸
引部材3aの挿入を容易にするもので、保持手段Dにお
けるおねじ部23の略中心位置に、前記した挿入案内手
段6が位置することで、先端3bの挿入に際して正確に
対応する。
【0025】また、前記した閉塞部材7は、挿入案内手
段6の全体を覆うようなワッペン状に形成して、該挿入
案内手段6を、図2(a)に示すように、本体2の外側
または、図2(b)に示すように、本体2の内側からヒ
ートシールにより融着させるものである。そして、その
構成は、最外層10を2軸延伸ポリエステルまたは2軸
延伸ナイロンまたはアルミ蒸着2軸延伸ポリエステルな
どを用いる。中間層8は、アルミ蒸着2軸延伸ポリエス
テルやエチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、
2軸延伸ナイロン、アルミ箔などを用いる。最内層9
は、本体自立袋容器の底材最内層と、熱シールされた
後、人間の手の力で剥離できるように調整されたフィル
ム層または被膜層である。フィルム層または被膜層は充
填される内容物、容量、大きさにより適宜設定される
か、本体底部最外層、例えば、2軸延伸ポリエステルな
らば、該層と2軸延伸ナイロンならば該層と保護強度を
有すると同時に、ポンプ吸引部突端を挿入するために剥
離できる機能を有するものであり、該層は、ポリエステ
ル変性やナイロン変性等が利用できる。また、この閉塞
部材7の総厚は、49μ〜120μ厚に程度に形成され
る。閉塞部材7の形状や大きさは、円形や方形、帯状で
あって、袋材にヒートシール加工しやすく、包装体Aが
内容物bを充填した後の立体形状となったときに脱落し
にくいようにフィットし、剥離開口が容易に手で行える
形状、サイズを選定する。
【0026】更に、この最外層や中間層は、前記した閉
塞部材7の構成と同様なものが選定できるもので、最内
層は、ポリプロピレンやポリエチレンおよびこれらの共
重合樹脂、オレフィン変性樹脂を主成分とする10μ〜
60μ厚のヒートシーラブル性の層であり、包装体A最
内層のリニア・ローデンシティー・ポリエチレンやエチ
レン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン系共重合体
などと易剥離性を有する樹脂層からなる。
【0027】前記のように構成されるポンプアップ用包
装体Aは、例えば、600ミリリットル用の自立性パウ
チに用いた場合は、本体2および底体1の構成は以下の
ようなものを使用する。
【0028】[本体2] (イ)2軸延伸ポリエステル(12μ〜16μ厚)×ア
ルミ箔(7μ〜9μ厚)またはアルミ蒸着2軸延伸ポリ
エステル(12μ厚)×2軸延伸ナイロン(15μ厚)
×リニア・ローデンシティー・ポリエチレン(80μ〜
130μ厚) (ロ)2軸延伸ナイロン(15μ厚)×アルミ蒸着2軸
延伸ポリエステル(12μ厚)×リニア・ローデンシテ
ィー・ポリエチレン(80μ〜130μ厚) (ハ)2軸延伸ポリエステル(12μ〜16μ厚)×ア
ルミ蒸着2軸延伸ナイロン(12μ厚)×リニア・ロー
デンシティー・ポリエチレン(80μ〜130μ厚) (ニ)2軸延伸ポリエステル(12μ〜16μ厚)×2
軸延伸ナイロン(15μ厚)×リニア・ローデンシティ
ー・ポリエチレン(80μ〜130μ厚)[底体1]前
記した(イ),(ロ),(ハ),(ニ)と同一複合構成
物または (ホ)2軸延伸ナイロン(25μ厚)×アルミ箔(7μ
〜9μ厚)×リニア・ローデンシティー・ポリエチレン
(80μ〜130μ厚)
【0029】次に、実施の一例を説明すると、前記した
(イ)の複合構成物からなる本体2と、(ホ)の複合構
成物からなる底体1とをヒートシールにより製袋して、
内部へリンス等の底粘度液状物bを充填し、上部の開口
部をヒートシールS3して密封包装し、ポンプアップ用
包装体Aを作成した。なお、底体1には、吸引部材3a
の外径の50%〜90%を穿設した、図4(a)に示す
ような円形孔による挿入案内手段6を施し、この挿入案
内手段6の全体に対して閉塞部材7をヒートシールして
この孔を塞いだ。
【0030】この内容物bの入ったポンプアップ用包装
体Aの使用に際して、図7に示すように、底体1を上に
向けて、半割筒体20,21が開いた状態にある保持手
段D内へ納めると共に、挿入案内手段6を塞いでいた閉
塞部材7を剥す。そして、半割筒体20,21をその端
縁20a,21aが当接するように合わせて一つのケー
ス状にする。
【0031】この状態で、図5〜図7に示すような、注
ぎ出し用ポンプ3における吸引部材3aの先端3bを、
挿入案内手段6に突き刺すと、比較的容易に該吸引部材
3aに入り込むと共に、挿入案内手段6に対する吸引部
材3aの先端3bの突き刺し位置決めが簡単に行える。
【0032】このとき、挿入案内手段6は吸引部材3a
の周りに吸着状に密着して、引き裂きや隙間等は全くな
いもので、図6に示すように、注ぎ出し用ポンプ3の所
定納まり位置まで挿入した後、スクリューキャップ22
を保持手段Dのおねじ部23へ螺合すると、該注ぎ出し
用ポンプ3が保持手段Dと一体的となると共に、該保持
手段Dの一対の半割筒体20,21も一つのケース状と
なって開放しない。
【0033】このセットされた状態で、注ぎ出し用ポン
プ3を作動させて、内容物bを注ぎ口3cから注ぎ出さ
せる、あるいは、保持手段Dを斜めにしても、この挿入
案内手段6の周部からの内容物bの漏れ出しはなかっ
た。また、包装体A内には外気の侵入もなく、使用に伴
って、外部空気が保持手段Dへの侵入を伴いながら、内
袋の包装体Aが徐々に縮んで手動ポンプによる内容物b
の取り出しが最後までできるようになる。
【0034】なお、図3(b)に示すように、本体2の
内部に閉塞部材7を設けた場合であっても、保持手段D
に包装体Aを収容した後、易剥離性の閉塞部材7を剥が
し、注ぎ出し用ポンプ3における吸引部材3aの先端3
bを、挿入案内手段6に突き刺すことにより、この吸引
部材3aの挿入が容易に行われる。
【0035】
【発明の効果】前述のように本発明に係るポンプアップ
用包装体は、包装体の適所に、前記吸引部材が挿入され
る挿入案内手段を付設し、この挿入案内手段に易剥離性
の閉塞部材を設けたことにより、吸引部材の挿入案内手
段への突き刺しが容易に行われると共に、該吸引部材の
挿入後は、この吸引部材の外周部へ挿入案内手段が密着
して、内容物の漏れ出しや注ぎ出し用ポンプの妄動が防
止される。
【0036】特に、挿入案内手段によって吸引部材の挿
入が、わずかな力によって行われるので、挿入に際し
て、無理な力が掛からず、包装体を引き裂いたり、吸引
部材を折ったり、包装体の希望する部位以外の箇所に孔
を開けたりすることがない。
【0037】包装体を保持手段に支持させることで、挿
入案内手段への吸引部材の挿入が簡単かつ円滑で確実に
行える。等の格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するポンプアップ用包装体の一実施
例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図2】図1における挿入案内手段の各例を示す要部の
断面図である。
【図3】図1における挿入案内手段の更に他の各例を示
す要部の断面図である。
【図4】図1における挿入案内手段の各例を示す平面図
である。
【図5】図1におけるポンプアップ用包装体に使用する
注ぎ出し用ポンプの一例を示す斜視図である。
【図6】図1における保持手段内のポンプアップ用包装
体に注ぎ出し用ポンプを取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図7】図6におけるポンプアップ用包装体のセット状
態を示す分解斜視図である。
【図8】図6における横断面図である。
【図9】図1における挿入案内手段の他の部位への取付
状態を示す斜視図である。
【図10】図9におけるポンプアップ用包装体の断面図
である。
【符号の説明】
1 底体 2 本体 3 注ぎ出し用ポンプ 3a 吸引部材 A ポンプアップ用包装体 D 保持手段 b 内容物 6 挿入案内手段 6a 孔 6b 凹状体 7 閉塞手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内容物を収容して密封包装した包
    装体において、使用時に、前記包装体の適所へ注ぎ出し
    用ポンプの吸引部材を挿入するポンプアップ用包装体に
    あって、 前記包装体の適所に、前記吸引部材が挿入される挿入案
    内手段を付設し、この挿入案内手段に易剥離性の閉塞部
    材を設けたことを特徴とするポンプアップ用包装体。
  2. 【請求項2】 挿入案内手段は、注ぎ出し用ポンプの吸
    引部材の外径より小さい、孔またはスリットであり、前
    記吸引部材が挿入されたとき、該吸引部材の外周を所定
    圧で抱持し得る素材により成形したことを特徴とする請
    求項1記載のポンプアップ用包装体。
  3. 【請求項3】 挿入案内手段は、包装体の表面部より凹
    状に凹ませたことを特徴とする請求項1記載のポンプア
    ップ用包装体。
  4. 【請求項4】 挿入案内手段は、包装体の表面部より凹
    状に凹ませた凹状部と、この凹状体に対応する孔とを設
    けたことを特徴とする請求項1記載のポンプアップ用包
    装体。
  5. 【請求項5】 内部に内容物を収容して密封包装した包
    装体において、使用時に、該包装体の保持手段に保持さ
    せた状態で、この包装体の適所へ注ぎ出し用ポンプの吸
    引部材を挿入し、該注ぎ出し用ポンプを前記保持手段へ
    支持させた内容物注出装置にあって、 前記包装体の適所に、前記吸引部材が挿入される挿入案
    内手段を付設し、この挿入案内手段に易剥離性の閉塞部
    材を設けたことを特徴とする内容物注出装置。
JP11167848A 1999-06-15 1999-06-15 ポンプアップ用包装体および内容物注出装置 Pending JP2000355364A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006206094A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 複合容器
JP2015209251A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 東洋製罐株式会社 付け替え用パウチ、そのパウチホルダ及びパウチ装着体

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