JP2000291692A - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
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- JP2000291692A JP2000291692A JP11105093A JP10509399A JP2000291692A JP 2000291692 A JP2000291692 A JP 2000291692A JP 11105093 A JP11105093 A JP 11105093A JP 10509399 A JP10509399 A JP 10509399A JP 2000291692 A JP2000291692 A JP 2000291692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- way clutch
- flexible piece
- leaf spring
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
労破損寿命を向上すること。 【解決手段】ころ5と板ばね6を用いるタイプの一方向
クラッチ1において、板ばね6の可撓片6bの屈曲起点
部分を、従来例のような折り目を付けずに、滑らかに湾
曲させている。これにより、撓みの繰り返しに伴い発生
する曲げ応力が可撓片6bの撓み支点つまり屈曲起点部
分に集中せずに分散されることになり、結果的に、可撓
片6bの疲労破損が避けられるようになる。
Description
を用いるタイプの一方向クラッチに関する。この一方向
クラッチは、例えば種々な機器の送り機構に用いられ
る。
成は、本発明の実施形態に例示したもの(図1)と同じ
である。
おり、2は一方向クラッチ1が装着される回転軸であ
る。一方向クラッチ1は、外輪3と、保持器4と、複数
のころ5と、板ばね6とを備えており、外輪3と回転軸
2との回転差に応じて、ころ5が転動して外輪3と回転
軸2とを同期回転させて動力伝達するロック状態や、相
対回転させて動力伝達を遮断するフリー状態に切り替わ
るようになっている。
7に示すように、帯状金属板に対して打ち抜き加工と曲
げ加工とを施してから円環状に湾曲させることにより製
作されるものであり、保持器4に対して不動に固定され
る。
される円環状の取付部6aと、この取付部6aの円周数
カ所に連接される可撓片6bとを有している。
「ハ」の字形となるように、保持器4のポケット4aの
軸方向中央位置を起点にして両側へ二股に分岐して延出
されている。この二股の可撓片6bの屈曲起点部分に
は、折り目Lが付けられている。
向クラッチ1がフリー状態に切り替わるときに、板ばね
6の二股の可撓片6bがころ5により撓まされるが、そ
のときに二股の可撓片6bそれぞれの撓み起点である折
り目Lに曲げ応力が集中することになり、この可撓片6
bの撓みが経時的に繰り返されることによって、可撓片
6bが折り目Lから疲労破損しやすくなっている。
軸方向に長く伸ばすと、折り目Lに対する応力集中を緩
和できるものの、それではポケット4aの軸方向寸法を
大きくせねばならず、一方向クラッチ1全体の軸方向寸
法が大型化する結果になるなど、好ましくない。
クラッチにおいて、板ばねの可撓片の疲労破損寿命を向
上することを目的としている。
一方向クラッチは、同心状に配設される内外2つの環体
の相対回転を阻止するロック状態と相対回転を許容する
フリー状態とに切り換えるもので、前記内外2つの環体
の対向間隙の円周数カ所に、周方向一方に向けて対向間
隙が広くなるくさび状間隙が設けられ、前記内外2つの
環体の対向間隙に、各くさび状間隙に対応して径方向内
外に貫通するポケットを有する保持器が介装され、この
保持器の各ポケット内にころが収納され、このころが板
ばねによりくさび状間隙の狭い側へ弾発付勢され、前記
板ばねは、保持器に対して固定される取付部と、この取
付部に回転軸心に対して傾く姿勢となるように屈曲され
た姿勢で連接されかつ前記各ポケット内に前記ころと周
方向隣り合わせ状態で入れられる可撓片とを有し、この
可撓片の屈曲起点部分が、湾曲されている。
は、上記請求項1の可撓片を、平面視ほぼ「ハ」の字形
となるように、ポケットの軸方向中央位置を起点にして
その両側へ二股に分岐して延出するものとしている。
屈曲起点部分を、従来例のような折り目を付けずに、滑
らかに湾曲させている。これにより、撓みの繰り返しに
伴い発生する曲げ応力が可撓片の撓み支点つまり屈曲起
点部分にに集中せずに分散されることになるから、可撓
片の疲労破損が避けられるようになる。
態に基づいて説明する。
している。図1は、一方向クラッチの縦断側面図、図2
は、図1(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、保持
器のポケット部位を示す平面展開図、図4は、保持器と
板ばねを示す分解斜視図、図5は、板ばねの要部を示す
斜視図である。
は、従来例で説明したとおりであるが、一方向クラッチ
1は、外輪3と、保持器4と、複数のころ5と、板ばね
6とを備えており、外輪3と回転軸2との回転差に応じ
て、ころ5が転動して外輪3と回転軸2とを同期回転さ
せて動力伝達するロック状態や、相対回転させて動力伝
達を遮断するフリー状態に切り替わるようになってい
る。
ついて詳細に説明する。
きに折り曲げられており、軸方向他端側は軸方向に真っ
すぐに形成されている。この外輪3の内周面の円周数カ
所には、回転軸2との間で対向間隙を周方向一方へ向け
てくさび状に狭くするためのカム面7が設けられてい
る。このカム面7は、径方向外向きに凹む凹曲面に形成
されている。
装されて外輪3に対して固定装着されるもので、外輪3
の各カム面7に対応する位置に径方向内外に貫通するポ
ケット4aが設けられている。この保持器4の外周面の
一方軸端側には、径方向外向きに膨出する部分円弧形の
膨出部4bが設けられており、この膨出部4bが、外輪
3のカム面7において一方軸端側に嵌合されることで、
保持器4が外輪3に対して固定装着されるようになって
いる。
納された状態で、外輪3のカム面7と回転軸2の外周面
との間に形成されるくさび状間隙に周方向に転動可能に
配設されるものである。
あり、帯状金属板に対して打ち抜き加工と曲げ加工とを
施してから円環状に湾曲させることにより製作されるも
のであり、保持器4に対して不動に固定される。
される円環状の取付部6aと、この取付部6aの円周数
カ所に連接される可撓片6bとを有している。
わせ部分の側端に径方向内方には、保持器4の側端面の
所要位置に設けられる凹部4cに係入させられる爪6c
が設けられている。また、取付部6aの適所には、軽量
化のために複数の貫通孔6dが設けられている。
字形となるように、保持器4のポケット4aの軸方向中
央位置を起点にして両側へ二股に分岐して延出されてい
る。
異なる構成は、図2および図5に示すように、二股の可
撓片6bの屈曲起点部分を、従来例のような折り目Lを
付けずに、丸く湾曲させていることである。
1がロック、フリーを繰り返すことによって、可撓片6
bが繰り返し撓まされても、曲げ応力が可撓片6bの撓
み支点つまり屈曲起点部分に集中せずに分散されること
になり、そのために、可撓片6bの疲労破損が避けられ
るようになる。
限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。
撓片6bについて平面視ほぼ「ハ」の字形の二股形状に
なったものを例示しているが、単一のものとしてもよ
い。
て、単一の取付部6aに複数の可撓片6bを一体に形成
したものとしているが、可撓片6bそれぞれを互いに分
離した取付部6aに対して形成してもよい。
付けは、例えばねじ止め形態としたりかしめ固定形態と
するなど、いかなる手段を用いてもよい。
面7を設けたものを例示しているが、回転軸2(あるい
は内輪)の外周面にカム面7を設けるようにしたものも
本発明に含まれる。この場合、保持器4は、回転軸2
(あるいは内輪)側に固定する必要がある。
可撓片の屈曲起点部分の形状を工夫することにより、可
撓片の撓みに伴い発生する曲げ応力が屈曲起点に集中す
るのを阻止させているから、可撓片の疲労破損寿命を従
来例に比べて格段に伸ばすことができるなど、信頼性の
向上に大きく貢献できるようになる。
集中を回避できる構造であるから、可撓片の軸方向寸法
を長くする必要がなくなり、そのため、一方向クラッチ
の軸方向寸法を従来例に比べて小さくきるなど、小型化
に有利となる。
面図
展開図
面展開図
Claims (2)
- 【請求項1】同心状に配設される内外2つの環体の相対
回転を阻止するロック状態と相対回転を許容するフリー
状態とに切り換える一方向クラッチであって、 前記内外2つの環体の対向間隙の円周数カ所に、周方向
一方に向けて対向間隙が広くなるくさび状間隙が設けら
れ、 前記内外2つの環体の対向間隙に、各くさび状間隙に対
応して径方向内外に貫通するポケットを有する保持器が
介装され、 この保持器の各ポケット内にころが収納され、このころ
が板ばねによりくさび状間隙の狭い側へ弾発付勢され、 前記板ばねは、保持器に対して固定される取付部と、こ
の取付部に回転軸心に対して傾く姿勢となるように屈曲
された姿勢で連接されかつ前記各ポケット内に前記ころ
と周方向隣り合わせ状態で入れられる可撓片とを有し、
この可撓片の屈曲起点部分が、湾曲されている、ことを
特徴とする一方向クラッチ。 - 【請求項2】請求項1の一方向クラッチにおいて、 前記可撓片は、平面視ほぼ「ハ」の字形となるように、
ポケットの軸方向中央位置を起点にしてその両側へ二股
に分岐して延出するものである、ことを特徴とする一方
向クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105093A JP2000291692A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 一方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105093A JP2000291692A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 一方向クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291692A true JP2000291692A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14398309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11105093A Pending JP2000291692A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000291692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164032A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jtekt Corp | 一方向クラッチ |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105093A patent/JP2000291692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164032A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jtekt Corp | 一方向クラッチ |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071211 |
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