JP3442843B2 - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP3442843B2
JP3442843B2 JP00634494A JP634494A JP3442843B2 JP 3442843 B2 JP3442843 B2 JP 3442843B2 JP 00634494 A JP00634494 A JP 00634494A JP 634494 A JP634494 A JP 634494A JP 3442843 B2 JP3442843 B2 JP 3442843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラープリンタ、カラ
ー複写機やカラーファクシミリ等に応用できるカラー電
子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として、発明者らが特開平5−1
78998号公報に出願したカラー電子写真装置を用い
てその構成を説明する。図6はその従来例のカラー電子
写真装置の全体構成図である。
【0003】中央に黒、シアン、マゼンタ、イエロの各
色用の4組の扇型をした像形成ユニット101Bk、1
01C、101M、101Yが像形成ユニット群を構成
し、円環状に配置されている。102は感光体、103
は帯電器、104は現像剤ホッパ、105はクリーナ、
106は電極ローラである。円環状に配置されている像
形成ユニット101Bk、101C、101M、101
Yは支持体(図示せず)に支持されており、全体として
移動手段である移動モータ107に駆動され、円筒状の
固定されて回転しない軸108の周りに回転移動可能に
なっている。各像形成ユニットは、順次、中間転写ベル
ト109を支持する転写ローラ110に対向した像形成
位置111に位置することができる。像形成位置111
は信号光112による露光位置でもある。113はレー
ザ露光装置で、プリンタ部に入力された信号で変調され
たレーザビームによる信号光112を発生するが、これ
は図6の像形成ユニット101Mと101Yの間に構成
された光路を通って、軸108の一部に開けられた窓1
14a、114bを通して軸108内部に固定されたミ
ラー115に入射し、反射されて像形成位置111にあ
る像形成ユニットの感光体102に照射され潜像を形成
する。図6の状態では黒用の像形成ユニット101Bk
に作用する。
【0004】次に、この装置のカラー像形成時の動作を
説明する。まず最初は、像形成ユニットは図6に示すよ
うな位置にあり、かつ黒用の像形成ユニット101Bk
が図に示されているように像形成位置111にある。レ
ーザ露光装置113により黒の信号光が像形成ユニット
101Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行われ
る。像形成されるとともに同時に転写ローラ110の作
用で、黒トナー像が中間転写ベルトに転写される。黒の
トナー像がすべて転写し終わった直後に、像形成ユニッ
ト群101Bk、101C、101M、101Yは全体
が移動モータ107に駆動されて一体的に回転移動し、
ちょうど90度回転して像形成ユニット101Cが像形
成位置近傍111に達した位置で止まる。像形成ユニッ
ト101Cが像形成位置111に到着後、前と同様に今
度はシアンの信号でレーザ露光装置が像形成ユニット1
01Cに信号光を入力しシアンのトナー像の形成と転写
が行われる。このとき中間転写ベルト109が一回転し
てきて、前に転写された黒のトナー像に次のシアンのト
ナー像が位置的に合致するようにシアンの信号光の書き
込みのタイミングが制御される。以上と同様の動作を、
マゼンタ、イエロについても行い中間転写ベルト上には
4色のトナー像が位置的に合致して重ね合わされカラー
像が形成される。最後のイエロトナー像の転写後、4色
のトナー像はタイミングを合わせて用紙116に、第2
転写ローラ117の作用で一括転写される。用紙に転写
されたトナー像は定着器118により定着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成で、2
00枚ほどカラープリントを続けると、しだいに各像形
成ユニット101の感光体102の表面が傷つきはじ
め、画像に黒筋が現れた。
【0006】さらに、このような構成では、中間転写体
と感光体とを接触させたままメンテナンスする構成のた
めに、中間転写体の交換時に中間転写体の表面が感光体
表面をこすりつけ傷つけたり、外部からの光が感光体に
直接当たって感光体を劣化させるという問題点が発生し
た。
【0007】本発明の目的は上記問題点に鑑み、感光体
表面に傷をつけにくくかつメンテナンス性が良いカラー
電子写真装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トナー収容部と感光体と現像ローラとを
有する複数の像形成ユニットを着脱可能に構成した回転
体を有し、前記感光体上に現像された画像を、中間転写
ユニットに収容された中間転写体を介して、記録紙に転
写するカラー画像記録装置において、前記像形成ユニッ
トは、前記像形成ユニットが前記中間転写体ベルトの転
写ローラに支持され且つ前記回転体に対面する部分に対
し略垂直方向に移動し接触して像形成を行う像形成位置
と、前記中間転写体ベルトの転写ローラに支持され且つ
前記回転体に対面する部分から離間し前記中間転写体と
接触しない退避位置と、の二つの位置に移動可能に制御
される、構成を採る。
【0009】
【作用】本発明の中間転写体として中間転写ベルトユニ
ットを用いるカラー電子写真装置の構成と作用について
図1を用いて説明する。1はカラー電子写真プリンタの
外装筐であり、図面右端面側が前面である。1Aはプリ
ンタ前面板であり、該前面板はプリンタ外装筐1に対し
て下辺側のヒンジ軸1Bを中心に倒し開き操作、起こし
閉じ操作自由である。プリンタ内に対する中間転写ベル
トユニット2の着脱操作や紙詰まり時などのプリンタ内
部メンテナンス等は前面板1Aを倒し開いてプリンタ内
部を大きく解放することにより行われる。この中間転写
ベルトユニット2の着脱動作は、感光体の回転軸母線方
向に対し垂直方向になるように設計されている。
【0010】中間転写ベルトユニット2の構成を図3に
示す。中間転写ベルトユニット2はユニットハウジング
2aに、転写ベルト3、導電性弾性体よりなる第1転写
ローラ4、アルミニウムローラよりなる第2転写ローラ
5、転写ベルトの張力を調整するテンションローラ6、
転写ベルト上に残ったトナー像をクリーニングするクリ
ーナ7、回収したトナーを溜おく廃トナー溜め8aおよ
び8b、廃トナー溜め8b内のトナー量が満杯になった
ことを検出する廃トナー満杯検出器9、転写ベルトの位
置を検出する位置検出器10、を内包している。この中
間転写ベルトユニット2は、プリンタの静止状態を示す
図2においてプリンタ前面板1Aを倒し開いてプリンタ
外装筐1内の所定の収納部に対して着脱自在である。中
間転写ベルト3は、厚さ100μmのエンドレスベルト
状の半導電性のウレタンを基材としたフィルムよりな
り、周囲に107Ωcmの抵抗を有するように低抵抗処理
をしたウレタンフォームを成形した第1転写ローラ4と
第2転写ローラ5およびテンションローラ6に巻回し、
矢印Y方向に移動可能に構成される。ここで、転写ベル
トの周長は、最大用紙サイズであるA4用紙の長手方向
の長さ(298mm)に、後述する感光体ドラム(直径
30mm)の周長の半分より若干長い長さ(62mm)
を足した360mmに設定している。クリーナ7は、中
間転写ベルト3を清掃するベルトクリーナ部のファーブ
ラシである。これは、導電性のファーにトナーを静電的
に吸引する電圧を印加する構成である。なお、このクリ
ーナ7はゴムブレードや電圧を印加したローラであって
もよい。このクリーナ7は中間転写ベルト3上にカラー
像を形成中は、中間転写ベルト3から離れる構成になっ
ている。
【0011】図4は中間転写ベルトユニット2の内部に
設けられたフォトインタラプタによる位置検出器10の
構成を示す斜視図である。中間転写ベルト3の端部には
検出孔12があり、位置検出器10はその検出孔12の
通過を光学的に検出することによって、中間転写ベルト
3上でのカラー像の位置合わせをおこなう構成である。
【0012】図2に示すように、中間転写ベルトユニッ
ト2がプリンタ本体に装着されたときには、第1転写ロ
ーラ4は、感光体11と接触しない位置にあり、また、
第2転写ローラ5は、プリンタ前面板1Aが閉じられた
ときには、中間転写ベルト3を介して上記の第1転写ロ
ーラ4と同様の構成の第3転写ローラ19に圧接され
る。この第3転写ローラ19は中間転写ベルト3に従動
回転可能に構成している。
【0013】再び、図1に戻る。プリンタ中央には黒、
シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型をした
像形成ユニット13Bk、13Y、13M、13Cが像
形成ユニット群14を構成し、図のように円環状に配置
されている。各像形成ユニットは、図1のプリンタ左面
板1Cをヒンジ軸1Dを中心に開いて像形成ユニット群
14の所定の位置に着脱自在である。像形成ユニット1
3はプリンタ内に正規に装着されることにより、像形成
ユニット側とプリンタ側の両者側の機械的駆動系統・電
気回路系統が相互カップリング部材(図示せず)を介し
て結合して機械的・電気的に一体化する。
【0014】円環状に配置されている像形成ユニット1
3Bk、13C、13M、13Yは支持体(図示せず)
に支持されており、全体として移動手段である移動モー
タ15に駆動され、固定されて回転しない円筒状の軸1
6の周りに回転移動可能に構成されている。像形成時に
は、各像形成ユニットは回転移動によって順次前述の中
間転写ベルト3を支持する第1転写ローラ4に対向した
像形成位置17に位置することができる。像形成位置1
7は信号光18による露光位置でもある。
【0015】中間転写ベルトユニット2がプリンタ本体
に装着され、像形成動作が開始すると、第1転写ローラ
4は、中間転写ベルト3を介して感光体11に約1.0
kgの力で圧接され、また、第2転写ローラ5は、中間
転写ベルト3を介して上記の第1転写ローラ4と同様の
構成の第3転写ローラ19に圧接される。
【0016】図5に黒用像形成ユニット17Bkを詳細
に示す。各像形成ユニットは、中に入れた現像剤をの除
きそれぞれ同じ構成部材よりなるので、説明を簡略化す
るため黒用の像形成ユニット13Bkについて説明し、
他色については省略する。なお、各色用について同じ部
分には同じ符号を付し、各色の構成の区別をつける必要
がある場合は符号に各色を示す文字を付す。この説明で
は、通常の電子写真法に用いる現像法であればいかなる
ものでもよいことは言うまでもない。図5において、1
1はフタロシアニンをポリカーボネート系バインダ樹脂
に分散した有機感光体、20は感光体11と同軸で固定
された回転しない磁石、21は感光体をマイナスに帯電
する帯電ローラ、18はレーザビーム信号光、22はレ
ーザビームが像形成ユニットに進入する露光窓、23は
現像剤ホッパである。現像剤ホッパ23内には、表面を
シリコン樹脂でコートした粒径50μmのフェライトキ
ャリヤ24Bkとポリエステル樹脂に黒顔料を分散した
黒トナー25Bkを混合した2成分現像剤26Bkをい
れ、磁石20の磁力により感光体11表面に付着させ
る。27は回転可能なアルミニウム製の回収電極ロー
ラ、28はその内部に同軸で固定された回転しない磁
石、29は回収電極ローラ上のトナーをかきおとす燐青
銅製のスクレーパ、30は回収電極ローラに電圧を印加
する交流高圧電源である。31は転写後の感光体表面に
残ったトナーを清掃するクリーナである。感光体11の
直径は30mmで、周速60mm/sで矢印方向に回転さ
せ、回収電極ローラ27は直径16mmで、同じく周速
60mm/sで矢印方向に回転させた。
【0017】再び図1に戻り説明する。32はプリンタ
外装筐1内の下側に配設したレーザビームスキャナ部で
あり、半導体レーザ、スキャナモータ32a、ポリゴン
ミラー32b、レンズ系32c等から構成されている。
該スキャナ部32からの画像情報の時系列電気画素信号
に対応した画素レーザ信号光18は図1の像形成ユニッ
ト13Bkと13Cとの間に構成された光路窓口33を
通って、軸16の一部に開けられた窓34を通して軸1
6内の固定されたミラー35に入射し、反射されて像形
成位置17にある像形成ユニット13Bkの露光窓22
から像形成ユニット13Bk内に進入し、像形成ユニッ
ト内に上下に配設されている現像剤溜め23とクリーナ
31との間の通路を通って感光体ドラム11の左側面の
露光部に入射し母線方向に走査露光される。
【0018】ここで光路窓口33からミラー35までの
光路は両隣の像形成ユニット13Bkと13Cとのユニ
ット間の隙間を利用しているため、像形成ユニット群1
4には無駄になる空間がほとんど無い。また、ミラー3
5は像形成ユニット群14の中央部に設けられているた
め、固定された単一のミラーで構成することができ、シ
ンプルでかつ位置合わせ等が容易な構成である。
【0019】19はプリンタ前面板1Aの内側で給送ロ
ーラ36の上方に配設した第3転写ローラであり、中間
転写ベルト3と第3転写ローラ19との圧接されたニッ
プ部には、プリンタ前面板1Aの下部に設けた紙給送ロ
ーラ36により用紙が送られてくるように用紙搬送路が
形成されている。
【0020】37a・37bはプリンタの内側上部に設
けた定着ローラで、37aの内部にはハロゲンランプ3
8が設けられている。37aと37bとの間にはポリイ
ミドフィルム39が張架されている。このフィルム39
はカラープリントの光沢を出す目的に用いられる。40
は定着ローラ37aに対向し設けられたバックアップロ
ーラ、41は紙出口側に配設した排紙トレイである。以
上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明である。
【0021】次に図2を用い、像形成ユニット13およ
び中間転写ベルトユニット2の交換時の構成と作用を説
明する。図2の像形成ユニット群14の位置は、図1の
像形成ユニット群14の位置と異なる。この状態は、像
形成ユニット13Bkが図1の像形成位置17ではな
く、退避位置42にある。ここに示す状態はマゼンタ像
形成ユニット13Mを交換する状態を示しており、この
退避位置42では像形成ユニット13Bkの感光体11
は第1転写ローラ4に対向しない。この退避位置42に
おいて、プリンタはプリント動作を停止し、プリンタ左
面板1Cを開くことによって各像形成ユニット13の交
換が図2の矢印Z方向に取り出し可能となる。他の像形
成ユニット13を交換するときは、像形成ユニット群1
4はこの状態から90゜づつ回転移動した状態で停止す
る。またプリンタ前面板1Aを開くことによって、中間
転写ベルトユニット2も取り外し可能となる。この状態
で中間転写ベルトユニット2を取り外すと、取り出し動
作中に感光体11と中間転写ベルト3とが強く押し当て
て傷つけることがない。
【0022】中間転写ベルト3は、長期に使用するにと
もない次第に表面がトナーの固着などにより劣化する。
このベルトの劣化が著しくなると画像が部分的に欠けた
り画像に白筋や黒筋が発生する。このためこの中間転写
ベルトは劣化し画像に影響が出る前に交換することが望
ましい。ところが、この中間転写ベルトの劣化現象をプ
リンタ装置内で自動的に検出することは極めて困難であ
る。本願発明では、図3に示すように、中間転写ベルト
3を廃トナー溜め8とともに一体化してユニット化し、
中間転写ベルト3の交換時に廃トナーを同時に捨て去る
構成である。このような構成では、中間転写ベルトが寿
命になる前に廃トナー溜めが廃トナーで満杯になるよう
にその大きさを小さい目の容量に設計しておくとよい。
こうすると、中間転写ベルトが劣化して画像欠陥が発生
する前に廃トナー溜め内部に設置した廃トナー満杯検出
器9がトナーの満杯を検出し、ユーザに中間転写ベルト
ユニット2の交換を指示することができる。このような
構成は、直接トナー像を上に形成する中間転写ベルトだ
けに有効なものではなく、受像紙を周囲に巻き付ける構
成の中間転写体であっても同様に有効である。
【0023】上記の構成によって、像形成ユニット群が
回転移動動作中には、像形成ユニットの感光体と中間転
写ベルトとは接触しないため感光体が傷つくことがな
い。また、中間転写体ユニットの交換時に中間転写体が
感光体と直接接触することがないのでメンテナンス時に
感光体を傷つけることもない。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例のカラー電子写真装
置の動作について、図1、2、5を参照しながら説明す
る。
【0025】図1のプリンタは、像形成状態にある。像
形成ユニット13Bkの動作を図5を用いて説明する。
感光体11を帯電ローラ21で、−500Vに帯電させ
た。この感光体11にレーザビーム走査光18を照射し
静電潜像を形成した。このとき感光体の露光電位は−1
00Vであった。この感光体11表面上に、2成分現像
剤26Bkを現像剤ホッパ23内で磁力により付着させ
た。次に感光体11表面を回収電極ローラ27の前を通
過させた。感光体11の未帯電域の通過時には、電極ロ
ーラ27には交流高圧電源30により、+100Vの直
流電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク
1.5kV)の交流電圧(周波数3kHzの矩型波)を
印加した。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き
込まれた感光体11表面の通過時には、電極ローラ27
には交流高圧電源30により、−300Vの直流電圧を
重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5k
V)の交流電圧(周波数3kHzの矩型波)を印加し
た。すると、感光体11上の現像剤と非画像部分に付着
したトナーは電極ローラ27に回収され、感光体11上
には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。
矢印方向に回転する電極ローラ27に付着した現像剤と
トナーは、スクレーパ29によってかきとり、再び現像
剤ホッパ23内に戻し次の像形成に用いた。こうして感
光体11上には黒色のトナー像が得られた。黒色以外の
他の現像器13C、13M、13Yについても同様の動
作を行う。
【0026】次に再び図1に戻り、装置のカラー像形成
時の動作を説明する。像形成ユニット群14は図1に示
す位置にあり、黒の像形成ユニット13Bkが図示のよ
うに像形成位置17にある。このとき感光体11は中間
転写ベルト3を介して第1転写ローラ4に対向接触して
いる。先に説明した像形成ユニットの像形成工程によ
り、レーザ露光装置32により黒の信号光が像形成ユニ
ット13Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行わ
れる。この時像形成ユニット13Bkの像形成の速度
(感光体の周速に等しい60mm/s)と中間転写ベル
ト3の移動速度は同一になるように設定されており、像
形成と同時に第1転写ローラ4の作用で、黒トナー像が
中間転写ベルト3に転写される。このとき第1転写ロー
ラ4には+1kVの直流電圧を印加した。黒のトナー像
がすべて転写し終わった直後に、像形成ユニット13B
kは図2に示す像形成ユニット群の点線円内の退避位置
42に戻り、像形成ユニット群14として全体が移動モ
ータ15に駆動されて図1の矢印Q方向に回転移動し、
ちょうど90度回転して像形成ユニット13Cが像形成
位置17に達した位置で止まる。この間、像形成ユニッ
トの感光体以外のトナーホッパ23やクリーナ31の部
分は感光体11先端の点線で示す回転円弧より内側に位
置しているので、中間転写ベルト3が像形成ユニットに
接触することはない。
【0027】像形成ユニット群14の回転が終了し像形
成ユニット13Cが退避位置42から像形成位置17に
移動後、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装
置32が像形成ユニット13Cに信号光を入力しシアン
のトナー像の形成と転写が行われる。このときまでに中
間転写ベルト3は一回転し、前に転写された黒のトナー
像に次のシアンのトナー像が位置的に合致するように、
図4に示す位置検出器10からの信号に基づいてシアン
の信号光の書き込みタイミングが制御される。この間、
第3転写ローラ19とクリーナ7とは中間転写ベルト3
から少し離れており、転写ベルト上のトナー像を乱さな
いように構成されている。
【0028】以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い、中間転写ベルト3上には4色のトナー像
が位置的に合致して重ね合わされカラー像が形成され
た。最後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像は
タイミングを合わせて給紙カセットから送られる用紙
(図示せず)に、第3転写ローラ19の作用で一括転写
された。このとき第2転写ローラ5は接地し、第3転写
ローラ19には+1.5kVの直流電圧を印加した。用
紙に転写されたトナー像は定着ローラ37a・37bに
より定着され、その後排紙トレイ41に排出された。中
間転写ベルト3上に残った転写残りのトナーは、クリー
ナ7の作用で清掃され中間転写ベルトユニット2内の排
トナー溜め8b内に蓄えられた。
【0029】このようなプリント動作を約3万枚繰り返
したところ、排トナー溜め8bが満杯となり、光センサ
で構成された廃トナー満杯検出器9が、満杯であるとい
う信号を出力した。このとき、中間転写ベルト3は、さ
らに1万枚程度のプリントに使用し得る状態であった
が、この満杯検出器9の信号に基づき中間転写ベルトユ
ニット2の交換をユーザに促した。
【0030】次に、図2を用いこの装置の像形成ユニッ
ト13や中間転写ベルトユニット2の交換時のメンテナ
ンスに関する説明をする。まず、移動モータ15の作用
により像形成ユニット群14を回転して、その色の像形
成ユニット13(ここでは13M)を左側の左面板1C
の位置に移動する。この状態は、同時に像形成ユニット
13Bkの感光体11が、中間転写ベルトユニット2の
第1転写ローラ4と接触しない退避位置42にある状態
である。そして装置本体左面に位置した左面板カバー1
Cをあけて、そこから注目の像形成ユニット13Mを装
置外に取り出す。次に、あらかじめ画像濃度を調整した
新しい像形成ユニットを装着する。これにより、像形成
ユニット装着後はなんら調整する事なく像形成が開始で
きる。
【0031】廃トナーで廃トナー溜め8bが満杯になっ
た状態の中間転写ベルトユニット2は次のように交換さ
れる。像形成ユニット群14は図2に示す状態にあり、
像形成ユニット13Bkの感光体11が、中間転写ベル
トユニット2の第1転写ローラ4と接触しない退避位置
42に移動し装置は停止する。ユーザが装置本体前面部
に位置する前面板1Aをあけて、そこから中間転写ベル
トユニット2を取り出す。次に、あらかじめ用意した位
置検出器や廃トナー満杯検出器等が調整済みの新しい中
間転写ベルトユニットを装着する。したがってユニット
装着後はなんら調整する事なく像形成が開始できる。こ
の新しい中間転写ベルトユニットを本体に装着する際
に、像形成ユニット13Bkの感光体11は退避位置4
2に位置するため、第1転写ローラ4と衝突して傷つく
ことはない。
【0032】以上が実施例の構成と動作の説明である。
なお以上の実施例では、像形成ユニットの構造として特
定のものを用いたが、他に従来法の現像法や帯電方法を
用いた構造の像形成ユニットの場合でも、本発明の本質
と作用効果は変わることがない。またこのような構成
は、直接トナー像を上に形成する中間転写ベルトだけに
有効なものではなく、受像紙を周囲に巻き付ける構成の
中間転写体であっても同様に有効であることはいうまで
もない。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、像形成
ユニット群の回転時に、中間転写体と像形成ユニットと
が衝突することがないため、感光体を傷つけない。さら
に中間転写体ユニット交換時に、中間転写体と感光体と
が衝突して感光体を傷つけることがない。構成が小型シ
ンプルでメンテナンス性の良いカラー電子写真装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー電子写真装置の像形成時の位置
関係を示す構成図
【図2】本発明のカラー電子写真装置の退避位置を示す
構成図
【図3】本発明の中間転写体ユニットの構成図
【図4】本発明の中間転写体ユニットの位置検出器の構
成を示す構成図
【図5】本発明の実施例のカラー電子写真装置に用いら
れる像形成ユニットの構成を示す構成図
【図6】従来のカラー電子写真装置の構成図
【符号の説明】
2 中間転写体ユニット 3 中間転写体 4 第1転写ローラ 5 第2転写ローラ 6 テンションローラ 7 クリーナ 8 廃トナー溜め 9 廃トナー満杯検出器 10 位置検出器 11 感光体 19 第3転写ローラ 13 像形成ユニット 14 像形成ユニット群 17 像形成位置 18 レーザ信号光 32 レーザ露光装置 35 ミラー 42 退避位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−266566(JP,A) 特開 平4−198962(JP,A) 特開 平5−197251(JP,A) 特開 平5−72866(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー収容部と感光体と現像ローラとを
    有する複数の像形成ユニットを着脱可能に構成した回転
    体を有し、前記感光体上に現像された画像を、中間転写
    ユニットに収容された中間転写体を介して、記録紙に転
    写するカラー画像記録装置において、 前記像形成ユニットは、前記像形成ユニットが前記中間
    転写体ベルトの転写ローラに支持され且つ前記回転体に
    対面する部分に対し略垂直方向に移動し接触して像形成
    を行う像形成位置と、前記中間転写体ベルトの転写ロー
    ラに支持され且つ前記回転体に対面する部分から離間し
    前記中間転写体と接触しない退避位置と、の二つの位置
    に移動可能に制御されることを特徴とするカラー画像記
    録装置。
  2. 【請求項2】 像形成ユニットが退避位置に位置する時
    に、中間転写ユニットが装置本体から着脱可能に構成さ
    れた、ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 着脱方向が、感光体回転軸母線方向に対
    し垂直方向であることを特徴とする請求項2記載のカラ
    ー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 像形成ユニットが退避位置に位置すると
    きに、中間転写体と対向する前記像形成ユニットとは異
    なる像形成ユニットを着脱可能にした、ことを特徴とす
    る請求項1記載のカラー画像記録装置。
  5. 【請求項5】 着脱方向が、感光体回転軸母線方向に対
    し垂直方向であることを特徴とする請求項4記載のカラ
    ー画像記録装置。
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