JP2000313323A - 車輌の制動制御装置 - Google Patents

車輌の制動制御装置

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JP2000313323A
JP2000313323A JP11125684A JP12568499A JP2000313323A JP 2000313323 A JP2000313323 A JP 2000313323A JP 11125684 A JP11125684 A JP 11125684A JP 12568499 A JP12568499 A JP 12568499A JP 2000313323 A JP2000313323 A JP 2000313323A
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JP
Japan
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vehicle
braking force
driver
collision
braking
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JP11125684A
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English (en)
Inventor
Masayuki Soga
雅之 曽我
Yoshikazu Hattori
義和 服部
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌の衝突が生じた場合に於ける二次衝突を
防止すると共に運転者の走行意志があるときにはその走
行意志が満たされるようにする。 【解決手段】 車輌の衝突が検出され(S40〜6
0)、車輌の衝突が生じたときにはステップ40〜60
の何れかに於いて肯定判別が行われ、運転者に走行意志
がなく且つ車速が低いときには(S120、130)、
各車輪のホイールシリンダ圧力Piが予め設定された目
標値Ptcになるよう制御されることによって車輌に自動
的に高い制動力が付与される(S140、210)。こ
れに対し運転者に走行意志がある場合や車速が高いとき
には、各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが0に設
定されることにより車輌に制動力は付与されず、車輌の
走行が可能な状況が確保される(S150、210)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の制動制御装
置に係り、更に詳細には車輌の衝突が生じたときに車輌
に制動力を付与する制動制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の制動制御装置の一つと
して、例えば本願出願人の出願にかかる特開平6−30
5410号公報に記載されている如く、車輌の衝突が生
じた場合には二次衝突を防止すべく、車輌の衝突が検出
されたときには自動的に制動装置を作動させて車輌に制
動力を付与するよう構成された制動制御装置が従来より
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
の制動制御装置に於いては、車輌の衝突が検出されたと
きには自動的に車輌に制動力が付与されるため、運転者
が待避運転等の走行意志を有する場合にも運転者の意志
が満たされなくなり、運転者は車輌を走行させることが
できないという問題がある。
【0004】本発明は、車輌の衝突が検出されたときに
は自動的に車輌に制動力が付与されるよう構成された従
来の制動制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の主要な課題は、運転者の走行
意志の有無に応じて制動力の付与を制御することによ
り、車輌の衝突が生じた場合に於ける二次衝突を防止す
ると共に運転者の走行意志があるときにはその走行意志
が満たされるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の衝突を検出
する衝突検出手段と、車輌の衝突が検出されたときには
車輌に制動力を付与する制動力付与手段とを有する車輌
の制動制御装置に於いて、運転者の走行要求を検出する
走行要求検出手段と、運転者の走行要求が検出されてい
るときには運転者の走行要求が検出されていない場合に
比して前記制動力付与手段により車輌に付与される制動
力を低減する制動力低減手段とを有することを特徴とす
る車輌の制動制御装置によって達成される。
【0006】上記請求項1の構成によれば、運転者の走
行要求が検出されているときには運転者の走行要求が検
出されていない場合に比して制動力付与手段により車輌
に付与される制動力が低減されるので、車輌の衝突後で
あっても待避運転等の目的で運転者が車輌を走行させた
い場合には運転者の車輌走行要求が満たされる。
【0007】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記制動力低減手段は運転者の走行要求が検出されている
ときには前記制動力付与手段により車輌に付与される制
動力を0に低減するよう構成される(請求項2の構
成)。
【0008】請求項2の構成によれば、運転者の走行要
求が検出されているときには制動力付与手段により車輌
に付与される制動力が0に低減されるので、車輌の衝突
後であっても待避運転等の目的で運転者が車輌を走行さ
せたい場合にはその要求が確実に満たされる。
【0009】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於い
て、前記制動力付与手段は制動装置を作動させることに
より車輌に制動力を付与するよう構成される(請求項3
の構成)。
【0010】請求項3の構成によれば、制動力付与手段
は制動装置を作動させることにより車輌に制動力を付与
するので、車輌に確実に制動力が付与されると共に、車
輌の衝突検出後に車輌に制動力を付与するための手段と
して制動装置以外の装置が必要とされることがない。
【0011】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至3の何れかの構
成に於いて、車速検出手段を有し、前記制動力付与手段
は車速が基準値以下であるときに車輌に制動力を付与す
るよう構成される(請求項4の構成)。
【0012】請求項4の構成によれば、制動力付与手段
は車速が基準値以下であるときに車輌に制動力を付与す
るので、車速が高い状況に於いて車輌に急激に高い制動
力が与えられ車輌が急激に停止せしめられること及びこ
れに起因して車輌の乗員が対応できない事態が発生する
ことが確実に防止される。
【0013】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至4の何れかの構
成に於いて、前記走行要求検出手段はスロットル開度を
検出する手段を含み、スロットル開度が基準値以上であ
るときに運転者の走行要求ありと判定するよう構成され
る(請求項5の構成)。
【0014】一般に、車輌の衝突後にも運転者に走行要
求があるときには運転者はアクセルペダルを踏み込み又
は踏み込んだ状態を維持する。請求項5の構成によれ
ば、スロットル開度が基準値以上であるときに運転者の
走行要求ありと判定されるので、運転者に走行要求があ
るときにはそのことが確実に検出される。
【0015】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至4の何れかの構
成に於いて、前記走行要求検出手段は制動力付与解除ス
イッチを含み、前記制動力付与解除スイッチがオン状態
にあるときに運転者の走行要求ありと判定するよう構成
される(請求項6の構成)。
【0016】また車輌に制動力付与解除スイッチが設け
られている場合に於いて、車輌の衝突後にも運転者に走
行要求があるときには運転者は制動力付与解除スイッチ
をオン状態に切り替え又はオン状態に維持する。請求項
6の構成によれば、制動力付与解除スイッチがオン状態
にあるときに運転者の走行要求ありと判定されるので、
運転者に走行要求があるときにはそのことが確実に検出
される。
【0017】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至4の何れかの構
成に於いて、前記衝突検出手段は車体の前後加速度を検
出する手段を含み、車輌の前後加速度の大きさが基準値
以上であるときに車輌の衝突と判定するよう構成される
(請求項7の構成)。
【0018】一般に、車輌に前後方向の衝突が生じたと
きには、車輌の前後加速度の大きさが車輌の通常走行時
には生じない高い値になる。請求項7の構成によれば、
車輌の前後加速度の大きさが基準値以上であるときに車
輌の衝突と判定されるので、車輌に前後方向の衝突を生
じたときにはそのことが確実に検出される。
【0019】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至4の何れかの構
成に於いて、前記衝突検出手段は車体の横加速度を検出
する手段を含み、車輌の横加速度の大きさが基準値以上
であるときに車輌の衝突と判定するよう構成される(請
求項8の構成)。
【0020】また一般に、車輌に横方向の衝突(側突)
が生じたときには、車輌の横加速度の大きさが車輌の通
常走行時には生じない高い値になる。請求項8の構成に
よれば、車輌の横加速度の大きさが基準値以上であると
きに車輌の衝突と判定されるので、車輌に横方向の衝突
を生じたときにはそのことが確実に検出される。
【0021】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至4の何れかの構
成に於いて、車輌はエアバッグ装置を有し、前記衝突検
出手段は前記エアバッグ装置のエアバッグを展開させる
制御信号を検出する手段を含み、前記制御信号が検出さ
れたときに車輌の衝突と判定するよう構成される(請求
項9の構成)。
【0022】また一般に、エアバッグ装置の制御装置は
車輌の衝突を検出し、車輌の衝突が検出された場合にエ
アバッグを展開させる制御信号を出力する。請求項9の
構成によれば、エアバッグ装置のエアバッグを展開させ
る制御信号が検出されたときに車輌の衝突と判定される
ので、車輌に衝突が生じたときにはそのことが確実に検
出される。
【0023】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、制動力
付与手段は車輌の衝突が検出されたときには所定の時間
車輌に制動力を付与するよう構成される(好ましい態様
1)。
【0024】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1の構成に於いて、運転者の走行要求の
程度が高いほど制動力の低減量を増大するよう構成され
る(好ましい態様2)。
【0025】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、制動制御装置は運転
者による制動操作量を検出する手段と、検出された制動
操作量に基づき目標制御量を演算する手段と、通常時に
は目標制御量に基づき制動装置を制御し、車輌の衝突が
検出されたときには目標制御量に拘わらず所定の制御量
にて制動装置を制御するよう構成される(好ましい態様
3)。
【0026】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様1の構成に於いて、制動制御装置
は運転者の車輌停止要求を検出する手段を含み、制動力
付与手段は運転者の車輌停止要求が検出されているとき
には所定の時間経過後も車輌に制動力を付与するよう構
成される(好ましい態様4)。
【0027】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項5の構成に於いて、走行要求検出手段は
スロットル開度が基準値未満であってもスロットル開度
の増大率が対応する基準値以上であるときに運転者の走
行要求ありと判定するよう構成される(好ましい態様
5)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0029】図1は本発明による車輌の制動制御装置の
第一の好ましい実施形態を示す概略構成図である。
【0030】図1に於て、10FL及び10FRはそれぞれ
車輌12の左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれ
ぞれ車輌の左右の後輪を示している。各車輪の制動力は
制動装置14の油圧回路16によりホイールシリンダ1
8FR、18FL、18RR、18RLの制動圧が制御されるこ
とによって制御されるようになっている。図には示され
ていないが、油圧回路16はリザーバ、オイルポンプ、
種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧は
通常時には運転者によるブレーキペダル20の踏み込み
操作により駆動されるマスタシリンダ22内の圧力に応
じて電気式制御装置24により制御される。
【0031】マスタシリンダ22には運転者による制動
操作量としてマスタシリンダ内の圧力Pmを検出する圧
力センサ26が設けられている。また車輪10FR〜10
RLに近接した位置にはそれぞれ各車輪のホイールシリン
ダ18FR、18FL、18RR、18RL内の圧力Pi(i=f
r、fl、rr、rl)を検出する圧力センサ28FR、28F
L、28RR、28RLが設けられている。
【0032】また車輌12にはそれぞれ車体の前後加速
度Gx を検出する前後加速度センサ30、横加速度Gy
を検出する横加速度センサ32、車速Vを検出する車速
センサ34が設けられている。各センサにより検出され
た値を示す信号は電気式制御装置24に入力される。特
にこの実施形態に於いては、車輌の衝突時には図には示
されていないエアバッグを展開させるエアバッグ展開制
御装置38が設けられており、電気式制御装置24には
エアバッグ展開制御装置38よりエアバッグを展開させ
る指令信号が入力され、またエンジン制御装置40より
図には示されていないスロットル開度Thを示す信号が
入力されるようになっている。
【0033】尚図には詳細に示されていないが、電気式
制御装置24は例えばCPUとROMとRAMと入出力
ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスに
より互いに接続された一般的な構成のマイクロコンピュ
ータを含んでいる。
【0034】電気式制御装置24は、後述の如く図2に
示されたフローチャートに従い、通常時にはマスタシリ
ンダ内の圧力Pmに基づき各車輪の目標ホイールシリン
ダ圧力Ptiを演算し、各車輪のホイールシリンダ圧力P
iが目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう油圧フィ
ードバック制御することにより各車輪の制動力を制御す
る。
【0035】また電気式制御装置24は、車体の前後加
速度Gx等に基づき車輌の衝突を検出し、車輌の衝突が
検出されたときにはスロットル開度Thに基づき運転者
の走行意志があるか否かを判定し、運転者の走行意志が
なく且つ車速が基準値以下のときには、各車輪のホイー
ルシリンダ圧力Piが予め設定された目標値Ptc(ホイ
ールシリンダに許容される最大値)になるよう各車輪の
制動力を制御することによって車輌に自動的に高い制動
力を付与し、運転者の走行意志がある場合又は車速が基
準値を越えているときには、各車輪の目標ホイールシリ
ンダ圧力Ptiを0に設定することにより車輌に制動力を
付与しない。
【0036】次に図2に示されたフローチャートを参照
して図示の実施形態に於ける車輌の制動制御について説
明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は
図には示されていないイグニッションスイッチの閉成に
より開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0037】まずステップ10に於いては圧力センサ2
6により検出されたマスタシリンダ22内の圧力Pmを
示す信号等の読み込みが行われる。尚制御の開始時には
ステップ10に先立ちフラグFc及びタイマのカウント
値Tcが0にリセットされる。
【0038】ステップ20に於いては例えばマスタシリ
ンダ内の圧力Pmに基づき図5に示されたグラフに対応
するマップより各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Pti
が演算され、ステップ30に於いてはフラグFcが1で
あるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときに
はステップ80へ進み、否定判別が行われたときにはス
テップ40へ進む。
【0039】ステップ40に於いては車体の前後加速度
Gxの絶対値が基準値Gxc(正の定数)以上であるか否
かの判別、即ち車輌の前後方向の衝突が生じたか否かの
判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ1
10へ進み、否定判別が行われたときにはステップ50
へ進む。
【0040】ステップ50に於いては車体の横加速度G
yの絶対値が基準値Gyc(正の定数)以上であるか否か
の判別、即ち車輌の横方向の衝突が生じたか否かの判別
が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ110
へ進み、否定判別が行われたときにはステップ60へ進
む。
【0041】ステップ60に於いてはエアバッグ展開制
御装置38よりエアバッグを展開させる指令信号が入力
されたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたとき
にはステップ70に於いてフラグFcが0にリセットさ
れた後ステップ210へ進み、肯定判別が行われたとき
にはステップ110に於いてフラグFcが1にセットさ
れると共にタイマのカウント値Tcが0にリセットされ
る。
【0042】ステップ80に於いては図2に示されたフ
ローチャートのサイクルタイムをΔtとしてタイマのカ
ウント値TcがΔtインクリメントされ、ステップ90
に於いてはタイマのカウント値Tcが基準値Tco(正の
定数)以上であるか否かの判別が行われ、否定判別が行
われたときにはステップ120へ進み、肯定判別が行わ
れたときにはステップ100に於いてタイマのカウント
値Tcが0にリセットされる。
【0043】ステップ120に於いてはスロットル開度
Thが基準値Tho(正の定数)以上であるか否かの判
別、即ち運転者の走行意志があるか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ150へ進
み、否定判別が行われたときにはステップ130へ進
む。
【0044】ステップ130に於いては車速Vが基準値
Vo(正の定数)以下であるか否かの判別が行われ、否
定判別が行われたときにはステップ140に於いて各車
輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが予め設定された目
標値Ptcに設定され、肯定判別が行われたときにはステ
ップ150に於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力
Ptiが0に設定される。
【0045】ステップ210に於いては油圧回路16の
弁装置等が制御されることにより、各車輪のホイールシ
リンダ圧力Piが目標ホイールシリンダ圧力Ptiになる
よう油圧フィードバック制御されることにより、各車輪
の制動力が制御され、しかる後ステップ10へ戻る。
【0046】かくして図示の実施形態によれば、ステッ
プ20に於いてマスタシリンダ内の圧力Pmに基づき各
車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが演算され、ステ
ップ40〜60に於いて車体の前後加速度Gx等に基づ
き車輌の衝突が生じたか否かの判別が行われ、車輌の衝
突が生じていないときにはこれらのステップに於いて否
定判別が行われ、これによりステップ210に於いて各
車輪のホイールシリンダ圧力Piが目標ホイールシリン
ダ圧力Ptiになるよう制御されることにより、各車輪の
制動力が運転者の制動操作量に応じて制御される。
【0047】また車輌の衝突が生じたときには、ステッ
プ40〜60の何れかに於いて肯定判別が行われ、運転
者に走行意志がなく且つ車速が低いときには、ステップ
120に於いて否定判別が行われると共にステップ13
0に於いて肯定判別が行われ、ステップ140及び21
0に於いて各車輪のホイールシリンダ圧力Piが予め設
定された目標値Ptcになるよう制御されることによって
車輌に自動的に高い制動力が付与され、これにより車輌
が確実に停止され又は停止状態に維持されることによっ
て車輌の二次衝突が防止される。
【0048】また車輌の衝突が生じた場合であっても、
運転者に走行意志がある場合や車速が高いときには、ス
テップ120に於いて肯定判別が行われ又はステップ1
30に於いて否定判別が行われ、ステップ150に於い
て各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが0に設定さ
れることにより車輌に制動力は付与されず、運転者は走
行を継続して待避運転することができ、また車輌が高速
走行状態より急激に停止せしめられること及びこれに起
因して車輌の乗員が対応できない事態が発生することを
防止することができる。
【0049】図3は本発明による車輌の制動制御装置の
第二の好ましい実施形態を示す概略構成図、図4は第二
の実施形態に於ける制動制御ルーチンを示すフローチャ
ートである。尚図3に於いて、図1に示された部材に対
応する部材には図1に於いて付された符号と同一の符号
が付されており、また図4に於いて、図2に示されたス
テップに対応するステップには図2に於いて付されたス
テップ番号と同一のステップ番号が付されている。
【0050】この実施形態に於いては、衝突が検出され
たことにより車輌に自動的に制動力が付与されていると
きにはそのことを示す表示灯42が点灯されるようにな
っている。また車輌12には運転者により操作される制
動力付与解除スイッチ44が設けられており、衝突が検
出されても制動力付与解除スイッチ44がオン状態にあ
るときには車輌に対する自動的な制動力の付与は行われ
ない。更に電気式制御装置36にはエンジン制御装置よ
りのスロットル開度Thを示す信号及び車速センサより
の車速Vを示す信号は入力されない。
【0051】また第二の実施形態に於いては、ステップ
90に於いて否定判別が行われた場合及びステップ11
0が完了したときには、ステップ160に於いて制動力
付与解除スイッチ44がオン状態にあるか否かの判別が
行われ、否定判別が行われたときにはステップ170に
於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが予め設
定された目標値Ptcに設定され、ステップ180に於い
て車輌に自動的に制動力が付与されていることを示す表
示灯42が点灯され、肯定判別が行われたときにはステ
ップ190に於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力
Ptiが0に設定され、ステップ200に於いて表示灯4
2が消灯される。
【0052】かくして第二の実施形態によれば、通常時
には上述の第一の実施形態の場合と同様各車輪のホイー
ルシリンダ圧力Piが目標ホイールシリンダ圧力Ptiに
なるよう制御されることにより、各車輪の制動力が運転
者の制動操作量に応じて制御される。
【0053】また車輌の衝突が生じ、運転者に走行意志
がなく制動力付与解除スイッチ44がオフ状態にあると
きには、ステップ170及び210に於いて各車輪のホ
イールシリンダ圧力Piが予め設定された目標値Ptcに
なるよう制御されることによって車輌に自動的に高い制
動力が付与され、これにより車輌が確実に停止され又は
停止状態に維持されることによって車輌の二次衝突が防
止され、またステップ180に於いて表示灯42が点灯
されることにより運転者に車輌に自動的に制動力が付与
されていることが表示される。
【0054】更に車輌の衝突が生じても、運転者に走行
意志があり制動力付与解除スイッチ44がオン状態にあ
るときには、ステップ160に於いて肯定判別が行わ
れ、ステップ160に於いて否定判別が行われ、ステッ
プ190に於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力P
tiが0に設定されることにより車輌に制動力は付与され
ず、運転者は走行を継続して待避運転することができ、
また車輌が急激に停止せしめられること及びこれに起因
して危険な事態が発生することを防止することができ
る。
【0055】特に図示の第一及び第二の実施形態によれ
ば、車輌の衝突が検出された時点より所定の時間Tcoが
経過するとステップ90に於いて肯定判別が行われ、車
輌に対する制動力の付与が終了されると共に各車輪の制
動力が運転者の制動操作量に基づき制御されるようにな
るので、車輌の衝突後にも車輌が走行可能であり運転者
が車輌を安全な位置へ移動させたい場合には運転者は確
実に車輌を移動させることができる。
【0056】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【0057】例えば上述の各実施形態に於いては、車輌
の衝突が検出された場合であって運転者に走行意志があ
る場合には、ステップ150又は190に於いて各車輪
の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが0に設定されること
によって車輌に自動的に付与される制動力が0に低減さ
れるようになっているが、運転者の走行意志の程度が高
いほど制動力の低減量が大きくなるよう、運転者の走行
意志の程度に応じて制動力の低減量が可変制御されても
よい。
【0058】また上述の各実施形態に於いては、車輌の
衝突が検出された時点より所定の時間Tcoが経過すると
車輌に対する制動力の付与が終了されると共に各車輪の
制動力が運転者の制動操作量に基づき制御されるように
なっているが、ステップ80〜100及びステップ11
0に於けるタイマのカウント値Tcのリセットは省略さ
れてもよい。
【0059】また上述の各実施形態に於いては、車輌の
衝突が検出された場合であって運転者に走行意志がない
場合に車輌に自動的に制動力が付与されるようになって
いるが、例えばマスタシリンダ内の圧力Pmや図には示
されていないパーキングブレーキの作動状況に基づき運
転者の車輌停止意志があるか否かが検出され、車輌の衝
突が検出された場合に於いて運転者に走行意志がなく且
つ運転者の車輌停止意志がある場合に、或いは運転者に
走行意志があるか否かに拘わらず運転者の車輌停止意志
がある場合に車輌に自動的に高い制動力が付与されるよ
う修正されてもよい。
【0060】また上述の如く運転者の車輌停止意志があ
るか否かが検出される場合には、ステップ90に於いて
肯定判別が行われたときに運転者の車輌停止意志がある
か否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはス
テップ100へ進み、肯定判別が行われたときにはステ
ップ120又は160へ進み、これにより所定の時間T
coが経過した後にも運転者の車輌停止意志があるときに
は車輌に対する制動力の付与が継続されるよう修正され
てもよい。
【0061】また上述の各実施形態に於いては、各車輪
の目標ホイールシリンダ圧力Ptiはマスタシリンダ内の
圧力Pmに基づき演算されるようになっているが、通常
時に於ける制動力の制御自体は本発明の要旨をなすもの
ではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて演
算されてよく、また車輌の衝突時に於ける制動力の付与
制御は通常時に於ける制動力の制御とは独立に行われ、
車輌の衝突が検出されたときには通常時の制動力の制御
に凌駕して制動力の付与が行われるよう構成されてもよ
い。
【0062】また上述の第一の実施形態に於いては、ス
テップ130に於いて車速Vが基準値Vo以下である旨
の判別が行われたときにステップ140が実行されるよ
うになっているが、ステップ140は省略されてもよ
い。逆に第二の実施形態に於いては、第一の実施形態に
於けるステップ130に相当するステップは行われない
が、ステップ160に於いて否定判別が行われたときに
ステップ130と同様の判別が行われるよう修正されて
もよい。
【0063】更に上述の第一の実施形態に於いては、ス
テップ120に於いてスロットル開度Thが基準値Tho
未満である旨の判別が行われたときにはステップ150
へ進むようになっているが、ステップ120に於いて否
定判別が行われたときにはスロットル開度の増大率が基
準値以上であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行わ
れたときにはステップ130へ進み、否定判別が行われ
たときにはステップ150へ進むよう修正されてもよ
い。
【0064】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1の構成によれば、車輌の衝突が生じた場合
に於ける二次衝突を効果的に防止することができると共
に、車輌の衝突後であっても待避運転等の目的で運転者
が車輌を走行させたい場合には運転者の車輌走行要求を
満たすることができ、特に請求項2の構成によれば、車
輌に付与される制動力が0に低減されるので、車輌の衝
突後であっても待避運転等の目的で運転者が車輌を走行
させたい場合にはその要求を確実に満たすことができ
る。
【0065】また請求項3の構成によれば、車輌に確実
に制動力を付与することができると共に、車輌の衝突検
出後に車輌に制動力を付与するための手段として制動装
置以外の装置が必要とされることがないので、低廉に制
動制御装置を構成することができる。
【0066】また請求項4の構成によれば、車速が高い
状況に於いて車輌に急激に高い制動力が与えられ車輌が
急激に停止せしめられること及びこれに起因して車輌の
乗員が対応できない事態が発生することを確実に防止す
ることができる。
【0067】また請求項5又は6の構成によれば、運転
者に走行要求があるときにはそのことを確実に検出する
ことができ、また請求項7乃至9の構成によれば、車輌
に衝突が生じたときにはそのことを確実に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌の制動制御装置の第一の好ま
しい実施形態を示す概略構成図である。
【図2】第一の実施形態に於ける制動制御ルーチンを示
すフローチャートである。
【図3】本発明による車輌の制動制御装置の第二の好ま
しい実施形態を示す概略構成図である。
【図4】第二の実施形態に於ける制動制御ルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】マスタシリンダ圧力Pmと目標マスタシリンダ
圧力Ptiとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10FR〜10RL…車輪 14…制動装置 18FR〜18RL…ホイールシリンダ 22…マスタシリンダ 24…電気式制御装置 26、28FR〜28RL…圧力センサ 30…前後加速度センサ 32…横加速度センサ 34…車速センサ 38…エアバッグ展開制御装置 40…エンジン制御装置 42…表示灯 44…制動力付与解除スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 義和 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 3D046 BB18 HH00 HH02 HH03 HH05 HH16 HH22 HH25 HH26 JJ04 KK11 LL05 LL14 MM34 3D054 EE14 EE15 EE19 EE20 EE25 EE35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の衝突を検出する衝突検出手段と、車
    輌の衝突が検出されたときには車輌に制動力を付与する
    制動力付与手段とを有する車輌の制動制御装置に於い
    て、運転者の走行要求を検出する走行要求検出手段と、
    運転者の走行要求が検出されているときには運転者の走
    行要求が検出されていない場合に比して前記制動力付与
    手段により車輌に付与される制動力を低減する制動力低
    減手段とを有することを特徴とする車輌の制動制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記制動力低減手段は運転者の走行要求が
    検出されているときには前記制動力付与手段により車輌
    に付与される制動力を0に低減することを特徴とする請
    求項1に記載の車輌の制動制御装置。
  3. 【請求項3】前記制動力付与手段は制動装置を作動させ
    ることにより車輌に制動力を付与することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の車輌の制動制御装置。
  4. 【請求項4】車速検出手段を有し、前記制動力付与手段
    は車速が基準値以下であるときに車輌に制動力を付与す
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車
    輌の制動制御装置。
  5. 【請求項5】前記走行要求検出手段はスロットル開度を
    検出する手段を含み、スロットル開度が基準値以上であ
    るときに運転者の走行要求ありと判定することを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の車輌の制動制御装
    置。
  6. 【請求項6】前記走行要求検出手段は制動力付与解除ス
    イッチを含み、前記制動力付与解除スイッチがオン状態
    にあるときに運転者の走行要求ありと判定することを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車輌の制動制
    御装置。
  7. 【請求項7】前記衝突検出手段は車体の前後加速度を検
    出する手段を含み、車輌の前後加速度の大きさが基準値
    以上であるときに車輌の衝突と判定することを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載の車輌の制動制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記衝突検出手段は車体の横加速度を検出
    する手段を含み、車輌の横加速度の大きさが基準値以上
    であるときに車輌の衝突と判定することを特徴とする請
    求項1乃至4の何れかに記載の車輌の制動制御装置。
  9. 【請求項9】車輌はエアバッグ装置を有し、前記衝突検
    出手段は前記エアバッグ装置のエアバッグを展開させる
    制御信号を検出する手段を含み、前記制御信号が検出さ
    れたときに車輌の衝突と判定することを特徴とする請求
    項1乃至4の何れかに記載の車輌の制動制御装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006199233A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Advics:Kk 車両用安全制御装置
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US8997913B2 (en) 2011-04-28 2015-04-07 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle control device and vehicle control method
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