JP2000284272A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2000284272A JP11087284A JP8728499A JP2000284272A JP 2000284272 A JP2000284272 A JP 2000284272A JP 11087284 A JP11087284 A JP 11087284A JP 8728499 A JP8728499 A JP 8728499A JP 2000284272 A JP2000284272 A JP 2000284272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射特性の良好な反射板を持つ透過反射両用
型液晶表示装置及び反射型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明による液晶表示装置の製造方法
は、第1の基板10、180と、液晶層を挟んで該第1
の基板に対向する対向基板と、を備えた液晶表示装置の
製造方法であって、該第1の基板の該液晶層側表面にお
ける第1の領域A及び第2の領域B上に、凹凸を持つ光
反射板69、186が設けられており、該方法は、該第
1の基板上に、該第1の領域と該第2の領域とを覆うよ
うに感光性樹脂層68を形成する工程と、遮光マスク1
20を用いて、該第1の領域と該第2の領域とにおける
露光量が異なるように該感光性樹脂層を露光することに
よって、該第1の基板の上面に該感光性樹脂層による凹
凸を形成する工程と、該感光性樹脂層の上に、該凹凸が
反映されるように該光反射板を形成する工程と、を包含
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、特に、通過反射両用型液晶表示装置及び反射型液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等のOA
(Office Automation)機器のポータ
ブル化が進み、表示装置の低コスト化が重要な課題とな
っている。表示装置は、電気光学特性を有する表示媒体
を挟んで各々電極が形成された一対の基板が設けられ、
その電極間に電圧を印加することによって表示を行う構
成を有する。このような表示装置の表示媒体としては、
液晶、エレクトロルミネッセンス、プラズマ、エレクト
ロクロミック等が使用されており、特に、液晶を用いた
液晶表示装置(Liquid Crystal Dis
play、LCD)が、薄型で低消費電力であるために
最も実用化が進んでいる。液晶表示装置は、現在ワード
プロセッサやパーソナルコンピューターなどのOA機器
や、電子手帳等の携帯情報機器、及び液晶モニターを備
えたカメラー体型VTR等に多く用いられている。
【0003】液晶表示装置の表示モード及び駆動方法に
ついて、STN(スーパーツイステッドネマティック)
モードを初めとする単純マトリクス方式は、最も低コス
ト化を実現できる部類に属する。しかし、今後、情報の
マルチメディア化が進むにつれ、ディスプレイの高解像
度化、高コントラスト化、多階調(マルチカラー、フル
カラー)化及び広視野角化が要求されるようになるの
で、単純マトリクス方式では対応が困難であると考えら
れる。そこで、個々の画素にスイッチング素子(アクテ
ィブ素子)を設けて駆動可能な走査電極の本数を増加さ
せるアクティブマトリクス方式が提案されている。この
方式により、ディスプレイの高解像度化、高コントラス
ト化、多階調化及び広視野角化が達成されつつある。ア
クティブマトリクス方式の液晶表示装置においては、マ
トリクス状に設けられた画素電極と、画素電極の近傍を
通る走査線とが、アクティブ素子を介して電気的に接続
された構成となっている。アクティブ素子としては、2
端子の非線形素子及び3端子の非線形素子があり、現在
採用されているアクティブ素子の代表格は、3端子素子
の薄膜トランジスタ(Thin Film Trans
istor、TFT)である。
【0004】液晶表示装置は透過型及び反射型を有す
る。液晶ディスプレイはCRT(ブラウン管)やEL
(エレクトロルミネッセンス)とは異なり自らは発光し
ないため、バックライトと呼ばれる蛍光管からなる装置
を背後に設置して照明する透過型が一般的である。しか
し、バックライトは通常液晶ディスプレイの全消費電力
のうち50%以上を消費するため、バックライトの代わ
りに反射板を設置し、周囲光を利用して表示を行う反射
型は、戸外や常時携帯して使用する機会が多い形態情報
機器にとって低消費電力化の観点から有利である。
【0005】反射型液晶表示装置で用いられる表示モー
ドには、現在透過型で広く用いられているTN(ツイス
テッドネマテイック)モード、STNモードといった偏
光板を利用するタイプの他、偏光板を用いないため明る
い表示が実現できる相転移型ゲストホストモードも近年
盛んに開発が行われている。
【0006】反射型液晶表示装置は周囲の光が暗い場合
には視認性が極端に低下するという欠点を有する。一
方、透過型液晶表示装置はこれとは逆に周囲光が非常に
明るい場合−例えば晴天下等での視認性が低下する問題
があった。そこで、絶縁基板上に、光反射機能を有する
材料からなる反射電極とそれとは別に光透過機能を有す
る材料からなる透明電極を有する基板を用いることで、
周囲の光が暗い場合ではバックライトを用いて透明電極
を透過する光を利用して表示する透過型液晶表示装置と
して、周囲光が明るい場合には、光反射率の比較的高い
膜で形成した反射電極での反射光を利用して表示する反
射型液晶表示装置として表示が可能になる。これによ
り、1枚のパネルで周囲の光が暗い場合ではバックライ
トを用いて、周囲光が明るい場合はバックライトを使わ
ずに周囲光を利用する透過反射両用型液晶表示装置とし
て用いることが可能になる。
【0007】これは、従来の透過型液晶表示よりも周囲
光が明るい場合にはバックライトを使わない分低消費電
力であり、周囲の光が暗い場合ではバックライトを用い
ることで、従来の反射型液晶表示装置のように周囲の光
が暗いと十分な表示が得られないという欠点を克服でき
る。
【0008】上記のような反射型液晶表示装置及び透過
反射両用型液晶表示装置において、周囲光を利用して明
るい表示を行なう為には、あらゆる角度からの入射光に
対して表示画面に垂直な方向へ散乱する光の強度を増加
させる必要がある。最適な反射特性を有する反射板を製
造するために、反射板に凹凸部を再現性よく均一に形成
することが必要になる。
【0009】反射板の形成について、絶縁基板に感光性
樹脂層を塗布してパターン化した後熱処理を行うことに
よりパターン部を丸くなるように角落としを行うことに
よる方法がある。以下に、透過反射両用型液晶表示装置
の透過反射両用型基板(素子側基板)の従来の製造工程
について、図1〜3を参照しながら説明する。
【0010】図1は、透過反射両用型基板10の一画素
分の平面図である。図2は、図1のA−A’断面図であ
る。透過反射両用型基板10は、ソースバスライン1
2、ゲ―トバスライン14、ソースバスライン12とゲ
―トバスライン14に囲まれる領域に形成されている画
素電極27及び29、ならびに各画素電極に対応して設
けられているアモルファスシリコントランジスタ(TF
T)16を含んでいる。複数の画素電極が基板上にマト
リクス状に配置され、液晶表示装置の表示部を構成す
る。画素電極は、光透過領域18(電極27に対応)と
光透過領域18以外の光反射領域19(電極29に対
応)とを含んでいる。光反射領域19はゲ―トバスライ
ン14と部分的に重なっている(領域A)。
【0011】TFT16部は、図2に示すように、ガラ
ス基板20上のゲート電極14a(Ta膜)、絶縁層2
1(SiNx膜)、半導体層22(a−Si膜)、n型
半導体層23(n型a−Si膜)、ソース電極24・ド
レイン電極25(ITO膜)、及びTaによる2つの層
26を含んでいる。光透過領域における画素電極27
は、ソース電極24・ドレイン電極25と同時に形成し
たITOなどの膜から構成されている(なお、透過画素
電極27上にはTa膜は存在しない)。基板上部には凹
凸部を有する感光性樹脂層28が形成され、その上面の
一部にAl/Mo膜による光反射領域19の画素電極2
9が設けられている。
【0012】この透過反射両用型基板10は図3(a)
〜(f)に示すような工程により形成される。なお、図
3(a)〜(f)は図2のTFT16を省略した部分に
対応する。まず、図3(a)に示すように、上面にゲー
トバスライン14、絶縁層21及び画素電極27が形成
されている基板20の上に、ポジ型の感光性樹脂層28
(日本合成ゴム製アクリル樹脂)を3.7μmの厚さに
塗布する。感光性樹脂層28の領域Aにおける部分の下
には、ゲートバスライン14などの表面反射が比較的高
いパターンが存在しており、感光性樹脂層28の領域B
における部分の下には、絶縁膜21及び透明電極(画素
電極27)等の表面反射が比較的低い層のみが形成され
表面反射が比較的高いパターンが存在しない。
【0013】このような基板に対し、図4に示す遮光部
42を有するフォトマスク(遮光マスク)40を用い
て、均一に低照度で露光44を行う(図3(b))。フ
ォトマスク40について、遮光部42は直径12μmの
丸型の形状を有し、遮光部42の中心間隔が14μmで
ある。但し、均一に遮光部42の中心間隔が14μmと
なるように配置すると反射光の干渉が問題となるので、
遮光部42の中心間隔は最小が14μm前後になるよう
にランダムに配置したものを用いる。露光強度は、素ガ
ラスにおいて露光条件をふりながら反射特性を評価し、
良好な反射特性が得られる露光強度を求めた結果に基づ
き、50mJに設定されている。
【0014】次に、図5に示すような、コンタクトホー
ル部28a及び透過領域18の透過電極27に対応する
部分を開口した露光部28b及び27bを持つフォトマ
スク50を用いて、図3(c)に示すように均一に高照
度で露光を行なう。露光強度は260mJである。
【0015】次に、図3(d)に示すように、現像液で
現像を行う。これにより、上述した高照度露光部分(露
光部28b及び27b)の樹脂が完全に除去され、低照
度露光部の樹脂は初期の膜厚に対して幾らか膜減りす
る。
【0016】次に、図3(e)に示すように、100℃
で11分加熱処理を行ない、その後220℃で60分間
の加熱処理を行うことにより、熱だれ現象によって低照
度露光された領域の樹脂が変形し、なだらかな凹凸形状
を得る。
【0017】次に、反射電極29としてMo薄膜をスパ
ッタリング法によって100nmの厚さに形成し、その
上にA1薄膜をスパッタリング法によって100nmの
厚さに形成しパターニングを行う。具体的には、フォト
レジストを基板上に塗布し、透過電極部27a上部のフ
ォトレジストの部分を露光してから、現像、エッチン
グ、剥離の工程を行うことによってAl/Mo電極のパ
ターニングを行い、図3(f)に示すような反射画素電
極29を完成させる。
【0018】以下に、従来の反射型液晶表示装置につい
て簡単に説明する。反射型液晶表示装置の素子側基板の
形成について、ガラス等からなる基板の表面に最適な反
射特性を有するために制御された凹凸を形成しその上に
銀などの薄膜を形成し反射板を形成する手段がある。特
開平6−75238号公報において、基板上に感光性樹
脂を塗布し、円形の遮光部が配列された遮光マスクを介
して感光性樹脂を露光及び現像した後に熱処理を行うこ
とにより複数の凸部を形成している。この凸部の上に凸
部の形状に沿って絶縁体保護膜を形成し絶縁体保護膜上
に金属薄膜からなる反射板を形成している。また、反射
板を外側に形成することで問題となるガラス厚みの影響
による二重映りの発生を、反射板を内部に形成し画素電
極と兼ねる構造にすることで解決している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記のような工
程により形成される透過反射両用型液晶表示装置の反射
板において、次のような問題点がある。
【0020】感光性樹脂層28の下にバスラインや補助
容量等の表面反射が比較的強い配線パターンが存在する
領域Aと、感光性樹脂層28の下に絶縁膜、透明電極等
の表面反射が比較的弱い領域Bでは、同じ露光強度で凹
凸形状を形成しても、凹凸の段差形状に差が見られる。
例えば上記図3の工程によれば、領域Aにおいては凸部
の感光性樹脂層28の厚さaが2.7μm、凹部の厚さ
bが1.0μmであるに対して、領域Bにおいては凸部
の感光性樹脂層28の厚さa’が2.9μm、凹部の厚
さb’が1.9μmである(図3(e))。領域Aにお
いて凹凸形状の段差が大きくなった原因としては、領域
Aにおいては感光性樹脂層の下に存在するパターンでの
表面反射により露光量が増加するため、凹凸形状の段差
が、領域Bに比べて大きくなることが考えられる。
【0021】すなわち、絶縁基板に感光性樹脂を塗布し
てパターン化する際に、感光性樹脂の下地がバスライン
等の表面反射が比較的高い場合と、絶縁膜、透明電極等
の表面反射が比較的低い場合とでは、その上に形成され
た凹凸形状が異なって設計通りの反射特性が実現できな
かった。同じ露光強度で凹凸形状をパターン化しても、
感光性樹脂の下地が表面反射の比較的高い場合には、表
面反射により露光量が増加するため、凹凸形状の段差
が、下地が表面反射の比較的低い場合に比べて大きくな
る。
【0022】また、3端子非線形抵抗素子が形成された
基板上には、バスラインや補助容量などの導電性薄膜
層、絶縁体層、半導体層などの積層が多く形成されてお
り平坦ではなく、それぞれの層ごとに段差が存在してい
る。このため、凹凸部を形成するための感光性樹脂も下
層の段差の影響を受け均一な膜厚を保つことができなく
なる。領域Bのように、領域A上に感光性樹脂を塗布す
ると、基板表面の段差のためにバスラインや補助容量な
どの上の感光性樹脂の膜厚が、それ以外の部分(領域
B)の感光性樹脂の膜厚より薄くなる。ポジ型感光性樹
脂で凹凸部を形成する際、すべて同じ直径の円形の遮光
部を有する遮光手段を用いた場合、感光性樹脂の膜厚が
異なる領域で、大きさ(直径)の異なる円形の凸部が形
成されてしまう。また、すべて同じ直径の円形の透光部
を有する遮光手段を用いた場合も、感光性樹脂の膜厚が
異なる領域で、大きさ(直径)の異なる円形の凹部が形
成されてしまう。ネガ型感光性樹脂で凹凸部を形成する
際も同様に異なる円形の凹部あるいは凸部が形成されて
しまう。また、絶縁基板に感光性樹脂を塗布してパター
ン化する際に、領域Aで反射効率が良好になるように露
光すると、領域Bでは露光量不足で凹凸形状が十分に形
成されず、良好な反射特性が得られない。一方、絶縁基
板に感光性樹脂を塗布してパターン化する際に、領域B
で反射効率が良好になるように露光すると、領域Aでは
露光量オーバーで急峻な凹凸形状が形成され、良好な反
射特性が得られない。
【0023】上記のように、同一画素内でも凹凸形状が
領域ごとに異なることとなり、最適な反射特性を得るた
めに制御された凹凸を画素内で均一に形成することが困
難であった。
【0024】以上の説明は透過反射両用型液晶表示装置
に関しているが、反射型液晶表示装置は表示部が透過領
域18を有しておらずすべてが反射領域となる場合であ
り、基本的に上記と同様な問題を持っている。反射型液
晶表示装置の反射板の凹凸部は、円形のものがランダム
に配置されて形成されており、その直径φが1μm〜3
0μmであり、またそれらの隣接する間隔も同様に1μ
m〜30μmと非常に微少である。このため、高精細な
フォトリソグラフィが要求され、均一な凹凸部を持つ反
射板を形成することが困難であった。
【0025】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、均一な凹凸形状を
持ち良好な反射特性を有する反射板を備えた透過反射両
用型液晶表示装置及び反射型液晶表示装置、ならびにそ
れらの製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置の製造方法は、第1の基板と、液晶層を挟んで該第1
の基板に対向する対向基板と、を備えた液晶表示装置の
製造方法であって、該第1の基板の該液晶層側表面にお
ける第1の領域及び第2の領域上に、表面凹凸を持つ光
反射板が設けられており、該方法は、該第1の基板上
に、該第1の領域と該第2の領域とを覆うように感光性
樹脂層を形成する工程と、遮光マスクを用いて、該第1
の領域と該第2の領域とにおける露光量が異なるように
該感光性樹脂層を露光することによって、該第1の基板
の上面に該感光性樹脂層による凹凸を形成する工程と、
該感光性樹脂層の上に、該凹凸が反映されるように該光
反射板を形成する工程と、を包含しており、そのことに
より上記目的が達成される。
【0027】ある実施形態では、前記感光性樹脂層の下
に、前記第1の領域における第1の下地膜と前記第2の
領域における第2の下地膜とが形成されており、該第1
の下地膜の反射率が該第2の下地膜の反射率より高い。
【0028】ある実施形態では、前記感光性樹脂層の、
前記第1の領域における部分の厚さが、該感光性樹脂層
の前記第2の領域における部分の厚さより小さい。
【0029】ある実施形態では、前記第1の領域と前記
第2の領域とに形成された前記光反射板は画素電極であ
り、前記第1の基板と前記感光性樹脂層との間で、該第
1の領域には配線が設けられている。
【0030】ある実施形態では、前記遮光マスクを用い
て前記感光性樹脂層を露光する工程において、該遮光マ
スクの露光面積が、前記第1の領域と前記第2の領域と
について異なっている。
【0031】ある実施形態では、前記遮光マスクの前記
第1の領域における遮光面積に対する露光面積の比率
は、前記第2の領域における遮光面積に対する露光面積
の比率より小さい。
【0032】ある実施形態では、前記遮光マスクは複数
の不規則に配置された円形の露光部を有し、隣接の該露
光部の最小間隔が同一である場合、該露光部の直径は、
前記第2の領域より前記第1の領域の方が小さい。
【0033】ある実施形態では、前記遮光マスクは複数
の露光部を有し、該複数の露光部の大きさが同一である
場合、該露光部の最小間隔は、前記第2の領域より前記
第1の領域の方が大きい。
【0034】ある実施形態では、前記遮光マスクは複数
の不規則に配置された円形の遮光部を有し、隣接の該遮
光部の最小間隔が同一である場合、該遮光部の直径は、
前記第2の領域より前記第1の領域の方が大きい。
【0035】ある実施形態では、前記第1の下地膜は、
画素電極の補助容量部の一部を含んでいる。
【0036】ある実施形態では、前記液晶表示装置は通
過反射両用型液晶表示装置であり、前記第1の基板上に
設けられた画素電極が入射光を通過させる通過部と入射
光を反射させる反射部とに分割されている。
【0037】ある実施形態では、前記液晶表示装置は反
射型液晶表示装置であり、前記光反射板が画素電極とし
て機能し、前記対向基板は透明基板である。
【0038】本発明による液晶表示装置は、第1の基板
と、液晶層を挟んで該第1の基板に対向する対向基板
と、を備えた液晶表示装置であって、該第1の基板の該
液晶層側表面に光反射板が設けられており、該光反射板
は実質的に同一のサイズの複数の凹凸を有しており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0039】ある実施形態では、前記光反射板の下に、
該光反射板の前記複数の凹凸と同様な形状の複数の凹凸
を持つ感光性樹脂層が形成されており、該感光性樹脂層
の該複数の凹凸は、遮光マスクを用いて該感光性樹脂層
を、異なる領域に対して異なる露光量で露光することに
よって形成されている。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の基本的なコンセ
プトを説明する。
【0041】本発明では、良好な反射特性を有する反射
板を持つ透過反射両用型液晶表示装置及び反射型液晶表
示装置を形成するために、感光性樹脂層の露光工程にお
いて、感光性樹脂層の異なる領域に対して露光量を変え
る。より具体的には、感光性樹脂の下地が表面反射の比
較的高い領域又は配線などが存在することで感光性樹脂
層の厚さが比較的に小さい領域(領域A)の露光量を、
下地が表面反射の比較的低い領域又は配線などが存在し
ないことで感光性樹脂層の厚さが比較的に大きい領域
(領域B)の露光量より低くなるように設定する。
【0042】この露光量の調整について、均一なパター
ンを持つフォトマスク(遮光マスク)を用い露光する光
の強度(露光強度)を制御する方法と、異なる領域のパ
ターンが異なっているフォトマスクを用いて露光を行う
方法などがある。
【0043】(第1の実施形態)以下に、本発明の第1
の実施形態として、透過反射両用型基板を備えた透過反
射両用型液晶表示装置及びその製造方法を説明する。
【0044】本実施形態における透過反射両用基板の一
画素分の平面図は、基本的には図1に示す構成と同様で
あり、その説明を省略する。図6は、本発明による透過
反射両用型基板60の図1のA―A’線に沿った断面構
造を示す。透過反射両用型基板60における反射板69
は、実質的に同一なサイズの凹凸を持っており、均一で
良好な反射特性を有する。本願明細書において、反射板
が持っている「実質的に同一なサイズの凹凸」とは、反
射板が、1つの画素内で表示品質に不均一を生じさせな
い反射特性を示すようなサイズのばらつきを有する凹凸
を指す。なお、透過反射両用型基板60の他の部分は図
2に示す対応の部分と基本的に同様である。
【0045】以下に、図7(a)〜(g)を参照しなが
ら透過反射両用型液晶表示装置の製造方法を説明する。
本実施形態において、均一なパターンを持つフォトマス
クを用い感光性樹脂層を露光する露光量を制御すること
で、感光性樹脂層の表面に所望の凹凸を形成する。な
お、図7(a)〜(g)は図6のTFT16を省略した
部分に対応する。
【0046】まず、図7(a)に示すように、上面にゲ
ートバスライン14、絶縁層21及び画素電極27が形
成されている基板20の上に、ポジ型の感光性樹脂層6
8(日本合成ゴム製アクリル樹脂)を3.7μm程度の
厚さに塗布する。感光性樹脂層68の領域Aにおける部
分の下には、ゲートバスライン14などの表面反射が比
較的高いパターンが存在しており、感光性樹脂層68の
領域Bにおける部分の下には、絶縁膜21及び透明電極
(画素電極27)等の表面反射が比較的低い層のみが形
成され表面反射が比較的高いパターンが存在しない。こ
のため、感光性樹脂層68の厚さは領域Aの部分が領域
Bの部分より小さい。
【0047】このような基板を、図8に示すような、領
域Aがすべて遮光し、それ以外の領域(領域B)が不規
則に配置された遮光部82を有する第1のフォトマスク
80を用いて、均一に低照度で露光44を行う(図7
(b))。フォトマスク80について、遮光部82は直
径Dが12μmの丸型の形状を有し、遮光部82の中心
間隔Eが14μmである。但し、均一に遮光部82の中
心間隔が14μmとなるように配置すると反射光の干渉
が問題となるので、遮光部82の中心間隔は、最小が1
4μm前後になるようにランダムに配置したものを用い
る。露光強度は、約50mJに設定されている。
【0048】次に、図9に示すような、領域Aは不規則
に配置された遮光部82を有し、それ以外の領域(領域
B)が全面遮光している第2のフォトマスク90を用い
て、図7(c)に示すように均一に低照度で露光44を
行う。遮光部82のサイズ及び配置は上記の第1のフォ
トマスク80を用いる露光工程のそれと同一である。こ
の工程で、露光強度を第1のフォトマスク80の場合と
同じく50mJで露光を行なうと、感光性樹脂層の領域
Aにおける凹凸形状の段差が領域Bのそれより大きくな
る。なぜなら、感光性樹脂層68の領域Aの下には表面
反射が比較的強い配線パターン(ゲートバスライン1
4)が存在しており、さらにこれにより感光性樹脂層6
8の領域Aの部分の膜厚がそれ以外の部分(領域B)の
それより薄いからである。
【0049】領域Aについての最適な露光強度を設定す
るために、透過反射両用型基板に対して、図4に示す従
来のフォトマスク40を用いて露光を行い、露光強度と
領域Aと領域Bでの凹凸形状の段差の関係を調べた。そ
の結果を図10に示す。図10では、反射特性を支配す
る凹凸のサイズのばらつきとして、凹凸の相対的な形状
だけでなく、同一面からの高さの均一性も考慮するた
め、樹脂膜厚に下地膜を加算した値を縦軸に設定してい
る。すなわち、領域Aにおいては、領域Bと同一面から
の高さの均一性も比較できるように、ゲートバスライン
の膜厚0.3μmを加算している。図10から分かるよ
うに、領域Aの凸部の感光性樹脂層の厚さaと領域Bの
凸部の感光性樹脂層の厚さa’(図3(e)参照)は、
露光強度に関係なくほぼ一定である。一方、凹部の感光
性樹脂層の厚さは、露光強度35mJ時(厚さb)と、
露光強度50mJ時(厚さb’)がほぼ等しい。上記の
結果に基づいて、本実施形態では、図7(c)に示す工
程において領域Aに対する第2のフォトマスク90を用
いて露光する場合の露光強度を約35mJに設定する。
【0050】次に、図5に示すような、コンタクトホー
ル部28a及び透過領域18の透過電極27aに対応す
る部分を開口した露光部28b及び27bを持つフォト
マスク50(第3のフォトマスク)を用いて、図7
(d)に示すように均一に高照度で露光を行なう。露光
強度は260mJである。
【0051】次に、図7(e)に示すように、現像液で
現像を行う。これにより、上述した高照度露光部分(露
光部28b及び27b)の樹脂が完全に除去され、低照
度露光部の樹脂は初期の膜厚に対して幾らか膜減りす
る。
【0052】次に、図7(f)に示すように、100℃
で11分加熱処理を行ない、その後220℃で60分間
の加熱処理を行うことにより、熱だれ現象によって低照
度露光された領域の樹脂が変形し、なだらかな凹凸形状
を得る。
【0053】次に、反射電極69としてMo薄膜をスパ
ッタリング法によって100nmの厚さに形成し、その
上にA1薄膜をスパッタリング法によって100nmの
厚さに形成しパターニングを行う。具体的には、フォト
レジストを基板上に塗布し、透過電極27a上部のフォ
トレジストの部分を露光してから、現像、エッチング、
剥離の工程を行うことによってAl/Mo電極のパター
ニングを行い、図7(g)に示すような反射画素電極6
9を完成させる。反射画素電極69は実質的に感光性樹
脂層68と同一の凹凸形状を有する。
【0054】以上の工程により、なだらかで高密度な反
射凹凸を有する反射板を形成していると共に、領域Aに
おいても領域Bにおいても反射板が形成されている領域
では段差が均一な凹凸形状が得られる。つまり、従来技
術による反射板が有する凹凸形状(A領域における段差
(a−b=2.7μm−1.0μm)が1.7μm、B
領域における段差(a’−b’=2.9μm−1.9μ
m)が1.0μmに対し、本発明による反射板の凹凸
は、領域Aでも領域Bでも段差(a−b=2.7−1.
6=1.1、及びa’−b’=3.0−1.9=1.
1)が1.1μmという同一なサイズを有する。この結
果、従来の反射板と比べて、本発明による反射板が均一
で良好な反射率を示す。
【0055】上記のように形成した透過反射両用型基板
と対向電極を有するカラーフィルタ基板とを貼り合わせ
て、基板間に液晶を注入して透過反射両用型液晶表示パ
ネルを作成する。
【0056】以上の説明では、フォトマスクの遮光部が
円形の形状となっているが、円形の代わりに、四方形、
長方形などの他の幾何学的形状を有してもよい。さら
に、本実施形態では、感光性樹脂層現像後、凹部が存在
するように露光しているが、後述する図20に示すよう
に、感光性樹脂層現像後、凸部だけが存在する工程にお
いても、凸部の形状を調整するため、最適な露光量を設
定することで、実質的に同一なサイズを有する凹凸形状
を実現することができる。これらのことは以下の実施形
態についても同様である。
【0057】(第2の実施形態)以下に、本発明の第2
の実施形態として、透過反射両用型液晶表示装置の他の
製造方法を説明する。上記の第1の実施形態では、感光
性樹脂層に凹凸を形成するために2枚のフォトマスク
(80及び90)を用いて感光性樹脂層の領域A及び領
域Bの部分を2つの工程で露光している。本実施形態で
は、凹凸を形成するために、領域A及び領域Bに対応す
る部分が異なるパターンを持つ1枚のフォトマスクを用
いて1つの露光工程を行う。このフォトマスクにおい
て、領域Aにおける露光する面積対遮光する面積の比率
が、領域Bにおける露光する面積対遮光する面積の比率
より小さく設定される。図11(a)〜(f)を参照し
ながら、本実施形態により対角2インチの透過反射両用
型液晶表示装置の製造方法を説明する。
【0058】まず、図11(a)に示すように、上面に
ゲートバスライン14、絶縁層21及び画素電極27が
形成されている基板20の上に、ポジ型の感光性樹脂層
68(日本合成ゴム製アクリル樹脂)を3.7μm程度
の厚さに塗布する。
【0059】このような基板を、図12に示すフォトマ
スク120を用いて、均一に低照度で露光44(露光強
度、約50mJ)を行う(図11(b)。フォトマスク
120は、不規則に配置された円形の遮光部122aを
持つ領域Aのパターンと、領域Aのパターンと遮光部1
22aの直径及び中心間隔が異なる遮光部122bを持
つ領域Bのパターンを有する。遮光部122a及び12
2bの大きさ及び中心間隔を調整すれば、感光性樹脂層
68の領域Aの部分に対する露光量を領域Bの部分に対
する露光量より少なくすることができる。(遮光部12
2a及び122bの大きさ及び中心間隔の最適な値につ
いての考察は後ほど詳細に説明する。)本実施形態で
は、フォトマスク120の領域Aの丸型遮光部122a
は直径が10μm、中心間隔が12μmであり、領域B
の丸型遮光部122bは直径が12μm、中心間隔が1
4μmである。但し、遮光部の中心間隔を均一に12μ
m及び14μmに設定すると反射光の干渉が問題となる
ので、遮光部の中心間隔は、最小がそれぞれ12μm及
び14μm前後になるようにランダムに設定することが
好ましい。露光条件は第1の実施形態と同様に、50m
Jの露光強度に設定される。
【0060】次に、図5に示すような、コンタクトホー
ル部28a及び透過領域18の透過電極27aに対応す
る部分を開口した露光部28b及び27bを持つフォト
マスク50を用いて、図11(c)に示すように均一に
高照度で露光を行なう。露光強度は260mJである。
【0061】次に、図11(d)に示すように、現像液
で現像を行う。これにより、上述した高照度露光部分
(露光部28b及び27b)の樹脂が完全に除去され、
低照度露光部の樹脂は初期の膜厚に対して幾らか膜減り
する。
【0062】次に、図11(e)に示すように、100
℃で11分加熱処理を行ない、その後220℃で60分
間の加熱処理を行うことにより、熱だれ現象によって低
照度露光された領域の樹脂が変形し、なだらかな凹凸形
状を得る。
【0063】次に、反射電極69としてMo薄膜をスパ
ッタリング法によって100nmの厚さに形成し、その
上にA1薄膜をスパッタリング法によって100nmの
厚さに形成しパターニングを行う。具体的には、フォト
レジストを基板上に塗布し、透過電極27a上部のフォ
トレジストの部分を露光してから、現像、エッチング、
剥離の工程を行うことによってAl/Mo電極のパター
ニングを行い、図11(f)に示すような反射画素電極
69を完成させる。このように形成した透過反射両用型
基板と対向電極を有するカラーフィルタ基板とを貼り合
わせて、基板間に液晶を注入して透過反射両用型液晶表
示パネルを作成する。
【0064】以下に、本実施形態で用いられるフォトマ
スク120の遮光部122a及び122bの大きさ及び
中心間隔の最適な値について考察する。
【0065】まず、この考察を行うために、遮光部の大
きさ及び中心間隔が異なる複数のフォトマスク(図4に
示すフォトマスク40を参照)を用いて、複数の透過反
射両用型基板を形成する。具体的には、素ガラス基板の
上に、ポジ型の感光性樹脂層を3.7μm程度の厚さに
塗布してから、一定の大きさ及び中心間隔を持つ遮光部
を有するフォトマスクを用いて、均一に低照度で露光
(露光強度、約50mJ)を行う。現像後、100℃で
11分加熱処理を行ない、さらに220℃で60分間の
加熱処理を行う。そして基板上にAl(厚さ100n
m)/Mo(厚さ100nm)による反射板を形成す
る。この反射基板とガラス基板をサリチル酸メチルを挟
んで貼り合わせ、ミノルタCM−2002を用いて標準
白色板をリファレンスにして、反射強度を表すY値を測
定した。この結果を図13に示す。
【0066】図13において、曲線(8−2P)は丸型
遮光部の直径が8μmであり中心間隔が10μmである
パターンを有するフォトマスクを用いて形成した反射基
板、曲線(10−2P)は丸型遮光部の直径が10μm
であり中心間隔が12μmであるパターンを有するフォ
トマスクを用いて形成した反射基板、曲線(12−2
P)は丸型遮光部の直径が12μmであり中心間隔が1
4μmであるパターンを有するフォトマスクを用いて形
成した反射基板の場合の、露光強度と反射板のY値との
関係を示す。但し、均一に遮光部の中心間隔がそれぞれ
14μm、12μm、10μmとなるように配置すると
反射光の干渉が問題となるので、遮光部の中心間隔は、
それぞれ最小が14μm、12μm、10μm前後にな
るようにランダムに配置したものを用いた。
【0067】図13によると、遮光部の直径が12μm
から10μm、8μmと小さくなるに連れて、Y値が最
大になる露光強度が大きくなるのがわかる。このことか
ら、図12に示すフォトマスク120を用いて感光性樹
脂層の露光を行う場合、領域Aの遮光部122aの直径
を領域Bの遮光部122bの直径よりも小さくすること
で、遮光部の直径が全面同じであるフォトマスクで露光
した場合よりも、より良好な反射特性が得られることが
分かる。
【0068】本実施形態によって形成される表示パネル
は、従来技術にる表示パネルに比べてより高いY値が得
られる(なお、Y値の測定に関して、液晶層の層厚が反
射特性に影響を与えないように、偏光板はパネルに貼り
合わせずに測定を行なっている)。より具体的に、図4
に示すフォトマスク40(遮光部は均一に直径12μ
m、中心間隔が14μmとなっている)を用いる従来技
術によるパネルは、Y値が5.28となっている。これ
に対し、第2の実施形態の方法により、領域Aの遮光部
122aの直径が8μm、中心間隔が10μm、領域B
の遮光部122bの直径が12μm、中心間隔が14μ
mとなるフォトマスク120を用いて形成したパネルの
Y値が5.31となる。また、同様に第2の実施形態の
方法により、領域Aの遮光部122aの直径が10μ
m、中心間隔が12μm、領域Bの遮光部122bの直
径が12μm、中心間隔が14μmとなるフォトマスク
120を用いて形成したパネルのY値が5.73とな
り、従来例のパネルに比べて約9%の反射特性の改善が
認められる。この様に、フォトマスクの領域Aと領域B
で遮光部の直径又は中心間隔を変えることで、反射板の
反射特性の向上が可能である。
【0069】本実施形態は、第1の実施形態に比べてさ
らに次のような利点を有する。第1の実施形態では、感
光性樹脂層に凹凸を形成するための露光工程において、
2枚のフォトマスクを用いて2回の工程を行うが、第2
の実施形態によれば、2種類のパターンを持つフォトマ
スクを用いることで、1枚のフォトマスクにより1つの
露光工程で所望の凹凸が形成できる。このため、露光量
を変えることでマスク数や工程数の増加による生産効率
の低下が避けられる。
【0070】なお、基板上に形成された配線パターンな
どを考慮して、その上に反射画素電極(反射板)が形成
される感光性樹脂層の全面に均一な形状の凹凸を形成す
るのに必要であれば、感光性樹脂層の露光に用いられる
フォトマスクの遮光部のパターン(遮光部のサイズ及び
間隔)を2種類以上にしても良い。
【0071】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態として、透過反射両用型液晶表示装置のさらに他の製
造方法を説明する。本実施形態は、感光性樹脂層に凹凸
を形成するために用いるフォトマスクのパターンが第2
の実施形態のそれと異なっており、製造方法は第2の実
施形態の場合に類似する。以下では、主にこのフォトマ
スクのパターンについて説明する。
【0072】図14に示すように、本実施形態に用いる
フォトマスク140の領域A及び領域Bの2種類のパタ
ーンは、不規則に配置された遮光部142a及び142
bの直径が同一で遮光部の中心間隔が異なっている。感
光性樹脂層に均一な凹凸形状を形成するために、フォト
マスク140の領域Aにおける遮光部142aの中心間
隔を、領域Bにおける遮光部142bの中心間隔より小
さくしている。
【0073】遮光部の間隔を変化させ、遮光部の直径を
一定にしたマスクパターンでの最適露光強度を評価する
ために、遮光部の直径が8μmの丸型で、遮光部の中心
間隔が10μmとなるように配置したパターン(8−2
P)と、遮光部の直径が8μmの丸型で、遮光部17の
中心間隔が11μmとなるように配置したパターン(8
−3P)を有するフォトマスクを用いて露光強度を変化
させて反射板を作成し、その露光強度とY値との関係を
調べた。その結果を図15に示す。反射板の作成におい
て、均一に遮光部の中心間隔がそれぞれ10μ、11μ
mとなるように配置すると反射光の干渉が問題となるの
で、遮光部の中心間隔は、それぞれ最小が10μm又は
11μm前後になるようにランダムに配置したものを用
いた。
【0074】図15によると、遮光部の間隔が11μm
から10μmと小さくなるに連れて、Y値が最大になる
露光強度が大きくなるのがわかる。このことからも、領
域Aの遮光部142aの間隔を領域Bの遮光部142b
の間隔よりも小さくすることで、領域Aにおける感光性
樹脂層の露光する面積を領域Bにおける感光性樹脂層の
露光する面積より小さくすることによって、領域A及び
領域Bに対して同じ強度の光を照射しても均一な形状の
凹凸を形成することが期待できる。その結果、遮光部の
間隔が全面同じであるフォトマスクで露光した場合より
も、より良好な反射特性を示す反射電極が得られる。
【0075】本実施形態によるフォトマスク140を用
いて感光性樹脂層に凹凸を形成する場合、フォトマスク
のパターン142a及び142bの具体的な寸法は、感
光性樹脂の塗布膜厚や、感光性樹脂の下にある配線パタ
ーンの表面反射特性や膜厚を考慮して適切に設定すれば
よい。
【0076】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態として、透過反射両用型液晶表示装置のさらに他の製
造方法を説明する。本実施形態は、感光性樹脂層に凹凸
を形成するために用いるフォトマスクのパターンが第2
の実施形態のそれと異なっており、製造方法は第2の実
施形態の場合に類似する。以下では、主にこのフォトマ
スクのパターンについて説明する。
【0077】図16に示すように、本実施形態によるフ
ォトマスク160は、領域Aの透光部162aの直径が
領域Bの透光部162bの直径より小さく、透光部16
2aの最小間隔(1つの透光部の辺と隣りの透光部の辺
との最小間隔)と透光部162bの最小間隔とは同一に
なるように設定される。なお、透光部162a及び透光
部162bは不規則に配置されている。
【0078】このようなフォトマスクでの最適露光強度
を評価するために、透光部の直径が8μmの丸型で、透
光部の中心間隔が最小12μmとなるように配置したパ
ターン(8−4N)と、透光部の直径が6μmの丸型
で、透光部の中心間隔が最小10μmとなるように配置
したパターン(6−4N)を有するフォトマスクを用い
て露光強度を変化させて作成した反射板に対し、露光強
度とY値の依存性を調べた。その結果を図17に示す。
なお、反射板の作成において、均一に透光部の中心間隔
がそれぞれ最小10μmと最小12μmとなるように配
置すると反射光の干渉が問題となるので、透光部の中心
間隔は、それぞれ10μm前後と12μm前後になるよ
うにランダムに配置したものを用いた。
【0079】図17によると、透光部の直径が8μmか
ら6μmと小さくなるに連れて、Y値が最大になる露光
強度が大きくなるのがわかる。このことからも、領域A
の透光部162aの直径を領域Bの透光部162bの直
径よりも小さくすることで、透光部の直径が全面同じで
あるフォトマスクで露光した場合よりも、より良好な反
射特性が得られることが期待できる。よって、領域Bよ
りも領域Aの方が、感光性樹脂の低照度露光する面積を
小さくすることで、同じ露光強度で領域Aでも領域Bで
も良好な反射特性を持つ反射電極を形成できる。
【0080】本実施形態によるフォトマスク160を用
いて感光性樹脂層に凹凸を形成する場合、フォトマスク
のパターン162a及び162bの具体的な寸法は、感
光性樹脂の塗布膜厚や、感光性樹脂の下にある配線パタ
ーンの表面反射特性や膜厚を考慮して適切に設定すれば
よい。
【0081】以上の実施形態では、透過電極領域である
領域18(領域C)は領域Bに含まれるようにし(図2
参照)、領域Bと同じマスクパターンで低照度露光を行
なったが、領域Cはコンタクトホール部と共に感光性樹
脂をすべて除去するので、透過電極領域である領域Cは
領域Aと同じマスクパターンで低照度露光を行なっても
よい。
【0082】また、上記の説明では反射板の凹凸を1層
の感光性樹脂で形成しているが、複数の感光性樹脂層を
用いて凹凸を形成してもよい。例えば、第1の感光性樹
脂を塗布後凹凸パターンを形成した後、その上に第2の
感光性樹脂層を塗布し、反射板を形成することができ
る。
【0083】なお、下地が表面反射の比較的低い領域
(領域B)の感光性樹脂層表面の凹凸形状と同様な凹凸
をバスライン上(領域A)の感光性樹脂層表面に形成す
ることが理想的であるが、バスラインのパターンが比較
的細い場合は、バスライン上の感光性樹脂層表面に所望
の凹凸を形成することが困難なときがある。しかし、バ
スライン上には通常、反射層は一部しか形成されないた
め、面積の大きな補助容量形成部上に形成された反射層
と比べると、反射特性には大きく寄与しない。よって、
下地が表面反射の比較的高い領域(例えば補助容量形成
部)の一部に、下地が表面反射の比較的低い領域に形成
された凹凸と異なる凹凸形状を形成するだけでも、反射
電極の反射特性の向上が図れる。
【0084】(第5の実施形態)以下に、本発明の第5
の実施形態として、反射型液晶表示装置の製造方法を説
明する。
【0085】図18は、素子側基板180の一画素分の
平面図である。図19は、図18のA−A’断面図であ
る。素子側基板180は、ソースバスライン181、ゲ
―トバスライン182、ソースバスライン181とゲ―
トバスライン182に囲まれる領域に形成されている反
射板を兼ねた画素電極(反射電極)186、ならびに各
画素電極に対応して設けられている3端子非線形抵抗素
子185を含んでいる。複数の画素電極がガラス基板1
90上にマトリクス状に配置され、液晶表示装置の表示
部を構成する。なお、ガラス基板190上には、補助容
量電極及び補助容量配線194が、反射電極186と一
部重なるように設けられている。
【0086】3端子非線形抵抗素子185は、図19に
示すように、ガラス基板190の上の導電薄膜からなる
ゲート電極182aと、ゲート電極182a及び補助容
量電極194上に形成された絶縁体層189と、半導体
層187と、コンタクト層187a及び187bと、ソ
ース電極183及びドレイン電極184とによって構成
されている。
【0087】この3端子非線形抵抗素子185の上には
絶縁体保護層192が形成され、この絶縁体保護層19
2にはドレイン電極184の引き回し電極184aの上
部にコンタクトホール198が位置するようにパターン
形成されている。その上にさらに、アルミニウムなどか
ら形成された反射電極186が、ドレイン電極184の
引き回し電極184aにコンタクトホール198を介し
て電気的に接続されるように形成されている。
【0088】また、あらゆる角度からの入射光に対し表
示画面に垂直な方向へ散乱する光の強度を増加させるよ
うな最適な反射特性を有する反射板を形成するために、
反射電極186が形成される部分の絶縁体保護層192
の下部には複数の凹凸部からなる感光性樹脂層191が
形成されている。
【0089】以下に、図20(a)〜(f)を参照しな
がら、上記の反射型液晶表示装置の製造方法を説明す
る。
【0090】図20(a)に示すように、補助容量電極
194、絶縁体層189、ドレイン電極184及び端子
非線形抵抗素子185(不図示)が形成された基板19
0の全面にポジ型感光性樹脂191aを塗布する。感光
性樹脂191aであるレジスト材料として、例えばOF
PR−800(東京応化社製)を好ましくは500rp
m〜3000rpmでスピンコートにより塗布する。本
実施例では、2000rpmで30秒間塗布を行った。
【0091】3端子非線形抵抗素子185が形成された
基板190上には多くの金属薄膜層(補助容量電極19
4、ドレイン電極184等)、絶縁体層189、半導体
層(不図示)等が積層されているため平坦ではなく、そ
れぞれの層ごとに段差が存在している。図20(a)に
示すように、基板190は、感光性樹脂191aの厚さ
が比較的に小さい領域Aと、感光性樹脂層191aの厚
さが比較的に大きい領域Bを有する。領域Aにおける感
光性樹脂層191aの厚さは2μm、領域Bにおける感
光性樹脂層191aの厚さは3μmとなる。
【0092】次に、図21に示すようなフォトマスク2
10を用いて、図20(b)に示されるように露光を行
う。フォトマスク210は、斜線で示す円形の遮光領域
212a及び212bが不規則に配置されている。遮光
領域212aは基板190上の補助容量電極194が下
層に形成されている領域Aに配置され、遮光領域212
bはその他のドレイン電極の位置する領域Bに配置され
ている。遮光領域212aの直径D1は、遮光領域21
2bの直径D2よりも大きく形成されている。たとえ
ば、直径D1は15μmであり、直径D2は10μmで
ある。フォトマスク210を用いることにより、領域A
における露光する面積対遮光する面積の比率が、領域B
における露光する面積対遮光する面積の比率より小さく
設定される。
【0093】フォトマスク210により露光する際、補
助容量電極194が下層に形成されている領域Aは、そ
の他のドレイン電極の位置する領域Bよりも感光性樹脂
191aの膜厚が薄いためオーバー露光となり、図20
(b)における感光性樹脂層191a中の矢印で示す位
置まで露光されることとなる。
【0094】次に、図20(c)に示されるように、感
光性樹脂191aを現像し円形の凸部を形成する。現像
液として、2.38%のNMD−3(東京応化社製)を
用いる。これにより、補助容量電極194が下層に形成
されている領域Aの凸部は図20(b)の工程で用いた
フォトマスク210の遮光領域212aよりも、小さな
直径の円形の凸部となり、その他のドレイン電極の位置
する領域Bに形成された凸部と同じ直径の円形の凸部と
なる。
【0095】次に、図20(d)に示されるように、好
ましくは120℃〜250℃で熱処理をすることで凸部
(感光性樹脂層191a)の角が取り除かれ滑らかな凸
部による感光性樹脂層191が形成される。本実施例で
は、180℃で30分間熱処理を行う。
【0096】その後、図20(e)に示されるように、
凸部による感光性樹脂層191を形成した基板上に絶縁
体保護膜192として、レジスト樹脂を好ましくは10
00rpm〜3500rpmでスピンコートにより塗布
する。本実施例では、2200rpmで20秒間塗布す
ることで、1μmの膜厚となる。これにより絶縁体保護
膜192上には感光性樹脂層191の凸部に応じた凸部
が生じるが、感光性樹脂層191の凸部よりも滑らかな
形状となる。さらに、ドレイン電極184と次の工程で
形成される反射電極186とを接続するためのコンタク
トホール198(図19参照)をフォトリソグラフイ法
を用いて形成する。
【0097】最後に、図20(f)に示されるように、
絶縁体保護膜192上に反射電極186となる金属薄膜
を2000Åの膜厚で真空蒸着を行う。これによりドレ
イン電極184と反射電極186はコンタクトホール1
98を介して接続される。さらに金属薄膜を画素ごとに
パターニングすることで反射電極186は完成される。
金属薄膜は本実施例ではアルミニウムを用いたが、銀、
銅、ニッケル、クロムなどを用いることも可能である。
なお、上記のように形成した素子側基板180を、周知
の方法で対向基板と張り合わせ、その間に液晶を注入す
ることで反射型液晶表示装置が得られる。
【0098】以上の工程により、感光性樹脂191の膜
厚が異なる領域A及びBで直径の異なる遮光領域212
a及び212bを有する遮光手段210を用いることで
同一画素内で均一な凹凸形状を作成することができ、最
適な反射特性を有する反射電極をかねた反射板が得られ
る。
【0099】なお、本実施例ではポジ型感光性樹脂を用
いたが、ネガ型感光性樹脂を用いることで領域A、B共
に同じ直径の円形の凹部が形成され、同一画素内で均一
な凹凸形状を作成することができ、ボジ型感光性樹脂を
用いた場合と同じ効果を得ることができる。
【0100】本実施例では、2種類の遮光領域212
a、212bを有するフォトマスク210を用いたが、
遮光手段はこれに限定されない。たとえば3端子非線形
抵抗素子185上にも異なる直径の円形の遮光領域を形
成してもよく、遮光領域は3種類以上の円形形状でもよ
い。
【0101】(第6の実施形態)以下に、本発明の第6
の実施形態として、反射型液晶表示装置の他の製造方法
を説明する。本実施形態は、感光性樹脂層を複数の凸部
に形成するための露光工程において用いるフォトマスク
が第5の実施形態の場合と異なっており、それ以外の工
程は基本的には同様である。
【0102】図22は、本実施形態で用いるフォトマス
ク220の平面を示す。フォトマスク220と第5の実
施形態のフォトマスク210との違いは、フォトマスク
210では遮光部として円形の遮光領域が設けられてい
るが、フォトマスク220ではそれとは反対に透光部と
して円形の透過領域222a及び222bが設けられて
いる。
【0103】図23(a)〜(f)を参照しながら、本
実施形態の反射型液晶表示装置の製造方法を説明する。
【0104】まず、図23(a)に示すように、補助容
量電極194、絶縁体層189、ドレイン電極184及
び端子非線形抵抗素子185(不図示)が形成された基
板190の全面にポジ型感光性樹脂191aを塗布す
る。感光性樹脂191aであるレジスト材料として、例
えばOFPR−800(東京応化社製)を好ましくは5
00rpm〜3000rpmでスピンコートにより塗布
する。本実施例では、2000rpmで30秒間塗布を
行った。
【0105】3端子非線形抵抗素子185が形成された
基板190上には多くの金属薄膜層(補助容量電極19
4、ドレイン電極184等)、絶縁体層189、半導体
層(不図示)等が積層されているため平坦ではなく、そ
れぞれの層ごとに段差が存在している。図23(a)に
示すように、基板190は、感光性樹脂191aの厚さ
が比較的に小さい領域Aと、感光性樹脂層191aの厚
さが比較的に大きい領域Bを有する。領域Aにおける感
光性樹脂層191aの厚さは2μm,領域Bにおける感
光性樹脂層191aの厚さは3μmとなる。
【0106】次に、図22に示すようなフォトマスク2
20を用いて、図23(b)に示されるように露光を行
う。フォトマスク220は、円形の透光領域222a及
び222bが形成され、さらにドレイン電極184と反
射電極186(図19参照)を電気的に接続させるコン
タクトホール198を形成するための透光領域222c
が形成されている。透光領域222aは基板190上の
補助容量電極194が下層に形成されている領域Aに配
置され、透光領域222bはその他のドレイン電極の位
置する領域Bに配置されている。透光領域222aの直
径F1は、透光領域222bの直径F2よりも小さく形
成されている。たとえば、直径F1は5μmであり、直
径F2は10μmである。フォトマスク220を用いる
ことにより、領域Aにおける露光する面積対遮光する面
積の比率が、領域Bにおける露光する面積対遮光する面
積の比率より小さく設定される。
【0107】フォトマスク220により露光する際、補
助容量電極194が下層に形成されている領域Aは、そ
の他のドレイン電極の位置する領域Bよりも感光性樹脂
191aの膜厚が薄いためオーバー露光となり、図23
(b)における感光性樹脂191a中の矢印で示す位置
まで露光されることとなる。
【0108】次に、図23(c)に示されるように、感
光性樹脂191aを現像し円形の凸部を形成する。現像
液として、2.38%のNMD−3(東京応化社製)を
用いる。これにより、補助容量電極194が下層に形成
されている領域Aの凸部は図23(b)の工程で用いた
フォトマスク220の透光領域222aよりも、大きな
直径の円形の凹部となり、その他のドレイン電極の位置
する領域Bに形成された凸部と同じ直径の円形の凹部と
なる。
【0109】次に、図23(d)に示されるように、好
ましくは120℃〜250℃で熱処理をすることで凸部
(感光性樹脂層191a)の角が取り除かれ滑らかな凸
部による感光性樹脂層191が形成される。本実施例で
は、180℃で30分間熱処理を行う。
【0110】その後、図23(e)に示されるように、
凸部による感光性樹脂層191を形成した基板上に絶縁
体保護膜192として、レジスト樹脂を好ましくは10
00rpm〜3500rpmでスピンコートにより塗布
する。本実施例では、2200rpmで20秒間塗布す
ることで、1μmの膜厚となる。これにより絶縁体保護
膜192上には感光性樹脂層191の凸部に応じた凸部
が生じるが、感光性樹脂層191の凸部よりも滑らかな
形状となる。さらに、ドレイン電極184と次の工程で
形成される反射電極186とを接続するためのコンタク
トホール198(図19参照)をフォトリソグラフイ法
を用いて形成する。
【0111】最後に、図23(f)に示されるように、
絶縁体保護膜192上に反射電極186となる金属薄膜
を2000Åの膜厚で真空蒸着を行う。これによりドレ
イン電極184と反射電極186はコンタクトホール1
98を介して接続される。さらに金属薄膜を画素ごとに
パターニングすることで反射電極186は完成される。
金属薄膜は本実施例ではアルミニウムを用いたが、銀、
銅、ニッケル、クロムなどを用いることも可能である。
なお、上記のように形成した素子側基板180を、周知
の方法で対向基板と張り合わせ、その間に液晶を注入す
ることで反射型液晶表示装置が得られる。
【0112】以上の工程により、感光性樹脂191の膜
厚が異なる領域A及びBで直径の異なる透光領域222
a及び222bを有する遮光手段220を用いることで
同一画素内で均一な凹凸形状を作成することができ、最
適な反射特性を有する反射電極をかねた反射板が得られ
る。
【0113】なお、本実施例ではポジ型感光性樹脂を用
いたが、ネガ型感光性樹脂を用いることで領域A、B共
に同じ直径の円形の凹部が形成され、同一画素内で均一
な凹凸形状を作成することができ、ボジ型感光性樹脂を
用いた場合と同じ効果を得ることができる。
【0114】本実施例では、2種類の透光領域222
a、222bを有するフォトマスク220を用いたが、
透光手段はこれに限定されない。たとえば3端子非線形
抵抗素子185上にも異なる直径の円形の透光領域を形
成してもよく、透光領域は3種類以上の円形形状でもよ
い。
【0115】上記の第5及び6の実施形態では補助容量
画素電極194が設けられており、第1〜4の実施形態
では補助容量画素電極が示されていないが、第1〜4の
実施形態についても補助容量画素電極を設けてもよい。
例えば、図24(図1に対応)に示すように、画素電極
の中心部に、補助容量画素電極242をゲートバスライ
ン14と同一の工程で同一の材料で形成することができ
る。この場合、補助容量画素電極242が形成されてい
る領域も、上記の説明で定義している領域A(感光性樹
脂の下地が表面反射の比較的高い領域又は配線などが存
在することで感光性樹脂層の厚さが比較的に小さい領
域)となる。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば反射板の凹凸を形成する
ための感光性樹脂の下地膜の光反射特性不均一であり又
は下地膜に表面段差がある場合でも、均一な大きさの凹
凸形状を作成することができ、反射特性の良好な透過反
射両用型液晶表示装置及び反射型液晶表示装置を得るこ
とが可能となる。
【0117】また、透過反射両用型液晶表示装置の場
合、透光部はバスライン等を形成する表面反射の比較的
高い領域に形成することはできないため、反射部におけ
る感光性樹脂の下地が表面反射の比較的高い領域の存在
比率が高い。よって、画素すべてが反射部である反射型
晶装置装置と比べて、透過反射両用型液晶表示装置では
バスライン等を形成する表面反射率の比較的高い領域上
に形成された反射層の特性が、反射板の特性に大きく影
響する。このことから、透過反射両用型液晶表示装置に
ついて、本発明による反射板の反射特性向上の効果がよ
り著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】透過反射両用型基板の一画素分の平面図。
【図2】図1の線A―A’に沿った断面図。
【図3】(a)〜(f)は従来技術による透過反射両用
型液晶表示装置の製造工程図。
【図4】図3の工程で用いられるフォトマスクの平面
図。
【図5】図3の工程で用いられるフォトマスクの平面
図。
【図6】本発明による透過反射両用型基板の断面図(図
1の断面図に対応)。
【図7】(a)〜(g)は本発明の第1の実施形態によ
る透過反射両用型液晶表示装置の製造工程図。
【図8】図7の工程で用いられるフォトマスクの平面
図。
【図9】図7の工程で用いられるフォトマスクの平面
図。
【図10】感光性樹脂層の厚さと露光強度との関係を示
す図。
【図11】(a)〜(f)は本発明の第2の実施形態に
よる透過反射両用型液晶表示装置の製造工程図。
【図12】図11の工程で用いられるフォトマスクの平
面図。
【図13】反射強度を表すY値と感光性樹脂層に対する
露光強度との関係を示す図。
【図14】本発明による第3の実施形態で用いられるフ
ォトマスクの平面図。
【図15】反射強度を表すY値と感光性樹脂層に対する
露光強度との関係を示す図。
【図16】本発明による第4の実施形態で用いられるフ
ォトマスクの平面図。
【図17】反射強度を表すY値と感光性樹脂層に対する
露光強度との関係を示す図。
【図18】本発明の第5の実施形態による反射型液晶表
示装置の素子側基板の一画素分の平面図。
【図19】図18の線A―A’に沿った断面図。
【図20】(a)〜(f)は第5の実施形態による反射
型液晶表示装置の製造工程図。
【図21】図20の工程で用いられるフォトマスクの平
面図。
【図22】本発明の第6の実施形態で用いられるフォト
マスクの平面図。
【図23】(a)〜(f)は第6の実施形態による反射
型液晶表示装置の製造工程図。
【図24】補助容量画素電極が設けられている場合の図
1に対応する平面図。
【符号の説明】
10 透過反射両用型液晶表示装置の素子側基板 12 ソースバスライン 14 ゲートバスライン 16 TFT 20 ガラス基板 21 絶縁層 27 画素電極 27a 透過電極 28、68、191 感光性樹脂層 29、69、186 反射板(反射画素電極) 40、50、80、90、120、160、220 フ
ォトマスク 42、82、122a、122b、212a、212b
遮光部 44 露光 162a、162b、222a、222b、222c
透光部 180 反射型液晶表示装置の素子側基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴瀧 陽三 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤岡 正悟 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA14Z FA34Y FB02 FB08 FC02 FC10 FC22 FC26 FD05 FD06 GA02 GA07 GA13 LA18 2H092 JA24 JA38 JA40 JA42 JA44 JB05 JB07 JB52 JB56 KB13 KB21 MA05 MA15 PA12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板と、液晶層を挟んで該第1の
    基板に対向する対向基板と、を備えた液晶表示装置の製
    造方法であって、該第1の基板の該液晶層側表面におけ
    る第1の領域及び第2の領域上に、表面凹凸を持つ光反
    射板が設けられており、該方法は、 該第1の基板上に、該第1の領域と該第2の領域とを覆
    うように感光性樹脂層を形成する工程と、 遮光マスクを用いて、該第1の領域と該第2の領域とに
    おける露光量が異なるように該感光性樹脂層を露光する
    ことによって、該第1の基板の上面に該感光性樹脂層に
    よる凹凸を形成する工程と、 該感光性樹脂層の上に、該凹凸が反映されるように該光
    反射板を形成する工程と、を包含する液晶表示装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記感光性樹脂層の下に、前記第1の領
    域における第1の下地膜と前記第2の領域における第2
    の下地膜とが形成されており、該第1の下地膜の反射率
    が該第2の下地膜の反射率より高い、請求項1に記載の
    液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記感光性樹脂層の、前記第1の領域に
    おける部分の厚さが、該感光性樹脂層の前記第2の領域
    における部分の厚さより小さい、請求項1に記載の液晶
    表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の領域と前記第2の領域とに形
    成された前記光反射板は画素電極であり、前記第1の基
    板と前記感光性樹脂層との間で、該第1の領域には配線
    が設けられている、請求項1から3の何れかに記載の液
    晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記遮光マスクを用いて前記感光性樹脂
    層を露光する工程において、該遮光マスクの露光面積
    が、前記第1の領域と前記第2の領域とについて異なっ
    ている、請求項1から4の何れかに記載の液晶表示装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記遮光マスクの前記第1の領域におけ
    る遮光面積に対する露光面積の比率は、前記第2の領域
    における遮光面積に対する露光面積の比率より小さい、
    請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記遮光マスクは複数の不規則に配置さ
    れた円形の露光部を有し、隣接の該露光部の最小間隔が
    同一である場合、該露光部の直径は、前記第2の領域よ
    り前記第1の領域の方が小さい、請求項1から6の何れ
    かに記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記遮光マスクは複数の露光部を有し、
    該複数の露光部の大きさが同一である場合、該露光部の
    最小間隔は、前記第2の領域より前記第1の領域の方が
    大きい、請求項1から6の何れかに記載の液晶表示装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記遮光マスクは複数の不規則に配置さ
    れた円形の遮光部を有し、隣接の該遮光部の最小間隔が
    同一である場合、該遮光部の直径は、前記第2の領域よ
    り前記第1の領域の方が大きい、請求項1から6の何れ
    かに記載の液晶表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の下地膜は、画素電極の補助
    容量部の一部を含んでいる、請求項2に記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記液晶表示装置は通過反射両用型液
    晶表示装置であり、前記第1の基板上に設けられた画素
    電極が入射光を通過させる通過部と入射光を反射させる
    反射部とに分割されている、請求項1から10の何れか
    に記載の液晶表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記液晶表示装置は反射型液晶表示装
    置であり、前記光反射板が画素電極として機能し、前記
    対向基板は透明基板である、請求項1から11の何れか
    に記載の液晶表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1の基板と、液晶層を挟んで該第1
    の基板に対向する対向基板と、を備えた液晶表示装置で
    あって、該第1の基板の該液晶層側表面に光反射板が設
    けられており、該光反射板は実質的に同一のサイズの複
    数の凹凸を有する液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記光反射板の下に、該光反射板の前
    記複数の凹凸と同様な形状の複数の凹凸を持つ感光性樹
    脂層が形成されており、 該感光性樹脂層の該複数の凹凸は、遮光マスクを用いて
    該感光性樹脂層を、異なる領域に対して異なる露光量で
    露光することによって形成されている、液晶表示装置。
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