JP2000316043A - 携帯機器 - Google Patents

携帯機器

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JP2000316043A
JP2000316043A JP11125138A JP12513899A JP2000316043A JP 2000316043 A JP2000316043 A JP 2000316043A JP 11125138 A JP11125138 A JP 11125138A JP 12513899 A JP12513899 A JP 12513899A JP 2000316043 A JP2000316043 A JP 2000316043A
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Japan
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microphone
sound
grip
portable device
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JP11125138A
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Masaaki Fukumoto
雅朗 福本
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
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NTT Docomo Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0235Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
    • HELECTRICITY
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が容易に把持することが可能でありな
がら、安定した送受音が可能であり、かつ非使用時の携
帯性に優れた携帯機器を提供する。 【解決手段】 この携帯電話は、スピーカ11およびデ
ィスプレイ部12を有する上部ユニット23と、キーボ
ード部13およびマイクロホン14を有する下部ユニッ
ト24と、これらを連結するスライドバー25とを備え
る。スライドバー25は、上部ユニット23および下部
ユニット24よりも細いので、携帯電話自体の形状が古
典的な「受話器」に近い形状となり、把持しやすい。ま
た、スピーカ11とマイクロホン14との間隔が大きい
ので、通話時にそれぞれを耳および口の近傍に配置させ
ることができる。非使用時には、スライドバー25をス
ロット31等の上部ユニット23および下部ユニット2
4の内部に格納すれば、小型になるので携帯性にも優れ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロホンおよ
び発音手段を備える携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や簡易型携帯電話(PH
S)などの携帯通信装置では、携帯性の向上のために、
小型・軽量化が図られている。しかし、携帯電話を小型
化すると、使用時にはマイクロホンが口元から離れてし
まい、安定した通話が行えなくなることがある。このよ
うな問題を解決するために、フリッパ式の携帯電話など
が商品化されており、使用時にはマイクロホン部を口側
に引き出すことで、雑音等の問題を解消している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フリッパ式の
携帯電話を含めて上述したような従来の携帯電話は、本
体自体は小型であり、また形状も単なる箱状に形成され
ているため、使用者が手で把持することが容易であると
は言えない。
【0004】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、使用者が容易に把持することが可能であり
ながら、安定した送受音が可能であり、かつ非使用時の
携帯性に優れた携帯機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の携帯機器は、電気信号を
音の振動に変換して音を発生する発音手段と、前記発音
手段を保持する第1の筐体と、音波を電気信号に変換す
るマイクロホンと、前記マイクロホンを保持する第2の
筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結する部
材であって、使用者に把持される握り部材とを具備して
おり、前記握り部材は、前記第1の筐体、前記第2の筐
体またはその両者に格納可能になされており、前記握り
部材における前記第1の筐体と前記第2の筐体とを結ぶ
方向と直交する平面の断面積は、前記第1の筐体および
前記第2の筐体の断面積よりも小さくなされていること
を特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の携帯機器は、請求
項1に記載の携帯機器において、前記握り部材の外面に
は、使用者の指にフィットする凹凸部が形成されている
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項3に記載の携帯機器は、電気
信号を音の振動に変換して音を発生する発音手段と、前
記発音手段を保持する第1の筐体と、音波を電気信号に
変換するマイクロホンと、前記マイクロホンを保持する
第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結
する部材であって、使用者に把持される握り部材とを具
備しており、前記握り部材は、前記第1の筐体、前記第
2の筐体またはその両者に格納可能になされており、前
記握り部材の外面には、使用者の指にフィットする凹凸
部が形成されていることを特徴としている。
【0008】また、請求項4に記載の携帯機器は、請求
項1ないし3のいずれかに記載の携帯機器において、前
記第1の筐体、前記第2の筐体またはその両者には、前
記握り部材を格納可能な開口部が形成されており、前記
開口部に前記握り部材を摺動案内して前記握り部材を格
納することを特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載の携帯機器は、請求
項1ないし4のいずれかに記載の携帯機器において、前
記マイクロホンの感度を制御するマイクロホン制御手段
と、前記握り部材が格納されているか否かを検知する検
知手段とをさらに具備し、前記制御手段は、前記検知手
段により前記握り部材が格納されていることが検知され
た場合の感度を、前記握り部材が格納されていない場合
よりも大きくすることを特徴としている。
【0010】また、請求項6に記載の携帯機器は、請求
項1ないし5のいずれかに記載の携帯機器において、前
記マイクロホンの指向性を制御する指向性制御手段と、
前記握り部材が格納されているか否かを検知する検知手
段とをさらに具備し、前記指向性制御手段は、前記検知
手段の検知結果に基づいて前記マイクロホンの指向性を
制御することを特徴としている。
【0011】また、請求項7に記載の携帯機器は、請求
項1ないし6のいずれかに記載の携帯機器において、前
記握り部材が格納されているか否かを検知する検知手段
と、前記検知手段の検知結果に基づいて、この携帯機器
の動作を切り換える切換手段とをさらに具備することを
特徴としている。
【0012】また、請求項8に記載の携帯機器は、請求
項7に記載の携帯機器において、外部通信装置と無線送
受信を行う通信手段をさらに備え、前記切換手段は、前
記検知手段の検知結果に基づいて、前記通信手段のオン
フック/オフフック状態を切り換える切換手段とをさら
に具備することを特徴としている。
【0013】また、請求項9に記載の携帯機器は、電気
信号を音の振動に変換して音を発生する発音手段と、前
記発音手段を保持する第1の筐体と、音波を電気信号に
変換するマイクロホンと、前記マイクロホンを保持する
第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結
する部材であって、使用者に把持される握り部材とを具
備しており、前記握り部材は、一端が前記第1の筐体に
結合される第1の握り部と、一端が前記第2の筐体に結
合される第2の握り部と、該第1の握り部と第2の握り
部の他端を結合するヒンジ機構とを有しており、前記ヒ
ンジ機構により前記握り部材部材を折り畳み可能にし、
前記握り部材における前記第1の筐体と前記第2の筐体
とを結ぶ方向と直交する平面の断面積は、前記第1の筐
体および前記第2の筐体の断面積よりも小さくなされて
いることを特徴としている。
【0014】また、請求項10に記載の携帯機器は、請
求項9に記載の携帯機器において、前記握り部材の外面
には、使用者の指にフィットする凹凸部が形成されてい
ることを特徴としている。
【0015】また、請求項11に記載の携帯機器は、電
気信号を音の振動に変換して音を発生する発音手段と、
前記発音手段を保持する第1の筐体と、音波を電気信号
に変換するマイクロホンと、前記マイクロホンを保持す
る第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を連
結する部材であって、使用者に把持される握り部材とを
具備しており、前記握り部材は、一端が前記第1の筐体
に結合される第1の握り部と、一端が前記第2の筐体に
結合される第2の握り部と、該第1の握り部と第2の握
り部の他端を結合するヒンジ機構とを有しており、前記
ヒンジ機構により前記握り部材部材を折り畳み可能に
し、前記握り部材の外面には、使用者の指にフィットす
る凹凸部が形成されていることを特徴としている。
【0016】また、請求項12に記載の携帯機器は、請
求項9ないし11のいずれかに記載の携帯機器におい
て、前記握り部材が折り畳み状態であるか否かを検知す
る検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、こ
の携帯機器の動作を切り換える切換手段とをさらに具備
することを特徴としている。
【0017】また、請求項13に記載の携帯機器は、請
求項12に記載の携帯機器において、外部通信装置と無
線送受信を行う通信手段をさらに備え、前記切換手段
は、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記通信手段
のオンフック/オフフック状態を切り換える切換手段と
をさらに具備することを特徴としている。
【0018】また、請求項14に記載の携帯機器は、請
求項1ないし13のいずれかに記載の携帯機器におい
て、外部から無線送信される電気信号を受信し、受信し
た電気信号を前記発音手段に送出する受信手段と、前記
マイクロホンによって生成された電気信号を外部に無線
送信する送信手段とをさらに具備することを特徴として
いる。
【0019】また、請求項15に記載の携帯機器は、請
求項1ないし14のいずれかに記載の携帯機器におい
て、前記握り部材の内部に配置される電源をさらに具備
することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る携帯電話の構
成を示すブロック図である。同図に示すように、この携
帯電話は、スピーカ(発音手段)11と、ディスプレイ
部12と、キーボード部13と、マイクロホン14と、
コントローラ(切換手段)20と、無線通信装置(受信
手段、送信手段、通信手段)21と、この携帯電話の電
源である蓄電池22とを備えている。
【0021】スピーカ11は、無線通信装置21が受信
した他の通信装置からの電気信号を音の振動に変換し、
発音する。ディスプレイ部12は、後述するキーボード
部13などの操作に応じてコントローラ20に入力また
は選択された電話番号などの情報が表示される。キーボ
ード部13は、テンキー、オンフックキーおよびオフフ
ックキーなどのキーを備えており、使用者がキーボード
部13を操作することにより、電話番号や文字、および
発呼指令等の情報をコントローラ20に入力することが
できる。無線通信装置21は、コントローラ20によっ
て制御されており、キーボード部13によってコントロ
ーラ20に入力された指令に基づいて、図示せぬ無線基
地局等を介して他の通信機器との間で無線通信を行う。
コントローラ20は、この携帯電話の装置各部を制御す
るものであり、通常の携帯電話と同様に各部を制御す
る。また、コントローラ20は、後述するスイッチから
の検出信号に基づいて、マイクロホン14の感度等を制
御している。
【0022】次に、図2は、本実施形態に係る携帯電話
の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この携
帯電話は、スピーカ11およびディスプレイ部12を有
する上部ユニット(第1の筐体)23と、キーボード部
13およびマイクロホン14を有する下部ユニット(第
2の筐体)24と、これらを連結するスライドバー(握
り部材)25とを備えている。
【0023】上部ユニット23および下部ユニット24
は、略直方体状に形成されており、その前面部にそれぞ
れスピーカ11、ディスプレイ部12およびキーボード
部13、マイクロホン14が配置されている。
【0024】スライドバー25は、上述した上部ユニッ
ト23および下部ユニット24よりも断面積(スライド
バー25の長手方向と直交する面の面積)が小さくなさ
れている、つまり細くなされているとともに、その外面
は使用者の指にフィットしやすいように凹凸状になされ
ている。これにより、握りやすくなるとともに手から滑
ったりすることなどが低減されるので、スライドバー2
5は使用者にとって把持しやすい形状であると言える。
【0025】ここで、図3は図2のIII−III線に沿って
視た図である。同図に示すように、上部ユニット23お
よび下部ユニット24には、それぞれスライドバー25
の上半分および下半分を格納可能なスロット(開口部)
30,31が形成されており、このスロット30,31
内にスライドバー25を摺動格納することができるよう
になっている。展開時(使用時)には、図示のようにス
ロット30,31からスライドバー25が引き出された
状態となっている。
【0026】また、スロット30,31には、スライド
バー25を図示の位置に係止させる図示せぬ係止機構が
設けられており、これにより展開時のスライドバー25
が位置決めされる。この際、使用者が上部ユニット23
および下部ユニット24を押し込む等の動作を行って所
定値以上の力を加えた場合、係止機構によるスライドバ
ー25の係止状態が解除され、スライドバー25をスロ
ット30,31内に摺動させて格納することができるよ
うになっている。また、スライドバー25を引き出す場
合には、使用者は上部ユニット23および下部ユニット
24を掴んで引っ張るようにすればよい。このようにす
れば、図2に示すように、スロット30,31内からス
ライドバー25が露出し、この携帯電話が「鉄アレイ」
のような形状となる。
【0027】ここで、スライドバー25の外面には図示
せぬ電気接点が設けられており、スロット30,31の
内面にもスライドバー25の摺動方向に長く形成される
図示せぬ電気接点が設けられている。これにより、スラ
イドバー25が摺動範囲内のどの位置に配置された場合
にも、上部ユニット23および下部ユニット24と電気
的に接続された状態となる。従って、上部ユニット23
と下部ユニット24とを電気的に接続することも可能と
なる。
【0028】スライドバー25の内部には、蓄電池22
が配置されている。これにより、蓄電池22を上部ユニ
ット23や下部ユニット24内に配置する必要がなく、
上部ユニット23および下部ユニット24の小型化が容
易となる。また、蓄電池22は、携帯電話を構成する各
部品の中でも重量が大きいものであり、重量物である蓄
電池22をこの携帯電話のほぼ中央であるスライドバー
25内部に配置すれば、重量バランスがよくなり、把持
しやすくなる。なお、スライドバー25の内部には、蓄
電池22以外にも、無線通信装置21やコントローラ2
0(図3では図示略)などの他の構成要素を配置するよ
うにしてもよく、蓄電池22、無線通信装置21および
コントローラ20などの配置位置は任意である。また、
ディスプレイ部12やキーボード部13などの配置も図
示の位置に限らず、キーボード部13を上部ユニット2
3に配置するようにしてもよいし、ディスプレイ部12
を下部ユニット24に配置するようにしてもよい。
【0029】ここで、図4はスライドバー25をスロッ
ト30,31内に格納した状態を示す。同図に示すよう
に、スロット31の最深部には、スイッチ(検知手段)
40が設けられており、スライドバー25が格納されて
スライドバー25がスイッチ40と接触した場合、上述
したコントローラ20にスライドバー25が格納されて
いることを知らせる検出信号を送出する。従って、スイ
ッチ40からの検出信号に基づいて、コントローラ20
はスライドバー25が格納されているか否かを検知する
ことができる。なお、スイッチ40は、スライドバー2
5の端部に設けるようにしてもよく、この場合スライド
バー25に設けられたスイッチ40がスロット31の最
深部と接触した時に、コントローラ20に検出信号を送
出する。また、スイッチ40は、スライドバー25が引
き出された時、つまりスイッチ40と離間した時にコン
トローラ20に検出信号を送出するようにしてもよい。
【0030】次に、スイッチ40の検出信号に基づくコ
ントローラ20(図1参照)の制御内容について説明す
る。コントローラ20は、スイッチ40からの検出信号
に基づいて、スライドバー25がスイッチ40から離間
して格納されていないことを検知すると、この携帯電話
をオフフック状態にする。つまり、オフフックスイッチ
が押下された場合と同様の動作を実行することになる。
このようにすることで、他の電話等から受信した場合に
は、キーボード部13等を操作することなくスライドバ
ー25を展開するだけで、通話を開始することができ
る。また、他の電話に発信する場合にも、スライドバー
25を展開して電話番号を入力等すればオフフックスイ
ッチを押下することなく、発信することができる。
【0031】一方、スライドバー25が格納されてスイ
ッチ40から検出信号が送出されると、コントローラ2
0は、この携帯電話をオンフック状態にする。つまり、
オンフックスイッチが押下された場合と同様の動作を実
行することになる。このようにすることで、上述したオ
フフックスイッチの場合と同様にオンフックスイッチを
押下する操作を省くことが可能となる。
【0032】本実施形態に係る携帯電話では、スライド
バー25を展開した時には、この携帯電話が従来のフリ
ップ式や展開式ブームマイクを備えた携帯電話などとは
異なり、手で把持する部分が細く、送受話口の部分が膨
らんだ古典的な「受話器」に近い形状となるので、使用
者にとっては把持しやすい。また、図5に示すように、
上部ユニット23と下部ユニット24との間の間隔が大
きくなるので、スピーカ11を備える上部ユニット23
を耳の近くに位置させ、かつマイクロホン14を備える
下部ユニット24を口の近くに位置させることができ、
安定した通話が可能となる。一方、図6に示すように、
使用しない時にはスライドバー25をスロット30,3
1内に格納すれば小型になるため、携帯性がよい。すな
わち、本実施形態に係る携帯電話によれば、通話時の把
持を容易にするとともに、安定した通話を可能としなが
ら、非使用時の携帯性を向上させることができる。
【0033】なお、上述した実施形態においては、スラ
イドバー25の上半分を上部ユニット23に形成された
スロット30内に、スライドバー25の下半分を下部ユ
ニット24に形成されたスロット31内に格納するよう
になっていたが、これに限らず、上部ユニット23のス
ロット30内にスライドバー25を全て格納するように
してもよいし、下部ユニット24のスロット31内にス
ライドバー25を全て格納するようにしてもよい。
【0034】B.第2実施形態 次に、図7は、本発明の第2実施形態に係る携帯電話の
外観を示す斜視図である。なお、第2実施形態に係る携
帯電話において、電気的な構成については、上述した第
1実施形態と同様(図1参照)であるため、その説明を
省略する。
【0035】図7に示すように、第2実施形態に係る携
帯電話は、スピーカ11およびディスプレイ部12を有
する略円盤状の上部ユニット(第1の筐体)70と、キ
ーボード部13およびマイクロホン14を有する略円盤
状の下部ユニット(第2の筐体)71と、これらを連結
する握り部材72とを備える。
【0036】握り部材72は、上述した第1実施形態と
同様に、上部ユニット70および下部ユニット71より
も細い形状であり、その外面は使用者の指にフィットし
やすい凹凸状になされている。また、握り部材72は、
上部ユニット70に一端が結合される上部握り部材(第
1の握り部)72aと、下部ユニット71に一端が結合
される下部握り部材(第2の握り部)72bと、上部握
り部材72aおよび下部握り部材72bの他端側を互い
に回動自在に結合するヒンジ部72cとを有している。
これにより、図8に示すように、握り部材72は、ヒン
ジ部72cを中心として折り畳むことが可能となってい
る。握り部材72が折り畳まれると、上部握り部材72
aおよび下部握り部材72bの先端にそれぞれ結合され
た上部ユニット70および下部ユニット71が重なり合
うように配置されるようになっている。
【0037】この構成の下、使用時には、図7に示すよ
うに握り部材72を展開すれば、スピーカ11とマイク
ロホン14との間隔が大きくなり、スピーカ11が耳
に、マイクロホン14が口により近く位置するようにな
る。従って、安定した通話が可能となる。また、握り部
材72を展開した時の携帯電話は、手で把持する部分が
細く、送受話口の部分が膨らんだ古典的な「受話器」に
近い形状となるので、使用者にとっては把持しやすい。
【0038】一方、非使用時には、握り部材72をヒン
ジ部72cを中心として折り畳めば小型になるため、携
帯性がよい。すなわち、第2実施形態に係る携帯電話に
よれば、上述した第1実施形態と同様に通話時の把持を
容易にするとともに、安定した通話を可能としながら、
非使用時の携帯性を向上させることができる。
【0039】なお、第2実施形態において、ヒンジ部7
2c、上部握り部材72aまたはヒンジ部72c等に、
握り部材72の開閉状態を検出するスイッチを設けるよ
うにしてもよい。そして、このスイッチによって検知さ
れた握り部材72の開閉状態に基づいて、第1実施形態
と同様にコントローラ20がオフフック/オンフック動
作を切り換えて、操作の簡略化を図るようにしてもよ
い。
【0040】また、第1実施形態と同様に上部握り部材
72a、下部握り部材72bまたはその両方の内部に重
量物である蓄電池22を配置するようにすれば、重量バ
ランスがよくなって把持しやすくなるとともに、上部ユ
ニット70および下部ユニット71の小型化が容易とな
る。
【0041】C.変形例 なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限
定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能
である。 (1)上述した第1実施形態においては、コントローラ
20は、スイッチ40からの検出信号に基づいてスライ
ドバー25が格納されていないことを検知すると、オン
フック/オフフック状態を切り換えるようにしていた
が、これに加えて、スイッチ40からの検出信号に基づ
いて、マイクロホン14の感度や指向性を制御するよう
にしてもよい。この場合、スライドバー25を格納して
いる時の感度を、スライドバー25の展開時よりも高く
設定するようにすればよい。スライドバー25の格納時
に通話を行う場合(例えば、片手が塞がっていてとっさ
に電話を把持した場合)には、マイクロホン14と使用
者の口との間の距離が大きくなるが、上述したようにマ
イクロホン14の感度を制御すれば、使用者の話をより
確実に収音することができる。一方、スライドバー25
の展開時には、マイクロホン14が口の近くに位置して
いるはずであり、感度を格納時よりも低い適正な値に設
定すれば、より確実な収音性能を維持しつつ、周囲の雑
音を拾ってしまうことを減少することも可能となる。
【0042】また、スライドバー25の格納時に通話を
行う場合には、マイクロホン14と口元との間隔が大き
くなり、使用者の口はマイクロホン14の下方側に位置
することになる。このような点を考慮し、コントローラ
20によってマイクロホン14が下部ユニット24の下
方側の音の収音性を向上させるように、マイクロホン1
4の指向性を制御すれば、使用者の口側からの音の収音
性が向上させることができる。
【0043】(2)また、上述した第1および第2実施
形態においては、本発明を携帯電話に適用した場合につ
いて説明したが、マイクロホンおよびスピーカを備える
携帯機器に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用時には、使用者が容易に把持することができるとと
もに、安定した送受音が可能である。一方、非使用時に
は小型になるので、携帯性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る携帯電話の構成
を示すブロック図である。
【図2】 展開時における前記携帯電話の外観を示す斜
視図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿ってみた図である。
【図4】 前記携帯電話の構成要素であるスライドバー
を格納した状態の前記携帯電話を示す側断面図である。
【図5】 前記スライドバーを展開した状態の前記携帯
電話を用いて通話をしている様子を示す図である。
【図6】 前記スライドバー格納時の前記携帯電話を示
す斜視図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る携帯電話の展開
時の状態を示す斜視図である。
【図8】 第2実施形態に係る携帯電話の折り畳み時の
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11……スピーカ(発音手段)、12……ディスプレイ
部、13……キーボード部、14……マイクロホン、2
0……コントローラ(マイクロホン制御手段、指向性制
御手段、切換手段)、21……無線通信装置(送信手
段、受信手段、通信手段)、22……蓄電池(電源)、
23……上部ユニット(第1の筐体)、24……下部ユ
ニット(第2の筐体)、25……スライドバー(握り部
材)、30……スロット(開口部)、31……スロット
(開口部)、40……スイッチ(検知手段)、70……
上部ユニット(第1の筐体)、71……下部ユニット
(第2の筐体)、72……握り部材、72a……上部握
り部材(第1の握り部)、72b……下部握り部材(第
2の握り部)、72c……ヒンジ部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を音の振動に変換して音を発生
    する発音手段と、 前記発音手段を保持する第1の筐体と、 音波を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記マイクロホンを保持する第2の筐体と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結する部材であっ
    て、使用者に把持される握り部材とを具備しており、 前記握り部材は、前記第1の筐体、前記第2の筐体また
    はその両者に格納可能になされており、 前記握り部材における前記第1の筐体と前記第2の筐体
    とを結ぶ方向と直交する平面の断面積は、前記第1の筐
    体および前記第2の筐体の断面積よりも小さくなされて
    いることを特徴とする携帯機器。
  2. 【請求項2】 前記握り部材の外面には、使用者の指に
    フィットする凹凸部が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の携帯機器。
  3. 【請求項3】 電気信号を音の振動に変換して音を発生
    する発音手段と、 前記発音手段を保持する第1の筐体と、 音波を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記マイクロホンを保持する第2の筐体と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結する部材であっ
    て、使用者に把持される握り部材とを具備しており、 前記握り部材は、前記第1の筐体、前記第2の筐体また
    はその両者に格納可能になされており、 前記握り部材の外面には、使用者の指にフィットする凹
    凸部が形成されていることを特徴とする携帯機器。
  4. 【請求項4】 前記第1の筐体、前記第2の筐体または
    その両者には、前記握り部材を格納可能な開口部が形成
    されており、 前記開口部に前記握り部材を摺動案内して前記握り部材
    を格納することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の携帯機器。
  5. 【請求項5】 前記マイクロホンの感度を制御するマイ
    クロホン制御手段と、 前記握り部材が格納されているか否かを検知する検知手
    段とをさらに具備し、 前記マイクロホン制御手段は、前記検知手段により前記
    握り部材が格納されていることが検知された場合の感度
    を、前記握り部材が格納されていない場合よりも大きく
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の携帯機器。
  6. 【請求項6】 前記マイクロホンの指向性を制御する指
    向性制御手段と、 前記握り部材が格納されているか否かを検知する検知手
    段とをさらに具備し、 前記指向性制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づ
    いて前記マイクロホンの指向性を制御することを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の携帯機器。
  7. 【請求項7】 前記握り部材が格納されているか否かを
    検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づいて、この携帯機器の動
    作を切り換える切換手段とをさらに具備することを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の携帯機器。
  8. 【請求項8】 外部通信装置と無線送受信を行う通信手
    段をさらに備え、 前記切換手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて、
    前記通信手段のオンフック/オフフック状態を切り換え
    る切換手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    7に記載の携帯機器。
  9. 【請求項9】 電気信号を音の振動に変換して音を発生
    する発音手段と、 前記発音手段を保持する第1の筐体と、 音波を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記マイクロホンを保持する第2の筐体と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結する部材であっ
    て、使用者に把持される握り部材とを具備しており、 前記握り部材は、一端が前記第1の筐体に結合される第
    1の握り部と、一端が前記第2の筐体に結合される第2
    の握り部と、該第1の握り部と第2の握り部の他端を結
    合するヒンジ機構とを有しており、 前記ヒンジ機構により前記握り部材部材を折り畳み可能
    にし、 前記握り部材における前記第1の筐体と前記第2の筐体
    とを結ぶ方向と直交する平面の断面積は、前記第1の筐
    体および前記第2の筐体の断面積よりも小さくなされて
    いることを特徴とする携帯機器。
  10. 【請求項10】 前記握り部材の外面には、使用者の指
    にフィットする凹凸部が形成されていることを特徴とす
    る請求項9に記載の携帯機器。
  11. 【請求項11】 電気信号を音の振動に変換して音を発
    生する発音手段と、 前記発音手段を保持する第1の筐体と、 音波を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記マイクロホンを保持する第2の筐体と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体を連結する部材であっ
    て、使用者に把持される握り部材とを具備しており、 前記握り部材は、一端が前記第1の筐体に結合される第
    1の握り部と、一端が前記第2の筐体に結合される第2
    の握り部と、該第1の握り部と第2の握り部の他端を結
    合するヒンジ機構とを有しており、 前記ヒンジ機構により前記握り部材部材を折り畳み可能
    にし、 前記握り部材の外面には、使用者の指にフィットする凹
    凸部が形成されていることを特徴とする携帯機器。
  12. 【請求項12】 前記握り部材が折り畳み状態であるか
    否かを検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づいて、この携帯機器の動
    作を切り換える切換手段とをさらに具備することを特徴
    とする請求項9ないし11のいずれかに記載の携帯機
    器。
  13. 【請求項13】 外部通信装置と無線送受信を行う通信
    手段をさらに備え、 前記切換手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて、
    前記通信手段のオンフック/オフフック状態を切り換え
    る切換手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    12に記載の携帯機器。
  14. 【請求項14】 外部から無線送信される電気信号を受
    信し、受信した電気信号を前記発音手段に送出する受信
    手段と、 前記マイクロホンによって生成された電気信号を外部に
    無線送信する送信手段とをさらに具備することを特徴と
    する請求項1ないし13のいずれかに記載の携帯機器。
  15. 【請求項15】 前記握り部材の内部に配置される電源
    をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし14
    のいずれかに記載の携帯機器。
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