JP2000319833A6 - 工事灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】バリケードやカラーコーンに取り付けて使用する工事灯を薄型で照明効率の良好な、低コストのものとする。
【解決手段】制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える筒状の本体1の上部には多数の同心円の凹凸を備えた一対2個の発光体2が、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置される。内部のLED等の光源を効率よく拡散し、どの角度からでもかなりの距離から視認できるものとなる。
【選択図】図1
【解決手段】制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える筒状の本体1の上部には多数の同心円の凹凸を備えた一対2個の発光体2が、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置される。内部のLED等の光源を効率よく拡散し、どの角度からでもかなりの距離から視認できるものとなる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は照明用器具に関し、特に屋外で行われる工事の際に使用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外の工事において、道路等に設置し、特に夜間の通行の安全や工事機械、資材などの保護などのために使用される照明器具の中、工事用バリケードや工事用カラーコーン等に取り付けて工事中であることを警告するものがある。このような工事灯は、従来、光源が小型電球1個であり、この光源の光を拡散させるレンズ状の発光体は1個であり、また発光面は片面のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため工事灯を工事現場に設置する際、発光面を通行車や通行人と対面させるための配慮をしなければならない面倒なものであり、また、発光体の光の利用効率が良くないので、消費電力の小さいLEDを用いたくても輝度が不足して使用できない。
【0004】
そこで明るくするため、前記のように小型電球を使用することになるが、小型化されても白熱灯であるため、発熱の問題もあってレンズ状の発光面を含む発光体が分厚なものとなり、嵩張って取り扱いが不便なものとなっていた。また、小型電球を使用しているので電池の消耗が早く、電池のメンテナンスに手間のかかるものであり、総じて不経済である。本発明はこのような従来の工事灯を、明るく、設置がやりやすく、しかも経済的なものとすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は本発明によれば、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源とを備える工事灯であって、前記発光体は、一対2個を間隔をあけて背中合わせに配置し、それぞれが前記光源を備えることにより解決される。
【0006】
また、上記の課題は本発明によれば、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源とを備える工事灯であって、前記発光体は、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、それぞれが個別に前記光源を備えるか、又は1個の光源を共通光源として備えることによって解決される。
【0007】
また、前項までの解決手段において、光源の支持手段として、制御回路等の回路を形成した回路基板を長手に形成し、光源を取り付けて該光源を発光体内の中心部に収容し、基端側は本体内に取り付けるか、あるいは、光源の支持手段として、光源自体の接続リードを長手に形成し、光源は発光体内に収容し、接続リードの端部は本体内に取り付けることによって解決することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の工事灯は、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える筒状の本体の上部に、多数の同心円の凹凸を備えた一対2個の発光体を、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置するようにしたものである。
【0009】
発光体は赤色等の透明材で形成した円盤状とし、表面は凸レンズ状の曲面、裏面は3段階の光が得られるように構成する。即ち、中心同心円部分は直接プリズム光、該中心同心円部分の外側同心円部分は一次反射光、該外側同心円部分の最終外側同心円部分は二次反射光がそれぞれ得られるように、各同心円に鋸歯状の凹凸を設け、最外周の縁を後方へ向け立ち上がらせるようにする。そして2個一対として背中合わせに組み合わせて取り付ける。
【0010】
発光体の向き、つまり光軸は筒状の本体の軸方向とは直交する向きとする。このようにすることで、発光体の裏面の同心円の鋸歯状の凹凸と併せて、内部のLED等の光源を効率よく拡散し、どの角度からでもかなりの距離から視認できるものとなる。
【0011】
発光体の2個一対を、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置する場合、それぞれ別体のものを組み合わせて使用する。
【0012】
発光体内に配置する光源は、LEDあるいは小型電球を用いる。光源の支持手段としては、制御回路等の回路を形成した回路基板を長手に形成し、光源を取り付けて該光源を発光体内の中心部に収容し、基端側は本体内に取り付けるようにしてもよいし、光源自体の接続リードを硬めな材料で長手に形成し、光源は発光体内に収容し、接続リードの端部は本体内に取り付けるようにしてもよい。
【0013】
光源を駆動する電源は、発光体の上部に上方に向けて取り付けたソーラーバッテリを利用することができる。この場合は本体内にニカド電池を備えておき、日中の日照を利用して充電し、夜間にこの電力を利用して点灯させればよい。電源としては、その他、各種電池、さらに商用電源を用いてもよい。
【0014】
【実施例】
図1から図5に本発明の実施例を示す。図1は側面断面図、図2は正面断面図、図3は側面図、図4は正面図、そして図5は上面図である。各図において、1は工事灯のベース部分である本体で、樹脂のブロー成形等の手段により円筒状に形成し、上端は開口し、下端は底面を備え、上端寄りの外周面には、工事用のコーンに取り付けるリング状の取付部1aを突出させて備える。内部には後述のニカド電池やスイッチなどが収容される。
【0015】
2は、表面は凸レンズ状にゆるい曲面が突出し、裏面には3段階の光が得られるように構成する。即ち、その中心同心円部分は直接プリズム光、該中心同心円部分の外側同心円部分は一次反射光、該外側同心円部分の最終外側同心円部分は二次反射光がそれぞれ得られるように各同心円の波状の凹凸を形成した発光体である。赤色等に着色された透明材で形成された円盤状で、裏面中央に光源を配置し、2個が前後対称に、間隔Dを設けて背中合わせに取り付けられる。詳細は後述する。
【0016】
3は発光体カバーであり、無色の透明材で形成され、前記の本体1の上部に取り付けられて内部には前記発光体2を取り付け、これを風雨から保護するようにカバーするが、発光体2の正面の発光面は窓状に開口させる。発光体カバー3の上端にはソーラーバッテリ6が上方へ向け取り付けられていて、4は該ソーラーバッテリ6を風雨から保護しカバーする透明なソーラーカバーである。
【0017】
本体1の内部には、光源の点滅等を制御する回路などが組み込まれたプリント基板からなる基板Ass’y5、ソーラーバッテリ6によって発生した電力を蓄えるための前記のニカド電池7、動作モードを切り換えるスイッチ8、などが収容される。8aはスイッチ8を操作するため本体1の下面から外部へ突出させたスイッチツマミである。
【0018】
発光体2の背面側には前記の光源としてのLED9が配置される。発光体2は、前記のように2個が前後対称に背中合わせに間隔Dを設けて取り付けられており、そのそれぞれに対してLED9が1個づつ光源として設けられる。
【0019】
図6は発光体2の詳細と、併せて光の経路を説明する断面図である。同図においては、発光体2は、一対2個を間隔Dをおいて背中合わせに配置し、それぞれが光源としてのLED9を備えるものとして例示した。
【0020】
発光体2は前記のように略円盤状であって、全周にわたり後方へ向け立ち上がらせた縁部2aを外周に備える。該縁部2aの内面端部から裏面中心に向け、断面鋸歯状の凹凸を同心円に形成した2次反射部2bが所定半径内で形成され、該2次反射部2bの端部からは階段状に傾斜させて断面鋸歯状の凹凸を同心円に形成した1次反射部2cを所定半径まで設け、該1次反射部2cの端部は前記の縁部2aの端部と同レベルまで傾斜して立ち上がり、その後急激に落ち込ませて凹部2dを設ける。凹部2dの最奥部は、断面鋸歯状の凹凸を同心円に設けた直接透過部2eとする。
【0021】
このような発光体2の中心、前記凹部2d内に光源としてLED9を、後述の支持手段を用いて配置する。LED9から発せられた光は、図6の矢印で示したように、2次反射部2bからは発光体2の表面で反射した光が該2次反射部2b内面で再び反射して光束Bとなり、1次反射部2cで反射した光はそのまま外部へ放射されて光束Cとなり、また、直接透過部2eからは直接透過した光が光束Eとして発光する。さらに、対称的に配置されたもう一つの発光体2の縁部2aからは直接透過光束Aが発光する。また、この対称的に配置されたもう一つの発光体2のその他の部分からも、直接光や反射光が発光することになる。もちろん、この対称的に配置されたもう一つの発光体2自身に設けたLED9から発せられた光も、前記説明同様の光束となって発光する。このこのように、二つのLED9の光は効率よく二つの発光体2を発光させることになる。
【0022】
LED9は前記のように発光体2の背面側、凹部2d内に位置し、その位置は最も効率よく発光体2を発光させる位置が選ばれるように取り付ける。その取付に用いる支持手段を、図10と図11に示した。両図のものは基板Ass’y5の基板として両面印刷型の基板を用いたもので、かなり長手の形状に該基板を形成し、LED9の取付部分を窓5aとして開口させ、この部分の両面に夫々LED9を取り付けて発光体2の背面に配置することで、前記のように二つのLED9の光は効率よく二つの発光体2を発光させることができる。そして、背中合わせの一対の発光体2の縁部2a先端の間隙Dを用いて下方へ貫通させ、下端を本体1内まで延設して所定部にネジ等で固定する。あるいは、一対の発光体2の縁部2aが密着させてある場合は、その一部を切り欠いて貫通させるようにする。
【0023】
あるいは、図示は省略したが、LED9のリード自体を長いリードとして発光体2の背面に配置し、リードの中間は発光体2の縁部2aの間隙Dを利用するか、又はその一部を切り欠いて貫通させ、本体1内に延設して所定部に半田付け等で固定することもできる。
【0024】
光源としてのLED9を、昼間と夜間と区別したり、間欠点灯したりする等、点灯制御する回路等は基板Ass’y5に組み込まれるが、基板内の回路や周辺の配線は、公知の技術であるので、説明を省略する。また、基板の回路を形成するパターンは、基板に対し片面に設けても、あるいは両面に設けてもよい。
【0025】
図7から図9には、工事灯の取付状態を図示した。図7はカラーコーンに取り付ける場合である。20はカラーコーンであり、工事灯10をその先端に載置するだけでよい。工事灯10には、その本体1の上方寄りの外周にリング状の取付部1aが突出させて形成してあり、その寸法形状はカラーコーン20の先端の形状寸法に適合するように設定してあるので、取付は簡単容易である。
【0026】
図8は縦パイプ30に工事灯10を取り付けた状態である。本体1の中央付近に方向自在取付金具31のバンド31bを取り付けた上で、ネジ32を縦パイプ30の外径に対し締めつけて取り付ける。また、図9は横パイプ40に工事灯10を取り付けた状態である。本体1の中央付近に方向自在取付金具31のバンド31bを取り付けた上で、方向自在取付金具31を前記図8の縦パイプ30の場合から90°回転させ、ネジ32を横パイプ40の外径に対して締めつけて取り付ける。
【0027】
このような工事灯を実際に使用するには、スイッチ8のツマミ8aを操作してオンとすれば、昼間はニカド電池7はソーラーバッテリ6によって充電されるがLED9は必要ないので消灯されるようになっている。そして夜間になると日照がないのでソーラーバッテリ6はほとんど機能せず、ニカド電池7は充電されないが、その蓄電された電力によってLED9は点灯し、工事灯として機能する。なお、LED9は間欠点灯としてもよいし、連続点灯とすることもできる。
【0028】
一方、スイッチ8のツマミ8aを操作してオフとすれば、昼間はニカド電池7はソーラーバッテリ6によって充電されるがLED9は必要ないので消灯されるようになっている。そして夜間になるとソーラーバッテリ6は機能しないのでニカド電池7は充電されず、LED9も消灯し、工事灯としては休止状態とすることができる。
【0029】
このような本発明の工事灯は、LED等の小型の光源であっても、発光体を効率的なものとしたので200m先からも視認可能なものとなった。
【0030】
前記の実施例では、発光体は、一対2個を間隔をおいて背中合わせに配置し、それぞれが光源を備えるようにしたが、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、1個の光源を共通光源として備えるようにしてもよい。ただしこの場合は2個の発光体の双方に対して効率よく発光する光源の位置を選択する必要がある。また、この場合には前記の実施例のように基板Ass’y5に用いる基板を両面印刷型とする必要なく、片面型のものを使用する。また、発光体は、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、それぞれが光源を備える構成とすることもできる。
【0031】
なお、以上の実施例では、発光手段としてLEDを用いたが、他の発光手段、例えば小型電球などであっても本発明は実施可能である。
【0032】
また、電源としてソーラーバッテリとニカド電池とを組み合わせて用いたが。乾電池や蓄電池等の電池、あるいは商用電源を用いることも可能である。
【0033】
なお、図示説明は省略したが、工事灯として当然風雨に耐える構造が配慮されていることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、発光体を発光に効率的な形状を有するものとし、発光体に対し適切な位置に光源を配置するようにし、これを表裏2面に対称的に組み合わせるように配置したので、光源がLED等の小型の光源であっても、一方の発光体の発光に寄与しない光が他方も発光体の発光に寄与するように互いに補完するようになり、360度の全方位に対し、視認可能な工事灯とすることができた。
【0035】
また、LEDを用いたために、効率的な発光体と相まって薄型に構成することができ、嵩張らずしかも低コストな経済的な工事灯とすることができる。
【0036】
また、全方位に対し、視認可能であるので、工事現場においての設置にあたり向きに対する配慮が不要なので設置が容易であり、取扱上も小型、薄型であるので能率的な作業が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例の正面断面図である。
【図3】本発明の実施例の側面図である。
【図4】本発明の実施例の正面図である。
【図5】本発明の実施例の上面図である。
【図6】本発明の発光体に、光経路を記載した断面図である。
【図7】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図8】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図9】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図10】本発明の実施例の光源支持手段の説明図である。
【図11】本発明の実施例の光源支持手段と発光体との説明図である。
【符号の説明】
1 本体
1a 取付部
2 発光体
3 発光体カバー
4 ソーラーカバー
5 基板Ass’y
6 ソーラーバッテリ
7 ニカド電池
8 スイッチ
9 LED
10 工事灯
15 ステー
20 カラーコーン
【発明の属する技術分野】
本発明は照明用器具に関し、特に屋外で行われる工事の際に使用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外の工事において、道路等に設置し、特に夜間の通行の安全や工事機械、資材などの保護などのために使用される照明器具の中、工事用バリケードや工事用カラーコーン等に取り付けて工事中であることを警告するものがある。このような工事灯は、従来、光源が小型電球1個であり、この光源の光を拡散させるレンズ状の発光体は1個であり、また発光面は片面のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため工事灯を工事現場に設置する際、発光面を通行車や通行人と対面させるための配慮をしなければならない面倒なものであり、また、発光体の光の利用効率が良くないので、消費電力の小さいLEDを用いたくても輝度が不足して使用できない。
【0004】
そこで明るくするため、前記のように小型電球を使用することになるが、小型化されても白熱灯であるため、発熱の問題もあってレンズ状の発光面を含む発光体が分厚なものとなり、嵩張って取り扱いが不便なものとなっていた。また、小型電球を使用しているので電池の消耗が早く、電池のメンテナンスに手間のかかるものであり、総じて不経済である。本発明はこのような従来の工事灯を、明るく、設置がやりやすく、しかも経済的なものとすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は本発明によれば、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源とを備える工事灯であって、前記発光体は、一対2個を間隔をあけて背中合わせに配置し、それぞれが前記光源を備えることにより解決される。
【0006】
また、上記の課題は本発明によれば、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源とを備える工事灯であって、前記発光体は、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、それぞれが個別に前記光源を備えるか、又は1個の光源を共通光源として備えることによって解決される。
【0007】
また、前項までの解決手段において、光源の支持手段として、制御回路等の回路を形成した回路基板を長手に形成し、光源を取り付けて該光源を発光体内の中心部に収容し、基端側は本体内に取り付けるか、あるいは、光源の支持手段として、光源自体の接続リードを長手に形成し、光源は発光体内に収容し、接続リードの端部は本体内に取り付けることによって解決することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の工事灯は、制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える筒状の本体の上部に、多数の同心円の凹凸を備えた一対2個の発光体を、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置するようにしたものである。
【0009】
発光体は赤色等の透明材で形成した円盤状とし、表面は凸レンズ状の曲面、裏面は3段階の光が得られるように構成する。即ち、中心同心円部分は直接プリズム光、該中心同心円部分の外側同心円部分は一次反射光、該外側同心円部分の最終外側同心円部分は二次反射光がそれぞれ得られるように、各同心円に鋸歯状の凹凸を設け、最外周の縁を後方へ向け立ち上がらせるようにする。そして2個一対として背中合わせに組み合わせて取り付ける。
【0010】
発光体の向き、つまり光軸は筒状の本体の軸方向とは直交する向きとする。このようにすることで、発光体の裏面の同心円の鋸歯状の凹凸と併せて、内部のLED等の光源を効率よく拡散し、どの角度からでもかなりの距離から視認できるものとなる。
【0011】
発光体の2個一対を、間隔をおいて、あるいは密着して背中合わせに配置する場合、それぞれ別体のものを組み合わせて使用する。
【0012】
発光体内に配置する光源は、LEDあるいは小型電球を用いる。光源の支持手段としては、制御回路等の回路を形成した回路基板を長手に形成し、光源を取り付けて該光源を発光体内の中心部に収容し、基端側は本体内に取り付けるようにしてもよいし、光源自体の接続リードを硬めな材料で長手に形成し、光源は発光体内に収容し、接続リードの端部は本体内に取り付けるようにしてもよい。
【0013】
光源を駆動する電源は、発光体の上部に上方に向けて取り付けたソーラーバッテリを利用することができる。この場合は本体内にニカド電池を備えておき、日中の日照を利用して充電し、夜間にこの電力を利用して点灯させればよい。電源としては、その他、各種電池、さらに商用電源を用いてもよい。
【0014】
【実施例】
図1から図5に本発明の実施例を示す。図1は側面断面図、図2は正面断面図、図3は側面図、図4は正面図、そして図5は上面図である。各図において、1は工事灯のベース部分である本体で、樹脂のブロー成形等の手段により円筒状に形成し、上端は開口し、下端は底面を備え、上端寄りの外周面には、工事用のコーンに取り付けるリング状の取付部1aを突出させて備える。内部には後述のニカド電池やスイッチなどが収容される。
【0015】
2は、表面は凸レンズ状にゆるい曲面が突出し、裏面には3段階の光が得られるように構成する。即ち、その中心同心円部分は直接プリズム光、該中心同心円部分の外側同心円部分は一次反射光、該外側同心円部分の最終外側同心円部分は二次反射光がそれぞれ得られるように各同心円の波状の凹凸を形成した発光体である。赤色等に着色された透明材で形成された円盤状で、裏面中央に光源を配置し、2個が前後対称に、間隔Dを設けて背中合わせに取り付けられる。詳細は後述する。
【0016】
3は発光体カバーであり、無色の透明材で形成され、前記の本体1の上部に取り付けられて内部には前記発光体2を取り付け、これを風雨から保護するようにカバーするが、発光体2の正面の発光面は窓状に開口させる。発光体カバー3の上端にはソーラーバッテリ6が上方へ向け取り付けられていて、4は該ソーラーバッテリ6を風雨から保護しカバーする透明なソーラーカバーである。
【0017】
本体1の内部には、光源の点滅等を制御する回路などが組み込まれたプリント基板からなる基板Ass’y5、ソーラーバッテリ6によって発生した電力を蓄えるための前記のニカド電池7、動作モードを切り換えるスイッチ8、などが収容される。8aはスイッチ8を操作するため本体1の下面から外部へ突出させたスイッチツマミである。
【0018】
発光体2の背面側には前記の光源としてのLED9が配置される。発光体2は、前記のように2個が前後対称に背中合わせに間隔Dを設けて取り付けられており、そのそれぞれに対してLED9が1個づつ光源として設けられる。
【0019】
図6は発光体2の詳細と、併せて光の経路を説明する断面図である。同図においては、発光体2は、一対2個を間隔Dをおいて背中合わせに配置し、それぞれが光源としてのLED9を備えるものとして例示した。
【0020】
発光体2は前記のように略円盤状であって、全周にわたり後方へ向け立ち上がらせた縁部2aを外周に備える。該縁部2aの内面端部から裏面中心に向け、断面鋸歯状の凹凸を同心円に形成した2次反射部2bが所定半径内で形成され、該2次反射部2bの端部からは階段状に傾斜させて断面鋸歯状の凹凸を同心円に形成した1次反射部2cを所定半径まで設け、該1次反射部2cの端部は前記の縁部2aの端部と同レベルまで傾斜して立ち上がり、その後急激に落ち込ませて凹部2dを設ける。凹部2dの最奥部は、断面鋸歯状の凹凸を同心円に設けた直接透過部2eとする。
【0021】
このような発光体2の中心、前記凹部2d内に光源としてLED9を、後述の支持手段を用いて配置する。LED9から発せられた光は、図6の矢印で示したように、2次反射部2bからは発光体2の表面で反射した光が該2次反射部2b内面で再び反射して光束Bとなり、1次反射部2cで反射した光はそのまま外部へ放射されて光束Cとなり、また、直接透過部2eからは直接透過した光が光束Eとして発光する。さらに、対称的に配置されたもう一つの発光体2の縁部2aからは直接透過光束Aが発光する。また、この対称的に配置されたもう一つの発光体2のその他の部分からも、直接光や反射光が発光することになる。もちろん、この対称的に配置されたもう一つの発光体2自身に設けたLED9から発せられた光も、前記説明同様の光束となって発光する。このこのように、二つのLED9の光は効率よく二つの発光体2を発光させることになる。
【0022】
LED9は前記のように発光体2の背面側、凹部2d内に位置し、その位置は最も効率よく発光体2を発光させる位置が選ばれるように取り付ける。その取付に用いる支持手段を、図10と図11に示した。両図のものは基板Ass’y5の基板として両面印刷型の基板を用いたもので、かなり長手の形状に該基板を形成し、LED9の取付部分を窓5aとして開口させ、この部分の両面に夫々LED9を取り付けて発光体2の背面に配置することで、前記のように二つのLED9の光は効率よく二つの発光体2を発光させることができる。そして、背中合わせの一対の発光体2の縁部2a先端の間隙Dを用いて下方へ貫通させ、下端を本体1内まで延設して所定部にネジ等で固定する。あるいは、一対の発光体2の縁部2aが密着させてある場合は、その一部を切り欠いて貫通させるようにする。
【0023】
あるいは、図示は省略したが、LED9のリード自体を長いリードとして発光体2の背面に配置し、リードの中間は発光体2の縁部2aの間隙Dを利用するか、又はその一部を切り欠いて貫通させ、本体1内に延設して所定部に半田付け等で固定することもできる。
【0024】
光源としてのLED9を、昼間と夜間と区別したり、間欠点灯したりする等、点灯制御する回路等は基板Ass’y5に組み込まれるが、基板内の回路や周辺の配線は、公知の技術であるので、説明を省略する。また、基板の回路を形成するパターンは、基板に対し片面に設けても、あるいは両面に設けてもよい。
【0025】
図7から図9には、工事灯の取付状態を図示した。図7はカラーコーンに取り付ける場合である。20はカラーコーンであり、工事灯10をその先端に載置するだけでよい。工事灯10には、その本体1の上方寄りの外周にリング状の取付部1aが突出させて形成してあり、その寸法形状はカラーコーン20の先端の形状寸法に適合するように設定してあるので、取付は簡単容易である。
【0026】
図8は縦パイプ30に工事灯10を取り付けた状態である。本体1の中央付近に方向自在取付金具31のバンド31bを取り付けた上で、ネジ32を縦パイプ30の外径に対し締めつけて取り付ける。また、図9は横パイプ40に工事灯10を取り付けた状態である。本体1の中央付近に方向自在取付金具31のバンド31bを取り付けた上で、方向自在取付金具31を前記図8の縦パイプ30の場合から90°回転させ、ネジ32を横パイプ40の外径に対して締めつけて取り付ける。
【0027】
このような工事灯を実際に使用するには、スイッチ8のツマミ8aを操作してオンとすれば、昼間はニカド電池7はソーラーバッテリ6によって充電されるがLED9は必要ないので消灯されるようになっている。そして夜間になると日照がないのでソーラーバッテリ6はほとんど機能せず、ニカド電池7は充電されないが、その蓄電された電力によってLED9は点灯し、工事灯として機能する。なお、LED9は間欠点灯としてもよいし、連続点灯とすることもできる。
【0028】
一方、スイッチ8のツマミ8aを操作してオフとすれば、昼間はニカド電池7はソーラーバッテリ6によって充電されるがLED9は必要ないので消灯されるようになっている。そして夜間になるとソーラーバッテリ6は機能しないのでニカド電池7は充電されず、LED9も消灯し、工事灯としては休止状態とすることができる。
【0029】
このような本発明の工事灯は、LED等の小型の光源であっても、発光体を効率的なものとしたので200m先からも視認可能なものとなった。
【0030】
前記の実施例では、発光体は、一対2個を間隔をおいて背中合わせに配置し、それぞれが光源を備えるようにしたが、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、1個の光源を共通光源として備えるようにしてもよい。ただしこの場合は2個の発光体の双方に対して効率よく発光する光源の位置を選択する必要がある。また、この場合には前記の実施例のように基板Ass’y5に用いる基板を両面印刷型とする必要なく、片面型のものを使用する。また、発光体は、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、それぞれが光源を備える構成とすることもできる。
【0031】
なお、以上の実施例では、発光手段としてLEDを用いたが、他の発光手段、例えば小型電球などであっても本発明は実施可能である。
【0032】
また、電源としてソーラーバッテリとニカド電池とを組み合わせて用いたが。乾電池や蓄電池等の電池、あるいは商用電源を用いることも可能である。
【0033】
なお、図示説明は省略したが、工事灯として当然風雨に耐える構造が配慮されていることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、発光体を発光に効率的な形状を有するものとし、発光体に対し適切な位置に光源を配置するようにし、これを表裏2面に対称的に組み合わせるように配置したので、光源がLED等の小型の光源であっても、一方の発光体の発光に寄与しない光が他方も発光体の発光に寄与するように互いに補完するようになり、360度の全方位に対し、視認可能な工事灯とすることができた。
【0035】
また、LEDを用いたために、効率的な発光体と相まって薄型に構成することができ、嵩張らずしかも低コストな経済的な工事灯とすることができる。
【0036】
また、全方位に対し、視認可能であるので、工事現場においての設置にあたり向きに対する配慮が不要なので設置が容易であり、取扱上も小型、薄型であるので能率的な作業が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例の正面断面図である。
【図3】本発明の実施例の側面図である。
【図4】本発明の実施例の正面図である。
【図5】本発明の実施例の上面図である。
【図6】本発明の発光体に、光経路を記載した断面図である。
【図7】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図8】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図9】本発明の工事灯の取付状態の説明図である。
【図10】本発明の実施例の光源支持手段の説明図である。
【図11】本発明の実施例の光源支持手段と発光体との説明図である。
【符号の説明】
1 本体
1a 取付部
2 発光体
3 発光体カバー
4 ソーラーカバー
5 基板Ass’y
6 ソーラーバッテリ
7 ニカド電池
8 スイッチ
9 LED
10 工事灯
15 ステー
20 カラーコーン
Claims (4)
- 制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、
多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、
前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源と、を備える工事灯であって、
前記発光体は、一対2個を間隔をあけて背中合わせに配置し、それぞれが前記光源を備えることを特徴とする工事灯。 - 制御回路や電源装置等を収容し、工事用取り付け対象への取り付け手段を備える、筒状の本体と、
多数の凹凸からなる光拡散手段が形成され、前記本体の軸方向と直交する方向に光軸を向け、本体上端に配置されるほぼ円盤状の発光体と、
前記発光体の円形の中心の、内面側に配置される光源と、を備える工事灯であって、
前記発光体は、一対2個を背中合わせに間隔を設けず密着させ、各発光体はそれぞれが個別に前記光源を備えるか、又は両発光体が1個の光源を共通光源として備えることを特徴とする工事灯。 - 光源の支持手段として、制御回路等の回路を形成した回路基板を長手に形成し、光源を取り付けて該光源を発光体内の中心部に収容し、基端側は本体内に取り付けたことを特徴とする請求項1、2に記載の工事灯。
- 光源の支持手段として、光源自体の接続リードを長手に形成し、光源は発光体内に収容し、接続リードの端部は本体内に取り付けたことを特徴とする請求項1、2に記載の工事灯。
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