JP2000352914A - クリーニング装置とプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置とプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2000352914A
JP2000352914A JP11163338A JP16333899A JP2000352914A JP 2000352914 A JP2000352914 A JP 2000352914A JP 11163338 A JP11163338 A JP 11163338A JP 16333899 A JP16333899 A JP 16333899A JP 2000352914 A JP2000352914 A JP 2000352914A
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cleaning
photosensitive drum
end seal
cleaning device
toner
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Koji Miura
幸次 三浦
Tachio Kawai
太刀夫 河井
Shigeo Miyabe
滋夫 宮部
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端部シールを感光体に強圧することなく回収
トナーの漏出を確実に防ぐことができるクリーニング装
置を提供すること。 【構成】 クリーニング容器11に配設されたクリーニ
ングブレード(クリーニング手段)28によって回収し
たトナーのクリーニング容器11側方からの漏れを防ぐ
ための端部シール27を配設したクリーニング装置にお
いて、前記端部シール部材27を、高電圧の静電気を利
用して毛羽を固着した静電植毛部材27aと弾性部材2
7bとを貼り合わせて2層構造として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング装置
とこれを備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置
に関する。
【0002】ここで、画像形成装置には、電子写真画像
形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複
写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリン
タ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプ
ロセッサ等が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手段
とクリーニング手段及び感光ドラム又はクリーニング手
段と感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形
成装置本体に対して着脱自在に構成されたものを言う。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成方式を用いた画
像形成装置においては、感光ドラムとこれに作用するプ
ロセス手段を一体的にカートリッジ化してプロセスカー
トリッジとし、このプロセスカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらないでユーザー自身
で行うことができるため、格段に操作性を向上させるこ
とができる。このため、このカートリッジ方式は画像形
成装置において広く用いられている。
【0005】ところで、電子写真感光体の寿命が延びて
プリント可能枚数が増えると、供給能力に制限が生じる
現像手段を独立な現像ユニットとし、この現像ユニット
とプロセス手段である感光ドラム、帯電手段及びクリー
ニング手段を一体化して構成されるプロセスカートリッ
ジとを分け、これらの現像ユニットとプロセスカートリ
ッジの装置本体への着脱メンテナンスを容易化するとと
もに、それぞれに対して主要部品の寿命に即した使い方
をするようになってきている。
【0006】而して、プロセスカートリッジにおいて
は、クリーニングによって発生した廃現像剤(廃トナ
ー)は電子写真感光体の寿命に見合った十分な容積を有
するクリーニング容器内に蓄えられ、蓄えられた廃現像
剤はプロセスカートリッジ交換時に取り除かれる。
【0007】クリーニング装置としては、ウレタンゴム
等の弾性部材から成るクリーニングブレードのエッジを
感光ドラムに圧接して該感光ドラム上の残留トナーを掻
き取る構成のものが小型でコストの面で有利であり、ト
ナー除去機能も優れているために従来から広く実用化さ
れている。このクリーニング装置は、通常方形の開口部
を備えたケーシングの前記開口部を感光ドラムに対向さ
せ、該開口部の1つの縁部にクリーニングブレードをそ
のエッジが感光ドラムに圧接されるように配設し、転写
後にクリーニング位置に到来する残留トナーを掻き落と
すよう構成されている。
【0008】ところで、このようなクリーニング装置の
構成においては、図6〜図8(図には一方のみを図示し
ている)に示すように、クリーニングブレード28のエ
ッジの長手方向延長部位に位置するクリーニング容器1
1の開口部26の縁には、回収トナーの漏れ出しを防止
するための端部シール30が配設されており、この端部
シール30をクリーニングブレード28の側面と感光ド
ラム表面に当接するように配設することによって、クリ
ーニングブレード28の横からのトナーの漏れを阻止し
ている。尚、端部シール30の材質としては、ウレタン
フォーム、不織布等が一般的に使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光ド
ラムの寿命化が進んで長期の使用が可能となると、該感
光ドラムへの端部シール30の当接が長期になり、端部
シール30の当接力が低下したり、端部シール30の表
面性が粗いために該端部シール30への回収トナーの進
入量が多くってクリーニング装置内に溜め込んだ回収ト
ナーが図6及び図8に示す経路Cを通って外部に漏出す
ることがあった。
【0010】ところで、シール機能を高めるために端部
シールを感光ドラムに強圧することも考えられるが、こ
のようにすると感光ドラムの回転トルクが上昇したり、
端部シールの感光ドラムへの当接圧劣化が進み易くな
る。特に、高湿環境下では端部シールが感光ドラム上に
トナーを押圧して該トナーの融着を発生させてしまう。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、端部シールを感光体に強圧す
ることなく回収トナーの漏出を確実に防ぐことができる
クリーニング装置とプロセスカートリッジ及び画像形成
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、クリーニング容器に配設さ
れたクリーニング手段によって回収したトナーのクリー
ニング容器側方からの漏れを防ぐための端部シールを配
設したクリーニング装置において、前記端部シール部材
を、高電圧の静電気を利用して毛羽を固着した静電植毛
部材と弾性部材とを貼り合わせて2層構造として構成し
たことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記静電植毛部材の毛羽の毛長を0.3m
m〜3mmとしたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記静電植毛部材の毛羽を化学合成
繊維で構成したことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記静電植毛部材の表面にシリ
コーン系処理を施したことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、クリーニング容器
に配設されたクリーニング手段によって回収したトナー
のクリーニング容器側方からの漏れを防ぐための端部シ
ールを配設し、該端部シール部材を、高電圧の静電気を
利用して毛羽を固着した静電植毛部材と弾性部材とを貼
り合わせて2層構造として構成して成るクリーニング装
置を含んでプロセスカートリッジを構成したことを特徴
とする。
【0017】請求項6記載の発明は、クリーニング容器
に配設されたクリーニング手段によって回収したトナー
のクリーニング容器側方からの漏れを防ぐための端部シ
ールを配設し、該端部シール部材を、高電圧の静電気を
利用して毛羽を固着した静電植毛部材と弾性部材とを貼
り合わせて2層構造として構成して成るクリーニング装
置を有するプロセスカートリッジを、装置本体に着脱可
能に装填して画像形成装置を構成したことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0019】先ず、画像形成装置Aの全体構成を図1に
基づいて説明する。尚、図1は本発明に係る画像形成装
置Aの概略構成を示す縦断面図である。
【0020】本実施の形態に係る画像形成装置Aは4色
フルカラーのレーザービームプリンタであり、第1の像
担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下、感光ド
ラムと称する)1を備えている。この感光ドラム1は不
図示の駆動手段によって図1の矢印方向(反時計方向)
に回転駆動される。そして、この感光ドラム1の周囲に
は、その回転方向に従って順に、感光ドラム1表面を均
一に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザー
ビームを照射することによって感光ドラム1上に静電潜
像を形成する露光装置3、静電潜像にトナーを付着させ
て該静電潜像をトナー像として現像する現像装置4、感
光ドラム1上のトナー像が1次転写される第2の像担持
体としての転写装置5、一次転写後の感光ドラム1表面
に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6等
が配設されている。
【0021】ここで、感光ドラム1と帯電装置2及びク
リーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセ
スカートリッジBを構成しており、このプロセスカート
リッジBは画像形成装置Aの本体に対して着脱可能に構
成されている。
【0022】又、画像形成装置Aには、第3の像担持体
としての記録媒体Sを転写装置5に向けて給送するとと
もに搬送する給搬送装置7、2次転写後の記録媒体Sに
トナー像を定着させる定着装置8が配設されている。
【0023】次に、感光ドラム1、帯電装置2、露光装
置3、現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、
給搬送装置7及び定着装置8についてそれぞれ以下に詳
しく説明する。
【0024】感光ドラム1は、直径約47mmのアルミ
ニウムシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光
体)を塗布して構成され、その両端部は不図示の支持部
材によって回転自在に支持されている。そして、この感
光ドラム1は、その一端部に不図示の駆動モータからの
駆動力の伝達を受けることによって図示矢印方向に回転
駆動される。
【0025】帯電装置2としては、例えば特開昭63−
149669号公報に示すような所謂接触帯電方式のも
のを使用することができる。この帯電装置2はローラ状
に形成された導電性ローラで構成されており、この導電
性ローラ2を感光ドラム1表面に当接させるとともに、
該導電性ローラ2に不図示の電源によって帯電バイアス
電圧を印加することによって感光ドラム1の表面が一様
に帯電される。
【0026】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには不図示のレーザーダイ
オードによって画像信号に対応する画像光が照射され
る。ポリゴンミラー3aは不図示のスキャナーモータに
よって高速で回転駆動され、反射した画像光を結像レン
ズ3b、反射ミラー3c等を介して帯電済の感光ドラム
1表面を選択的に露光して該感光ドラム1上に静電潜像
を形成する。
【0027】現像装置4は、軸4dを中心として割出回
転可能な回転体4aと、該回転体4aに搭載された4個
の現像器、即ちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各色トナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4
C,4Bkを備えている。感光ドラム1上の静電潜像の
現像時には、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像
器(4Y,4M,4C,4Bk)が現像位置に配置され
る。即ち、所定の現像器(4Y,4M,4C,4Bk)
が回転体4aの割出回転によって感光ドラム1に対向し
た現像位置に静止した後、その現像器(4Y,4M,4
C,4Bk)の現像スリーブ4bが感光ドラム1に対し
て微少間隙(300μm程度)をもって対向するように
位置決めされて感光ドラム1上の静電潜像が現像され
る。この現像は次のようにして行われる。
【0028】即ち、現像する色に対応する現像器(4
Y,4M,4C,4Bk)の容器内のトナーを送り機構
によって塗布ローラ4aへ送り込み、回転する塗布ロー
ラ4a及びトナー規制ブレード4cによって、回転する
現像スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布して該トナ
ーに電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4
bと静電潜像が形成された感光ドラム1との間に現像バ
イアスを印加することによって、静電潜像にトナーを付
着させて該静電潜像をトナー像として現像する。又、各
現像器4Y,4M,4C,4Bkの現像スリーブ4b
は、各現像器4Y,4M,4C,4Bkが現像位置に配
置されたときに画像形成装置Aに設けられた不図示の各
色現像用高圧電源に接続され、各色の現像毎に選択的に
電圧が印加される。尚、各現像器4Y,4M,4C,4
Bkは回転体4aに対してそれぞれ個別に着脱可能に構
成されている。
【0029】第2の像担持体としての転写装置5は、感
光ドラム1から1次転写されて順次重ねられた複数のト
ナー像を一括して記録媒体Sに2次転写するものであ
り、これは矢印R5方向に走行する中間転写ベルト5a
を備えている。本実施の形態では、中間転写ベルト5a
は周長約440mmのベルトであり、駆動ローラ5bと
2次転写対向ローラ5c及び従動ローラ5dの3本のロ
ーラに掛け渡されている。そして、この中間転写ベルト
5aは、駆動ローラ5bの回転によって矢印R5方向に
走行する。
【0030】又、従動ローラ5dに近接して中間転写ベ
ルト5aを感光ドラム1に押圧する位置と中間転写ベル
ト5aが感光ドラム1から離れる位置に移動可能な押え
ローラ5jが設けられている。
【0031】更に、中間転写ベルト5aの外側の所定位
置には、中間転写ベルト5aの表面に接離可能なクリー
ニングユニット5eが設けられており、このクリーニン
グユニット5eは、一括して2次転写後に記録媒体Sに
残った転写残トナーを除去する。このクリーニングユニ
ット5eは、帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに当
接させてトナーに転写時とは逆の電荷を与える。する
と、逆の電荷を付与されたトナーは感光ドラム1に静電
的に付着され、転写後に感光ドラム1上に残留するトナ
ーはクリーニング装置6によって回収される。尚、中間
転写ベルト5aのクリーニング方法としては、静電クリ
ーニングに限らず、ブレードやファーブラシ等を用いる
機械的な方法やこれらを併用した方法が用いられる。
【0032】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト
5aに1次転写された後、1次転写されないで感光ドラ
ム1表面に残留する所謂転写残トナーを除去するもので
ある。尚、クリーニング装置6では転写残トナーはクリ
ーニング容器11(図2参照)の中に蓄積されていく。
【0033】給搬送装置7は記録媒体Sを画像形成部へ
給送するものであって、これは複数枚の記録媒体Sが収
納されて画像形成装置Aの下部に装填される給紙カセッ
ト7aを備えている。画像形成時にはピックアップ部材
7eと搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット7a内の記録媒体Sが1枚ずつ分離搬
送され、この記録媒体Sはガイド板7cによってガイド
されてレジストローラローラ7dを通って中間転写ベル
ト5aへと給送される。
【0034】定着装置8は、記録媒体Sに2次転写され
た複数のトナー画像を定着させるものであり、図1に示
すように、回転する駆動ローラ8aと、該駆動ローラ8
aに圧接されて記録媒体Sに熱と圧力を印加する定着ロ
ーラ8bとで構成されている。即ち、中間転写ベルト5
a上のトナーを一括転写させる2次転写ローラ5nを通
過した記録媒体Sは、定着装置8を通過する際に駆動ロ
ーラ8aで搬送されるとともに、定着ローラ8bによっ
て熱と圧力を印加され、これによって複数色のトナー像
が記録媒体S表面に定着される。そして、トナー像の定
着を受けた記録媒体Sは排紙装置によって外部に排出さ
れる。
【0035】画像形成装置Aの本体へのプロセスカート
リッジBの装着は、該プロセスカートリッジBを画像形
成装置Aの本体内部へ導くための可動体50が画像形成
装置Aの本体内で移動可能に設けられている。そして、
引き出された可動体50にプロセスカートリッジBを装
填した後、可動体50を画像形成装置Aの本体内部方向
に移動させることによってプロセスカートリッジBが位
置決めされて装置本体内に装着され、画像形成が可能な
状態となる。
【0036】次に、プロセスカートリッジBの構成を図
2及び図3に基づいて説明する。尚、図2はプロセスカ
ートリッジBの縦断面図、図3は同プロセスカートリッ
ジBの感光ドラム1を取り外した状態の正面図である。
【0037】図2に示すように、プロセスカートリッジ
Bは、感光ドラム1の周りに帯電装置(帯電性ローラ)
2とクリーニング装置6を配設し、これらを枠体で一体
化して構成されている。このプロセスカートリッジBの
枠体は、感光ドラム1及び帯電装置2を支持するクリー
ニング容器11と、該クリーニング容器11の後端部に
超音波により接合される後部容器12とで構成されてい
る。
【0038】図3に示すように、感光ドラム1に対向す
るクリーニング容器開口26にはクリーニングブレード
28が取り付けられており、該クリーニングブレード2
8によって掻き落とされたトナーはスクイシート29に
よってクリーニング容器11の内部に案内される。
【0039】而して、クリーニングブレード28の両端
部であって、クリーニング容器11の開口26の縁部に
は、回収トナーの漏れ出しを防ぐための端部シール27
がクリーニングブレード28の形状に合わせて配設され
ており、この端部シール27をクリーニングブレード2
8の側面と感光ドラム1の表面に当接するように配設す
ることによってクリーニングブレード28の横からのト
ナーの漏れが防がれる。
【0040】上記端部シール27は、図4及び図5に示
すように、高電圧の静電気を利用して毛羽を固着した静
電植毛部材27aと弾性部材27bとを貼り合わせて2
層構造として構成されている。尚、静電植毛部材27a
の毛長は0.3〜3mmである。
【0041】上述のように端部シール27を静電植毛部
材27aと弾性部材27bとを貼り合わせて2層構造と
して構成することによって、先ず、感光ドラム1に対す
る端部シール27の当接圧は、弾性部材27bの圧潰量
に依存する弾性圧によって主に決まる。端部シール27
の当接圧を決定する他の要因として静電植毛部材27a
の毛長0.3mm〜3mmがあるが、これの寄与率は低
く、主に静電植毛部材27aの毛長はクリーニング容器
11の開口26からの回収トナーの漏れを阻止する機能
を果たす。
【0042】静電植毛部材27aの毛長は、クリーニン
グブレード28の先端ゴム部の厚みや形状、感光ドラム
1への当接圧を決定する弾性部材27bの厚み等を考慮
して0.3mm〜3mmの範囲で選択すれば良い。これ
以上長い毛長を選択すると高電圧の静電気で毛羽を飛ば
して固着する際に毛が自重で倒れてしまい、高密度の静
電植毛を得ることが難しくなる。又、短過ぎるとシール
性が劣るのは言うまでもない。
【0043】従来は感光ドラムへの端部シールの当接圧
減がそのままシール性減に繋がる中で機能を満足させて
きたが、本実施の形態のように端部シール27を静電植
毛部材27aと弾性部材27bとを貼り合わせて2層構
造として構成することによって、当接圧を加える機能と
トナーの漏れを阻止する機能を分離することができ、弾
性部材27bの圧潰量で、長期保管等での端部シール2
7の当接圧の減少を最小限に抑える当接圧の設定がで
き、シール機能を持った静電植毛部材27aを設けるこ
とによって長期の保管や使用に伴うシール性劣化を抑え
ることができる。
【0044】ところで、静電植毛部材27aの材質とし
てナイロン等の合成繊維若しくはレーヨン等の再生繊維
等の化学繊維を使用すると、静電植毛する際の植毛密度
が安定して得られ、トナー漏れに対するシール性が安定
化する。
【0045】又、従来のものと同様に端部シール27は
感光ドラム1に対して当接するため、感光ドラム1の回
転抵抗になってしまうが、静電植毛部材27aの繊維表
面にシリコーン系の潤滑処理を施すことによって該静電
植毛部材27aが感光ドラム1と摺擦する際の回転トル
クを低減することができ、感光ドラム1の回転抵抗を小
さく抑えることができるとともに、トナー漏れを確実に
防ぐことができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、クリーニング容器に配設されたクリーニング手
段によって回収したトナーのクリーニング容器側方から
の漏れを防ぐための端部シールを、高電圧の静電気を利
用して毛羽を固着した静電植毛部材と弾性部材とを貼り
合わせて2層構造として構成したため、該端部シールを
感光体に強圧することなく回収トナーの漏出を確実に防
ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの縦断面図
である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの感光ドラ
ムを取り外した状態の正面図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの端部シー
ル部の部分斜視図である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの端部シー
ルの斜視図である。
【図6】従来のプロセスカートリッジの端部シール部の
部分斜視図である。
【図7】従来のプロセスカートリッジの端部シールの斜
視図である。
【図8】従来のプロセスカートリッジの端部シール部の
部分正面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ 1 感光ドラム 6 クリーニング装置 11 クリーニング容器 27 端部シール 27a 静電植毛部材 27b 弾性部材 28 クリーニングブレード(クリーニング手段) 29 スクイシート(クリーニング手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮部 滋夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 AA00 BF00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニング容器に配設されたクリーニ
    ング手段によって回収したトナーのクリーニング容器側
    方からの漏れを防ぐための端部シールを配設したクリー
    ニング装置において、 前記端部シール部材を、高電圧の静電気を利用して毛羽
    を固着した静電植毛部材と弾性部材とを貼り合わせて2
    層構造として構成したことを特徴とするクリーニング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記静電植毛部材の毛羽の毛長を0.3
    mm〜3mmとしたことを特徴とする請求項1記載のク
    リーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記静電植毛部材の毛羽を化学合成繊維
    で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のクリ
    ーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記静電植毛部材の表面にシリコーン系
    処理を施したことを特徴とする請求項1,2又は3記載
    のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 クリーニング容器に配設されたクリーニ
    ング手段によって回収したトナーのクリーニング容器側
    方からの漏れを防ぐための端部シールを配設し、該端部
    シール部材を、高電圧の静電気を利用して毛羽を固着し
    た静電植毛部材と弾性部材とを貼り合わせて2層構造と
    して構成して成るクリーニング装置を有することを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 クリーニング容器に配設されたクリーニ
    ング手段によって回収したトナーのクリーニング容器側
    方からの漏れを防ぐための端部シールを配設し、該端部
    シール部材を、高電圧の静電気を利用して毛羽を固着し
    た静電植毛部材と弾性部材とを貼り合わせて2層構造と
    して構成して成るクリーニング装置を有するプロセスカ
    ートリッジを、装置本体に着脱可能に装填して成ること
    を特徴とする画像形成装置。
JP11163338A 1999-06-10 1999-06-10 クリーニング装置とプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Withdrawn JP2000352914A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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