JP2000337465A - 球体減速機 - Google Patents

球体減速機

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JP2000337465A
JP2000337465A JP11182229A JP18222999A JP2000337465A JP 2000337465 A JP2000337465 A JP 2000337465A JP 11182229 A JP11182229 A JP 11182229A JP 18222999 A JP18222999 A JP 18222999A JP 2000337465 A JP2000337465 A JP 2000337465A
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JP
Japan
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reduction gear
inclined side
spheres
sphere
output
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JP11182229A
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English (en)
Inventor
Terutaka Kuroshima
輝隆 黒島
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各種分野の小型機械に応用できる、非常に小
型の減速機を安価に提供して、高い加工精度を必要とし
ないために玩具等の安価なものに使用可能とする。 【解決手段】 球体減速機を入力部2、固定部3及び出
力部4と複数の球体5とによって構成する。入力部に球
体を介して固定部及び出力部を接触させ、且つ入力部、
固定部及び出力部には、球体面に対して各々V溝部及び
各種の傾斜辺を置き換え圧接させることによって減速の
目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非常に簡単な構造で小
型化でき、且つあらゆる分野の小型機械に使用できると
共に、特に高い加工精度を必要としない安価な玩具等に
使用が可能となる球体減速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の球体減速機にあっては、各
種のギヤーを使用したものはギヤーの加工に特別な技術
を必要とし、その加工機械も必要となる。また、ギヤー
形状が複雑なため、小型化する場合は非常に加工が大変
で困難である。そして、ギヤー同士の噛み合わせにはバ
ックラッシュが必要であり、これががたつきや騒音の原
因となっていた。
【0003】更に、大きな減速比を得ようとする場合
は、非常に部品点数が多くなるために構造が複雑となっ
ていた。また、二枚のギヤーの大きさの比を大きく取る
場合でも、減速機の小型化は困難である問題点がある。
【0004】又、その他の減速機においては、ギヤーを
使用されるものも散見されるが、部品等の形状が非常に
複雑となり、高度の加工精度が必要となるため、高価と
なる問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するものであって、その目的とする所は、
比較的に加工作業が簡単な形状である円盤型と、球体と
を組み合わせることによって従来の問題点を解決し、ま
た減速に対して球体を使用するために入力と出力以外に
軸や軸受け等の構造が不要となり、且つ固定リング、出
力プレートの各々を全体軸と平行に入力プレート方向へ
球体を押しつけることにより力を伝達することが出来る
ため、入力プレート、固定リング、出力プレートの各々
の半径の精度は特別に必要としない。また、本発明の減
速機は、入力プレート、固定リング、出力プレートと球
体の間に働く摩擦力を適度に調整することにより、伝達
トルクを制限又は断続することが出来る。以上のように
簡単な製作可能となる球体減速機を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力部、固定
部、出力部及び複数の球体よりなる球体減速機におい
て、該入力部は外周にV溝部を形成し、そのV溝部に該
球体を配列し、この球体に該固定部を圧接して内周面の
接触面に傾斜辺を形成する。固定部の対設位置に出力部
を設け、出力部の球体に接合する内周面に該固定部の傾
斜辺と異なる傾斜角度の傾斜辺を形成してある。また、
入力部の外周角部に傾斜辺を設け、この傾斜辺に対設す
る出力部の外周角部に入力部の傾斜辺と異なる傾斜辺を
設け、各傾斜辺とに複数の球体を介して内周にV溝部を
設けた固定部を形成組立したものである。更に、入力部
の内面に円周状のV溝部を設け、このV溝部に複数の球
体を介在して外周に接合する傾斜辺を設けた固定部を位
置し、この固定部の内部に球体に接合する傾斜辺を装設
したものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面について説明す
ると、図1乃至図3に示す球体減速機本体(1)は、入
力部(2)、固定部(3)、出力部(4)及び複数の球
体(5)(5)……戸より構成されている。前記入力部
(2)には、外周に環状のV溝部(7)を形成する。該
V溝部(7)には、複数の球体(5)(5)……を二点
で接触するように配列する。該球体(5)(5)……に
は、該固定部(3)を圧接すると共に、内周面に球体
(5)(5)……に接触面に傾斜辺(8)を形成してあ
る。該固定部(3)に球体(5)(5)を介在して相対
する位置に該出力部(4)を対設する。該出力部(4)
には、球体(5)(5)……に接触する内周面に該固定
部(3)の該傾斜辺(8)と異なる傾斜角度を形成した
傾斜辺(9)を対設してある。
【0008】次に、図4に示す実施例では、球体減速機
本体(1)は、図3と同様に入力部(2)、固定部
(3)、出力部(4)及び複数の球体(5)(5)……
より構成されている。該入力部(2)には、球体(5)
(5)と接合する外周角部に傾斜辺(11)を形成す
る。該傾斜辺(11)に対設する出力部(4)には、球
体(5)(5)に圧接する外周角部に該傾斜辺(11)
と異なる傾斜辺(13)を形成してある。該傾斜辺(1
1)と傾斜辺(13)とに該球体(5)(5)……を介
在した外周に位置する固定部(3)には、該球体(5)
(5)に接合する位置に変形状等よりなるV溝部(1
2)を形成してある。
【0009】更に、図5に示す実施例では、球体減速機
本体(1)は、入力部(2)、固定部(3)、出力部
(4)及び複数の球体(5)(5)……より構成されて
いる。該入力部(2)には、内面に円環状のV溝部(1
5)を形成する。該V溝部(15)には、二点で接触す
る複数の球体(5)(5)を介在する。該球体(5)を
介した外周には、球体(5)(5)……に接合する環状
の内周位置に傾斜辺(16)を形成した固定部(3)を
位置してある。該固定部(3)には、内方に該球体
(5)(5)と点で接触する該傾斜辺(16)と異なる
傾斜辺(17)を形成した出力部(4)を装設したもの
である。
【0010】次に、図6、図7において、本発明の原理
を説明すると、入力プレート(21)、固定リング(2
3)、出力プレート(24)のそれぞに接触するように
球体(22)を挟持する。入力プレート(21)を回転
させると球体(22)が、球体(22)の自転軸(3
2)を軸として回転し、またこの時に球体自転軸(3
2)も球体(22)が固定リング(23)を転がること
により全体中心(33)を中心として回転する。この
時、球体自転軸(32)の回転は、入力プレート(2
1)に対して減速され、その減速比は半径(26)と半
径(28)、半径(27)と半径(29)、それぞれの
比により決定される。この比を減速比aとする。また、
球体(22)が固定リング(23)を転がるとき、半径
(27)と半径(31)、半径(29)と半径(3
0)、それぞれの比により出力プレート(24)が固定
リング(23)に対して回転する。この比を減速比bと
する。減速比aと減速比bにより全体の減速比が決定さ
れるものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の球体減速機に
よれば、ギヤー減速機のように複雑な構造が必要ではな
く、故障やがた付き等の憂いがなく、容易に小型化でき
る便利な効果と、回転の変速を必要とするあらゆる分野
の装置に利用できる効果がある。そして、円形状の入力
部、固定部及び出力部の加工が簡単なものと、減速に複
数の球体を使用するため入力部、出力部以外に軸や軸受
け等が不要である等の簡単な構造となる効果がある。更
に、入力部、固定部及び出力部とに設けたV溝部と各傾
斜辺とを球体に接触することによって力を容易に伝達で
きると共に、各V溝部と傾斜辺とを各々異形にすること
によって減速の変化も容易確実に出来る便利な効果があ
る。また、本発明によれば、入力部、固定部及び出力部
の各々を置き換えてもその目的と作用は何等変化のない
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球体減速機の全体斜面図である。
【図2】同じく本発明の全体側面図である。
【図3】同じく本発明の縦断側面図である。
【図4】同じく本発明の他の実施例を示す縦断側面図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す縦断側面図である。
【図6】本発明の球体減速機の原理を説明した全体図で
ある。
【図7】同じく本発明の展開図を示した斜面図である。
【符号の説明】
1 減速機本体 2 入力部 3 固定部 4 出力部 5 球体 7 V溝部 8・9 傾斜辺 11・13 傾斜辺 12 V溝部 15 V溝部 16・17 傾斜辺 21 入力プレート 22 球体 23 固定リング 24 出力プレート 25 球体公転面 26・27・28 半径 29・30・31 半径 32 球体自転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体減速機本体(1)は、入力部
    (2)、固定部(3)、出力部(4)及び複数の球体
    (5)(5)よりなる球体減速機において、該入力部
    (2)には、外周にV溝部(7)を形成すると共に、V
    溝部(7)に複数の球体(5)(5)を配列し、該球体
    (5)(5)には、固定部(3)を圧接すると共に、内
    周面の接触面に傾斜辺(8)を形成し、該固定部(3)
    の相対する位置に出力部(4)を対設し、該出力部
    (4)の該球体(5)(5)に接触する内周面に該固定
    部(3)の該傾斜辺(8)と異なる傾斜角度を設けた傾
    斜辺(9)を形成したことを特徴とする球体減速機。
  2. 【請求項2】 球体減速機本体(1)は、入力部
    (2)、固定部(3)、出力部(4)及び複数の球体
    (5)(5)よりなる球体減速機において、該入力部
    (2)には、外周角度に傾斜辺(11)を設け、該傾斜
    辺(11)に対設する出力部(4)の外周角部に該傾斜
    辺(11)と異なる傾斜辺(13)を対設し、該傾斜辺
    (11)と該傾斜辺(13)とに複数の球体(5)
    (5)を介して内周にV溝部(12)を設けた固定部
    (3)を形成組立したことを特徴とする球体減速機。
  3. 【請求項3】 球体減速機本体(1)は、入力部
    (2)、固定部(3)、出力部(4)及び複数の球体
    (5)(5)よりなる球体減速機において、該入力部
    (2)には、内面に円周状のV溝部(15)を形成し、
    該V溝部(15)には、複数の球体(5)(5)を介し
    て外周に該球体(5)(5)に接合する傾斜辺(16)
    を設けた固定部(3)を位置し、該固定部(3)の内方
    には、該球体(5)(5)に接合する該傾斜辺(16)
    と異なる傾斜辺(17)を形成した出力部(4)を装設
    したことを特徴とする球体減速機。
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