JP2000290039A - 永久歪みのない記録媒体用ガラス及びそれを用いたハードディスク基板 - Google Patents

永久歪みのない記録媒体用ガラス及びそれを用いたハードディスク基板

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JP2000290039A
JP2000290039A JP11096988A JP9698899A JP2000290039A JP 2000290039 A JP2000290039 A JP 2000290039A JP 11096988 A JP11096988 A JP 11096988A JP 9698899 A JP9698899 A JP 9698899A JP 2000290039 A JP2000290039 A JP 2000290039A
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glass
recording medium
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Moriyoshi Kanamaru
守賀 金丸
知二 ▲高▼橋
Tomoji Takahashi
Kazutaka Kunii
一孝 國井
Nobuhiro Hara
宣宏 原
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久歪みの抑制され反りの低減されたハード
ディスク基板を提供する。特に窒素含有量を好適範囲に
制御して、比重の増加を抑制しつつ、比剛性の向上をも
達成する。 【解決手段】 (Tg−20)/2℃〜(Tg−20)
℃の温度範囲における熱膨張の測定値を代入して下記式
(1)から算出される回帰直線のR2値を0.9以上と
して記録媒体用ガラスの永久歪みを抑制する。 【数1】 (式中、X:温度(℃)、Y:熱膨張(%)、n:測定
数を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク等記
録媒体用のディスク材として好適なガラスと該ガラスを
用いたハードディスク基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の分野では、記録密度
と転送速度の向上を目指して日進月歩の技術開発がなさ
れている。特に昨今は、転送速度の向上を目指してディ
スクの高速回転化が急務となっており、高速回転中にも
振動しない様な高比剛性ディスク材料が望まれている。
従来から使用されているアルミニウム製ディスク(以下
アルミ基板と言う)の比剛性は、26.7(ヤング率:
72GPa/密度:2.7g/cm3)であり、10,
000rpmに及ぶ高速回転中での使用には、その2倍
以上の比剛性が必要と言われている。しかしながら、ア
ルミ基板の比剛性を倍増させるためには、セラミックス
との複合化(MMC)等の方法しかなく、コスト面から
見て実用可能性は低い。
【0003】一方、2.5インチサイズで使用されてい
るガラス製ディスク(以下ガラス基板)は、高比剛性化
し易いという点で注目を集めている。例えばガラスを適
当な温度で熱処理し、高ヤング率な結晶相を析出させる
ことでガラスセラミックス化し、ヤング率を向上させる
試みが多くなされている。例えば、特開平6−3294
40号公報、特開平8−111024号公報、特開平8
−221747号公報には、二酸化リチウム結晶とαク
オーツ結晶を析出させる例が開示されている。また、特
開平9−77531号公報には、尖晶石結晶を析出させ
ることによってヤング率を109〜144Gpa、比剛
性を36〜47に向上させた例が開示されている。
【0004】しかしながら、ガラスの比剛性自体は結晶
化により上がるものの、硬質結晶相と軟質ガラス相の複
合組織になっているため、ポリシングの際に微細な段差
が生じ、ディスクに必要とされる超鏡面が得られにくい
欠点がある。
【0005】一方、ガラスそのものの比剛性向上策とし
て、ガラスのヤング率を改善する効果の期待される希土
類を添加する方策も知られている。しかしながら、希土
類を添加するとガラスのヤング率が向上すると同時に比
重が増加し、その結果として比剛性は期待通りには向上
しない。
【0006】そこで、ガラスの比重を著しく増加させる
ことなく、ヤング率を向上させる方策として、ガラス中
の酸素を窒素で置き換えたオキシナイトライドガラスが
挙げられる。特開平10−1327号公報は、オキシナ
イトライドガラスをディスク基板として使用する例が開
示されている。当該公開公報発明の実施例で示されてい
るヤング率は、139〜185Gpaと極めて高く、ま
た比重は2.9〜3.4g/cm3と比較的低いことか
ら、比剛性は47〜55と極めて高い値が得られてい
る。しかしながらこれまで開示されているオキシナイト
ライドガラスを用いて実際にディスクを製造してみる
と、ディスクの反りが50μm程度にもなり、磁気ディ
スクとして実使用できるものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比剛性が
高く、しかも薄い板状に加工したときに発生する反りを
大幅に低減した記録媒体用ガラス、およびこのガラスを
用いたハードディスク基板を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(Tg
−20)/2℃〜(Tg−20)℃の温度範囲における
熱膨張の測定値を代入して下記式(1)から算出される
回帰直線のR2値が0.9以上であることを特徴とする
永久歪みのない記録媒体用ガラスが提供される。
【0009】
【数2】
【0010】(式中、X:温度(℃)、Y:熱膨張
(%)、n:測定数を表す) このとき前記ガラスは、Ca−Al−Si−O−N系、
Mg−Al−Si−O−N系、Y−Al−Si−O−N
系、Ce−Al−Si−O−N系、La−Al−Si−
O−N系、Gd−Al−Si−O−N系、Mg−Si−
O−N系、Ca−Si−O−N系からなる群から選択さ
れる少なくとも1つの組成からなるのが望ましく、夫々
の好ましいガラス組成領域は下記の通りである。
【0011】まず前記ガラスがCa−Al−Si−O−
Nで表せるオキシナイトライドガラスにおいては、C
a、Al、Siの金属成分については、図1に示される
組成図における斜線部内であり、O、Nの非金属成分に
ついては、5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=1
00eq%と定めた。
【0012】Mg−Al−Si−O−Nで表せるオキシ
ナイトライドガラスにおいては、Mg、Al、Siの金
属成分については、図2に示される組成図における斜線
部内であり、O、Nの非金属成分については、5eq%
≦N≦25eq%、且つO+N=100eq%と定め
た。
【0013】Y−Al−Si−O−Nで表せるオキシナ
イトライドガラスにおいては、Y、Al、Siの金属成
分については、図3に示される組成図における斜線部内
であり、O、Nの非金属成分については、5eq%≦N
≦25eq%、且つO+N=100eq%と定めた。
【0014】Gd−Al−Si−O−Nで表せるオキシ
ナイトライドガラスにおいては、Gd、Al、Siの金
属成分については、図4に示される組成図における斜線
部内であり、O、Nの非金属成分については、5eq%
≦N≦25eq%、且つO+N=100eq%と定め
た。
【0015】Ce−Al−Si−O−Nで表せるオキシ
ナイトライドガラスにおいては、Ce、Al、Siの金
属成分については、図5に示される組成図における斜線
部内であり、O、Nの非金属成分については、5eq%
≦N≦25eq%、且つO+N=100eq%と定め
た。
【0016】上記の様に特定されたガラスを用いること
によって、永久歪みのないハードディスク基板が提供さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者らが鋭意検討を重ねた結
果、ガラスを薄い板状に加工したときに発生する反り
は、ガラスの製造工程で生じる永久歪みに起因している
ことを突き止め、この永久歪みを低減することによっ
て、ディスクの反りを大幅に低減できることを見出し本
発明をなすに至った。すなわち、本発明の記録媒体用ガ
ラスは、(Tg−20)/2℃〜(Tg−20)℃の温
度範囲における熱膨張の測定値を代入して前記式(1)
から算出される回帰直線のR2値が0.9以上であるこ
とを特徴とする。前記式(1)から算出したR2値が
0.9未満の場合、ガラス中の残留応力が高くなり、薄
板状に加工したときのガラスディスクの平坦度が10μ
m以上と大きくなり、ハードディスク基板として実使用
に耐えないからである。前記R2値はより好ましくは
0.99以上である。このような記録媒体用ガラスは、
例えば製造工程におけるガラス溶解後の冷却工程で、
1,100℃〜700℃までの温度範囲を100℃/h
r以下の冷却速度で冷却する方法、あるいは1,100
℃〜700℃の温度範囲内で10分間以上保持する方法
などにより得ることができる。なお前記熱処理は、必ず
しもガラス溶解後の冷却工程で行う必要はなく、例えば
ガラスの溶解・冷却工程の後、再度加熱して、上記熱処
理を行ってもよい。
【0018】また本発明の記録媒体用ガラスは、比剛性
および加工性などの点からCa−Al−Si−O−N
系、Mg−Al−Si−O−N系、Y−Al−Si−O
−N系、Ce−Al−Si−O−N系、La−Al−S
i−O−N系、Gd−Al−Si−O−N系、Mg−S
i−O−N系、Ca−Si−O−N系からなる群から選
択される少なくとも1つの組成からなるのが望ましく、
さらに非金属成分たる窒素含有量を5eq%<N≦25
eq%、かつO+N=100eq%に設定したとき、C
a、Mg、Y、Gd、Ce系の各配合組成を図1〜図5
に示される斜線部内とすることによって一層優れた効果
を得ることができる。すなわち、Ca、Mg、Y、G
d、Ce系の各記録媒体用ガラスでは、前記図上で斜線
部外の組成の場合、ガラスが結晶化したり、あるいは発
泡したりして、最終ポリッシュ後の面粗度が10μm以
上となってハードディスク基板としては適さなくなるこ
とがあるからである。
【0019】以下実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明するが、もちろん本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
【0020】
【実施例】表1および表2に示す当量%の組成をもつガ
ラス組成となるように、SiO2、Al23、CaC
3、MgCO3、AlN、Y23、La23、Gd
23、CeO2を所定量秤量・混合した後、窒素雰囲気
下1,650℃でガラス組成物を溶解した。次に表1お
よび表2に示す冷却条件で冷却を行い、直径4mm×長
さ20mmの棒状ガラスおよび直径95mm×厚さ1.
2mmの円板を作製した。これらガラスのR2値および
反り量を下記方法で測定した。結果を表1および表2に
合わせて示す。
【0021】(回帰直線のR2値)上記作製された直径
4mm×長さ20mmの棒状ガラスを用いて、窒素雰囲
気下における室温から1,200℃までの熱膨張を圧縮
プローブ式熱膨張測定器で測定した。これらの測定値の
うち、(Tg−20)/2℃〜(Tg−20)℃の温度
範囲における熱膨張の測定値を代入して前記式(1)か
ら回帰直線のR2値を算出した。
【0022】(面粗度および反り量)上記作製した直径
95mm×厚さ1.2mmの円板をエッジ研削盤を用い
て内外径のチャンファ加工を行った。素板をキャリアに
固定し、平均粒径20μmのアルミナを20wt%含有
する鋳鉄定盤を有する両面研磨機「18B」を用いて、
回転数40回転、研磨圧100gf/cm2で一次ラッ
プを行った。次に平均粒径8μmのアルミナを20wt
%含有する鋳鉄定盤を用いて一次ラップと同じ条件で二
次ラップを行った。洗浄した後、硬質発泡ポリウレタン
パットを定盤に張り付け、平均粒径2μmの酸化セリウ
ムを20wt%含む研磨液を使用し、上記両面研磨機を
用いて、回転数30rpm、研磨圧250gf/cm2
の条件で一次ポリッシュを行った。簡易洗浄後、ナップ
層を有する軟質ポリウレタンパットを定盤に張り付け、
平均粒径1μmの酸化セリウムを20wt%含む研磨液
を使用し、上記両面研磨機を用いて、回転数25rp
m、研磨圧200gf/cm 2の条件で二次ポリッシュ
を施し、厚さ0.8mmのディスクに仕上げた。このデ
ィスクの表面粗さを接触式表面粗さ計を用いて測定し、
ディスクの反りは非接触式表面形状測定器を用いて測定
した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】R2値が0.9以上である実施例1〜14
の記録媒体用ガラスでは、反り量が5μm以下と優れた
結果であるのに対し、R2値が0.9未満である比較例
1〜6の記録媒体用ガラスでは、反り量が17μm以上
と実用に耐えないものであった。
【0026】次に、窒素含有量を5eq%≦N≦25e
q%の範囲とした場合のCa、Mg、Y、Gd及びCe
の好適な配合組成について検討を行った。
【0027】表3に示した当量%の組成に、窒素を1
0、20eq%含んだCa系、Mg系、Y系、Gd系お
よびCe系の試料を作製した。試料の作製方法は、Ca
CO3、MgCO3、Y23、CeO2、Gd23、Al2
3、SiO2、Si34を所定量秤量し、ボールミルで
混合、乾燥し、CIP成形にて所定の形状物を成形し
た。その後、BN坩堝内で1750℃にて溶解、冷却
し、ガラスを得た。それぞれの冷却条件を表4,表8に
示す。なお表中のMは上記のCa、Mg、Y、Gd、C
eのいずれかであることを意味し、例えば実施例E−1
は、Mとして、Ca、Mg、Y、Gd、Ceのいずれか
を夫々単独または合せて10eq%含む5個の実施例を
包含する。また「M=0」はこれらの金属を含有しない
オキシナイトライドガラスであることを示す。
【0028】
【表3】
【0029】表3に示す組成のガラスについて、R
2値、反り量および面粗度を調査した。窒素を10eq
%含んだガラスの結果を表5〜表7に、窒素を20eq
%含んだガラスの結果を表9〜表11にそれぞれ示す。
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】
【表10】
【0037】
【表11】
【0038】次に、表12に示す組成、すなわち窒素含
有量を5,25,30eq%に変化させた場合のガラス
のR2値、反り量および面粗度を調査した。調査結果を
表13〜表15に示す。
【0039】
【表12】
【0040】
【表13】
【0041】
【表14】
【0042】
【表15】
【0043】表13〜表15によれば、窒素含有量が
5、25eq%であるE−34〜37では、いずれの金
属元素系ガラスもR2値、反り量および面粗度に優れた
ガラスであった。一方窒素含有量が30eq%であるE
−38,39のガラスは、面粗度において窒素含有量の
少ないE−34〜37よりも若干劣る結果であった。
【0044】次に、E−37の組成で素板を作成し、前
記と同様の方法でディスクを作製した。得られたディス
クについて、面粗度(Ra)、ヤング率、密度、硬度を
調べた。結果を表16に示す。
【0045】
【表16】
【0046】表16に示すように、窒素含有量が25e
q%であるディスクはいずれも優れた面粗度を示し、ヤ
ング率も高い値を示しており、高速回転用ディスクとし
て好適である。Y、Ce、Gdの希土類元素を含むオキ
シナイトライドガラスはヤング率は高い値を示すが、同
時に密度も大きな値となるため、非剛性の向上という点
からはCa系、Mg系のオキシナイトライドガラスが好
適である。
【0047】(Si,Al,Ca,O,N)=(30,
50,20,75,25)の組成を有するガラスを表1
7に示す冷却条件で製造し、このガラス(Tg:950
℃)について、窒素雰囲気下における465から930
℃までの熱膨張を圧縮プローブ式熱膨張測定器で測定し
た。結果を表17に合わせて示す。
【0048】
【表17】
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、永
久歪みが抑制され、ディスクとしたときの反りが大幅に
低減されたガラス基板を得ることができ、加えて高ヤン
グ率で、しかもディスクとして好適な均質ガラス基板を
得ることができ、ハードディスクの高記録密度、高転送
速度、高速回転化のニーズに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】5eq%≦N≦25eq%の場合のCa−Al
−Si−O−Nで表されるオキシナイトライドガラスに
おけるCa、Al、Siの金属成分の組成図。
【図2】5eq%≦N≦25eq%の場合のMg−Al
−Si−O−Nで表されるオキシナイトライドガラスに
おけるMg、Al、Siの金属成分の組成図。
【図3】5eq%≦N≦25eq%の場合のY−Al−
Si−O−Nで表されるオキシナイトライドガラスにお
けるY、Al、Siの金属成分の組成図。
【図4】5eq%≦N≦25eq%の場合のGd−Al
−Si−O−Nで表されるオキシナイトライドガラスに
おけるGd、Al、Siの金属成分の組成図。
【図5】5eq%≦N≦25eq%の場合のCe−Al
−Si−O−Nで表されるオキシナイトライドガラスに
おけるCe、Al、Siの金属成分の組成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國井 一孝 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 原 宣宏 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 4G062 AA18 BB01 CC10 DB01 DB02 DB03 DB04 DC01 DD01 DD06 DE01 DF01 EA01 EA10 EB01 EC01 ED01 ED02 ED03 ED04 EE01 EE02 EE03 EE04 EF01 EG01 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FJ02 FJ03 FK01 FK02 FK03 FK04 FL01 FL02 FL03 FL04 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK04 KK05 KK07 KK10 MM27 NN33 5D006 CB04 CB07 DA03 FA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (Tg−20)/2℃〜(Tg−20)
    ℃の温度範囲における熱膨張の測定値を代入して下記式
    (1)から算出される回帰直線のR2値が0.9以上で
    あることを特徴とする永久歪みのない記録媒体用ガラ
    ス。 【数1】 (式中、X:温度(℃)、Y:熱膨張(%)、n:測定
    数を表す)
  2. 【請求項2】 前記ガラスが、Ca−Al−Si−O−
    N系、Mg−Al−Si−O−N系、Y−Al−Si−
    O−N系、Ce−Al−Si−O−N系、La−Al−
    Si−O−N系、Gd−Al−Si−O−N系、Mg−
    Si−O−N系、Ca−Si−O−N系からなる群から
    選択される少なくとも1つの組成からなる請求項1記載
    の記録媒体用ガラス。
  3. 【請求項3】 前記ガラスがCa−Al−Si−O−N
    で表せるオキシナイトライドガラスであって、Ca、A
    l、Siの金属成分については、図1に示される組成図
    における斜線部内であり、O、Nの非金属成分について
    は、5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=100e
    q%である請求項2記載の記録媒体用ガラス。
  4. 【請求項4】 前記ガラスがMg−Al−Si−O−N
    で表せるオキシナイトライドガラスであった、Mg、A
    l、Siの金属成分については、図2に示される組成図
    における斜線部内であり、O、Nの非金属成分について
    は、5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=100e
    q%である請求項2記載の記録媒体用ガラス。
  5. 【請求項5】 前記ガラスがY−Al−Si−O−Nで
    表せるオキシナイトライドガラスであって、Y、Al、
    Siの金属成分については、図3に示される組成図にお
    ける斜線部内であり、O、Nの非金属成分については、
    5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=100eq%
    である請求項2記載の記録媒体用ガラス。
  6. 【請求項6】 前記ガラスがGd−Al−Si−O−N
    で表せるオキシナイトライドガラスであって、Gd、A
    l、Siの金属成分については、図4に示される組成図
    における斜線部内であり、O、Nの非金属成分について
    は、5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=100e
    q%である請求項2記載の記録媒体用ガラス。
  7. 【請求項7】 前記ガラスがCe−Al−Si−O−N
    で表せるオキシナイトライドガラスにおいて、Ce、A
    l、Siの金属成分については、図5に示される組成図
    における斜線部内であり、O、Nの非金属成分について
    は、5eq%≦N≦25eq%、且つO+N=100e
    q%である請求項2記載の記録媒体用ガラス。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載されたガ
    ラスを用いたハードディスク基板。
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