JP2000343565A - 金型装置 - Google Patents

金型装置

Info

Publication number
JP2000343565A
JP2000343565A JP16126599A JP16126599A JP2000343565A JP 2000343565 A JP2000343565 A JP 2000343565A JP 16126599 A JP16126599 A JP 16126599A JP 16126599 A JP16126599 A JP 16126599A JP 2000343565 A JP2000343565 A JP 2000343565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
gap
disk substrate
ejector
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16126599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Imai
康之 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16126599A priority Critical patent/JP2000343565A/ja
Publication of JP2000343565A publication Critical patent/JP2000343565A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定金型側に移動操作される部材とこれらに
隣接する部材との間に生じる摩耗粉の発生を極力抑制す
ると共に、摩耗粉が発生した場合に、この摩耗粉がキャ
ビティ内に侵入することを確実に防止して、表面に欠陥
のない良好なディスク基板を成形する。 【解決手段】 第1のイジェクタ16と可動金型12と
の間の隙間S2のように、固定金型11側に移動操作さ
れる部材とこの部材に隣接する部材との間に形成される
隙間の大きさを15〜40μmの範囲内に設定すると共
に、これらの隙間S2等を真空吸引する。これにより、
隙間S2等に摩耗粉が発生することを有効に抑制するこ
とができると共に、仮に摩耗粉が発生した場合であって
も、この摩耗粉がキャビティ内に侵入してディスク基板
の成形に悪影響を及ぼすことを有効に防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製のディスク
基板を成形する金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの記憶装置等として、従来
より、ハードディスクドライブが普及している。このハ
ードディスクドライブは、表面が高精度に研磨されたア
ルミニウム等の金属板からなるディスク基板上に信号記
録層が形成されてなる磁気ディスクを記録媒体として用
い、この磁気ディスクの信号記録領域上に、磁気ヘッド
を搭載した浮上スライダを所定の浮上量で浮上させて、
信号の書き込み及び/又は読み出しを行うようにしてい
る。
【0003】ところで、このハードディスクドライブに
おいては、広く普及するに従って低価格化が求められて
きている。そして、この低価格化の要求に応えるため
に、磁気ディスクのディスク基板として、アルミ基板よ
りも低価格で作製可能な樹脂製のディスク基板を適用す
ることが検討されている。
【0004】また、再生専用光ディスク、光磁気ディス
ク、相変化型光ディスク等のように、光を用いて情報信
号の書き込みや読み出しが行われるディスク状記録媒体
(以下、光ディスクという。)においては、一般に、デ
ィスク基板として樹脂製のディスク基板が用いられてい
る。そして、この光ディスクを記録媒体として用いた光
ディスクドライブにおいては、記録容量の増大化を図る
ために、光学ヘッドを搭載した浮上スライダを光ディス
クの信号記録領域上に浮上させて、信号の書き込み及び
/又は読み出しを行う技術が提案されている。
【0005】これら磁気ディスクや光ディスクに用いら
れる樹脂製のディスク基板は、一般に、加熱溶融された
樹脂材料が射出成形されることにより製造される。以
下、磁気ディスクや光ディスクのディスク基板として用
いられる樹脂製のディスク基板の製造工程について説明
する。
【0006】磁気ディスクや光ディスクに用いられる樹
脂製のディスク基板を製造する際は、まず、ペレット状
の樹脂材料が射出成形機に投入される。ディスク基板の
製造装置に投入された樹脂材料は、ホッパにて乾燥さ
れ、十分に水分除去が行われた後にシリンダに供給さ
れ、このシリンダにおいて加熱溶融される。加熱溶融さ
れた樹脂材料は、射出成形機の備える金型装置に供給さ
れる。
【0007】射出成形機の備える金型装置100は、図
12に示すように、ディスク基板の一方の主面を成形す
る固定金型101と、ディスク基板の他方の主面を成形
する可動金型102と、ディスク基板の外周部を成形す
る外周金型103とを備えている。
【0008】固定金型101は、中心孔101aを有す
る円盤状に成形されており、射出成形機本体部に対して
固定された状態で設けられている。そして、固定金型1
01の中心孔101aには、溶融された樹脂材料の経路
を構成すると共に、後述するパンチを受けて、ディスク
基板の中心孔の打ち抜きを補助するスプルーブッシュ1
04が嵌挿されている。
【0009】可動金型102は、中心孔102aを有す
る円盤状に成形されており、固定金型101に対して近
接離間する方向に移動可能に設けられている。そして、
可動金型102は、その成形面102bが、固定金型1
01の成形面101bに対向するように配置されてい
る。また、可動金型102の中心孔102aには、成形
されたディスク基板の中心孔を打ち抜くためのパンチ1
05と、このパンチ105の外周側に位置して、成形さ
れたディスク基板を金型装置100から取り出すための
第1のイジェクタ106と、パンチ105の中央部に設
けられた貫通孔に挿通され、パンチ105によって打ち
抜かれたディスク基板の中心孔に相当する部分の樹脂材
料を金型装置100から取り出すための第2のイジェク
タ107とがそれぞれ配設されている。
【0010】また、外周金型103は、円環状に成形さ
れており、可動金型102の外周側に取り付けられてい
る。この外周金型103は、可動金型102が固定金型
101に近接する位置に移動操作されたときに、固定金
型101に当接する。このとき、固定金型の成形面10
1bと可動金型102の成形面102bとの間に、閉空
間であるキャビティ108が形成される。
【0011】以上のように構成される金型装置100に
より、樹脂製のディスク基板を製造する場合、まず、可
動金型102が固定金型101側に移動操作されて、固
定金型101と可動金型102と外周金型103とによ
りキャビティ108が形成される。そして、加熱溶融さ
れた樹脂材料が、スプルーブッシュ104を介してキャ
ビティ108内に射出され充填される。
【0012】次に、パンチ105が固定金型101側に
移動操作され、ディスク基板の中心孔の打ち抜きが行わ
れた後に、キャビティ108内に射出された溶融樹脂材
料が、キャビティ108内において加圧されながら徐々
に冷却される。これにより、キャビティ108内の樹脂
材料は、固定金型101の成形面101b及び可動金型
102の成形面102bを反映したかたちに固化され、
樹脂製のディスク基板が成形される。
【0013】ディスク基板が成形されると、可動金型1
02が固定金型101から離間する方向に移動操作され
て、キャビティ108が開放される。そして、第1のイ
ジェクタ106及び第2のイジェクタ107が固定金型
101側に移動操作され、成形されたディスク基板及び
パンチ105により打ち抜かれたディスク基板の中心孔
に相当する部分の樹脂材料が金型装置100から取り出
される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した金
型装置100により樹脂製のディスク基板を成形する場
合、パンチ105や第1のイジェクタ106及び第2の
イジェクタ107は固定金型101側に移動操作される
ので、これらの部材の移動に伴って、これらの部材とそ
れに隣接する部材との間に摩耗粉が生じてしまう場合が
ある。
【0015】この摩耗粉は、パンチ105や第1のイジ
ェクタ106及び第2のイジェクタ107が移動操作さ
れる度にキャビティ108内に侵入する。そして、キャ
ビティ108内に侵入した摩耗粉は、成形されたディス
ク基板の表面に付着して、ディスク基板の表面に突状の
欠陥を生じさせる原因となり、或いは、固定金型101
の成形面101b又は可動金型102の成形面102b
に付着して、ディスク基板の表面に凹状の欠陥を生じさ
せる原因となる。
【0016】そこで、このような摩耗粉の発生を抑える
ために、パンチ105や第1のイジェクタ106及び第
2のイジェクタ107といった、固定金型101側に移
動操作される部材と、これらに隣接する部材との間に、
10μm程度の大きさの隙間(クリアランス)を設ける
ようにしていたが、この程度のクリアランスでは、摩耗
粉の発生を十分に抑制することができなかった。
【0017】また、摩耗粉がキャビティ108内に侵入
することを防止するために、固定金型101側に移動操
作される部材とこれらに隣接する部材との間の隙間を真
空吸引するようにしていたが、この隙間の大きさが小さ
いために、十分な吸引を行うことができず、摩耗粉がキ
ャビティ108内に侵入することを確実に防止するには
至っていなかった。
【0018】そこで、本発明は、固定金型側に移動操作
される部材とこれらに隣接する部材との間に生じる摩耗
粉の発生を極力抑制すると共に、摩耗粉が発生した場合
に、この摩耗粉がキャビティ内に侵入することを確実に
防止して、表面に欠陥のない良好なディスク基板を成形
することができる金型装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、固定金型側に移動操
作される部材とこの部材に隣接する部材との間の隙間の
大きさを15μm以上とすることにより、摩耗粉の発生
を大幅に抑制することができると共に、摩耗粉が発生し
た場合であっても、この摩耗粉を適切に真空吸引して、
この摩耗粉がキャビティ内に侵入することを確実に防止
することができることを見出した。
【0020】また、本発明者は、固定金型側に移動操作
される部材とこの部材に隣接する部材との間の隙間の大
きさを40μmを超える大きさに設定すると、成形され
たディスク基板の内周側に大きな突起が形成されてしま
い、適切なクランピング動作が行えない場合があること
を見出した。
【0021】本発明に係る金型装置は、以上のような知
見に基づいて創案されたものであって、固定金型と可動
金型との間に形成される閉空間内に充填された溶融樹脂
材料を上記閉空間内において冷却硬化させることによ
り、ディスク基板を成形する金型装置において、上記可
動金型に対して移動可能に設けられた移動部材を備え、
この移動部材とこれに隣接する部材との間の隙間の大き
さが15〜40μmの範囲内とされていると共に、上記
移動部材とこれに隣接する部材との間の隙間を真空吸引
する真空吸引手段を備えることを特徴としている。
【0022】この金型装置は、例えば、ディスク基板の
中心孔を打ち抜くためのパンチや、成形されたディスク
基板を当該金型装置から取り出すための第1のイジェク
タや、パンチにより打ち抜かれた部分の樹脂材料を当該
金型装置から取り出すための第2のイジェクタといった
移動部材を備えている。これらの移動部材は、可動金型
に対して移動可能に設けられており、必要に応じて、例
えば固定金型側に移動操作される。
【0023】この金型装置においては、以上のような移
動部材とこの移動部材に隣接する部材との間の隙間の大
きさが15μm以上に設定されているので、移動部材の
移動操作に伴う摩耗粉の発生が大幅に抑制される。ま
た、仮に摩耗粉が発生した場合であっても、真空吸引手
段により、移動部材とこの移動部材に隣接する部材との
間の隙間が適切に真空吸引されるので、摩耗粉が固定金
型と可動金型との間に形成される閉空間内に侵入するこ
とを確実に防止して、表面に欠陥のない良好なディスク
基板を成形することができる また、この金型装置においては、移動部材とこの移動部
材に隣接する部材との間の隙間の大きさが40μm以下
に設定されているので、成形するディスク基板にクラン
ピング動作を阻害するような大きな突起を形成してしま
うといった不都合を有効に回避することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】磁気ディスクや光ディスクに用いられる樹
脂製のディスク基板1は、例えば、ポリカーボネートや
ポリメチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂材料が射出
成形されることにより、例えば、図1に示すように、中
心孔1aを有する円盤状に成形されてなる。
【0026】樹脂材料を射出成形して樹脂製のディスク
基板を製造する射出成形機は、例えば図2に示すような
金型装置10を備える。この金型装置10は、図2に示
すように、金属材料が円盤状に成形されてなり、互いの
成形面11a,12aが相対向するように配設された一
対の固定金型11及び可動金型12と、可動金型12の
外周側に配設された外周金型13とを備え、可動金型1
2が固定金型11に近接する方向に移動操作され、外周
金型13が固定金型11に当接したときに、固定金型1
1と可動金型12との間に閉空間(以下、キャビティと
いう。)が形成されるようになされている。
【0027】固定金型11、可動金型12及び外周金型
13は、それぞれ図示しない冷却機構に接続されてお
り、キャビティ内に充填された樹脂材料を冷却硬化させ
ることができるようになされている。
【0028】固定金型11の中央部には、厚み方向に貫
通する中心孔11bが設けられている。そして、この固
定金型11の中心孔11b内に、溶融された樹脂材料の
経路を構成すると共に、後述するパンチを受けて、ディ
スク基板1の中心孔1aの打ち抜きを補助するスプルー
ブッシュ15が挿通されている。
【0029】このスプルーブッシュ15は、一端側が図
示しない射出成形機の樹脂材料溶融機構に接続されてお
り、他端側が、図3に示すように、固定金型11の中心
孔11b内に隙間S1を存して挿通されている。そし
て、本発明に係る金型装置10においては、このスプル
ーブッシュ15と固定金型11との間の隙間S1の大き
さ(クリアランス)が、15〜40μmの範囲内に設定
されている。なお、図3は、図2におけるA部を拡大し
て示した図である。
【0030】このスプルーブッシュ15の中央部には、
一端側から他端側にかけて貫通する貫通孔15aが設け
られており、このスプルーブッシュ15の貫通孔15a
が、溶融された樹脂材料を固定金型11と可動金型12
との間に形成されるキャビティ内に供給するための経路
を構成している。
【0031】可動金型12の中央部にも、固定金型11
と同様に、厚み方向に貫通する中心孔12bが設けられ
ている。そして、この可動金型12の中心孔12b内に
は、成形されたディスク基板1を取り出すための第1の
イジェクタ16が配設されている。この第1のイジェク
タ16は、可動金型12の中心孔12bの径よりやや小
径の外形寸法を有する円筒状に形成されている。そし
て、この第1のイジェクタ16は、図4に示すように、
可動金型12が移動操作される方向と平行な方向に移動
可能に、可動金型12の中心孔12b内に隙間S2を存
して挿通されている。本発明に係る金型装置10におい
ては、この第1のイジェクタ16と可動金型12との間
の隙間S2の大きさ(クリアランス)が、15〜40μ
mの範囲内に設定されている。なお、図4は、図2にお
けるB部を拡大して示した図である。
【0032】この第1のイジェクタ16は、キャビティ
内に充填された樹脂材料が固化され、キャビティが開放
されたときに、固定金型11側に移動操作されることに
より、その先端部が成形されたディスク基板1の内周側
の情報信号が記録されない領域(クランピング領域)を
押圧し、ディスク基板1を金型装置10から取り外す。
【0033】また、第1のイジェクタ16の内周側に
は、成形するディスク基板1の中心孔1aを打ち抜くた
めのパンチ17が配設されている。このパンチ17は、
成形するディスク基板1の中心孔1aの径と略等しい外
形寸法を有し、中心部に中心孔17aを有する円柱状に
形成されている。そして、このパンチ17は、図4に示
すように、第1のイジェクタ16と同様に、可動金型1
2が移動操作される方向と平行な方向に移動可能に、第
1のイジェクタ16の内周側に隙間S3を存して配設さ
れている。本発明に係る金型装置10においては、この
パンチ17と第1のイジェクタ16との間の隙間S3の
大きさ(クリアランス)が、15〜40μmの範囲内に
設定されている。
【0034】このパンチ17は、キャビティ内に溶融し
た樹脂材料が充填され、この樹脂材料が硬化される前
に、固定金型11側に移動操作されることにより、ディ
スク基板1の中心孔1aを打ち抜く。
【0035】更に、パンチ17の中心孔17a内には、
パンチ17により打ち抜かれたディスク基板1の中心孔
1aに相当する部分の樹脂材料を金型装置10から取り
出すための第2のイジェクタ18が配設されている。こ
の第2のイジェクタ18は、パンチ17の中心孔17a
の径よりやや小径の外形寸法を有する円柱状に形成され
ている。そして、この第2のイジェクタ18は、図4に
示すように、第1のイジェクタ16やパンチ17と同様
に、可動金型12が移動操作される方向と平行な方向に
移動可能に、パンチ17の中心孔17a内に隙間S4を
存して挿通されている。本発明に係る金型装置10にお
いては、この第2のイジェクタ18とパンチ17との間
の隙間S4の大きさ(クリアランス)が、15〜40μ
mの範囲内に設定されている。
【0036】この第2のイジェクタ18は、パンチ17
によりディスク基板1の中心孔1aが打ち抜かれ、キャ
ビティ内に充填された樹脂材料が固化されてキャビティ
が開放されたときに、その先端部がディスク基板1の中
心孔1aに相当する部分の樹脂材料を押圧し、この部分
の樹脂材料を金型装置10から取り出す。
【0037】また、本発明に係る金型装置10において
は、図5に模式的に示すように、スプルーブッシュ15
と固定金型11との間の隙間S1と、第1のイジェクタ
16と可動金型12との間の隙間S2と、パンチ17と
第1のイジェクタ16との間の隙間S3と、第2のイジ
ェクタ18とパンチ17との間の隙間S4とが、それぞ
れ、摩耗粉吸引用配管20を介して図示しない真空ポン
プに接続されており、ディスク基板1を成形する際に常
時、或いは、必要に応じて適宜、これらの隙間S1,S
2,S3,S4内を真空吸引することができるようにな
されている。
【0038】以上のように構成される金型装置10を用
いて、ディスク基板1を成形する際は、まず、可動金型
12及び外周金型13が、図2中矢印Cで示す固定金型
11に近接する方向に移動操作され、図6に示すよう
に、外周金型13が固定金型11に当接した状態とされ
る。これにより、固定金型11の成形面11aと可動金
型12の成形面12aとの間にキャビティ14が形成さ
れる。
【0039】次に、図7に示すように、射出成形機の樹
脂材料溶融機構により溶融された樹脂材料が、スプルー
ブッシュ15の貫通孔15aを介して、固定金型11と
可動金型12との間のキャビティ14内に射出され充填
される。
【0040】固定金型11と可動金型12の間のキャビ
ティ14内に溶融された樹脂材料が充填されると、この
樹脂材料が冷却される前に、図8に示すように、パンチ
17が図8中矢印Dで示す方向、すなわち固定金型11
に近接する方向に移動操作される。これにより、ディス
ク基板1の中心孔1aが打ち抜き形成される。
【0041】次に、パンチ17を固定金型11側に移動
操作した状態で、キャビティ14内の樹脂材料に対して
所定の圧力を加えながら、この樹脂材料を徐々に冷却し
て硬化させる。これにより、固定金型11の成形面11
aと可動金型12の成形面12aを反映した表面を有す
るディスク基板1が成形される。
【0042】キャビティ14内の樹脂材料が冷却され硬
化されてディスク基板1が成形されると、図9に示すよ
うに、可動金型12及び外周金型13が、図9中矢印E
で示す方向、すなわち固定金型11から離間する方向に
移動操作される。これにより、キャビティ14が開放さ
れた状態とされる。
【0043】次に、図10に示すように、第1のイジェ
クタ16及び第2のイジェクタ18が図10中矢印Fで
示す方向、すなわち固定金型11に近接する方向に移動
操作される。これにより、成形されたディスク基板1が
金型装置10から取り出されると共に、ディスク基板1
の中心孔1aに相当する部分の樹脂材料が金型装置10
から取り出される。
【0044】ところで、この金型装置10において、デ
ィスク基板1の中心孔1aを打ち抜く際に、パンチ17
が固定金型11に近接する方向に移動操作されると、パ
ンチ17とこのパンチ17に対向するスプルーブッシュ
15との間の樹脂材料に圧力が加わり、この圧力がスプ
ルーブッシュ15の外周側の端部を固定金型11側へと
押し広げるように作用する。このため、金型装置10を
用いてディスク基板1を繰り返し成形していると、スプ
ルーブッシュ15の外周側の端部が、図11に示すよう
に、固定金型11に近接する方向へと変形する場合があ
る。
【0045】ここで、スプルーブッシュ15と固定金型
11との間の隙間S1の大きさが小さいと、固定金型1
1側へと変形したスプルーブッシュ15の外周側の端部
が固定金型11に接触して、隙間S1内に摩耗粉を発生
させてしまうことになる。この隙間S1内に発生した摩
耗粉は、キャビティ14内に侵入し、成形されたディス
ク基板1の表面に付着して、ディスク基板1の表面に突
状の欠陥を生じさせる原因となり、或いは、固定金型1
1の成形面11a又は可動金型12の成形面12aに付
着して、ディスク基板1の表面に凹状の欠陥を生じさせ
る原因となる場合がある。
【0046】しかしながら、本発明に係る金型装置10
においては、上述したように、スプルーブッシュ15と
固定金型11との間の隙間S1の大きさが15μm以上
と十分に大きく設定されているので、パンチ17の移動
操作に伴う樹脂材料の圧力により、スプルーブッシュ1
5の外周側の端部が固定金型11に近接する方向へと変
形した場合であっても、スプルーブッシュ15の変形し
た端部と固定金型11との接触を有効に回避して、摩耗
粉の発生を大幅に抑制することができる。
【0047】また、本発明に係る金型装置10において
は、上述したように、スプルーブッシュ15と固定金型
11との間の隙間S1が、摩耗粉吸引用配管20を介し
て図示しない真空ポンプに接続されているので、仮にス
プルーブッシュ15と固定金型11との間の隙間S1内
に摩耗粉が発生した場合であっても、この摩耗粉を適切
に真空吸引して、この摩耗粉がキャビティ14内に侵入
することを有効に防止することができる。なお、スプル
ーブッシュ15と固定金型11との間の隙間S1の大き
さが小さいと、この隙間S1内の真空吸引が適切に行え
ない場合があるが、本発明に係る金型装置10において
は、この隙間S1の大きさが15μm以上と十分に大き
く設定されているので、真空ポンプによる隙間S1内の
真空吸引を適切に行うことができる。
【0048】また、この金型装置10において、ディス
ク基板1の中心孔1aを打ち抜く際には、上述したよう
に、パンチ17が固定金型11に近接する方向に移動操
作される。このとき、パンチ17と第1のイジェクタ1
6との間の隙間S3の大きさが小さいと、パンチ17と
第1のイジェクタ16とが接触して、隙間S3内に摩耗
粉を発生させしまうことになる。この隙間S3内に発生
した摩耗粉は、隙間S1内に発生した摩耗粉と同様に、
キャビティ14内に侵入し、成形されたディスク基板1
の表面に付着して、ディスク基板1の表面に突状の欠陥
を生じさせる原因となり、或いは、固定金型11の成形
面11a又は可動金型12の成形面12aに付着して、
ディスク基板1の表面に凹状の欠陥を生じさせる原因と
なる場合がある。
【0049】しかしながら、本発明に係る金型装置10
においては、上述したように、パンチ17と第1のイジ
ェクタ16との間の隙間S3の大きさが15μm以上と
十分に大きく設定されているので、ディスク基板1の中
心孔1aを打ち抜く際にパンチ17が固定金型11側に
移動操作されたときでも、パンチ17と第1のイジェク
タ16との接触を有効に回避して、摩耗粉の発生を大幅
に抑制することができる。
【0050】また、本発明に係る金型装置10において
は、上述したように、パンチ17と第1のイジェクタ1
6との間の隙間S3が、摩耗粉吸引用配管20を介して
図示しない真空ポンプに接続されているので、仮にパン
チ17と第1のイジェクタ16との間の隙間S3内に摩
耗粉が発生した場合であっても、この摩耗粉を適切に真
空吸引して、この摩耗粉がキャビティ14内に侵入する
ことを有効に防止することができる。なお、パンチ17
と第1のイジェクタ16との間の隙間S3の大きさが小
さいと、この隙間S3内の真空吸引が適切に行えない場
合があるが、本発明に係る金型装置10においては、こ
の隙間S3の大きさが15μm以上と十分に大きく設定
されているので、真空ポンプによる隙間S3内の真空吸
引を適切に行うことができる。
【0051】また、この金型装置10において、成形さ
れたディスク基板1及びディスク基板1の中心孔1aに
相当する部分の樹脂材料を金型装置10から取り出す際
には、上述したように、第1のイジェクタ16及び第2
のイジェクタ18が固定金型11に近接する方向に移動
操作される。このとき、第1のイジェクタ16と可動金
型12との間の隙間S2の大きさが小さいと、第1のイ
ジェクタ16と可動金型12とが接触して、隙間S2内
に摩耗粉を発生させしまうことになる。また、第2のイ
ジェクタ18とパンチ17との間の隙間S4の大きさが
小さいと、第2のイジェクタ18とパンチ17とが接触
して、隙間S4内に摩耗粉を発生させてしまうことにな
る。この隙間S2,S4内に発生した摩耗粉は、隙間S
1や隙間S3内に発生した摩耗粉と同様に、キャビティ
14内に侵入し、成形されたディスク基板1の表面に付
着して、ディスク基板1の表面に突状の欠陥を生じさせ
る原因となり、或いは、固定金型11の成形面11a又
は可動金型12の成形面12aに付着して、ディスク基
板1の表面に凹状の欠陥を生じさせる原因となる場合が
ある。
【0052】しかしながら、本発明に係る金型装置10
においては、上述したように、第1のイジェクタ16と
可動金型12との間の隙間S2の大きさと第2のイジェ
クタ18とパンチ17との間の隙間S4の大きさとがそ
れぞれ15μm以上と十分に大きく設定されているの
で、成形されたディスク基板1及びディスク基板1の中
心孔1aに相当する部分の樹脂材料を金型装置10から
取り出す際に第1のイジェクタ16及び第2のイジェク
タ18が固定金型11に近接する方向に移動操作された
ときでも、第1のイジェクタ16と可動金型12との接
触や、第2のイジェクタ18とパンチ17との接触を有
効に回避して、摩耗粉の発生を大幅に抑制することがで
きる。
【0053】また、本発明に係る金型装置10において
は、上述したように、第1のイジェクタ16と可動金型
12との間の隙間S2及び第2のイジェクタ18とパン
チ17との間の隙間S4が、それぞれ、摩耗粉吸引用配
管20を介して図示しない真空ポンプに接続されている
ので、仮に第1のイジェクタ16と可動金型12との間
の隙間S2や第2のイジェクタ18とパンチ17との間
の隙間S4内に摩耗粉が発生した場合であっても、この
摩耗粉を適切に真空吸引して、この摩耗粉がキャビティ
14内に侵入することを有効に防止することができる。
なお、第1のイジェクタ16と可動金型12との間の隙
間S2の大きさや第2のイジェクタ18とパンチ17と
の間の隙間S4の大きさが小さいと、これら隙間S2や
隙間S4内の真空吸引が適切に行えない場合があるが、
本発明に係る金型装置10においては、これら隙間S2
や隙間S4の大きさが15μm以上と十分に大きく設定
されているので、真空ポンプによる隙間S2、隙間S4
内の真空吸引を適切に行うことができる。
【0054】ところで、金型装置10においては、スプ
ルーブッシュ15と固定金型11との間の隙間S1や、
第1のイジェクタ16と可動金型12との間の隙間S
2、パンチ17と第1のイジェクタ16との間の隙間S
3、第2のイジェクタ18とパンチ17との間の隙間S
4の大きさがあまり大きく設定されていると、キャビテ
ィ14内に樹脂材料を充填した際に、この樹脂材料が隙
間S1,S2,S3,S4内に多く入り込んでこれら隙
間S1,S2,S3,S4内において硬化することによ
り、成形されたディスク基板1の表面に大きな突起が形
成されてしまう場合がある。
【0055】このように、隙間S1,S2,S3,S4
に入り込んだ樹脂材料が硬化することにより形成される
突起は、ディスク基板1の実際に情報信号の記録再生が
行われる領域である信号記録領域よりも内周側のクラン
ピング領域に形成されることになるので、データの適切
な記録再生を直接的に阻害することはないが、この突起
があまり大きいと、ディスクドライブのクランピング機
構によるクランピング動作が阻害され、結果的にデータ
の記録再生に悪影響を及ぼすことになる。
【0056】特に、浮上スライダを僅かな浮上量で浮上
させて信号の記録再生を行うハードディスクドライブや
光ディスクドライブにおいて、ディスク基板1のクラン
ピング領域に大きな突起が形成されていることにより適
切なクランピングが行われていない場合には、このクラ
ンピング不良に起因して磁気ディスクや光ディスクに大
きな面振れが生じることにより、浮上スライダと磁気デ
ィスクや光ディスクとが衝突して、これらの損傷を招い
てしまう場合がある。
【0057】しかしながら、本発明に係る金型装置10
においては、上述したように、スプルーブッシュ15と
固定金型11との間の隙間S1や、第1のイジェクタ1
6と可動金型12との間の隙間S2、パンチ17と第1
のイジェクタ16との間の隙間S3、第2のイジェクタ
18とパンチ17との間の隙間S4の大きさが40μm
以下に設定されているので、成形されたディスク基板1
のクランピング領域に大きな突起が形成されることはな
い。したがって、この金型装置10を用いて成形された
ディスク基板1は、ディスクドライブのクランピング機
構により適切にクランピングされ、信号の記録再生が適
切に行われることになる。
【0058】また、本発明に係る金型装置10において
は、上述したように、スプルーブッシュ15と固定金型
11との間の隙間S1内や、第1のイジェクタ16と可
動金型12との間の隙間S2内、パンチ17と第1のイ
ジェクタ16との間の隙間S3内、第2のイジェクタ1
8とパンチ17との間の隙間S4内における摩耗粉の発
生が大幅に抑制されるので、これらの隙間S1,S2,
S3,S4内に摩耗粉が堆積して各部材の正常な動作を
阻害するといった不都合を有効に防止することができる
と共に、メンテナンスの簡略化を図ることができる。
【0059】
【実施例】本発明の効果を確認すべく、以下のような実
験を行った。すなわち、上述した金型装置10を用い、
スプルーブッシュ15と固定金型11との間の隙間S1
や、第1のイジェクタ16と可動金型12との間の隙間
S2、パンチ17と第1のイジェクタ16との間の隙間
S3、第2のイジェクタ18とパンチ17との間の隙間
S4の大きさをそれぞれ変えながら実際にディスク基板
を成形し、隙間S1,S2,S3,S4の大きさと摩耗
粉の発生との関係及び隙間S1,S2,S3,S4の大
きさと成形されたディスク基板のクランピング領域に形
成された突起の高さ並びにこの突起に起因するクランピ
ング不良との関係を調べた。
【0060】なお、ここでは、隙間S1,S2,S3,
S4の大きさを全て同じ大きさとして各隙間S1,S
2,S3,S4間にばらつきを持たせないようにした。
また、摩耗粉の発生は、ディスク基板に欠陥を生じさせ
る原因となるような摩耗粉の発生が見られない場合を○
とし、ディスク基板に欠陥を生じさせる原因となるよう
な摩耗粉が発生している場合を×として評価した。ま
た、クランピングの状態は、クランピング不良が生じな
い場合を○とし、クランピング不良が生じた場合を×と
して評価した。実験の結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】表1に示した結果から、実施例1〜4及び
比較例3のように、隙間S1,S2,S3,S4の大き
さを15μm以上に設定してディスク基板を成形した場
合、隙間S1,S2,S3,S4内には、ディスク基板
に欠陥を生じさせる原因となるような摩耗粉が発生して
いいことが分かった。
【0063】これに対して、比較例1,2のように、隙
間S1,S2,S3,S4の大きさが15μmに満たな
い場合は、隙間S1,S2,S3,S4内に摩耗粉が発
生し、この摩耗粉に起因して成形されたディスク基板に
欠陥が生じてしまうことが分かった。
【0064】また、表1に示した結果から、実施例1〜
4及び比較例1,2のように、隙間S1,S2,S3,
S4の大きさを40μm以下に設定してディスク基板を
成形した場合、成形されたディスク基板のクランピング
領域に形成される突起の高さを50μm以下に抑えるこ
とができ、クランピング不良を生じさせることなく、適
切にクランピング動作を行えることが分かった。
【0065】これに対して、比較例3のように、隙間S
1,S2,S3,S4の大きさが40μmを超える場合
は、成形されたディスク基板のクランピング領域に、高
さが50μmを超える大きな突起が形成され、この大き
な突起により適切なクランピング動作が阻害されて、ク
ランピング不良が生じてしまうことが分かった。
【0066】以上の結果から分かるように、本発明に係
る金型装置10は、スプルーブッシュ15と固定金型1
1との間の隙間S1や、第1のイジェクタ16と可動金
型12との間の隙間S2、パンチ17と第1のイジェク
タ16との間の隙間S3、第2のイジェクタ18とパン
チ17との間の隙間S4の大きさを、それぞれ15〜4
0μmの範囲内に設定することにより、これら隙間S
1,S2,S3,S4内に摩耗粉が発生することを有効
に防止して、欠陥のないディスク基板を成形することが
できると共に、成形されたディスク基板のクランピング
領域に大きな突起が形成されることを有効に防止して、
適切にクランピング動作を行うことができるディスク基
板を成形することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る金型装置は、固定金型側に
移動操作される移動部材とこの部材に隣接する部材との
間の隙間の大きさが15〜40μmの範囲内とされてい
るので、移動部材の移動操作に伴う摩耗粉の発生を大幅
に抑制することができ、摩耗粉が固定金型と可動金型と
の間に形成される閉空間内に侵入することを防止して、
表面に欠陥のない良好なディスク基板を成形することが
できると共に、成形するディスク基板にクランピング動
作を阻害するような大きな突起を形成してしまうといっ
た不都合を有効に回避することができる。
【0068】また、本発明に係る金型装置は、上記移動
部材とこれに隣接する部材との間の隙間を真空吸引する
真空吸引手段を備えているので、仮に上記移動部材とこ
れに隣接する部材との間の隙間内に摩耗粉が発生した場
合であっても、この摩耗粉を適切に真空吸引して、この
摩耗分が固定金型と可動金型との間に形成される閉空間
内に侵入することを確実に防止することができる。
【0069】また、本発明に係る金型装置によれば、上
記移動部材とこれに隣接する部材との間の隙間内におけ
る摩耗粉の発生が大幅に抑制されるので、この隙間内に
摩耗粉が堆積して移動部材の正常な移動動作を阻害する
といった不都合を有効に防止することができると共に、
メンテナンスの簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク基板の斜視図である。
【図2】本発明に係る金型装置の一例を示す断面図であ
る。
【図3】図2におけるA部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】図2におけるB部を拡大して示す断面図であ
る。
【図5】上記金型装置を構成する各部材間の隙間に摩耗
紛吸引用配管が接続された状態を模式的に示す図であ
る。
【図6】固定金型と可動金型の間にキャビティが形成さ
れた状態を示す上記金型装置の断面図である。
【図7】上記キャビティ内に加熱溶融された樹脂材料が
充填された状態を示す上記金型装置の断面図である。
【図8】ディスク基板の中心孔が打ち抜き形成された状
態を示す上記金型装置の断面図である。
【図9】上記キャビティが開放された状態を示す上記金
型装置の断面図である。
【図10】上記ディスク基板及び上記ディスク基板の中
心孔に相当する部分の樹脂材料を取り出す状態を示す上
記金型装置の断面図である。
【図11】スプルーブッシュの外周側の端部が変形した
状態を示す上記金型装置の要部拡大断面図である。
【図12】従来の金型装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク基板、10 金型装置、11 固定金型、
12 可動金型、13外周金型、14 キャビティ、1
5 スプルーブッシュ、16 第1のイジェクタ、17
パンチ、18 第2のイジェクタ、20 摩耗粉吸引
用配管、S1,S2,S3,S4 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と可動金型との間に形成される
    閉空間内に充填された溶融樹脂材料を上記閉空間内にお
    いて冷却硬化させることにより、ディスク基板を成形す
    る金型装置において、 上記可動金型に対して移動可能に設けられた移動部材を
    備え、 上記移動部材とこれに隣接する部材との間の隙間の大き
    さが15〜40μmの範囲内とされていると共に、上記
    移動部材とこれに隣接する部材との間の隙間を真空吸引
    する真空吸引手段を備えることを特徴とする金型装置。
  2. 【請求項2】 上記移動部材は、上記ディスク基板の中
    心孔を打ち抜くためのパンチであることを特徴とする請
    求項1記載の金型装置。
  3. 【請求項3】 上記移動部材は、成形された上記ディス
    ク基板を当該金型装置から取り出すための第1のイジェ
    クタであることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
  4. 【請求項4】 上記移動部材は、上記パンチにより打ち
    抜かれた部分の樹脂材料を当該金型装置から取り出すた
    めの第2のイジェクタであることを特徴とする請求項2
    記載の金型装置。
  5. 【請求項5】 上記固定金型の中央部に設けられ、上記
    パンチの先端部と対向するパンチ受け部材を備え、 上記パンチ受け部材と上記固定金型との間の隙間の大き
    さが15〜40μmの範囲内とされていると共に、上記
    パンチ受け部材と上記固定金型との間の隙間を真空吸引
    する真空吸引手段を備えることを特徴とする請求項2記
    載の金型装置。
JP16126599A 1999-06-08 1999-06-08 金型装置 Withdrawn JP2000343565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16126599A JP2000343565A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16126599A JP2000343565A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000343565A true JP2000343565A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15731827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16126599A Withdrawn JP2000343565A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000343565A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165593A1 (ja) * 2011-06-02 2012-12-06 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 射出成形用金型及び射出成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165593A1 (ja) * 2011-06-02 2012-12-06 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 射出成形用金型及び射出成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002170279A (ja) 光学記録媒体およびその製造方法、ならびに射出成形装置
US7229275B2 (en) Disk substrate, mold apparatus for injection molding the same, and disk substrate taking-out robot
US6495235B2 (en) Optical disk, substrate of the same, and mold for forming the substrate
JP2000343565A (ja) 金型装置
EP0551869A1 (en) Method of and apparatus for producing disc subtrate
JPH09295319A (ja) ディスク基板の成形用金型
JP2009066868A (ja) 金型装置および光記録媒体基板
JP2000218657A (ja) 情報記録ディスク基板成形用金型及びそれより得られた基板
JP2982593B2 (ja) 光ディスク用ハブとその成形法及びこれを用いた光ディスク
JPH0751300B2 (ja) プリフォーマット入り光ディスク基板の成形方法およびそれに用いる金型
JPH0831023A (ja) 中心部に貫通孔を有しないディスクの製造方法及び中心部に小径貫通孔を有するディスクの製造方法並びにディスク
JP2002074756A (ja) 光ディスク、その製造方法及びディスク成形体成形用金型
JP2552016B2 (ja) 光磁気ディスク及びその製造方法
JP2000322781A (ja) 金型装置及びディスク基板の製造方法
JP3074137B2 (ja) ディスク基板成形用金型およびディスク基板
JPH09293279A (ja) 光学記録媒体の基板の射出成形用スタンパーとその製造方法
JP2006255942A (ja) 光ディスク基板成形用金型装置
JPH09109211A (ja) 光記録媒体の製造方法
JP2000207734A (ja) ディスク基板及びその製造方法
JP2002358692A (ja) 光ディスク基板および光ディスク用金型
JPH0939035A (ja) 光ディスク基板用成形金型及び成形方法
JPH09300404A (ja) 円盤状記録媒体基板の成形用金型装置
JP2000348396A (ja) ディスク基板の製造方法及びディスク基板並びに成形ばりの除去装置
JP2004185685A (ja) プラスチック基板、プラスチック基板の研磨方法及び磁気ディスク基板のクランプ装置
JP2003305756A (ja) ディスク基板の製造方法、金型装置及び射出成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905