JP2000313010A - コンクリート体に開口を形成する方法 - Google Patents

コンクリート体に開口を形成する方法

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JP2000313010A
JP2000313010A JP2000212432A JP2000212432A JP2000313010A JP 2000313010 A JP2000313010 A JP 2000313010A JP 2000212432 A JP2000212432 A JP 2000212432A JP 2000212432 A JP2000212432 A JP 2000212432A JP 2000313010 A JP2000313010 A JP 2000313010A
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opening
forming
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vertical
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JP2000212432A
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English (en)
Inventor
Meguri Kasugata
巡 霞流
Takeshi Sakurayama
健 桜山
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Daiichi Diamond Koji Kk
Original Assignee
Daiichi Diamond Koji Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的に開口を形成すること。 【解決手段】 開口部を形成する際には、形成予定個所
の左右の縦断面をワイヤソーにより切断して、側面切断
線16を形成する。側面切断線16で区画された開口部
形成予定個所内に、コアボーリング孔20を形成する。
横コアボーリング孔20H1,H2内に、シリンダヘッド2
4がそれぞれ挿入設置され、これらを同時に拡大作動さ
せて、横切断線H1が破壊により形成される。次に、鉛
直ボーリング孔20V3内にシリンダヘッド24を挿入設
置して、拡大作動させ縦切断線V1が形成される。これ
らの切断線H1,V1の形成により分割されたおよび
ブロックを撤去する。以後は、同じ工程を繰り返すこ
とにより分割したブロックを順次撤去して、開口部をダ
ム堤体10に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋ないしは無
筋コンクリート体に開口を形成する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ダム堤体などのコンクリート壁に魚道用
などの開口部を形成する方法としては、例えば、特開平
7‐173820号公報に開示されている開口工法があ
る。
【0003】この公開公報に提案されている開口工法
は、厚さが1m以上の鉄筋コンクリート製のダム堤体に
開口部を形成する方法であって、コンクリート堤体の、
開口部の形成区域の各角部にコアドリルによりケーブル
通し孔を厚さ方向に穿設し、隣接するケーブル通し孔間
にワイヤソーを捲回し、このワイヤソーを所定の張力状
態で循環走行させることにより、開口部を形成するため
の柱状体を堤体から切断除去し、その後にこの柱状体を
破砕除去する方法である。
【0004】この公報に提案されている開口工法による
と、周囲に不都合な破壊を及ぼすことなく、所要の大き
さの開口部を正確に形成することができる。しかしなが
ら、このような従来の開口工法には、以下に説明する問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記公開工
法に提案されている開口工法では、開口部を形成するた
めの柱状体の四周をワイヤソーにより切断しているが、
ワイヤソーは、ワイヤケーブルに所定の間隔を隔てて多
数のダイヤモンドビースを遊嵌したものであって、この
ダイヤモンドビーズをコンクリートに摩擦走行させるこ
とにより切断する。
【0006】このようなダイヤモンドビースの摩擦によ
りコンクリートを切断すると、その切断面は、平滑にな
るものの、ダイヤモンドビーズは、切断とともに磨耗し
て使用不能になり、ダイヤモンドビーズを用いたワイヤ
ソーの価格が高価なので、工費が非常に高くなるという
問題があった。
【0007】また、上記公報に開示されている開口工法
では、ワイヤソーにより切断分離した柱状体を破砕除去
する際にも、ワイヤソーによる切断を採用して、ブロッ
ク状に切断することも提案されているが、このような方
法を採用すると、廃棄処分される柱状部の除去に、高コ
ストの施工を行うことになり、さらに工事の経済性が悪
化するという問題もあった。
【0008】さらに、ワイヤソーによる切断では、ダイ
ヤモンドビーズの磨耗を少なくするため、注水が必須と
なるが、注水すると、切削したコンクリート紛が含まれ
て泥濘化した水が飛散して、作業環境が悪化するととと
もに、その清掃などの後処理が必要になり、より一層経
済的に不利となる。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、経
済的に開口部を形成することができる方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ダム堤体などのコンクリート体に開口部
を形成する方法において、少なくとも前記開口部形成予
定個所の左右の縦断面をワイヤソーにより切断して、前
記開口部の両側面を隔成する側面切断線を形成する工程
と、前記側面切断線で区画された前記開口部形成予定箇
所内に、前記コンクリート体のほぼ水平方向に延設され
る横コアボーリング孔を形成する工程と、前記側面切断
線で区画された前記開口部形成予定箇所内に、前記コン
クリート体のほぼ鉛直方向に延設される縦コアボーリン
グ孔を形成する工程と、前記横および縦コアボーリング
孔内に油圧破砕機のシリンダーヘッドを挿入設置し、前
記シリンダーヘッドの拡大作動により、前記横および縦
コアボーリング孔の周辺を破砕して、前記側面切断線で
区画された前記開口部形成予定箇所内に横および縦切断
線を形成して、当該開口部形成予定箇所内の前記コンク
リート体をブロックに分割する工程と、分割された前記
ブロックを順次撤去する工程とを含むようにした。この
ように構成したコンクリート体に開口を形成する方法に
よれば、ワイヤソーによる切断は、開口部形成予定個所
の左右の縦断面だけなので、工費がそれほど高くならな
いし、注水に伴う作業環境の悪化も非常に少なくするこ
とができる。前記横および縦切断線は、前記縦切断線の
形成前に前記横切断線を形成することができる。前記横
切断線は、水平方向に所定の間隔を隔てて一列状に形成
された複数の前記横コアボーリング孔内に、前記油圧破
砕機のシリンダーヘッドをそれぞれ挿入設置し、前記シ
リンダーヘッドを同時に拡大作動させて、左右の前記側
面切断線間を繋ぐように形成することができる。前記開
口部は、前記両側面を隔成する側面切断線間の下端に、
両端が繋がる底面切断線を前記イヤソーにより形成する
ことができる。また、本発明は、ダム堤体などのコンク
リート体に開口部を形成する方法において、前記開口部
形成予定個所の左右の縦断面と底断面とをワイヤソーに
より切断して、前記開口部の両側面と底面とを隔成する
側面および底面切断線を形成する工程と、前記側面およ
び底面切断線で区画された前記開口部形成予定箇所内
に、前記コンクリート体のほぼ鉛直方向に延設される縦
コアボーリング孔を形成する工程と、前記縦コアボーリ
ング孔内に油圧破砕機のシリンダーヘッドを挿入設置
し、前記シリンダーヘッドの拡大作動により、前記縦コ
アボーリング孔の周辺を破砕して、前記側面切断線およ
び底面切断線に繋がる縦切断線を形成して、当該開口部
形成予定箇所内の前記コンクリート体をブロックに分割
する工程と、分割された前記ブロックを順次撤去する工
程とを含むことを特徴とする。この方法は、開口部の深
さが比較的浅い場合に好適に採用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図8は、本発明にかかるコンクリート体に開口を形成
する方法の第1実施例を示している。
【0012】同図に示した開口の形成方法は、コンクリ
ート体として、ブロック間の接続部にのみつなぎ鉄筋が
埋設された無筋状態に近い既設のダム堤体10に、魚道
用の開口部12を形成する際に適用した場合を例示して
いる。
【0013】同図に示したダム堤体10は、図3に示す
ように、上端側から下端側に向けて、幅が順次広がるよ
うに、傾斜した両側面を備えていて、縦断面が略台形状
になっている。
【0014】このような形状のダム堤体10に対して、
開口部12は、上端がダム堤体10の上端と一致して開
放され、両側面と底面とがダム堤体10内に位置するよ
うに、略凹形に形成される。なお、本実施例の開口部1
2の両側面は、上方から下方に向けて、幅が若干狭くな
るように形成される。
【0015】このような開口部12を形成する際には、
まず、図1に示すように、開口部12の形成予定個所の
左右の縦断面をワイヤソーにより切断して、開口部12
の両側面を隔成する側面切断線16が形成される。
【0016】この側面切断線16を形成する際には、開
口部12の形成予定個所の下端側の両側に、ダム堤体1
0をほぼ水平方向に貫通する小径ボーリング孔18を貫
通形成する。この小径ボーリング孔18は、図示省略の
ワイヤソーが挿通可能な直径、例えば、数10mm程度
の径を有していればよい。
【0017】小径ボーリング孔18が形成されると、こ
の小径ボーリング孔18内にワイヤソーを挿通して、縦
断面に沿ってこれを巻き付け、巻き付けたワイヤソーを
所定の張力状態で循環走行させることにより、ダム堤体
10を上方から下方に向けて、幅が若干狭くなるように
切断して、対向する一対の側面切断線16を形成する。
【0018】このようにして形成された各側面切断線1
6は、ワイヤソーの直径に相当する間隔が保たれてい
る。ワイヤソーは、適宜個所に設置するガイドプーリー
により走行方向を変換して、駆動装置側まで導き、注水
をしながら切断する。
【0019】ワイヤソーにより開口部12の形成予定箇
所の両側に一対の側面切断線16が形成されると、この
側面切断線16に沿ったダム堤体10の切断端面は、平
滑な面になるので、仕上げ加工を何ら施すことなく、そ
のまま開口部12の側面として使用される。
【0020】このような側面切断線16が形成される
と、次に、側面切断線16で区画された開口部12の形
成予定箇所内に、ダム堤体10を貫通するコアボーリン
グ孔20を形成する工程が行われる。
【0021】このコアボーリング孔20は、後述する油
圧破砕機22のシンリダーヘッド24を挿入するための
ものであって、例えば、200mmφの直径を有してお
り、公知のコアボーリングマシンにより形成される。
【0022】なお、このコアボーリング孔20は、使用
する油圧破砕機の大きさに対応して選択され、小径のも
ので30〜50mmφ、中径のもので100mmφ程度
があり、ボーリング孔間の間隔も、使用する油圧破砕機
の能力や破砕するコンクリート体の状態(鉄筋量,無筋
など)に応じて適宜選択される。
【0023】本実施例の場合には、コアボーリング孔2
0は、複数の第1〜第8横コアボーリング孔20H1〜2
H8と、複数の第1〜第10縦コアボーリング孔20V1
〜20V10とから構成されている。
【0024】複数の第1〜第8横コアボーリング孔20
H1〜20H8は、側面切断線16で区画された開口部12
の形成予定箇所内にあって、ダム堤体10をほぼ水平方
向に貫通するように形成される。
【0025】本実施例の場合、2個ずつの横コアボーリ
ング孔20H1〜20H8が同一水平線上にあって、各横コ
アボーリング孔20H1〜20H8と両側の側面切断線16
との間、および、水平方向に隣接する横コアボーリング
孔20H1〜20H8間にそれぞれ所定の間隔が設けられて
いる。
【0026】複数の第1〜第10縦コアボーリング孔2
V1〜20V10は、側面切断線16で区画された開口部
12の形成予定箇所内にあって、ダム堤体10のほぼ鉛
直方向に延設される。
【0027】各縦コアボーリング孔20V1〜20
V10は、形成しようとする開口部12の幅方向の中心軸
上に配置され、第1縦コアボーリング孔20V1は、開口
部12形成予定箇所のダム堤体10の上端の中心に位置
している。
【0028】複数の第1〜第8横コアボーリング孔20
H1〜20H8は、縦切断腺16を形成する前にも形成する
ことができるし、また、後述するブロックの撤去の進行
に合わせて形成することもできる。
【0029】複数の第1〜第10縦コアボーリング孔2
V1〜20V10は、施工の初期においては、開口部12
の形成予定箇所の上端に位置する第1縦コアボーリング
孔20V1だけが形成可能であり、これ以外の縦コアボー
リング孔20V2〜20V10は、後述するブロックの撤去
の進行に合わせて順次形成する。
【0030】なお、本実施例の場合には、開口部12の
形成予定箇所のダム堤体10は、破砕して除去すること
も可能なものであって、ブロックに分割して撤去後の使
用などを考えていない。
【0031】従って、横コアボーリング孔20H1〜20
H8,縦コアボーリング孔20V1〜20V10は、正確に水
平ないしは鉛直方向に形成する必要はなく、また、設定
した位置に正確に位置決めする必要性もなく、後述する
油圧破砕機22による所定の切断線が形成可能であれ
ば、傾斜状態であっても問題はない。
【0032】第1,2横コアボーリング孔20H1,20
H2および第1縦コアボーリング孔20V1の穿設が終了し
た段階で、開口部12の形成予定箇所内のダム堤体10
をブロックに分割する工程が行われる。
【0033】本実施例の場合には、開口部12の形成予
定箇所内のダム堤体10を14ブロックに分割し、上端
側のブロックから,のように順次追い番順に撤去
する。
【0034】開口部12の形成予定箇所内のダム堤体1
0を14のブロックに分割する際には、各コアボーリン
グ孔20内にそれぞれ油圧破砕機22のシリンダーヘッ
ド24が挿入され、その周辺を破砕して切断線Aが形成
される。
【0035】図4および図5には、コアボーリング孔2
0内に設置されたシリンダヘッド24の詳細が示されて
いる。これらの図に示したシリンダヘッド24は、図示
省略の油圧ユニットに繋がれた油圧ホース30が接続さ
れるシリンダ本体24aと、湾曲した曲面板で構成され
たエキスパンションプレート24bと、伸縮ピストン2
4cとを有している。
【0036】シリンダヘッド24の挿入設置状態は、図
4に示すように、コアボーリング孔20の周辺に形成さ
れる破壊による切断予想線A'の延長線を中心にして、
コアボーリング孔20の一方の内面側にシリンダ本体2
4aを配置し、他方の内面側に湾曲したエキスパンショ
ンプレート24bが位置するように配置する。
【0037】湾曲したエキスパンションプレート24b
は、外面側がコアボーリング孔20の内面に当接される
とともに、その内面側に伸縮ピストン24cの一端が対
向していて、伸縮ピストン24cは、シリンダ本体24
a内に出没自在に設けられている。
【0038】このように構成したシリンダヘッド24に
油圧ホース30を介して、油圧ユニットから高圧油を送
り込むと、伸縮ピストン24cが延びて、湾曲したエキ
スパンションプレート24bをコアボーリング孔20の
内面に強く押圧し、このような拡大作動を行わせること
により、図5に示すように、コアボーリング孔20の周
辺が破壊され、切断線Aが形成される。
【0039】本実施例で用いる油圧破砕機22では、鉄
筋コンクリートおよび無筋コンクリートの双方に適用す
ることができる。鉄筋コンクリートの場合には、鉄筋も
破断することができるが、鉄筋が伸びて破断できない場
合には、破砕機22により亀裂を入れて、その間隔を広
げて伸びた鉄筋を溶断ないしは切断する。
【0040】無筋の場合には、鉄筋など傷害物がないの
で、ほぼ予定通りの切断面を形成することができ、なお
かつ、鉄筋コンクリートの場合よりも設置挿入用の孔の
深さが浅くなる。
【0041】ところで、化学的な膨張反応によりコンク
リート体を破砕する静的破砕方法では、膨張が全周に及
ぶので、不必要な方向に膨張が発生し、例えば、開口部
12の側面を隔成する側面切断線16に存在している間
隔がなくなる場合がある。
【0042】つまり、静的破砕方法で膨張が側方に向か
うと、側面切断線16の部分に存在するワイヤソーによ
り形成された数十mm程度の間隔がなくなり、ブロック
化した際の撤去が困難になり、このような不都合になる
膨張発生が判っても破砕を途中で停止することができな
い。
【0043】ところが、本実施例のような油圧破砕機2
2を採用すると、このような不都合の発生を確実に回避
することができる。
【0044】すなわち、本実施例で用いる油圧破砕機2
2では、切断線Aの形成方向を、上述したようにエキス
パンションプレート24bの設置位置の調整で制御する
ことが可能であり、破砕時に不都合があると、供給する
油圧を停止すると、切断線Aの形成を途中で止めること
ができ、静的破砕方法のような問題はない。
【0045】ここで、本実施例の場合には、まず、上段
側に位置する2個の横コアボーリング孔20H1,20H2
内にそれぞれ油圧破砕機22のシリンダヘッド24が設
置され、これらを同時に作動させることにより、第1横
切断線H1が形成される。
【0046】第1横切断線H1は、図1に示すように、
第1および第2横コアボーリング孔20H1,20H2の中
心を結ぶ線上にあって、両端がそれぞれ側面切断線16
に到達するように形成される。
【0047】次に、第1縦コアボーリング孔20V1
に、油圧破砕機22のシリンダヘッド24を設置して、
これを作動させることにより第1縦切断線V1が形成さ
れる。
【0048】第1縦切断線V1は、図2に示すように、
第1縦コアボーリング孔20V1の中心軸上にあって、両
端がそれぞれ側面切断線16に到達するように形成され
る。
【0049】なお、この場合、第1縦コアボーリング孔
20V1の形成深さは、その下端が第1横切断線H1に到
達するように設定する。また、第1横切断線H1と、第
1縦切断線V1の形成順は、上述した順に必ずしも行う
必要はないが、横切断線Hを縦切断線Vの形成前に設け
ておくと、横切断線Hにより、その上下で縁をきること
ができるので、その後の縦切断線Vの形成がより簡単に
なる。
【0050】第1横切断線H1を形成すると、および
ブロックが、その下方のブロックから分割され、第1
縦切断線V1を形成すると、ブロックとブロックと
が分割される。
【0051】このような分割が終了すると、ブロック
とブロックとをクレーンなどにより吊下げて撤去す
る。ブロックおよびブロックの撤去が終了すると、
図7に示すように、第2および第3縦コアボーリング孔
20V2,20V3が形成される。
【0052】次いで、第3および第4横コアボーリング
孔20H3,20H4内に、油圧破砕機22のシリンダヘッ
ド24をそれぞれ設置して、これらを同時に作動させる
ことにより、第2横切断線H2を形成する。
【0053】なお、この第2横切断線H2の形成時期
は、縦コアボーリング孔20V2,20 V3の形成前、ない
しは、その形成と同時進行的に行っても良い。また、こ
の第2横切断線H2を形成する際には、第3および第4
横コアボーリング孔20H3,20H4の長さが、第1およ
び第2横コアボーリング孔20H1,20H2よりも長くな
っているので、油圧破砕機22のシリンダヘッド24
を、第3および第4横コアボーリング孔20H3,20H4
の両端から挿入設置し、4個のシリンダヘッド24を同
時に作動させても良い。
【0054】すなわち、本実施例で使用する油圧破砕機
22のシリンダヘッド24は、コアボーリング孔20の
長さに対応して、所定の間隔を隔てて、直列状態に複数
設置して、これらを同時に作動させることが可能であ
る。
【0055】第2横切断線H2は、図6に示すように、
第3および第4横コアボーリング孔20H3,20H4の中
心を結ぶ線上にあって、両端がそれぞれ側面切断線16
に到達するように形成される。
【0056】次に、第2および第3縦コアボーリング孔
20V2,20V3内に、油圧破砕機22のシリンダヘッド
24をそれぞれ設置して、これらを個別に作動させるこ
とにより、第2縦切断線V2および第3縦切断線V3を
形成する。
【0057】第2および第3縦切断線V2,V3は、図
7に示すように、第2および第3縦コアボーリング孔2
V2,20V3の中心軸上にあって、両端が側面切断線1
6に到達するように形成される。
【0058】第2横切断線H2を形成すると、〜ブ
ロックが、その下方のブロックから分割され、第2およ
び第3縦切断線V2,V3を形成すると、〜ブロッ
クが個別に分割される。
【0059】このような分割が終了すると、〜ブロ
ックをクレーンなどにより吊下げて撤去する。以後は、
同様な工程を繰り返すことにより、所望の開口部12が
形成される。
【0060】さて、以上のように構成した開口部12の
形成方法によれば、ワイヤソーによる切断は、開口部1
2の形成予定個所の左右の縦断面だけなので、工費がそ
れほど高くならないし、注水に伴う作業環境の悪化も非
常に少なくすることができる。
【0061】なお、本実施例の場合には、形成された開
口部12の底面には、横コアボーリング孔の凹みが存在
しているが、この部分は、モルタル充填などにより仕上
げをすることにより整形すれば良い。
【0062】図9は、本発明にかかるコンクリート体に
開口を形成する方法の第2実施例を示しており、上記実
施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付し
てその説明を省略するとともに、以下にその特徴点につ
いてのみ説明する。
【0063】同図に示した第2実施例では、開口部12
の左右の側面を隔成する側面切断線16をワイヤソーに
より形成する点は、上記実施例と同様であるが、横コア
ボーリング孔20aH1〜20aH6は、ダム堤体10の一
方の側面側から形成し、他方の側面に到達しない非貫通
状態に形成している。
【0064】また、各縦コアボーリング孔20aV1〜2
0aV10は、その下方側に位置する横切断線H1a〜H
3aに到達しない非貫通状態に形成されている。この場
合の非貫通長さは、使用する油圧破砕機22の能力に応
じて適宜設定される。
【0065】このような非貫通状態の横コアボーリング
孔20aH1〜20aH6,縦コアボーリング孔20aV1
20aV10であっても、油圧破砕機22より縦および横
切断線V1a〜V6a,H1a〜H3aを形成すると、
これらの両端が側面切断線16に到達し、上記実施例と
同様に、開口部12の形成予定箇所のダム堤体10をブ
ロック化することができる。
【0066】本実施例の場合には、上記実施例の作用効
果に加えて、横コアボーリング孔20aH1〜20a
H6を、ダム堤体10の一方の側面からだけ形成し、非貫
通状態にするので、ダム堤体10の片側(非貫通側)に
水や土砂などの傷害物が存在する場合、その傷害物を撤
去ないしは除去するまでの間も施工を行なうことができ
る。
【0067】図10は、本発明にかかるコンクリート体
に開口を形成する方法の第3実施例を示しており、上記
実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付
してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点に
ついてのみ説明する。
【0068】同図に示した第3実施例では、横コアボー
リング孔20bH1〜20bH4を、ダム堤体10の両方の
側面からほぼ水平方向に形成し、ダム堤体10の中心部
分で非貫通状態にしている。このような横コアボーリン
グ孔20bH1〜20bH4を用いても、上記第1実施例と
同等の作用効果が得られる。
【0069】図11は、本発明にかかるコンクリート体
に開口を形成する方法の第4実施例を示しており、上記
実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付
してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点に
ついてのみ説明する。
【0070】同図に示した実施例では、開口部12の左
右の側面を隔成する側面切断線16をワイヤソーにより
形成するとともに、開口部12の底面を画成する底面切
断線19を、側面切断線16の下端に繋がるように形成
している。
【0071】また、側面切断線19は、ダム堤体10の
一方の側面から他方の側面に向けて所定の角度で傾斜し
た状態に形成している。さらに、横コアボーリング孔2
0c H1〜20cH4は、ダム堤体10の一方の側面から、
この側面にほぼ直交するようにして、水平に対して所定
の角度で下方側に向けて傾斜するように形成される。
【0072】また、各横コアボーリング孔20cH1〜2
0cH4は、ダム堤体10の他方の側面に到達しない非貫
通状態で形成されている。さらに、第1縦コアボーリン
グ孔20cV1は、ほぼ鉛直方向を指向し、第1横切断線
H1cに通達しない非貫通状態に形成されている。
【0073】また、第2以降の縦コアボーリング孔20
V2〜20cV10は、その下方の横切断線H2cおよび
底面切断線19に対して、ほぼ直交するように、かつ、
非貫通状態に形成されている。
【0074】このように形成した横コアボーリング孔2
0cH1〜20cH4においては、各横切断線H1c〜H2
cを形成する際に、非貫通部分では、最も弱い部分が破
断されるので、図11示すように、横切断線H1c〜H
2cの先端部に上方に傾斜した切断線Dが形成され、ブ
ロック形状が若干異なるが、分割撤去には、何ら問題は
ない。
【0075】本実施例の場合には、横コアボーリング孔
20cH1〜20cH4は、ダム堤体10の一方の側面か
ら、この側面にほぼ直交するように形成するので、傾斜
したダム堤体10の側面にほぼ水平なボーリング孔をせ
ん孔する場合よりも、形成が容易になる。
【0076】図12〜図14は、本発明にかかるコンク
リート体に開口を形成する方法の第5実施例を示してお
り、上記実施例と同一もしくは相当する部分には、同一
符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその
特徴点についてのみ説明する。
【0077】これらの図に示した実施例は、開口部12
の幅が比較的大きい場合に適用される方法であって、開
口部12を形成する際には、開口部12の側面を隔成す
る3本の側面切断線16a〜16cがワイヤソーにより
形成される。
【0078】また、この側面切断線16a〜16cを形
成す際に設けた小径ボーリング孔18は、開口部12の
底面を隔成する底面切断線19をワイヤソーにより形成
する際に、ワイヤソーが挿通される。
【0079】開口部12の形成予定箇所内に設けられる
横コアボーリング孔20dH1〜20dH2は、ダム堤体1
0の一方の側面から、ほぼ水平方向に延設形成される。
【0080】縦コアボーリング孔20dV1〜20dV10
は、ダム堤体10のほぼ鉛直方向を志向するようにし
て、横切断線H1d〜H2dに通達しない非貫通状態で
形成される。
【0081】本実施例の場合には、第1横コアボーリン
グ孔20dH1と第1縦コアボーリング孔20dV1とにそ
れぞれ油圧破砕機22を挿入設置して拡大動作させる
と、図12に示したdブロックが分離されるので、こ
れを図14に示すように撤去することができる。
【0082】また、これに続いて、第1横コアボーリン
グ孔20dH1と第2縦コアボーリング孔20dV2とにそ
れぞれ油圧破砕機22を挿入設置して拡大動作させる
と、dブロックが分離される。これ以後は、同様の操
作を返すことで、ブロックを1個ずつ分割撤去すること
ができる。このようなブロック化の過程においては、横
コアボーリング孔20dH1〜20dH2の直径を200m
mφとすると、この形成に使用する穿孔機のモータ部が
200mmφよりも小径なので、横コアボーリング孔2
0dH1〜20dH2を、その前方に位置する縦コアボーリ
ング孔の直下を通過した位置まで設けておき、ブロック
の撤去後にその位置から前方に延長形成することができ
る。
【0083】なお、本実施例の場合には、側面断面線1
6aと同16bと囲まれた部分と、側面断面線16bと
同16cとで囲まれた部分には、一方の符号に’を付け
て示しているように、実質的に同一構成の縦,横コアボ
ーリング孔が設けられているので、符号に’を付けた部
分も、上記手順と同様にブロックを1個ずつ分割撤去す
ることができる。
【0084】図15および図16は、本発明にかかるコ
ンクリート体に開口を形成する方法の第6実施例を示し
ており、上記実施例と同一もしくは相当する部分には、
同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下に
その特徴点についてのみ説明する。
【0085】この実施例に示した方法は、形成すしよう
とする開口部12の深さが比較的浅い場合に好適に適用
される方法であって、開口部12の形成予定個所の左右
の縦断面と底断面とをワイヤソーにより切断して、開口
部12の両側面と底面とを隔成する側面および底面切断
線16,19を形成する。
【0086】そして、側面および底面切断線16,19
で区画された開口部12の形成予定箇所内に、ほぼ鉛直
方向に延設される縦コアボーリング孔20dv1,20d
v2を形成する。
【0087】次いで、縦コアボーリング孔20dv1,2
0dv2内に油圧破砕機22のシリンダーヘッド24を挿
入設置し、シリンダーヘッド24の拡大作動により、縦
コアボーリング孔20dv1,20dv2の周辺を破砕し
て、側面切断線16および底面切断線19に繋がる縦切
断線H1eを形成して、開口部12の形成予定箇所内の
ダム堤体10をブロックに分割し、分割されたブロック
を順次撤去する。
【0088】本実施例の場合には、開口部12の形成予
定箇所に縦コアボーリング孔20d v1,20dv2をけし
か設けていないが、この縦コアボーリング孔20dv1
20dv2内に、油圧破砕機22を挿入設置して縦切断線
H1eを形成すると開口部12が形成され、上記第1実
施例と同等の作用効果が得られる。
【0089】なお、上記実施例では、開口部12を形成
するコンクリート体としてダム堤体10を例示したが、
本発明の実施は、これに限定されることはなく、他の形
態の鉄筋ないしは無筋コンクリート体に開口を形成する
際に適用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかるコンクリート体に開口を形成する方法によれば、
経済的に開口部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成す
る方法の第1実施例を示す初期工程の平面図説明図であ
る。
【図2】図2の上面図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】図1の方法で油圧破砕機のシリンダヘッドによ
り切断線を形成する際の、シリンダヘッドの作動前の、
設置状態の上面図と側面説明図である。
【図5】図4の設置状態からシリンダヘッドを作動させ
た後の上面図と側面説明図である。
【図6】図1に引き続いて行われる工程の平面説明図で
ある。
【図7】図6の上面図である。
【図8】図6の断面図である。
【図9】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成す
る方法の第2実施例を示す要部断面説明図である。
【図10】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成
する方法の第3実施例を示す要部断面説明図である。
【図11】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成
する方法の第4実施例を示す要部断面説明図である。
【図12】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成
する方法の第5施例を示す要部断面説明図である。
【図13】図12の正面説明図である。
【図14】図12の要部抽出説明図である。
【図15】本発明にかかるコンクリート体に開口を形成
する方法の第6施例を示す要部平面説明図である。
【図16】図15の要部断面説明図である。
【符号の説明】 10 ダム堤体 12 開口部 16 側面切断線 20 コアボーリング孔 20H1〜20H6 第1横コアボーリング孔〜第6横平
コアポーリング孔 20V1〜20V10 第1縦コアボーリング孔〜第10縦
コアボーリング孔 22 油圧破砕機 24 シリンダヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム堤体などのコンクリート体に開口部
    を形成する方法において、 少なくとも前記開口部形成予定個所の左右の縦断面をワ
    イヤソーにより切断して、前記開口部の両側面を隔成す
    る側面切断線を形成する工程と、 前記側面切断線で区画された前記開口部形成予定箇所内
    に、前記コンクリート体のほぼ水平方向に延設される横
    コアボーリング孔を形成する工程と、 前記側面切断線で区画された前記開口部形成予定箇所内
    に、前記コンクリート体のほぼ鉛直方向に延設される縦
    コアボーリング孔を形成する工程と、 前記横および縦コアボーリング孔内に油圧破砕機のシリ
    ンダーヘッドを挿入設置し、前記シリンダーヘッドの拡
    大作動により、前記横および縦コアボーリング孔の周辺
    を破砕して、前記側面切断線で区画された前記開口部形
    成予定箇所内に横および縦切断線を形成して、当該開口
    部形成予定箇所内の前記コンクリート体をブロックに分
    割する工程と、 分割された前記ブロックを順次撤去する工程とを含むこ
    とを特徴とするコンクリート体に開口を形成する方法。
  2. 【請求項2】 前記横および縦切断線は、前記縦切断線
    の形成前に前記横切断線を形成することを特徴とする請
    求項1記載のコンクリート体に開口を形成する方法。
  3. 【請求項3】 前記横切断線は、水平方向に所定の間隔
    を隔てて一列状に形成された複数の前記横コアボーリン
    グ孔内に、前記油圧破砕機のシリンダーヘッドをそれぞ
    れ挿入設置し、前記シリンダーヘッドを同時に拡大作動
    させて、左右の前記側面切断線間を繋ぐように形成する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンクリート体に開口
    を形成する方法。
  4. 【請求項4】 前記開口部は、前記両側面を隔成する側
    面切断線間の下端に、両端が繋がる底面切断線を前記イ
    ヤソーにより形成することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項記載のコンクリート体に開口を形成する方
    法。
  5. 【請求項5】 ダム堤体などのコンクリート体に開口部
    を形成する方法において、 前記開口部形成予定個所の左右の縦断面と底断面とをワ
    イヤソーにより切断して、前記開口部の両側面と底面と
    を隔成する側面および底面切断線を形成する工程と、 前記側面および底面切断線で区画された前記開口部形成
    予定箇所内に、前記コンクリート体のほぼ鉛直方向に延
    設される縦コアボーリング孔を形成する工程と、 前記縦コアボーリング孔内に油圧破砕機のシリンダーヘ
    ッドを挿入設置し、前記シリンダーヘッドの拡大作動に
    より、前記縦コアボーリング孔の周辺を破砕して、前記
    側面切断線および底面切断線に繋がる縦切断線を形成し
    て、当該開口部形成予定箇所内の前記コンクリート体を
    ブロックに分割する工程と、 分割された前記ブロックを順次撤去する工程とを含むこ
    とを特徴とするコンクリート体に開口を形成する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144018A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Taisei Corp コンクリート構造物の開口方法

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