JP2000287332A - 電線保護具 - Google Patents

電線保護具

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JP2000287332A
JP2000287332A JP11090871A JP9087199A JP2000287332A JP 2000287332 A JP2000287332 A JP 2000287332A JP 11090871 A JP11090871 A JP 11090871A JP 9087199 A JP9087199 A JP 9087199A JP 2000287332 A JP2000287332 A JP 2000287332A
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protector
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Takatatsu Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電線やワイヤハーネスに装着して配索使用中
に、接着部が剥離などする不具合を解消して保護機能を
高めた電線保護具を提供する。 【解決手段】 電線20に巻き付けられる形状に弾性変
形する本体11と、この本体11の一端側と他端側に対
向させて設けた一対の接合部12,13と、これら接合
部12,13の対向面に設けられて互いに接着し、接着
状態で凹部と凸部が交互に連なるたとえば蛇行線による
屈曲形状の接着層12a,13aとを備えてなってい
る。すなわち、接着層12a,13aが従来のように直
線ではなく、蛇行線などに屈曲しているため、接合部1
2,13を剥離させようとする力が剥離方向だけに集中
せず、向きの異なる傾斜方向へ分散して弱められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線後の電線やワ
イヤハーネスを保護する電線保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車体に配索された電線やワ
イヤハーネスを保護するこの種電線保護具は、本願出願
人によって多くが提案されている。たとえば、代表例と
して、実開平6−9319号公報に記載の電線保護具が
ある。この場合、図3(a),(b)に示すように、電
線1の保護個所に弾性材料を用いた輪環状または板状の
保護部材2を巻き付けて保護するもので、この保護部材
2の合わせ面にそれぞれ接着層3を設けてあり、接着層
3同士を接着して電線1上に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、係る電線保
護具にあっては、車体配線して使用中、車体の振動など
が電線1に伝播されたり、あるいは保護部材2の接着層
3同士が互いに離反する方向へ弾発力が働いたりなどす
ると、図3(b)に示すように、接着層3が剥離して機
能しない不具合がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、電線やワイ
ヤハーネスに装着して配索使用中に、接着部が剥離など
する不具合を解消して保護機能を高めた電線保護具を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の電線保護具は、電線に巻き付け可能な弾性材料で
なっており、巻き付けの一端側と他端側とを互いに接着
させて電線を支持して保護するためのものであって、電
線に巻き付けられる形状に弾性変形する本体と、この本
体の一端側と他端側に対向させて設けた一対の接合部
と、これら接合部の対向面に設けられて互いに接着し、
接着状態で凹部と凸部が交互に連なる屈曲形状となって
いる接着層と、を備えてなっていることを特徴とする。
【0006】以上の構成により、保護具本体の一端側と
他端側が互いに接着した状態でその接着層が従来のよう
に直線ではなく、凹凸部の連なる屈曲形状となっている
ために、一端側と他端側を剥離させようとする力が剥離
方向だけに集中せず、分散して弱められる。それによ
り、使用中の保護具の剥離を防止する。
【0007】また、請求項2に記載の電線保護具は、前
記接着層の屈曲形状が、蛇行線,波線,ジグザグ線また
は千鳥線であることを特徴とするものである。
【0008】すなわち、接着状態の接着層を蛇行線など
に形成することにより、剥離方向に働く力を向きの異な
る傾斜方向に分散させて弱体化させる。
【0009】さらに、請求項3に記載の電線保護具は、
前記接着層の屈曲形状が、前記電線のラジアル方向への
圧縮によって形成されてなっていることを特徴とするも
のである。
【0010】この場合、接着層を接着した状態で、簡便
な治具を用いて電線保護具全体を電線のラジアル方向へ
圧縮力を加えて縦押さえすることにより、蛇行線などに
よる屈曲形状が得られる。すなわち、たとえば蛇行線に
よる接着層をラジアル方向へ形成すると、そのラジアル
方向にほぼ直交する剥離方向に接着状態の本体一端側と
他端側が互いに弾性反力で離反する力を弱めるのに有効
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電線保護具の
実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0012】図1(a),(b)は、本実施の形態によ
る電線保護具10を示す断面図と縦押さえ圧縮時の態様
を示す斜視図である。電線20は導体21の表面を絶縁
体22や保護シース23で被覆してあり、そうした電線
20の外周に電線保護具10を巻き付けて固定すること
で、電線20の保護を図る。
【0013】電線保護具10は弾性を有するウレタンフ
ォームなど樹脂材料の成形品であり、本体の電線20へ
の巻き付け部となる弾性変形が可能な本体11と、この
本体11の一端側と他端側にフランジ鍔状に突出させて
設けて互いに接着される接合部12,13からなってい
る。この接合部12,13の対向する合わせ面には粘着
剤などによる接着層12a,13aが形成され、図1
(a)に示すように、それら接着層12a,13aは凹
部と凸部が交互に連なった蛇行線,波線,ジグザグ線ま
たは千鳥線などの屈曲した形状の状態で接着している。
【0014】そうした蛇行形状などとした接着層12
a,13aは、たとえば図1(b)に示す治具クリップ
30を用いて簡便に成形することができる。この治具ク
リップ30は、ばね力などによって所要の挟持力が得ら
れる対向一対の挟持板31,32を有し、これら挟持板
31,32間に電線20上に装着済みの電線保護具10
全体をラジアル方向へ弾性挟持し、縦押さえして圧縮す
る。この治具クリップ30による圧縮力P1で接着層1
2a,13aが図示のように蛇行形状などに屈曲して形
成される。
【0015】図2(a)は、電線20上に装着された上
記縦押さえによる圧縮前の状態の電線保護具10を示す
断面図である。この状態で、接着層12a,13aは互
いに直線形状に密接状態で接着されている。密着させる
手段は、図2(b)に示すように、同じく上記治具クリ
ップ30を用いて一端側と他端側の接合部12,13を
抱き合わせた状態で挟圧し、加圧力P2で強固に互いに
接着させる。
【0016】以上、本実施の形態による電線保護具10
は、接合部12,13の合わせ面の接着層12a,13
aが凹凸が交互に連続した蛇行形状などになっている。
そのため、接着後の使用中、図1(a)に示すように、
接着層12a,13aを互いに離反させる方向へ働く剥
離力が波形の傾斜角度の方向へ分散(図中符号pで表
す)して弱められる。結果、従来例の図3(b)で示さ
れた接合部の剥離といった不具合が解消される。
【0017】なお、図1(b)において、電線保護具1
0を治具クリップ30で縦押さえして接着層12a,1
3aを屈曲させる際、接合部12,13は弾性反力で元
の原形に多少戻るが、一度圧縮されて蛇行形状などに屈
曲した接着層12a,13aは元の直線形状に戻ること
はない。したがって、電線保護具10に使用される樹脂
材料としては、圧縮力P1を解除した後に接合部12,
13が完全に原形に復元しないような材質を選定する必
要がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電線
保護具は、電線やワイヤハーネスの外周に取り付けられ
て保護するにあたり、接合部の接着層を凹凸部が交互に
連続した蛇行形状などに屈曲させているために、接着層
を剥離させようと働く力を分散して弱めることができ、
保護具の接合部同士が剥離する従来の不具合を防止する
のに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a),(b)は、本発明による電線保護
具の実施の形態を示す組立断面図と、治具クリップによ
る圧縮で接着層を蛇行形成する態様を示す斜視図であ
る。
【図2】同図(a),(b)は、本実施の形態において
接着層を蛇行形成する前の段階で接合部同士を治具クリ
ップで加圧接着する状態を示す組立断面図および斜視図
である。
【図3】同図(a),(b)は、従来例の電線保護具に
おいて、電線上に装着して使用中を示す組立斜視図と、
使用時にその接合部の接着層が剥離する態様を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 電線保護具 11 本体の巻き付け部 12 一側の接合部 12a 蛇行形状の接着層 13 他側の接合部 13a 蛇行形状の接着層 20 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に巻き付け可能な弾性材料でなって
    おり、巻き付けの一端側と他端側とを互いに接着させて
    電線を支持して保護するための電線保護具であって、 電線に巻き付けられる形状に弾性変形する本体と、 この本体の一端側と他端側に対向させて設けた一対の接
    合部と、 これら接合部の対向面に設けられて互いに接着し、接着
    状態で凹部と凸部が交互に連なる屈曲形状となっている
    接着層と、を備えてなっていることを特徴とする電線保
    護具。
  2. 【請求項2】 前記接着層の屈曲形状が、蛇行線,波
    線,ジグザグ線または千鳥線であることを特徴とする請
    求項1に記載の電線保護具。
  3. 【請求項3】 前記接着層の屈曲形状が、前記電線のラ
    ジアル方向への圧縮によって形成されてなっていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電線保護具。
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