JP4870207B2 - 画像形成装置用のシール材 - Google Patents
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Description
本発明の画像形成装置用のシール材は、前記層がフォーム材であることが好ましい。
本発明の画像形成装置用のシール材は、前記層が織物からなる基布であることが好ましい。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、画像形成装置のクリーニング部について説明する。
図4及び図5に示すように、シール材21は、支持層22と、支持層22の表面に接着層23を介して接着された摺接層24と、支持層22の裏面に形成された補強層25と、該補強層25における支持層22とは反対側の面に形成された貼付層26とが積層された構成を有している。摺接層24は、支持層22上に接着層23を介して植毛された複数のパイル糸27により構成されている。そして、シール材21は、摺接層24が前記各層22〜26のうち最上層となるようにして、前記支持突部18(図1参照)に貼付層26を介して貼付されている。
始めに、本実施形態では、シール材21と感光ドラム11とは、図6に示すように、シール材21の各短パイル糸27bの先端が感光ドラム11の周面に当接するような位置関係にある。このため、シール材21の各長パイル糸27aは、湾曲した状態で感光ドラム11の周面に摺接している。
(1)シール材21は、各短パイル糸27bに比べて柔軟性の高い各長パイル糸27aが屈曲して各短パイル糸27bを覆いながら感光ドラム11の周面に柔軟に摺接するとともに、各長パイル糸27aよりも高密度に植毛された各短パイル糸27bが各長パイル糸27a同士の根元付近の隙間を埋めている。このため、シール材21は、感光ドラム11の端部からのトナーの漏れを主に各短パイル糸27bによって抑制することができるとともに、主に各長パイル糸27aが感光ドラム11の周面に柔軟に摺接することで感光ドラム11の周面に対する摺動抵抗を低減することができる。したがって、シール材21の感光ドラム11の周面に対する摺動抵抗を低減しつつ、シール材21のトナーに対するシール性を高めることができる。
なお、上記第1実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
図7に示すように、シール材21を、支持層22と接着層23との間に補強層25が配置されるように構成してもよい。この場合、補強層25は、レーヨン製の糸の織物からなる基布によって構成され、貼付層26を介して支持層22に貼り合わされる。この補強層25を構成する基布の織物組織を形成する手法としては、綾織、朱子織、平織等が挙げられる。ここでは、基布はその表面が平滑となり、接着性が良好となる綾織によって形成されている。このときの糸の密度としては、タテ糸の密度が30本/cm、ヨコ糸の密度が20本/cmとなるように設定されている。
シール材21において、支持層22の表面及び裏面の双方に補強層25を設けるように構成してもよい。
支持層22は、必ずしもフォーム材で形成する必要はない。例えば、支持層22をゴム等の弾力性を有する材料によって形成してもよいし、あるいは弾力性を有さない硬質の合成樹脂材料によって形成してもよい。
パイル糸27を感光ドラム11における端部から中央部に向かう方向に傾斜させてもよい。このようにすれば、シール材21のトナーに対するシール性能をより一層向上させることができる。また、パイル糸27を傾斜させる場合、感光ドラム11の回転方向に沿う方向を0°、感光ドラム11における端部から中央部に向かう方向を90°とした場合、パイル糸27の傾斜方向は、0°〜90°の間の範囲内であれば、いずれの方向であってもよい。すなわち、パイル糸27は、支持層22から感光ドラム11の中央部に向かう方向(図3におけるX方向)とこの方向に対して直交する方向(図3におけるY方向)との間の任意の方向に向かって傾斜させてもよい。このようにすれば、シール材21の摺動性能とシール性能とのバランスを状況に応じて最適に保つことができる。なお、パイル糸27を傾斜させるための工程は、支持層22上にパイル糸27を植毛する工程で予めパイル糸27を斜めに植毛することで省略することができる。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図11〜図16に基づいて説明する。
なお、各図におけるパイル糸は模式的に描いたものであり、例えばパイル糸を構成する単繊維の本数は必ずしも実際の本数と一致するものではない。
さて、感光ドラム11の周面に固形潤滑剤38を塗布する場合には、まず、ロールブラシ30及び感光ドラム11を図15の反時計方向に回転させる。すると、第1パイル糸36a及び第2パイル糸36bが固形潤滑剤38の表面上を摺動するとともに、第1パイル糸36aが感光ドラム11の周面上を摺動する。このとき、固形潤滑剤38は硬いため、第1パイル糸36aによってはほとんど削られず、第1パイル糸36aよりも剛性の高い第2パイル糸36bによって主に削り取られる。したがって、固形潤滑剤38の表面は粗くなり、削り取られた固形潤滑剤38が残存している。
(3)ブラシ32のパイル糸36は、相対的に柔らかい第1パイル糸36aと、該第1パイル糸36aよりも基布33からの高さが低く、且つ相対的に剛性の高い第2パイル糸36bとによって構成されている。すなわち、ロールブラシ30におけるブラシ32は、固形潤滑剤38を削ることに適した第2パイル糸36bと、感光ドラム11の周面を傷つけないように該周面に固形潤滑剤38を塗布することに適した第1パイル糸36aとを備えている。したがって、ロールブラシ30は、第2パイル糸36bによって固形潤滑剤38を効果的に削るという性能と、第1パイル糸36aによって固形潤滑剤38を感光ドラム11の周面に該周面を傷つけることなくソフトに塗布するという性能との2つの性能を発揮することができる。
なお、上記第2実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図16に示すように、第2パイル糸36bを捲縮させることによって、第1パイル糸36aよりも第2パイル糸36bの基布33からの高さを低くするようにしてもよい。この場合、第2パイル糸36bを捲縮糸によって構成することで、第2パイル糸36bの基布33からの高さの低減を容易に行うことができる。
・第1パイル糸36a及び第2パイル糸36bの双方を熱収縮糸によって構成するようにしてもよい。この場合、第1パイル糸36a及び第2パイル糸36bの熱収縮率が互いに異なるように設定して、熱収縮後における第1パイル糸36a及び第2パイル糸36bの基布33からの高さが互いに異なるようにする必要がある。
・第1パイル糸36a及び第2パイル糸36bの基布33上における密度が互いに同じになるように構成してもよいし互いに異なるように構成してもよい。
・ブラシ32のパイル糸36は、互いに基布33からの高さが異なる3種類以上のパイル糸によって構成してもよい。
Claims (3)
- 多数のパイル糸が接着剤を介して静電植毛された層を有し、画像形成装置内において前記層のパイル糸が回転体の周面に接触するように配置することにより、該回転体の端部からの粉粒体の漏れをシールする画像形成装置用のシール材であって、
前記層には、長さの異なる複数種類のパイル糸が静電植毛されているとともに、前記長さの異なるパイル糸は全て直毛で構成されており、
前記層において、前記複数種類のパイル糸は、それぞれの長さに応じた植毛領域を有し、各植毛領域が重複していることを特徴とする画像形成装置用のシール材。 - 前記層がフォーム材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置用のシール材。
- 前記層が織物からなる基布であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置用のシール材。
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