JP2000337479A - オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

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JP2000337479A
JP2000337479A JP11145956A JP14595699A JP2000337479A JP 2000337479 A JP2000337479 A JP 2000337479A JP 11145956 A JP11145956 A JP 11145956A JP 14595699 A JP14595699 A JP 14595699A JP 2000337479 A JP2000337479 A JP 2000337479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラクラッチ11の耐久性の向上と作動不
良の防止とを図る。 【解決手段】 ローラクラッチ11を構成するカム面1
7を、スリーブ8の軸方向中間部に外嵌固定したローラ
クラッチ用内輪15の外周面に形成する。これに対し
て、一方のサポート軸受であるラジアルころ軸受9を構
成する円筒面状の内輪軌道18を、上記スリーブ8の外
周面に直接形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の対象となるオルタネ
ータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、自動車用の
発電機であるオルタネータの回転軸の端部に固定し、エ
ンジンのクランクシャフトの端部に固定した駆動プーリ
との間に無端ベルトを掛け渡す事により、上記オルタネ
ータを駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行用エンジンを駆動源とし
て、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造
が、例えば特開平7−139550号公報に記載されて
いる。図4は、この公報に記載されたオルタネータ1を
示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の
転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。こ
の回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設け
ている。又、この回転軸3の一端部(図4の右端部)で
上記ハウジング2外に突出した部分には、従動プーリ7
を固定している。エンジンへの組み付け状態では、この
従動プーリ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクラ
ンクシャフトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とす
る。
【0003】上記従動プーリ7として従来一般的には、
単に上記回転軸3に固定しただけのものを使用してい
た。これに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若
しくは上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸
への動力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低
下傾向にある場合には、従動プーリと回転軸との相対回
転を自在とする、オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型
プーリ装置が各種提案され、一部で使用されている。例
えば、特開昭56−101353号公報、特開平7−3
17807号公報、同8−61443号公報、同8−2
26462号公報、特公平7−72585号公報、フラ
ンス特許公報FR2726059A1等に、上述の様な
機能を有するオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プー
リ装置が記載されている。
【0004】これら各文献に記載されたローラクラッチ
内蔵型プーリ装置は、オルタネータの回転軸に外嵌固定
自在なスリーブを有し、このスリーブの周囲に、円筒状
の内周面を有する従動プーリを、このスリーブと同心に
配置している。そして、これらスリーブの外周面と従動
プーリの内周面との間に、1対のサポート軸受とローラ
クラッチとを設けている。このうちのサポート軸受は、
上記従動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつ、こ
れらスリーブと従動プーリとの相対回転を自在とする。
又、上記ローラクラッチは、上記従動プーリがスリーブ
に対して所定方向に回転する場合にのみ、この従動プー
リからスリーブへの回転力の伝達を自在とする。
【0005】上述の様なオルネータ用ローラクラッチ内
蔵型プーリ装置を使用する理由は、次の通りである。例
えば、前記駆動用エンジンがディーゼルエンジンであっ
た場合、アイドリング時等の低回転時には、クランクシ
ャフトの回転角速度の変動が大きくなる。この結果、上
記クランクシャフトの端部に固定した駆動プーリに掛け
渡した図示しない無端ベルトの走行速度も細かく変動す
る事になる。一方、この無端ベルトにより従動プーリを
介して回転駆動されるオルタネータ1の回転軸3は、こ
の回転軸3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及び
整流子6(図4)等の慣性質量に基づき、それ程急激に
は変動しない。従って、上記従動プーリを回転軸3に対
し単に固定した場合には、クランクシャフトの回転角速
度の変動に伴い、上記無端ベルトと従動プーリとが両方
向に擦れ合う傾向となる。この結果、この従動プーリと
擦れ合う無端ベルトに、繰り返し異なる方向の応力が作
用して、この無端ベルトと従動プーリとの間に滑りが発
生し易くなったり、或はこの無端ベルトの寿命が短くな
ったりする原因となる。尚、この様な従動プーリの外周
面と無端ベルトの内周面との摩擦に基づく無端ベルトの
寿命低下は、走行時に加減速を繰り返す等によっても生
じる。
【0006】そこで、上述の様な従動プーリとして、上
記オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置を使
用する事により、上記無端ベルトの走行速度が一定若し
くは上昇傾向にある場合には、上記従動プーリから回転
軸3への回転力の伝達を自在とし、反対に上記無端ベル
トの走行速度が低下傾向にある場合には、これら従動プ
ーリと回転軸3との相対回転を自在とする。即ち、上記
無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合には、上記
従動プーリの回転角速度を上記回転軸3の回転角速度よ
りも遅くして、上記無端ベルトと従動プーリとの当接部
が強く擦れ合う事を防止する。この様にして、従動プー
リと無端ベルトとの擦れ合い部に作用する応力の方向を
一定にし、この無端ベルトと従動プーリとの間に滑りが
発生したり、或はこの無端ベルトの寿命が低下する事を
防止する。
【0007】ところで、上述した様なオルタネータ用ロ
ーラクラッチ内蔵型プーリ装置を構成する1対のサポー
ト軸受としては、従来から一般的に、ラジアルころ軸受
或はラジアル玉軸受を使用している。これら1対のサポ
ート軸受として1対のラジアルころ軸受を使用した場合
には、従動プーリに加わるラジアル荷重が大きい場合に
も、これを十分に支承できる。ところが、上記ラジアル
ころ軸受の場合には、上記従動プーリに加わるスラスト
荷重を支承できない為、このスラスト荷重を支承すべ
く、スラストワッシャ等の別個の部材を設ける必要があ
る。ところが、この様に別個の部材を設ける事は、組立
作業や部品管理を面倒にする原因となるだけでなく、滑
り摩擦部で発生する熱に拘らずグリースの耐久性を確保
する為には、優れた耐熱性を有する、高価なグリースを
使用しなければならない。この様な原因でのコスト上昇
を回避する為には、上記1対のサポート軸受のうちの一
方を、ラジアル荷重とスラスト荷重との双方を支承自在
な、深溝型のラジアル玉軸受とするのが好ましい。
【0008】この様な事情に鑑み、前述した各文献のう
ちの特開平8−226462号公報には、上記1対のサ
ポート軸受として、ラジアルころ軸受とラジアル玉軸受
とを1個ずつ使用したものが記載されている。この公報
に記載されたオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プー
リ装置の場合には、一方のサポート軸受としてラジアル
ころ軸受を使用している為、全体として比較的大きなラ
ジアル荷重を支承できる。又、他方のサポート軸受とし
てラジアル玉軸受を使用している為、従動プーリに加わ
ったスラスト荷重も支承自在である。従って、上述した
様なスラスト荷重を支承する為の別個の部材を設ける必
要もない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の様なオルタネー
タ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置を構成するローラ
クラッチは、それぞれがこのローラクラッチを構成する
カム面と円筒面との間に存在する円筒状の空間の一部で
直径方向に関する幅の狭い部分に、複数個のローラを食
い込ませる事により、このローラクラッチのロック状態
を実現する。上述した特開平8−226462号公報に
記載された従来構造の場合には、上述の様なローラクラ
ッチを構成するカム面を、前述したスリーブの外周面に
直接形成している。ところが、この様なスリーブは、通
常、鋼材製の丸棒若しくは丸管に鍛造加工を施して形成
する為、このスリーブの外周面に形成した上記カム面の
表面粗さを良好にするのが難しい。この為、上記ロック
時に表面の粗い上記カム面と上記複数個のローラの転動
面とが当接する際、これら両面の当接部に局部的な高面
圧が発生する可能性がある。この様な場合には、上記各
ローラの転動面と上記カム面とに剥離等の損傷が発生し
易くなり、上記ローラクラッチの寿命を低下させる等の
不都合を生じる為、好ましくない。
【0010】一方、上記ローラクラッチを構成するカム
面、並びに前述した1対のサポート軸受を構成する各内
輪軌道を、例えば、軸受鋼製の板材に深絞り加工等を施
して形成した別体の内輪の外周面に形成し、これら別体
の内輪をそれぞれ前記スリーブに外嵌固定する構造のオ
ルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置も、従来
から知られている。この様な従来構造の場合には、上記
板材に深絞り加工等を施す過程で上記カム面を形成する
為、このカム面を形成するのが容易なだけでなく、この
カム面の表面粗さを良好にするのも容易である。従っ
て、上述した様な不都合を生じる事はない。
【0011】ところが、上述の様な従来構造の場合に
は、上記サポート軸受を構成する内輪軌道も上記別体の
内輪の外周面に形成している為、次の様な不都合を生じ
る。即ち、上記サポート軸受の内輪軌道を形成した別体
の内輪は、組み付け作業の容易化を図る等の理由によ
り、上述したスリーブの外周面に締り嵌めにより外嵌固
定する。この為、この締め代の大きさに応じて上記内輪
の直径方向に関する弾性変形量が変化し、この内輪の外
周面に形成した上記内輪軌道の直径が変化する。特に、
上述した様な板材製の内輪の場合には、直径方向に関す
る肉厚が小さい為、上記締め代の大きさに応じて上記内
輪軌道の直径が変化し易く、変化量のばらつきも大きく
なる。従って、この内輪軌道の直径を適正値に規制する
のが難しい。
【0012】この様なばらつきに基づいて、上記サポー
ト軸受のラジアル隙間(直径方向に関する内部隙間)が
大きくばらつくと、上記ローラクラッチを構成する円筒
面とカム面との間の直径方向に関する幅寸法が、所望値
に対して大きくばらつく。この様な場合には、上記複数
個のローラの円周方向に亙る変位量が大きくばらつく結
果として、これら各ローラを押圧する弾性部材の押圧力
がばらつく。そして、上記ローラクラッチをロックすべ
き際にもロックが行なわれにくくなったり(押圧力が過
小の場合)、或は非ロック時であるオーバラン時に上記
円筒面及びカム面と上記各ローラとの摺接部で異常発熱
を起こし易くなる(押圧力が過大の場合)等の不都合を
生じる可能性がある。又、上記円筒面とカム面との間の
直径方向に関する幅寸法が大きくなると、上記各ローラ
が、上記カム面を構成する凹部の端縁に乗り上がり易く
なる等の不都合が生じる可能性もある。本発明のオルタ
ネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、1対のサ
ポート軸受としてラジアル玉軸受とラジアルころ軸受と
を使用し、しかも、上述の様な不都合を生じる事のない
構造を実現すべく発明したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオルタネータ用
ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、前述した特開平8
−226462号公報に記載された従来構造と同様に、
オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、こ
のスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置した従動
プーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部と従
動プーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、この従
動プーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する
傾向となる場合にのみこれら従動プーリとスリーブとの
間での回転力の伝達を自在とするローラクラッチと、こ
のローラクラッチを軸方向両側から挟む位置で上記スリ
ーブの外周面と上記従動プーリの内周面との間に設け、
この従動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれ
らスリーブと従動プーリとの相対回転を自在とする1対
のサポート軸受とを備える。そして、これら1対のサポ
ート軸受のうちの一方のサポート軸受をラジアルころ軸
受とし、他方のサポート軸受を、ラジアル荷重に加えて
両方向のスラスト荷重も支承自在な、深溝型のラジアル
玉軸受としている。特に、本発明のオルタネータ用ロー
ラクラッチ内蔵型プーリ装置に於いては、上記ローラク
ラッチを構成するカム面を、上記スリーブの軸方向中間
部に外嵌固定したローラクラッチ用内輪の外周面に形成
すると共に、上記ラジアルころ軸受を構成する円筒面状
の内輪軌道を、上記スリーブの外周面に直接形成してい
る。
【0014】
【作用】上述の様に構成する本発明のオルタネータ用ロ
ーラクラッチ内蔵型プーリ装置の場合、ローラクラッチ
を構成するカム面を、スリーブと別個に形成したローラ
クラッチ用内輪の外周面に形成している。この様なロー
ラクラッチ用内輪は、鋼板に深絞り加工を施す事によ
り、或は、鋼材製で円筒状の素材に引き抜き加工を施す
等により簡単に造れて、しかも、成形後の上記カム面の
表面粗さを良好に(平滑面に)できる。この為、ローラ
クラッチのロック時に上記カム面と複数個のローラの転
動面とが当接する際にも、これら両面の当接部に局部的
な高面圧が発生する事はない。この為、上記各ローラの
転動面と上記カム面とに剥離等の損傷が発生しにくくで
きる。この為、ローラクラッチの耐久性の向上を図れ
る。
【0015】更に、本発明の場合、一方のサポート軸受
であるラジアルころ軸受を構成する円筒面状の内輪軌道
は、別個の内輪の外周面に形成せず、上記スリーブの外
周面に直接形成している。この様にスリーブの外周面に
円筒状の内輪軌道を直接形成する事は容易であり、更
に、この内輪軌道の直径を適正値に規制するのも容易で
ある。従って、前述した従来構造の様に、上記内輪軌道
を別個の内輪の外周面に形成し、この内輪を上記スリー
ブの外周面に締り嵌めで外嵌固定する場合と異なり、上
記ラジアルころ軸受のラジアル隙間が大きくばらつく事
はなく、このラジアル隙間を適正値に規制できる。この
為、このラジアル隙間が大きくばらつく事に基づいて、
運転時に上記ローラクラッチを構成する円筒面とカム面
との間の直径方向に関する幅寸法が大きくばらつく事は
ない。従って、この幅寸法が過大になって、上記ローラ
クラッチがロックしにくくなったり、或はこの幅寸法が
過小になって、オーバラン時に摺動部で異常発熱を起こ
したり、更には、過大になって複数個のローラが上記カ
ム面を構成する凹部の端縁に乗り上げたりする等の不都
合を生じる事はない。
【0016】尚、本発明の場合、他方のサポート軸受で
あるラジアル玉軸受を構成する深溝型の内輪軌道は、上
記スリーブの外周面に直接形成しても、或は別体の内輪
の外周面に形成し、この内輪を上記スリーブの外周面に
外嵌固定しても良い。この理由は、上記深溝型の内輪軌
道を形成する為の別体の内輪は、直径方向に関する肉厚
が比較的大きい為、締り嵌めにより上記スリーブに外嵌
固定した場合でも、通常採用する程度の締め代では、上
記深溝型の内輪軌道の直径がそれほど大きく変化する事
はないからである。即ち、上記ラジアル玉軸受の場合に
は、上記深溝型の内輪軌道を上記スリーブの外周面に直
接形成した場合でも、或は別体の内輪の外周面に形成し
た場合でも、この深溝型の内輪軌道の直径寸法を適正値
に規制でき、上記ラジアル玉軸受のラジアル隙間が大き
くばらつくと言った不都合を生じる事はない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の第
1例を示している。本例のオルタネータ用ローラクラッ
チ内蔵型プーリ装置は、オルタネータ1の回転軸3(図
4参照)に外嵌固定自在なスリーブ8を有する。そし
て、このスリーブ8の周囲に従動プーリ7aを、このス
リーブ8と同心に配置している。そして、これらスリー
ブ8の外周面と従動プーリ7aの内周面との間に、1対
のサポート軸受であるラジアルころ軸受9及びラジアル
玉軸受10と、ローラクラッチ11とを設けている。こ
のうちのラジアルころ軸受9及びラジアル玉軸受10
は、上記従動プーリ7aに加わるラジアル荷重を支承し
つつ、上記スリーブ8と従動プーリ7aとの相対回転を
自在とする。特に、上記ラジアル玉軸受10は深溝型と
して、上記従動プーリ7aに加わるスラスト荷重も支承
自在としている。又、上記ローラクラッチ11は、上記
従動プーリ7aが上記スリーブ8に対して所定方向に相
対回転する傾向となる場合にのみ、この従動プーリ7a
からスリーブ8への回転力の伝達を自在とする。
【0018】即ち、上述の様な本例のオルタネータ用ロ
ーラクラッチ内蔵型プーリ装置のうち、上記スリーブ8
は、焼入硬化可能なS53C或はS55C等の鋼材製の
素材に鍛造加工を施す事により、全体を円筒状に形成し
ており、上記オルタネータ1の回転軸3の端部に外嵌固
定して、この回転軸3と共に回転自在である。この為に
図示の例では、上記スリーブ8の中間部先端寄り部分
(図1の左端寄り部分)の内周面にねじ孔部12を形成
し、このねじ孔部12と上記回転軸3の先端部外周面に
設けた雄ねじ部とを螺合自在としている。又、上記スリ
ーブ8の基半部(図1の右半部)内周面に、円筒面状の
嵌合孔部13を形成し、この嵌合孔部13に上記回転軸
3の先端寄り部分を、がたつきなく内嵌自在としてい
る。更に、上記スリーブ8の先端部内周面に、断面形状
が六角形である係止孔部14を形成し、この係止孔部1
4に六角レンチ等の工具の先端部を係止自在としてい
る。尚、上記スリーブ8と回転軸3とを相対回転しない
様に組み合わせる構造は、スプライン係合、非円形嵌
合、キー係合等、他の構造を採用しても良い。
【0019】一方、上記従動プーリ7aの外周面は、幅
方向に亙る断面形状を波形として、ポリVベルトと呼ば
れる無端ベルトの一部を掛け渡し自在としている。又、
この従動プーリ7aの内周面は、全長に亙り単なる円筒
面状に形成している。そして、上記スリーブ8の外周面
と上記従動プーリ7aの内周面との間に存在する空間の
軸方向中間部に、前記ローラクラッチ11を、同じくこ
の空間の軸方向両端部でこのローラクラッチ11を軸方
向両側から挟む位置に、前記ラジアルころ軸受9及びラ
ジアル玉軸受10を、それぞれ配置している。尚、図示
の例の場合、上記ラジアルころ軸受9を上記空間の先端
側部分に、上記ラジアル玉軸受10をこの空間の基端側
部分に、それぞれ配置している。
【0020】又、上記ローラクラッチ11を構成する
為、上記スリーブ8の中間部外周面にローラクラッチ用
内輪15を、締まり嵌めにより外嵌固定している。この
ローラクラッチ用内輪15は、軸受鋼等の硬質金属製の
板材又はSCM415等の浸炭鋼の板材に深絞り加工を
施す事により、全体を円筒状に形成しており、更に全体
に浸炭窒化処理を施している。そして、このローラクラ
ッチ用内輪15の外周面にランプ部と呼ばれる複数の凹
部16を、円周方向に亙って等間隔に形成する事によ
り、この外周面をカム面17としている。尚、上記スリ
ーブ8は、上述の様な鋼材製の円筒状の素材に引き抜き
加工を施す事により形成する事もできる。又、上記ロー
ラクラッチ用内輪15を上記深絞り加工や引き抜き加工
により形成する本例の場合、このローラクラッチ用内輪
15の外周面に上記カム面17を簡単に形成でき、しか
も、成形後のカム面17の表面粗さを比較的小さく(平
滑面に)できる。又、上記ラジアルころ軸受9を構成す
る内輪軌道18を、上記スリーブ8の先端部外周面に直
接形成している。即ち、この様な内輪軌道18は、上記
スリーブ8の先端部外周面を前述した鍛造加工により円
筒面状に形成した後、この先端部外周面に高周波による
焼き入れ処理、及び研削加工を施す事により形成してい
る。
【0021】一方、上記従動プーリ7aの中間部先端寄
り部分(図1の左端寄り部分)の内周面に外輪19を、
締まり嵌めにより内嵌固定している。この外輪19は、
上記ローラクラッチ11の外輪としてだけでなく、上記
ラジアルころ軸受9の外輪としても機能するもので、や
はり軸受鋼等の硬質金属製の板材又はSCM415等の
浸炭鋼の板材にプレス加工を施す等により、全体を円筒
状に形成している。この様な外輪19の軸方向両端縁に
は、それぞれ内向フランジ状の鍔部20、20を形成し
ている。又、この外輪19の内周面は、両端部に形成し
た鍔部20、20の部分を除き、ほぼ全長に亙り単なる
円筒面としている。
【0022】そして、上記ローラクラッチ11は、上記
外輪19の基半部(図1の右半部)と前記ローラクラッ
チ用内輪15とを含んで構成している。即ち、上記外輪
19の基半部内周面とこのローラクラッチ用内輪15の
外周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成した
クラッチ用保持器21と、それぞれが複数ずつのローラ
22及び図示しないばねとを設けている。又、上記クラ
ッチ用保持器21は、その内周面に形成した各突片2
3、23を上記ローラクラッチ用内輪15のカム面17
を構成する凹部16に係合させて、このローラクラッチ
用内輪15に対する相対回転を阻止している。尚、この
様なローラクラッチ11の基本的な構造及び作用は、従
来から周知であるから、詳しい図示並びに説明は省略す
る。
【0023】又、上記ラジアルころ軸受9は、上記外輪
19の先半部(図1の左半部)と前記スリーブ8の先端
部外周面に形成した内輪軌道18とを含んで構成してい
る。即ち、上記外輪19の先半部内周面と上記内輪軌道
18との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成された
ころ軸受用保持器24と、このころ軸受用保持器24に
より転動自在に保持された複数のころ25とを設けてい
る。又、上記外輪19の先端部内周面と上記スリーブ8
の先端部外周面との間の隙間は、シールリング26によ
り塞いでいる。このシールリング26は、芯金27と弾
性材28とにより構成しており、上記外輪19の先端部
内周面に、この弾性材28の外径を弾性的に縮めた状態
で、内嵌支持している。そして、この弾性材28に設け
た複数本のシールリップの先端縁を、上記スリーブ8の
先端部内周面、並びに上記鍔部20の内側面に摺接若し
くは当接させている。又、上述の様にローラクラッチと
ラジアルころ軸受9とを組み付けた状態で、上記クラッ
チ用保持器21ところ軸受用保持器24とは、上記外輪
19の基端部に設けた鍔部20の内側面と上記シールリ
ング26を構成する芯金27の側面との間に配置され
て、軸方向に変位するのを阻止される。
【0024】又、前記ラジアル玉軸受10は、内周面に
深溝型の外輪軌道29を係止した玉軸受用外輪30と、
外周面に深溝型の内輪軌道31を形成した玉軸受用内輪
32と、これら外輪軌道29と内輪軌道31との間に転
動自在に設けた複数個の玉33と、これら各玉33を転
動自在に保持する合成樹脂製の玉軸受用保持器34とか
ら成る。この様なラジアル玉軸受10は、上記玉軸受用
外輪30を前記従動プーリ7aの基端部(図1の右端
部)内周面に締り嵌めにより内嵌固定し、上記玉軸受用
内輪32を上記スリーブ8の基端部外周面に外嵌固定す
る事により、上記従動プーリ7aの基端部内周面と上記
スリーブ8の基端部外周面との間に設けている。
【0025】図示の例の場合、上記玉軸受用内輪32
は、上記スリーブ8の基端部に設けた小径段部35に、
例えば隙間嵌で外嵌した後、この小径段部35の段差面
36と上記スリーブ8の基端部外周縁部分に形成したか
しめ部37との間で挟持する事により、上記スリーブ8
に対し固定している。本例の場合、上記かしめ部37
は、上記スリーブ8の基端部外周縁部分の円周方向複数
個所(例えば4〜8個所)を、上記玉軸受用内輪32の
端面に向け直径方向外方に塑性変形させる事により形成
している。又、図示の例では、上記かしめ部37の内径
側部分に、全周に亙り逃げ溝38を形成している。この
逃げ溝38は、上記かしめ部37を形成する際に、上記
スリーブ8の中心部に設けた嵌合孔部13の内径寸法等
が変化するのを防止する為のものである。又、上記かし
め部37による固定力を向上させるべく、このかしめ部
37は、上記スリーブ8の基端部外周縁部分を全周に亙
り塑性変形させる事により形成しても良い。
【0026】又、上述の様にラジアル玉軸受10を組み
付けた状態で、上記玉軸受用外輪30の内周面と上記玉
軸受用内輪32の外周面との間に存在する空間の外端
(図1の右端)開口部は、上記玉軸受用外輪30の外端
部内周面に係止したシールリング39により密閉してい
る。即ち、本例の場合には、このシールリング39と前
述したシールリング26とにより、前記ローラクラッチ
11と前記ラジアルころ軸受9と上記ラジアル玉軸受1
0との内部空間に泥水等の異物が浸入するのを防止する
と共に、この内部空間内に封入したグリースが外部に漏
洩するのを防止している。
【0027】上述の様に構成する本例のオルタネータ用
ローラクラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、上記ロー
クラッチ11の働きにより、無端ベルトを掛け渡した前
記従動プーリ7aの回転速度が、オルタネータ1の回転
軸3(図4参照)に固定したスリーブ8の回転速度以上
の場合にのみ、上記従動プーリ7aからこの回転軸3に
トルクを伝達する。逆に言えば、上記従動プーリ7aの
回転速度が上記スリーブ8の回転速度未満の場合には、
これら従動プーリ7aとスリーブ8との接続を断ち、上
記無端ベルトに余計な(制動方向の)力が加わる事を防
止する。又、1対のサポート軸受として、ラジアルころ
軸受9とラジアル玉軸受10とを1個ずつ使用してい
る。この為、上記従動プーリ7aに加わった比較的大き
なラジアル荷重を、上記ラジアルころ軸受9により十分
に支承できるだけでなく、上記従動プーリ7aに加わっ
た両方向のスラスト荷重を、上記ラジアル玉軸受10に
より支承できる。
【0028】特に、本例の場合には、上記ローラクラッ
チ11を構成するカム面17は、スリーブ8と別個に形
成したローラクラッチ用内輪15の外周面に形成してい
る。前述した通り、この様なローラクラッチ用内輪15
は、鋼板に深絞り加工を施す事により簡単に造れて、し
かも、成形後の上記カム面17の表面粗さを比較的小さ
くできる。この為、上記ローラクラッチ11のロック時
に上記カム面17と前記複数個のローラ22の転動面と
が当接する際にも、この当接部に局部的な高面圧が発生
する事はない。この為、上記各ローラ22の転動面と上
記カム面17とに剥離等の損傷が発生しにくくできて、
上記ローラクラッチ11の耐久性の向上を図れる。
【0029】更に、本例の場合、一方のサポート軸受で
あるラジアルころ軸受9を構成する円筒面状の内輪軌道
18は、別個の内輪の外周面に形成せず、上記スリーブ
8の外周面に直接形成している。この様にスリーブ8の
外周面に円筒状の内輪軌道18を形成する事は容易であ
り、更に、この内輪軌道18の直径を適正値に規制する
のも容易である。従って、前述した従来構造の様に、上
記内輪軌道18を別個の内輪の外周面に形成し、この内
輪を上記スリーブ8の外周面に締り嵌めで外嵌固定する
場合と異なり、上記ラジアルころ軸受9のラジアル隙間
が大きくばらつく事はなく、このラジアル隙間を適正値
に規制できる。そして、このラジアル隙間を小さな値に
規制する事が可能になる。この為、このラジアル隙間が
大きくばらつく事に伴って、前記外輪19の内周面と上
記カム面17との間の直径方向に関する幅寸法が、大き
くばらつく事はない。従って、この幅寸法が過大になっ
て、上記ローラクラッチ11がロックしにくくなった
り、或は過小になってオーバラン時に摺動部で異常発熱
を起こしたり、更には、過大になって上記複数個のロー
ラ22が上記カム面17を構成する凹部16の端縁に乗
り上げたりする等の不都合を生じる事はない。
【0030】尚、本例の場合、他方のサポート軸受であ
るラジアル玉軸受10を構成する深溝型の内輪軌道31
は、上記スリーブ8と別体の玉軸受用内輪32の外周面
に形成している。但し、本例の場合には、この玉軸受用
内輪32を上記スリーブ8の外周面に隙間嵌で外嵌して
いる為、この玉軸受用内輪32の外周面に形成した上記
内輪軌道31が変化して、上記ラジアル玉軸受10のラ
ジアル隙間が大きくなる事はない。又、仮に、この玉軸
受用内輪32を上記スリーブ8の外周面に締り嵌めで外
嵌固定する場合であっても、上記深溝型の内輪軌道31
を形成した玉軸受用内輪32の直径方向に関する肉厚は
大きい為、通常採用する程度の締め代では、上記内輪軌
道31の直径が問題になるほど大きく変化する事はな
い。従って、本例の様に上記深溝型の内輪軌道31を、
上記スリーブ8と別体の玉軸受用内輪32の外周面に形
成した場合でも、この深溝型の内輪軌道31の直径寸法
を適正値に規制でき、上記ラジアル玉軸受10のラジア
ル隙間が大きくばらつくと言った不都合が生じる事はな
い。尚、上述の様な内輪軌道31は、上記スリーブ8の
外周面に直接形成しても良い。
【0031】次に、図2は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合、スリーブ8aの先端部内
径側部分にスプライン孔部40を形成し、このスプライ
ン孔部40に組み付け用工具の先端部に設けたスプライ
ン軸を係合自在としている。本例の場合、上記スリーブ
8aと上記組み付け用工具との係合をスプライン係合と
した為、上記スプライン孔部40のピッチ円直径を小さ
くしても、上記スリーブ8aに十分なトルクを付与でき
る。従って、本例の場合には、上記スプライン孔部40
の溝底部に関する外接円の直径を、上記スリーブ8aの
中間部及び基端部に設けたねじ孔部12及び嵌合孔部1
3の内径よりも小さくしている。又、これに伴って、本
例の場合、上記スリーブ8aの外周面を全長に亙り単一
円筒面状に形成し、このスリーブ8aの加工費の低減を
図っている。又、本例の場合、上記スリーブ8aの基端
部外周面に外嵌した玉軸受用内輪32は、このスリーブ
8aの軸方向中間部に締り嵌めにより外嵌固定したロー
ラクラッチ用内輪15の基端縁(図2の右端縁)と、上
記スリーブ8aの基端部外周面に係止した止め輪(Cリ
ング)41との間で挟持して、軸方向に亙る位置決めを
図っている。
【0032】又、本例の場合、従動プーリ7aに内嵌固
定した外輪19aの基端部(図2の右端部)に鍔部を形
成するのを省略し、この外輪19aの製造コストの低減
と組み付け作業の容易化とを図っている。又、この外輪
19aの基端部に上記鍔部を形成するのを省略した事に
伴い、クラッチ用保持器21の基端面(図2の右端面)
の内径側部分を、上記玉軸受用内輪32の内端面(図2
の左端面)外径側部分に対向させて、このクラッチ用保
持器21がラジアル玉軸受10側に変位するのを防止し
ている。
【0033】又、本例の場合、上記従動プーリ7aの内
周面と上記スリーブ8aの外周面との間に存在する空間
の先端開口部を密閉するシールリング42は、上記外輪
19aの先端部(図2の左端部)に設けた鍔部20の外
側(図2の左側)に設けている。このシールリング42
は、断面L字形で全体を円環状に形成した芯金43と、
この芯金43に添着した弾性材44とから成る。この様
なシールリング42は、上記芯金43を上記従動プーリ
7aの先端部内周面に圧入して内嵌固定すると共に、上
記弾性材44に設けた複数本のシールリップの先端縁
を、全周に亙り上記スリーブ8aの外周面に摺接させて
いる。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合
と同様である。
【0034】次に、図3は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合、スリーブ8aの外周面
に、軸方向の中間部から基端部(図3の右端部)に掛け
て小径段部35aを形成している。そして、この小径段
部35aに、ローラクラッチ用内輪15と玉軸受用内輪
32とを外嵌固定している。更に、この状態で、これら
ローラクラッチ用内輪15と玉軸受用内輪32とを、上
記小径段部35aの段差面36とこの小径段部35aの
基端部に係止した止め輪41との間で挟持し、軸方向に
亙る位置決めを図っている。その他の構成及び作用は、
上述した第2例の場合と同様である。
【0035】
【発明の効果】本発明のオルタネータ用ローラクラッチ
内蔵型プーリ装置は、以上に述べた通り構成され作用す
る為、1対のサポート軸受としてラジアル玉軸受とラジ
アルころ軸受とを使用した構造に於いて、ローラクラッ
チの耐久性の向上と作動不良の発生防止とを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。
【図2】同第2例を示す半部断面図。
【図3】同第3例を示す半部断面図。
【図4】従来から知られているオルタネータの1例を示
す断面図。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ハウジング 3 回転軸 4 転がり軸受 5 ロータ 6 整流子 7、7a 従動プーリ 8、8a スリーブ 9 ラジアルころ軸受 10 ラジアル玉軸受 11 ローラクラッチ 12 ねじ孔部 13 嵌合孔部 14 係止孔部 15 ローラクラッチ用内輪 16 凹部 17 カム面 18 内輪軌道 19、19a 外輪 20 鍔部 21 クラッチ用保持器 22 ローラ 23 突片 24 ころ軸受用保持器 25 ころ 26 シールリング 27 芯金 28 弾性材 29 外輪軌道 30 玉軸受用外輪 31 内輪軌道 32 玉軸受用内輪 33 玉 34 玉軸受用保持器 35、35a 小径段部 36 段差面 37 かしめ部 38 逃げ溝 39 シールリング 40 スプライン孔部 41 止め輪 42 シールリング 43 芯金 44 弾性材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルタネータの回転軸に外嵌固定自在な
    スリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心
    に配置した従動プーリと、これらスリーブの外周面の軸
    方向中間部と従動プーリの内周面の軸方向中間部との間
    に設け、この従動プーリが上記スリーブに対し所定方向
    に相対回転する傾向となる場合にのみこれら従動プーリ
    とスリーブとの間での回転力の伝達を自在とするローラ
    クラッチと、このローラクラッチを軸方向両側から挟む
    位置で上記スリーブの外周面と上記従動プーリの内周面
    との間に設け、この従動プーリに加わるラジアル荷重を
    支承しつつこれらスリーブと従動プーリとの相対回転を
    自在とする1対のサポート軸受とを備え、これら1対の
    サポート軸受のうちの一方のサポート軸受をラジアルこ
    ろ軸受とし、他方のサポート軸受をラジアル玉軸受とし
    たオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置に於
    いて、上記ローラクラッチを構成するカム面を、上記ス
    リーブの軸方向中間部に外嵌固定したローラクラッチ用
    内輪の外周面に形成すると共に、上記ラジアルころ軸受
    を構成する円筒面状の内輪軌道を、上記スリーブの外周
    面に直接形成している事を特徴とするオルタネータ用ロ
    ーラクラッチ内蔵型プーリ装置。
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