JP4306032B2 - オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の対象となるオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、自動車用の発電機であるオルタネータの回転軸の端部に固定し、エンジンのクランクシャフトの端部に固定した駆動プーリとの間に無端ベルトを掛け渡す事により、上記オルタネータを駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の走行用エンジンを駆動源として、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造が、例えば特開平7−139550号公報に記載されている。図5は、この公報に記載されたオルタネータ1を示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。この回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設けている。又、この回転軸3の一端部(図5の右端部)で上記ハウジング2外に突出した部分には、従動プーリ7を固定している。エンジンへの組み付け状態では、この従動プーリ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクランクシャフトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とする。
【0003】
上記従動プーリ7として従来一般的には、単に上記回転軸3に固定しただけのものを使用していた。これに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若しくは上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸への動力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合には、従動プーリと回転軸との相対回転を自在とする、オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が各種提案され、一部で使用されている。例えば、特開昭56−101353号公報、特開平7−317807号公報、同8−61443号公報、同8−226462号公報、特公平7−72585号公報、フランス特許公報FR2726059A1等に、上述の様な機能を有するオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が記載されている。
【0004】
これら各文献に記載された一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリーブを有し、このスリーブの周囲に、円筒状の内周面を有する従動プーリを、このスリーブと同心に配置している。そして、これらスリーブの外周面と従動プーリの内周面との間に、1対のサポート軸受と一方向クラッチとを設けている。このうちのサポート軸受は、上記従動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつ、これらスリーブと従動プーリとの相対回転を自在とする。又、上記一方向クラッチは、上記従動プーリが上記スリーブに対して所定方向に回転する場合にのみ、この従動プーリからスリーブへの回転力の伝達を自在とする。
【0005】
上述の様なオルネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を使用する理由は、次の通りである。例えば、前記駆動用エンジンがディーゼルエンジンであった場合、アイドリング時等の低回転時には、クランクシャフトの回転角速度の変動が大きくなる。この結果、上記クランクシャフトの端部に固定した駆動プーリに掛け渡した図示しない無端ベルトの走行速度も細かく変動する事になる。一方、この無端ベルトにより従動プーリを介して回転駆動されるオルタネータ1の回転軸3は、この回転軸3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及び整流子6(図5)等の慣性質量に基づき、それ程急激には変動しない。従って、上記従動プーリを回転軸3に対し単に固定しただけの場合には、クランクシャフトの回転角速度の変動に伴い、上記無端ベルトの内周面と従動プーリの外周面とが両方向に擦れ合う傾向となる。この結果、この従動プーリと擦れ合う無端ベルトに、繰り返し異なる方向の応力が作用して、この無端ベルトと従動プーリとの間に滑りが発生し易くなったり、或はこの無端ベルトの寿命が短くなったりする原因となる。尚、この様な従動プーリの外周面と無端ベルトの内周面との摩擦に基づく無端ベルトの寿命低下は、走行時に加減速を繰り返す等によっても生じる。
【0006】
そこで、上述の様な従動プーリとして、上記オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を使用する事により、上記無端ベルトの走行速度が一定若しくは上昇傾向にある場合には、上記従動プーリから回転軸3への回転力の伝達を自在とし、反対に上記無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合には、これら従動プーリと回転軸3との相対回転を自在とする。即ち、上記無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合には、上記従動プーリの回転角速度を上記回転軸3の回転角速度よりも遅くして、上記無端ベルトと従動プーリとの当接部が強く擦れ合う事を防止する。この様にして、従動プーリと無端ベルトとの擦れ合い部に作用する応力の方向を一定にし、この無端ベルトと従動プーリとの間に滑りが発生したり、或はこの無端ベルトの寿命が低下する事を防止する。
【0007】
ところで、上述した様な従来のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、何れも、一方向クラッチを構成する複数個のロック部材を設置した空間と、1対のサポート軸受を構成する複数個の転動体を設置した空間とを連通させて、これら各空間に封入すべき潤滑用のグリースを共用していた。ところが、上記複数個のロック部材を設置した空間と上記複数個の転動体を設置した空間とに封入するグリースの適正量は、以下に述べる様に、互いに異なる。
【0008】
即ち、上記サポート軸受の場合には、上記各転動体の転動面と内輪、外輪両軌道との転がり接触部を適度に潤滑し、且つ、グリースの撹拌抵抗を抑えて、上記サポート軸受の回転抵抗が大きくならない様にする必要がある。この為、上記各転動体を設置した空間に封入するグリースの適正量は、これら各転動体を設置した空間の空洞部の容積の30%程度(20〜40%)になる。一方、上記一方向クラッチの場合には、オーバラン時(非ロック時)に上記複数個のロック部材が、内径側、外径側両周面のうち少なくとも一方の周面と擦れ合う為、十分な潤滑を行なわない限り、この擦れ合い部での発熱量が多くなり易い。この擦れ合い部の発熱量が多くなった場合には、潤滑用のグリースが早期に熱劣化して、上記一方向クラッチの耐久性が損なわれる原因となる為、このグリースが早期に熱劣化するのを防止すべく、上記擦れ合い部を十分に潤滑する必要がある。この為、上記各ロック部材を設置した空間に封入するグリースの適正量は、このロック部材を設置した空間の空洞部の容積の70%程度(60〜80%)になる。
【0009】
この様に各空間に封入するグリースの適正量が異なる為、上述した従来構造の様に、上記各ロック部材を設置した空間と上記各転動体を設置した空間とに封入するグリースを共用すると、互いに連通したこれら各空間内に封入するグリースの量の多少に基づき、上記一方向クラッチと上記各サポート軸受との少なくとも一方に、上述した様な不具合が生じる可能性がある。特に、上記一方向クラッチに潤滑不良やグリース劣化等の不具合が生じると、オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の主要な機能が損なわれる。この為、上記各空間に封入するグリース量は、それぞれ適正値に規制する必要がある。
【0010】
【先発明の説明】
上述の様な事情に鑑みて、本発明者は先に、図6に示す様な構造を考えた(特願平11−181352号)。この先発明に係るオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、オルタネータ1の回転軸3(図5参照)に外嵌固定自在なスリーブ8を有する。又、このスリーブ8の周囲に従動プーリ7aを、このスリーブ8と同心に配置している。そして、これらスリーブ8の外周面と従動プーリ7aの内周面との間に、1対のサポート軸受9、9と、一方向クラッチであるローラクラッチ10とを設けている。
【0011】
上記スリーブ8は、全体を円筒状に形成しており、上記オルタネータ1の回転軸3の端部に外嵌固定して、この回転軸3と共に回転自在である。この為に図示の例では、上記スリーブ8の中間部内周面にねじ孔部11を形成し、このねじ孔部11と上記回転軸3の先端部外周面に設けた雄ねじ部とを螺合自在としている。又、上記スリーブ8の先端部内周面に、断面形状が六角形である係止孔部12を形成して、この係止孔部12に、六角レンチ等の工具の先端部を係止自在としている。更に、上記スリーブ8の基端部内周面は、上記回転軸3の先端部中間寄り部とがたつきなく嵌合自在な円孔部13としている。尚、上記スリーブ8と回転軸3とを相対回転しない様に組み合わせる構造は、スプライン係合、非円形嵌合、キー係合等、他の構造を採用しても良い。又、上記スリーブ8の外周面中央部には、この外周面から直径方向外方に突出する凸部14を、全周に亙り形成している。
【0012】
一方、上記従動プーリ7aの片半部(図6の左半部)外周面は、幅方向に亙る断面形状を波形として、ポリVベルトと呼ばれる無端ベルトの一部を掛け渡し自在としている。又、この従動プーリ7aの内周面は、単なる円筒面としている。そして、上記スリーブ8の外周面と上記従動プーリ7aの内周面との間に存在する空間の軸方向中間部に、上記ローラクラッチ10を、同じくこの空間の軸方向両端部でこのローラクラッチ10を軸方向両側から挟む位置に、上記サポート軸受9、9を、それぞれ配置している。
【0013】
上記ローラクラッチ10は、上記従動プーリ7aが上記スリーブ8に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、これら従動プーリ7aとスリーブ8との間での回転力の伝達を自在とする。この様なローラクラッチ10を構成する為、上記スリーブ8の外周面に形成した上記凸部14に、ローラクラッチ用内輪15を、締まり嵌めにより外嵌固定している。このローラクラッチ用内輪15は、浸炭鋼等の鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して全体を円筒状に形成しており、外周面にカム面16を形成している。即ち、上記ローラクラッチ用内輪15の外周面に、ランプ部と呼ばれる複数の凹部17、17を、円周方向に亙って等間隔に形成する事により、上記外周面を上記カム面16としている。
【0014】
これに対して、上記従動プーリ7aの中間部内周面に締まり嵌めにより内嵌固定したローラクラッチ用外輪18の内周面のうち、少なくとも次述するローラ20、20と当接する軸方向中間部は、単なる円筒面としている。この様なローラクラッチ用外輪18は、やはり浸炭鋼等の鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して全体を円筒状に形成しており、軸方向両端部に内向フランジ状の鍔部19a、19bを形成している。尚、上記両鍔部19a、19bのうち、一方(図6の左方)の鍔部19aは、上記ローラクラッチ用外輪18の製造時に予め形成しておく為、このローラクラッチ用外輪18の円筒部と同等の肉厚にしている。これに対して、他方(図6の右方)の鍔部19bは、このローラクラッチ用外輪18の直径方向内側に、次述するローラ20、20やクラッチ用保持器21を組み込んでから形成する為、薄肉にしている。
【0015】
又、上記ローラクラッチ用内輪15及び上記ローラクラッチ用外輪18と共に上記ローラクラッチ10を構成する複数個のローラ20、20は、上記ローラクラッチ用内輪15に、このローラクラッチ用内輪15に対する回転を不能として外嵌した合成樹脂製のクラッチ用保持器21に、転動及び円周方向に亙る若干の変位自在に支持している。そして、このクラッチ用保持器21に設けた柱部と上記各ローラ20、20との間に、板ばね、或はこのクラッチ用保持器21と一体の合成樹脂ばね等のばねを設けて、これら各ローラ20、20を、円周方向に関して同方向に弾性的に押圧している。又、図示の状態で、上記クラッチ用保持器21の軸方向両端面は、上記ローラクラッチ用外輪18を構成する両鍔部19a、19bの内側面と近接対向させて、このクラッチ用保持器21が軸方向に変位する事を阻止している。尚、この様なローラクラッチ10の基本的な構造及び作用は、従来から周知であるから、これ以上の詳しい図示並びに説明は省略する。
【0016】
又、前記サポート軸受9、9は、前記従動プーリ7aに加わるラジアル荷重を支承しつつ、この従動プーリ7aと前記スリーブ8との相対回転を自在とする。図示の例では、上記各サポート軸受9、9として、深溝型の玉軸受を使用している。即ち、これら各サポート軸受9、9は、それぞれ内周面に深溝型の外輪軌道22、22を有する軸受用外輪23、23と、それぞれの外周面に深溝型の内輪軌道24、24を有する軸受用内輪25、25と、上記外輪軌道22、22と内輪軌道24、24との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた玉26、26とから成る。又、上記軸受用外輪23、23の両端部内周面に形成した係止溝27、27に、それぞれシールリング28、28を装着する事により、上記各玉26、26を設置した空間29、29の両端開口部を塞いでいる。
【0017】
この様な各サポート軸受9、9は、それぞれの軸受用外輪23、23を上記従動プーリ7aの内周面両端部に締り嵌めにより内嵌固定し、それぞれの軸受用内輪25、25を上記スリーブ8の外周面両端部に締り嵌めにより外嵌固定する事により、上記スリーブ8の外周面両端部と従動プーリ7aの内周面両端部との間に組み付けている。尚、図示の例では、上記従動プーリ7aの両端面内周縁部分の複数個所を塑性変形させてかしめ部30、30を形成し、このかしめ部30、30により上記各軸受用外輪23、23の外端面(上記従動プーリ7aの幅方向外寄りの端面)を抑え付けている。これにより、上記各軸受用外輪23、23が上記従動プーリ7aの内側から抜け出る事を防止している。又、この様に各サポート軸受9、9を組み付けた状態で、上記従動プーリ7aの内周面中間部と上記スリーブ8の外周面中間部との間部分で前記ローラクラッチ10を設置した空間31の両端開口部は、上記各サポート軸受9、9に装着した1対のシールリング28、28のうち、このローラクラッチ10側に配置したシールリング28、28により密に塞がれる。
【0018】
上述の様に構成する先発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合、上記各サポート軸受9、9を構成する各玉26、26を設置した空間29、29と、上記ローラクラッチ10を設置した空間31とは、上記各サポート軸受9、9に装着したシールリング28、28により互いに密に仕切られている。この為、これら各空間29、31に、それぞれ適正量{前述した通り、上記空間29、29の場合には、これら各空間29、29の空洞部の容積の30%程度(20〜40%)、上記空間31の場合には、この空間31の空洞部(この空間31のうち、上記ローラクラッチ10を構成する部材が配置されていない部分)の容積の70%程度(60〜80%)。}のグリースを封入する事ができる。この結果、上記ローラクラッチ10を設置した空間31に封入したグリースが早期に熱劣化したり、或は上記各サポート軸受9、9の回転抵抗が大きくなる等の不都合を防止できる。この為、回転抵抗が低い等、高性能で、しかも信頼性の高い製品を提供できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様な先発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置には、未だ、改良の余地が残されている。即ち、上述した先発明の場合、上記各サポート軸受9、9を構成する複数個の玉26、26を設置した空間29、29の両端開口を、それぞれ1対のシールリング28、28により塞いでいる。この為、図7に示す様に、上記従動プーリ7aの内周面と上記スリーブ8の外周面との間に1対のサポート軸受9、9を圧入する際に、上記空間31内に閉じ込められた空気が圧縮される。
【0020】
特に、上述した先発明の場合には、上記ローラクラッチ10を設置した空間31内に、多量{この空間31の空洞部の容積の70%程度(60〜80%)}のグリースを封入している。この為、プーリ装置の完成後に、この空間31内で空気が占める割合(容積)が小さくなる{この空間31の空洞部の容積の30%程度(20〜40%)となる}。この為、上述の様に1対のサポート軸受9、9を圧入する際、上記空間31内に閉じ込められた空気が圧縮される比率(圧縮比)が大きくなり、この空間31内の圧力が相当に高くなる。この為、上記各シールリング28、28がこの空間31内の圧力に押されて外れたり、或は、図8に示す様に、これら各シールリング28、28を構成するシールリップ32、32がめくれたり、或は、これら各シールリップ32、32が過度に変形して、上記各シールリング28、28を構成する芯金との境目から弾性材が切断する等して、運転中に上記空間31内に封入したグリースが上記空間29、29内に漏れ出す可能性を生じる。
【0021】
更に、上記各サポート軸受9、9の圧入作業(組立作業)が完了した後にも、上記ローラクラッチ10の運転時に上記空間31内の温度が上昇して、この空間31内の空気が膨張すると共に、この空間31内に封入したグリースの膨張量が大きくなると、この空間31内の圧力が著しく上昇し、上記各シールリップ32、32がめくれて、やはり、この空間31内に封入したグリースが上記空間29、29内に漏れ出す可能性を生じる。尚、嵌合面のクリープ防止と嵌合面からのグリース漏れ防止とを図る為に、前記軸受用外輪23、23及び軸受用内輪25、25と前記従動プーリ7a及びスリーブ8との各嵌合部には、それぞれ締め代を持たせている。この為、上記空間31内に閉じ込められた空気をこれら各嵌合部を通じて外部空間に逃がす事は難しい。
本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、上述の様な事情に鑑みて発明したものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、上述した先発明の構造と同様、オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置した従動プーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部と従動プーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、この従動プーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみこれら従動プーリとスリーブとの間での回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸方向両側から挟む位置で上記スリーブの外周面と上記従動プーリの内周面との間に設け、この従動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブと従動プーリとの相対回転を自在とする1対のサポート軸受とを備える。又、これら各サポート軸受は、内周面に外輪軌道を有し、上記従動プーリの内周面に内嵌固定する軸受用外輪と、外周面に内輪軌道を有し、上記スリーブの外周面に外嵌固定する軸受用内輪と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けた複数個の転動体とから成り、更に、上記軸受用外輪の内周面と上記軸受用内輪の外周面との間で上記各転動体を設置している空間の両端開口部に、これら両端開口を塞ぐ1対のシールリングを装着したものである。
特に、本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於いては、上記各サポート軸受に1対ずつ設けたシールリングのうち、上記一方向クラッチを設置した空間側に配置したシールリングの一部にのみ、このシールリングの両側面を連通させる、少なくとも1個の通孔若しくは切り欠きを形成している。これに対して、上記一方向クラッチを設置した空間と反対側に配置したシールリングには、通孔若しくは切り欠きの何れも形成していない。
【0023】
【作用】
上述の様に本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵側プーリ装置の場合には、各サポート軸受に1対ずつ設けたシールリングのうち、一方向クラッチを設置した空間側に配置したシールリングの一部にのみ、これらシールリングの両側面を連通させる、少なくとも1個の通孔若しくは切り欠きを形成している。この為、一方向クラッチを設置した空間内の圧力が上昇する傾向となった場合に、この一方向クラッチを設置した空間内の空気の一部が、上記通孔若しくは切り欠きを通じて各転動体を設置した空間内に移動する。これら各転動体を設置した空間内には、比較的少量のグリースしか封入していない為、これら各転動体を設置した空間内で空気が存在し得る容積は十分にある。
【0024】
この為、一方向クラッチを設置した空間内の空気の一部を、上記通孔若しくは切り欠きを通じて上記各転動体を設置した空間内に移動させる事により、この一方向クラッチを設置した空間内の空気の圧縮比を小さくし、この一方向クラッチを設置した空間内の圧力が過度に上昇する事を防止できる。同時に、この空間とサポート軸受内の空間との間の圧力差をなくせる。この結果、この一方向クラッチを設置した空間内の圧力により、この一方向クラッチ側に設置したシールリングのシールリップがめくれる等して、この一方向クラッチを設置した空間内に封入したグリースが上記各転動体を設置した空間内に漏れ出す事を防止できる。一方、上記一方向クラッチを設置した空間と反対側に配置したシールリングには、通孔若しくは切り欠きの何れも形成していない為、上記サポート軸受内のグリースが外部空間に漏れ出す事はない。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、1対のサポート軸受9、9に1対ずつ装着したシールリング28、28aのうち、一方向クラッチであるローラクラッチ10側に配置したシールリング28aの構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図6に示した先発明とほぼ同様であるから、重複する部分の説明は省略若しくは簡略にし、以下、この先発明に係る構造と異なる部分、並びに本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0026】
本例のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合、上記各サポート軸受9、9を構成する軸受用内輪25、25の一端面を、それぞれスリーブ8の中間部外周面に形成した凸部14の軸方向両端面に突き当てている。又、これら各サポート軸受9、9に1対ずつ設けたシールリング28、28aは、それぞれの外周縁部を、これら各サポート軸受9、9を構成する軸受用外輪23、23の内周面両端部に係止している。それぞれが円輪状に造られたこれら各シールリング28、28aは、円輪状の金属板33、33と、この金属板33、33により補強された弾性材34、34とから成る。この弾性材34、34の外径側部分は、上記金属板33、33の外周縁よりも直径方向外方に、同じく内径側部分は、この金属板33、33の内周縁よりも直径方向内方に、それぞれ全周に亙り突出させている。そして、上記直径方向外方に突出させた部分を弾性係合部35、35とし、上記直径方向内方に突出させた部分をシールリップ32、32としている。
【0027】
更に、上記各シールリング28、28aのうち、上記各サポート軸受9、9をプーリ装置に組み付けた状態で上記ローラクラッチ10側に配置されるシールリング28a、28aは、上記弾性係合部35、35の外周面と内側面(上記サポート軸受9への組み付け状態で玉26と対向する側の面)との円周方向に亙る1乃至複数個所(少なくとも1個所)に、それぞれ同位相で切り欠き41a、41b(図2〜3に詳示)を設けている。
【0028】
上述の様な各シールリング28、28aは、上記軸受用外輪23、23の内周面両端部に全周に亙り形成した係止溝27、27に、それぞれの弾性係合部35、35を係止する事により装着する。又、この様に装着した状態で、上記各シールリング28、28aを構成するシールリップ32、32の先端縁が、それぞれ上記軸受用内輪25、25の外周面両端寄り部に形成した段差面36、36に全周に亙り摺接する事により、各玉26、26を設置した空間29、29の両端開口を塞ぐ。特に、本例の場合、上記ローラクラッチ10側に配置した各シールリング28a、28aを構成する弾性係合部35、35と上記各係止溝27、27との係合部のうち、上記各切り欠き41a、41bに対応する部分に、上記各玉26、26を設置した空間29、29と上記ローラクラッチ10を設置した空間31とを連通する通孔37が形成される。具体的には、上記各係止溝27、27の表面と上記各切り欠き41a、41bとにより囲まれた部分が、上記各通孔37となる。
【0029】
尚、本例の場合、上述の様に構造の異なる各シールリング28、28aを、互いに識別できる様にする為に、一方のシールリング28、28を構成する弾性材34、34を、緑色に着色したニトリルゴムにより、他方のシールリング28a、28aを構成する弾性材34、34を、黒色に着色したニトリルゴムにより、それぞれ構成している。これにより、上記各シールリング28、28aの装着作業並びに上記各サポート軸受9、9の組み付け作業を、装着するシールリング28、28aの種類や上記各サポート軸受9、9の組み付け方向を間違える事なく行なえる。尚、上記各シールリング28と28aとを構成する各弾性材34、34に付する色は、これら各シールリング28と28aとの双方で異ならせれば、上記以外の色を採用した場合であっても同様の効果を得られる。
【0030】
上述の様に構成する本例のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、ローラクラッチ10側に配置した各シールリング28a、28aを構成する弾性係合部35、35と、軸受用外輪23、23の端部内周面に形成した各係止溝27、27との係合部に、それぞれ通孔37を設けている。この為、従動プーリ7aの内周面とスリーブ8の外周面との間に各サポート軸受9、9を圧入する場合やプーリ装置の運転時に、上記ローラクラッチ10を設置した空間31内の圧力が上昇する傾向となった場合には、この空間31内で圧力上昇した空気の一部が、上記通孔37を通じて各玉26、26を設置した空間29、29内に移動する。これら各空間29、29内には、比較的少量{これら各空間29、29の空洞部の容積の30%程度(20〜40%)}のグリースしか封入していない為、これら各空間29、29内で空気が存在し得る容積は十分に{これら各空間29、29の空洞部の容積の70%程度(60〜80%)}ある。
【0031】
この為、上述の様にローラクラッチ10を設置した空間31内で圧力上昇した空気の一部を、上記各通孔37、37を通じて上記各玉26、26を設置した空間29、29内に移動させる事により、上記空間31内の空気の圧縮比を小さくし、この空間31内の圧力が過度に上昇する事を防止できる。同時に、上記各空間29、29内の圧力と上記空間31内の圧力との間に差が生じるのを防止できる。この結果、このローラクラッチ10を設置した空間31内の圧力により、このローラクラッチ10側に設置した各シールリング28a、28aを構成するシールリップ32、32がめくれる等して、このローラクラッチ10を設置した空間31内に封入したグリースが上記各玉26、26を設置した空間29、29内に漏れ出す事を防止できる。
【0032】
尚、上記各通孔37、37の断面積は小さい為、これら各通孔37、37を通じて上記ローラクラッチ10を設置した空間31内に封入したグリースが、上記各玉26、26を設置した空間29、29内に、問題となる程の量が流出する事はない。又、本例の場合には、上記ローラクラッチ10と反対側に配置した各シールリング28、28に、前述した切り欠き若しくは通孔を形成していない為、上記各玉26、26を設置した空間29、29内のグリースが外部空間に漏れ出す事はない。尚、上記各空間29、29内の圧力が上昇して、上記各シールリング28、28の内周縁部を構成するシールリップ32、32が押されても、これら各シールリップ32、32は、上記各空間29、29内の圧力が高い間だけ前記各段差面36、36から離れるのみで、めくれたりする事はない。
【0033】
次に、図4は、本発明に関する参考例の1例を示している。本参考例の場合、スリーブ8aの内周面片側寄り部(図4の左寄り部)に、雌スプライン部38を形成している。そして、この雌スプライン部38と回転軸3(図5)の端部外周面に形成した雄スプライン部(図示省略)とを係合自在としている。又、上記スリーブ8aの外周面は、全長に亙り単なる円筒面としている。ローラクラッチ用内輪15は、このスリーブ8aの中間部外周面に、締り嵌めにより外嵌固定している。
【0034】
又、従動プーリ7bの内周面に外径側スリーブ39を、締り嵌めにより内嵌固定している。この外径側スリーブ39は、軸受鋼等の硬質金属により全体を円筒状に形成し、中間部内周面に直径方向内方に突出する凸部40を、全周に亙り形成している。そして、この凸部40の内周面を、上記ローラクラッチ用内輪15の外周面に形成したカム面16と共にローラクラッチ機構を構成する、円筒面としている。即ち、ローラクラッチ10aのロック時に、このローラクラッチ10aを構成する複数個のローラ20が、上記カム面16と上記凸部40の内周面との間で突っ張る様に構成している。又、軸受用外輪23、23は、それぞれ上記外径側スリーブ39の軸方向両端部に締り嵌めで内嵌固定すると共に、それぞれの一端面を上記凸部40の軸方向両端面に突き当てている。
【0035】
又、本参考例の場合、1対のサポート軸受9、9に1対ずつ装着するシールリング28a、28aは何れも、弾性係合部35、35の外周面及び内側面に、それぞれ切り欠き41a、41b(図2〜3参照、本参考例では図示せず。)を設けたものとしている。従って、本参考例の場合には、上記各シールリング28a、28aを構成する弾性係合部35、35と、上記各軸受用外輪23、23の内周面両端部に設けた係止溝27、27との係合部のうち、それぞれ上記各切り欠き41a、41bに対応する部分に、通孔37(図2参照、本参考例では図示せず。)が形成される。即ち、本参考例の場合には、上記ローラクラッチ10aを設置した空間31と各玉26、26を設置した空間29、29と外部空間とが、それぞれ上記各通孔37を介して連通する。
【0036】
上述した様に本参考例のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、総てのシールリング28a、28aを構成する弾性係合部35、35と、総ての係止溝27、27との係合部に、それぞれこれら各シールリング28a、28aの両側に存在する空間同士を連通する通孔37を設けている。この為、ローラクラッチ10aを設置した空間31内の圧力が上昇する傾向となった場合には、この空間31内で圧力上昇した空気が上記ローラクラッチ10a側のシールリング28a、28aの係合部に設けられた通孔37を通じて、上記各玉26、26を設置した空間29、29内に移動し、更に、これら各空間29、29内の空気が、上記ローラクラッチ10aと反対側のシールリング28a、28aの係合部に設けられた通孔37を通じて外部空間に送り出される。
【0037】
この為、上記ローラクラッチ10aを設置した空間31、並びに上記各玉26、26を設置した空間29、29内の圧力を十分に低くできる。従って、本参考例の場合も、上記各空間29、31内の圧力により、上記各シールリング28a、28aが上記各係止溝27、27から外れたり、或は、これら各シールリング28a、28aを構成するシールリップ32、32がめくれると言った不都合を防止して、上記各空間29、31内に封入したグリースが、これら各空間29、31外に漏洩する事を防止できる。
【0038】
尚、前述した本発明の実施の形態の1例、及び、上述した参考例の1例では、一方向クラッチとしてロークラッチを使用した場合に就いて述べたが、本発明はこの一方向クラッチとして、スプラグクラッチの如きカムクラッチ等、従来から知られている他の構造の一方向クラッチを使用した場合でも同様の効果を得られる。又、1対のサポート軸受としては、1対の玉軸受を使用する場合に限らず、1対のころ軸受、或は玉軸受ところ軸受とを1個ずつを使用する場合であっても、同様の効果を得られる。又、図示の各例とは逆に、空気を逃がす為の通孔若しくは切り欠きを、各シールリングの内径寄り部分に設ければ、遠心力の作用に拘らず、グリースが上記通孔若しくは切り欠きを通じて漏洩する事を、より有効に防止できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、一方向クラッチを設置した空間と、各サポート軸受を構成する複数個の転動体を設置した空間とに、それぞれ適正量のグリースを封入できるだけでなく、組み付け作業中或は運転中に、上記各サポート軸受に装着したシールリングのシールリップがめくれたりする等の不都合を防止できる。この為、上記各空間内に封入したグリースが、これら各空間外に漏洩する事を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1例を示す半部断面図。
【図2】 図1のA部拡大図。
【図3】 図2のB矢視図。
【図4】 本発明に関する参考例の1例を示す半部断面図。
【図5】 従来から知られているオルタネータの1例を示す断面図。
【図6】 先発明の構造を示す断面図。
【図7】 先発明の構造を組立作業の途中段階で示す半部断面図。
【図8】 図7のC部拡大図。
【符号の説明】
1 オルタネータ
2 ハウジング
3 回転軸
4 転がり軸受
5 ロータ
6 整流子
7、7a、7b 従動プーリ
8、8a スリーブ
9 サポート軸受
10、10a ローラクラッチ
11 ねじ孔部
12 係止孔部
13 円孔部
14 凸部
15 ローラクラッチ用内輪
16 カム面
17 凹部
18 ローラクラッチ用外輪
19a、19b 鍔部
20 ローラ
21 クラッチ用保持器
22 外輪軌道
23 軸受用外輪
24 内輪軌道
25 軸受用内輪
26 玉
27 係止溝
28、28a シールリング
29 空間
30 かしめ部
31 空間
32 シールリップ
33 金属板
34 弾性材
35 弾性係合部
36 段差面
37 通孔
38 雌スプライン部
39 外径側スリーブ
40 凸部
41a、41b 切り欠き

Claims (3)

  1. オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置した従動プーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部と従動プーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、この従動プーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみこれら従動プーリとスリーブとの間での回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸方向両側から挟む位置で上記スリーブの外周面と上記従動プーリの内周面との間に設け、この従動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブと従動プーリとの相対回転を自在とする1対のサポート軸受とを備え、これら各サポート軸受は、内周面に外輪軌道を有し、上記従動プーリの内周面に内嵌固定する軸受用外輪と、外周面に内輪軌道を有し、上記スリーブの外周面に外嵌固定する軸受用内輪と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けた複数個の転動体とから成り、更に、上記軸受用外輪の内周面と上記軸受用内輪の外周面との間で上記各転動体を設置している空間の両端開口部に、これら両端開口を塞ぐ1対のシールリングを装着したものであるオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於いて、上記各サポート軸受に1対ずつ設けたシールリングのうち、上記一方向クラッチを設置した空間側に配置したシールリングの一部にのみ、このシールリングの両側面を連通させる、少なくとも1個の通孔若しくは切り欠きを形成し、上記一方向クラッチを設置した空間と反対側に配置したシールリングには、通孔若しくは切り欠きの何れも形成していない事を特徴とするオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
  2. 各サポート軸受に1対ずつ設けたシールリングがそれぞれ、円輪状の金属板とこの金属板により補強された弾性材とから成るものであり、上記両シールリングを構成する弾性材の色を互いに異ならせた、請求項1に記載したオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
  3. 空気を逃がす為の通孔若しくは切り欠きを、各シールリングの内径寄り部分に設けている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
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