JP2000346725A - 貼付物の押さえ治具 - Google Patents

貼付物の押さえ治具

Info

Publication number
JP2000346725A
JP2000346725A JP11161789A JP16178999A JP2000346725A JP 2000346725 A JP2000346725 A JP 2000346725A JP 11161789 A JP11161789 A JP 11161789A JP 16178999 A JP16178999 A JP 16178999A JP 2000346725 A JP2000346725 A JP 2000346725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
adjusting
jig
adjusting mechanism
retainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11161789A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitohisa Onoe
仁久 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP11161789A priority Critical patent/JP2000346725A/ja
Publication of JP2000346725A publication Critical patent/JP2000346725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の表面形状を問わず、歪みゲージ等貼
付物を簡単に、効率よく貼付することができ、しかも加
圧能力に優れ、目標とする場所に長時間安定して加圧保
持することができる押さえ治具を提供する。 【解決手段】 貼付物2を構造物1に押さえ付ける力を
調整する機能をもつ加圧力調整機構4と、貼付物2を押
さえる位置を3次元的に調整する機能をもつ押さえ部位
調整機構5と、押さえ治具3全体を構造物1に固定した
形態で取り付ける機能をもつ押さえ治具固着機構6とを
設ける。上記で、加圧力調整機構4としてねじ機構を設
け、押さえ部位調整機構5には高さ方向調整用としてね
じ機構を、水平方向調整用として調整溝8a〜eを設
け、そして、押さえ治具固着機構6として真空吸着機
構、磁力吸着機構及び接着機構の内いずれかを設ける。
更に押さえ部位調整機構5に高さ及び水平方向調整用と
して球面ジョイントを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、構造物に薄板状
体又は膜状体等の貼付物を貼付するための加圧・保持治
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歪みゲージ等の貼付物を構造物に
貼付する場合には、その貼付物を作業者が手の力で加圧
したり、貼付物の上に重石をのせて加圧したりすること
が主流であった。ところが、構造物の表面が水平ではな
く、ある傾きをもっている場合には、重石をのせること
が不可能な場合が多く、また手による加圧にも力の大き
さ等に限界があった。これに対して、このような構造物
に対する貼付物の貼り付け作業をする場合に、これを確
実に押さえておくための適当な押さえ治具が見当たらな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに貼付物を作業者が手の力で加圧する方法では、長時
間一定の力で加圧することは不可能であり、貼付物の品
質を一定に保持することができない。また、貼付物を貼
り付ける面が水平でない場合には、重石等を置いて加圧
することが不可能であり、人間の手で長時間加圧するこ
とも不可能であった。
【0004】従って、この発明の目的は、貼付物を貼り
付けるべき構造物の表面形状が平面あるいは曲面を問わ
ず、歪みゲージ等貼付物を簡単に、効率よく貼付するこ
とができ、しかも加圧能力に優れ、目標とする場所に長
時間安定して加圧保持することができる押さえ治具を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
観点から鋭意試験を重ねた。
【0006】先ず、所定の貼付物を所要の一定の力で任
意の長時間継続して押さえ付けておくことができ、しか
も所定の構造物表面の指定された貼付場所に応じてその
押し付け力を負荷することができる必要があることよ
り、適切な加圧力調整機構及び押さえ部位調整機構を備
えた治具の製作に着眼した。その上で更に、上記加圧力
調整機構と押さえ部位調整機構の機能を発揮させるため
に、両機構を一体化した装置にすると共に、上記構造物
に対する両機構の相対的位置関係が固定され得る適切な
機構が必要であることに着眼した。この発明は上記着想
に基づき創案されたものであり、その要旨は下記の通り
である。
【0007】請求項1記載の押さえ治具は、平面、曲
面、又は、平面及び曲面を有する構造物に、薄板状体又
は膜状体等の貼付物を貼付する押さえ治具であって、下
記3つの機構を備えたことに特徴を有する治具である。
即ち、その貼付物を上記構造物に押さえ付ける力を調
整する機能をもった加圧力調整機構と、その貼付物を
上記構造物に押さえ付けるに際して当該貼付物を押さえ
る位置を3次元的に調整する機能をもつ押さえ部位調整
機構、及び、当該押さえ治具を前記構造物に固定した
形態で取り付ける機能をもつ押さえ治具固着機構を備え
たことに特徴を有するものである。
【0008】請求項2記載の押さえ治具は、請求項1記
載の発明において、加圧力調整機構としてねじ機構が設
けられており、押さえ部位調整機構として、高さ方向の
調整に対してはねじ機構が設けられており、水平方向の
調整に対しては位置調整用の溝を利用した調整溝が設け
られており、そして、押さえ治具固着機構として、構造
物に対する固着力を大気圧と真空圧との圧力差を利用し
た真空吸着機構、磁力吸着機構及び接着機構の内いずれ
かが設けられていることに特徴を有するものである。
【0009】請求項3記載の押さえ治具は、請求項2記
載の発明において、押さえ部位調整機構には、更に高さ
方向及び水平方向調整用として球面ジョイントが付加さ
れて設けられていることに特徴を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明を、図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1に、本発明による貼付物の押さえ治具
の実施形態の一例を説明する概略斜視図を示す。1は構
造物、2は貼付物、そして3は押さえ治具であり、押さ
え治具3には、加圧力調整機構4、押さえ部位調整機構
5、及び押さえ治具固着機構6が備えられている。7は
平板であり、上記3つの機構4、5、6は平板7により
一体化されて相互位置関係が保持されて押さえ治具3を
構成し、押さえ治具3は、構造物1に対して押さえ治具
固着機構6によって固定されている。なお、平板7と上
記3つの機構とが交わる部分の平板7側には調節溝8a
〜8eが貫通して設けられ、一方3つの機構4、5、6
側部品には後述するように、ねじ山9が一帯に切られて
いる。そして、ねじ山9部にはナット10部が設けられ
ている。こうして、ねじ山9部とナット10部とでねじ
機構が構成されている。更に、押さえ部位調整機構5に
おいては、ねじ機構を取り囲んで球面ジョイントが設け
られている。ここで、球面ジョイントは、図1には図示
せず、図2にその外観斜視図を示す。
【0012】押さえ治具固着機構6は、治具脚部6a
と、その先端に取り付けられた治具足部6bとで構成さ
れており、これらは更に下記構成を有する。
【0013】治具脚部6aには、平板7と交わる部分一
帯にねじ山9が切られており、この部分に設けられたナ
ット10部とによりねじ機構を構成している。更に、治
具脚部6aと交わる平板7には調整溝8a、8eが設け
られている。こうして、治具脚部6aの平板7に対する
固定、並びに、その固定位置と傾斜角度とを、構造物1
表面の形態に応じて適切に設定することができる。
【0014】一方、治具足部6bの形態は、下記3種が
具体例として望ましい。
【0015】治具足部6bの形態の一つは、真空吸着パ
ッドを配設したものであり、この真空吸着パッドは、真
空チューブ6cを介して真空ポンプ11に接続されてい
る。ここで、真空吸着パッドの形態及び構成材料は、こ
れが固着する構造体1表面の形状が平面あるいは曲面の
いずれであっても、また表面粗度のいかんによらず構造
体1表面に真空吸着可能であって、押さえ治具3が外れ
ない所定の固着力が得られ、しかも実用上剛体とみなす
ことができる弾性体、例えば硬質ゴム等からなってい
る。従って、真空ポンプ11の作動により、治具足部6
bが構造物1表面に密着して治具脚部6aを構造物1表
面に固定した状態で取り付けることができる。
【0016】治具足部6bの別の形態として、構造物1
が鋼製の場合には、永久磁力又は電磁力を用いた磁力吸
着具を配設したものを適用し得る。この場合、治具足部
6b底面と構造物1表面部位との接触面の形状を一致さ
せることが必要であり、その接触可能面積に応じて所定
値以上の磁場発生能力を備えた永久磁石又は電磁石から
なる磁力吸着具を用いる。
【0017】治具足部6bの更に別の形態として、治具
足部6bの底面を構造物1の表面に接着剤を用いて接着
する。この場合も上記同様、治具足部6b底面と構造物
1表面部位との接触面の形状を、実質的に一致させるこ
とが必要であり、接着剤の接着力から接触所要面積を定
める。使用する接着剤の種類は、構造物1の材質に応じ
て適宜選定する。
【0018】以上のようにして、押さえ治具固着機構6
は、押さえ治具3を構造物1表面の目標位置に、確実に
固定することができる。
【0019】押さえ部位調整機構5は、押さえ棒12
と、これが平板7と交わる部位に設けられたねじ機構
(ねじ部とナット部で構成)と、ねじ機構を取り囲んだ
球面ジョイントと、押さえ棒12が平板7と交わる部位
の平板7に設けられた調整溝8b〜8dとで構成されて
いる。
【0020】図2に、ここで用いられる球面ジョイント
の例を示す。同図において、球面ジョイント13は、ジ
ョイント本体14とこれが内部に嵌合する摺動媒体15
とからなっている。そして、ジョイント本体14内部に
はナット10の外周部を嵌合させてこれを固着させてい
ると共に、ジョイント本体14の外周部は球面部を呈
し、この球面部と摺動可能に嵌合した摺動媒体15が組
み合わせてセットされている。ジョイント本体14−摺
動媒体15間の接触面の摺動抵抗により、貼付物の貼り
付け位置が固定されるように両者の材質を適宜選定す
る。かかる球面ジョイント13の摺動媒体15は、調整
溝8fにガイドされて水平面内を移動する。
【0021】上記機構により、押さえ棒12下部先端の
押さえ部12aを、高さ方向位置調整に対してはねじ機
構を用い、水平方向位置調整用に対しては調整溝8b〜
8dを用い、更に、高さ方向と水平方向との調整を球面
ジョイント13を用いることにより、構造物1表面の任
意の目標位置に正確に且つ容易に貼付物2を貼り付ける
ことができる。
【0022】加圧力調整機構4は、上述した通り構造物
1の所定位置に貼り付けた貼付物2を適切な押圧力で、
長時間継続して加圧するためのものである。加圧力調整
機構4は、押さえ棒12が平板7と交わる部位に設けら
れたねじ機構を用いる。但し、このねじ機構は、押さえ
部位調整機構5に含まれるねじ機構と同じものであり、
簡便に貼付物2を押さえる力を調節することができる。
【0023】なお、上述した実施の形態においては、加
圧力調整機構4であるねじ機構は、押さえ部位調整機構
5構成の一部であるねじ機構と共通のものであるとした
が、これら両者を分離して別々に設けてもよい。
【0024】図3に、本発明による貼付物の押さえ治具
の実施形態の他の例を説明する概略斜視図を示す。同図
において、1は構造物、そして1aはその一部を構成す
る半球体を例示している。同図に示すように、構造物1
の形態と貼付物の貼り付け位置に応じて、押さえ治具3
の形態を種々に、適切に変化させることが必要である。
即ち、加圧力調整機構4と、押さえ部位調整機構5と、
押さえ治具固着機構6とを、これらの数、寸法、相互の
位置関係を適宜定めることにより、所期の目的が達成さ
れる。これによってもわかるように、本発明の押さえ治
具は、図1及び図3に例示したものに限定されるもので
はない。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
平面又は曲面を有する構造物に、歪みゲージ等のような
貼付物を簡単に一定の品質で貼付することができ、人手
により貼付する場合よりも格段に作業効率が向上する。
更に、人手では不可能な貼付作業でもすることが可能と
なる。このような貼付物の押さえ治具を提供することが
でき、工業上極めて有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼付物押さえ治具の一例を説明する概
略斜視図である。
【図2】本発明の押さえ部位調整機構で用いられる球面
ジョイントの例を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の貼付物押さえ治具の他の例を説明する
概略斜視図である。
【符号の説明】
1 構造物 1a 半球体 2 貼付物 3 押さえ治具 4 加圧力調整機構 5 押さえ部位調整機構 6 押さえ治具固着機構 6a 治具脚部 6b 治具足部 6c 真空チューブ 7 平板 8a〜8f 調節溝 9 ねじ山 10 ナット 11 真空ポンプ 12 押さえ棒 12a 押さえ部 13 球面ジョイント 14 ジョイント本体 15 摺動媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面、曲面、又は、平面及び曲面を有す
    る構造物に、薄板状体又は膜状体等の貼付物を貼付する
    押さえ治具であって、前記貼付物を前記構造物に押さえ
    付ける力を調整する機能をもつ加圧力調整機構と、前記
    貼付物を前記構造物に押さえ付けるに際して当該貼付物
    を押さえる位置を3次元的に調整する機能をもつ押さえ
    部位調整機構と、当該押さえ治具を前記構造物に固定し
    た形態で取り付ける機能をもつ押さえ治具固着機構とを
    備えたことを特徴とする貼付物の押さえ治具。
  2. 【請求項2】 前記加圧力調整機構にはねじ機構が設け
    られ、前記押さえ部位調整機構には、高さ調整用として
    ねじ機構が設けられており、水平方向調整用として調整
    溝が設けられており、そして、前記押さえ治具固着機構
    には真空吸着機構、磁力吸着機構及び接着機構の内いず
    れかが設けられていることを特徴とする、請求項1記載
    の貼付物の押さえ治具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、前記押さ
    え部位調整機構には、更に高さ方向及び水平方向調整用
    として球面ジョイントが付加されて設けられていること
    を特徴とする貼付物の押さえ治具。
JP11161789A 1999-06-09 1999-06-09 貼付物の押さえ治具 Pending JP2000346725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161789A JP2000346725A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 貼付物の押さえ治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161789A JP2000346725A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 貼付物の押さえ治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000346725A true JP2000346725A (ja) 2000-12-15

Family

ID=15741948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11161789A Pending JP2000346725A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 貼付物の押さえ治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000346725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105365251A (zh) * 2014-08-06 2016-03-02 天津航天瑞莱科技有限公司 一种高温粘结剂固化用热压装置
KR102197319B1 (ko) * 2019-12-10 2021-01-04 엘지전자 주식회사 카세트형 공기 조화기의 그릴 인쇄용 지그

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105365251A (zh) * 2014-08-06 2016-03-02 天津航天瑞莱科技有限公司 一种高温粘结剂固化用热压装置
KR102197319B1 (ko) * 2019-12-10 2021-01-04 엘지전자 주식회사 카세트형 공기 조화기의 그릴 인쇄용 지그

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1339096A3 (en) Ultrasonic horn, and ultrasonic bonding apparatus using the ultrasonic horn
WO2006017625B1 (en) Patient lift with integrated foot push pad
EP0362811A3 (en) Polishing apparatus
KR101828833B1 (ko) 미소 곡면형 합착장치
WO2008132337A3 (fr) Système de positionnement fin par moteur inertiel à base d'amplificateur mécanique
JP2012030922A (ja) 粘着テープ貼付装置および粘着テープ貼付方法
GB2063198A (en) Adhesive attachment
US6539852B2 (en) Device for attaching compensation weights for purposes of unbalance correction
JP2000346725A (ja) 貼付物の押さえ治具
EP2497604B1 (en) System and method for attaching a stud to a surface
JP2005114403A (ja) ひずみ測定器
JP2001141747A5 (ja)
JP5980389B1 (ja) 挟持具
CN208147687U (zh) 一种夹钳及夹钳总成
JP2009262259A (ja) 非磁性体加工物のクランプ工具
CN206140550U (zh) 90度夹功能支架
KR200486859Y1 (ko) 강화 유리도어 조립장치의 측면 프레임 고정장치
KR20060123252A (ko) 연신 탈착 접착제를 사용하여 표면에 접착되는 클램프 장치
CN219542891U (zh) 圆环工件加工夹具
JPH042049Y2 (ja)
JP3375772B2 (ja) 溶接用表当て材支持治具
CN215148676U (zh) 柔性紧固工装
US20230279610A1 (en) Joining jig and joining apparatus
JP2009165932A (ja) 接着剤塗布方法及び接着剤塗布装置、並びに接着剤転写方法及び接着剤転写装置
JP2545491Y2 (ja) 環状部材掴み装置