JP2000318409A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤ

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JP2000318409A
JP2000318409A JP11126520A JP12652099A JP2000318409A JP 2000318409 A JP2000318409 A JP 2000318409A JP 11126520 A JP11126520 A JP 11126520A JP 12652099 A JP12652099 A JP 12652099A JP 2000318409 A JP2000318409 A JP 2000318409A
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Keita Rachi
啓太 良知
Daisuke Kanari
大輔 金成
Tei Higuchi
樋口  禎
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/18Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
    • B60C9/1835Rubber strips or cushions at the belt edges
    • B60C9/185Rubber strips or cushions at the belt edges between adjacent or radially below the belt plies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ベルトエッジセパレーションの問題を排除し、
耐久性の優れたタイヤを提供する。 【解決手段】 空気入りタイヤのベルトエッジクッショ
ン層を、共役ジエン単位の含有量が30%以下であるエ
チレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴムを含
むゴム100重量部に対し、メタクリル酸亜鉛を0〜1
20重量部およびカーボンブラックを0〜60重量部配
合したゴム組成物で構成し、かつ、ベルトエッジクッシ
ョン層と隣接する他部材ゴムとの間に、所定のジエン系
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムおよ
び所定の芳香族系石油樹脂を配合した接着ゴム層を介し
て接着してなる重荷重用空気入りタイヤとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重荷重用空気入り
タイヤに関し、更に詳しくは、特定の水素化NBRを含
むゴム(即ち、「共役ジエン単位の含有量が30%以下
であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和
ゴムを含むゴム100重量部に対し、メタクリル酸亜鉛
を0〜120重量部、カーボンブラックを0〜60重量
部配合し、そしてメタクリル酸亜鉛とカーボンブラック
の配合量の合計が10〜120重量部であるゴム組成
物」)を、タイヤのベルトエッジクッション層に用いた
重荷重用空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトラックやバス等に用いられる重
荷重用空気入りタイヤのベルト層は、図1に示すような
構造をしており、ベルト層4の端部は、ベルト層4とそ
の延長上のゴムとの間に剛性の不連続が生じ、そこに応
力集中が発生し易く、その結果、ベルト端部のセパレー
ションが発生するという問題があった。そこで、タイヤ
のベルト層間エッジ部に各種のゴム配合を同種のゴムを
テープ状に配置(ベルトエッジクッション層2)して、
ベルトエッジ部の耐久性を向上させることはよく知られ
ている。しかしながら、特に更正タイヤとしてリサイク
ルした場合などには、一層の長寿命化を図る必要がある
など、さらなるベルトエッジ部の耐久性の向上が求めら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明では、
前記したベルト層端部に起因する空気入りタイヤのセパ
レーションの問題を排除し、耐久性の優れた重荷重用空
気入りタイヤを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、有機繊
維コードまたはスチールコードをゴム引きしてなる少な
くとも2層のベルト層を有する重荷重用空気入りタイヤ
において、前記ベルト層端部のベルト層間に配置したベ
ルトエッジクッション層を、共投ジエン単位の含有量が
30%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和ゴムを含むゴム100重量部に対し、メタク
リル酸亜鉛を0〜120重量部およびカーボンブラック
を0〜60重量部配合し、そしてメタクリル酸亜鉛とカ
ーボンブラックの配合量の合計が10〜120重量部で
あるゴム組成物(以下、単に「水素化NBRを含むゴ
ム」という。)で構成し、かつ、上記ゴム組成物と隣接
するジエン系ゴムとの間に、(A)天然ゴム、ポリイソ
プレンゴム、ポリブタジエンゴム、共役ジエン−芳香族
ビニル共重合体ゴムから選ばれた少なくとも1種のジエ
ン系ゴムおよび(B)アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体ゴム合計100重量部に(C)平均分子量300
〜1500、軟化点50〜160℃、ヨウ素吸着量20
g/100g以上の芳香族系石油樹脂を5〜80重量部
配合したゴム組成物からなる接着ゴム層(以下、単に
「接着ゴム層」という。)を配置したことを特徴とする
重荷重用空気入りタイヤが提供される。
【0005】また、本発明に従えば、前記ベルトエッジ
クッション層のゴムが、共投ジエン単位の含有量が30
%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系
高飽和ゴムをゴムの合計量100重量部に対し、40重
量部以上含むことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ
が提供される。
【0006】また、本発明に従えば、前記接着ゴム層の
厚さが0.1〜2.0mmであることを特徴とする重荷
重用空気入りタイヤが提供される。
【0007】また、本発明に従えば、前記接着ゴム層の
ゴム(A)およびゴム(B)の重量比(A)/(B)が
90/10〜10/90であることを特徴とする重荷重
用空気入りタイヤが提供される。
【0008】更に、本発明に従えば、前記接着ゴム層
が、メタクリル酸高級エステル、トリアリルイソシアヌ
レート、メタクリル酸またはアクリル酸の金属塩、フタ
ル酸ジアリルエステル、1,2−ポリブタジエンから選
ばれる少なくとも1種の共架橋剤を含み、有機過酸化物
で架橋することを特徴とする重荷重用空気入りタイヤが
提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、空気入りタイヤにお
けるベルト層端部のベルト層間に配置したベルトエッジ
クッション層に、共投ジエン単位の含有量が30%以下
であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和
ゴム(水素化NBR)を含むゴム100重量部に対し、
メタクリル酸亜鉛を0〜120重量部およびカーボンブ
ラックを0〜60重量部配合し、そしてメタクリル酸亜
鉛とカーボンブラックの配合量の合計が10〜120重
量部であるゴム組成物(水素化NBRを含むゴム)を使
用し、かつ、当該水素化NBRを含むゴムで構成される
前記ベルトエッジクッション層と隣接するジエン系ゴム
で構成されるその他のパーツ部分との間に、(A)天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、共役
ジエン−芳香族ビニル共重合体ゴムから選ばれた少なく
とも1種のジエン系ゴムおよび(B)アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体ゴム100重量部に、(C)平均
分子量300〜1500、軟化点50〜160℃、ヨウ
素吸着量20g/100g以上の芳香族系石油樹脂を5
〜80重量部配合したゴム組成物からなる接着ゴム層
(接着ゴム層)を配置して、前記水素化NBRを含むゴ
ムで構成されるベルトエッジクッション層とジエン系ゴ
ムで構成されるパーツ部分とを強固に接着させることを
特徴としている。
【0010】本発明の水素化NBRを含むゴムには、前
記の水素化NBRを含むゴム100重量部に対して、メ
タクリル酸亜鉛を0〜120重量部、好ましくは10〜
120重量部、カーボンブラックを0〜60重量部配合
し、そしてメタクリル酸亜鉛とカーボンブラックの配合
量の合計が10〜120重量部であるゴム組成物が用い
られる。この水素化NBRを含むゴムにおいて、水素化
NBRは、より好ましくはゴムの合計配合量100重量
部のうち40重量部以上であるのがゴムの強度の点から
好ましく、これが100重量部であっても一向に問題と
ならない。また、この水素化NBRを含むゴムに配合す
るメタクリル酸亜鉛とカーボンブラックの合計配合量が
10重量部未満であると、強度が不十分となり、120
重量部を超えると硬すぎて、いずれもタイヤ破壊に通じ
ることになり、不都合となる。そして、この水素化NB
Rを含むゴムは、従来のジエン系ゴムと比較して破断強
度、耐久性、耐疲労性に優れ、低発熱性であり、かつ高
温での硬度低下が小さいため、当該水素化NBRを含む
ゴムをベルトエッジクッション層に使用することによ
り、ベルト層端部に起因するタイヤのセパレーションの
問題を排除し、耐久性を改良することができる。
【0011】前記の水素化NBR(エチレン性不飽和ニ
トリル−共役ジエン系高飽和共重合ゴム)は既に公知の
ものであり、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
などのエチレン性不飽和ニトリルと1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ぺンタジエンなどの共投ジエ
ンとの共重合体、上記の2種の単量体と共重合可能な単
量体、例えば、ビニル芳香族化合物、(メタ)アクリル
酸、アルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート、シアノアルキル(メタ)アク
リレートなどとの多元共重合体であって、具体的には、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニ
トリル−イソプレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン−イソプレン共重合ゴム、アクリロニトリル−
ブタジエン−アクリレート共重合ゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−アクリレート−メタクリル酸共重合ゴ
ム等を挙げることができる。これらのゴムは、エチレン
性不飽和ニトリル単位を30〜60重量%含み、共役ジ
エン単位の部分水素化等の手段により共投ジエン単位を
30重量%以下、好ましくは20重量%以下としたもの
である。
【0012】当該水素化NBRに対して前記のメタクリ
ル酸亜鉛(ジメタクリル酸亜鉛の形になっているものを
含む)および/またはカーボンブラックを混合する方法
は特に限定されないが、通常ゴム工業において用いられ
るロール、バンバリー、ニーダー、1軸混練機、2軸混
練機などの混合機を使用することができる。
【0013】また、水素化NBRにメタクリル酸亜鉛を
混合する方法としては、水素化NBRに直接メタクリル
酸亜鉛を混合する方法のほかに、先ず水素化NBRに酸
化亜鉛、炭酸亜鉛などの亜鉛化合物を配合し、十分に分
散させた後、メタクリル酸を混合または吸収させ、ポリ
マー中でメタクリル酸亜鉛を生成させる方法を採っても
よく、この方法は、メタクリル酸亜鉛の非常に良い分散
が得られるので好ましい。また、水素化NBRにメタク
リル酸亜鉛と亜鉛化合物が予め分散されている組成物を
用いるのも好ましく、これは日本ゼオン(株)製の「Z
SC」(商標名)シリーズ、例えばZSC2295、Z
SC2295N、ZSC2395、ZSC2298など
として入手可能である。
【0014】また、水素化NBRを含むゴムは、架橋剤
として配合した有機過酸化物によって架橋されているこ
とが好ましい。有機過酸化物としては、通常のゴムの過
酸化物加硫に使用されているものを使用することができ
る。例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−モノ(t−ブチルパ−
オキシ)ヘキサン、α,α′−ビス(t−ブチルパーオ
キシ−m−イソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。
これらの有機過酸化物は、1種または2種以上を使用
し、ゴム100重量部に対して0.2〜10重量部、好
ましくは0.2〜6重量部配合することが望ましい。
【0015】この水素化NBRを含むゴムには、他の充
填剤、例えばシリカ、炭酸カルシウム、タルクなどや、
トリアリルイソシアヌレート、メタクリル酸の高級エス
テル、フタル酸ジアリルエステル、m−フェニレンビス
マレインイミド、1,2−ポリブタジエンなどの架橋助
剤、その他ゴム工業で一般的に用いられている可塑剤、
老化防止剤、安定剤、接着剤、樹脂、加工助剤などを適
宜配合してもよい。
【0016】本発明に従えば、前記水素化NBRを含む
ゴムで構成されるベルトエッジクッション層と隣接する
他のパーツ部分のジエン系ゴム層との間の接着性を向上
させるために、(A)天然ゴム、ポリイソプレンゴム、
ポリブタジエンゴム、共役ジエン−芳香族ビニル共重合
体ゴムから選ばれた少なくとも1種のジエン系ゴムと
(B)アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムを配
合し、その(A)+(B)合計100重量部に対して
(C)平均分子量300〜1500、軟化点50〜16
0℃、ヨウ素吸着量20g/100g以上の芳香族系石
油樹脂を5〜80重量部配合した接着ゴム層を介して接
着させることが必要である。前記(A)+(B)合計1
00重量部に対する前記(C)の芳香族系石油系樹脂の
配合量が5重量部未満であると接着力が低下し、また、
80重量部を超えると発熱が大きく、そのいずれの場合
にもタイヤ破壊に通ずることになるので上記(C)の配
合量以外では好ましくない。
【0017】前記接着ゴム層に含まれる(A)ジエン系
ゴムと(B)アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴ
ムの配合比は、(A):(B)=10:90〜90:1
0であることが接着力の点で好ましい。この配合比の範
囲を超えると接着力が低下する。また、接着ゴム層の厚
さは、0.1〜2.0mmとするのが良く、より好まし
くは0.2〜0.8mmとする。この厚さが0.1mm
より薄いと、生産時に接着ゴム層に切れが発生するな
ど、加工が困難であり、また、2.0mmより厚いと、
通常走行では問題とならないものの、長時間走行におい
てこの接着ゴム層が発熱し、接着層が破壊するので好ま
しくない。
【0018】前記接着ゴム層は、更に、メタクリル酸高
級エステル、トリアリルイソシアヌレート、メタクリル
酸またはアクリル酸の金属塩、フタル酸ジアリルエステ
ル、1,2−ポリブタジエンから選ばれる少なくとも1
種の共架橋剤を含み、有機過酸化物で架橋することが一
層好適である。
【0019】また、この接着ゴム層を構成するゴム組成
物には、前記(C)芳香族系石油樹脂の他に、一般的に
ゴムに配合される配合剤、例えば、カーボンブラック、
シリカ、タルクなどの充填剤、老化防止剤、可塑剤、加
工助剤、樹脂、接着剤、架橋助剤、加硫促進剤、粘着付
与剤などを適宜配合してもよい。
【0020】本発明によれば、図1に示されるように、
ベルト層4端部のベルト層4間に配置したベルトエッジ
クッション層2を水素化NBRを含むゴムで構成する。
特に、ベルトエッジクッション層2は、互いにコード角
度が交差したベルト層4間に挿入するのが好ましい。さ
らにこのベルトエッジクッション層2を構成する水素化
NBRを含むゴムとベルトエッジクッション層2に隣接
するパーツ部材のベルトコートゴムやトレッドゴム等の
ジエン系ゴムとの間に特定の接着ゴム層3を介すること
により、水素化NBRを含むゴムとジエン系ゴムとを強
固に接着させる。接着ゴム層3は、押し出し成形したベ
ルトエッジクッションゴム層2に本発明の接着ゴムシー
トを貼り合わせたり、ベルトエッジクッションゴムと接
着ゴムを同時に押し出して作製してもよい。
【0021】また、ベルト層4としては、スチールコー
ドの他に有機繊維コードを使用することもできる。この
有機繊維コードとしては、例えば、芳香族ポリアミド繊
維コード(アラミド繊維コード)、ナイロン繊維コー
ド、ポリエステル繊維コード、ポリアリレート繊維コー
ド、ポリビニルアルコール繊維コード、レーヨン繊維コ
ード、アクリル繊維コードなどを挙げることができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。以下の各例に用いた試験タイ
ヤは、次のように作製した。
【0023】試験タイヤの作成 下記表1に示した配合組成(ゴムA〜ゴムF)からなる
厚さ0.8mmの接着ゴム層および下記表2に示す配合
のベルトエッジクッション層を作製し、ベルトエッジク
ッション層2の両面に接着ゴム層3を積層させたもの
を、図1に示すように、重荷重用空気入りタイヤ1のベ
ルト層端部のベルト層4間に配置した試験タイヤ(サイ
ズ:275/70R22.5)を作成し、以下の試験に
供した。なお、表1および表2の配合量は全て重量部で
表され、図1において、4のベルト層は1番〜4番のス
チールベルトを使用し、6はカーカスを示す。
【0024】耐ベルトエッジセパレーション性 各試験タイヤをリムサイズ22.5×8.25のリムに
装着し、空気圧を900kPaとして、ドラム径170
7mmの室内ドラム試験機にて、速度を45km/hと
し、規定荷重3150kgに対して140%(4410
kg)の荷重を負荷させて走行させ、ベルトエッジ部が
セパレーションを発生するまでの走行距離を比較例1
(従来配合)のタイヤを100とした指数で示した。こ
の数値が大きい程、耐ベルトエッジセパレーション性が
優れている。
【0025】
【表1】
【0026】NR:RSS#3 NBR:Nipol DN401、日本ゼオン社 芳香族系石油樹脂:FR−120、富士興産社 共架橋剤:TAIC、日本化成社 有機過酸化物(40%希釈品):パーカドックス14/
40、化薬アクゾ社 硫黄:不溶性硫黄 加硫促進剤(CZ):ノクセラーCZ−G、大内新興化学工
業社 加硫促進剤(TOT-N) :ノクセラーTOT−N、大内新興
化学工業社
【0027】
【表2】
【0028】NR:RSS#3 HNBR(水素化NBR):Zetpol 2020、
日本ゼオン社、共投ジエン単位の含有量約10% HAFカーボンブラック:シースト300、東海カーボ
ン社 亜鉛華:酸化亜鉛3種、正同化学工業社 ステアリン酸:ビーズステアリン酸、日本油脂社 老化防止剤1:ノクラック6C、大内新興化学工業社 老化防止剤2:ノクラック224、大内新興化学工業社 老化防止剤3:ナウガード445、ユニロイヤル社 架橋剤:パーカドックス14/40、化薬アクゾ社 共架橋剤:TAIC、日本化成社 硫黄:クリステックスHSOT 20、フレキシス社 加硫促進剤:ノクセラーDZ−G、大内新興化学工業社
【0029】上記表2に示すように、ベルトエッジクッ
ション層を従来配合とした比較例1およびベルトエッジ
クッション層を水素化NBRを含むゴムであるが接着ゴ
ム層を配置しなかった比較例2に比べて、本発明の実施
例1〜8のタイヤは、いずれも耐ベルトエッジセパレー
ション性の良好な結果が得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明に従って、重荷重用空気入りタイ
ヤにおけるベルトエッジクッション層に所定の水素化N
BRを含むゴムを用い、かつその水素化NBRを含むゴ
ムと隣接する他のゴムからなるパーツとの間の接着層に
所定の接着ゴム層を用いることによって、ベルト層端部
に起因する空気入りタイヤのベルトエッジセパレーショ
ンの問題を排除し、耐久性の優れたタイヤを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重荷重用空気入りタイヤのベルトエッジクッシ
ョン層を所定のゴム材で構成したタイヤの子午線方向部
分断面図である。
【符号の説明】
1 重荷重用空気入りタイヤ 2 ベルトエッジクッション層 3 接着ゴム層 4 ベルト層 5 カーカス層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 7/00 C08L 7/00 9/00 9/00 9/02 9/02 //(C08L 9/00 57:02) Fターム(参考) 4J002 AC01W AC03W AC06W AC07X AC08W AC111 BA013 DA037 EG046 FD017 FD206 GN01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機繊維コードまたはスチールコードを
    ゴム引きしてなる少なくとも2層のベルト層を有する重
    荷重用空気入りタイヤにおいて、前記ベルト層端部のベ
    ルト層間に配置したベルトエッジクッション層を、共投
    ジエン単位の含有量が30%以下であるエチレン性不飽
    和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴムを含むゴム100
    重量部に対し、メタクリル酸亜鉛を0〜120重量部お
    よびカーボンブラックを0〜60重量部配合し、そして
    メタクリル酸亜鉛とカーボンブラックの配合量の合計が
    10〜120重量部であるゴム組成物で構成し、かつ、
    上記ゴム組成物と隣接するジエン系ゴムとの間に、
    (A)天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエン
    ゴム、共役ジエン−芳香族ビニル共重合体ゴムから選ば
    れた少なくとも1種のジエン系ゴムおよび(B)アクリ
    ロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム合計100重量部
    に(C)平均分子量300〜1500、軟化点50〜1
    60℃、ヨウ素吸着量20g/100g以上の芳香族系
    石油樹脂を5〜80重量部配合したゴム組成物からなる
    接着ゴム層を配置したことを特徴とする重荷重用空気入
    りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記ベルトエッジクッション層のゴム
    が、共投ジエン単位の含有量が30%以下であるエチレ
    ン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和ゴムをゴムの
    合計量100重量部に対し、40重量部以上含むことを
    特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記接着ゴム層の厚さが0.1〜2.0
    mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記接着ゴム層のゴム(A)およびゴム
    (B)の重量比(A)/(B)が90/10〜10/9
    0であること特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記接着ゴム層が、メタクリル酸高級エ
    ステル、トリアリルイソシアヌレート、メタクリル酸ま
    たはアクリル酸の金属塩、フタル酸ジアリルエステル、
    1,2−ポリブタジエンから選ばれる少なくとも1種の
    共架橋剤を含み、有機過酸化物で架橋することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の重荷重用空気
    入りタイヤ。
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