JP2000323634A - 圧接形沸騰冷却体またはその密閉方法またはそのスタック構造 - Google Patents

圧接形沸騰冷却体またはその密閉方法またはそのスタック構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】沸騰冷却装置の冷却体の強度と冷却能力を向上
させつつ加工と密閉を容易にすると共に、導電性冷媒を
使用する場合も十分な絶縁対策と腐食対策が行えるよう
にすることにある。 【解決手段】銅合金ブロックの上側凹部11と下側凹部
12とを複数の多数の角張った部分のある(例えばねじ
穴)連結穴13で連結する。この冷却体はTIG溶接ま
たは燐ろう棒を使用するTIGろう付けで密閉するが、
その部分に段差か溝を設けて溶接かろう付けする部分の
熱容量を低減,または熱抵抗を大きくする加工を施す。
導電性冷媒を使用した沸騰冷却体と半導体素子とを交互
に配列してその両端から加圧して隣接物同士を密着さ
せ、隣接している沸騰冷却体と半導体素子との間に電気
絶縁性能が大で熱伝導性能が大なるALN板50を挿入
するが、ALN板50に接触する半導体素子の端子引き
出し部とALN板50の間に、隙間を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、沸騰冷却体を半
導体素子に圧接させ、冷媒の沸騰で半導体素子の温度上
昇を抑制している圧接形沸騰冷却体またはその密閉方法
またはそのスタック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を使用して電力を変換する技
術は急速に進歩しており、例えばパルス幅変調制御を行
うインバータでは、その出力交流の電圧や周波数を自由
に変えることができるから、従来は極めて困難であった
誘導電動機の回転速度を自由に制御できるようになっ
た。よって産業界や輸送業界では、インバータと誘導電
動機の組み合わせで各種機械を駆動する装置が多用され
るようになった。そこで、以下では電気車を例にして本
発明の詳細を説明する。
【0003】電気車は、その走行速度を自由に変えるこ
とができなければならないから、従来は、回転速度の制
御が容易に行える直流電動機を使用していた。しかし直
流電動機は整流子やブラシなどを備えているから、構造
が複雑で保守・点検に手間がかかり、使用上の制約も多
いし、高価でもあった。一方、誘導電動機は構造が簡単
で堅牢であり、保守・点検の手間を大幅に削減できるの
で、前述したようにインバータと組み合わせれば速度制
御が簡単に行えるようになったことから、電気車への適
用が増大している。ところで電気車の運転速度を向上さ
せたり、加減速時間を短縮させるには、電動機容量を増
大させねばならない。従って、半導体素子の容量も電動
機容量に対応して大きくなってきている。
【0004】前述のインバータを構成する半導体素子と
して、例えばゲートターンオフサイリスタ(以下ではG
TOサイリスタと略記する)がある。通電中のGTOサ
イリスタの接合部温度が所定値を越えると熱破壊してそ
の機能を喪失するが、一般にGTOサイリスタの熱容量
は小さいから、通流電流が増大した場合に、ごく短時間
で接合部温度が限界値を越えてしまう恐れがある。そこ
でGTOサイリスタを効率良く冷却して温度を所定値以
内に抑制することが極めて重要になってくる。ところで
大容量のGTOサイリスタは平板形状である。この平形
GTOサイリスタの一方の面をアノード電極面,他方の
面をカソード電極面とし、沸騰冷却装置の冷却体部分を
この平形GTOサイリスタの各電極面に圧着させ、冷媒
が沸騰する際の気化熱で当該平形GTOサイリスタの温
度上昇を抑制する。
【0005】図8は沸騰冷却装置の従来構造の概略を示
した構造図であって、下側に発熱体を冷却する冷却部,
上側に凝縮部があり、これら冷却部と凝縮部とを連結部
で結合した構成である。
【0006】冷却部は、銅やアルミニュウムなどの金属
ブロックを機械加工により箱型に削り出した冷却体1で
構成しているが、内部の仕切り板2も冷却体1と一体化
して同時に削り出されている。金属ブロックから削り出
し加工をするのは、冷却の対象であるGTOサイリスタ
と冷却体1との間に極めて大きな荷重を与えて両者を圧
接しても変形を生じないようにするためであって、金属
板を折り曲げ加工して形成した箱体では強度が不足する
から、使用に耐えない。この冷却体1の下端には底蓋3
を,また上端には上蓋4を取り付けて密閉し、その内部
を真空にし、絶縁性冷媒として例えば符号9なるフロロ
カーボンを封入する。このフロロカーボン9が気化する
際の潜熱がGTOサイリスタの発熱を奪うことで、当該
GTOサイリスタの温度が過度に上昇するのを抑制する
ことができる。
【0007】気化したフロロカーボン9は、連結部を経
て上部の凝縮部へ導かれ、この凝縮部で外気(又は冷却
水など)により冷却されて液体に戻る。この液化したフ
ロロカーボン9は重力により連結部内を落下して再び冷
却体1へ戻る。なお、実際の凝縮部は密閉構造である
し、多数のGTOサイリスタでインバータスタックを構
成する場合に、個々のGTOサイリスタごとに別個の冷
却部と連結部とを備えるが、凝縮部は多数のGTOサイ
リスタに共通して設置するのが一般的である。しかしこ
の凝縮部は本発明とは無関係であるから、図8では省略
した凝縮部を図示している。
【0008】冷却部と凝縮部とを結合している連結部は
2重構造の管であって、冷却体1で加熱されて気化した
フロロカーボン9は内側管と外側管との間を上昇するの
で、この部分を気相管と称する。また内側管は凝縮部で
液化されたフロロカーボン9が落下して冷却体1へ戻る
ための液戻し管8である。前述したように、フロロカー
ボン9は電気絶縁性が良好であるから、連結部の一部を
絶縁するならば、電位が異なる多数のGTOサイリスタ
に対して凝縮部を共通に使用することが可能になる。そ
こで連結部に絶縁管5を挿入して、冷却部と凝縮部との
間を絶縁する。なお、温度変化による各部の膨張・収縮
を吸収するために、連結部にはベローズ6も挿入する。
符号7は連結部と凝縮部とを結合するための継ぎ手であ
る。図8に図示の連結部は、気相管の内部に液戻し管8
を設けた2重管の構造であるが、気相管と液戻し管8と
を別個に設置した構造にすることもできる。
【0009】図9は図8に図示の従来の沸騰冷却装置に
記載の冷却部の構造を示した構造図である。冷却部の主
要部分である冷却体1は、図示のように機械加工を容易
にするために、その上端と下端は開放した構造であるか
ら、冷却体1と仕切り板2の機械加工終了後に底蓋3と
上蓋4を冷却体1に溶接加工またはろう付け加工するこ
とで密閉した箱体に仕上げる。冷却体1の一方の平面1
Aまたはこれの反対側の平面がGTOサイリスタの電極
面と接触する面であり、GTOサイリスタの発生熱はこ
の接触平面1Aから仕切り板2へ伝えられ、フロロカー
ボン9を加熱・蒸発させることにより、GTOサイリス
タの温度上昇を抑制する。なお図示していない気相管と
液戻し管8とでなる連結部を取り付けるための連結部取
付け穴4Aが上蓋4には開口している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】GTOサイリスタの温
度上昇を抑制するために、沸騰冷却装置の冷却部を当該
GTOサイリスタの電極面に高荷重で圧接するので、こ
の冷却部の本体である冷却体1は、金属ブロックから機
械加工により削り出し、図9で図示の構造を得ている。
ここで仕切り板2はフロロカーボン9との接触面積の増
大により冷却効果を向上させると共に、圧接したときの
箱体強度も増大させるのであるが、そのために多くの矩
形穴を削り出さなければならないので、加工に手間と時
間がかかる欠点がある。また、気密構造にするために、
底蓋3と上蓋4とを冷却体1と一体化させるべく、溶接
またはろう付けを行う。溶接またはろう付け作業を行う
際は母材の温度を高くしなければならないことから、高
温により母材の強度が低下する不具合がある。前述した
ように、冷却体1は高い荷重でGTOサイリスタに圧接
するので、高温による強度低下を肉厚を大きくすること
で回避するのであるが、肉厚の増加により重量と外形寸
法の増大を招く不都合を生じている。
【0011】沸騰冷却に適している絶縁性冷媒としてフ
ロン113やフロロカーボンがあるが、フロン113は
規制の対象になっていて新規の適用は困難である。また
フロロカーボンは安定度が高い特徴を持つために温暖化
係数が大であって環境を悪化させる恐れがあり、これも
使用規制が強化されることになるであろう。そこで環境
を悪化させる恐れのない水,または水を主体とする溶液
を冷媒に採用することになるが、水は導電性であるため
絶縁対策を行う必要があるし、容器の腐食対策も必要に
なる欠点を有する。
【0012】そこでこの発明の目的は、沸騰冷却装置の
冷却体の強度と冷却能力を向上させつつ加工と密閉を容
易にすると共に、導電性冷媒を使用する場合も十分な絶
縁対策と腐食対策が行えるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】冷媒を内部に密封してい
る沸騰冷却体と半導体素子とを加圧接触させて前記半導
体素子の温度上昇を前記冷媒の沸騰により抑制する圧接
形沸騰冷却体は、前記冷媒に対する耐腐食性と高い熱伝
導性とを備えた素材で構成し、この素材ブロックの上側
と下側に別個の凹部を加工し、これら上側凹部と下側凹
部とを複数の連結穴で連結するが、各連結穴の表面には
多数の角の立ったエッジ部があってその表面積が大とな
る形状に加工したのち、前記上側凹部には前記冷媒を凝
縮部へ導く気相管を取り付けてから密閉し、前記下側凹
部には前記凝縮部から戻る冷媒を導く液戻し管を取り付
けてから密閉する。
【0014】上側凹部と下側凹部とを連結する複数の前
記連結穴には、それぞれにねじ穴を別個に加工を施す。
上側凹部と下側凹部とを連結する複数の前記連結穴に
は、それぞれに縦方向に複数の溝を別個に施す。
【0015】前記圧接形沸騰冷却体は、充填する冷媒に
対する耐腐食性と高い熱伝導性とを備えた金属ブロック
で構成し、不活性ガス雰囲気中での溶接加工か、または
不活性ガス雰囲気中でのろう付け加工で密閉構造にする
が、前記金属ブロックを溶接かろう付けする部分の熱容
量を低減させる加工を施す。または、前記金属ブロック
を溶接かろう付けする部分としない部分との間に、熱抵
抗を大きくする加工を施す。
【0016】前記不活性ガス雰囲気中での溶接またはろ
う付けは、TIG溶接または燐ろう棒を使用するTIG
ろう付けとする。前記金属ブロックの溶接部分またはろ
う付け部分の厚さを、他の部分よりも薄くして前記作業
を行う部分の熱容量を低減させる。前記金属ブロックの
溶接部分またはろう付け部分と、これらの作業を行わな
い部分との間に、肉厚の薄い部分を設けて熱抵抗を増大
させる。
【0017】導電性冷媒を使用した沸騰冷却体と半導体
素子とを交互に配列してその両端から加圧して隣接物同
士を密着させ、隣接している沸騰冷却体と半導体素子と
の間に電気絶縁性能が大で熱伝導性能が大なる絶縁板を
別個に挿入する際に、この絶縁板に接触する半導体素子
の端子引き出し部と前記絶縁板との間に、隙間を設け
る。この絶縁板はちっ化アルミニュウム(ALN)板と
する。
【0018】前記の導電性冷媒は、水または水を主体と
する水溶液またはエチレングリコール水溶液とする。前
記の沸騰冷却体は、銅または銅合金で製作する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た冷却体の構造図である。沸騰冷却装置に封入する冷媒
が水または水を主体にした水溶液の場合は、アルミニュ
ウムは熱伝導特性が良好で比重も小さいから、装置を軽
量化できるが水に腐食され易いので採用できない。そこ
で銅または銅合金のブロックを使用し、冷却体10を作
成する。すなわち外形を直方体状にした冷却体10の上
端部に上側凹部11を加工し、下端部には下側凹部12
を加工し、次いで上側凹部11と下側凹部12とを連結
する複数の連結穴13を開口させるのであるが、この連
結穴13の表面には、図示は省略しているが角が立って
いて、表面積が増える形状の加工を施す。
【0020】上蓋14で上側凹部11を覆って溶接など
により密閉し、底蓋15で下側凹部12を覆って同じく
溶接などによりこれを密閉し、内部に冷媒(導電性冷媒
と絶縁性冷媒のいずれでも可)を注入すれば冷却体10
が完成する。なお、上蓋14には気化した冷媒を凝縮器
へ送る気相管を取り付けるための気相管用穴14Aを開
口し、底蓋15には液化した冷媒を凝縮器から戻すため
の液戻し管を取り付けるための液戻し管用穴15Aを開
口している。図1の第1実施例では気相管と液戻し管と
を別個に取りつける構造であるが、図8で既述の従来例
のように、気相管と液戻し管とを一体化した二重管であ
っても差し支えないのは勿論である。但し二重管にする
と液戻し管を下側凹部12に達するまで挿入するスペー
スが必要になるので、連結穴13の本数を減らさなけれ
ばならないから、その分だけ冷却能力が減少することに
なる。
【0021】冷却体10の冷却面10A(またはこれの
反対側の面)にGTOサイリスタの電極面を圧接する
と、その発生熱は冷却面10Aから連結穴13へ伝わ
り、連結穴13の表面に接触している冷媒を気化させる
ことで、GTOサイリスタの温度上昇を抑制することが
できる。ところでこのような沸騰冷却装置では、第1に
冷媒と冷却体との接触面積を大きくすること。第2に冷
媒と冷却体との接触部に細かい気泡を大量に発生させる
こと。が、冷却効果を大きくするのに有効である。冷媒
との接触面積を大きくする第1の方法は周知であるから
省略し、第2の方法について述べる。
【0022】冷媒は冷却体10と接触することで、その
接触部から受け取る熱で気化して気泡を生じる。この気
泡は成長してある程度の大きさになれば接触部から分離
して上昇し、そのあとを液体の冷媒が覆う。この液体冷
媒が加熱されて再び気泡となる過程を繰り返す。液体が
気化するときの潜熱は極めて大きいから、気泡が発生し
たら小さいうちに直ぐに接触面から分離して新たな気泡
を生じることを繰り返させれば、すなわち細かい気泡を
次々と大量に発生させれば、大きな気泡が間欠的に発生
する場合よりも冷却効果は大である。冷媒との接触部が
角張っていると、滑らかな表面に比して気泡が発生し易
く、且つ発生した気泡も小さいうちに分離して上昇す
る。それ故、連結穴13の冷媒との接触部には角張った
部分が多く存在する加工を施すことで、細かい気泡を大
量に発生させることができる。すなわち、大きな冷却効
果を得ることができる。
【0023】図2は本発明の第2実施例を表した連結穴
の縦断面構造図であって、連結穴部分を縦に切断した断
面を表している。冷却体10の上側凹部11と下側凹部
12との間に開口している連結穴13の形状を円形にす
れば、図9で既述の従来例に比べて加工が極めて容易に
なる。断面が円形の連結穴13にねじ山21を加工する
のも容易であり、角張っている部分を多くするために、
ねじの山部分と谷部分はシャープに仕上げる。この第2
実施例でのねじ山21は三角形状であるが、矩形形状や
台形形状のねじ山を加工しても差し支えないのは勿論で
ある。
【0024】図3は本発明の第3実施例を表した連結穴
の横断面構造図であって、連結穴を横に切断した断面を
表している。この図3では、連結穴13の断面を加工が
容易な円形にしているが、多角形や楕円などの形状であ
っても差し支えない。この連結穴13の周囲には、その
全長にわたって複数の溝22を加工するのであるが、こ
の溝22は角張っていれば、その形状に制限は無い。
【0025】図4は本発明の第4実施例を表した構造図
であって、冷却体10と上蓋14とを密閉するように接
合する場合を図示している。すなわち、冷却体10の上
側凹部11を上蓋14で覆い、接合部に不活性ガス35
(例えばアルゴン)を吹きつけ、この雰囲気中でタング
ステン電極34と燐ろう棒33を使用したろう付け(い
わゆるTIGろう付け)により、冷却体10と上蓋14
とを密閉した接合を行う。
【0026】ここで上蓋14に段差部31を設けている
ので、接合部の肉厚が他の部分よりも薄くなる。その結
果、接合部の熱容量が他の部分よりも小さくなる。熱容
量が小さくなれば加熱時間が短縮されるから、接合部の
温度が所定値になったときでも、他の部分の温度を低い
値に抑制できる。また、冷却体10にも溝部32を設け
て接合部付近の肉厚を局部的に薄くしているので、前述
と同様に接合部の熱容量を他の部分よりも小さくできる
し、接合部と他の部分との間の熱抵抗が大きくなる。熱
抵抗が大きければ、接合部を加熱したときに他の部分へ
熱が逃げるのを抑制できるから、接合部の加熱時間の短
縮と、他の部分の温度上昇を抑制できて、温度により強
度が低下する不都合も回避できる。
【0027】図5は絶縁性冷媒を使用した沸騰冷却装置
でGTOサイリスタのスタックを冷却する従来例を示し
た構造図であるが、図示を簡略化するために、スタック
ではなくて、1個のGTOサイリスタのアノード電極と
カソード電極に別個の沸騰冷却装置を圧接して冷却する
場合を示している。
【0028】図5の従来例において、平形GTOサイリ
スタ40のアノード電極面にはアノード側沸騰冷却装置
48を圧接し、カソード電極面にはカソード側沸騰冷却
装置49を圧接している。アノード側沸騰冷却装置48
は冷却体41,絶縁気相管43および液戻し管45で構
成し、カソード側沸騰冷却装置49は冷却体42,絶縁
気相管44および液戻し管46で構成しているが、これ
ら両沸騰冷却装置48,49には共通の共通凝縮器47
を備える。また、これらの内部には絶縁性冷媒としてフ
ロロカーボン9を封入している。なお符号40Aは平形
GTOサイリスタ40のアノード端子であり、符号40
Kはカソード端子である。冷媒であるフロロカーボン9
は絶縁物であるけれども、金属製の気相管を使用する
と、共通凝縮器47を介して電位の異なる平形GTOサ
イリスタ40のアノード電極とカソード電極は短絡とな
る。よって気相管の一部に絶縁気相管43,44を使用
して短絡を回避している。
【0029】図6は本発明の第5実施例を表した構造図
であって、導電性冷媒を使用した沸騰冷却装置でGTO
サイリスタのスタックを冷却する場合を表した構造図で
あるが、図示を簡略化するために、スタックではなく
て、1個のGTOサイリスタのアノード電極とカソード
電極に別個の沸騰冷却装置を圧接して冷却する場合を示
している。
【0030】図6の第5実施例において、平形GTOサ
イリスタ40のアノード電極面にはアノード側沸騰冷却
装置54を圧接し、カソード電極面にはカソード側沸騰
冷却装置55を圧接している。アノード側沸騰冷却装置
54は冷却体41,気相管51および液戻し管45で構
成し、カソード側沸騰冷却装置55は冷却体42,気相
管52および液戻し管46で構成しているが、これら両
沸騰冷却装置54,55には共通の共通凝縮器47を備
える。また、これらの内部には導電性冷媒を封入するの
であるが、導電性冷媒としては水または水を主体とする
溶液が最も一般的である。そこで、例えば低温でも凍結
しないエチレングリコール水溶液53を封入する。なお
符号40Aは平形GTOサイリスタ40のアノード端子
であり、符号40Kはカソード端子である。冷媒である
エチレングリコール水溶液53は導電性であるから、平
形GTOサイリスタ40のアノード電極と冷却体41と
の間には絶縁用のちっ化アルミニュウム板(以下ではA
LN板と略記する)50を挿入する。カソード電極と冷
却体42との間にもALN板50を挿入する。ALN板
50は絶縁性と共に熱伝導性も良好であることから、G
TOサイリスタ40と冷却体41または42との間に挿
入することにより、スタックに組み上げた場合でも短絡
することはない。なお、熱による膨張・収縮を緩和する
ベローズ気相管の図示は省略している。
【0031】図7は本発明の第6実施例を表した構造図
であって、導電性冷媒を使用した沸騰冷却装置でGTO
サイリスタのスタックを冷却する場合を表した構造図で
あるが、図示を簡略化するために、図6で既述の第5実
施例と同様に、スタックではなくて、1個のGTOサイ
リスタのアノード電極とカソード電極に別個の沸騰冷却
装置を圧接して冷却する場合を示している。
【0032】図7の第6実施例において、平形GTOサ
イリスタ60のアノード電極面にはアノード側沸騰冷却
装置64を圧接し、カソード電極面にはカソード側沸騰
冷却装置65を圧接している。アノード側沸騰冷却装置
64は冷却体41,ベローズ気相管61および液戻し管
45で構成し、カソード側沸騰冷却装置65は冷却体4
2,ベローズ気相管62および液戻し管46で構成して
いるが、これら両沸騰冷却装置64,65には共通の共
通凝縮器63を備える。また、これらの内部には導電性
冷媒としてエチレングリコール水溶液53を封入してい
る。なお符号60Aは平形GTOサイリスタ60のアノ
ード端子であり、符号60Kはカソード端子である。冷
媒であるエチレングリコール水溶液53は導電性である
から、平形GTOサイリスタ60のアノード電極と冷却
体41との間には絶縁用のALN板50を挿入する。カ
ソード電極と冷却体42との間にもALN板50を挿入
する。
【0033】平形GTOサイリスタ60の容量が増大す
るのに従って、アノード端子60Aとカソード端子60
Kに接続する導体も太くなり、この導体の接続工事の際
や接続後もアノード端子60Aとカソード端子60Kに
は、接続した導体から曲げ応力を受ける。これら各端子
とALN板50とが密着している(図6参照)場合は、
端子にかかる曲げ応力がALN板50にもかかってこれ
を破損させる恐れがある。ALN板50にクラックが入
ったり破損したりすると平形GTOサイリスタ60の電
極面と冷却体41,42との間の沿面絶縁距離が不足
し、接地事故を生じる恐れがある。そこで本発明の第5
実施例では、平形GTOサイリスタ40の各端子とAL
N板50との間にdなるギャップを予め設けて、端子に
かかる曲げ応力がALN板50へ伝達されるのを回避し
ている。
【0034】
【発明の効果】半導体素子を冷却する沸騰冷却装置の冷
却体を、従来は多数の矩形穴を加工するのに多くの手間
と時間を要していたが、本発明では従来よりも機械加工
に要する手間と時間を節約できる構造にしているし、冷
媒が沸騰する際に細かい気泡を多量に発生する構造にす
ることで、大きな冷却効果が得られる。また、冷却体を
密閉する際に、TIG溶接,あるいは燐ろう棒を使用す
るTIGろう付けを採用することと、TIG溶接,ある
いはTIGろう付け部分の熱容量を減少させる形状に加
工したり、他の部分への熱の移動を抑える形状に加工す
ることで、TIG溶接やTIGろう付けにより冷却体を
密閉する際の加熱量を減少できるので、冷却体の温度上
昇の抑制と、温度上昇に伴う強度低下を抑制できる効果
が得られる。また導電性冷媒を使用する場合に効果的な
絶縁対策を行うことができるし、半導体素子に導体を接
続する際にも、絶縁部が破損する恐れを未然に防止でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した冷却体の構造図
【図2】本発明の第2実施例を表した連結穴の縦断面構
造図
【図3】本発明の第3実施例を表した連結穴の横断面構
造図
【図4】本発明の第4実施例を表した構造図
【図5】絶縁性冷媒を使用した沸騰冷却装置でGTOサ
イリスタのスタックを冷却する従来例を示した構造図
【図6】本発明の第5実施例を表した構造図
【図7】本発明の第6実施例を表した構造図
【図8】沸騰冷却装置の従来構造の概略を示した構造図
【図9】図8に図示の従来の沸騰冷却装置に記載の冷却
部の構造を示した構造図
【符号の説明】
1,10 冷却体 1A 平面 2 仕切り板 3,15 底蓋 4,14 上蓋 4A 連結部取付け穴 5 絶縁管 6 ベローズ 7 継ぎ手 8,45,46 液戻し管 9 絶縁性冷媒としてのフロロカーボン 11 上側凹部 12 下側凹部 13 連結穴 14A 気相管用穴 15A 液戻し管用穴 21 ねじ山 22 溝 31 段差部 32 溝部 33 燐ろう棒 34 タングステン電極 35 不活性ガス 41,42 冷却体 43,44 絶縁気相管 47,63 共通凝縮器 48,64 アノード側沸騰冷却装置 49,65 カソード側沸騰冷却装置 40,60 平形GTOサイリスタ 40A,60A アノード端子 40K,60K カソード端子 50 ALN板 51,52 気相管 53 導電性冷媒としてのエチレングリコ
ール水溶液 61,62 ベローズ気相管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 亮二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5F036 AA01 BA05 BA08 BC08 BD01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を内部に密封してなる沸騰冷却体と半
    導体素子とを加圧により接触させ、前記半導体素子の温
    度上昇を前記冷媒の沸騰により抑制する圧接形沸騰冷却
    体において、 前記圧接形沸騰冷却体は、充填する冷媒に対する耐腐食
    性と高い熱伝導性とを備えた素材で構成し、 この素材のブロックの上側と下側に別個の凹部を加工
    し、 これら上側凹部と下側凹部とを連結する複数の連結穴
    を、各連結穴の表面に角の立ったエッジ部が多く存在
    し,且つ表面積が大となる形状にして加工し、 前記上側凹部には前記冷媒を凝縮部へ導く気相管を取り
    付けた状態で密閉し、前記下側凹部には前記凝縮部から
    戻る冷媒を導く液戻し管を取り付けた状態で密閉するこ
    とを特徴とする圧接形沸騰冷却体。
  2. 【請求項2】前記各連結穴の表面には、ねじ穴を加工す
    ることを特徴とする請求項1に記載の圧接形沸騰冷却
    体。
  3. 【請求項3】前記各連結穴の表面には、縦方向に複数の
    溝を加工することを特徴とする請求項1に記載の圧接形
    沸騰冷却体。
  4. 【請求項4】冷媒を内部に密封してなる沸騰冷却体と半
    導体素子とを加圧により接触させ、前記半導体素子の温
    度上昇を前記冷媒の沸騰により抑制する圧接形沸騰冷却
    体の密閉方法において、 前記圧接形沸騰冷却体は、充填する冷媒に対する耐腐食
    性と高い熱伝導性とを備えた金属のブロックで構成し、 不活性ガス雰囲気中での溶接加工または不活性ガス雰囲
    気中でのろう付け加工により前記金属ブロックを密閉
    し、 前記金属ブロックの前記溶接加工またはろう付け加工す
    る部分には、熱容量を減少させる熱容量低減加工、ある
    いは前記金属ブロックの前記溶接加工またはろう付け加
    工する部分と加工しない部分との間の熱抵抗を大きくす
    る熱抵抗増大加工を、予め施しておくことを特徴とする
    圧接形沸騰冷却体の密閉方法。
  5. 【請求項5】前記不活性ガス雰囲気中での溶接またはろ
    う付けを、TIG溶接または燐ろう棒を使用するTIG
    ろう付けで行うことを特徴とする請求項4に記載の圧接
    形沸騰冷却体の密閉方法。
  6. 【請求項6】前記熱容量低減加工は、前記金属ブロック
    の前記溶接加工部分またはろう付け加工部分の厚さを他
    よりも薄くすることを特徴とする請求項4に記載の圧接
    形沸騰冷却体の密閉方法。
  7. 【請求項7】前記熱抵抗増大加工は、前記金属ブロック
    の前記溶接加工部分またはろう付け加工部分とこれらの
    加工を行わない部分との間に、肉厚の薄い部分を設ける
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧接形沸騰冷却体の
    密閉方法。
  8. 【請求項8】冷媒を内部に密封してなる沸騰冷却体と半
    導体素子とを交互に配列し、その両端から加圧して隣接
    物同士を密着させる圧接形沸騰冷却体のスタック構造に
    おいて、 前記冷媒に導電性冷媒を使用し、 隣接している沸騰冷却体と半導体素子とのそれぞれの間
    に、電気絶縁性能が大で熱伝導性能が大なる絶縁板を別
    個に挿入し、 前記絶縁板と接触している前記半導体素子の端子引き出
    し部と当該絶縁板との間には空隙を設けることを特徴と
    する圧接形沸騰冷却体のスタック構造。
  9. 【請求項9】前記絶縁板はちっ化アルミニュウム(AL
    N)板で構成することを特徴とする請求項8に記載の圧
    接形沸騰冷却体のスタック構造。
  10. 【請求項10】沸騰冷却体に充填する導電性冷媒として
    水または水を主体とする水溶液を使用することを特徴と
    する請求項1乃至請求項9に記載の圧接形沸騰冷却体ま
    たはその密閉方法またはそのスタック構造。
  11. 【請求項11】沸騰冷却体に充填する導電性冷媒として
    エチレングリコール水溶液を使用することを特徴とする
    請求項1乃至請求項10に記載の圧接形沸騰冷却体また
    はその密閉方法またはそのスタック構造。
  12. 【請求項12】沸騰冷却体を構成する素材を銅または銅
    合金とすることを特徴とする請求項1乃至請求項11に
    記載の圧接形沸騰冷却体またはその密閉方法またはその
    スタック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010088165A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2010223463A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Toyota Industries Corp 沸騰冷却装置
JP2010236792A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyota Industries Corp 沸騰冷却装置

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