JPH05159755A - 車両用バッテリ - Google Patents
車両用バッテリInfo
- Publication number
- JPH05159755A JPH05159755A JP3343929A JP34392991A JPH05159755A JP H05159755 A JPH05159755 A JP H05159755A JP 3343929 A JP3343929 A JP 3343929A JP 34392991 A JP34392991 A JP 34392991A JP H05159755 A JPH05159755 A JP H05159755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- groove
- container
- mentioned
- batteries
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気自動車などの車両に用いられる車両用バッ
テリを、コンテナ内に簡単に収納することができ、かつ
確実に固定することができ、しかも冷却性を確保するこ
とができるように構成する。 【構成】その外壁に於ける一側面に延設された突条と、
該突条とその延在方向に沿ってのみ結合可能な補完的断
面形状にて前記一側面の反対側の他側面に延設された溝
とを備えるものとする。特に前記突条と前記溝とを結合
させた状態の複数のバッテリに於ける前記一側面と前記
他側面との結合部以外の対向面に空隙が形成されるよう
に構成すると良く、また好ましくは、当該バッテリが、
前記一側面との対向面に前記突条と補完的に結合し得る
溝が形成され、かつ前記他側面との対向面に前記溝と補
完的に結合し得る突条が形成されたコンテナ内に収納し
て用いられるように構成すると良い。 【効果】取扱い性及び給電性能の向上。
テリを、コンテナ内に簡単に収納することができ、かつ
確実に固定することができ、しかも冷却性を確保するこ
とができるように構成する。 【構成】その外壁に於ける一側面に延設された突条と、
該突条とその延在方向に沿ってのみ結合可能な補完的断
面形状にて前記一側面の反対側の他側面に延設された溝
とを備えるものとする。特に前記突条と前記溝とを結合
させた状態の複数のバッテリに於ける前記一側面と前記
他側面との結合部以外の対向面に空隙が形成されるよう
に構成すると良く、また好ましくは、当該バッテリが、
前記一側面との対向面に前記突条と補完的に結合し得る
溝が形成され、かつ前記他側面との対向面に前記溝と補
完的に結合し得る突条が形成されたコンテナ内に収納し
て用いられるように構成すると良い。 【効果】取扱い性及び給電性能の向上。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車などの電源
用として車体に搭載される車両用バッテリに関するもの
である。
用として車体に搭載される車両用バッテリに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】電動モータによって駆動される電気自動
車の電力は、再充電可能なバッテリから供給することが
通例である。充・放電可能なバッテリとしては、鉛蓄電
池が良く知られているが、取扱い性の面から見ると、在
来形式の１２Ｖ単位のバッテリを直・並列に接続して使
用することが実際的である。ところで、所要の駆動力と
走行距離とを確保するうえには、相応の電圧及び容量を
要するため、多数のバッテリを搭載せねばならない。こ
れはかなりの重量物なので、車両の挙動に影響を与えな
いように、しっかりと車体に固定せねばならないが、充
・放電時の発熱を考慮すると、バッテリ各個の間に隙間
を開けて通風性を確保することが好ましい。
車の電力は、再充電可能なバッテリから供給することが
通例である。充・放電可能なバッテリとしては、鉛蓄電
池が良く知られているが、取扱い性の面から見ると、在
来形式の１２Ｖ単位のバッテリを直・並列に接続して使
用することが実際的である。ところで、所要の駆動力と
走行距離とを確保するうえには、相応の電圧及び容量を
要するため、多数のバッテリを搭載せねばならない。こ
れはかなりの重量物なので、車両の挙動に影響を与えな
いように、しっかりと車体に固定せねばならないが、充
・放電時の発熱を考慮すると、バッテリ各個の間に隙間
を開けて通風性を確保することが好ましい。
【０００３】さて、互いに隣接するもの同士間に隙間が
あくようにしてバッテリを固定する方法としては、スペ
ーサ手段を備えた押えゴムを各バッテリの上部に介在さ
せたうえで上蓋にて押え付ける構造（実公昭５８−５２
６１５号公報参照）や、バッテリ同士間に隙間を開ける
ための仕切りをバッテリコンテナに設けたもの（特開昭
５２−３５０２３号公報参照）等が提案されている。
あくようにしてバッテリを固定する方法としては、スペ
ーサ手段を備えた押えゴムを各バッテリの上部に介在さ
せたうえで上蓋にて押え付ける構造（実公昭５８−５２
６１５号公報参照）や、バッテリ同士間に隙間を開ける
ための仕切りをバッテリコンテナに設けたもの（特開昭
５２−３５０２３号公報参照）等が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これら従来
の構成によると、バッテリの着脱時に押えゴムをいちい
ち着脱せねばならなかったり、固定ボルトが多数必要で
あったりして、作業性に難点があり、また押えゴムや固
定ボルトの管理が面倒である。
の構成によると、バッテリの着脱時に押えゴムをいちい
ち着脱せねばならなかったり、固定ボルトが多数必要で
あったりして、作業性に難点があり、また押えゴムや固
定ボルトの管理が面倒である。
【０００５】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、コ
ンテナ内に簡単に収納することができ、かつ確実に固定
することができ、しかも冷却性を確保することができる
ように構成された車両用バッテリを提供することにあ
る。
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、コ
ンテナ内に簡単に収納することができ、かつ確実に固定
することができ、しかも冷却性を確保することができる
ように構成された車両用バッテリを提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、電気自動車などの車両に用いられるバッテ
リの構成を、その外壁に於ける一側面に延設された突条
と、該突条とその延在方向に沿ってのみ結合可能な補完
的断面形状にて前記一側面の反対側の他側面に延設され
た溝とを備えるものとすることによって達成される。特
に前記突条と前記溝とを結合させた状態の複数のバッテ
リに於ける前記一側面と前記他側面との結合部以外の対
向面に空隙が形成されるように構成すると良く、また好
ましくは、当該バッテリが、前記一側面との対向面に前
記突条と補完的に結合し得る溝が形成され、かつ前記他
側面との対向面に前記溝と補完的に結合し得る突条が形
成されたコンテナ内に収納して用いられるように構成す
ると良い。更にこの場合には、コンテナの底壁上面に前
後方向に所定の間隔で互いに平行にガイド突条（溝）を
延設し、当該バッテリの底面にこの突条（溝）に対応す
るガイド溝（突条）を延設し、これらの係合でバッテリ
の列を規制すると良い。
明によれば、電気自動車などの車両に用いられるバッテ
リの構成を、その外壁に於ける一側面に延設された突条
と、該突条とその延在方向に沿ってのみ結合可能な補完
的断面形状にて前記一側面の反対側の他側面に延設され
た溝とを備えるものとすることによって達成される。特
に前記突条と前記溝とを結合させた状態の複数のバッテ
リに於ける前記一側面と前記他側面との結合部以外の対
向面に空隙が形成されるように構成すると良く、また好
ましくは、当該バッテリが、前記一側面との対向面に前
記突条と補完的に結合し得る溝が形成され、かつ前記他
側面との対向面に前記溝と補完的に結合し得る突条が形
成されたコンテナ内に収納して用いられるように構成す
ると良い。更にこの場合には、コンテナの底壁上面に前
後方向に所定の間隔で互いに平行にガイド突条（溝）を
延設し、当該バッテリの底面にこの突条（溝）に対応す
るガイド溝（突条）を延設し、これらの係合でバッテリ
の列を規制すると良い。
【０００７】
【作用】このような構成によれば、その外壁に設けた突
条と溝との結合にて複数のバッテリを簡単にしかも強固
に連結することが可能となる。また連結することによっ
て互いに隣接するバッテリの外壁間に隙間ができるの
で、通風路が確保される。しかもバッテリ収納コンテナ
との結合も溝と突条とで行われるので、確実かつ容易に
固定が行える。
条と溝との結合にて複数のバッテリを簡単にしかも強固
に連結することが可能となる。また連結することによっ
て互いに隣接するバッテリの外壁間に隙間ができるの
で、通風路が確保される。しかもバッテリ収納コンテナ
との結合も溝と突条とで行われるので、確実かつ容易に
固定が行える。
【０００８】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【０００９】図１及び図２は、本発明が適用された電気
自動車の一例を示している。この電気自動車１は、ライ
トバン型に構成されたものであり、車体の後部下方に搭
載されたモータ２により、伝達装置３を介して後輪４が
駆動されるようになっている。そして車体中央部の床下
には、多数のバッテリ５を収納したコンテナ６が搭載さ
れており、このコンテナ６内のバッテリ５からモータ２
に電源が供給されるようになっている。また車体の前部
には、コンテナ６内に冷却風を送り込むための送風機７
と制御装置８とが搭載されている。
自動車の一例を示している。この電気自動車１は、ライ
トバン型に構成されたものであり、車体の後部下方に搭
載されたモータ２により、伝達装置３を介して後輪４が
駆動されるようになっている。そして車体中央部の床下
には、多数のバッテリ５を収納したコンテナ６が搭載さ
れており、このコンテナ６内のバッテリ５からモータ２
に電源が供給されるようになっている。また車体の前部
には、コンテナ６内に冷却風を送り込むための送風機７
と制御装置８とが搭載されている。
【００１０】コンテナ６内に収納されたバッテリ５の各
個は、基本的には在来のメインテナンスフリー型バッテ
リの構造を踏襲しているが、特に複数個を組にして使用
することを考慮して互いの接続が簡単に行い得るように
構成されている。
個は、基本的には在来のメインテナンスフリー型バッテ
リの構造を踏襲しているが、特に複数個を組にして使用
することを考慮して互いの接続が簡単に行い得るように
構成されている。
【００１１】図３並びに図４に示されるように、各バッ
テリ５のケースＣの両側壁外面に於ける高さ方向につい
ての中央部には、一方の面に長手方向に沿う突条９が形
成され、他方の面にこの突条９に補完的に係合し得る溝
１０が形成されている。尚、突条９の上下にはあり面９
ａが形成され、溝１０はこのあり面９ａの断面形状に対
応するあり溝１０ａをなしている。従って、複数のバッ
テリ５を長手方向に沿って相対移動することによって互
いの対向面のあり面９ａとあり溝１０ａとが係合し、上
下あるいは左右には解けることのないような結合状態が
得られる。
テリ５のケースＣの両側壁外面に於ける高さ方向につい
ての中央部には、一方の面に長手方向に沿う突条９が形
成され、他方の面にこの突条９に補完的に係合し得る溝
１０が形成されている。尚、突条９の上下にはあり面９
ａが形成され、溝１０はこのあり面９ａの断面形状に対
応するあり溝１０ａをなしている。従って、複数のバッ
テリ５を長手方向に沿って相対移動することによって互
いの対向面のあり面９ａとあり溝１０ａとが係合し、上
下あるいは左右には解けることのないような結合状態が
得られる。
【００１２】上記したように複数のバッテリ５は、共通
のコンテナ６内に収容されて所定の電圧と容量とを備え
た組バッテリとして用いられるが、コンテナ６の互いに
対向する側壁の内面同士にも、バッテリ５の突条９並び
に溝１０に対応する溝（図示せず）と突条１１とがそれ
ぞれ設けられている。これに加えて、バッテリ５の底面
には長手方向に沿う半円形断面のガイド溝１２が延設さ
れているが、これがコンテナ６の底壁上面に前後方向に
延設された半円形断面のガイド突条１３に係合するよう
になっている。これにより、バッテリ５の側壁外面のあ
り溝１０ａ（あり面９ａ）にコンテナ６の側壁内面のあ
り面１１ａ（あり溝）を係合させつつコンテナ６の底壁
上でバッテリ５を前方へ滑らせれば、コンテナ６のガイ
ド突条１３にバッテリ５のガイド溝１２が係合して各バ
ッテリ列の位置が規定されることと相俟って、バッテリ
５がしっかりとコンテナ６に固定されることとなる。
のコンテナ６内に収容されて所定の電圧と容量とを備え
た組バッテリとして用いられるが、コンテナ６の互いに
対向する側壁の内面同士にも、バッテリ５の突条９並び
に溝１０に対応する溝（図示せず）と突条１１とがそれ
ぞれ設けられている。これに加えて、バッテリ５の底面
には長手方向に沿う半円形断面のガイド溝１２が延設さ
れているが、これがコンテナ６の底壁上面に前後方向に
延設された半円形断面のガイド突条１３に係合するよう
になっている。これにより、バッテリ５の側壁外面のあ
り溝１０ａ（あり面９ａ）にコンテナ６の側壁内面のあ
り面１１ａ（あり溝）を係合させつつコンテナ６の底壁
上でバッテリ５を前方へ滑らせれば、コンテナ６のガイ
ド突条１３にバッテリ５のガイド溝１２が係合して各バ
ッテリ列の位置が規定されることと相俟って、バッテリ
５がしっかりとコンテナ６に固定されることとなる。
【００１３】このようにして、突条９と溝１０とを係合
させつつコンテナ６内にバッテリ５を順次収納すること
により、工具や別の固定ボルトなどを用いずに多数のバ
ッテリ５をコンテナ６内で一体的に結合することができ
る。ここで、バッテリ５のガイド溝１２の深さとコンテ
ナ６のガイド突条１３の高さとを適宜に設定し、例えば
図４に示したように、バッテリ５の底面とコンテナ６の
底壁上面との間に隙間が空くようにすれば、コンテナ６
の底壁上面に対するバッテリ５の底面の接触面積を低減
できるので、滑り摩擦を軽減して収納作業性を向上する
ことができる。尚、バッテリ５が隙間なく収納されたコ
ンテナ６の上方並びに後方の開口は、ボルトあるいはそ
の他適宜なファスナ手段をもって蓋を固定することによ
って閉じられる。
させつつコンテナ６内にバッテリ５を順次収納すること
により、工具や別の固定ボルトなどを用いずに多数のバ
ッテリ５をコンテナ６内で一体的に結合することができ
る。ここで、バッテリ５のガイド溝１２の深さとコンテ
ナ６のガイド突条１３の高さとを適宜に設定し、例えば
図４に示したように、バッテリ５の底面とコンテナ６の
底壁上面との間に隙間が空くようにすれば、コンテナ６
の底壁上面に対するバッテリ５の底面の接触面積を低減
できるので、滑り摩擦を軽減して収納作業性を向上する
ことができる。尚、バッテリ５が隙間なく収納されたコ
ンテナ６の上方並びに後方の開口は、ボルトあるいはそ
の他適宜なファスナ手段をもって蓋を固定することによ
って閉じられる。
【００１４】バッテリ５のケースＣの両側壁外面は、突
条９及び溝１０の部分を除いて長手方向に沿ってえぐり
込まれており、複数のバッテリ５を結合させると、結合
部の上下に長手方向に沿う空隙１４が形成されるように
なっている。また、図６に示すように、コンテナ６の前
後壁に於けるこの空隙１４に対応する部分には、貫通孔
１５がそれぞれ設けられている。これにより、コンテナ
６の前側の壁に結合されたファンネル１６を介して送風
機７から送られる冷却風が各バッテリ５のケースＣ間を
流れ、各バッテリ５が概ね均等に冷却されることとな
る。
条９及び溝１０の部分を除いて長手方向に沿ってえぐり
込まれており、複数のバッテリ５を結合させると、結合
部の上下に長手方向に沿う空隙１４が形成されるように
なっている。また、図６に示すように、コンテナ６の前
後壁に於けるこの空隙１４に対応する部分には、貫通孔
１５がそれぞれ設けられている。これにより、コンテナ
６の前側の壁に結合されたファンネル１６を介して送風
機７から送られる冷却風が各バッテリ５のケースＣ間を
流れ、各バッテリ５が概ね均等に冷却されることとな
る。
【００１５】１つのバッテリ５は、６個の密封型のセル
５ａからなっている。各セル５ａには、極板と電解液と
が封入されると共に、陽極と陰極との各電極１７がその
上部の対角位置に露出している（図５参照）。
５ａからなっている。各セル５ａには、極板と電解液と
が封入されると共に、陽極と陰極との各電極１７がその
上部の対角位置に露出している（図５参照）。
【００１６】バッテリ５のケースＣ内には、図６並びに
図７に併せて示すように、セル５ａの厚み分の間隔をお
いて６対のコンタクトプレート１８が配設されている。
これらのコンタクトプレート１８は、正面から見て概ね
Ｌ字形をなすように弾性に富む金属板にて形成されてお
り、その下端部は、バッテリ５の側壁に形成された突条
９の頂面並びに溝１０の底面にセル５ａの収納ピッチに
対応して開設された矩形孔１９から外方にのぞいてい
る。これらのコンタクトプレート１８は、矩形孔１９か
ら露出する部分の近傍をインサート成形したり、あるい
はかしめることでケースＣの内側に固定されている。ま
た矩形孔１９からの露出部は、外側から見て、陽極１８
ａ側が凸の曲面を、陰極１８ｂ側が凹の曲面をなすよう
に曲成されると共に、陽極１８ａと陰極１８ｂとが交互
に隣り合うように配列されている。そしてこれらのコン
タクトプレート１８の立ち上がり部分間に上方から各セ
ル５ａをケースＣ内に挿入し、コンタクトプレート１８
の上端とセルの電極１７とをねじ止めしたうえで蓋Ｒを
閉じることにより、蓋Ｒの内面の突部で各セル５ａが押
さえられるようになっている。これに加えて、矩形孔１
９から外向きに露出したコンタクトプレート１８の下端
部は内向きに弾発変位し得るようになっており、互いの
突条９と溝１０とを結合させた上でバッテリ５同士をス
ライドさせ、並列したバッテリ５同士の位置が整合した
時に、各バッテリ５の各セル５ａの直列接続が初めて達
成されるようになっている。
図７に併せて示すように、セル５ａの厚み分の間隔をお
いて６対のコンタクトプレート１８が配設されている。
これらのコンタクトプレート１８は、正面から見て概ね
Ｌ字形をなすように弾性に富む金属板にて形成されてお
り、その下端部は、バッテリ５の側壁に形成された突条
９の頂面並びに溝１０の底面にセル５ａの収納ピッチに
対応して開設された矩形孔１９から外方にのぞいてい
る。これらのコンタクトプレート１８は、矩形孔１９か
ら露出する部分の近傍をインサート成形したり、あるい
はかしめることでケースＣの内側に固定されている。ま
た矩形孔１９からの露出部は、外側から見て、陽極１８
ａ側が凸の曲面を、陰極１８ｂ側が凹の曲面をなすよう
に曲成されると共に、陽極１８ａと陰極１８ｂとが交互
に隣り合うように配列されている。そしてこれらのコン
タクトプレート１８の立ち上がり部分間に上方から各セ
ル５ａをケースＣ内に挿入し、コンタクトプレート１８
の上端とセルの電極１７とをねじ止めしたうえで蓋Ｒを
閉じることにより、蓋Ｒの内面の突部で各セル５ａが押
さえられるようになっている。これに加えて、矩形孔１
９から外向きに露出したコンタクトプレート１８の下端
部は内向きに弾発変位し得るようになっており、互いの
突条９と溝１０とを結合させた上でバッテリ５同士をス
ライドさせ、並列したバッテリ５同士の位置が整合した
時に、各バッテリ５の各セル５ａの直列接続が初めて達
成されるようになっている。
【００１７】コンテナ６の側壁内面には、渡り配線用の
導電板２０が埋設されている。これにより、コンテナ６
内に隙間なくバッテリ５を収納すると、互いに隣接する
セル５ａ同士間の直列接続が達成されることとなる。
尚、コンテナ６側の渡り配線用導電板２０の構成を適宜
に設定することにより、セル単位の直・並列を組み合わ
せて所望の電圧と容量とを得ることができる。
導電板２０が埋設されている。これにより、コンテナ６
内に隙間なくバッテリ５を収納すると、互いに隣接する
セル５ａ同士間の直列接続が達成されることとなる。
尚、コンテナ６側の渡り配線用導電板２０の構成を適宜
に設定することにより、セル単位の直・並列を組み合わ
せて所望の電圧と容量とを得ることができる。
【００１８】コンテナ６の前壁には、一列分のバッテリ
列に加わる所定の減速荷重によって破壊し得るようにそ
の強度が設定されたプレート２１が、バッテリ列の一列
おき（例えば奇数列）に埋め込まれている。そしてこの
プレート２１とバッテリ列の先頭のバッテリ５との間に
剛体からなるスペーサ２２が挟設されている。
列に加わる所定の減速荷重によって破壊し得るようにそ
の強度が設定されたプレート２１が、バッテリ列の一列
おき（例えば奇数列）に埋め込まれている。そしてこの
プレート２１とバッテリ列の先頭のバッテリ５との間に
剛体からなるスペーサ２２が挟設されている。
【００１９】さて、この状態で車両に過大な減速度が作
用すると、前方へ移動しようとする力がバッテリ列に作
用するが、偶数列のバッテリ列は、その前後がコンテナ
６の前後壁にて剛固に押えられているために移動し得な
い。他方、奇数列のバッテリ列は、スペーサ２２によっ
てプレート２１が突き破られるため、前方へ移動する
（図９参照）。するとバッテリ列同士の相対位置が前後
にずれて端子板１８同士の接続が外れる（図８参照）。
用すると、前方へ移動しようとする力がバッテリ列に作
用するが、偶数列のバッテリ列は、その前後がコンテナ
６の前後壁にて剛固に押えられているために移動し得な
い。他方、奇数列のバッテリ列は、スペーサ２２によっ
てプレート２１が突き破られるため、前方へ移動する
（図９参照）。するとバッテリ列同士の相対位置が前後
にずれて端子板１８同士の接続が外れる（図８参照）。
【００２０】
【発明の効果】このように本発明によれば、あり継ぎに
代表されるような凸部と凹部との結合によってコンテナ
に対する固定、並びに複数のバッテリ同士の相互結合を
達成し得るようにバッテリを構成したので、コンテナ内
に一方向から順次並べて行くだけで多数のバッテリが一
体的に結合し、かつ互いの間に所定の空隙が形成され
る。従って、コンテナに対する多数のバッテリの固定を
簡単にかつ確実に達成することができ、しかも全てのバ
ッテリの冷却を均等化し得るので、取扱い性及び給電性
能の向上に多大な効果を奏することができる。
代表されるような凸部と凹部との結合によってコンテナ
に対する固定、並びに複数のバッテリ同士の相互結合を
達成し得るようにバッテリを構成したので、コンテナ内
に一方向から順次並べて行くだけで多数のバッテリが一
体的に結合し、かつ互いの間に所定の空隙が形成され
る。従って、コンテナに対する多数のバッテリの固定を
簡単にかつ確実に達成することができ、しかも全てのバ
ッテリの冷却を均等化し得るので、取扱い性及び給電性
能の向上に多大な効果を奏することができる。
【図１】本発明が適用された電気自動車の一例を示す平
面図である。
面図である。
【図２】同電気自動車の側面図である。
【図３】本発明の構成を示す部分的な斜視図である。
【図４】同構成を示す部分的な縦断面図である。
【図５】セルとコンタクトプレートとの関係を示す部分
的な斜視図である。
的な斜視図である。
【図６】バッテリとコンテナとの関係を示す平面図であ
る。
る。
【図７】コンタクトプレートの接続状態を示す部分的な
水平断面図である。
水平断面図である。
【図８】コンタクトプレートの離断状態を示す部分的な
水平断面図である。
水平断面図である。
【図９】過大な減速度が作用した際の互いに隣接するバ
ッテリ列の関係を示す部分的な平面図である。
ッテリ列の関係を示す部分的な平面図である。
１ 電気自動車 ２ モータ ３ 伝達装置 ４ 後輪 ５ バッテリ ５ａ セル ６ コンテナ ７ 送風機 ８ 制御装置 ９ 突条 ９ａ あり面 １０ 溝 １０ａ あり溝 １１ 突条 １２ ガイド溝 １３ ガイド突条 １４ 空隙 １５ 貫通孔 １６ ファンネル １７ 電極 １８ コンタクトプレート １８ａ 陽極 １８ｂ 陰極 １９ 矩形孔 ２０ 渡り配線用導電板 ２１ プレート ２２ スペーサ
Claims (4)
- 【請求項１】電気自動車などの車両に用いられるバッテ
リであって、 その外壁に於ける一側面に延設された突条と、該突条と
その延在方向に沿ってのみ結合可能な補完的断面形状に
て前記一側面の反対側の他側面に延設された溝とを備え
ることを特徴とする車両用バッテリ。 - 【請求項２】前記突条と前記溝とを結合させた状態の複
数のバッテリに於ける前記一側面と前記他側面との結合
部以外の対向面に、空隙が形成されるようにしてなるこ
とを特徴とする請求項１に記載の車両用バッテリ。 - 【請求項３】当該バッテリが、前記一側面との対向面に
前記突条と補完的に結合し得る溝が形成され、かつ前記
他側面との対向面に前記溝と補完的に結合し得る突条が
形成されたコンテナ内に収納して用いられるものである
ことを特徴とする請求項１若しくは請求項２に記載の車
両用バッテリ。 - 【請求項４】前記コンテナの底壁上面に前後方向に所定
の間隔で互いに平行に突条または溝が延設され、当該バ
ッテリの底面に前記突条または溝に対応する溝または突
条が延設され、これらが互いに係合することをもって当
該バッテリの列が規制されることを特徴とする請求項３
に記載の車両用バッテリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3343929A JPH05159755A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 車両用バッテリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3343929A JPH05159755A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 車両用バッテリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159755A true JPH05159755A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18365339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3343929A Pending JPH05159755A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 車両用バッテリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05159755A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5800942A (en) * | 1995-10-24 | 1998-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Storage battery with ventilation system |
| JP2000308271A (ja) * | 1999-04-21 | 2000-11-02 | Nagano Japan Radio Co | エネルギー移送装置、充電装置および電源装置 |
| JP2001076766A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-03-23 | Nagano Japan Radio Co | 蓄電システムおよび蓄電モジュール |
| JP2001076765A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-03-23 | Nagano Japan Radio Co | エネルギー移送装置 |
| EP1213777A1 (en) * | 2000-03-27 | 2002-06-12 | I.D.X. Company Ltd | Battery |
| WO2012148159A3 (ko) * | 2011-04-25 | 2013-03-21 | 주식회사 엘지화학 | 전력 저장용 배터리 모듈의 랙 시스템 |
| CN106229431A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-12-14 | ***电子科技（镇江）有限公司 | 一种电池包箱体安装用导轨及其安装方法 |
| WO2017022342A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
| US9641002B2 (en) | 2011-09-02 | 2017-05-02 | Pag Ltd. | Battery management system, method and battery |
| US20190148689A1 (en) * | 2017-11-14 | 2019-05-16 | Lg Chem, Ltd. | Battery pack including fixing part |
| CN110311076A (zh) * | 2019-08-02 | 2019-10-08 | 深圳市雄韬锂电有限公司 | 电芯保护结构、电芯单元及电池模组结构 |
| KR102029678B1 (ko) * | 2018-07-16 | 2019-10-10 | 한국생산기술연구원 | 가변형 전기차 플랫폼 |
| CN111740479A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-02 | 南京翔维物流设备制造有限公司 | 一种可拆解和组装的便捷移动电源 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP3343929A patent/JPH05159755A/ja active Pending
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5800942A (en) * | 1995-10-24 | 1998-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Storage battery with ventilation system |
| JP2000308271A (ja) * | 1999-04-21 | 2000-11-02 | Nagano Japan Radio Co | エネルギー移送装置、充電装置および電源装置 |
| JP2001076766A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-03-23 | Nagano Japan Radio Co | 蓄電システムおよび蓄電モジュール |
| JP2001076765A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-03-23 | Nagano Japan Radio Co | エネルギー移送装置 |
| US6633091B1 (en) | 1999-09-08 | 2003-10-14 | Nagano Japan Radio Co., Ltd. | Storage module |
| EP1213777A1 (en) * | 2000-03-27 | 2002-06-12 | I.D.X. Company Ltd | Battery |
| EP1213777A4 (en) * | 2000-03-27 | 2006-10-04 | I D X Company Ltd | ACCUMULATOR |
| US9173307B2 (en) | 2011-04-25 | 2015-10-27 | Lg Chem, Ltd. | Rack system for power storage battery modules |
| CN103503192A (zh) * | 2011-04-25 | 2014-01-08 | 株式会社Lg化学 | 用于储能电池模块的托架*** |
| WO2012148159A3 (ko) * | 2011-04-25 | 2013-03-21 | 주식회사 엘지화학 | 전력 저장용 배터리 모듈의 랙 시스템 |
| KR101278506B1 (ko) * | 2011-04-25 | 2013-07-02 | 주식회사 엘지화학 | 전력 저장용 배터리 모듈의 랙 시스템 |
| US9641002B2 (en) | 2011-09-02 | 2017-05-02 | Pag Ltd. | Battery management system, method and battery |
| CN107848388B (zh) * | 2015-07-31 | 2020-06-30 | 本田技研工业株式会社 | 电动车辆 |
| WO2017022342A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
| JPWO2017022342A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-01-25 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
| CN107848388A (zh) * | 2015-07-31 | 2018-03-27 | 本田技研工业株式会社 | 电动车辆 |
| CN106229431A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-12-14 | ***电子科技（镇江）有限公司 | 一种电池包箱体安装用导轨及其安装方法 |
| US10547038B2 (en) * | 2017-11-14 | 2020-01-28 | Lg Chem, Ltd. | Battery pack including fixing part |
| US20190148689A1 (en) * | 2017-11-14 | 2019-05-16 | Lg Chem, Ltd. | Battery pack including fixing part |
| KR102029678B1 (ko) * | 2018-07-16 | 2019-10-10 | 한국생산기술연구원 | 가변형 전기차 플랫폼 |
| CN110311076A (zh) * | 2019-08-02 | 2019-10-08 | 深圳市雄韬锂电有限公司 | 电芯保护结构、电芯单元及电池模组结构 |
| CN111740479A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-02 | 南京翔维物流设备制造有限公司 | 一种可拆解和组装的便捷移动电源 |
| CN111740479B (zh) * | 2020-07-30 | 2020-12-15 | 深圳市众芯能科技有限公司 | 一种可拆解和组装的便捷移动电源 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN108987630B (zh) | 电池搭载结构 | |
| JP7045577B2 (ja) | バッテリーパック及びそれを含む自動車 | |
| US11075423B2 (en) | Battery submodule carrier, battery submodule, battery system and vehicle | |
| JPH05159755A (ja) | 車両用バッテリ | |
| CN105552263B (zh) | 用于具有集成热板的牵引电池组件的支撑结构 | |
| CN104953059B (zh) | 用于牵引电池组件中的电池单元的支撑结构 | |
| JPH11111248A (ja) | 蓄電池ホルダ | |
| CN106058128A (zh) | 用于车辆牵引电池的汇流条组件 | |
| US20190334136A1 (en) | Polymer-based enclosure assemblies for electrified vehicle battery packs | |
| JP2023530353A (ja) | バッテリーパック及びそれを含む自動車 | |
| EP4016715A1 (en) | Battery pack and method for manufacturing the same | |
| JPH05159761A (ja) | 電気自動車用バッテリコンテナ | |
| JPH05159768A (ja) | 車両用バッテリ | |
| US20240075799A1 (en) | Traction battery pack support system and method of securing a battery pack to an electrified vehicle | |
| CN117594919A (zh) | 牵引电池包汇流条支撑总成及支撑方法 | |
| JP2023528523A (ja) | バッテリーモジュール、それを含むバッテリーパック及び自動車 | |
| KR20200080406A (ko) | 배터리 팩 및 이러한 배터리 팩을 포함하는 자동차 | |
| CN114243191A (zh) | 新能源汽车电池安装机构 | |
| US11581595B2 (en) | Battery array frames with split thermal fin designs for reducing thermal interface material usage | |
| US20230307771A1 (en) | Traction battery pack electronics support plate and electronics support method | |
| US20230302887A1 (en) | Traction battery packs with cell-to-pack battery systems housed within irregularly shaped enclosures | |
| US20240079681A1 (en) | Multifunctional cross-member beams for traction battery packs | |
| US20230402643A1 (en) | Structural electrochemical storage assembly for a motor vehicle | |
| US20240075802A1 (en) | Bus bar routing configurations for traction battery packs | |
| US20240079738A1 (en) | Cell stack-to-cell stack connections for traction battery packs |