JP2000308415A - ハタケシメジの栽培方法 - Google Patents

ハタケシメジの栽培方法

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JP2000308415A JP11120707A JP12070799A JP2000308415A JP 2000308415 A JP2000308415 A JP 2000308415A JP 11120707 A JP11120707 A JP 11120707A JP 12070799 A JP12070799 A JP 12070799A JP 2000308415 A JP2000308415 A JP 2000308415A
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祐一 井上
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハタケシメジの栽培方法において、種菌を栽
培容器内に詰めた培養基に接種し、該種菌の菌糸が該容
器内に充分に蔓延する状態まで培養して菌床を作る工程
と、この菌床を排水性の良い容器内に移した後、透水性
を有する被覆材で該菌床を覆った後、全体が湿潤状態と
なるまで散水する埋め込み工程と、該被覆材を湿潤状態
に保持して子実体を発生させ、これを成長させる工程と
を備えているハタケシメジの栽培方法である。 【効果】 本発明の栽培方法では、温度を子実体の育成
適正温度に保持し、散水などで被覆材(培地)を湿潤状
態に保持すれば、屋内の湿度を厳密に管理する必要はな
く、しかも換気を適宜行うことができるので、炭酸ガス
による障害、および雑菌などのによる汚染を防止するこ
とが可能となり、製品である子実体を安定して、早期
に、かつ複数回採取することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハタケシメジの屋
内栽培方法に関し、菌床より品質的に優れた子実体を短
期間で、かつ安定して収穫することができる栽培方法に
関する。
【0002】
【従来技術】古くは椎茸に始まり、近年においては、エ
ノキ、ヒラタケ等のキノコ類の人工的な栽培方法が確立
され、季節を問わず安定して大量に供給されるようにな
ってきている。ハタケシメジは、シメジ属のキノコであ
り、春と秋に人家の近くや、畑、林地竹藪等で多く発生
する。形は本ジメジによく似ており、味は本シメジと同
様に非常に美味である。このハタケシメジの屋外と屋内
における人工的な栽培方法が研究され、特に安定した収
穫のある屋内の栽培方法に関する特許出願が見受けられ
る。
【0003】例えば、特開平6−14167号公報で
は、培養容器内にバーク堆肥、オガクズまたは寒天残渣
と米糠を所定の割合で混合し、含水率50〜65%に調
整した培養基を該培養基内に充填し、これを加熱滅菌し
た後、別途培養した種菌を接種し、これを温度20〜2
5℃、湿度60〜80%に調整した屋内で培養し、菌糸
が培養器の中に十分蔓延し菌糸が完熟した時点で、含水
率を55〜80%に調整したみずごけ等で前記培養容器
の開口部を覆い、これを室温10〜20℃、湿度90〜
95%、照度50〜300ルックスに調整した屋内で引
き続き培養する方法が開示されている。
【0004】特開平9−19219号公報では、バーク
堆肥またはオガクズと乾燥ビール粕および米糠を所定の
割合で混合した培養基を培養容器に詰め、加熱滅菌した
後、種菌を接種し、これを温度20〜25℃、湿度60
〜80%に調整した屋内で培養し、菌糸が培養器の中に
十分蔓延し菌糸が完熟し、かつ子実体原基が形成される
前の時期に、菌かきと水分補給を行い、含水率60%の
バーク堆肥で覆い、その上にスギまたはブナのオガクズ
と鹿沼土を所定の割合で混合した混合物で覆い、これを
室温10〜20℃、湿度90〜95%、照度50〜30
0ルックスに調整した屋内で引き続き培養する方法が開
示されている。
【0005】また、特開平10−178890号公報に
は、ハタケシメジの人工育成方法において、子実体原基
形成の芽出し工程およびまたは成熟子実体形成の生育工
程を、温度10〜20℃、相対湿度100%以上の高湿
度の条件下で培養する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報において
開示されている技術は、何れも屋内の湿度を90%程度
以上に調整する必要があり、調湿設備を備えた建物ある
いは地下室などが必要であり、しかも湿度を保つため、
換気不足となり子実体の生育が阻害される可能性があ
る。またビンや袋等の密閉式の容器を使用し、この開口
部に覆土して散水した場合には、この散水が噴霧状であ
っても、たまり水になりやすく、雑菌などにより汚染さ
れる可能性があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記のように
調湿設備を備えた建物を不要とし、簡単な設備で、かつ
換気が充分に行えることを目的として研究した結果、次
ぎに示す栽培方法を発明するに至った。第1の発明は、
栽培容器内に培養基を充填し、これを加熱滅菌した後種
菌を接種し、しかる後、屋内において育成するハタケシ
メジの栽培方法において、種菌を栽培容器内に詰めた培
養基に接種し、該種菌の菌糸が該容器内に充分に蔓延す
る状態まで培養して菌床を作る工程と、この菌床を排水
性の良い容器内に移した後、透水性を有する被覆材で該
菌床を覆った後、全体が湿潤状態となるまで散水する埋
め込み工程と、該被覆材を湿潤状態に保持して子実体を
発生させ、これを成長させる工程とを備えたハタケシメ
ジの栽培方法である。
【0008】第2の発明は、第1の発明に記載の子実体
を発生させ、これを育成させる工程が、上記屋内を子実
体生育適温に管理するとともに、上記被覆材を湿潤状態
に保持して第1回目の子実体を発生させるとともに成長
させ、該子実体を採取後、引き続き、上記被覆材を湿潤
状態に保持しながら、菌糸体育成適温範囲内の水を散水
して菌糸体を刺激し、該菌糸体を成長させ、これを成熟
させた後、子実体原基形成適温範囲内の水を散水し子実
体原基を生成させ、続いて子実体育成適温範囲内の水を
散水して2回目以降の収穫を行うハタケシメジの栽培方
法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の種菌の形成方法は、保存
している菌株、例えば、山口県の秋吉台で自然発生した
ハタケシメジ菌等を市販の寒天培地を用いて所定温度お
よび所定期間培養する。例えば温度22℃の恒温器内で
寒天培地を用いて20日間程度培養し、この組織を取り
出し、表1に示す組成のノークランス液体培地を用いて
22℃に保持された恒温器内で15日程度培養し接種源
(菌糸体)を作成する。この接種源を接種するまで5℃
の恒温室内に保存する。なお、培養温度および期間は、
培養する菌の種類および培地の種類により多少異なるの
で一概には限定できない。
【0010】
【表1】
【0011】種菌を製作する培養基材としては特に限定
されたもでなく、菌の育成が可能な培養基材を用いるこ
とが出来る。例えば、市販のバーク堆肥(鶏糞を使用し
たもの)またはバーク堆肥とブナオガクズ、若しくはス
ギオガクズとを容積比で1:1に混合し、この混合物に
対し栄養源を容積比で1:1〜6:1で混合し、更に、
この混合物に対し1重量%程度の粉炭を加えて混合し、
この混合物の含水率を60〜80%程度に調整して種菌
用培養基とする。栄養源として、市販の米糠、ふすま、
コーン、大麦、ビール粕等公知の材料を用いることが出
来る。上記水分含有量調整済みの種菌用培養基を、市販
の耐熱性の袋またはポリプロピレン製のビン(800m
l)に所定量詰めて、中央に接種用の穴をあけ、該ビン
の口を通気性を有する蓋、例えば市販の不織布製フィル
タ(ナラキャップ製)製蓋で覆った後、温度110〜1
30℃で1〜3時間程度加熱殺菌を行う。殺菌後25℃
以下に冷却し、クリーンルーム内で上記接種源を培養基
500gに対し10〜30ml程度接種する。接種後、
温度18〜25℃、湿度40〜80%の恒温室内で菌糸
体が培養基全体に蔓延してから、更に熟成(10日程度
経過)させたものを種菌とする。
【0012】菌床の製作に使用する培養基としては、上
記培養基材と上記粉炭の混合物に栄養源を上記の割合で
混合したものを使用する。この栄養源として米糠、ふす
ま、コーン、大麦、ビール粕等の天然および人工の栄養
源が使用可能ですが、経済的には米糠が好適である。こ
れら栄養源は、上記培養基材に対し容積比で10:1〜
10:3程度、好適には5:1程度混合する。上記培養
基材と栄養源と粉炭とを混合した培養基の水分含有量を
上記の通り含水率で60〜80%に、好ましくは65%
程度に調整する。この含水量調整済みの培養基を、加熱
殺菌、例えば、市販の耐熱用培養袋に1kg程度充填
し、温度110〜130℃のオートクレーブで50〜9
0分程度加熱殺菌する。加熱殺菌済みの培養基を25℃
以下に冷却した後、クリーンベンチ内で上記種菌を20
〜40g/培養基kg程度接種する。接種後、温度18
〜25℃、湿度40〜80%、炭酸ガス濃度4000p
pm以下に調整された恒温恒湿室で暗培養します。培養
は菌糸が培養基全体に蔓延し、子実体原基形成が確認さ
れるまでの期間熟成させたものを菌床とする。
【0013】子実体を発生させる被覆材しては、市販の
鹿沼土、赤玉土、日向土またはまさ土等の天然土、パー
ライト、バーミキュライト等の人工土及び水苔、腐葉土
などの園芸材料等の透水性を有する材料、またはこれら
の材料を適宜混合して透水性を有するように調整した材
料を使用することが出来る。また、使用する容器として
は、排水性の良いものであれば特に限定されない。特に
溜まり水のでき難い形状の容器である必要がある。排水
性が悪いかまたは溜まり水ができる構造のものは、雑菌
が発生し、子実体の生成が阻害される可能性があり好ま
しくない。市販のプランター等排水性の良い容器に薄く
上記被覆材を敷き込み、散水して該被覆材を湿潤状態と
した後、上記菌床をおき、これに上記被覆材を菌床の上
面2〜12cm程度、好ましくは5cm程度とななるま
でかけ、更に、容器の底より排出される水に使用した被
覆材が同伴されなくなる程度まで散水する。この被覆材
が菌床上面より2cm以下であると、移動時または散水
時に菌床が露出するので好ましくなく、12cm以上で
あると子実体が発生するまでの期間が長くなりすぎて好
ましくない。この菌床を埋め込んだプランターを子実体
育成に適した温度条件(15〜28℃)に保持可能な培
養室内に運び込み、照度300〜1500ルックス程度
(好ましくは800〜1500ルックス程度)、炭酸ガ
ス濃度3000ppm以下(好ましくは1500ppm
以下)で子実体育成適温の水(温度5〜20℃)散水管
理をしながら子実体を発生させ、引き続き採取可能な大
きさまで育成します。子実体育成に適した室温条件は、
使用する菌により多少の異なるが、本発明が完成された
時点では15〜28℃程度である。また散水する水の温
度は、菌糸及び子実体の育成に適した温度、例えば、菌
床の菌糸の育成及び成熟(温度15〜28℃)、原基の
発生(温度1〜19℃)または子実体育成を促すための
温度(温度5〜19℃)範囲に管理するのが好ましく、
特に30℃以上の温度の水を使用するのは、菌の生育に
好ましくない。散水管理の目安としては、上記被覆材の
表面が湿潤状態を保つ状態としますが、被覆材料により
含水率が異なり一概に限定できないが、例えば上記被覆
材の表面が白っぽく(表乾状態)変色しない程度以上に
保つ必要がある。その目安として上記被覆材を握って水
が浮かび上がる状態以上に散水した方が好ましい。ま
た、散水の温度は、菌床の菌糸等を刺激するために行う
ので、上記温度範囲内でかつ、育成雰囲気温度以下で行
う。また、上記培養室は、温度を15〜28℃に、好ま
しくは17〜21℃に管理可能な設備があれば良く、湿
度は、特に管理する必要はないが、好ましくは湿度60
%以上に管理した方がよい。また室内の湿度を散水直後
の数時間を除き湿度95%以上と高湿度にすると、かび
などの雑菌が発生し易くなり注意を要する。以上のよう
に温度および散水管理を行うとほぼ18〜28日程度で
子実体が発生し、その後、7〜28日程度で収穫可能な
大きさまで成長する。
【0014】本発明の方法によれば、子実体の収穫は、
1個の菌床より2回以上、複数回収穫することが可能で
す。上記の方法で第1回目の子実体を収穫した後、引き
続き子実体育成室温範囲である温度15〜28℃に保持
して、上記菌糸体発生適温、子実体原基形成適温及び子
実体育成適温の水を散水し、新たな菌糸の育成、熟成、
原基の発生及び子実体の育成を促すと、1回目の収穫後
10日程度で2回目の子実体の発生が確認され、20〜
60日程度で2回目の収穫を行うことが出来る。その
後、上記と同じ培養を行うことにより3回目以降の収穫
を行うことが出来る。この際、収穫済みの株は取り除
き、その取り除いたあとに被覆材を補充した方がよい。
【0015】
【実施例】以下に本発明によるハタケシメジの栽培方法
を実施例をもって具体的に説明するが、本発明は以下の
実施例の範囲のみに限定されるものでない。本発明者等
が保持するハタケシメジの菌株(秋吉台で自然発生した
菌を採取した物、ハタケシメジAIK3型と称する)を
シャーレ内の寒天培地(日水社製、PDA培地)に接種
し、温度22℃にセットした恒温器内で22日程度培養
した後、その組織を取り出し、クリーンベンチ内で上記
ノークランス液体培地を10ml充填した10mmφ試
験管内に接種し、引き続き温度22℃に設定した恒温器
内で15日程度静置培養を行い接種源を製作した。
【0016】市販のバーク堆肥(サンヨウバーク堆肥)
とブナオガクズを容積比で1:1に混合した培地基材に
対し粉炭を1%程度混合した後、市販のふすまを容積比
で5:1に混合し、水分量を含水率で65%に調整して
培養基を製作した。続いて、この培養基を市販の800
ml広口ビン(ポリプロピレン製)に約500g充填
し、中央に1cmφ程度の穴をあけ、この広口ビンの入
口を市販の通気性を有する不織布製蓋(商品名ナラキャ
ップ)で塞いだ後、121℃に設定のオートクレーブで
60分程度殺菌を行い、25℃以下に冷却する。しかる
後、クリーンベンチ内で上記接種源を10ml程度接種
し、温度22℃に設定した恒温室内で90日程度培養し
て種菌を製作した。
【0017】また、上記バーク堆肥と粉炭の混合物に栄
養源として、米糠、ふすま、米糠と大麦とを容積比で
1:1の割合で混合した混合物、米糠とふすまとを容積
比で1:1割合で混合したの混合物または米糠とコーン
とを1:1の割合で混合した混合物のいずれか一種を用
いた。この栄養源を上記培地基材と粉炭の混合物に対し
容積比で5:1の割合で混合した後、含水率を65%に
調整して菌床用培養基を製作した。この培養基を市販の
耐熱袋に1kg程度充填した後、温度121℃に設定し
たオートクレーブ内で60分間殺菌して菌床用の培養基
とする。この菌床用培養基をクリーンベンチ内で、上記
種菌を20ml程度接種し、室温22℃、湿度65%、
炭酸ガス濃度4000ppm以下に設定した培養室内
で、静置、暗培養を110日程度行い菌床を製作した。
【0018】続いて、上記菌床を埋め込む被覆材を、市
販の赤玉土(小粒)と日向土(中粒)とを容積比で2:
1に混合して製作した。この被覆材を市販のプランター
の底に薄く敷き詰め、これに18〜19℃の水を散水し
て湿潤状態(底より排水が確認されるまで)とした。続
いて上記菌床をおき、更に上記被覆材を菌床の上面5c
m程度の高さとなるまでかぶせた。しかる後、被覆材が
湿潤状態(容器底より散水した水の排出が確認されるま
で、含水率60%以上)となるまで上記温度の水を散水
した。このプランターを、遮光率65%のパイプ室(温
度管理せず)と、設定温度19±2℃、湿度60%以
上、照度800〜1500ルックスにセットされた発生
室で子実体を発生させた。その結果は、表2に示す通り
ある。
【0019】
【表2】
【0020】また、上記発生室内で第1回目および第2
回目以降の子実体の発生状況を確認し、その結果を表3
に示す。
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】本発明の栽培方法では、温度を子実体の
育成適正温度に保持し、散水などで被覆材(培地)を湿
潤状態に保持すれば、屋内の湿度を厳密に管理する必要
はなく、しかも換気を適宜行うことができるので、炭酸
ガスによる障害、および雑菌などのによる汚染を防止す
ることが可能となり、製品である子実体を安定して、早
期に、かつ複数回採取することができる。また、菌床を
埋め込んだ埋め込み土に定期的、或いは継続して散水す
ることにより、該菌床が新鮮な水を受け取ることができ
る。従って、菌床は健全な状態を安定して維持でき、ま
た、子実体の表面に付着した埋め込み土を容易に取り除
くことが出来るばかりでなく、品質的に優れた子実体を
採取することが出来る。上記の通り、栽培室内の湿度を
高湿度に保つ必要が無く、かつ換気も可能であるので、
栽培室の構造を簡単にすることが出来る。例えば、温度
保持と遮光が可能な建物であれば良く、新たに栽培を開
始する場合、構造が簡単なパイプハウス等でも遮光や温
度管理を行うことが出来れば栽培可能であり、設置場所
の選択幅も広く、イニシャルコストが安い等の優れた効
果を有している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器内に培養基を充填し、これを加
    熱滅菌した後種菌を接種し、しかる後、屋内において育
    成するハタケシメジの栽培方法において、 種菌を栽培容器内に詰めた培養基に接種し、該種菌の菌
    糸が該容器内に充分に蔓延する状態まで培養して菌床を
    作る工程と、この菌床を排水性の良い容器内に移した
    後、透水性を有する被覆材で該菌床を覆った後、全体が
    湿潤状態となるまで散水する埋め込み工程と、該被覆材
    を湿潤状態に保持して子実体を発生させ、これを成長さ
    せる工程とを備えていることを特徴とするハタケシメジ
    の栽培方法。
  2. 【請求項2】 上記子実体を発生させ、これを成長させ
    る工程が、上記屋内を子実体生育適温に管理するととも
    に、上記被覆材を湿潤状態に保持して第1回目の子実体
    を発生させるとともに成長させ、該子実体を採取後、引
    き続き、上記被覆材を湿潤状態に保持しながら、菌糸体
    育成適温範囲内の水を散水して菌糸体を刺激し、該菌糸
    体を成長させ、これを成熟さるとともに、引き続き子実
    体原基形成及び子実体育成適温範囲内の水を散水し、子
    実体原基の形成、子実体の発生及び子実体の育成を行い
    2回目以降の収穫を行う請求項1記載のハタケシメジの
    栽培方法。
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