JP2000318265A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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JP2000318265A
JP2000318265A JP11127911A JP12791199A JP2000318265A JP 2000318265 A JP2000318265 A JP 2000318265A JP 11127911 A JP11127911 A JP 11127911A JP 12791199 A JP12791199 A JP 12791199A JP 2000318265 A JP2000318265 A JP 2000318265A
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Akira Hashinashi
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常動作モードに移行する機会を少なくし、
装置の消費電力を低減できるようにする。 【解決手段】 通常動作モードの他に予熱モード、スリ
ープモード等の電力消費を抑える少なくとも1つ以上の
省電力モードを設け、省電力モード時には記録すべき画
像データの受信(ないし入力)が生じた時(ステップS
12)、装置の省電力モードを維持したまま、受信デー
タを画像メモリに保持する(ステップS14)。そして
操作部などからユーザーによる複写動作、またはプリン
ト動作が指示され(ステップS15)、装置がプリント
アウト可能状態に移行した場合にこの機会を利用して画
像メモリに保持された受信データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録手段を有
し、この画像記録手段による画像記録出力の可能な通常
動作モード以外に電力消費を抑える少なくとも1つ以上
の省電力モードを有する画像処理装置、およびその制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、単機能の画像処理装置だけではな
く、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能など
複数の画像処理機能を統合した画像処理装置として、デ
ジタル複合機などと呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】この種の装置では、コピー機能やプリンタ
機能は、操作部からの指示入力やパソコンなどのホスト
コンピュータからの指示入力によりコピー、プリントが
実行され、またファクシミリ手順により原稿を受信した
場合は原稿受信時に記録出力するようになっている。記
録出力(以下単にプリント、プリントアウトなどともい
う)に用いられる記録方式としては種々のものが用いら
れているが、この種のデジタル複合機では電子写真方式
が多く用いられている。
【0004】この種の画像処理装置は、たとえば図8に
示すように構成されている。図8において符号3はたと
えば電子写真方式などにより構成されたプリンタエンジ
ンである。
【0005】プリンタエンジン3により記録すべき画像
は、原稿搬送部および光学読取装置などから構成された
スキャナ4で読み取られた(コピー動作の場合)ものの
ほか、ファクシミリインターフェース9からファクシミ
リ手順により受信したファクシミリ画像、ネットワーク
インターフェース10やパラレルインターフェース11
からEメールプロトコルその他の任意のネットワークプ
ロトコルを介して受信した文字、図形、イメージその他
のデータから生成された画像である。ファクシミリイン
ターフェース9は公知の公衆回線インターフェース、変
復調器などから構成される。ネットワークインターフェ
ース10はイーサネット(登録商標)などのネットワー
クインターフェースから構成される。また、パラレルイ
ンターフェース11は直接ホストコンピュータなどを接
続するためのもので、たとえばIEEE1284(US
B、IEEE1394などのバスでもよい)インターフ
ェースなどから構成される。
【0006】装置全体の動作はメインCPUであるCP
U1により制御される。上記の各インターフェース9〜
11を用いた通信に必要なプロトコル変換、データ形式
(エンコード、デコード)などの変換はこのCPU1、
あるいは各インターフェース9〜11に内蔵されたハー
ドウェアにより処理される。
【0007】CPU1はROM5に格納されたプログラ
ムに応じ、RAM6をワークエリアとして用いて装置全
体の制御を行なう。処理すべき画像データは画像メモリ
7を用いてバッファリングされる。
【0008】装置の各部への電源供給は、商用交流電源
を各部が必要とする所定電圧の直流に変換するスイッチ
ング電源などから構成された電源部8によって行なわれ
る。
【0009】また、装置をマニュアル操作したり、動作
モード設定などを行なうコンソールとして、表示器や各
種キーボードにより構成された操作部17が設けられ
る。また、通常、操作部17には、装置のモードを後述
のスリープモードから予熱モードに移行させるための予
熱ボタンが設けられる。この予熱ボタンには装置が予熱
モードか否かを表示するための予熱インジケータが内蔵
される。
【0010】ところで、この種の複合機においては省エ
ネルギー運転をするために、予熱モード、スリープモー
ド等の省電力モードを持つものが多い。たとえば、電子
写真方式などによるプリンタエンジン3の場合は、熱定
着などにより画像の定着を行なう定着器31(あるいは
用紙搬送のためのモータなど)の消費電力の大きな部材
が含まれており、これらを常時駆動しておくことは好ま
しくないためである。
【0011】このような電源制御を行なうために、メイ
ンCPUのほかに状態監視用のCPU2(その制御プロ
グラムはROM15に格納され、RAM16をワークエ
リアとして用いる)を設ける構成が知られている。
【0012】図7は、上記のような構成における通常動
作モード、予熱モード、スリープモード等の省電力モー
ドの仕様の例を示している。
【0013】図7において、予熱モード(図7中段)は
消費電力を抑え、かつウォームアップタイムを短くする
ために設けられるものである。プリンタエンジン3の定
着器31はプリントアウト可能温度よりも低い温調(温
度調整)温度で待機し、さらに予熱インジケータを除く
操作部17の各種インジケータや表示器の表示を消灯
し、電力の消費を抑える。
【0014】コピーやプリント動作を行なう場合(図7
上段)は、操作部17や外部のホストコンピュータから
ネットワークインターフェース10、パラレルインター
フェース11などを介して指示入力があった時点で、ま
たファクシミリの場合は、ファクシミリインターフェー
ス9によるファクシミリ受信のあった時点で予熱モード
を解除し定着器31の温度をプリントアウト可能な温度
に上昇させ、プリンタエンジン3によりコピー、プリン
ト動作、あるいはファクシミリ受信で実行すべき画像デ
ータの記録出力を行なう。
【0015】スリープモード時(図7下段)には、電源
部8から状態監視用のCPU2(およびその周辺回路)
のみが通電されており、その他の装置に電力を供給する
DC電源等は停止状態で待機しており、コピーやプリン
トアウトの場合はユーザーがプッシュスイッチ等により
電源ONの指示を行い、指示入力があった時点で状態監
視用のCPU2が電源部8の主電源供給を起動し、コピ
ー動作やプリント動作を行う。またファクシミリの場合
は、状態監視用のCPU2がファックスの着信信号によ
り各部の電源を立ち上げ、プリントアウトする。
【0016】上記の予熱モード、スリープモードは、所
定期間、各種指示入力が無い場合に予熱モード、スリー
プモードと段階的に移行すべくあらかじめプログラムさ
れている。なお、いわゆるサーフ定着器のように予熱時
間が短かくて済むような部材を用いた機種の中には予熱
モードの設定が無く、通常動作モードから即座にスリー
プモードに移行するものもある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来構成
では、予熱モード時にファクシミリ受信すると、装置を
プリントアウト可能状態にするためにプリンタエンジン
3の定着器31の温度を上昇させ、プリントアウトを行
い、その後所定の時間が経過し予熱モードに入るまで
は、プリント可能な定着器温度が維持される。
【0018】また、スリープモード時には、操作部17
からの指示入力(プリントを命令するもの)や、ファク
シミリの着信信号の受信により電源部8の起動が行われ
るとともに、定着器31の温度を上昇させプリンタエン
ジン3をプリントアウト可能な状態にする。
【0019】たとえば、図5は、予熱モードから通常動
作モードにおけるプリントアウトを実行する際の従来の
制御の様子を示している。予熱モード定着器31の温度
を通常よりも低い温度に制御して消費電力を落し(ステ
ップS51)、その後イベント待ちのループ(ステップ
S52)において操作部17からの指示入力(プリント
を命令するもの)や、回線からファクシミリインターフ
ェース9へのファクシミリの着信信号の受信を待ち、こ
のようなイベントが発生した場合にプリントアウトを実
行する。この時装置は通常動作モードに移行し、定着器
31は定着可能な温度に制御される。また、所定時間以
上指示入力やファクシミリ着信のようなイベントが発生
しなかった場合(ステップS53)は、スリープモード
に移行する。
【0020】図6は、スリープモードから通常動作モー
ドにおけるプリントアウトを実行する際の従来の制御の
様子を示している。スリープモードではまず状態監視用
のCPU2以外の部材への電源部8からの電源供給をオ
フとし(ステップS61)、その後イベント待ちのルー
プ(ステップS62)において操作部17からの指示入
力(プリントを命令するもの)や、回線からファクシミ
リインターフェース9へのファクシミリの着信信号の受
信を待ち、このようなイベントが発生した場合に状態監
視用のCPU2以外の部材への電源部8からの電源供給
を開始し(ステップS63)、プリンタエンジン3によ
るプリントアウトを実行する。
【0021】以上のように、この種の装置では、頻繁に
機械の使用が行われない場合でも、一度ファクシミリの
着信信号(あるいはネットワークインターフェース1
0、パラレルインターフェース11を介した画像データ
受信)が生じると、前述の立ち上げシーケンスにしたが
って装置が通常動作モードで起動され、電力の消費が起
きる。
【0022】さらに、プリントアウト可能な状態から、
より電力消費の少ない予熱モード、スリープモードに入
るまでに次のファクシミリを受信したり、予熱モード、
スリープモードに入ってまもなく次のファクシミリを受
信したりすると、常時定着器が高い温調温度で制御さ
れ、電力を消費することになるので、1日を通じての総
消費電力を低減することが難しい。
【0023】そこで本発明の課題は、できるかぎり通常
動作モードに移行する機会を少なくし、装置の消費電力
を低減できるようにすることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、データ入力手段、および画像記録
手段を有し、データ入力手段から入力された画像データ
を前記画像記録手段で記録するとともに、前記画像記録
手段による画像記録出力の可能な通常動作モード以外に
電力消費を抑える少なくとも1つ以上の省電力モードを
有する画像処理装置、およびその制御方法において、前
記省電力モード時に前記画像記録手段により記録出力す
べき前記データ入力手段から画像データが入力された
際、前記省電力モードを維持したまま受信データを画像
メモリに保持し、その後、装置が当該画像データの入力
とは異なる要因に応じて前記通常動作モードに移行した
際に前記画像メモリに保持された画像データを前記画像
記録手段により記録出力させる構成を採用した。
【0025】あるいはさらに、前記データ入力手段がフ
ァクシミリ通信手段であり、前記画像データを前記ファ
クシミリ通信手段を介してファクシミリ手順により入力
する構成を採用した。
【0026】あるいはさらに、前記データ入力手段がネ
ットワーク通信手段であり、前記画像データを前記ネッ
トワーク通信手段を介して所定の通信プロトコルにより
入力する構成を採用した。
【0027】あるいはさらに、前記データ入力手段がホ
スト装置と接続するための所定インターフェース手段で
あり、前記画像データを所定インターフェース手段を介
して入力する構成を採用した。
【0028】あるいはさらに、前記通常動作モードへ移
行する際の前記画像データの入力とは異なる要因が、操
作手段で行われた他の画像データの記録出力を指示する
指示入力である構成を採用した。
【0029】あるいはさらに、前記通常動作モードへ移
行する際の前記画像データの入力とは異なる要因が、前
記データ入力手段を介して到来した他の画像データの記
録出力を指示する指示入力である構成を採用した。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。以下では、デジタル複合機の
構成および制御を例示するが、ハードウェア構成は図8
に示したものと同一であるものとする。
【0031】本実施形態のデジタル複合機は予熱モー
ド、スリープモード等の電力消費を抑える少なくとも1
つ以上の省電力モードを有するものとし、各省電力モー
ド時に記録すべき画像データの受信(ないし入力)が生
じた時(たとえばファクシミリを受信した場合)、装置
の省電力モードを維持したまま、受信データを画像メモ
リ7に保持する。そして操作部17などからユーザーに
よる複写動作、またはプリント動作が指示され、装置が
プリントアウト可能な通常動作モードに復帰した場合
に、この機会を利用して画像メモリ7に保持された受信
データを出力する。
【0032】これにより、省電力モード時のデータ入力
に際して、プリントアウト可能な通常動作モードへの立
ち上げ回数を減らすことができ、電力消費を低減でき、
また、予熱モード、スリープモードなどの省電力モード
に入ってまもなく次のファクシミリを受信した場合で
も、省電力モードを維持することができ、従来のように
常時定着器が高い温調温度で制御されて電力を消費する
ことがなく、1日を通じての総消費電力量を低減するこ
とが可能となる。
【0033】以下では、省電力モードとして上述の予熱
モードと、スリープモード(図7参照)を考え、これら
についてそれぞれ制御例を示す(後述の図1、図2)。
【0034】まず、図3に本発明の通常動作モード(プ
リント可能状態)、予熱モードおよびスリープモードの
各モードで動作する時の消費電力量を示す。
【0035】図3において、装置のパワースイッチなど
を投入することなどによる装置電源ONによって、電源
部8からプリンタエンジン3の定着器31などに給電
し、プリントアウト可能な温度まで上昇させ、装置全体
が立ち上がり、通常動作モード(プリントアウト可能状
態)に移行する。
【0036】このプリントアウト可能状態から所定の時
間が経過する(不図示のタイマなどの計時による)と、
定着器31の温調温度を下げ、省電力モードである予熱
モードに移行する。この予熱モードでは、操作部17の
電源は予熱ボタン(予熱インジケータ)以外はオフとす
る(予熱インジケータは点灯)。
【0037】予熱モードから更に所定時間経過すると、
状態監視用のCPU2のみONし、それ以外の部材への
電源部8からの電源供給をOFFするスリープモードに
移行する。すなわち、スリープモードは予熱モードより
もさらに深い省電力モードである。
【0038】以上の各モードにおいて、消費される電力
は、立ち上げ時、通常動作モード(プリントアウト可能
状態)、予熱モード、スリープモードの順で小さくな
る。
【0039】操作部17からのユーザー指示によるコピ
ー動作またはパソコン等からのプリント動作が指示され
た場合は、従来同様、即座に省電力モードを解除し、通
常動作モード(プリントアウト可能状態)に装置を立ち
上げ、プリンタエンジン3によりプリントアウトを実行
する。
【0040】また、予熱モード、およびスリープモード
からプリントアウト動作を行う場合はプリンタエンジン
3の定着器31をプリントアウト可能温度に加熱しなく
てはならないため、立ち上げ時の電力が必要となり、電
力の消費が大きくなる。たとえば、図4は、予熱モード
からプリント動作を行ったときの消費電力量を示してお
り、ここでは予熱モードから起動が起き、プリントを行
なった後、予熱モード〜スリープモードへと状態が遷移
している。
【0041】各省電力モードでの画像入力時の動作の一
例として、ファクシミリ受信時の動作について説明す
る。
【0042】図1は省電力モードとしての予熱モードで
の制御例をフローチャートとして示している。以下に示
すフローチャートでは、図示の手順はCPU1またはC
PU2の制御プログラムとして適宜ROM5、ないしR
OM15に分割して格納されるものとする。
【0043】図1において、予熱モードに入ると、定着
器31の温度を通常の定着可能な温度よりも下げ(ステ
ップS11)、イベント待ちのループ(ステップS1
2、S13)に入る。ここでファクシミリを受信すると
(ステップS12)、即座にプリントアウト動作に移行
するのではなく、受信データを画像メモリ7に保持し
(ステップS14)、指示入力が無ければ(ステップS
15)そのまま予熱状態を維持する。
【0044】受信データの画像メモリ7への保持後、操
作部17で指示入力があった場合は、図4に相当する手
順で、予熱モードから通常動作モードへの起動が行なわ
れ、操作部17での指示入力にしたがってプリンタエン
ジン3によるプリントを実行し(ステップS16)、さ
らに画像メモリ7に保持していた受信データをプリント
する(ステップS17)。
【0045】また、イベント待ち(ステップS13)に
おいて所定時間以上操作部17から指示入力が無ければ
さらにスリープモードに移行する。
【0046】図2は、省電力モードとしてのスリープモ
ードにおける制御例をフローチャートとして示してい
る。
【0047】図2において、スリープモードに入ると、
状態監視用のCPU2以外の部材への電源部8からの電
源供給を停止し(ステップS21)、イベント待ちのル
ープ(ステップS22、S23)に入る。ここでファク
シミリを受信すると(ステップS22)、即座にプリン
トアウト動作に移行するのではなく、受信データを画像
メモリ7に保持し(ステップS24)、指示入力が無け
れば(ステップS25)そのままスリープモードを維持
する。
【0048】受信データの画像メモリ7への保持後、操
作部17で指示入力があった場合は、図4に相当する手
順で、予熱モードから通常動作モードへの起動が行なわ
れ、操作部17での指示入力にしたがってプリンタエン
ジン3によるプリントを実行し(ステップS26)、さ
らに画像メモリ7に保持していた受信データをプリント
する(ステップS27)。
【0049】また、イベント待ち(ステップS23)に
おいて操作部17から指示入力があった場合は、状態監
視用のCPU2以外の部材への電源部8からの電源供給
を開始し、通常動作モード(プリント可能状態)に戻
る。
【0050】なお、図1、図2のファクシミリ受信(ス
テップS14、S24)においては、ファクシミリイン
ターフェース9が回線からの呼出信号により起動し、D
MA転送などを利用して画像メモリ7へ受信データを直
接格納するものとする。この時、CPU1は起動せず、
CPU1の制御なしに受信データの画像メモリ7への保
持が行なわれる。この画像受信(入力)においては、も
ちろんファクシミリインターフェース9や画像メモリ7
の周辺への電源供給はCPU2の制御の元で適宜行なわ
れるものとする。
【0051】また、図1、図2では装置への画像の入力
形態としてファクシミリインターフェース9を介したフ
ァクシミリ受信を示したが、ネットワークインターフェ
ース10やパラレルインターフェース11を介して所定
のプロトコルによりプリンタエンジン3で記録すべき画
像が入力される場合においても同様の処理を行なうこと
ができる。
【0052】以上に示したように、本実施形態によれ
ば、省電力モード時にファクシミリ受信などにより記録
すべき画像が入力された時、特に指示入力が無い場合
は、その受信データを画像メモリ7に保存するだけで、
プリンタエンジン3によるプリントアウトを即座には実
行せず、受信時の省電力モード(図1では予熱モード、
図2ではスリープモード)を維持する。
【0053】そして、画像メモリ7に保存された受信
(入力)データは、ユーザーによるコピー動作、または
パソコンなどからプリント動作が指示され、通常動作モ
ード、つまり、プリントアウト可能な状態に装置を立ち
上げた機会を利用して、画像メモリ7から読み出して、
プリンタエンジン3で記録可能な適当な形式に展開し、
プリントアウトすることができる。
【0054】したがって、本実施形態によれば、省電力
モード(予熱モードないしスリープモード)時にファク
シミリ受信など記録すべき画像の入力が行われても、通
常動作モード(プリントアウト可能状態)への立ち上げ
回数を減らすことができ、図6に示したような従来の通
常動作モードへの起動がファクシミリ受信などの記録す
べき画像入力を契機として毎回生じないため、電力消費
を大きく低減できる、という優れた効果がある。
【0055】さらに、省電力モード(予熱モード、スリ
ープモード)に入って間もなく次の画像入力が起きた場
合でも、省電力モードを維持することができるので、従
来のように、長時間に渡って定着器が高い温調温度に制
御されてしまう事態を回避することができ、電力消費を
大きく低減でき、運用中、1日を通じての総消費電力量
を低減することが可能となる。
【0056】以上の実施形態では、画像データがファク
シミリインターフェース9を介して受信された際の制御
を示したが、その他の画像入力インターフェース、たと
えばネットワークインターフェース10やパラレルイン
ターフェース11から画像入力が行なわれた場合でも同
様の制御を行なうことができるのはいうまでもない。つ
まり、これらのインターフェースが記録出力の即時性が
要求されないようなものであればあるほど本発明の制御
を実施する有用性は増すことになる。
【0057】また、以上では、通常動作モードへの復帰
が操作部17で行なわれる他の記録データの記録出力の
指示操作である旨説明したが、この通常動作モードへの
復帰の要因は他の要因であってもかまわない。たとえ
ば、ファクシミリインターフェース9によるファクシミ
リ受信の際に上記のように画像メモリ7に受信データを
保持し、ネットワークインターフェース10やパラレル
インターフェース11を介して外部のホスト装置(パソ
コンなど)から、ファクシミリ受信データとは異なる他
の記録データの記録出力の指示命令が到来した際に生じ
る通常動作モードへの復帰の機会を利用して画像メモリ
7に保持した受信データを記録出力するようにしてもよ
い。
【0058】また、以上では、デジタル複合機の構成を
示したが、本発明はデジタル複合機のみならず、他の形
態の画像処理装置に実施できるのはいうまでもない。た
とえば、ファクシミリインターフェースのみ有するファ
クシミリ専用機などにおいても実施できる。あるいは、
本発明は、パーソナルコンピュータのような汎用の端末
にFAXモデムやネットワークインターフェース、プリ
ンタなどを外付け/内蔵し、画像データを各種インター
フェースを介して入力し、プリンタにより記録出力する
ような構成においても実施することができる。その場
合、本発明の制御プログラムは、前述のメモリ回路18
のみならず、ハードディスク、フロッピー(登録商標)
ディスク、光ディスク、光磁気ディスクやメモリカード
などのあらゆるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
格納して供給することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、省電力モード時に画像記録手段により記録出
力すべきデータ入力手段から画像データが入力された
際、省電力モードを維持したまま受信データを画像メモ
リに保持し、その後、装置が当該画像データの入力とは
異なる要因に応じて通常動作モードに移行した際に画像
メモリに保持された画像データを画像記録手段により記
録出力させる構成を採用しているので、記録すべき画像
の入力があっても、直ちに出力を行うことがなく、他の
要因による通常動作モードへの復帰の機会を利用して記
録出力を行なうので、通常動作モードへの立ち上げ回数
を減らすことができ、従来のような通常動作モードへの
起動が受信などの記録すべき画像入力を契機として毎回
生じないため、電力消費を大きく低減できる、という優
れた効果がある。
【0060】前記画像入力は、ファクシミリ通信手段、
ネットワーク通信手段、あるいはホスト装置と接続する
ための所定インターフェース手段などを介して行うこと
ができ、その場合、当該画像データの入力とは異なる要
因による通常動作モードへの復帰の機会を利用して入力
画像の記録出力を行なうことができる。
【0061】また、通常動作モードへ移行する際の前記
画像データの入力とは異なる要因は、操作手段で行われ
た他の画像データの記録出力を指示する指示入力や、デ
ータ入力手段を介して到来した他の画像データの記録出
力を指示する指示入力である構成とすることができ、任
意の操作入力やデータ入力手段を介して到来した記録命
令に応じて生じる通常動作モードへの復帰の機会を利用
して入力画像の記録出力を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の省電力モードにおける制御例の一例と
して予熱モードにおけるファクシミリ受信に係る制御を
示したフローチャート図である。
【図2】本発明の省電力モードにおける制御例の一例と
してスリープモードにおけるファクシミリ受信に係る制
御を示したフローチャート図である。
【図3】本発明が実施される画像処理装置における通常
動作モード、予熱モード、スリープモードにおける電力
消費量を示した線図である。
【図4】本発明の実施される装置における予熱モードか
ら通常動作モードへの移行時の電力消費量を示した線図
である。
【図5】従来の予熱モードから通常動作モードへの起動
の様子を示したフローチャート図である。
【図6】従来のスリープモードから通常動作モードへの
起動の様子を示したフローチャート図である。
【図7】従来の通常動作モード、予熱モード、スリープ
モードの動作仕様の一例を示した表図である。
【図8】従来および本発明が対象とする画像処理装置の
構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 CPU 3 プリンタエンジン 4 スキャナ 5 ROM 6 RAM 7 画像メモリ 8 電源部 9 ファクシミリインターフェース 10 ネットワークインターフェース 11 パラレルインターフェース 17 操作部 15 ROM 16 RAM 31 定着器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力手段、および画像記録手段を
    有し、データ入力手段から入力された画像データを前記
    画像記録手段で記録するとともに、前記画像記録手段に
    よる画像記録出力の可能な通常動作モード以外に電力消
    費を抑える少なくとも1つ以上の省電力モードを有する
    画像処理装置において、 前記省電力モード時に前記画像記録手段により記録出力
    すべき前記データ入力手段から画像データが入力された
    際、前記省電力モードを維持したまま受信データを画像
    メモリに保持し、その後、装置が当該画像データの入力
    とは異なる要因に応じて前記通常動作モードに移行した
    際に前記画像メモリに保持された画像データを前記画像
    記録手段により記録出力させる制御手段を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ入力手段としてファクシミリ
    通信手段を有し、前記画像データを前記ファクシミリ通
    信手段を介してファクシミリ手順により入力することを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記データ入力手段としてネットワーク
    通信手段を有し、前記画像データを前記ネットワーク通
    信手段を介して所定の通信プロトコルにより入力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記データ入力手段としてホスト装置と
    接続するための所定インターフェース手段を有し、前記
    画像データを所定インターフェース手段を介して入力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記通常動作モードへ移行する際の前記
    画像データの入力とは異なる要因が、操作手段で行われ
    た他の画像データの記録出力を指示する指示入力である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記通常動作モードへ移行する際の前記
    画像データの入力とは異なる要因が、前記データ入力手
    段を介して到来した他の画像データの記録出力を指示す
    る指示入力であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 データ入力手段、および画像記録手段を
    有し、データ入力手段から入力された画像データを前記
    画像記録手段で記録するとともに、前記画像記録手段に
    よる画像記録出力の可能な通常動作モード以外に電力消
    費を抑える少なくとも1つ以上の省電力モードを有する
    画像処理装置の制御方法において、 前記省電力モード時に前記画像記録手段により記録出力
    すべき前記データ入力手段から画像データが入力された
    際、前記省電力モードを維持したまま受信データを画像
    メモリに保持し、その後、装置が当該画像データの入力
    とは異なる要因に応じて前記通常動作モードに移行した
    際に前記画像メモリに保持された画像データを前記画像
    記録手段により記録出力させる制御工程を有することを
    特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記データ入力手段がファクシミリ通信
    手段であり、前記画像データを前記ファクシミリ通信手
    段を介してファクシミリ手順により入力することを特徴
    とする請求項7に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記データ入力手段がネットワーク通信
    手段であり、前記画像データを前記ネットワーク通信手
    段を介して所定の通信プロトコルにより入力することを
    特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記データ入力手段がホスト装置と接
    続するための所定インターフェース手段であり、前記画
    像データを所定インターフェース手段を介して入力する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制御
    方法。
  11. 【請求項11】 前記通常動作モードへ移行する際の前
    記画像データの入力とは異なる要因が、操作手段で行わ
    れた他の画像データの記録出力を指示する指示入力であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制
    御方法。
  12. 【請求項12】 前記通常動作モードへ移行する際の前
    記画像データの入力とは異なる要因が、前記データ入力
    手段を介して到来した他の画像データの記録出力を指示
    する指示入力であることを特徴とする請求項7に記載の
    画像処理装置の制御方法。
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