JP2000303053A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JP2000303053A
JP2000303053A JP11116670A JP11667099A JP2000303053A JP 2000303053 A JP2000303053 A JP 2000303053A JP 11116670 A JP11116670 A JP 11116670A JP 11667099 A JP11667099 A JP 11667099A JP 2000303053 A JP2000303053 A JP 2000303053A
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epoxy resin
weight
agent
parts
curing
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JP11116670A
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English (en)
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Masahiro Sakamoto
昌弘 坂本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温時においても主剤の結晶化(凍結)が起
こらず、硬化剤の臭気や液表面の皮張りが少なく、少量
塗布の場合でも即ち塗布厚みが薄い場合でも急速に硬化
し、且つ、硬化後は優れた耐(温)水性や耐熱湿強度並
びに優れた接着強度や耐衝撃性等の諸物性を発揮する2
液混合型の常温硬化性接着剤組成物を提供することを課
題とする。 【解決手段】 可鹸化塩素含有量が1重量%以下である
エポキシ樹脂100重量部に対して、無機充填剤1〜6
0重量部及び接着性付与剤0.01〜5重量部が添加さ
れている主剤と、脂肪族チオエーテル100重量部に対
して、硬化促進剤0.1〜20重量部、無機充填剤1〜
60重量部及び接着性付与剤0.01〜5重量部が添加
されている硬化剤とから成る2液混合型接着剤組成物で
あって、上記主剤と硬化剤との混合割合が重量比でエポ
キシ樹脂1に対し、脂肪族チオエーテル0.5〜1とな
る割合であることを特徴とする接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2液混合型の常温
硬化性接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2液混合型の常温硬化性エポ
キシ樹脂系接着剤組成物やウレタン樹脂系接着剤組成物
が工業用あるいは一般用接着剤として広く用いられてい
る。しかし、このような2液混合型の常温硬化性接着剤
組成物には、塗布量が少量になるとともに即ち塗布厚み
が薄くなるとともに硬化が遅くなるという問題点があ
る。上記問題点に対応するため、例えば脂肪族チオエー
テルのような速硬化性硬化剤を用いることにより、2液
混合型エポキシ樹脂樹脂系接着剤組成物に速硬化性を付
与することが行われているが、一般的に、速硬化性の2
液混合型エポキシ樹脂系接着剤組成物は硬化後の耐
(温)水性や耐熱湿強度が十分でないという問題点があ
る。又、2液混合型の常温硬化性エポキシ樹脂系接着剤
組成物の場合、エポキシ樹脂を主成分とする主剤が例え
ば冬季のような低温時(0℃以下)の保管中に結晶化
(凍結)を起こし、作業性が悪くなるという問題点もあ
る。
【0003】一方、近年においては、例えば、特開平4
−298584号公報に開示されているような1液型の
湿気硬化性ウレタン系接着剤組成物を常温−2時間程度
で初期硬化し得るような速硬化型に調整したものを用
い、高周波加熱を施すことにより、15〜30秒程度の
短時間で硬化させるシステムが例えば窯業系サイディン
グ材のような建築部材の接合工法として盛んに採用され
ている。
【0004】しかし、高周波加熱により速硬化を図るシ
ステムの場合、システム導入時に多大の設備投資を要す
るという問題点や、高周波加熱による急速硬化反応時に
多量の炭酸ガスが発生するため、硬化物に発泡した痕跡
が残り、接着強度を著しく低下させるという問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、低温時においても主剤の結晶化
(凍結)が起こらず、硬化剤の臭気や液表面の皮張りが
少なく、少量塗布の場合でも即ち塗布厚みが薄い場合で
も急速に硬化し、且つ、硬化後は優れた耐(温)水性や
耐熱湿強度並びに優れた接着強度や耐衝撃性等の諸物性
を発揮する2液混合型の常温硬化性接着剤組成物を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、
可鹸化塩素含有量が1重量%以下であるエポキシ樹脂1
00重量部に対して、無機充填剤1〜60重量部及び接
着性付与剤0.01〜5重量部が添加されている主剤
と、脂肪族チオエーテル100重量部に対して、硬化促
進剤0.1〜20重量部、無機充填剤1〜60重量部及
び接着性付与剤0.01〜5重量部が添加されている硬
化剤とから成る2液混合型接着剤組成物であって、上記
主剤と硬化剤との混合割合が重量比でエポキシ樹脂1に
対し、脂肪族チオエーテル0.5〜1となる割合である
ことを特徴とする。
【0007】又、請求項2に記載の発明(以下、「第2
発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1発明に
よる接着剤組成物において、可鹸化塩素含有量が1重量
%以下であるエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂50〜90重量%及びフェノールノボラック型
エポキシ樹脂及び/又はビスフェノールF型エポキシ樹
脂50〜10重量%が含有されてなるエポキシ樹脂であ
ることを特徴とする。
【0008】第1発明による接着剤組成物の主剤中に主
成分として含有されるエポキシ樹脂の種類としては、特
に限定されるものではないが、例えば、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールAD等とエピク
ロルヒドリンとを反応させて得られるビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールAD型エポキシ樹脂等のビスフェノール型
エポキシ樹脂並びにその水素添加物;フェノールノボラ
ック型エポキシ樹脂;グリシジルアミン型エポキシ樹
脂;グリシジルエーテル型エポキシ樹脂;グリシジルエ
ステル型エポキシ樹脂;ウレタン結合を有するウレタン
変性エポキシ樹脂;メタキシレンジアミンやヒダントイ
ン等をエポキシ化した含窒素エポキシ樹脂;ポリブタジ
エンゴム(BR)やアクリロニトリル−ブタジエン共重
合ゴム(NBR)等を含有するゴム変性エポキシ樹脂等
が挙げられ、好適に用いられるが、なかでも性能とコス
トのバランスが良好なビスフェノールA型エポキシ樹脂
がより好適に用いられる。
【0009】上記エポキシ樹脂は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0010】第2発明による接着剤組成物の主剤におい
ては、上記エポキシ樹脂として、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂50〜90重量%及びフェノールノボラック
型エポキシ樹脂及び/又はビスフェノールF型エポキシ
樹脂50〜10重量%が含有されて成るエポキシ樹脂が
用いられることが必要である。
【0011】第2発明においては、エポキシ樹脂とし
て、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を50〜90重量
%含有するエポキシ樹脂が用いられるので、得られる接
着剤組成物の硬化物は接着強度、耐衝撃性、耐(温)水
性及び耐熱湿強度等の性能バランスに優れたものとな
る。尚、ここで耐(温)水性とは、耐温水性又は耐水性
を意味する。
【0012】第2発明において用いられるエポキシ樹脂
中のビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量が50重
量%未満であると、得られる接着剤組成物の硬化物の接
着強度が不十分となり、逆に上記エポキシ樹脂中のビス
フェノールA型エポキシ樹脂の含有量が90重量%を超
えると、得られる接着剤組成物の硬化物の耐衝撃性が不
十分となる。
【0013】上記ビスフェノールA型エポキシ樹脂とし
ては、その分子量により、常温で液状から半固形状又は
固形状までの種々の性状のものが挙げられるが、第2発
明においては、常温で液状のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂のみが用いられても良いし、常温で液状のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂と常温で半固形状又は固形状
のビスフェノールA型エポキシ樹脂が併用されても良
い。
【0014】上記常温で液状のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂と常温で半固形状又は固形状のビスフェノール
A型エポキシ樹脂との併用割合は、特に限定されるもの
ではないが、重量比で、常温で半固形状又は固形状のビ
スフェノールA型エポキシ樹脂/常温で液状のビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂=1以下であることが好まし
い。
【0015】常温で半固形状又は固形状のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂/常温で液状のビスフェノールA型
エポキシ樹脂(重量比)が1を超えると、得られる接着
剤組成物の粘度が高くなり過ぎたり、硬化速度が遅くな
り過ぎて作業性が低下したり、硬化物の接着強度が低下
することがある。
【0016】又、第2発明においては、エポキシ樹脂と
して、フェノールノボラック型エポキシ樹脂及び/又は
ビスフェノールF型エポキシ樹脂を50〜10重量%含
有するエポキシ樹脂が用いられる。
【0017】フェノールノボラック型エポキシ樹脂と
は、フェノールノボラック樹脂とエピクロルヒドリンと
を反応させて得られるエポキシ樹脂であり、得られる接
着剤組成物の硬化物の耐(温)水性向上や耐熱湿強度向
上に寄与する。
【0018】上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
【0019】又、ビスフェノールF型エポキシ樹脂と
は、ビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを反応さ
せて得られるエポキシ樹脂であり、得られる接着剤組成
物の主剤の低温時における結晶化(凍結)防止に寄与す
る。
【0020】上記ビスフェノールF型エポキシ樹脂は、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0021】第2発明において用いられるエポキシ樹脂
中の上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂及び/又
はビスフェノールF型エポキシ樹脂の含有量が10重量
%未満であると、得られる接着剤組成物の硬化物の耐熱
湿強度や耐熱性向上効果及び/又は得られる接着剤組成
物の主剤の低温時における結晶化(凍結)防止効果を十
分に得られず、逆にエポキシ樹脂中の上記フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂及び/又はビスフェノールF型
エポキシ樹脂の含有量が50重量%を超えると、得られ
る接着剤組成物の硬化物の接着強度や耐衝撃性、耐
(温)水性等が低下する。
【0022】第1発明及び第2発明(以下、「本発明」
と記す)においては、上述したエポキシ樹脂中の可鹸化
塩素含有量が1重量%以下であることが必要である。
尚、2種類以上のエポキシ樹脂が併用される場合、併用
される各エポキシ樹脂のそれぞれの可鹸化塩素含有量が
1重量%以下であっても勿論良いし、併用される全エポ
キシ樹脂の可鹸化塩素含有量の平均値が1重量%以下で
あっても良い。
【0023】エポキシ樹脂中の上記可鹸化塩素含有量が
1重量%を超えると、得られる接着剤組成物の硬化物の
耐(温)水性や耐熱湿強度等が不十分となる。
【0024】本発明による接着剤組成物の主剤中に添加
される無機充填剤は、硬化物の凝集力向上等の物性向上
や接着剤組成物のコストダウン等に寄与する。
【0025】上記無機充填剤としては、特に限定される
ものではないが、例えば、炭酸カルシウム、クレー、タ
ルク、酸化珪素、酸化チタン、石綿等の各種無機充填剤
が挙げられ、好適に用いられるが、なかでも性能とコス
トのバランスが良好な炭酸カルシウムがより好適に用い
られる。
【0026】上記無機充填剤は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0027】上記無機充填剤のなかでもより好適に用い
られる炭酸カルシウムとしては、特に限定されるもので
はないが、例えば、コロイド軽質炭酸カルシウム、微粉
炭酸カルシウム、表面処理コロイド炭酸カルシウム、表
面処理微粉炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等の各
種炭酸カルシウムが挙げられ、好適に用いられる。
【0028】ここでコロイド軽質炭酸カルシウムとは、
特殊な分散状態にある軽質炭酸カルシウムであり、0.
1〜10μm程度の平均粒子径と0.2g/ml程度の
見掛比重を有するものを言う。
【0029】又、ここで微粉炭酸カルシウムとは、上記
コロイド軽質炭酸カルシウムをさらに粉砕したものであ
り、0.07〜0.15μm程度の平均粒子径と0.2
5〜0.4g/ml程度の見掛比重を有するものを言
う。
【0030】さらに、表面処理コロイド軽質炭酸カルシ
ウムもしくは表面処理微粉炭酸カルシウムとは、上記コ
ロイド軽質炭酸カルシウムもしくは微粉炭酸カルシウム
の表面に脂肪酸やロジン等で疎水化処理を施したものを
言う。
【0031】上記炭酸カルシウムは、単独で用いられて
も良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0032】本発明による接着剤組成物の主剤において
は、前記可鹸化塩素含有量が1重量%以下であるエポキ
シ樹脂(以下、単に「エポキシ樹脂」と記す)100重
量部に対して、上記無機充填剤1〜60重量部が添加さ
れていることが必要である。
【0033】エポキシ樹脂100重量部に対する上記無
機充填剤の添加量が1重量部未満であると、硬化物の凝
集力向上効果やコストダウン効果等を十分に得られず、
逆にエポキシ樹脂100重量部に対する上記無機充填剤
の添加量が60重量部を超えると、得られる主剤の粘度
が高くなり過ぎて、作業性が低下する。
【0034】本発明による接着剤組成物の主剤中に添加
される接着性付与剤は、得られる接着剤組成物の各種被
着体に対する接着性向上に寄与する。
【0035】上記接着性付与剤としては、特に限定され
るものではないが、例えば、シランカップリング剤、チ
タンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤等の
各種カップリング剤が挙げられ、好適に用いられるが、
なかでも性能とコストのバランスが良好なシランカップ
リング剤がより好適に用いられる。
【0036】上記接着性付与剤は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0037】上記シランカップリング剤としては、特に
限定されるものではないが、例えば、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン等のエポキシシラン類;γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン等のメルカプトシラン類;γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミ
ノシラン類等が挙げられ、好適に用いられるが、なかで
もエポキシ樹脂との混合物の貯蔵安定性が優れるエポキ
シシラン類がより好適に用いられる。
【0038】上記シランカップリング剤は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0039】本発明による接着剤組成物の主剤において
は、前記エポキシ樹脂100重量部に対して、上記接着
性付与剤0.01〜5重量部が添加されていることが必
要である。
【0040】エポキシ樹脂100重量部に対する上記接
着性付与剤の添加量が0.01重量部未満であると、接
着力向上効果を十分に得られず、逆にエポキシ樹脂10
0重量部に対する上記接着性付与剤の添加量が5重量部
を超えると、もはや接着力はそれ以上向上しないにもか
かわらず、コスト高となる。
【0041】本発明による接着剤組成物の硬化剤中に主
成分として含有される脂肪族チオエーテルは、上述した
主剤中の主成分であるエポキシ樹脂の硬化剤として機能
する。
【0042】エポキシ樹脂の硬化剤として脂肪族チオエ
ーテルを用いることにより、硬化剤の臭気や液表面の皮
張りが少ない接着剤組成物を得ることが可能となる。
又、脂肪族チオエーテルと後述する硬化促進剤を併用す
ることにより、少量塗布の場合でも、即ち、塗布厚みが
薄い場合でも急速に硬化し得る接着剤組成物を得ること
が可能となる。
【0043】エポキシ樹脂の硬化剤として、上記脂肪族
チオエーテル以外の、例えば脂肪族チオエステルや芳香
族チオエーテル等を用いると、得られる接着剤組成物の
硬化剤は、臭気や液表面の皮張りが激しくなり、実用性
の乏しいものとなる。
【0044】上記脂肪族チオエーテルとしては、特に限
定されるものではないが、例えば、ポリオキシプロピレ
ンポリ2−ハイドロオキシチオールやエチレングリコー
ル型ジ(ポリ)ハイドロオキシチオール等が挙げられ、
好適に用いられるが、なかでも性能とコストのバランス
が良好なポリオキシプロピレンポリ2−ハイドロオキシ
チオールがより好適に用いられる。
【0045】上記脂肪族チオエーテルは、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0046】本発明による接着剤組成物の硬化剤中に添
加される硬化促進剤は、主剤中に主成分として含有され
る前記エポキシ樹脂と、硬化剤中に主成分として含有さ
れる上記脂肪族チオエーテルとの反応による接着剤組成
物の硬化を促進するために寄与する。
【0047】上記硬化促進剤としては、特に限定される
ものではないが、例えば、トリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、ベンジルジメチルアミン、m−キシリ
レンジ(ジメチルアミン)、N、N’−ジメチルピペラ
ジン、N−メチルピロリジン、N−メチルハイドロオキ
シピペリジン等の3級アミン類;m−キシリレンジアミ
ン並びにその変性品、イソホロンジアミン並びにその変
性品、N−アミノエチルピペラジン並びにその変性品、
ジアミノエタン並びにその変性品、ジエチレントリアミ
ン並びにその変性品、ポリオキシプロピレンポリアミン
並びにその変性品等のポリアミン類;ポリアミノアミン
(ポリアミノイミダゾリン)並びにその変性品等が挙げ
られ、好適に用いられるが、なかでも性能とコストのバ
ランスが良好な3級アミン類がより好適に用いられ、3
級アミン類のなかでもトリス(ジメチルアミノメチル)
フェノールが特に好適に用いられる。
【0048】上記硬化促進剤は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0049】本発明による接着剤組成物の硬化剤におい
ては、前記脂肪族チオエーテル100重量部に対して、
上記硬化促進剤0.1〜20重量部が添加されているこ
とが必要である。
【0050】脂肪族チオエーテル100重量部に対する
上記硬化促進剤の添加量が0.1重量部未満であると、
十分な硬化促進効果を得られず、逆に脂肪族チオエーテ
ル100重量部に対する上記硬化促進剤の添加量が20
重量部を超えると、もはや硬化速度はそれ以上向上しな
いにもかかわらず、得られる接着剤組成物の硬化物の耐
(温)水性や耐熱湿強度等が低下する。
【0051】本発明による接着剤組成物の硬化剤中に添
加される無機充填剤は、前記主剤中に添加される無機充
填剤の場合と同様に、硬化物の凝集力向上等の物性向上
や接着剤組成物のコストダウン等に寄与する。
【0052】上記無機充填剤としては、特に限定される
ものではないが、例えば、主剤中に添加され得るものと
同様の、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化珪素、
酸化チタン、石綿等の各種無機充填剤が挙げられ、好適
に用いられるが、なかでも性能とコストのバランスが良
好な前記各種炭酸カルシウムがより好適に用いられる。
【0053】上記無機充填剤は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0054】本発明による接着剤組成物の硬化剤におい
ては、前記脂肪族チオエーテル100重量部に対して、
上記無機充填剤1〜60重量部が添加されていることが
必要である。
【0055】脂肪族チオエーテル100重量部に対する
上記無機充填剤の添加量が1重量部未満であると、硬化
物の凝集力効果やコストダウン効果等を十分に得られ
ず、逆に脂肪族チオエーテル100重量部に対する上記
無機充填剤の添加量が60重量部を超えると、得られる
硬化剤の粘度が高くなり過ぎて、作業性が低下する。
【0056】本発明による接着剤組成物の硬化剤中に添
加される接着性付与剤は、前記主剤中に添加される接着
性付与剤の場合と同様に、得られる接着剤組成物の各種
被着体に対する接着性向上に寄与する。
【0057】上記接着性付与剤としては、特に限定され
るものではないが、例えば、主剤中に添加され得るもの
と同様の、シランカップリング剤、チタンカップリング
剤、アルミニウムカップリング剤等の各種カップリング
剤が挙げられ、好適に用いられるが、なかでも性能とコ
ストのバランスが良好なシランカップリング剤がより好
適に用いられる。
【0058】上記接着性付与剤は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0059】上記シランカップリング剤としては、特に
限定されるものではないが、例えば、主剤中に添加され
得るものと同様の、メルカプトシラン類、アミノシラン
類、エポキシシラン類等が挙げられ、好適に用いられる
が、なかでも脂肪族チオエーテルとの混合物の貯蔵安定
性が優れるメルカプトシラン類やアミノシラン類がより
好適に用いられる。
【0060】上記シランカップリング剤は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0061】本発明による接着剤組成物の硬化剤におい
ては、前記脂肪族チオエーテル100重量部に対して、
上記接着性付与剤0.01〜5重量部が添加されている
ことが必要である。
【0062】脂肪族チオエーテル100重量部に対する
上記接着性付与剤の添加量が0.01重量部未満である
と、接着力向上効果を十分に得られず、逆に脂肪族チオ
エーテル100重量部に対する上記接着性付与剤の添加
量が5重量部を超えると、もはや接着力はそれ以上向上
しないにもかかわらず、コスト高となる。
【0063】本発明による接着剤組成物においては、前
述した主剤と上述した硬化剤との混合割合が、重量比
で、主剤の主成分である前記エポキシ樹脂1に対し、硬
化剤の主成分である前記脂肪族チオエーテルが0.5〜
1となる割合であることが必要であり、好ましくはエポ
キシ樹脂1に対し、脂肪族チオエーテルが0.5〜0.
7となる割合である。
【0064】重量比で、エポキシ樹脂1に対する脂肪族
チオエーテルの混合割合が0.5未満であると、接着剤
組成物の硬化が十分に進行しなかったり、硬化物の接着
強度や耐衝撃性等が不十分となり、逆にエポキシ樹脂1
に対する脂肪族チオエーテルの混合割合が1を超える
と、硬化物の耐(温)水性や耐熱湿強度等が低下する。
【0065】本発明による接着剤組成物の主剤及び/又
は硬化剤中には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で
必要に応じて、硬化速度調整剤、着色剤、補強剤、増粘
剤、揺変剤(チクソ性付与剤)、軟化剤、可塑剤、界面
活性剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、
有機溶剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が含有
されていても良い。
【0066】硬化速度調整剤は、例えば硬化速度を遅延
させて、主剤と硬化剤とを混合した後の可使時間(ポッ
トライフ)を長くしたいような時に添加されるものであ
り、特に限定されるものではないが、例えば、オクチル
酸のような各種カルボン酸が挙げられ、好適に用いられ
る。
【0067】上記硬化速度調整剤の添加量は、所望の硬
化速度に対応して適宜設定されれば良く特に限定される
ものではないが、前記エポキシ樹脂及び/又は脂肪族チ
オエーテル100重量部に対して、硬化速度調整剤5重
量部以下であることが好ましい。
【0068】エポキシ樹脂及び/又は脂肪族チオエーテ
ル100重量部に対する上記硬化速度調整剤の添加量が
5重量部を超えると、硬化速度が遅くなり過ぎて、本発
明の課題の一つである速硬化性が損なわれることがあ
る。
【0069】又、着色剤は、例えば主剤と硬化剤とが適
正に混合されているか否かを簡便に判定するために主剤
と硬化剤とを異なる色に着色したいような時に添加され
るものであり、通常の顔料や染料等が好適に用いられ
る。
【0070】上記着色剤はそのままの状態で主剤及び/
又は硬化剤中に添加されても良いし、例えばペースト状
のマスターバッチとして主剤及び/又は硬化剤中に添加
されても良い。
【0071】上記着色剤の添加量は、所望の着色度に対
応して適宜設定されれば良く特に限定されるものではな
いが、前記エポキシ樹脂及び/又は脂肪族チオエーテル
100重量部に対して、着色剤10重量部以下であるこ
とが好ましい。
【0072】エポキシ樹脂及び/又は脂肪族チオエーテ
ル100重量部に対する上記着色剤の添加量が10重量
部を超えても、もはや着色度はそれ以上向上しない。
【0073】本発明による接着剤組成物の主剤又は硬化
剤の製造方法は、特別なものではなく、主剤又は硬化剤
中に含有させる各成分の各所定量を秤量し、ミキサーや
ニーダー等の混合機で予備混合を行った後、必要なら例
えば三本ロール等を用いて、均一に混練りすることによ
り所望の主剤又は硬化剤を得ることが出来る。
【0074】
【作用】第1発明による接着剤組成物は、可鹸化塩素含
有量が特定値以下のエポキシ樹脂を主成分とし、このエ
ポキシ樹脂の特定量に対して、特定量の無機充填剤及び
接着性付与剤が添加されている主剤と、脂肪族チオエー
テルを主成分とし、この脂肪族チオエーテルの特定量に
対して、特定量の硬化促進剤、無機充填剤及び接着性付
与剤が添加されている硬化剤とから成り、且つ、上記主
剤と硬化剤との混合割合が重量比で特定の割合とされて
いるので、硬化後は優れた耐(温)水性や耐熱湿強度並
びに優れた接着強度や耐衝撃性等の諸物性を発揮すると
共に、硬化剤の臭気や液表面の皮張りが少なく、少量塗
布の場合でも即ち塗布厚みが薄い場合でも急速に硬化す
る。
【0075】又、第2発明による接着剤組成物は、上記
第1発明による接着剤組成物において、可鹸化塩素含有
量が特定値以下のエポキシ樹脂として、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂の特定量とフェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂及び/又はビスフェノールF型エポキシ樹脂
の特定量が含有されて成るエポキシ樹脂を用いるので、
硬化後は一段と優れた耐(温)水性や耐熱湿強度を発揮
すると共に、低温時においても主剤の結晶化(凍結)が
起こらない。
【0076】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味し、「%」は、特に記載の無い限り、
「重量%」を意味する。
【0077】(実施例1)
【0078】(1)接着剤組成物の製造 表1に示すように、常温で液状のビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂(商品名「エピコート828」、可鹸化塩素
含有量0.03%、油化シェルエポキシ社製)100部
に対し、無機充填剤として炭酸カルシウム40部、接着
性付与剤としてシランカップリング剤1部及び着色剤と
してペースト顔料0.05部を添加し、ミキサーにより
予備混合した後、三本ロールを1回通して均一に混練
し、接着剤組成物の主剤を得た。
【0079】又、表1に示すように、脂肪族チオエーテ
ルとしてポリオキシプロピレンポリ2−ハイドロオキシ
チオール(商品名「カップキュア3−800LC」、B
TRジャパン・リミテッド社製)85部に対し、硬化促
進剤としてトリス(ジメチルアミノメチル)フェノール
10部、硬化速度調整剤としてオクチル酸1部、無機充
填剤として炭酸カルシウム45部、接着性付与剤として
シランカップリング剤1部及びペースト顔料0.05部
を添加し、ミキサーにより予備混合した後、三本ロール
を1回通して均一に混練し、接着剤組成物の硬化剤を得
た。
【0080】(2)評価 上記で得られた接着剤組成物の性能{主剤の耐結晶化
(凍結)性、硬化剤の臭気、硬化剤の皮張り性、
少量硬化性、耐温水性、耐熱湿強度)を以下の方法
で評価した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0081】主剤の耐結晶化(凍結)性:主剤200
gを内容積200ccのガラス瓶に入れて蜜栓し、0℃
又は−20℃の雰囲気下に60日間放置した後、開栓し
て、主剤の結晶化(凍結)状態を目視で観察し、下記判
定基準によって耐結晶化(凍結)性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥殆ど結晶化(凍結)していない ×‥‥著しく結晶化(凍結)している
【0082】硬化剤の臭気:硬化剤200gを内容積
200ccのガラス瓶に入れて密栓し、20℃又は40
℃の雰囲気下に7日間放置した後、開栓して、直ちに臭
気を嗅ぎ、下記判定基準によって臭気を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥臭気が少ない ×‥‥臭気が激しい
【0083】硬化剤の皮張り性:硬化剤200gを内
容積200ccのガラス瓶に入れて密栓し、20℃又は
40℃の雰囲気下に7日間放置した後、開栓して、硬化
剤表面の皮張り状態を目視で観察し、下記判定基準によ
って皮張り性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥皮張りが少ない ×‥‥皮張りが激しい
【0084】少量硬化性:内容積100ccのポリカ
ップに主剤10g及び硬化剤10gを計量採取し、直ち
に攪拌棒で1分間攪拌混合した後、攪拌棒が動かなくな
る迄の時間をストップウオッチで測定し、下記判定基準
によって少量硬化性を評価した。尚、測定は20℃の雰
囲気下で行った。 〔判定基準〕 ◎‥‥硬化性が優れている(硬化時間:10分未満) ○‥‥硬化性が良好である(硬化時間:10分以上、2
0分未満) ×‥‥硬化性が悪い(硬化時間:20分以上)
【0085】耐温水性:内容積100ccのポリカッ
プに主剤10gと硬化剤10gを計量採取し、直ちに攪
拌混合した後、50mm角×厚み5mmの型枠に注入
し、20℃の雰囲気下で7日間養生して、正方形板状の
硬化物を得た。次いで、この硬化物を60℃の温水中に
14日間浸漬した後、JIS K−7215「プラスチ
ックのデュロメータ硬さ試験方法」に準拠し、デュロメ
ータD型を用いて、硬化物表面の硬度を測定し、下記判
定基準によって耐温水性を評価した。 〔判定基準〕 ◎‥‥耐温水性が優れている(硬度:60以上) ○‥‥耐温水性が良好である(硬度:20以上、60未
満) ×‥‥耐温水性が悪い(硬度:20未満)
【0086】耐熱湿強度:内容積100ccのポリカ
ップに主剤10gと硬化剤10gを計量採取し、直ちに
攪拌混合した後、幅60mm×長さ100mm×厚み1
2mmの窯業系サィディング材2枚を被着体として用
い、この2枚の被着体同士を幅方向の断面で突き合わせ
接着し、20℃の雰囲気下で7日間養生した。次いで、
この接合体を60℃−95%RHの雰囲気下に14日間
放置した後、ストログラフ(東洋精機社製)を用い、J
IS A−1408「建築用ボード類の曲げ試験方法」
に準拠して、曲げ接着強度を測定し、下記判定基準によ
って耐熱湿強度を評価した。 〔判定基準〕 ◎‥‥耐熱湿強度が優れている(曲げ接着強度:80k
gf/cm以上) ○‥‥耐熱湿強度が良好である(曲げ接着強度:60k
gf/cm以上、80kgf/cm未満) ×‥‥耐熱湿強度が悪い(曲げ接着強度:60kgf/
cm未満)
【0087】(実施例2)表1に示すように、「エピコ
ート828」100部に対する炭酸カルシウムの添加量
を20部としたこと以外は実施例1と同様にして、主剤
を得た。又、「カップキュア3−800LC」の量を7
0部とし、これに対する炭酸カルシウムの添加量を35
部としたこと以外は実施例1と同様にして、硬化剤を得
た。
【0088】(実施例3)表1に示すように、エポキシ
樹脂として、「エピコート828」70部、常温で半固
形状のビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「エピ
コート834」、可鹸化塩素含有量0.1%以下、油化
シェルエポキシ社製)10部及びフェノールノボラック
型エポキシ樹脂(商品名「D.E.R.431」、可鹸
化塩素含有量0.77%、ダウケミカル社製)20部を
用いたこと以外は実施例2と同様にして、主剤を得た。
又、硬化剤は実施例2で得られた硬化剤をそのまま使用
した。
【0089】(実施例4)表1に示すように、エポキシ
樹脂として、「エピコート828」70部、「エピコー
ト834」10部及び常温で液状のビスフェノールF型
エポキシ樹脂(商品名「エピコート807」、可鹸化塩
素含有量1%以下、油化シェルエポキシ社製)20部を
用いたこと以外は実施例2と同様にして、主剤を得た。
又、硬化剤は実施例2で得られた硬化剤をそのまま使用
した。
【0090】(比較例1)表1に示すように、接着剤組
成物の主剤の製造において、エポキシ樹脂として、「エ
ピコート828」100部の代わりに、常温で液状のビ
スフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「エピコート8
28XA」、可鹸化塩素含有量1.67%、油化シェル
エポキシ社製)100部を用いたこと以外は実施例1と
同様にして、主剤を得た。又、硬化剤は実施例1で得ら
れた硬化剤をそのまま使用した。
【0091】実施例1〜4及び比較例1で得られた5種
類の接着剤組成物の性能{主剤の耐結晶化(凍結)
性、硬化剤の臭気、硬化剤の皮張り性、少量硬化
性、耐温水性、耐熱湿強度}を実施例1の場合と同
様にして評価した。その結果は表1に示すとおりであっ
た。
【0092】
【表1】
【0093】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜4の接着剤組成物の硬化物は、耐温水性及び耐
熱湿強度のいずれについても優れており、優れた物性を
発揮した。又、同じく実施例1〜4の接着剤組成物の主
剤は、低温時においても殆ど結晶化(凍結)しなかっ
た。さらに、同じく実施例1〜4の接着剤組成物の硬化
剤は、臭気や液表面の皮張りが少なかった。さらに又、
実施例1〜4の接着剤組成物は、少量硬化性にも優れて
いた。従って、実施例1〜4の接着剤組成物は、優れた
作業性を有すると言える。
【0094】これに対し、主剤の主成分であるエポキシ
樹脂として、可鹸化塩素含有量が1重量%を超えていた
エポキシ樹脂(可鹸化塩素含有量1.67重量%)を用
いた比較例1の接着剤組成物は、硬化物の耐温水性及び
耐熱湿強度のいずれもが悪かった。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による接着剤
組成物は、低温時においても主剤の結晶化(凍結)が殆
ど起こらず、硬化剤の臭気や液表面の皮張りが少なく、
しかも少量塗布の場合でも即ち塗布厚みが薄い場合でも
急速に硬化するので使用時の作業性に優れる。又、硬化
後は優れた耐(温)水性や耐熱湿強度並びに優れた接着
強度や耐衝撃性等の諸物性を発揮するので、特に速硬化
性が要求される各種工業用や一般用の2液混合型常温硬
化性接着剤として好適に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 11/06 C09J 11/06 Fターム(参考) 4J036 AA01 AA05 AA06 AD08 AF01 BA07 DA02 DD02 FA01 FA13 FA14 FB12 JA06 4J040 EC061 EC071 EE052 HA136 HA196 HA306 HA356 HB07 HC05 HC08 HC09 HD05 HD30 HD35 HD36 HD37 JA13 JB11 KA17 KA42 LA05 LA06 LA07 LA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可鹸化塩素含有量が1重量%以下である
    エポキシ樹脂100重量部に対して、無機充填剤1〜6
    0重量部及び接着性付与剤0.01〜5重量部が添加さ
    れている主剤と、脂肪族チオエーテル100重量部に対
    して、硬化促進剤0.1〜20重量部、無機充填剤1〜
    60重量部及び接着性付与剤0.01〜5重量部が添加
    されている硬化剤とから成る2液混合型接着剤組成物で
    あって、上記主剤と硬化剤との混合割合が重量比でエポ
    キシ樹脂1に対し、脂肪族チオエーテル0.5〜1とな
    る割合であることを特徴とする接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 可鹸化塩素含有量が1重量%以下である
    エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50
    〜90重量%及びフェノールノボラック型エポキシ樹脂
    及び/又はビスフェノールF型エポキシ樹脂50〜10
    重量%が含有されて成るエポキシ樹脂であることを特徴
    とする請求項1に記載の接着剤組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072725A1 (en) * 2001-03-07 2002-09-19 3M Innovative Properties Company Adhesives and adhesive compositions containing thioether groups
WO2016102573A1 (de) * 2014-12-22 2016-06-30 Henkel Ag & Co. Kgaa Verwendung eines thiolester als härter für epoxid-klebstoffe
WO2017043405A1 (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 ナミックス株式会社 樹脂組成物
CN107011633A (zh) * 2017-06-17 2017-08-04 合肥市晨雷思建筑材料科技有限公司 一种耐腐蚀高分子材料及其制备方法
JP2019041872A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 富士フイルム株式会社 内視鏡用接着剤、硬化物、内視鏡および内視鏡の製造方法

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