JP2000327199A - 用紙後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理装置及び画像形成装置

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JP2000327199A
JP2000327199A JP11134232A JP13423299A JP2000327199A JP 2000327199 A JP2000327199 A JP 2000327199A JP 11134232 A JP11134232 A JP 11134232A JP 13423299 A JP13423299 A JP 13423299A JP 2000327199 A JP2000327199 A JP 2000327199A
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JP11134232A
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English (en)
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Minoru Kawano
実 川野
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Masaru Otsuka
勝 大塚
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
Hirohiko Okabe
宏彦 岡部
Tadahiro Takahashi
忠寛 高橋
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種サイズの用紙の上限を検知する複数の用
紙上限検知手段を有する排紙センサを備えた排紙手段に
おいて、用紙のコーナ部が用紙上限検知部材に乗り上げ
る排紙不良を解消する。 【解決手段】 昇降排紙皿60上に積載される綴じ処理
された用紙束Pの最上面位置を検知する用紙上限検知手
段68の複数の用紙上限検知部材681〜685のう
ち、少なくとも、最小サイズの用紙Paの通紙経路と最
大サイズの用紙Pbの通紙経路との重なり合わない部分
に配置される用紙上限検知部材682〜685の位置
が、複数の用紙上限検知部材682〜685近傍のロー
ラ24A22,24A23,24A31,24A34の
最小サイズの用紙Paの通紙経路より遠い位置に配置さ
れている用紙後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置にお
いて、画像形成された用紙を受け入れ、綴じ手段による
綴じ処理等の後処理を施した後、昇降排紙皿上に排出す
る用紙後処理装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置本体より排紙される画像形
成済の複数枚の用紙を、コピー部数ごとに整合して綴じ
処理等の後処理を施す用紙後処理装置が利用されてい
る。
【0003】この種の用紙後処理装置は、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置本体と機能が接続
されていて、コピーまたはプリントプロセスのシーケン
ス作動に対応して駆動する。
【0004】従って画像形成プロセスを高速で処理する
ことの可能な画像形成装置本体に対しては、その処理速
度に追従して機能を果すことの出来る高速処理の可能な
用紙後処理装置が必要とされる。
【0005】このような高速処理が可能な用紙後処理装
置に関しては、すでに特開昭60−142359号、同
60−158463号、同62−239169号さらに
特開昭62−288002号、同63−267667
号、特開平2−276691号、特公平5−41991
号の各公報に開示されている。
【0006】前記用紙後処理装置においては、画像形成
装置本体から搬出された画像形成済みの用紙は、搬送ロ
ーラにより挟持、搬送されて、中間スタッカ内に整合さ
れながら順次積載されて1冊分の用紙束として収納後
に、ステイプラ等による後処理が行われ、綴じ処理され
た用紙束は、前記中間スタッカの底部に設けられた排出
ベルトに載せて搬送され、さらに上下一対の排出ローラ
によって挟持されて排紙皿上に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)用紙後
処理装置には、画像形成済みの用紙を1枚ずつ排出する
ノンステイプルモード、排出される用紙を所定枚数毎に
シフト処理するシフトモード、画像形成済みの用紙束毎
に綴じ処理するステイプルモード等を可能にしたものが
ある。これらの後処理を行った用紙は、昇降駆動される
昇降排紙皿上に積載される。
【0008】昇降排紙皿上に積載される綴じ処理(ステ
イプル処理)された用紙束は、ステイプル部分が重なっ
て膨らみ分厚くなるため、用紙束の上限を検知する用紙
上限検知部材をステイプル部分の近くに設置する必要が
ある。
【0009】また、昇降排紙皿上に積載される複数種の
用紙サイズに対応するため、複数個の検知部材が必要で
ある。
【0010】さらに、シフト仕分け処理を行うときに
は、通常の排紙時の用紙サイズにおける用紙のコーナ部
の数の2倍の用紙のコーナ部が通過する。検知部材と用
紙の角とが同じ位置になると、検知部材に用紙の角が乗
り上げる等の不具合が発生する。
【0011】(第2の課題)画像形成装置本体から排出
された用紙を、用紙後処理装置の搬送手段の搬送路内に
導入して、排紙ローラにより挟持して、用紙後処理装置
本体上部の固定排紙皿上に排出するとき、積載されてい
る用紙の上面に沿って、後続の用紙が摺動して積み重ね
られると、用紙間に一時的に空気の逃げ場がなくなり溜
まってしまう。このため、用紙が分厚くなり、規定枚数
以下で用紙上限検知センサが作動し、用紙積載不可の警
告を発生、又は用紙搬送を停止させる。
【0012】(第3の課題)図19に示すように、従来
の用紙後処理装置の用紙上限検知センサの検知部材Kの
先端部形状は、上面Uがほぼ水平な平面状をなしていた
ため、排紙ローラRにより排出される用紙Pの後端部P
eがこの検知部材Kの先端部の上面Uに残置して停滞
し、用紙満杯検知センサPSが作動せず、固定排紙皿T
上に排出される用紙Pの規定枚数満杯を検知せず、用紙
Pが固定排紙皿T上から溢れる可能性がある。
【0013】また、図示の検知部材Kの用紙高さ検知面
と、固定排紙皿T上に積載された用紙Pの最上層面とが
接触する位置Nが、低い位置にあるため、用紙積載枚数
の増加とともに、検知部材Kがガイド板GP側に押し込
まれるとき、傾斜配置された固定排紙皿T上に積載され
た用紙Pの最上層面を後続の用紙Pが滑落し、ガイド板
GPに突き当たる時の衝撃で検知部材Kが移動し、用紙
満杯検知センサPSが誤作動してしまうことがある。
【0014】(第4の課題)従来の用紙後処理装置で
は、固定排紙皿T上に積載される用紙の枚数が増加する
と、用紙のカールにより一時的に用紙上限検知センサP
Sが反応してしまい、画像形成装置本体側に停止信号を
発信してしまう。
【0015】図20はカールを生じた用紙の排紙過程を
示す模式図である。
【0016】図20(a)は、固定排紙皿T上に積載され
た用紙束Pの最上層面が、用紙上限検知センサPSの検
知部材Kの近くまで達した状態を示す。
【0017】図20(b)は、図20(a)の状態におい
て、カールの大きい用紙pが排紙ローラRにより排出さ
れて、固定排紙皿T上に積載された用紙束Pの最上層面
に載置された状態を示す。検知部材Kは用紙pの後端部
のカールにより押圧されて押し込まれ、上限検知センサ
PSが誤作動して、画像形成動作中の画像形成装置本体
に対して停止信号を発信することがある。
【0018】図20(c)は、上記の停止信号発信後の固
定排紙皿T上に積載された用紙束Pの状態を示す。停止
信号発信により画像形成動作は停止するが、数秒後、放
置された用紙pのカールが自然に減少して、先に押し込
まれていた検知部材Kが復帰する。この状態において、
積載された用紙束を固定排紙皿T上から除去する前に、
画像形成装置本体の停止が解除されてしまうことがあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】(1)上記第1の課題を
解決する本発明の用紙後処理装置は、画像形成装置本体
から排出された用紙を導入して搬送し中間スタッカ上に
収納し、中間スタッカ上に収納された用紙を綴じ手段に
より綴じ処理した後、昇降可能な昇降排紙皿上に排紙手
段により排出し積載する用紙後処理装置において、前記
昇降排紙皿上に積載される綴じ処理された用紙束の最上
面位置を検知する検知手段の複数の検知部材のうち、少
なくとも、最小サイズの用紙の通紙経路と最大サイズの
用紙の通紙経路との重なり合わない部分に配置される検
知部材の位置が、前記複数の検知部材近傍の排紙ローラ
の最小サイズの用紙の通紙経路より遠い位置に配置され
ていることを特徴とするものである(請求項1)。
【0020】(2)上記第2の課題を解決する本発明の
用紙後処理装置は、画像形成装置本体から排出された用
紙を積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排
紙皿上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイ
ド板と、を備えた用紙後処理装置において、前記ガイド
板の前記用紙後端部に対向する面を、用紙後端部を突き
当てる凸状のストッパ部と、前記固定排紙皿上に用紙が
積載されるとき、用紙間の空気を排出するための凹状部
とから構成したことを特徴とするものである(請求項
2)。
【0021】(3)上記第3の課題を解決する本発明の
用紙後処理装置は、画像形成装置本体から排出された用
紙を積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排
紙皿上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイ
ド板と、前記固定排紙皿上に積載される用紙の上限を検
知する用紙上限検知用検知部材を有する排紙センサと、
を備えた用紙後処理装置において、前記検知部材の先端
部上面を傾斜面に形成し、排出される用紙の端部が前記
傾斜面を滑落して載置滞留しないような形状にするとと
もに、前記検知部材の先端部の用紙上限検知面を、前記
排紙皿上に積載される用紙の端部が所定の上限に至るま
で作動しないような形状にしたことを特徴とするもので
ある(請求項3)。
【0022】(4)上記第4の課題を解決する本発明の
用紙後処理装置は、画像形成装置本体から排出された用
紙を積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排
紙皿上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイ
ド板と、前記固定排紙皿上に積載される用紙の上限を検
知する用紙上限検知用検知部材を有する排紙センサと、
用紙後処理装置を制御する制御手段と、を備えた用紙後
処理装置において、前記用紙上限検知用検知部材に用紙
上限の端部が当接して、前記排紙センサを所定時間以上
反応させた時にのみ、制御手段は固定排紙皿上に積載さ
れた用紙の正確な上限と判断して、本体停止信号を発信
することを特徴とするものである(請求項4)。
【0023】本発明の画像形成装置は、上記(1)〜
(4)の何れか1項に記載の用紙後処理装置を備えてな
ることを特徴とするものである(請求項5)。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の用紙後処理装置及
び用紙後処理装置を備えた画像形成装置を添付図面に基
づいて説明する。
【0025】図1は画像形成装置本体A、用紙後処理装
置FSを備えた画像形成装置の全体構成図である。
【0026】図示の画像形成装置本体Aは、画像処理手
段1、画像書き込み手段2、画像形成手段3、カセット
給紙手段4、定着手段5、本体排紙手段6、自動両面コ
ピーのための再搬送手段(ADU)7を備えている。画
像形成装置本体Aの図示の左側面の本体排紙手段6側に
は、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0027】画像書き込み手段2においては、半導体レ
ーザからの出力光が画像形成手段3の感光体ドラムに照
射され、潜像を形成する。画像形成手段3においては、
帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理
が行われ、カセット給紙手段4から搬送された用紙Pに
画像が転写される。画像を担持した用紙Pは、定着手段
5により定着され、本体排紙手段6から用紙後処理装置
FSに送り込まれる。
【0028】或いは搬送路切り替え板6Aにより再搬送
手段7に送り込まれた片面画像形成処理済みの用紙P
は、再び画像形成手段3において両面に画像形成後、本
体排紙手段6から用紙後処理装置FSの受け入れ部11
に搬入される。
【0029】図2は用紙後処理装置FSの構成を示す断
面図である。
【0030】用紙後処理装置FS内の用紙搬送路は、以
下の第1搬送路〜第3搬送路より成る。
【0031】(1)第1搬送路10:受け入れ部11か
ら入口部ローラ12、切り替えゲートD1右側方の通路
a、通路bを経て排紙ローラ14に至る図示右側のほぼ
垂直方向の搬送路。
【0032】(2)第2搬送路20:切り替えゲートD
1斜め下方の通路c、搬送ローラ21、切り替えゲート
D2上方の通路d、搬送ローラ22、通路e、搬送ロー
ラ23、排出ローラ24に至る逐次1枚排紙又はシフト
排紙の搬送路。
【0033】(3)第3搬送路30:搬送ローラ21か
ら分岐して、切り替えゲートD3斜め下方の通路g1
(又は通路g2)、搬送ローラ31、通路h、搬送ロー
ラ32、中間スタッカ33、排出ベルト38を経て、排
出ローラ24に至る綴じ処理用の搬送路。
【0034】図3は用紙後処理装置FSの用紙搬送分岐
部近傍の詳細断面図である。
【0035】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成済みの用紙Pは、第1搬送路10の受け入れ部11に
導入され、駆動ローラ12Aと従動ローラ12Bとから
成る入口部ローラ12により搬送されて、上方の切り替
えゲートD1の右方の通路aを通過し、駆動ローラ13
Aと従動ローラ13Bとから成る搬送ローラ13に挟持
されて搬送され、上方の通路bを通過して、駆動ローラ
14Aと従動ローラ14Bとから成る排紙ローラ14に
挟持されて後処理装置上部の固定排紙皿15上に排出さ
れ、積載される。
【0036】画像形成装置本体の操作部91において、
シフトモード又はノンソートモードが設定されると、切
り替えゲートD1はソレノイドSD1の駆動により、軸
D1aを中心にして揺動され、図示の破線位置に停止
し、通路aを閉止し、通路cを開放状態にする。
【0037】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成済みの用紙Pは、第1搬送路10の受け入れ部11、
入口部ローラ12を通過し、第2搬送路20に進入し、
切り替えゲートD1の下方に開放状態に形成された通路
cを通過して、駆動ローラ21Aと従動ローラ21Bと
から成る搬送ローラ21に挟持されて、切り替えゲート
D2の上方の通路dを通過して、駆動ローラ22Aと従
動ローラ22Bとから成る搬送ローラ22に挟持され、
通路eを経て、搬送ローラ23に挟持され、通路fを経
て、下ローラ24Aと上ローラ24Bとから成る排出ロ
ーラ24により用紙後処理装置外の昇降排紙皿60上に
排出、載置される。25は上ローラ24Bを揺動する揺
動手段である。
【0038】画像形成装置本体の操作部91において、
綴じ処理モードが設定されると、画像形成装置本体Aか
ら排出された画像形成済みの用紙Pは、第1搬送路10
の受け入れ部11、入口部ローラ12を通過し、第2搬
送路に進入し、通路cを通過して、搬送ローラ21に挟
持されて、第3搬送路30である斜め下方の切り替えゲ
ートD2の下方の通路g1(又は通路g2)を通過し
て、駆動ローラ31Aと従動ローラ31Bとから成る搬
送ローラ31に挟持され、通路hを経て、駆動ローラ3
2Aと従動ローラ32Bとから成る搬送ローラ32に挟
持されて、傾斜配置された中間スタッカ33上に排出さ
れ、用紙突き当て部材(以下、ストッパと称す)35に
用紙Pの後端部が当接して停止する。
【0039】36は中間スタッカ33の両側面に移動可
能に設けた一対の整合部材であり、用紙Pの幅方向の側
縁を軽打して用紙束の幅揃えを行う。
【0040】中間スタッカ33上に所定枚数の用紙Pが
積載、整合されると、綴じ手段であるステイプラ34に
より綴じ処理が行われ、用紙束が綴じ処理される。
【0041】中間スタッカ33の用紙積載面の一部には
切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ37Aと従動
プーリ37Bに巻回された複数の排出ベルト38が回動
可能に駆動される。排出ベルト38の一部には、排出爪
38aが一体に形成されていて、その先端部は、図示一
点鎖線のように長円軌跡を描く。綴じ処理された用紙束
Pは、排出ベルト38の排出爪38aにより用紙束Pの
後端を保持されて、回動する排出ベルト38により斜め
上方に押し上げられ、下ローラユニット24Aと上ロー
ラユニット24Bとから成る排出ローラ24に進行す
る。回転する排出ローラ24に挟持された用紙束Pは、
昇降排紙皿60上に排出、積載される。
【0042】図4は用紙後処理装置のモータ駆動手段を
示す構成図である。
【0043】駆動モータM1は、タイミングベルトTB
1,TB2を介して、搬送ローラ21の駆動ローラ21
Aを回転させる。駆動ローラ21Aの軸上に固定された
歯車G1は歯車G2、タイミングベルトTB3を経て入
口部ローラ12の駆動ローラ12Aを回転させる。ま
た、歯車G1は歯車G3、タイミングベルトTB4を経
て搬送ローラ13の駆動ローラ13Aを回転させる。
【0044】タイミングベルトTB4に巻回された中間
プーリの軸上に固定された歯車G4は歯車G5に噛合
し、排紙ローラ14の駆動ローラ14Aを回転させる。
【0045】駆動モータM2は、タイミングベルトTB
5を介して、搬送ローラ31の駆動ローラ31Aを回転
させる。駆動ローラ31Aの軸上に固定された歯車G6
は歯車G7を経て搬送ローラ22の駆動ローラ22Aを
回転させる。また、タイミングベルトTB5は、歯車G
8,G9,G10から成る歯車列を経て搬送ローラ23
の駆動ローラ23Aを回転させる。
【0046】駆動モータM3は、タイミングベルトTB
6を介して、搬送ローラ32の駆動ローラ32Aを駆動
回転させる。従動ローラ32Bは駆動ローラ32Aに圧
接して従動回転し、用紙Pを挟持、搬送する。駆動ロー
ラ32Aは、タイミングベルトTB7を介して、搬送補
助回転部材32Cを回転させる。
【0047】駆動モータM4は、タイミングベルトTB
8,TB9を介して排出ローラ24の上ローラユニット
24Bを回転させるとともに、歯車G11,G12とタ
イミングベルトTB10を経て下ローラユニット24A
を回転させる。さらに、下ローラユニット24Aを駆動
する中間プーリは、タイミングベルトTB11を介して
駆動プーリ37Aを回転させ、排出ベルト38を回動さ
せる。
【0048】駆動モータM5は、歯車列G13を介して
駆動プーリ61を駆動回転させ、駆動プーリ61と上方
の従動プーリ62とを巻回するワイヤ63を回動させ
る。ワイヤ63の一部には、昇降排紙皿60の基部が係
止部材64により固定されている。昇降排紙皿60は、
その基部に回転自在に支持されたローラ65がレール部
材66に摺動し、ワイヤ63が回動することにより、レ
ール部材66に沿って昇降可能である。
【0049】図5は、排紙ローラ14近傍の断面図であ
る。
【0050】ソレノイドSD1に接続する第1の切り替
えゲートD1は、図示の状態に保持され、通路aを開放
する。入口部ローラ12により搬送された用紙Pは、通
路aを通過し、搬送ローラ13により挟持、搬送され
て、ガイド板16とガイドリブ17により形成される通
路bを通過して、排紙ローラ14に挟持されて装置上部
に傾斜配置された固定排紙皿15に排出される。
【0051】排出された用紙Pは固定排紙皿15の傾斜
面上、又は傾斜面上に載置された先行の用紙Pの面上を
滑落して、用紙Pの後端部はガイド板16の用紙突き当
て面に当接して停止し、後端揃えされる。
【0052】用紙満杯検知部材18の先端部は、固定排
紙皿15の傾斜面上に積載された用紙Pの後端部近傍の
用紙上面に当接したとき、所定枚数の用紙束の上限を検
知する。用紙満杯検知部材18の後端部は、用紙満杯検
知センサPS3の検出光路をオンオフして、用紙束の満
杯検知信号を発生する。
【0053】用紙満杯検知部材18の先端部上面は、水
平面から約45°の傾斜角に形成された傾斜面18aに
形成されている。排紙ローラ14から排出された用紙P
の後端部は、傾斜面18aを滑落して、固定排紙皿15
上に排出されるから、用紙満杯検知部材18の先端部上
面に滞留することはない。
【0054】また、用紙満杯検知部材18の先端部の下
面側18bは水平面に対して鋭角に形成されているい
る。用紙満杯検知部材18の下面側18bは、固定排紙
皿15上に積載される用紙束Pの最上層の後端部近傍の
用紙上面にほぼ並行に当接する。用紙満杯検知部材18
の下面側18bをこのような形状にすることにより、固
定排紙皿15上に積載される用紙Pが規定用紙枚数より
少ない積載枚数では作動せず、用紙満杯検知センサPS
3は反応しないから、固定排紙皿15上に積載される用
紙Pの満杯を正確に検知する事が出来る。
【0055】固定排紙皿15の深さに対する用紙満杯検
知センサPS3の反応高さと、用紙満杯検知部材18の
動作開始高さの一実施例を以下に示す。
【0056】用紙満杯までの固定排紙皿15の深さ:3
9.37mm 画像形成装置本体Aの1秒間の排紙枚数:約1.1枚 用紙満杯検知センサPS3反応から本体停止信号発信ま
での時間:10秒 用紙Pの厚さ:約0.1mm 用紙満杯検知部材18の作動開始高さ(図5のL):3
5.01mm 上記の諸条件より、固定排紙皿15の深さ(39.37
mm)から、用紙Pの11枚分の厚さ(10秒間の排紙
枚数)を差し引いた値を算出して、用紙満杯検知センサ
PS3による理想の反応位置を以下のように設定した。
【0057】 L0=39.37mm−(0.1mm×1.1枚×10秒) =38.27mm 図6は、ガイド板16と、排紙ローラ14の駆動ローラ
14Aとを示す斜視図である。
【0058】ガイド板16の用紙後端部突き当て面は、
ほぼ垂直に立設され、平面部(凹状部)16bに突出し
た複数の突起面部(ストッパ部)16aとから成る凹凸
面状に形成されている。
【0059】排紙ローラ14により排出され、固定排紙
皿15の傾斜面上に積載された用紙Pの後端部は、複数
の突起面部16aに当接する。用紙Pの後端部と平面部
16bとは離間し空隙を形成する。
【0060】図7は、固定排紙皿15に用紙Pが積載さ
れる過程を示す排紙部の模式図である。
【0061】図7(a)は、排紙ローラ14により固定
排紙皿15に用紙Pを連続排紙する状態を示す。用紙P
は用紙下面側の空気層に乗るように排出され、用紙後端
部が排紙ローラ14のニップ位置を通過して放出され、
先行した用紙束の上面に落下する。
【0062】図7(b)は、固定排紙皿15上の用紙束
上に用紙Pが積載する状態を示す。
【0063】排紙ローラ14から排出された用紙Pは、
用紙下面側の空気層に乗ったまま落下するため、固定排
紙皿15上に積載された用紙束との間に空気溜まりが出
来てしまい、ガイド板16側に膨らみを生じ、用紙満杯
検知部材18の先端部に触れそうになる。
【0064】図7(c)は、用紙排紙部における用紙落
下時の用紙間の空気の排気状態を示し、図7(d)は、
用紙排紙部の平面模式図である。
【0065】用紙間に溜まっていた空気は、ガイド板1
6に設けた突起面部16aと平面部16bとにより形成
された空気抜き用の空隙部16cより排気される。用紙
満杯検知部材18の先端部に触れそうになっていた用紙
Pの膨らみは、用紙間の空気が抜けるとともにしぼみ、
平坦になり、後続の用紙を引き続き積載することが可能
になり、規定枚数の用紙を収容する事が出来る。
【0066】図8は、固定排紙皿15上に積載される用
紙束の満杯を検知する排紙センサの制御を示すフローチ
ャート、図9は用紙後処理装置FSの制御を示すブロッ
ク図である。
【0067】図20に示したように、従来の用紙後処理
装置FSでは、固定排紙皿T上に用紙の積載枚数が増加
すると、用紙のカールにより一時的に用紙満杯検知用排
紙センサPS3が反応してしまい、画像形成装置本体A
に処理停止信号を発信してしまう。
【0068】図20(b)の状態になって、用紙満杯検知
用排紙センサPS3がオンになった場合、本発明の用紙
後処理装置の制御手段90は、直ちに画像形成装置本体
Aに処理停止信号を発信せず、タイマ92をスタートさ
せて、所定時間経過後に、用紙満杯検知用排紙センサP
S3がオンの状態を持続していたときに、画像形成装置
本体Aに処理停止信号を送信する。
【0069】画像形成装置本体Aに処理停止信号を発信
するタイミング条件の、用紙満杯検知用排紙センサPS
3の最低反応時間は、用紙Pのカールが自然復帰により
なくなる時間を実測してタイマ92に設定した。例えば
発信待機時間を10秒に設定した。これにより、固定排
紙皿15上に積載される用紙の正確な上限を検知する事
が出来る。
【0070】図10は、用紙Pを綴じ処理後に、排出ロ
ーラ24により排出する状態を示す排紙手段の断面図、
図11は、この排紙手段の平面図である。
【0071】中間スタッカ33上には、整合部材36、
排出ベルト38、及びステイプラ50A,50Bがそれ
ぞれ移動可能に配置されている。
【0072】2個の整合部材36は中心線CLに対して
左右対称に配置され、用紙Pの搬送方向と直交する方向
に同時に移動可能である。2本の排出ベルト38の一部
に固定された排出爪38aは、綴じ処理済みの用紙束P
の後端部に当接して用紙束Pを排出ローラ24に送り出
す。2組のステイプラ50A,50Bは、中心線CLに
対して左右対称に配置され、用紙サイズに応じて用紙幅
方向に移動可能であり、かつステイプル針SPA,SPB
の打ち込み角度を選択可能にするように揺動可能に支持
されている。
【0073】排出ローラ24は下ローラユニット24A
と上ローラユニット24Bとから成る。上ローラユニッ
ト24Bは揺動手段25により揺動され、固定位置にあ
る下ローラユニット24Aに対して開閉可能に接離す
る。
【0074】A3判、B4判等の大サイズ用紙が、搬送
ローラ32から中間スタッカ33上に排出されるときに
は、排出ローラ24は開放状態に保持されて、大サイズ
用紙の先端部の積載を可能にする。綴じ処理後には、排
出ローラ24は圧接状態となり、綴じ処理された用紙束
Pを挟持、排出する。
【0075】図12(a)は、綴じ処理しない場合(ノ
ンステイプルモード)における昇降排紙皿60の上限位
置を示す断面図である。
【0076】後端基準部材67の上部には、フォトイン
タラプタ型の排紙皿上限検知センサPS4と揺動可能な
用紙上限検知部材681とから成る用紙上限検知手段6
8が設置されている。昇降排紙皿60が上昇駆動され
て、用紙上限検知部材681の先端部681Aが、昇降
排紙皿60の上面又は昇降排紙皿60上に載置された用
紙Pの上面に接したとき、用紙上限検知部材681の後
端部681Bが排紙皿上限検知センサPS4の光検出部
を開放してスイッチオフ状態とし、昇降排紙皿60の駆
動を停止させる。この昇降排紙皿60の停止位置は、昇
降排紙皿60の上面又は昇降排紙皿60上に載置された
用紙Pの上面が巻き込みローラ24A3に所定の圧力で
圧接する位置である。
【0077】この状態において、回転する巻き込みロー
ラ24A3は用紙Pに常に所定の圧力で圧接して用紙P
を後端基準部材67に送り込み、後端揃えする。昇降排
紙皿60上に積載される用紙Pの枚数が増大するに従っ
て、昇降排紙皿60は下降駆動され、昇降排紙皿60上
に積載された用紙Pの最上面は、排紙皿上限検知センサ
PS4および用紙上限検知部材681により検出制御さ
れて、常に一定の上面高さに保持されて、巻き込みロー
ラ24A3の外周面と所定の圧力で圧接する。
【0078】図12(b)は綴じ処理を行う場合(ステ
イプルモード)における昇降排紙皿60の上限位置を示
す断面図である。
【0079】昇降排紙皿60が上昇駆動されて、用紙上
限検知部材681の先端部681Aが、昇降排紙皿60
上に載置された綴じ処理済みの用紙束Pの上面に接した
とき、用紙上限検知部材681の後端部681Bが排紙
皿上限検知センサPS4の光検出部を開放してスイッチ
オフ状態とし、昇降排紙皿60の駆動を一旦停止させ
る。引き続き、制御手段及び駆動手段は、昇降排紙皿6
0を下降させ、所定位置に停止させる。
【0080】この昇降排紙皿60の停止位置は、昇降排
紙皿60上に載置された用紙束Pが巻き込みローラ24
A3に接触しない間隙mを有する位置である。この状態
において、排出ローラ24から排出された用紙束Pは昇
降排紙皿60上に載置され、用紙束Pの後端は巻き込み
ローラ24A3の下方に進入して後端基準部材67に当
接して停止する。
【0081】巻き込みローラ24A3の外周面と、昇降
排紙皿60の上面又は用紙束Pの上面とは、間隙mを保
持しているから、用紙束Pに打たれたステイプル針SP
が、巻き込みローラ24A3の外周面に接触して損傷さ
せることはない。
【0082】昇降排紙皿60上に積載される用紙束Pの
数が増大するに従って、昇降排紙皿60は下降駆動さ
れ、昇降排紙皿60上に積載された用紙束Pの最上面
は、排紙皿上限検知用排紙センサPS4および用紙上限
検知部材681により検出制御されて、常に一定の間隙
mに保持される。
【0083】図13(a)は排紙手段の中央部近傍の要
部を示す側面図、図13(b)は排紙手段の中央部近傍
を示す正面図、図13(c)は排紙手段の両端部近傍を
示す正面図、図14は用紙上限検知手段の斜視図であ
る。
【0084】排出ローラ24の下ローラユニット24A
は、回転軸24A1の軸上に、3個の下ローラ24A2
1,24A22,24A23と5個の巻き込みローラ2
4A31,24A32,24A33,24A34,24
A35を備えている。上ローラユニット24Bは、回転
軸24B1の軸上に、3個の上ローラ24B21,24
B22,24B23を備えている。
【0085】下ローラ24A21と上ローラ24B21
とが対向配置され、下ローラ24A22と上ローラ24
B22とが対向配置され、下ローラ24A23と上ロー
ラ24B23とが対向配置されている。
【0086】これらの3組の下ローラと上ローラとは、
最小サイズから最大サイズまでのあらゆるサイズの用紙
束Pを挟持、搬送する。
【0087】複数の用紙上限検知部材681〜685と
一体をなす揺動軸680は、用紙後処理装置FSの筺体
に固定された左右一対の支持板68Aにより揺動回転可
能に支持されている。複数の用紙上限検知部材681〜
685は用紙の搬送方向と直交する方向に、揺動軸68
0に複数個配置、固定されている(図示の5個)。複数
の用紙上限検知部材681〜685の各先端部681
A,682A,683A,684A,685Aは同形状
をなし、且つ、同一の位相に配置され、昇降排紙皿60
の上面または昇降排紙皿60上に積載された用紙Pの上
面に軽圧接する。
【0088】複数の用紙上限検知部材681〜685の
うち、揺動軸680の軸上のほぼ中央に固定された用紙
上限検知部材681のみは、後端部681Bを有し、排
紙皿上限検知用排紙センサPS4に対応している。
【0089】複数の用紙上限検知部材681〜685の
うち、中央部近傍の用紙上限検知部材681を除く他の
用紙上限検知部材682〜685の用紙幅方向の配置位
置は、用紙束Pにステイプル針SPを打ち込む位置の近
傍に設定される。
【0090】図15は、各種サイズの用紙束Pの後端部
Peのコーナ部に、1箇所打ちされたステイプル針SP
の位置を示す平面図である。
【0091】図11に示すステイプラ50A,50B
は、揺動手段により45°の角度に傾斜された状態で、
用紙束Pの後端部Peに平行する方向に直進して、所定
サイズの用紙束のコーナ部に対応する所定距離L1,L
2,L3,L4の何れかのステイプル位置に停止して、
ステイプル針SPA,SPBを1箇所打ちする。
【0092】ステイプル針SPA,SPBの打ち込み位置
は、用紙束Pの幅方向の何れか一方のコーナ部の近傍の
1箇所、又は用紙束Pの幅方向の中央から等間隔に振り
分けた2箇所である。さらに、これらのステイプル針S
Pの打ち込み位置は、用紙サイズにより異なる用紙幅方
向の位置に設定される。
【0093】図16は、排紙手段の側面図である。
【0094】ステイプラ50により綴じ処理された多数
冊の用紙束Pが昇降排紙皿60上に積載されると、用紙
束コーナ部に打針されたステイプル針SPの部分が重な
って高くなり、用紙束Pの綴じ処理部分のみが分厚くな
る。この用紙束コーナ部近傍に配置された用紙上限検知
部材682の先端部が、この分厚くなった用紙束Pのコ
ーナ部の上面に接触して押し上げられて、揺動軸680
を中心にして揺動される。
【0095】揺動軸680の揺動により、用紙上限検知
部材682と一体をなす中央付近の用紙上限検知部材6
81も同時に揺動されて、その後端部681Bが排紙皿
上限検知センサPS4の検知光路を遮断する。この排紙
皿上限検知センサPS4の検知信号により、制御手段9
0は駆動モータM5を駆動させ、昇降排紙皿60を下降
させる。
【0096】昇降排紙皿60が下降して、所定時間経過
後、制御手段90により昇降排紙皿60の下降が停止さ
れる。この停止状態では、昇降排紙皿60上に積載され
ている用紙束Pの最上面と、巻き込みローラ24A3の
外周面との間に、所定の間隔mが形成される。
【0097】複数個の用紙上限検知部材681〜685
の各先端部681A〜685Aは同形状、同位相に形成
されているから、図15に示す各種サイズの用紙の各コ
ーナ部に打針されたステイプル針SPA,SPBの最高位
置を検知することができる。
【0098】図17は、用紙上限検知手段68と下ロー
ラユニット24Aと用紙サイズの相対位置を示す側面図
である。
【0099】昇降排紙皿60上に積載される綴じ処理さ
れた用紙束Pの最上面位置を検知する検知手段の複数の
用紙上限検知部材682〜685は、少なくとも、最小
サイズの用紙Paの通紙経路と最大サイズの用紙Pbの
通紙経路との重なり合わない部分に配置された用紙上限
検知部材682〜655の位置が、用紙上限検知部材6
82〜685近傍の排出ローラ24の最小サイズの用紙
Paの通紙経路より遠い位置になるように配置した。
【0100】例えば、最小サイズの用紙PaをB6Rと
したときの通紙幅W1は128mm、最大サイズの用紙
PbをA3としたときの通紙幅W2は297mmであ
る。従って、各サイズの用紙pが中心線CLに対して対
称に配置されるセンタ基準搬送方式では、最小サイズの
用紙Paの通紙経路と最大サイズの用紙Pbの通紙経路
との重なり合わない部分の間隔α1及び間隔α2は、通
紙幅W1の両側に、それぞれα1=α2=(W2−W
1)/2ずつ形成される。例えば、最小サイズの用紙P
aをB6R、最大サイズの用紙PbをA3としたときの
重なり合わない部分の間隔α1,α2は、何れも84.
5mmである。
【0101】この重なり合わない部分に配置されたる用
紙上限検知部材682,683,684,685の位置
は、これらの用紙上限検知部材682〜685近傍の排
出ローラ24の最小サイズの用紙Paの通紙経路より遠
い位置になるように配置した。
【0102】即ち、下ローラ24A22配置位置より軸
端方向に近接し、前記重なり合わない部分の間隔α1の
領域内に、用紙上限検知部材683を配置した。また、
下ローラ24A22の配置位置より更に軸端方向に配置
された巻き込みローラ24A31の軸端方向に近接し、
前記重なり合わない部分の間隔α1の領域内に、用紙上
限検知部材682を配置した。
【0103】同様にして、下ローラ24A23の外側に
近接し、重なり合わない部分の間隔α2の領域内に、用
紙上限検知部材684を配置した。また、巻き込みロー
ラ24A34の軸端方向に近接し、前記重なり合わない
部分の間隔α2の領域内に、用紙上限検知部材685を
配置した。
【0104】なお、各種サイズの用紙Pをノンソートモ
ードで第2搬送路20から昇降排紙皿60に排出する場
合も、前記ステイプルモードと同様に、各種サイズの用
紙Pを搬送する下ローラユニット24Aに対して、図示
の用紙上限検知部材681〜685を配置した。
【0105】図18は、第2搬送路20の搬送ローラ2
3においてシフト処理された各種サイズの用紙Pを昇降
排紙皿60に排出する場合の、各種サイズの用紙Pと下
ローラユニット24Aと用紙上限検知手段68との相対
位置を示す側面図である。
【0106】搬送ローラ23によりシフト処理され、前
記排紙手段の中心線CLから用紙幅方向に移動距離βだ
けシフトされた用紙Pは、排出ローラ24により昇降排
紙皿60に排出される。
【0107】シフト処理されて昇降排紙皿60上に積載
される用紙Pの最上面位置を検知する検知手段の複数の
用紙上限検知部材681〜685のうち、最小サイズの
用紙幅W1と最大サイズの用紙幅W2との重なり合わな
い部分の間隔α1の領域内に、図17と同様に、下ロー
ラ24A22と用紙上限検知部材683、及び巻き込み
ローラ24A31と用紙上限検知部材682が配置され
ている。
【0108】また、間隔α2の領域内には、巻き込みロ
ーラ24A34と用紙上限検知部材685が配置されて
いる。
【0109】昇降排紙皿60上に排出された綴じ処理済
みの用紙束Pの上限を検知するため、排紙皿上限検知セ
ンサPS4及び用紙上限検知手段68の複数の用紙上限
検知部材681〜685を設けている。
【0110】排出ローラ24により挟持、搬送される用
紙の幅サイズは、多数種ある。例えば、用紙幅は、図1
7、図18に示すB6RからA3までの6種類以外に、
F4判、8.5インチ幅サイズ、11インチ幅サイズ等
が使用されていて、これら各種の用紙のコーナ部が、複
数の用紙上限検知部材681〜685の何れかに突き当
たったり、乗り上げたりして、検知不良を発生する。
【0111】さらに、シフト処理を行う場合には、通常
の排紙時の用紙サイズにおける用紙コーナ部の数の2倍
のコーナ部の数が複数の用紙上限検知部材681〜68
5を通過する。
【0112】用紙上限検知部材681〜685と、用紙
のコーナ部とが同じ位置にあると、用紙上限検知部材6
81〜685の何れかに用紙のコーナ部が乗り上げ、検
知不良等の不具合を発生する。
【0113】中央部の用紙上限検知部材681を除き、
両側の用紙上限検知部材683,684を、それぞれ下
ローラ24A22,24A23の外側近傍に配置するこ
とにより、下ローラ24A22,24A23が、用紙上
限検知部材683,684への用紙乗り上げを防止す
る。
【0114】また、下ローラ24A22,24A23の
外側の巻き込みローラ24A31,24A34の更に外
側近傍に用紙上限検知部材682,685を配置するこ
とにより、巻き込みローラ24A31,24A34が、
用紙上限検知部材682,685への用紙乗り上げを防
止する。
【0115】用紙上限検知部材682〜685を排出ロ
ーラ24の各ローラ体の近傍に配置することにより、綴
じ処理された用紙束P、ノンソートモードで排紙される
用紙P、シフト処理モードで排紙される用紙Pの何れの
排紙モードでも、良好に排紙される。
【0116】なお、本発明の実施の形態では、画像形成
装置本体として代表される複写機本体に接続した用紙後
処理装置を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像
形成装置や軽印刷機等と接続して使用する用紙後処理装
置にも適用可能である。
【0117】
【発明の効果】本発明の用紙後処理装置により、以下の
効果が奏せられる。
【0118】(1)各種サイズの用紙の上限を検知する
複数の用紙上限検知部材を有する排紙センサを備えた排
紙手段において、用紙のコーナ部が用紙上限検知部材に
乗り上げる排紙不良を解消することが出来る。
【0119】(2)用紙満杯検知センサの誤検知を防止
し、固定排紙皿に連続排紙される用紙の用紙を規定枚数
以内に確実に収容することが出来る。
【0120】(3)規定枚数より少ない積載枚数で排紙
センサを反応させず、複雑な機構を設けることなく、簡
単に正確に、固定排紙皿上の用紙満杯検知を行うことが
可能である。
【0121】(4)用紙のカールによる一時的な排紙セ
ンサの反応による誤検知信号発生を防止し、正常な用紙
積載上限を検知することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、用紙後処理装置を備えた画
像形成装置の全体構成図。
【図2】用紙後処理装置の構成を示す断面図。
【図3】用紙後処理装置の用紙搬送部の断面図。
【図4】用紙後処理装置のモータ駆動手段を示す構成
図。
【図5】排紙ローラ近傍の断面図。
【図6】ガイド板と、排紙ローラの駆動ローラとを示す
斜視図。
【図7】固定排紙皿に用紙が積載される過程を示す排紙
部の模式図。
【図8】固定排紙皿上に積載される用紙束の満杯を検知
する排紙センサの制御を示すフローチャート。
【図9】用紙後処理装置の制御を示すブロック図。
【図10】用紙を綴じ処理後に、排紙ローラにより排出
する状態を示す排紙手段の断面図。
【図11】上記排紙手段の平面図。
【図12】綴じ処理しない場合における昇降排紙皿の上
限位置を示す断面図及び綴じ処理を行う場合における昇
降排紙皿の上限位置を示す断面図。
【図13】排紙手段の中央部近傍の要部を示す側面図、
排紙手段の中央部近傍を示す正面図、排紙手段の両端部
近傍を示す正面図。
【図14】用紙上限検知手段の斜視図。
【図15】各種サイズの用紙束の後端部のコーナ部に、
1箇所打ちされたステイプル針の位置を示す平面図。
【図16】排紙手段の側面図。
【図17】用紙上限検知手段と下ローラユニットと用紙
サイズの相対位置を示す側面図。
【図18】シフト処理された各種サイズの用紙と下ロー
ラユニットと用紙上限検知手段との相対位置を示す側面
図。
【図19】従来の用紙後処理装置の排紙手段の模式図。
【図20】カールを生じた用紙の排紙過程を示す従来の
排紙手段の模式図。
【符号の説明】
10 第1搬送路 14 排紙ローラ 15 固定排紙皿 16 ガイド板 16a 突起面部 16b 平面部(凹状部) 18 用紙満杯検知部材 20 第2搬送路 21,22 搬送ローラ 23 搬送ローラ 24 排出ローラ 24A 下ローラユニット 24B 上ローラユニット 24A21〜24A23 下ローラ 24A3,24A31〜24A35 巻き込みローラ 30 第3搬送路 31,32 搬送ローラ 33 中間スタッカ 38 排出ベルト 50,50A,50B ステイプラ 60 昇降排紙皿 68 用紙上限検知手段 680 揺動軸 681〜685 用紙上限検知部材 90 制御手段 91 操作部 92 タイマ A 画像形成装置本体 D1,D2,D3 切り替えゲート FS 用紙後処理装置 M1,M2,M3,M4,M5 駆動モータ P 用紙、用紙束 Pa 最小サイズの用紙 Pb 最大サイズの用紙 PS3 用紙満杯検知用排紙センサ PS4 排紙皿上限検知用排紙センサ SD1,SD2,SD3 ソレノイド a,b,c,d,e,f,g1,g2,h 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 敏高 東京都豊島区要町3丁目51番4号 (72)発明者 岡部 宏彦 埼玉県所沢市若松町1067番地の47 (72)発明者 高橋 忠寛 東京都保谷市ひばりが丘3丁目3番 Fターム(参考) 2H072 AA09 AA28 CA01 GA08 3F054 AA01 AB01 AC02 AC03 AC04 AC05 BA04 BD02 BG11 BH13 BH14 CA12 CA23 CA31 DA01 DA11 3F106 JA03 JA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    導入して搬送し中間スタッカ上に収納し、中間スタッカ
    上に収納された用紙を綴じ手段により綴じ処理した後、
    昇降可能な昇降排紙皿上に排紙手段により排出し積載す
    る用紙後処理装置において、前記昇降排紙皿上に積載さ
    れる綴じ処理された用紙束の最上面位置を検知する検知
    手段の複数の検知部材のうち、少なくとも、最小サイズ
    の用紙の通紙経路と最大サイズの用紙の通紙経路との重
    なり合わない部分に配置される検知部材の位置が、前記
    複数の検知部材近傍の排紙ローラの最小サイズの用紙の
    通紙経路より遠い位置に配置されていることを特徴とす
    る用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排紙皿
    上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイド板
    と、を備えた用紙後処理装置において、前記ガイド板の
    前記用紙後端部に対向する面を、用紙後端部を突き当て
    る凸状のストッパ部と、前記固定排紙皿上に用紙が積載
    されるとき、用紙間の空気を排出するための凹状部とか
    ら構成したことを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排紙皿
    上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイド板
    と、前記固定排紙皿上に積載される用紙の上限を検知す
    る用紙上限検知用検知部材を有する排紙センサと、を備
    えた用紙後処理装置において、前記検知部材の先端部上
    面を傾斜面に形成し、排出される用紙の端部が前記傾斜
    面を滑落して載置滞留しないような形状にするととも
    に、前記検知部材の先端部の用紙上限検知面を、前記排
    紙皿上に積載される用紙の端部が所定の上限に至るまで
    作動しないような形状にしたことを特徴とする用紙後処
    理装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    積載する傾斜配置された固定排紙皿と、前記固定排紙皿
    上に積載される用紙の搬送方向後端部を揃えるガイド板
    と、前記固定排紙皿上に積載される用紙の上限を検知す
    る用紙上限検知用検知部材を有する排紙センサと、用紙
    後処理装置を制御する制御手段と、を備えた用紙後処理
    装置において、前記用紙上限検知用検知部材に用紙上限
    の端部が当接して、前記排紙センサを所定時間以上反応
    させた時にのみ、制御手段は固定排紙皿上に積載された
    用紙の正確な上限と判断して、本体停止信号を発信する
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4の何れか1項に記載の
    用紙後処理装置を備えてなることを特徴とする画像形成
    装置。
JP11134232A 1999-05-14 1999-05-14 用紙後処理装置及び画像形成装置 Pending JP2000327199A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003300656A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Canon Inc 排出処理装置及び画像形成装置
US7090213B2 (en) 2001-03-22 2006-08-15 Ricoh Company, Ltd. Outlet roller of sheet stacking device and an image forming apparatus including the same
JP2008063120A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Ricoh Elemex Corp 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法
JP2008135148A (ja) * 2006-10-23 2008-06-12 Seiko Epson Corp メディア処理装置

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