JP2000308271A - エネルギー移送装置、充電装置および電源装置 - Google Patents

エネルギー移送装置、充電装置および電源装置

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JP2000308271A
JP2000308271A JP11113235A JP11323599A JP2000308271A JP 2000308271 A JP2000308271 A JP 2000308271A JP 11113235 A JP11113235 A JP 11113235A JP 11323599 A JP11323599 A JP 11323599A JP 2000308271 A JP2000308271 A JP 2000308271A
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capacitor
winding
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voltage
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Seiichi Yasuzawa
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Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信頼性を有し確実かつ容易にエネルギー
を移送することができ、加えて安価で小型に構成できる
エネルギー移送装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも巻線3a〜3dおよびスイッ
チ手段Sa〜Sdを直列接続してなる直列回路を複数有
すると共に複数の直列回路の各々を複数のエネルギー蓄
積手段Ca〜Cdの各々にそれぞれ並列接続可能に構成
され、複数の巻線3a〜3dは、互いにそれぞれ磁気結
合され、複数のスイッチ手段Sa〜Sdは、互いに同期
してそれぞれスイッチング制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のエネルギー
蓄積手段に接続されて、そのエネルギー蓄積手段相互間
においてエネルギーを移送するエネルギー移送装置、お
よび充電装置に関し、詳しくは、複数のエネルギー蓄積
手段の両端電圧を平均化するのに適したエネルギー移送
装置、並びにそのエネルギー移送装置を用いた充電装置
および電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエネルギー移送装置として、例
えば、特開平7−322516号公報に記載された移送
装置61が従来から知られている。この移送装置61
は、図11に示すように、複数のコンデンサC1〜C4
のうちの任意の1つの蓄積エネルギーを他のコンデンサ
に移送することによってコンデンサC1〜C4の蓄積エ
ネルギーを平均化可能に構成されている。具体的には、
移送装置61は、コンデンサC1に並列接続されたチョ
ークコイルL1およびスイッチSW1の直列回路と、チ
ョークコイルL1を介してコンデンサC2に接続された
スイッチSW21と、コンデンサC2に並列接続された
チョークコイルL2およびスイッチSW22の直列回路
と、コンデンサC3に並列接続されたチョークコイルL
3およびスイッチSW31の直列回路と、チョークコイ
ルL2を介してコンデンサC3に接続されたスイッチS
W32と、チョークコイルL3を介してコンデンサC4
に接続されたスイッチSW4とを備えている。
【0003】この移送装置61では、例えば、コンデン
サC4の蓄積エネルギーをコンデンサC1に移送する際
には、まず、スイッチSW4をオン状態に制御する。こ
の際には、同図に示すように電流I61が流れることによ
ってチョークコイルL3が励磁される。次いで、スイッ
チSW4およびスイッチSW31を同時にオフ状態およ
びオン状態にそれぞれ制御することにより、チョークコ
イルL3の励磁エネルギーに基づく電流I62が流れてコ
ンデンサC3が充電される。次に、スイッチSW31を
オフ状態に制御した後、スイッチSW32をオン状態に
制御する。これにより、電流I63が流れることによって
チョークコイルL2が励磁される。続いて、スイッチS
W32およびスイッチSW22を同時にオフ状態および
オン状態にそれぞれ制御することにより、チョークコイ
ルL2の励磁エネルギーに基づく電流I64が流れてコン
デンサC2が充電される。次いで、スイッチSW22を
オフ状態に制御した後、スイッチSW21をオン状態に
制御する。これにより、電流I65が流れることによって
チョークコイルL1が励磁される。最後に、スイッチS
W21およびスイッチSW1を同時にオフ状態およびオ
ン状態にそれぞれ制御することにより、チョークコイル
L1の励磁エネルギーに基づく電流I66が流れてコンデ
ンサC1が充電される。この結果、コンデンサC4の蓄
積エネルギーがコンデンサC1に移送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
移送装置61には、以下の問題点がある。すなわち、移
送装置61では、例えば、コンデンサC4からコンデン
サC3にエネルギーを移送する際に、スイッチSW4お
よびスイッチSW31を同時にオフ状態およびオン状態
に制御する必要がある。この場合、スイッチSW4のオ
フ状態に先立ってスイッチSW31がオン状態に制御さ
れると、コンデンサC3,C4がスイッチSW4,SW
31を介して短絡することによって、両コンデンサC
3,C4の蓄積エネルギーが損失する。一方、スイッチ
SW31のオン状態に先立ってスイッチSW4がオフ状
態に制御されると、スイッチSW4の両端に極めて高電
圧が発生することによって、スイッチSW4が破損す
る。このように、従来の移送装置61には、スイッチS
1〜SW4のオン/オフ制御のタイミングが少しでもず
れると、回路の短絡や回路部品の破損を招くと共にエネ
ルギーを移送することができないという問題点がある。
【0005】また、コンデンサC4からコンデンサC1
にエネルギーを移送する際に、スイッチSW4〜SW1
を正確なタイミングで何度もオン/オフ制御しなければ
ならない。このため、移送装置61には、スイッチの制
御が煩雑であるという問題点もある。
【0006】さらに、移送装置61では、4つのコンデ
ンサC1〜C4相互間においてエネルギーを移送するた
めに6つのスイッチSW1〜SW4を使用する必要があ
る。この場合、多数のコンデンサ相互間でのエネルギー
移送を考えると、スイッチの数は、そのコンデンサの数
の約2倍となる。このため、従来の移送装置61には、
スイッチ数が多く、高価で大型化するという問題点もあ
る。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、高い信頼性を有し確実かつ容易にエネ
ルギーを移送することができ、加えて安価で小型に構成
できるエネルギー移送装置、充電装置および電源装置を
提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のエネルギー移送装置は、少なくとも巻線お
よびスイッチ手段を直列接続してなる直列回路を複数有
すると共にその複数の直列回路の各々を複数のエネルギ
ー蓄積手段の各々にそれぞれ並列接続可能に構成され、
複数の巻線は、互いにそれぞれ磁気結合され、複数のス
イッチ手段は、互いに同期してそれぞれスイッチング制
御されることを特徴とする。
【0009】請求項2記載のエネルギー移送装置は、請
求項1記載のエネルギー移送装置において、複数の巻線
を有するトランスを備え、トランスは、スイッチ手段が
オフ状態に制御されたときにトランスの蓄積エネルギー
をエネルギー蓄積手段に放出するエネルギー放出用巻線
をさらに備えていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載のエネルギー移送装置は、請
求項2記載のエネルギー移送装置において、各巻線に
は、エネルギー放出用巻線がそれぞれ直列接続され、各
エネルギー放出用巻線は、対応する巻線に接続されてい
るエネルギー蓄積手段にトランスの蓄積エネルギーをそ
れぞれ放出することを特徴とする。
【0011】請求項4記載のエネルギー移送装置は、請
求項2記載のエネルギー移送装置において、巻線とスイ
ッチ手段とからそれぞれ構成される第1〜第Nの直列回
路(Nは整数)を直列接続すると共にその直列接続回路
に第(N+1)の巻線としてのエネルギー放出用巻線を
さらに直列接続し、第Mの巻線(Mは2以上(N+1)
以下の整数)および一方向性素子を介して第(M−1)
の巻線に接続されているエネルギー蓄積手段にトランス
の蓄積エネルギーを放出可能に構成されていることを特
徴とする。
【0012】請求項5記載のエネルギー移送装置は、請
求項2から4のいずれかに記載のエネルギー移送装置に
おいて、トランスは、リーケージトランスであることを
特徴とする。この場合、リーケージトランスは、鉄心に
ギャップを形成したり、各巻線の磁気的結合を適度に保
つことによって容易に構成することができる。
【0013】請求項6記載のエネルギー移送装置は、請
求項1から5のいずれかに記載のエネルギー移送装置に
おいて、エネルギー蓄積手段は、二次電池またはコンデ
ンサであることを特徴とする。この場合、二次電池に
は、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などが含
まれ、コンデンサには、電気二重層コンデンサなどが含
まれる。
【0014】請求項7記載のエネルギー移送装置は、請
求項1から6のいずれかに記載のエネルギー移送装置に
おいて、巻線は、同一巻数でそれぞれ構成されているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項8記載のエネルギー移送装置は、請
求項1から7のいずれかに記載のエネルギー移送装置に
おいて、スイッチ手段は、電界効果トランジスタまたは
バイポーラトランジスタで構成されていることを特徴と
する。
【0016】請求項9記載の充電装置は、請求項1から
8のいずれかに記載のエネルギー移送装置を備え、複数
の充電対象体の各々の両端に直列回路をそれぞれ並列接
続可能に構成されていることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の電源装置は、請求項1か
ら8のいずれかに記載のエネルギー移送装置を備え、複
数のエネルギー蓄積手段は、コンデンサおよびバッテリ
ーのいずれかでそれぞれ構成され、所定の1つのエネル
ギー蓄積手段の蓄積エネルギーを他のエネルギー蓄積手
段に対して分配することを特徴とする。
【0018】請求項11記載の電源装置は、請求項10
記載の電源装置において、複数のエネルギー蓄積手段の
いずれか1つの端子間電圧が所定電圧に安定化制御され
ていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るエネルギー移送装置、充電装置および電源装置
の好適な実施の形態について説明する。
【0020】最初に、本発明に係るエネルギー移送装置
の動作原理について、図1を参照して説明する。
【0021】同図に示すように、移送装置1は、例え
ば、エネルギー蓄積手段としての4つのコンデンサCa
〜Cd(以下、区別しないときには、「コンデンサC」
という)相互間でのエネルギーの移送を可能に構成され
ている。具体的には、移送装置1は、巻線3a〜3d
(以下、区別しないときには、「巻線3」という)を有
するトランス2を備えている。このトランス2は、各巻
線3の抵抗成分が0Ωで、かつリーケージインダクタン
スがなく、しかも励磁電流のない理想トランスとして機
能する。また、各巻線3a〜3dは、鉄心によって互い
に磁気的結合されており、巻数Na,Nb,Nc,Nd
でそれぞれ巻き回されている。さらに、移送装置1は、
各巻線3a〜3dの巻終わり側端部とコンデンサCa〜
Cdのマイナス側端子との間にそれぞれ接続されるスイ
ッチSa〜Sd(以下、区別しないときには、「スイッ
チS」という)を備えている。この場合、各スイッチS
a〜Sdは、例えばFETやバイポーラトランジスタで
構成され、図外のスイッチング制御回路によって互いに
同期してオン/オフ制御される。
【0022】この移送装置1では、各巻線3の各巻始め
側端部と、対応する各スイッチSの固定接点とをコンデ
ンサCa〜Cdの両端にそれぞれ接続し、その状態で、
スイッチング制御回路が各スイッチSa〜Sdをスイッ
チング制御する。この際には、コンデンサCa〜Cdの
端子間電圧VCa〜VCdと、巻線3の巻数Na〜Ndとの
間には、下記の式が成立する。 VCa:VCb:VCc:VCd=Na:Nb:Nc:Nd・・・式
【0023】したがって、スイッチSa〜Sdのスイッ
チング時には、各コンデンサCa〜Cd相互間において
エネルギーの移転が行われる。具体的に、例えば、コン
デンサCaの端子間に上記式に規定される電圧よりも
高電圧が印加された場合を例に挙げて説明する。各スイ
ッチSa〜Sdがオン状態に制御されると、コンデンサ
Caの端子間電圧VCaのみが上記式に応じた電圧より
も高電圧のため、コンデンサCaのプラス側端子、巻線
3a、スイッチSaおよびコンデンサCaのマイナス側
端子からなる電流経路を電流が流れる。この場合、巻線
3aにコンデンサCaの端子間電圧VCaと等しい値の電
圧Vaが発生し、他の巻線3b〜3dには、巻線3aの
巻数Naとの比率に応じた値の電圧Vb〜Vdがそれぞ
れ発生する。具体的には、巻線3bには、値(電圧Va
×Nb/Na)の電圧Vbが発生し、巻線3cには、値
(電圧Va×Nc/Na)の電圧Vcが発生し、巻線3
dには、値(電圧Va×Nd/Na)の電圧Vdが発生
する。
【0024】この場合、各電圧Vb〜Vdは、対応する
各端子間電圧VCb〜VCdよりもそれぞれ高電圧となる。
このため、各電圧Vb〜Vdに基づく電流が、巻線3、
コンデンサCおよびスイッチSからなる電流経路を流れ
続けて各コンデンサCb〜Cdをそれぞれ充電する。次
いで、各電圧Vb〜Vdと対応する各端子間電圧VCb〜
VCdとが等しい電圧に達したコンデンサCから順次充電
が停止され、最終的には、上記式が満足される。この
結果、コンデンサCaから他のコンデンサCb〜Cdへ
のエネルギーの分散移転が行われる。
【0025】このように、この移送装置1によれば、エ
ネルギー蓄積手段と同数の巻線3およびスイッチSで構
成することができるため、回路部品数を少なくすること
ができる結果、装置の小型、低価格化を達成することが
できる。また、スイッチSa〜Sdを同期してスイッチ
ング制御するだけでよいため、その制御が容易になると
共に、短絡事故を招くことがないため、コンデンサCa
〜Cd相互間でのエネルギーの移転を高い信頼性で確実
に行うことができる。
【0026】次に、現実的なトランスを用いた実際の回
路構成について、図2を参照して説明する。なお、以
下、移送装置1と同一の構成要素については同一の符号
を付して重複した説明を省略し、同一の動作についても
重複した説明を省略する。
【0027】同図に示すように、移送装置11は、各巻
線3a〜3dにそれぞれ直列接続されたリセット用巻線
(本発明におけるエネルギー放出用巻線に相当する)4
a〜4d(以下、区別しないときには、「リセット用巻
線4」という)を有するトランス2aと、リセット電流
放出用のダイオード5a〜5d(以下、区別しないとき
には、「ダイオード5」という)とを備えている。な
お、各巻線3a〜3dは、予め規定した各コンデンサC
a〜Cdの端子間電圧VCa〜VCdが上記式を満足する
比率の巻数Na〜Ndでそれぞれ巻き回される。また、
各リセット用巻線4a〜4dは、下記の式を満たす巻
数NA〜NDでそれぞれ巻き回される。 NA/Na=NB/Nb=NC/Nc=ND/Nd・・・式 この場合、比率(NA/Na)は、スイッチSのオフ期
間においてトランス2aが確実に磁気リセットされるよ
うに定められる。
【0028】この移送装置11では、スイッチSa〜S
dのオン状態制御時には、上記移送装置1と同様にし
て、上記式で規定される電圧よりも高電圧のコンデン
サCのプラス側端子からマイナス端子側に向けて電流が
流れることにより、各コンデンサCa〜Cdの各端子間
電圧VCa〜VCdが上記式を満たすようにエネルギーが
移送される。一方、実際のトランス2aでは、励磁電流
が流れるため、スイッチSのオン状態制御時には、トラ
ンス2aが磁化される。次いで、スイッチSa〜Sdの
オフ状態制御時には、同図に示すように、各巻線3a〜
3dおよび各リセット用巻線4a〜4dに電圧Va〜V
d,VA〜VDがそれぞれ発生する。この場合には、各
巻線3a〜3dが共通する鉄心によって磁気的に結合さ
れているため、各巻線には、トランス2aの励磁エネル
ギーに基づいて、その巻数比に応じた電圧が発生する。
この際には、スイッチSが巻線3の誘起電圧に基づく電
流の通過を阻止するため、各リセット用巻線4に誘起し
た電圧VA〜VDに基づく電流Ia〜Idが、各リセッ
ト用巻線4、コンデンサCおよびダイオード5を介して
それぞれ放出される。なお、この際には、リセット用巻
線4の誘起電圧に対する端子間電圧VCa〜VCdの電圧差
が大きい順に、リセット用巻線4からコンデンサCに対
してエネルギーが放出される。
【0029】この結果、スイッチSのオフ状態制御時に
も、上記式を満たす電圧よりも高電圧のコンデンサC
から他のコンデンサCにエネルギーが移転されることに
より、各端子間電圧VCa〜VCdが上記式を満たすこと
になる。なお、各巻線3の巻数比を同一にした場合に
は、各コンデンサCa〜Cdの端子間電圧VCa〜VCdを
容易に同一電圧に平均化することができる。また、比率
(NA/Na)を値1にした場合、スイッチSを50%
デューティーでスイッチングすることにより、理論的に
は、トランス2aの励磁エネルギーは、スイッチSのオ
フ期間内ですべて放出される。この結果、トランス2a
の磁気飽和が確実に防止される。
【0030】また、リーケージトランスをトランス2a
に用いた場合、スイッチSのオン状態制御時に各巻線3
を介して電流が流れる際に、そのリーケージインダクタ
ンスを介して電流が流れることにより、その電流のピー
ク値を適度に制限することができる。
【0031】次に、移送装置11を充放電装置21に適
用した例について、図3を参照して説明する。
【0032】充放電装置21は、エネルギー蓄積手段と
しての直列接続されたN個(Nは2以上の整数)のコン
デンサまたは二次電池(コンデンサと二次電池とが混在
する複合品であってもよい)を充電すると共に、エネル
ギー蓄積手段の蓄積エネルギーを負荷Lに供給する。以
下、エネルギー蓄積手段として、4つの同容量のコンデ
ンサCa〜Cdの直列接続回路を使用して、各コンデン
サCa〜Cdの端子間電圧を同電圧に維持しつつ充電ま
たは放電させる例について説明する。
【0033】充放電装置21は、電気二重層型のコンデ
ンサCa〜Cd、トランス2b、スイッチSa〜Sd,
S11、ダイオード6および充電器22を備えて構成さ
れている。この場合、トランス2bは、互いに同一の巻
数Na〜Ndで巻き回された4つの巻線3a〜3dと、
巻線3aの例えば4倍の巻数Neで巻き回されたリセッ
ト巻線3eとを備えて構成されている。また、各スイッ
チSa〜Sdは、スイッチS11の切替制御に連動制御
され、充電器22によるコンデンサCに対する充電時、
またはコンデンサCから負荷Lへの放電時にのみ互いに
同期してスイッチング制御され、充電または放電しない
ときにはオフ状態に制御される。さらに、スイッチS1
1は、充電時には、可動接点が充電端子に切替制御さ
れ、放電時には、放電端子に切替制御され、かつ非充電
時および非放電時には、停止端子に切替制御される。ま
た、充電器22は、4つのコンデンサCa〜Cdを充電
するのに十分な電圧を出力可能に構成されている。
【0034】この充電装置21では、充電時において、
各スイッチSがオン状態に制御されると、充電器22の
出力電流は、スイッチS11を介して流れることによ
り、各コンデンサCa〜Cdを充電する。同時に、端子
間電圧が最も高電圧のコンデンサCの蓄積エネルギーに
基づく電流が、そのコンデンサCのプラス側端子、巻線
3、スイッチS、およびそのコンデンサCのマイナス側
端子からなる電流経路を流れることにより、他のコンデ
ンサCの端子間電圧が同一電圧に平均化されると共にト
ランス2bが磁化される。次いで、各スイッチSがオフ
状態に制御されると、トランス2bの蓄積エネルギーに
基づいて、同図に示すように、各巻線3a〜3eに電圧
Va〜Veがそれぞれ誘起する。この場合、各電圧Va
〜Vdに基づく電流は、オフ状態に制御された各スイッ
チSa〜Sdによってその通過がそれぞれ阻止される。
したがって、電圧Veに基づく電流が、巻線3eの巻終
わり側端子、コンデンサCa〜Cd、ダイオード6、お
よび巻線3eの巻始め側端子からなる電流経路を流れる
ことにより、各コンデンサCa〜Cdが充電されると共
にトランス2bが磁気リセットされる。この結果、端子
間電圧が最も高電圧のコンデンサCから他のコンデンサ
Cにエネルギーが分散移転されることにより、各コンデ
ンサCa〜Cdの端子間電圧が同一電圧に平均化され
る。
【0035】一方、スイッチS11が放電端子に切り替
えられると、各コンデンサCa〜Cdは、負荷Lに電流
を供給することによって放電する。この際に、各スイッ
チSa〜Sdが継続してオン/オフ制御されることによ
り、上記した各コンデンサCa〜Cdにおける端子間電
圧の平均化が継続して行われる。したがって、各コンデ
ンサCa〜Cdは、各スイッチSがオン/オフ制御され
ている限り、その端子間電圧が平均化される。
【0036】次に、エネルギー蓄積手段としてのコンデ
ンサを互いに異なる端子間電圧に維持しつつ充電または
放電させる充放電装置31について、図4を参照して説
明する。
【0037】この充放電装置31は、充電器32と、ス
イッチS11と、3つの巻線3a,3b,3eを有する
トランス2cとを備えると共に、巻線3aとスイッチS
aとの直列回路をコンデンサC11の両端に接続し、巻
線3bとスイッチSbとの直列回路をコンデンサC12
の両端に接続して構成されている。この場合、コンデン
サC11の端子間電圧をコンデンサC12のA倍(Aは
正数)の電圧に維持しつつ充放電させるものとする。こ
のため、巻線3aは、巻線3bのA倍の巻数比で巻き回
され、巻線3eは、巻線3bの(A+1)倍の巻数比で
巻き回されている。この充放電装置31においても、充
放電装置21と同様にして、充電時および放電時におい
て、スイッチSのオン状態制御時およびオフ状態制御時
に、コンデンサC11の端子間電圧およびコンデンサC
12の端子間電圧が、上記の式に応じた電圧に維持さ
れる。
【0038】この充放電装置31によれば、コンデンサ
C11,C12を互いに異なる端子間電圧に維持しつ
つ、充電または放電させることができる。なお、各コン
デンサC11,C12は、1つのコンデンサで構成して
もよいし、複数のコンデンサの直列または並列回路で構
成することもできる。
【0039】次に、他の実施の形態に係る充放電装置4
1について、図5を参照して説明する。
【0040】充放電装置41は、4つのコンデンサCa
〜Cd、トランス2b、スイッチSa〜Sd,S11、
ダイオード7a〜7d(以下、区別しないときには、
「ダイオード7」という)および充電器22を備えて構
成されている。この場合、充放電装置41では、トラン
ス2bの巻線3とスイッチSとからそれぞれ構成される
第1〜第N(Nは値4)の直列回路が直列接続されると
共に、その直列接続回路に第(N+1)の巻線としての
リセット用の巻線3eがさらに直列接続され、第Mの巻
線3(Mは2以上5以下の整数)およびダイオード7を
介して第(M−1)の巻線に接続されているコンデンサ
Cにトランス2bの蓄積エネルギーを放出可能に構成さ
れている。なお、各巻線3a〜3eの巻数Na〜Neは
互いに同一巻数で巻き回され、各コンデンサCa〜Cd
は、互いに同じ端子間電圧に平均化されるものとする。
また、各スイッチSは、トランス2bの励磁エネルギー
をオフ状態制御期間内に放出するために、そのオフ状態
制御期間がオン状態制御期間と等しいか、長い時間に制
御されるものとする。
【0041】この充放電装置41では、スイッチSのオ
フ状態制御時には、巻線3a〜3eに誘起した電圧Va
〜Veに基づく電流が、第Mの巻線3およびダイオード
7を介して第(M−1)の巻線に接続されているコンデ
ンサCにトランス2bの励磁エネルギーを放出し、この
際にも、各コンデンサCは、上記の式に応じた電圧に
平均化される。したがって、上記した充放電装置21で
は、スイッチSのオン状態制御時にのみ各コンデンサC
の端子間電圧を平均化しているのに対し、この充放電装
置41によれば、スイッチSのオン状態制御時およびオ
フ状態制御時の両時において、各コンデンサCの端子間
電圧が平均化される。したがって、各コンデンサCの端
子間電圧をより確実かつ迅速に平均化することができ
る。
【0042】次に、各コンデンサCa〜Cdの端子間電
圧が相違するときに好適な充放電装置51について、図
6を参照して説明する。
【0043】同図に示すように、充放電装置51では、
トランス2aは、その各巻線3a〜3dにリセット用巻
線4a〜4dがそれぞれ直列接続されて構成されてい
る。この場合、直列接続された各巻線3およびリセット
用巻線4は、例えば互いに同一巻数で巻き回され、かつ
各巻線3a〜3dは、各コンデンサCa〜Cdの端子間
電圧が上記式を満たす比率の巻数Na〜Ndで巻き回
されている。
【0044】この充放電装置51では、基本的には、移
送装置11の動作原理と同様にして作動する。したがっ
て、各コンデンサCは、充電器22の出力電流によって
上記の式に従った端子間電圧に平均化されるように充
電または放電する。
【0045】次に、各コンデンサCa〜Cdの端子間電
圧VCa〜VCdを平均化しつつ充電または放電するメリッ
トについて説明する。
【0046】コンデンサCの端子間電圧VC は、充放電
電流、その充放電時間、およびコンデンサCの容量をそ
れぞれI、TおよびCとすれば、下記の式で表され
る。 VC =I×T/C・・・・・・式 この式によれば、端子間電圧VC と容量Cとが逆比例
する関係にあることが分かる。したがって、容量Cがば
らついている場合、同じ電流Iを流したときであって
も、容量Cが大きいコンデンサは、その端子間電圧VC
が低く、容量Cが小さい方のコンデンサは端子間電圧V
C が高くなる。したがって、同じ電流で同じ時間だけ充
電したときでも、容量Cが小さいコンデンサCは、素早
く定格耐電圧まで充電され、容量Cが大きいコンデンサ
Cは、十分に充電されない。
【0047】一方、コンデンサの蓄積エネルギーEは、
下記の式で表され、端子間電圧VC の二乗に比例す
る。 E=C×VC /2・・・・・式 したがって、蓄積エネルギーEは、端子間電圧VC が僅
かに相違しても、大きく変化する。このため、例えば、
電気自動車などに使用する駆動用二次電池の蓄積エネル
ギーEを十分に大きくするためには、端子間電圧VC を
定格耐電圧ぎりぎりまで充電するのが好ましい。このこ
とから、特に容量が互いに異なる複数のコンデンサを1
つの充電装置で同時に充電する場合、端子間電圧VC を
平均化しつつ定格耐電圧ぎりぎまで充電するのが、充電
効率の面から最も好ましい。したがって、各コンデンサ
Ca〜Cdの端子間電圧VCa〜VCdを平均化しつつ充電
するメリットは極めて大きいといえる。
【0048】次に、容量が互いに異なる複数のコンデン
サの直列回路から負荷Lに対して放電する際に、その複
数のコンデンサの端子間電圧を平均化するメリットにつ
いて説明する。
【0049】まず、互いに同電圧まで充電されたコンデ
ンサC11,C12の直列回路から負荷Lに放電する場
合について、図7を参照して説明する。なお、同図
(a)に示すコンデンサC11は、コンデンサC12の
容量よりも大容量であるものとし、同図(b)に示すよ
うに、負荷Lに対する放電開始の時点(t=0)では、
コンデンサC11の端子間電圧VC11 とコンデンサC1
2の端子間電圧VC12 とが等しい電圧に維持されている
ものとする。したがって、この時点における負荷端電圧
VL は、値(VC11 +VC12 =2・VC11 )に維持され
る。一方、負荷Lに対して電流I1が放電されて時間t
1の時点に達すると、小容量のコンデンサC12の放電
が終了し、端子間電圧VC12 が0Vになる。これ以降で
は、コンデンサC11から放電される電流I1がコンデ
ンサC12を逆向きに充電するため、負荷端電圧VL
は、急速に低下する。次いで、時間t2の時点では、同
図(b)に示すように、コンデンサC11の蓄積エネル
ギーがすべて負荷Lに供給し終わらないうちに負荷端電
圧VL が0Vとなる。この状態では、コンデンサC11
の蓄積エネルギーは、コンデンサC11,C12に残存
したままの状態になる。
【0050】一方、コンデンサC12の逆向きでの充電
を防止するために、図8(a)に示すように、ダイオー
ドD1をコンデンサC12に並列接続することも考えら
れる。この場合、コンデンサC12の放電が終了した時
間t1の時点以降、コンデンサC11から放電される電
流I2がコンデンサC11のプラス側端子、負荷L、ダ
イオードD1、およびコンデンサC11のマイナス側端
子からなる電流経路を流れる。したがって、コンデンサ
C12の端子間電圧VC12 はダイオードD1の順方向電
圧VD に制限されるため、逆向き充電が防止される結
果、図7(a)の回路と比較して、負荷Lに対してより
多くのエネルギーを供給することができる。しかし、こ
の場合には、電流I2がダイオードD1を流れるため、
ダイオードD1による電力損失が無駄となる。
【0051】ところが、両コンデンサC11,C12の
端子間電圧VC11 ,VC12 を平均化しつつ放電した場
合、図9に示すように、両コンデンサC11,C12に
よるエネルギー放出は、時間t3の時点で同時に終了す
る。したがって、時間t3以前においてコンデンサC1
1の蓄積エネルギーによるコンデンサC12の充電が行
われないため、両コンデンサC11,C12の蓄積エネ
ルギーがすべて負荷Lに効率よく供給されることにな
る。また、コンデンサC11とコンデンサC12との間
での不均一分のエネルギーは、コンデンサC12に直接
的に供給されることになるため、図8(a)における回
路のダイオードD1による無駄な電力損失が防止され、
しかも、負荷端電圧VL の急激な電圧低下が生じないと
いうメリットが生じる。
【0052】このように、上記した充放電装置21,3
1,41,51によれば、各巻線3およびスイッチSの
直列回路に並列接続される各コンデンサCの端子間電圧
を上記の式に従った電圧に維持しつつ充電または放電
させることができるため、各コンデンサCにより多くの
エネルギーを蓄積させることができると共に、各コンデ
ンサCから効率よくエネルギーを放出させることができ
る。また、回路部品数が少ないため、充放電装置を小型
かつ安価に構成することができる。しかも、各スイッチ
Sを同期してオン/オフ制御するだけでよいため、容易
に制御することができる。加えて、コンデンサCの短絡
事故を招くことがないため、高い信頼性で各コンデンサ
C,C相互間においてエネルギーを移送することができ
る。
【0053】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限定されず、その構成を適宜変更することができ
る。例えば、本発明の実施の形態では、充放電装置21
などを例に挙げて説明したが、例えば、図10に示すよ
うに、蓄電システムS1を構築することもできる。この
場合、蓄電システムS1は、建物A内に設置されている
バッテリーBAと、バッテリーBAを充電する充電器2
2Aと、建物B内に設置されバッテリーBAとは異なる
端子間電圧のバッテリーBBと、バッテリーBBを充電
する充電器22Bと、移送装置1aとで構成される。ま
た、移送装置1aは、互いに磁気的結合する巻線3a,
3bを有するトランス2dと、両巻線3a,3bにそれ
ぞれ直列接続され互いに同期してオン/オフ制御される
スイッチSa,Sbとで構成される。なお、同図では、
理想回路を図示している。この蓄電システムS1によれ
ば、両スイッチSa,Sbのスイッチングを制御するこ
とによって両バッテリーBA,BBを相互に絶縁した状
態で蓄積エネルギーの相互間移送を行うことができる。
このため、例えば充電器22Bが故障してバッテリーB
Bの充電電圧が低下したときには、両バッテリーBA,
BBの両端子間電圧が上記の式を満たすように、バッ
テリーBAの蓄積エネルギーをバッテリーBBに自動的
に移送することができる。
【0054】さらに、上記図2に示した移送装置11を
電源装置に適用することもできる。具体的に、例えば、
コンデンサCaが、図外のスイッチング電源装置の出力
側コンデンサであって、そのスイッチング電源装置によ
って所定電圧に安定化制御されている場合を例に挙げて
説明する。従来、1つのスイッチング電源装置によって
生成された直流電圧に基づいて、電圧値や出力電流値が
異なる複数の電源出力を生成するときには、スイッチン
グ電源装置の出力側コンデンサに別のスイッチング電源
装置をさらに接続することによって、その複数の電源出
力を生成している。ところが、別のスイッチング電源装
置としてフォワードタイプやフライバックタイプのスイ
ッチング電源装置を用いた場合、回路が複雑になる点や
出力安定度が悪い点に問題がある。また、フォワードタ
イプでは、メインスイッチング素子がオン状態に制御さ
れているときにのみトランスの二次巻線を電流が流れ、
逆にフライバックタイプでは、メインスイッチング素子
がオフ状態に制御されているときにのみトランスの二次
巻線を電流が流れている。したがって、両タイプのスイ
ッチング電源装置には、トランスの二次巻線の利用率が
悪いため、出力リップル電圧が大きい点、およびピーク
電流が大きいという点に問題がある。さらに、複数の電
源出力に対応させて別のスイッチング電源装置を複数配
設した場合、周波数が異なる複数のスイッチングノイズ
が発生する結果、ノイズ同士のビートが発生する点や、
EMIノイズを低下させるのが極めて困難である点にも
問題がある。
【0055】この移送装置11を用いた電源装置では、
コンデンサCaが所定電圧に安定化制御されている場
合、各スイッチSa〜Sdをオン/オフ制御することに
より、コンデンサCaの蓄積エネルギーを他のコンデン
サCb〜Cdに容易に分配することができる。したがっ
て、他のコンデンサCb〜Cdの端子間電圧VCb〜VCd
を電源出力電圧とすることで、電圧値や出力電流値が異
なる複数の電源出力を安定化しつつ容易に生成すること
ができる。
【0056】この場合、各スイッチSがオン状態に制御
されているときには、トランス2aの巻線3b〜3cを
介して各コンデンサCb〜CdにコンデンサCaの蓄積
エネルギーが分配され、各スイッチSがオフ状態に制御
されているときには、トランス2aのリセット巻線4b
〜4cを介して各コンデンサCb〜CdにコンデンサC
aの蓄積エネルギーが分配される。したがって、各スイ
ッチSのオン状態制御時およびオフ状態制御時の両時に
おいて、トランス2aの巻線3,4を電流が流れること
になる。この結果、トランス2aの巻線3,4の利用率
が極めて高くなると共にその際のピーク電流値を抑制す
ることができる。これにより、回路部品の小型化を図る
ことができると共に、出力リップル電圧を十分に小さく
することができる。
【0057】さらに、スイッチングノイズについても、
この移送装置11を用いた電源装置では、各スイッチS
が同期してスイッチング制御されるため、発生するスイ
ッチングノイズが1種類に限られる結果、ノイズ同士の
ビートの発生もなく、EMIノイズを十分に低下させる
のも容易となる。なお、各ダイオード5a〜5dに代え
てFETやバイポーラトランジスタを用いることによ
り、エネルギー分配時の電力損失を十分に小さくするこ
とができる。
【0058】また、本発明の実施の形態では、エネルギ
ー蓄積手段として、電気二重層コンデンサを例に挙げて
説明したが、これに限らず、各種の大容量コンデンサ、
各種の二次電池を用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のエネルギ
ー移送装置によれば、複数のスイッチ手段を互いに同期
してスイッチング制御することにより、複数のエネルギ
ー蓄積手段相互間でエネルギーの移送を行うことができ
るため、その際の制御が極めて容易となる。また、短絡
事故を招くことがないため、高い信頼性で確実にエネル
ギー蓄積手段の蓄積エネルギーを移送することができ
る。加えて、エネルギー蓄積手段と同数の巻線およびス
イッチ手段で構成することができるため、回路部品数を
少なくすることができる結果、装置の小型、低価格化を
達成することができる。
【0060】また、請求項2記載のエネルギー移送装置
によれば、トランスが、その蓄積エネルギーをエネルギ
ー蓄積手段に放出するエネルギー放出用巻線を備えたこ
とにより、巻線に電流が流れたことに起因するトランス
の磁化を確実にリセットすることができ、これにより、
トランスの磁気飽和を確実に防止することができる。
【0061】さらに、請求項3記載のエネルギー移送装
置によれば、各巻線に直列接続されたエネルギー放出用
巻線が、対応する巻線に接続されているエネルギー蓄積
手段にトランスの蓄積エネルギーをそれぞれ放出するこ
とにより、トランスの磁化の際および磁気リセットの際
の両時において、エネルギー蓄積手段の両端電圧を平均
化することができる。
【0062】また、請求項4記載のエネルギー移送装置
によれば、エネルギー放出用巻線の数を少なくすること
ができるため、トランスを小型化することができる。
【0063】また、請求項5記載のエネルギー移送装置
によれば、トランスとしてリーケージトランスを用いる
ことにより、巻線に流れる電流のピーク値を適度に制限
することができる。
【0064】さらに、請求項6記載のエネルギー移送装
置によれば、エネルギー蓄積手段を二次電池またはコン
デンサで構成したことにより、例えば、蓄電システムな
どにおいて、二次電池やコンデンサの両端電圧を平均化
することができるため、効率よく充放電させることがで
きる。
【0065】また、請求項7記載のエネルギー移送装置
によれば、複数のエネルギー蓄積手段の両端電圧を同電
圧に平均化する際には、巻線を同一巻数でそれぞれ構成
することにより、トランスを安価に製造することができ
る。
【0066】また、請求項8記載のエネルギー移送装置
によれば、スイッチ手段を電界効果トランジスタまたは
バイポーラトランジスタで構成したことにより、スイッ
チ手段を安価に構成することができると共にスイッチン
グ時における電力損失をより少なくすることができる。
【0067】また、請求項9記載の充電装置によれば、
エネルギー移送装置によって複数の充電対象体の各々の
両端電圧を均一化することができるため、充電対象体に
効率よくエネルギーを蓄積することができる。
【0068】さらに、請求項10記載の電源装置によれ
ば、所定の1つのエネルギー蓄積手段の蓄積エネルギー
を他のエネルギー蓄積手段に対して分配することによ
り、電圧値や出力電流値が異なる複数の電源出力を容易
に生成することができる。また、巻線の利用率を高くす
ることができるため、エネルギー分配の際のピーク電流
値を抑制することができる結果、回路部品の小型化を図
ることができると共に、出力リップル電圧を十分に小さ
くすることができる。さらに、スイッチングノイズにつ
いても、各スイッチSを同期してスイッチング制御する
ため、ノイズ同士のビートの発生を阻止しつつ、EMI
ノイズを十分に低下させることができる。
【0069】また、請求項11記載の電源装置によれ
ば、複数のエネルギー蓄積手段のいずれか1つの端子間
電圧が所定電圧に安定化制御されているため、電圧値や
出力電流値が異なり、かつ安定化された複数の電源出力
を容易に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明するための移送装置1
の回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る移送装置11の回路
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る充放電装置21の回
路図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る充放電装置31
の回路図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態に係る充放電装
置41の回路図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態に係る充放電装
置51の回路図である。
【図7】コンデンサC11,C12の端子間電圧VC11
,VC12 を平均化するメリットを説明するための図で
あって、(a)はコンデンサC11,C12に負荷Lを
接続した回路図、(b)は両コンデンサC11,C12
の放電特性を示す電圧特性図である。
【図8】コンデンサC11,C12の端子間電圧VC11
,VC12 を平均化するメリットを説明するための図で
あって、(a)はコンデンサC11,C12に負荷Lを
接続すると共にコンデンサC12の両端にダイオードD
1を並列接続した回路図、(b)は両コンデンサC1
1,C12の放電特性を示す電圧特性図である。
【図9】両コンデンサC11,C12の端子間電圧VC1
1 ,VC12 を平均化したときの放電特性を示す電圧特性
図である。
【図10】蓄電システムS1のシステム構成図である。
【図11】従来の移送装置61の回路図である。
【符号の説明】
1 移送装置 1a 移送装置 2,2a〜2d トランス 3a〜3e 巻線 4a〜4d リセット用巻線 7a〜7d ダイオード 21,31,41,51 充放電装置 22,22A,22B、32 充電器 BA,BB バッテリー Ca〜Cd,C11,C12 コンデンサ S1 蓄電システム Sa〜Sd スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも巻線およびスイッチ手段を直
    列接続してなる直列回路を複数有すると共に当該複数の
    直列回路の各々を複数のエネルギー蓄積手段の各々にそ
    れぞれ並列接続可能に構成され、前記複数の巻線は、互
    いにそれぞれ磁気結合され、前記複数のスイッチ手段
    は、互いに同期してそれぞれスイッチング制御されるこ
    とを特徴とするエネルギー移送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の巻線を有するトランスを備
    え、当該トランスは、前記スイッチ手段がオフ状態に制
    御されたときに当該トランスの蓄積エネルギーを前記エ
    ネルギー蓄積手段に放出するエネルギー放出用巻線をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項1記載のエネル
    ギー移送装置。
  3. 【請求項3】 前記各巻線には、前記エネルギー放出用
    巻線がそれぞれ直列接続され、前記各エネルギー放出用
    巻線は、対応する前記巻線に接続されている前記エネル
    ギー蓄積手段に前記トランスの蓄積エネルギーをそれぞ
    れ放出することを特徴とする請求項2記載のエネルギー
    移送装置。
  4. 【請求項4】 前記巻線と前記スイッチ手段とからそれ
    ぞれ構成される第1〜第Nの直列回路(Nは整数)を直
    列接続すると共にその直列接続回路に第(N+1)の巻
    線としての前記エネルギー放出用巻線をさらに直列接続
    し、前記第Mの巻線(Mは2以上(N+1)以下の整
    数)および一方向性素子を介して第(M−1)の巻線に
    接続されている前記エネルギー蓄積手段に前記トランス
    の蓄積エネルギーを放出可能に構成されていることを特
    徴とする請求項2記載のエネルギー移送装置。
  5. 【請求項5】 前記トランスは、リーケージトランスで
    あることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載
    のエネルギー移送装置。
  6. 【請求項6】 前記エネルギー蓄積手段は、二次電池ま
    たはコンデンサであることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載のエネルギー移送装置。
  7. 【請求項7】 前記巻線は、同一巻数でそれぞれ構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに
    記載のエネルギー移送装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ手段は、電界効果トランジ
    スタまたはバイポーラトランジスタで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のエネ
    ルギー移送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のエネ
    ルギー移送装置を備え、複数の充電対象体の各々の両端
    に前記直列回路をそれぞれ並列接続可能に構成されてい
    ることを特徴とする充電装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から8のいずれかに記載のエ
    ネルギー移送装置を備え、前記複数のエネルギー蓄積手
    段は、コンデンサおよびバッテリーのいずれかでそれぞ
    れ構成され、所定の1つの前記エネルギー蓄積手段の蓄
    積エネルギーを他の前記エネルギー蓄積手段に対して分
    配することを特徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のエネルギー蓄積手段のいず
    れか1つの端子間電圧が所定電圧に安定化制御されてい
    ることを特徴とする請求項10記載の電源装置。
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