JP2000312102A - 誘電体線路の接合構造及び非放射性誘電体線路 - Google Patents

誘電体線路の接合構造及び非放射性誘電体線路

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JP2000312102A
JP2000312102A JP11120768A JP12076899A JP2000312102A JP 2000312102 A JP2000312102 A JP 2000312102A JP 11120768 A JP11120768 A JP 11120768A JP 12076899 A JP12076899 A JP 12076899A JP 2000312102 A JP2000312102 A JP 2000312102A
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dielectric
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frequency
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浩紀 喜井
Nobuki Hiramatsu
信樹 平松
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/16Dielectric waveguides, i.e. without a longitudinal conductor
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports
    • H01P5/16Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port
    • H01P5/18Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port consisting of two coupled guides, e.g. directional couplers
    • H01P5/188Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port consisting of two coupled guides, e.g. directional couplers the guides being dielectric waveguides

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Abstract

(57)【要約】 【課題】分配される高周波信号の出力強度をほぼ等しく
した状態で広帯域で使用可能になり、厳密な位置調整が
不要で量産性の良いものとすること。 【解決手段】比誘電率=4.8,誘電損失=2.7×1
-4(測定周波数77GHz)のコーディエライトセラ
ミックスから成り、断面が幅1.0mm×高さ2.25
mmの直線状の第一の誘電体線路2と、第一誘電体線路
2の中途から円弧状に分岐するように接合し90°折り
曲がるように形成した第二の誘電体線路4とを一体的に
作製し、第二の誘電体線路4の接合部(分岐部)の曲率
半径rは12. 7mmであり、60GHzの高周波信号
の波長λ≒5mmよりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波集積回路等
に組み込まれて高周波信号を伝送、分岐及び合波させる
ための誘電体線路の接合構造及びそれを用いた非放射性
誘電体線路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の数10GHzの高周波信号を伝送
するための誘電体線路を利用した、非放射性誘電体線路
(Non Radiative Dielectoric Guide で、以下、NRD
ガイドと言う)S1を図4に示す。同図はNRDガイド
S1の部分切欠斜視図であり、断面が矩形状の誘電体線
路2の上下に、誘電体線路2の上下面よりも主面の面積
が大きい平行平板導体1, 3を接合させて成る。前記N
RDガイドS1において、平行平板導体1, 3の間隔が
λ/2(λは高周波信号の波長)以下の時、波長がλよ
り大きい高周波信号は遮断されて平行平板導体1, 3の
間の空間には侵入できない。そして、平行平板導体1,
3の間に誘電体線路2を介装すると、誘電体線路1に沿
ってその内部で高周波信号を伝搬させることができ、高
周波信号からの放射波は平行平板導体1, 3の遮断効果
によって抑制される。尚、前記λは真空中を伝搬する高
周波(電磁波)信号の波長に近似的に等しい。また、同
図では、内部が見えるように上側の平行平板導体3の一
部を切り欠いて描いた。
【0003】このようなNRDガイドにおいて、誘電体
線路の中途で高周波信号を分岐させる場合、図5に示す
ように、高周波信号を入力し伝搬させる誘電体線路10
の終端部付近に高周波信号を分岐させる誘電体線路1
1,12を設け、更に誘電体線路11,12終端部付近
に高周波信号を各々伝搬させる誘電体線路13,14を
配置したものが提案されている(電子情報通信学会論文
誌 C−I Vol.J75 −C−I No.1 pp.35-41
1992年1月参照)。この場合、誘電体線路10と誘
電体線路11,12、また誘電体線路11,12と誘電
体線路13,14は、高周波信号が空間的に電磁結合す
るように所定間隔で配置される。また、誘電体線路10
の終端部及び誘電体線路13,14の先端部に、不要伝
送モードを除去するためのモードサプレッサ15を配置
している。尚、同図は内部を透視した状態を描いたもの
である。
【0004】更に、NRDガイドにおいて誘電体線路の
中途で高周波信号を分岐させる他の構成として、図6に
示すように、直線状の誘電体線路20と曲線状(U字
状)の誘電体線路21とを、誘電体線路21の曲線状凸
部を誘電体線路20の中途部分に近接設置したものが公
知である(特開平6−174824号公報,特開平8−
8621号公報,IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THE
ORY AND TECHNIQUES,VOL.MTT-31,NO.8,AUGUST 1983,pp6
48-654参照)。このNRDガイドS3では、誘電体線路
20の入力ポート20a から入射された高周波信号は、
一部が誘電体線路20内を伝搬して出力ポート20b か
ら出力され、一部は誘電体線路21の曲線状凸部で空間
的に電磁結合し、出力ポート21cから出力される。前
記誘電体線路21はカプラと呼ばれ、その出力ポート2
1cと反対側の一端には無反射終端22が設けられてあ
り、無反射終端22では高周波信号の反射を抑制する。
尚、同図は内部を透視した状態を描いたものである。
【0005】そして、2つの誘電体線路20,21の近
接部の間隔Lを調整することにより、所望の分岐比で高
周波信号を分配することができる。一般に、NRDガイ
ドでは、図6のようなカプラを用いて高周波信号を分配
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
NRDガイドS2の場合、誘電体線路10〜14の電磁
結合の整合(マッチング)をとるには、誘電体線路10
〜14の間隔を厳密に調整し配置する必要があり、また
部品点数も非常に多いため実用性が低かった。
【0007】故に、NRDガイドにおいては、図6のよ
うなカプラを用いたものが主流であり、その高周波信号
の周波数による透過特性を図8に示す。周波数60GH
zの高周波信号を入力ポート20aから入射すると、出
力ポート20b,21cからほぼ同レベルの高周波信号
が2等分されて出力するように調整されている。Sbaは
出力ポート20bから出射される高周波信号の出力強度
(出力レベル)、Scaは出力ポート21cから出射され
る高周波信号の出力強度を表す。同図に示すように、各
出力強度Sba,Scaは60GHzから周波数がずれると
大きく変化する。このため、従来のNRDガイドS3の
使用可能な帯域幅は、60GHz前後の1GHz程度に
止まり、広帯域で使用可能なことが必要な携帯電話等の
通信機器分野では不十分な周波数特性であった。
【0008】また、NRDガイドS3の場合、誘電体線
路20, 21の間隔Lが変動すると出力強度Sba,Sca
が大きく変動するため、これらを高精度に配置する必要
があり、NRDガイドS3の量産性向上を妨げていた。
更に、誘電体線路21の一端に無反射終端22を設ける
必要があり、また60GHzで使用する場合無反射終端
22は約4〜20mm程度の長さとなり、その結果NR
DガイドS3の小型化を妨げており設計上大きな制約と
なっていた。
【0009】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、従来より使用可能な帯域
幅が広く、その結果通信機器等の広帯域で使用される機
器にも応用できると共に、誘電体線路の厳密な位置調整
が不要なため量産性が向上し、また誘電体線路に無反射
終端を必要としないので設計の自由度が高く、小型化が
可能なものとすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の誘電体線路の接
合構造は、高周波信号を伝搬させる直線状の第一の誘電
体線路と、該第一の誘電体線路の中途に接合した第二の
誘電体線路とから成り、該第二の誘電体線路は第一の誘
電体線路との接合部が円弧状を成し、かつその曲率半径
が前記高周波信号の波長以上であることを特徴とする。
【0011】本発明は、上記構成により、第一の誘電体
線路と第二の誘電体線路を一体化した状態で作製でき、
これらの誘電体線路を別個に配置する場合に比べ厳密な
位置調整は不要であり、その結果量産性が向上し、また
第二の誘電体線路に無反射終端を必要としないので設計
の自由度が高く、小型化に有利である。また、第二の誘
電体線路の接合部の曲率半径を高周波信号の波長以上と
したことで、分配される高周波信号の出力強度をほぼ等
分にした状態で広帯域で使用可能になり、携帯電話等の
通信機器への応用が広がる。
【0012】また、本発明の非放射性誘電体線路は、高
周波信号の波長λに対してλ/2以下の間隔で配置した
平行平板導体の間に上記本発明の誘電体線路の接合構造
を設けたことを特徴とする。
【0013】本発明の非放射性誘電体線路は、このよう
な構成により、誘電体線路からの放射成分を抑制し高効
率で高周波信号を伝搬し得ると共に、使用可能な帯域幅
が非常に広くなるため、ミリ波集積回路を内蔵する通信
機器,ミリ波レーダ等への汎用性が高まる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体線路の接合構造及
びNRDガイドについて以下に説明する。図1は本発明
のNRDガイドSの内部透視斜視図、図2,図3は本発
明の誘電体線路の接合構造の平面図である。図1におい
て、1,3は一対の平行平板導体、2は直線状の第一の
誘電体線路、4は第一の誘電体線路2の中途に分岐する
ように接合し、その接合部が円弧状で形成された第二の
誘電体線路である。また、2aは第一の誘電体線路2の
入力ポート、2bは第一の誘電体線路2の出力ポート、
4cは第二の誘電体線路4の出力ポートである。尚、同
図は内部を透視した状態を描いたものである。
【0015】本発明において、第二の誘電体線路4は接
合部が少なくとも円弧状に形成されてあり、接合部以外
は直線状とする、全体を円弧状とする、又は接合部以外
は楕円状曲線,双曲線,2次曲線,波形曲線等種々の曲
線状とする、等の変形を施しても良い。そして、図2に
示すように、第二の誘電体線路4の接合部の曲率半径r
について、誘電体線路内を伝搬する高周波信号の波長λ
以上に設定することにより、第一の誘電体線路2と第二
の誘電体線路4によって、高周波信号をほぼ等分の出力
強度で分配可能となる。また好ましくは、接合部の曲率
半径rは3λ以下が良く、3λを超えると接合構造が大
きくなり小型化のメリットが得られない。
【0016】一方、前記接合部の曲率半径rを波長λよ
り小さく設定すると、第二の誘電体線路4への分岐強度
は小さくなる。
【0017】また、第二の誘電体線路4は、図2の点線
に示すように円弧状の接合部を延長させると、その接線
が第一の誘電体線路2の側壁に接するような形状が良
く、その場合高周波信号を均等に分配するのに最適であ
る。
【0018】そして、上記構成の如く一体化された第一
の誘電体線路2及び第二の誘電体線路4を、平行平板導
体1,3間に設置することにより、厳密な位置合わせを
行うことなく良好な周波数特性を有する高周波伝搬用誘
電体線路及びNRDガイドS等を容易に作製することが
できる。また、本発明のNRDガイドSは数10〜数1
00GHz帯の高周波信号を利用する高周波回路であれ
ば適用でき、特に50GHz以上、更には70GHz以
上の高周波帯域で好適に使用できる。具体的には、本発
明のNRDガイドSは携帯電話、自動車のミリ波レーダ
等に使用されるものであり、例えば自動車の周囲の障害
物及び他の自動車に対しミリ波を第一の誘電体線路2で
導波して照射し、反射波を第二の誘電体線路4からの高
周波と合成してビート信号を得、このビート信号を分析
することにより前記障害物及び他の自動車までの距離、
それらの移動速度、移動方向等が得られる。
【0019】本発明の前記平行平板導体1,3は、高い
電気伝導度及び加工性の点で、Cu,Al,Fe,SU
S(ステンレス),Ag,Au,Pt等の導体板、ある
いはこられの導体層を表面に形成した絶縁板でもよい。
【0020】また、第一の誘電体線路2,第二の誘電体
線路4はテフロン等の低損失の有機樹脂材料、有機−無
機複合材料、コーディエライト,アルミナ,ガラスセラ
ミックス等の低誘電率のセラミックス材料から成るのが
好ましく、これらは高周波に対し低損失で加工が容易で
あり、量産に適している。より好ましくは、セラミック
ス材料から成るのが良く、第一の誘電体線路2,第二の
誘電体線路4を一体的に成形し焼結させることができ、
これらを別個に作製し接合するよりも作業性及び完成度
がきわめて良好である。
【0021】そして、第一の誘電体線路2,第二の誘電
体線路4をセラミックス材料で作製する場合、例えば上
記構成となるように予め金型を作製し、その金型内にセ
ラミックス粉末を充填して圧力を加え成形体を作製した
後、それを焼成することにより作製できる。別の方法と
して、セラミックス粉末を含むスラリーを上記構成とな
るように印刷塗布し、乾燥後焼成することによっても作
製できる。他にも、セラミックス粉末を含むバインダー
用の有機樹脂を型に流し込み、硬化させた後、取り出し
て焼成する方法を採用し得る。また、第一の誘電体線路
2,第二の誘電体線路4を個別に作製した後、接着剤に
て接着しても良い。
【0022】また、第一の誘電体線路2,第二の誘電体
線路4の材料が有機樹脂材料、有機−無機複合材料の場
合は、公知のプレス成形法,射出成形法,印刷塗布法等
によって製造できる。
【0023】本発明の他の実施形態を図3に示す。図3
(a)はU字型の第二の誘電体線路5を設けて、高周波
信号の入出力方向を反対に切り換えられるようにしたも
の、(b)は高周波信号を3つに分岐させるように、2
本の第二の誘電体線路6a,6bを設けたものである。
(b)において、第二の誘電体線路6aの曲率半径ra
と第二の誘電体線路6bの曲率半径rb とが異なるよう
にしても良い。また、第二の誘電体線路を3本以上設け
ても構わない。
【0024】また上記実施形態では、高周波信号を分岐
(分波)させる場合について説明したが、高周波信号の
入力ポートを逆にすれば合波(重畳)させることもでき
る。また、本発明の誘電体線路の接合構造は、NRDガ
イドに限らず、高周波信号伝送用の誘電体線路を利用し
た各種電子部品,電子回路,光電子回路等に適用でき
る。
【0025】かくして、本発明は、第一の誘電体線路と
第二の誘電体線路を一体化した状態で作製でき、厳密な
位置調整が不要となり、その結果量産性が向上し、また
第二の誘電体線路に無反射終端を必要としないので設計
の自由度が高く、小型化に有利である。また、分配され
る高周波信号の出力強度をほぼ等分にした状態で広帯域
で使用可能になり、携帯電話等の通信機器への応用が広
がる。
【0026】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
変更を行うことは何等差し支えない。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。
【0028】(実施例)図1,図2のNRDガイドS及
び誘電体線路の接合構造を以下のように構成した。比誘
電率=4.8,誘電損失=2.7×10-4(測定周波数
77GHz)のコーディエライトセラミックスから成
り、断面が幅1.0mm×高さ2.25mmの直線状の
第一の誘電体線路2と、第一誘電体線路2の中途から円
弧状に分岐するように接合し90°折り曲がるように形
成した第二の誘電体線路4とを一体的に作製した。この
とき、第二の誘電体線路4の接合部(分岐部)の曲率半
径rは12. 7mmであり、60GHzの高周波信号の
波長λ≒5mmよりも大きかった。このとき、第一の誘
電体線路2,第二の誘電体線路4用の金型を予め作製
し、その金型内にコーディエライトセラミックス粉末を
充填して圧力を加え成形体を作製した後、それを焼成す
ることにより一体的に作製した。
【0029】次に、一体化した誘電体線路22,23の
上下面を、Cuから成り縦100mm×横100mm×
厚さ8mmの2枚の平行平板導体1,3間に挟持して、
NRD誘電体線路Sを作製した。
【0030】また、比較例として、図6のカプラ型NR
DガイドS3を作製した。平行平板導体1,3、誘電体
線路20及び誘電体線路21の材料及び断面形状は上記
実施例と同様とし、誘電体線路20と誘電体線路21の
間隔Lを最適化し60GHzの高周波信号が2等分され
るよう構成した。
【0031】本発明のNRDガイドSについて、ミリ波
(数10〜数100GHz帯)の透過特性をネットワー
クアナライザー(ヒューレットパッカード社製,製品名
ネットワークアナライザー8757C)により測定し、
その結果を図7に示す。同図より、本発明のNRDガイ
ドSは56〜62GHz程度の広い周波数範囲に亘っ
て、出力ポート2bと出力ポート4cにほぼ等しい出力
強度の高周波信号が分配された。
【0032】これに対して、比較例のカプラ型NRDガ
イドS3について同様に測定した結果、図8に示すよう
に、出力ポート20bと出力ポート21cの出力強度が
ほぼ等しくなるのは60〜60.5GHz程度のごく狭
い周波数範囲に止まった。
【0033】
【発明の効果】本発明は、直線状の第一の誘電体線路
と、該第一の誘電体線路の中途に接合した第二の誘電体
線路とから成り、該第二の誘電体線路は第一の誘電体線
路との接合部が円弧状を成し、かつその曲率半径が前記
高周波信号の波長以上であることにより、第一の誘電体
線路と第二の誘電体線路を一体化した状態で作製でき、
厳密な位置調整が不要となり、その結果量産性が向上
し、また第二の誘電体線路に無反射終端を必要としない
ので設計の自由度が高く、小型化に有利である。また、
分配される高周波信号の出力強度をほぼ等しくした状態
で広帯域で使用可能になり、高周波回路への汎用性が高
まり携帯電話等の通信機器、ミリ波レーダー等への応用
が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体線路の接合構造を有するNRD
ガイドSの内部透視斜視図である。
【図2】図1の誘電体線路の接合構造の平面図である。
【図3】本発明の接合構造の実施形態を示し、(a)は
第二の誘電体線路をU字状としたものの平面図、(b)
は2本の第二の誘電体線路を設けたものの平面図であ
る。
【図4】従来の単線型のNRDガイドS1の部分切欠斜
視図である。
【図5】従来の電磁結合型で直線状のNRDガイドS2
の内部透視斜視図である。
【図6】従来の電磁結合型で曲線状のNRDガイドS3
の内部透視斜視図である。
【図7】本発明のNRDガイドSの周波数特性のグラフ
である。
【図8】従来のNRDガイドS3の周波数特性のグラフ
である。
【符号の説明】
1:平行平板導体 2:第一の誘電体線路 2a:入力ポート 2b:出力ポート 3:平行平板導体 4:第二の誘電体線路 4c:出力ポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号を伝搬させる直線状の第一の誘
    電体線路と、該第一の誘電体線路の中途に接合した第二
    の誘電体線路とから成り、該第二の誘電体線路は第一の
    誘電体線路との接合部が円弧状を成し、かつその曲率半
    径が前記高周波信号の波長以上であることを特徴とする
    誘電体線路の接合構造。
  2. 【請求項2】高周波信号の波長λに対してλ/2以下の
    間隔で配置した平行平板導体の間に請求項1記載の誘電
    体線路の接合構造を設けたことを特徴とする非放射性誘
    電体線路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6538530B2 (en) * 1999-04-27 2003-03-25 Kyocera Corporation Junction structure of dielectric strip, nonradiative dielectric waveguide, and millimeter-wave transmitting/receiving apparatus
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