JP2000303934A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル

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JP2000303934A
JP2000303934A JP11111017A JP11101799A JP2000303934A JP 2000303934 A JP2000303934 A JP 2000303934A JP 11111017 A JP11111017 A JP 11111017A JP 11101799 A JP11101799 A JP 11101799A JP 2000303934 A JP2000303934 A JP 2000303934A
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fuel
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nozzle tip
injection
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靖紀 ▲高▼久
Yasunori Takaku
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴孔の入口側端縁部の内角側を流れる燃料と
その外角側を流れる燃料との流速の差を減少することに
より、燃料を規定の噴霧形状に噴射する。 【解決手段】 バルブ19が着座するシート部24と、
シート部24の下流に設けられかつ球状凹面31により
形成された底面を有する燃料噴射室32と、燃料噴射室
32の球状凹面31の壁部を傾斜状に貫通する噴孔33
とを備える。噴孔33の入口側端縁部には球状凹面31
となだらかに連続する面取り面33aを形成する。面取
り面33aの内角側の面取り量を外角側の面取り量より
も大きくする。噴孔33の入口側端縁部の内角側では面
取り面33aの面取り量が大きいため、燃料の流れに縮
流が発生しにくくなり流速の低下が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として内燃機関
のシリンダ内に燃料を直接噴射する筒内噴射式(直噴式
ともいう。)のガソリンエンジンに用いられる燃料噴射
弁の燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射ノズルには、例えば、特
開平8−296531号公報に開示されるものがある。
その公開公報の燃料噴射ノズルが図10に断面図で示さ
れている。図10において、燃料噴射ノズル120に
は、バルブ119が着座するシート部124と、前記シ
ート部124の下流に設けられかつ球状凹面131によ
り形成された底面を有する燃料噴射室132と、前記燃
料噴射室132の球状凹面131の壁部を傾斜状に貫通
する噴孔133とを備えている。なお、図示されない
が、前記噴孔133の入口側端縁部は、R形状(丸みの
ある形状)に形成されている。前記R形状は、前記公開
公報中に明確な記載はないが、周方向にわたって一定の
面取り量で形成されているものと推測される。
【0003】前記燃料噴射ノズル120によると、燃料
は、バルブ119の開弁によってシート部124を通り
燃料噴射室132から噴孔133を通り、ほぼ円錐形状
の噴霧形状(図10に二点鎖線aで示す。)をもって噴
射される。なお、前記燃料噴射ノズル120は直噴式の
ガソリンエンジンにおけるシリンダ内に燃料を直接噴射
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料噴射ノズル
120において、噴孔133が燃料噴射室132に対し
て傾斜しているにもかかわらず、その噴孔133の入口
側端縁部のR形状が周方向に一定であると、周知のとお
り、燃料の流れに曲がり管の場合と同様の現象が起こ
る。すなわち、噴孔133の入口側端縁部の内角側では
燃料の流れに縮流が発生することにより流速が遅くな
り、その外角側では燃料の流れに縮流が発生しにくいこ
とにより流速が速くなるといった現象が起こる。このた
め、噴孔133の入口側端縁部の内角側を流れる燃料
と、その外角側を流れる燃料との流速にかなりの差が生
じることにより、噴孔133から噴射された燃料の噴霧
形状aが規定の円錐状になりにくいといった問題があっ
た。
【0005】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、噴孔の入口側端縁部の内角側を流れる燃料とその外
角側を流れる燃料との流速の差を減少することにより、
燃料を規定の噴霧形状に噴射することのできる燃料噴射
ノズルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、バルブが着座するシート部と、前記シー
ト部の下流に設けられかつ球状凹面により形成された底
面を有する燃料噴射室と、前記燃料噴射室の球状凹面の
壁部を傾斜状に貫通する噴孔とを備え、前記噴孔の入口
側端縁部には前記球状凹面となだらかに連続する面取り
面を形成し、前記面取り面の内角側の面取り量を外角側
の面取り量よりも大きくした燃料噴射ノズルである。こ
のように構成すると、噴孔の入口側端縁部の内角側では
面取り面の面取り量が大きいため、燃料の流れに縮流が
発生しにくくなり流速の低下が少なくなる。これによ
り、噴孔の入口側端縁部の内角側を流れる燃料とその外
角側を流れる燃料との流速の差を減少することができる
ため、燃料を規定の噴霧形状に噴射することができる。
【0007】請求項2の発明は、シート部を有するバル
ブシートと、燃料噴射室および噴孔を有するノズルチッ
プとを接合してなる請求項1記載の燃料噴射ノズルであ
る。このように構成すると、バルブシートとの接合前の
ノズルチップにおいて、噴孔の入口側端縁部の面取り面
を端面加工により容易にかつ精度の良く加工することが
できる。例えば、シート部、燃料噴射室および噴孔を一
体に有する場合には、細くて奥深いところにあるシート
部を通じて噴孔の入口側端縁部の面取り面を加工しなけ
ればならず、煩雑で加工しにくいといった不具合がある
が、請求項2の発明によると前記不具合が改善される。
また、接合前において、バルブシートとノズルチップの
特性、例えば、シート部の油密特性、噴孔の噴霧特性な
どを独立して評価することができるので、万一、加工不
良が発生した場合でも、リスクを分散することが可能で
ある。
【0008】請求項3の発明は、ノズルチップを金属射
出成形またはプレス成形により形成した請求項2記載の
燃料噴射ノズルである。このように構成すると、ノズル
チップを金属射出成形またはプレス成形する際、燃料噴
射室を基準として噴孔を形成することにより、その噴孔
の位置精度を向上することができる。また、バルブシー
トも金属製とすると、バルブシートとノズルチップとを
溶接によって簡単に接合することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]実施の形態1に
ついて図1〜図6を参照して説明する。まず、図1の断
面図に基づいて燃料噴射弁の全体構成を説明する。な
お、本実施の形態に係る燃料噴射弁は直噴式のガソリン
エンジンに用いられるものである。
【0010】燃料噴射弁1において、ほぼ円筒形状のハ
ウジング2の内部には、ボビン3に巻装されたソレノイ
ドコイル4が設けられている。前記ボビン3の内部に
は、燃料流入パイプを兼ねる中空軸形状のコア5が設け
られている。前記コア5の上端部には、燃料配管(図示
せず)と連結される燃料コネクタ6が設けられている。
燃料コネクタ6の内部にはストレーナ7が装着されてい
る。
【0011】前記コア5のほぼ中央部には、樹脂モール
ド成形による電気コネクタ9が設けられている。電気コ
ネクタ9にはターミナル10が設けられている。電気コ
ネクタ9には、図示しない電子制御装置の給電用コネク
タが接続され、ターミナル10を通じて前記ソレノイド
コイル4に通電される。前記コア5の内部には、バルブ
スプリング12が挿入され、続いてスプリングピン13
が装着されている。バルブスプリング12は、前記コア
5の下方に配置されたアーマチュア14を下方に付勢し
ている。
【0012】前記ハウジング2の下縁部には、ほぼ円筒
形状のボデー16が接続されている。ボデー16の上端
部は、前記ボビン3の内側に位置するリング体17を介
して前記コア5と接続されている。前記ボデー16の下
部には、ほぼC字形板形状のスペーサ18を介して燃料
噴射ノズル20が接続されている。前記燃料噴射ノズル
20内にはニードルバルブ19が上下動すなわち軸移動
可能に設けられている。
【0013】前記ニードルバルブ19の上端部がスペー
サ18を通して前記アーマチュア14と連結されてい
る。前記ニードルバルブ19には、前記スペーサ18の
下方近傍に位置するストッパ部19aが形成されてい
る。前記ソレノイドコイル4に通電すると、アーマチュ
ア14をバルブスプリング12の付勢力に抗して吸引し
て、ストッパ部19aがスペーサ18と当接するまでニ
ードルバルブ19をスライドさせると後述するシート部
が開放される。
【0014】次に、図2の部分拡大図に基づいて燃料噴
射ノズル20を説明する。燃料噴射ノズル20は、その
主体をなすほぼ円筒形状のバルブシート22と、その下
端面に接合されたほぼ平板形状のノズルチップ30とか
らなり、前記バルブシート22の内部に設けられたスワ
ラー40を備えている。
【0015】バルブシート22を説明する。バルブシー
ト22は、バルブ孔23とシート部24とを有してい
る。バルブ孔23は、ほぼ有底円筒状に形成されてい
る。バルブ孔23のほぼ中央下部には内径を小さくする
スワラー用取り付け面23aが形成されている。シート
部24は、前記バルブ孔23の底面にほぼテーパー孔形
状に形成されており、前記ニードルバルブ19の下端部
によって開閉される。
【0016】前記バルブシート22は、鍛造(例えば、
冷間鍛造)および/または切削加工等の機械加工により
形成された金属製からなる。バルブシート22の金属材
料としては、例えば、SUS440Cの棒材が使用され
る。さらに、バルブシート22には、前記シート部24
の耐摩耗性向上のため焼き入れが施される。なお、バル
ブシート22の上端部が前記ボデー16に取り付けられ
る(図1参照)。
【0017】次に、ノズルチップ30を説明する。図4
にノズルチップ30の断面図、図5にノズルチップ30
の上面図、図6にノズルチップ30の下面図が示されて
いる。前記ノズルチップ30は、前記バルブシート22
(図1参照)の下端面に接合されるもので、球状凹面3
1により形成された底面を有する燃料噴射室32と、前
記燃料噴射室32の球状凹面31の壁部を傾斜状に貫通
する真円形の噴孔33とを備えている。なお燃料噴射室
32は、前記バルブシート22のバルブ孔23と同一軸
線上に位置する。
【0018】前記噴孔33の入口側端縁部には、前記球
状凹面31となだらかに連続する半径rのR形状の面取
り面33aが形成されている。前記面取り面33aにお
いて、内角側(図4において左側)の面取り量は、外角
側(図4において右側)の面取り量よりも大きく設定さ
れている。すなわち、内角側のR形状の半径rは、外角
側のR形状の半径rよりも大きく設定されている。な
お、外角側のR形状から内角側のR形状へはその半径r
が徐々に変化している。例えば、噴孔33の孔径がφ
0.5mmの場合で、内角側のR形状の半径rは0.5
mm、外角側のR形状の半径rは0.1mmである。な
お、R形状の面取り面33aに代え、直線形状の面取り
面としてもよい。
【0019】また、前記ノズルチップ30の下面には、
前記噴孔33に対し直角をなす平面部35が形成されて
いる。これにより、噴孔33の出口側端縁部は直角エッ
ジ状に形成されている。また、前記ノズルチップ30の
平面部35を間に両側に位置する両端部30aは薄肉化
されている(図4参照)。
【0020】前記ノズルチップ30は、金属射出成形
(MIM成形とも呼ばれる。)で形成された金属製から
なり、その成形と同時に燃料噴射室32、噴孔33およ
び平面部35が形成されている。ノズルチップ30を成
形する金属射出成形の成形工程は、周知のように、金属
材料の微粉末(パウダーともいう。)とバインダーとを
混練する混練工程と、前記混練した材料を射出成形機で
成形する成形工程と、脱脂炉で溶剤により前記成形体か
らバインダーを除く液体脱脂工程と、脱脂した成形体を
焼結炉で焼結する焼結工程とからなる。このノズルチッ
プ30の金属材料としては、例えば、SUS316の微
粉末が使用される。なお、ノズルチップ30の成形後
に、面取り面33aが切削による端面加工によって形成
される。
【0021】前記ノズルチップ30は前記バルブシート
22と次のように接合される。すなわち、図2に示すよ
うに、前記バルブシート22の先端面(図示下端面)に
前記ノズルチップ30の接合面(図示上端面)が面接触
状に突き合わせられる。その相互の突き合わせ面の周縁
部をレーザー溶接等により溶接(図に符号、21を付
す。)することにより、前記バルブシート22とノズル
チップ30とが接合されている。なお、バルブシート2
2とノズルチップ30との接合後、前記シート部24に
研摩加工が施されることで燃料噴射ノズル20が完成す
る。
【0022】次に、スワラー40を説明する。図2にお
いて、スワラー40は、ほぼ円筒形状をなしており、上
部外周面を大径面とし、下部外周面を小径面としてい
る。前記スワラー40の大径面が前記バルブ孔23の取
り付け面23aに圧入によって固定される。これによ
り、前記スワラー40の小径面の回りに燃料導入室42
が形成されている。
【0023】前記スワラー40の中空孔40aには、前
記ニードルバルブ19の下端部が上下方向に摺動可能に
嵌挿されている。スワラー40の中空孔40aの下部に
は、内径を小さくする摺動案内面43が形成されてお
り、前記ニードルバルブ19が摺動案内される。
【0024】前記スワラー40の中央部には、前記中空
孔40aにおける摺動案内面43より上方空間部と前記
燃料導入室42とを連通する連通孔44が形成されてい
る。スワラー40の下端面における内周部には、前記バ
ルブシート22のシート部24と対向する円環状のスワ
ール室46が形成されている。図3に図2のIII−I
II線断面図が示されている。図3において、前記スワ
ラー40の下端面には、前記スワール室46の接線方向
に延びるスワール孔45が形成されている。前記燃料導
入室42の燃料がスワール孔45を通ってスワール室4
6に流入することで、燃料に旋回流が与えられる。
【0025】以上のように構成された燃料噴射弁1にお
いて、ソレノイドコイル4に通電すると、バルブスプリ
ング12の付勢力に抗してアーマチュア14が吸引さ
れ、ニードルバルブ19が上方へスライドされ、シート
部24が開放される。これにより、燃料噴射ノズル20
内に圧送されてくる燃料が、スワラー40の中空孔40
a、連通孔44、燃料導入室42、スワール孔45を通
ってスワール室46に流入し、旋回しながら燃料噴射室
32内へ流れ込む。燃料噴射室32内に流れ込んだ燃料
は、燃料噴射室32の球状凹面31に沿って旋回しなが
ら底面中心に向かって流れ、噴孔33を通じて外部へ噴
射される。
【0026】上記した燃料噴射弁1の燃料噴射ノズル2
0によると、噴孔33の入口側端縁部の内角側では面取
り面33aの面取り量が大きい(図4参照)ため、燃料
の流れに縮流が発生しにくくなり流速の低下が少なくな
る。これにより、噴孔33の入口側端縁部の内角側を流
れる燃料とその外角側を流れる燃料との流速の差を減少
することができるため、燃料を規定の噴霧形状(図2に
二点鎖線Aで示す。)に噴射することができる。ちなみ
に、噴孔33の入口側端縁部の外角側を面取りする理由
は、例えば、ピン角のエッジ部に形成すると、燃料の流
れによる剥離により前記エッジ部が除去されて噴射流量
が経時的に変化するため、その経時的な変化を防止する
ためである。
【0027】また、シート部24を有するバルブシート
22と、燃料噴射室32および噴孔33を有するノズル
チップ30とを接合してなることから、バルブシート2
2との接合前のノズルチップ30において、噴孔33の
入口側端縁部の面取り面33aを端面加工により容易に
かつ精度の良く加工することができる。例えば、シート
部24、燃料噴射室32および噴孔33を一体に有する
場合には、細くて奥深いところにあるシート部24を通
じて噴孔33の入口側端縁部の面取り面33aを加工し
なければならず、煩雑で加工しにくいといった不具合が
あるが、そのような不具合を改善することができる。ま
た、例えば、噴孔33を切削加工で形成した場合のバリ
や、レーザー加工で形成した場合のスパッタの除却も容
易となり、安定した噴霧形状が得られる。
【0028】また接合前において、バルブシート22と
ノズルチップ30の特性、例えば、シート部24の油密
特性、噴孔33の噴霧特性などを独立して評価すること
ができるので、万一、加工不良が発生した場合でも、リ
スクを分散することが可能である。
【0029】また、ノズルチップ30を金属射出成形す
る際、燃料噴射室32を基準として噴孔33を形成する
ことにより、その噴孔33の位置精度を向上することが
できる。また、バルブシート22も金属製とすると、バ
ルブシート22とノズルチップ30とを溶接によって簡
単に接合することができる。なお、ノズルチップ30
は、金属射出成形に代えて、プレス成形することができ
る。この場合も、燃料噴射室32を基準として噴孔33
を形成することにより、その噴孔33の位置精度を向上
することができる。
【0030】[実施の形態2]実施の形態2を図面に基
づいて説明する。実施の形態2は、実施の形態1のノズ
ルチップ30を変更したものであり、実施の形態1と重
複する説明は省略する。図7にノズルチップ30の断面
図、図8に同上面図、図9に同下面図が示されている。
図7〜図9に示すように、ノズルチップ30の平面部3
5を取り囲む部分を全周にわたって厚肉化したものであ
る。
【0031】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、噴孔33の個数、形成位置およ
び噴出方向等は適宜選定されるものであり上記のものに
限定されない。また、本発明の燃料噴射ノズル20は、
直噴式エンジンに限らず、他のエンジンに用いられる燃
料噴射弁1に流用することも可能である。また、燃料噴
射ノズル20を、バルブシート22とノズルチップ30
との二体構造としないで、例えばMIM成形により一体
成形することも可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の燃料噴射ノズルによれば、噴孔
の入口側端縁部の内角側を流れる燃料とその外角側を流
れる燃料との流速の差を減少することができ、燃料を規
定の噴霧形状に噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す燃料噴射ノズルの断面図で
ある。
【図2】図1の噴孔周辺部の拡大図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】ノズルチップの断面図である。
【図5】ノズルチップの上面図である。
【図6】ノズルチップの下面図である。
【図7】実施の形態2におけるノズルチップの断面図で
ある。
【図8】ノズルチップの上面図である。
【図9】ノズルチップの下面図である。
【図10】従来例を示す燃料噴射ノズルの断面図であ
る。
【符号の説明】
19 バルブ 22 バルブシート 24 シート部 30 ノズルチップ 31 球状凹面 32 燃料噴射室 33 噴孔 33a 面取り面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブが着座するシート部と、前記シー
    ト部の下流に設けられかつ球状凹面により形成された底
    面を有する燃料噴射室と、前記燃料噴射室の球状凹面の
    壁部を傾斜状に貫通する噴孔とを備え、前記噴孔の入口
    側端縁部には前記球状凹面となだらかに連続する面取り
    面を形成し、前記面取り面の内角側の面取り量を外角側
    の面取り量よりも大きくした燃料噴射ノズル。
  2. 【請求項2】 シート部を有するバルブシートと、燃料
    噴射室および噴孔を有するノズルチップとを接合してな
    る請求項1記載の燃料噴射ノズル。
  3. 【請求項3】 ノズルチップを金属射出成形またはプレ
    ス成形により形成した請求項2記載の燃料噴射ノズル。
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