JP2000281025A - ピロー包装体の耳部整形装置 - Google Patents

ピロー包装体の耳部整形装置

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JP2000281025A
JP2000281025A JP11093843A JP9384399A JP2000281025A JP 2000281025 A JP2000281025 A JP 2000281025A JP 11093843 A JP11093843 A JP 11093843A JP 9384399 A JP9384399 A JP 9384399A JP 2000281025 A JP2000281025 A JP 2000281025A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピロー包装体の耳部を良好に折り曲げると共
に、美麗な折り曲げ状態を得る。 【解決手段】 耳部整形装置Aは、供給コンベア10か
ら移送されたピロー包装体11を下降させる移送装置B
を備える。移送装置Bに移送されたピロー包装体11の
物品収容部15は、挟持装置Cにより挟持される。移送
装置Bで下降されるピロー包装体11の両耳部は、折り
曲げ装置Dにより折り曲げられる。移送装置Bから排出
される耳部折り曲げ状態のピロー包装体11は、排出コ
ンベア75により次工程へ搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピロー包装体の物
品収容部から延出するエンドシール部を含む耳部を折り
曲げて整形する耳部整形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横型ピロー包装機により包装されたピロ
ー包装体の物品収容部を挟む両側部には、エンドシール
部を含む所定長さの耳部が形成されている。ピロー包装
体を箱詰めする場合は、前記両耳部を物品収容部の側部
に沿って折り曲げる必要があり、このようにピロー包装
体の耳部を折り曲げる装置として、例えば実開平5−3
109号公報に係る考案「ピロー包装品の自動整形装置」
が存在する。この装置では、プッシャープレートに載置
されたピロー包装品(ピロー包装体)の両耳部に対して斜
め下方から上方に向けて移動する整形子により、両耳部
に不完全な下向きの折り癖を付与する。次いで、プッシ
ャープレートを上昇させて、所定間隔離間する一対の整
形板の間にピロー包装品を通過させることで、不完全に
予備整形されている両耳部の折り癖が、両整形板の挟持
作用によって完全な折り癖とされて、両耳部はピロー包
装品における物品収容部の両側部に沿って折り曲げられ
るようになっている。
【0003】前記ピロー包装体の耳部を折り曲げる装置
としては、前述した装置のように耳部に予備整形(不完
全な折り癖)を施さず、単に一対の整形板の間にピロー
包装体を通過させるだけで両耳部を折り曲げるものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにピロー
包装体(包装品)の耳部に予め折り癖を付す、付さないの
何れの場合であっても、一対の整形板の間をピロー包装
体が通過する際には、両耳部の移動を規制していないた
め、その折れ曲がる位置(物品収容部の側部と耳部とが
対向する内側部分)が一定せず、良好な状態に折り曲げ
ることが困難である。また前記整形装置では、ピロー包
装体を上昇させる際に該包装体を拘束しておらず、上昇
時にピロー包装体が位置ズレを生じて耳部の良好な折り
曲げがなされなかったり、該包装体が損傷するおそれも
ある。更には、一対の整形板に対してピロー包装体の両
耳部が強く擦れるから、耳部表面(包材)に傷が付く難点
も指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、ピロー包装体の耳部を良好に折
り曲げると共に、美麗な折り曲げ状態が得られるピロー
包装体の耳部整形装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るピロー
包装体の耳部整形装置は、ピロー包装体における物品収
容部を挟む両側に形成された両耳部を、物品収容部の側
部に沿うよう折り曲げて整形する耳部整形装置であっ
て、前記両耳部の離間方向に対向して相互に近接・離間
自在に配設され、前記耳部におけるエンドシール部を挟
んで位置する該エンドシール部から物品収容部に至る一
方の部位を、物品収容部の側部に沿うよう折り畳んだ状
態で該物品収容部を挟持する一対の挟持部材と、前記両
挟持部材で挟持されるピロー包装体の耳部を挟んで挟持
部材とは反対側に配置されて、該ピロー包装体の両耳部
の離間方向に前記物品収容部の通過を許容するように対
向し、両挟持部材で挟持されたピロー包装体を進入する
ことにより両耳部を、物品収容部の挟持部材で挟持して
いる側に折り曲げる一対の折り曲げ部材と、前記両折り
曲げ部材に配設された加熱手段とからなり、前記両挟持
部材は、ピロー包装体の折り曲げられた両耳部が両折り
曲げ部材の間に進入するまで物品収容部を挟持するよう
構成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】物品収容部を挟む両側に耳部が形成されたピロ
ー包装体の物品収容部は、前記耳部におけるエンドシー
ル部を挟んで位置する該エンドシール部から物品収容部
に至る一方の部位が、一対の挟持部材により物品収容部
の側部に沿うよう折り畳まれた状態で挟持される。前記
両挟持部材で挟持したピロー包装体を、耳部を挟んで挟
持部材とは反対側に配置された一対の折り曲げ部材の間
に進入することで、前記両耳部は折り曲げ部材に接触案
内されて挟持部材で挟持されている側に折り曲げられ
る。両折り曲げ部材間に進入した耳部は加熱手段により
加熱されることで軟化し、容易に折り曲げが達成され
る。また、ピロー包装体の両耳部が両折り曲げ部材の間
に進入するまで両挟持部材で物品収容部を挟持している
から、該耳部の折れ曲がり位置は一定となり、両耳部は
確実かつ美麗に折り曲げられる。
【0008】ピロー包装体を保持部材で保持した状態で
移送することで、該包装体が位置ズレすることはなく、
包装体が損傷したり耳部の折れ曲がり位置がズレること
はない。移送方向上流側の折り曲げ部材対で折り曲げら
れた両耳部は、下流側に設けられた複数の折り曲げ部材
対で繰り返し押圧されることで、折り曲げられた耳部の
折り癖は確実に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るピロー包装体
の耳部整形装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下説明する。なお実施例では、説明
の便宜上、「左右方向」とは、ピロー包装体の物品収容部
に対する両耳部が延出する側との関係で指称し、この
「左右方向」と直交する方向を「前後方向」と指称するもの
とする。また「長さ寸法」とは「左右方向」に沿う寸法を指
称し、「幅寸法」とは「前後方向」に沿う寸法を指称する。
【0010】図1は、実施例に係る耳部整形装置の全体
構成を示す概略正面図であって、該装置Aは、供給コン
ベア10から移送されたピロー包装体11を下降させる
移送装置B、該移送装置Bに移送されたピロー包装体1
1の物品収容部15を挟持する挟持装置Cおよび移送装
置Bで下降されるピロー包装体11の両耳部17,17
を折り曲げる折り曲げ装置Dとから基本的に構成され、
移送装置Bから排出される耳部折り曲げ状態のピロー包
装体11は、排出コンベア75により次工程へ搬送され
るよう構成される。
【0011】(供給コンベアについて)例えば横型ピロー
包装機における送出しコンベア(何れも図示せず)の下流
側に供給コンベア10が配設され、包装機で製造された
ピロー包装体11は、送出しコンベアから供給コンベア
10上に移載される。そして、供給コンベア10で搬送
されるピロー包装体11は、図2に示すように、該供給
コンベア10の下流側の所定位置に臨むストッパ12
(後述)に当接して位置決めされるようになっている。ま
たストッパ12によるピロー包装体11の停止位置に対
応して検知センサ13が配設され、該センサ13の包装
体検出に基づいて、後述する供給プッシャ14が作動し
てピロー包装体11を移送装置Bへ移送するよう構成さ
れる。
【0012】前記ピロー包装体11は、図6に示す如
く、物品収容部15の対向する上下面の夫々から側方に
延出する包材がエンドシール部16で重合された耳部1
7が、物品収容部15を挟む左右両側に形成されてい
る。そして、ピロー包装体11は、前記供給コンベア1
0による搬送方向の上下流側に両耳部17,17を臨ま
せると共に、センターシール部18が上面側に臨む姿勢
で該コンベア10により搬送されるようになっている。
ちなみに、実施例のピロー包装体11は、錠剤を収容し
たPTPシートを集積した直方体状の物品を包装したも
のであって、その物品収容部15の耳部17,17が延
出する左右の側部が略平面であり、また耳部17にはガ
ゼット加工が施してある。
【0013】前記供給コンベア10および前記移送装置
Bの上方には、図5に示す如く、該コンベア10の上方
と移送装置Bの上方との間を往復動する供給プッシャ1
4が配設され、供給コンベア10上を搬送されてきたピ
ロー包装体11を前記検知センサ13が検出すると、該
供給プッシャ14が作動して停止位置で停止したピロー
包装体11を移送装置Bに向けて移送するよう構成され
る。なお、供給プッシャ14は、駆動モータ51に連繋
手段77(図5に一部図示)を介して連繋され、該駆動モ
ータ51により往復動されるようになっている。
【0014】(移送装置について)図2に示す如く、前記
供給コンベア10の後方(図2上における供給コンベア
10の上方)に、該コンベア10から前記供給プッシャ
14により移送されたピロー包装体11を、下方に向け
て間欠的に移送する移送装置Bが配設されている。すな
わち、耳部整形装置Aの機枠19に、左右方向に所定間
隔離間して一対の固定フレーム20,20が対向的に配
設され、両固定フレーム20,20間に、上下に離間し
て一対の固定シャフト21,21が架設されている。各
固定シャフト21には、図3に示す如く、一対の移動筒
体22,22が摺動自在に外嵌され、図2において左側
の移動筒体22,22に第1移動フレーム23が配設さ
れると共に、図2において右側の移動筒体22,22に
第2移動フレーム24が配設されて、両移動フレーム2
3,24は相互に近接・離間移動し得るよう構成され
る。
【0015】前記両固定フレーム20,20間に、移送
装置Bによるピロー包装体11の下降中心ラインCLを
挟む左右両側に左ネジ25aと右ネジ25bとを螺刻し
た調節用ネジ軸25が回動自在に枢支されている。また
各移動フレーム23,24に、対応の左ネジ25aまた
は右ネジ25bに螺合する雌ネジ部材26a,26bが
配設され、調節用ネジ軸25を正逆方向に回転すること
で、一対の移動フレーム23,24が下降中心ラインC
Lを基準として相互に近接・離間移動調節され、後述す
る左右で対をなす載置部材31,31および上中下の折
り曲げ部材65,65,66,66,67,67の間隔(ピロ
ー包装体11における両耳部17,17の離間方向の間
隔)を、ピロー包装体11における物品収容部15の長
さ寸法の変更に対応して調節し得るよう構成される。な
お、調節用ネジ軸25は、機枠19に回動自在に配設し
たハンドル27にチェン−スプロケットからなる連繋手
段27aを介して連繋され(図5参照)、該ハンドル27
を正逆回転することで間隔調節が行なわれる。
【0016】前記両移動フレーム23,24の内側(下降
中心ラインCLを向く側)には、3つの従動スプロケッ
ト28および1つの駆動スプロケット29が、仮想長方
形の隅角部に位置する配置で、同一向きの軸を介して夫
々回動自在に軸支されている。第1移動フレーム23に
配設される4つのスプロケット28,28,28,29お
よび第2移動フレーム24に配設される4つのスプロケ
ット28,28,28,29には、無端チェン(無端状索
体)30が夫々巻掛けられて走行自在に構成される。各
無端チェン30には、前記ピロー包装体11の物品収容
部15を下側から支持する複数の保持部材としての載置
部材31が等間隔で配設されて、左右一対の載置部材3
1,31間に物品収容部15が載置されるようになって
いる。なお、左右一対の載置部材31,31の前記間隔
は、図2に示す如く、物品収容部15の左右両端部近傍
の下側を支持するようになっており、後述する左右で対
をなす上中下の折り曲げ部材65,65,66,66,6
7,67の対向する間隔を設定する際に、前記左右の移
動フレーム23,24を近接・離間移動調節することで
設定される。また各無端チェン30は、前記供給コンベ
ア10と対向する前側に位置する上下の従動スプロケッ
ト28,28の間を垂直下方に走行し、この垂直下降経
路(直線的に下降する領域)において、移送装置Bに対す
る供給コンベア10からのピロー包装体11の移送およ
び排出コンベア75へのピロー包装体11の排出が行な
われるよう構成される(図4参照)。
【0017】前記一対の固定シャフト21,21には、
両移動フレーム23,24の中間に臨む中央フレーム3
2が配設固定され、該中央フレーム32に、各移動フレ
ーム23,24に配設した4つのスプロケット28,2
8,28,29と同軸で、3つの従動スプロケット33お
よび1つの駆動スプロケット34が回動自在に軸支され
ている。そして、この4つのスプロケット33,33,3
3,34に無端チェン(無端状索体)35が巻掛けられて
おり、該チェン35には、前記ピロー包装体11の載置
部材31,31に載置されている物品収容部15を上側
から支持する複数の保持部材としての支持部材36が等
間隔で配設される。この支持部材36の無端チェン35
に対する配設間隔は、前記載置部材31の無端チェン3
0に対する配設間隔と同一に設定され、2本の載置部材
31,31と1本の挟持部材36とでピロー包装体11
の物品収容部15を上下から挟持して、該包装体11を
位置ズレしないよう保持するよう構成される(図7参
照)。なお、実施例では無端状索体として無端チェン3
0,35を用いたが、載置部材31および支持部材36
を無端状索体としてのベルトまたはワイヤ等に配設して
移動させるようにしてもよい。
【0018】前記両移動フレーム23,24における下
方後側に配設されたスプロケットが駆動スプロケット2
9,29とされ、両駆動スプロケット29,29は、図3
に示す如く、前記両固定フレーム20,20間に回動自
在に枢支された第1駆動軸37に対して、軸方向への移
動が許容された状態で一体的に回動するよう軸支されて
いる。また、前記中央フレーム32における上方後側に
配設されたスプロケットが駆動スプロケット34とさ
れ、該駆動スプロケット34は、両固定フレーム20,
20間に回動自在に枢支された第2駆動軸38に一体的
に回動するよう軸支されている。なお、中央フレーム3
2における第1駆動軸37に対応して配設される従動ス
プロケット33および両移動フレーム23,24におけ
る第2駆動軸38に対応して配設される従動スプロケッ
ト28,28は、対応する駆動軸37,38に対して夫々
自由回転可能に構成される。
【0019】前記両駆動軸37,38は、図2に示す一
方の固定フレーム20に配設したインデックス機構39
を介して前記駆動モータ51に連繋され、該インデック
ス機構39により両駆動軸37,38は間欠的に回転さ
れ、その回転時には3組の無端チェン30,30,35が
同時に循環走行されて、前記載置部材31,31と支持
部材36とで上下から保持したピロー包装体11を間欠
的に下降させるようになっている。また前記支持部材3
6が配設される無端チェン35への駆動伝達経路には差
動歯車機構40が設けられ、ピロー包装体11の高さ寸
法に応じて、前記載置部材31,31に対する支持部材
36の位置(両部材31,36の間隔)を変更し得るよう
構成される。なお、両部材31,36の間隔は、ピロー
包装体11の高さ寸法と略同一に設定される。
【0020】前記移送装置Bの間欠停止時(無端チェン
30,35の走行停止時)に、前記供給コンベア10と対
向する左右の無端チェン30,30における垂直下降経
路には、図4に示す如く、夫々5個の載置部材31が存
在すると共に、最上位(第1位)の載置部材31は、供給
コンベア10からのピロー包装体11の移送を許容する
垂直下降経路の最上部付近に臨むよう設定される。な
お、最上位の停止位置に臨む載置部材31の載置面(上
面)は、前記供給コンベア10の搬送面(上面)と同一ま
たは低いレべルとなるよう設定され、載置部材31の先
端側からピロー包装体11が円滑に移送されるようにな
っている。また、最上位の停止位置に臨む載置部材31
と協働してピロー包装体11を保持する最上位(第1位)
の支持部材36は、移送装置Bの間欠停止時には、上方
前側の従動スプロケット33による無端チェン35の転
向部に位置して、該支持部材36と載置部材31との先
端部間隔が広がった状態となるよう設定され、両部材3
1,36間にピロー包装体11を確実に受入れるよう構
成してある(図4参照)。そして、移送装置Bが間欠駆動
されて最上位の支持部材36が無端チェン35の垂直下
降経路に移動することで、対をなす載置部材31,31
に載置されているピロー包装体11を上側から支持する
ようになっている。
【0021】前記最下位(第5位)の載置部材31は、排
出コンベア75へのピロー包装体11の排出を許容する
垂直下降経路の最下部付近に臨むよう設定される。ま
た、最下位の停止位置に臨む載置部材31の載置面(上
面)は、排出コンベア75の搬送面(上面)と同一または
高いレべルとなるよう設定され、載置部材31から排出
コンベア75へのピロー包装体11の円滑な排出がなさ
れるようになっている。なお、最下位の停止位置に臨む
載置部材31,31に載置されているピロー包装体11
は、最下位(第5位)の支持部材36で上側から支持され
ているが、載置部材31,31と支持部材36とによる
ピロー包装体11の保持状態は、両部材31,36の間
隔が前述のようにピロー包装体11の高さ寸法と略同一
に設定されているため、後述する排出プッシャ76によ
る押出し(排出)が許容されて、排出コンベア75へのピ
ロー包装体11の排出は支障なく行ない得る。
【0022】(挟持装置について)前記移送装置Bにおけ
る載置部材31,31の垂直下降経路の直上方には、ピ
ロー包装体11の物品収容部15に対する挟持装置Cが
配設されている。この挟持装置Cは、図1に示す如く、
前記下降中心ラインCLを挟む左右両側にL字形状に形
成された取付部材41,41が、その垂直部41a,41
aを対向した姿勢で配設され、各取付部材41の水平部
41bに、ホルダ42を介して挟持部材43が垂設され
ている。すなわち、下降中心ラインCLを挟む左右両側
(ピロー包装体11における両耳部17,17の離間方
向)に、所定間隔離間して一対の挟持部材43,43が対
向して配設され、両挟持部材43,43の下端部で前記
物品収容部15を挟持するよう構成される(図7参照)。
この挟持部材43は、ピロー包装体11の幅寸法と、好
ましくは同等以上の幅寸法を有する薄い板状体で、一対
の挟持部材43,43が、後述する昇降機構44や開閉
機構45により昇降すると共に近接・離間するよう構成
される。なお、ピロー包装体11の大きさ等、条件によ
って、後述する耳部17の折り曲げ時に支障がなけれ
ば、挟持部材43の幅寸法は、ピロー包装体11の幅寸
法より小さくすることが可能である。
【0023】(昇降機構)前記挟持部材43,43の昇降
機構44は、図3に示す如く、前記機枠19に配設した
ガイドレール46に対して上下方向に摺動自在に配設し
たスライダ47を備え、該スライダ47に配設した昇降
用ホルダ48に、前記取付部材41,41の垂直部41
a,41aに配設固定された開閉軸49,49が回動自在
に枢支されている。また昇降用ホルダ48に形成した溝
部48aに、機枠19に揺動自在に枢支されたアーム5
0の一端に枢支したフォロワ50aが摺動自在に係合
し、該アーム50の揺動に伴って、昇降用ホルダ48が
ガイドレール46に沿って所要範囲で昇降移動するよう
構成される。前記アーム50は、前記駆動モータ51に
連繋手段(図示せず)を介して連繋され、該駆動モータ5
1によりアーム50が揺動される。すなわち、駆動モー
タ51でアーム50を揺動することで、前記一対の挟持
部材43,43が所要範囲で昇降移動する。
【0024】前記昇降機構44による挟持部材43,4
3の最上昇位置は、前記最上位の停止位置に臨む載置部
材31,31に載置されているピロー包装体11におけ
る物品収容部15の高さの約1/2より上方に下端が臨
むよう設定されると共に、最下降位置は、両挟持部材4
3,43で挟持したピロー包装体11の耳部17,17
が、後述する上段の折り曲げ部材65,65の間に完全
に進入する位置に設定される(図7(c)参照)。また昇降
機構44は、前記移送装置Bの間欠駆動に合わせて挟持
部材43,43を下降させると共に、その下降速度は、
前記載置部材31および支持部材36の下降速度と略一
致するよう設定される。すなわち、一対の挟持部材4
3,43は、前記無端チェン30,35の垂直下降経路を
下降する載置部材31および支持部材36と同一向き
で、かつ略同速度で移動するよう構成され、一対の挟持
部材43,43でピロー包装体11の物品収容部15を
挟持したまま該包装体11を下降させ得るようになって
いる。
【0025】(開閉機構)前記挟持部材43,43の開閉
機構45は、図3に示す如く、前記機枠19に配設した
平行リンク機構52に連結された上下方向に延在するガ
イドレール53を備える。平行リンク機構52には、前
記駆動モータ51に図示しない連繋手段を介して連繋す
るアーム54が配設され、駆動モータ51によりアーム
54を揺動することで、平行リンク機構52を介してガ
イドレール53が平行移動するよう構成される。前記一
対の開閉軸49,49は、図示しない歯車を介して噛合
して相互に反対方向に回動するよう構成されると共に、
一方の開閉軸49には、連結バー55の一端が一体的に
回動するよう連結される。そして、連結バー55の他端
に枢支されたコロ55aが、前記ガイドレール53の案
内溝53aに摺動自在に係合している。すなわち、ガイ
ドレール53が平行移動して連結バー55の一端が連結
された開閉軸49との距離が変わることで、前記案内溝
53aに係合するコロ55aを介して連結バー55が回
動し、これによって一対の開閉軸49,49が相互に反
対方向に回動して挟持部材43,43の開閉が行なわれ
る。またガイドレール53と開閉軸49との距離を一定
に保持した状態では、該ガイドレール53の案内溝53
aにコロ55aが沿って移動する連結バー55は回動し
ないので、前記昇降機構44により昇降される一対の挟
持部材43,43は離間間隔を一定に保持したまま昇降
する。
【0026】なお、一対の挟持部材43,43は、前記
開閉機構45によって、前記ピロー包装体11の物品収
容部15における長さ寸法より大きく離間する開放位置
から、両挟持部材43,43が略平行となる挟持位置ま
で近接移動するよう設定される。また、挟持位置での両
挟持部材43,43の間隔は、物品収容部15の長さ寸
法と略同一に設定されて、該物品収容部15を挟持し得
るようになっている。更に開閉機構45は、前記昇降機
構44により一対の挟持部材43,43が最上昇位置よ
り少し下降した際に開放位置から挟持位置に移動させる
よう作動され、前記最上位の停止位置に臨む載置部材3
1,31に載置されているピロー包装体11の物品収容
部15を挟持するよう構成される。なお、開放位置から
挟持位置に移動する両挟持部材43,43の下端縁は、
ピロー包装体11の高さ寸法の約1/2の位置(耳部17
のエンドシール部16より上側)に位置し、両挟持部材
43,43が挟持位置に至ることで、前記耳部17,17
における物品収容部15の上面側(センターシール部1
8が臨む面)からエンドシール部16,16に至る部位
(耳部17,17におけるエンドシール部16,16を挟
んで位置する該エンドシール部16,16から物品収容
部15に至る一方の部位)を、物品収容部15の左右の
側部に沿うよう折り畳んだ状態で該物品収容部15を挟
持するようになっている(図7(a),(b)参照)。
【0027】前記一対の挟持部材43,43は、前記各
取付部材41の水平部41bに対してホルダ42を夫々
左右方向に移動調節することで、前記ピロー包装体11
における物品収容部15の長さ寸法に応じて、その間隔
寸法を調節し得るよう構成される。またピロー包装体1
1の高さ寸法の変更に対しては、挟持部材43,43を
長さの異なる別のものと交換することで対処し得る。な
お、昇降機構44による挟持部材43の昇降量を調節可
能な構成とすることで、挟持部材43,43を交換する
ことなくピロー包装体11の高さ寸法の変更に対処する
ことが可能である。
【0028】(折り曲げ装置について)前記両移動フレー
ム23,24には、前記移送装置Bの載置部材31,31
および支持部材36で保持されたピロー包装体11の両
耳部17,17を物品収容部15の左右の側部に沿って
折り曲げる折り曲げ装置Dが配設されている。この折り
曲げ装置Dは、載置部材31および支持部材36の垂直
下降経路を挟む左右両側に配設された一対の折り曲げ機
構56,57で構成される。なお、左右の折り曲げ機構
56,57の構成は同一であるので、図1において右側
に位置する第2折り曲げ機構57の構成についてのみ説
明し、左側に位置する第1折り曲げ機構56の同一部材
には同じ符号を付して示すものとする。
【0029】図2に示す如く、前記第2移動フレーム2
4(第1折り曲げ機構56については第1移動フレーム
23)の外側(下降中心ラインCLから離間する側)に配
設された支持板58に、前後方向に延在する筒体59が
配設され、該筒体59の前端にプレート60が配設固定
されている。このプレート60には、図5に示す如く、
上下一対のガイド体61,61が配設され、各ガイド体
61に水平なガイドロッド62が夫々摺動自在に挿通し
てある。両ガイドロッド62,62の下降中心ラインC
Lを指向する内端部間に内連結具63が配設されると共
に、該内連結具63にL字形状に形成されたホルダ64
が配設される。このホルダ64には、図1に示す如く、
上下方向に離間して3つの折り曲げ部材65,66,67
が夫々左右方向に移動自在に配設され、各折り曲げ部材
65,66,67は、常には複数の圧縮バネ(弾性手段)6
8によって下降中心ラインCLに近接する方向に付勢さ
れている。この上、中、下の3つの折り曲げ部材65,
66,67は、前記移送装置Bによる載置部材31の第
2、第3、第4位の停止位置と対応する関係で配置され
る。すなわち実施例では、左右一対の折り曲げ部材6
5,65,66,66,67,67からなる折り曲げ部材対
が、載置部材31の移動方向(両挟持部材43,43で挟
持されたピロー包装体11の移動方向)に沿って3対配
設される。
【0030】前記筒体59に作動軸69が回動自在に枢
支され、該作動軸69の前端に前連結バー70の一端が
連結されて一体的に揺動可能に構成されている。また、
前連結バー70の他端に一端を枢支したロッド71の他
端が、前記両ガイドロッド62,62の外端部間に配設
された外連結具72に枢支されており、前連結バー70
の揺動に伴って、前記3つの折り曲げ部材65,66,6
7が下降中心ラインCLに対して近接・離間移動するよ
う構成される。前記作動軸69の後端に、後連結バー7
3の一端が連結されて一体的に揺動可能に構成されると
共に、該後連結バー73は、図示しない空気圧シリンダ
により揺動付勢されるようになっている。すなわち、左
右の折り曲げ機構56,57における一対の後連結バー
73,73を空気圧シリンダにより揺動することで、3
組の折り曲げ部材65,65,66,66,67,67が相
互に近接・離間移動し、その近接時にピロー包装体11
の耳部17,17を物品収容部15の左右の側部に押圧
して折り曲げる(折り癖を付ける)よう構成してある。な
お、3組の折り曲げ部材65,65,66,66,67,6
7は、前記移送装置Bの間欠駆動時(載置部材31の移
動時)には離間し、間欠停止時に近接するよう設定され
る。
【0031】前記下降中心ラインCLを挟んで対向する
両上折り曲げ部材65,65の上面は、図1に示す如
く、前記最上位の停止位置に臨む載置部材31,31に
載置されたピロー包装体11の耳部17,17より下方
(両挟持部材43,43とは反対側)に臨むよう位置決め
されている。また両上折り曲げ部材65,65の離間時
の対向間隔(ピロー包装体11における両耳部17,17
の離間方向の間隔)は、前記ピロー包装体11における
物品収容部15の通過を許容し、かつ該物品収容部15
が一対の挟持部材43,43で挟持された状態でこの間
に進入(移送)された際に、物品収容部15から左右の側
方に延出する耳部17,17が両上折り曲げ部材65,6
5で上方に接触案内され得る値に設定される(図7(c)
参照)。なお、中および下折り曲げ部材66,66,67,
67の離間時の対向間隔も、上折り曲げ部材65,65
の離間時の対向間隔と同一に設定される。また前記両移
動フレーム23,24を近接・離間移動調節させること
で、前記3組の折り曲げ部材65,65,66,66,6
7,67の対向する間隔は、ピロー包装体11における
物品収容部15の長さ寸法に応じて前述のように設定さ
れる。なお、折り曲げ部材の間隔調節の際には、前記左
右で対をなす載置部材31,31の間隔調節も同時に行
なわれる。更に、各折り曲げ部材65,66,67の幅寸
法は、ピロー包装体11の幅寸法と、好ましくは、同等
以上となるよう設定される。なお、ピロー包装体11の
大きさ等、条件によって、耳部17の折り曲げ時に支障
がなければ、折り曲げ部材65,66,67の幅寸法は、
ピロー包装体11の幅寸法より小さくすることが可能で
ある。
【0032】前記上折り曲げ部材65および中折り曲げ
部材66には、加熱手段としてのヒータ74が夫々埋設
され、折り曲げられた耳部17を加熱して包材を軟化す
ることで、該耳部17の確実な折り曲げを行ない得るよ
う構成される。なお、下折り曲げ部材67にはヒータは
埋設されておらず、上および中の折り曲げ部材65,6
6で加熱された耳部17を冷却して、折り曲げられた耳
部17が元の状態に戻るのを抑制するべく機能する。
【0033】前記第2折り曲げ機構57のプレート60
には、図1および図2に示す如く、前記供給コンベア1
0の搬送面上方に臨むストッパ12が配設され、該スト
ッパ12は、供給コンベア10により搬送されるピロー
包装体11における物品収容部15の右端(搬送方向前
端)が当接して、該ピロー包装体11の停止位置決めを
行なうべく機能する。このストッパ12は、前記第2移
動フレーム24と一体的に移動調節されて、ピロー包装
体11の長さ方向の中央が、前記下降中心ラインCLと
前後に整列する位置に該包装体11を停止させるよう構
成される。なお、ストッパ12は、ピロー包装体11の
高さ寸法の変更に応じて位置調節可能に構成されてい
る。
【0034】(排出コンベアについて)前記供給コンベア
10の下方には、前記移送装置Bから排出される耳部折
り曲げ状態のピロー包装体11を後工程に搬送する排出
コンベア75が、該供給コンベア10と平行に配置され
ている。この排出コンベア75は、前述したように、移
送装置Bにおける最下位の停止位置に臨む載置部材3
1,31からのピロー包装体11の移載が可能な位置に
配置される。また移送装置Bの下方には、前記3本の無
端チェン30,30,35の間を前後方向に揺動可能な2
本のフォーク状の排出プッシャ76が配設され(図1参
照)、該プッシャ76が最下位の停止位置に臨む左右の
載置部材31,31の間を後方から前方に揺動する際
に、該載置部材31,31に載置されているピロー包装
体11を排出コンベア75に向てけ押送して排出するよ
う構成されている。なお、排出プッシャ76は、前記駆
動モータ51に図示しない連繋手段を介して連繋され、
該駆動モータ51により往復動される。
【0035】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るピロー包
装体の耳部整形装置の作用につき説明する。横型ピロー
包装機から送り出されたピロー包装体11は、前記供給
コンベア10の搬送方向の上下流側に両耳部17,17
を臨ませると共に、センターシール部18が上面側に臨
む姿勢で該コンベア10上に移載されて搬送される。供
給コンベア10により搬送されるピロー包装体11は、
図2に示す如く、前記ストッパ12に物品収容部15の
搬送方向前端が当接することにより停止されると共に、
前記検知センサ13により検出される。
【0036】前記ピロー包装体11が検知センサ13で
検出されると、前記駆動モータ51により供給プッシャ
14が作動され、供給コンベア10上に停止されたピロ
ー包装体11は、停止状態にある前記移送装置Bの垂直
下降経路における最上位の停止位置に臨む載置部材3
1,31上に移送される。このとき、前記無端チェン3
5に配設されている最上位の支持部材36は、上方前側
の従動スプロケット33による無端チェン35の転向部
に位置しているから、載置部材31,31と支持部材3
6との先端部間隔は広がった状態となっており、ピロー
包装体11は両者31,36の間に容易に移送される(図
4参照)。
【0037】前記供給プッシャ14がピロー包装体11
の移送を開始した後、前記載置部材31,31に移送さ
れるピロー包装体11に対し、開放位置の両挟持部材4
3,43の前記昇降機構44による下降が開始され、該
挟持部材43,43は少し下降した位置で一旦停止す
る。この停止より少し前に、前記開閉機構45が作動し
て前記ガイドレール53が平行移動することで両挟持部
材43,43は互いに近接を開始し(図7(a))、その後
挟持位置まで近接して停止する。このとき、図7(b)に
示すように、両挟持部材43,43は略平行となり、そ
の下端縁が、前記ピロー包装体11における物品収容部
15の左右の側部において、物品収容部高さの約1/2
の所に位置した状態で、該物品収容部15を挟持する。
すなわち、挟持状態における両挟持部材43,43の下
端縁は、耳部17,17が折り曲げられる際の折れ曲が
り位置となる部分を支持する。なお、両挟持部材43,
43が物品収容部15に対して完全な挟持状態となる前
(挟持動作完了前)には、前記供給プッシャ14による前
記載置部材31,31上へのピロー包装体11の移送は
完了している。
【0038】すなわち、両挟持部材43,43は少し下
降した後、両耳部17,17の離間方向で、互いに近接
して物品収容部15を挟持することで、前記載置部材3
1,31上に移送されたピロー包装体11において、前
記耳部17,17における物品収容部15の上面側から
エンドシール部16,16に至る略上半分(図7(a)にお
ける耳部17のエンドシール部16より上方部分)が該
物品収容部15の左右の側部に向けて折り畳まれる。従
って、後述するように、耳部17,17の残余の部分が
上方に折り曲げられた際には、この折り畳まれた部分と
耳部17のエンドシール部16とが物品収容部15の左
右の側部に沿うように美麗に折り曲げられて、その仕上
がりが良好なものとなる。
【0039】前記両挟持部材43,43の挟持動作が完
了すると、前記昇降機構44が再び作動して、ピロー包
装体11の物品収容部15を挟持したまま両挟持部材4
3,43が下降を再開する。この両挟持部材43,43の
下降再開と同期して、3組の無端チェン30,30,35
が前記インデックス機構39により走行されて、前記載
置部材31,31および支持部材36も下降を開始す
る。載置部材31,31と支持部材36とで上下から保
持されたピロー包装体11は、該部材31,36が最上
位から第2位の停止位置へ下降する過程で、前記一対の
上折り曲げ部材65,65の間に進入(移送)される。こ
のとき、両上折り曲げ部材65,65は相互に離間して
いて、その間隔はピロー包装体11の物品収容部15の
長さ寸法より僅かに広く、かつ物品収容部15から左右
の側方に延出する耳部17,17に当接する値に設定さ
れている。従って、一対の挟持部材43,43で物品収
容部15が挟持されたピロー包装体11が、物品収容部
15の下面側(耳部17,17を挟んで挟持部材43,4
3とは反対側,センターシール部18が臨む面と対向す
る面)から上折り曲げ部材65,65の間に進入すると、
図7(c)に示す如く、両耳部17,17の下面は対応す
る上折り曲げ部材65,65の上面に当接して上方に向
けて折り曲げられる。
【0040】前記両挟持部材43,43と前記載置部材
31,31および支持部材36は略同速度で下降され、
両上折り曲げ部材65,65間にピロー包装体11が進
入されて両耳部17,17が上方に向けて折り曲げられ
る前後のタイミングにおいては、両挟持部材43,43
の下端縁の物品収容部15に対する位置は略一定に保持
されている。従って、物品収容部15から延出する耳部
17,17は、その折れ曲がり位置(物品収容部高さの約
1/2の位置)が一定した状態で上方へ折り曲げられ、
美麗な折り曲げが達成される。
【0041】その後、両挟持部材43,43はその最下
降位置に至ると閉成位置に保持されたまま上昇に転じる
が、前記載置部材31,31および支持部材36は下降
を継続し、最上位の停止位置からその部材配設間隔だけ
下降して停止する。このとき、前記支持部材36により
ピロー包装体11の上面が規制されていると共に、前記
両挟持部材43,43の挟持位置の間隔は、ピロー包装
体11における物品収容部15の長さ寸法と略同一に設
定されているので、ピロー包装体11が上方へ逃げる
(位置ズレする)ことはない。
【0042】前記載置部材31,31および支持部材3
6が間欠停止した後、前記左右の折り曲げ機構56,5
7が作動し、前記両上折り曲げ部材65,65が相互に
近接して、ピロー包装体11の折り曲げられた両耳部1
7,17を物品収容部15の左右の側部に押圧して密着
させる。なお、このとき前記両挟持部材43,43は両
上折り曲げ部材65,65より上方に退避している。両
上折り曲げ部材65,65は前記ホルダ64,64に対し
てスライド可能に支持されると共に、複数の圧縮バネ6
8で互いに近接する向きに付勢されているので、両上折
り曲げ部材65,65が最近接した際に、両上折り曲げ
部材65,65が圧縮バネ68,68の弾力に抗して逃げ
ることで、ピロー包装体11の内容物をつぶすことはな
い。また、圧縮バネ68の圧縮反力で上方に折り曲げら
れた耳部17,17は、前記物品収容部15の左右の側
部に充分に密着される。更に、両上折り曲げ部材65,
65にはヒータ74が夫々埋設されているから、該部材
65,65に当接する耳部17,17は加熱され、耳部1
7,17の折り曲げに際して包材が軟化して折り癖が付
与され易すく、良好な折り曲げが行われる。
【0043】この時点で、前記供給コンベア10上で次
のピロー包装体11が検知センサ13で検出されると、
上述の動作を繰り返す。従って、前記載置部材31,3
1および支持部材36は、無端チェン30,30,35に
対する部材配設間隔だけ下降された後停止し、第2位の
停止位置に臨むピロー包装体11は、前記載置部材3
1,31および支持部材36に上下から保持された状態
で、垂直下降経路における第3位の停止位置へ移送され
る。この第3位の停止位置に対応して配設された前述し
た上折り曲げ部材65,65と同一構成の中折り曲げ部
材66,66は、載置部材31,31および支持部材36
が移動する前に離間し、両部材31,36が停止した後
近接する。そして、中折り曲げ部材66,66により、
第3位の停止位置で停止しているピロー包装体11の両
耳部17,17は、その物品収容部15の左右の側部に
再度密着されると共に加熱される。
【0044】更に、前記供給コンベア10上で次のピロ
ー包装体11が検知センサ13で検出されると、上述の
動作が繰り返され、第3位の停止位置に臨むピロー包装
体11は、前記載置部材31,31および支持部材36
の間欠移動に伴って、該両部材31,36で保持された
状態で第4位の停止位置へ移送される。この第4位の停
止位置に対応して配設された前述した上折り曲げ部材6
5,65と同一構成の下折り曲げ部材67,67は、載置
部材31,31および支持部材36が移動する前に離間
し、両部材31,36が停止した後近接する。そして、
下折り曲げ部材67,67により、第4位の停止位置で
停止しているピロー包装体11の両耳部17,17は、
その物品収容部15の左右の側部に再度密着される。す
なわち、前記耳部17,17を複数回に亘って物品収容
部15に押圧することで、該耳部17,17には確実に
折り癖が付与される。また、下折り曲げ部材67,67
にはヒータは設けられていないから、前工程で加熱され
た耳部17,17が冷却され、該耳部17,17に付与さ
れた折り癖は保持される。
【0045】更にまた、前記供給コンベア10上で次の
ピロー包装体11が検知センサ13で検出されると、上
述の動作が繰り返され、第4位の停止位置に臨むピロー
包装体11は、前記載置部材31,31および支持部材
36の間欠移動に伴って、該両部材31,36で保持さ
れた状態で最下位の停止位置へ移送される。両部材3
1,36が停止した後、前記排出プッシャ76が作動さ
れて後方から前方への揺動を開始し、両耳部17,17
が物品収容部15の左右の側部に沿って折り曲げられた
状態のピロー包装体11は、前記排出コンベア75上に
排出される。
【0046】(変更例について)本願発明は、前述した実
施例の構成に限定されるものでなく、以下に示す各種の
変更が可能である。 1.実施例とは反対に、載置部材および挟持部材を上昇
させて耳部を折り曲げるようにしてもよい。この場合、
挟持部材にて物品収容部の下半分を挟持した状態でピロ
ー包装体を上昇させて折り曲げ部材間に移送させる。な
おこの構成では、載置部材で下方よりピロー包装体を持
上げる態様となるので、該包装体の上側を支持するため
の支持部材を省略することができる。 2.実施例では、載置部材および支持部材は無端チェン
に配設されて、その垂直下降経路に複数段の停止位置を
設けるようにしたが、両部材を空気圧シリンダ等、その
他のリニアアクチュエータに配設し、2つの停止位置の
間を往復動するようにしてもよい。また、挟持部材もリ
ニアアクチュエータで昇降動するようにすれば、載置部
材(保持部材)と挟持部材とを略同速度で移動させること
は容易である。なお、リニアアクチュエータを駆動源と
する場合も、ピロー包装体の移動方向は下降に限らず上
昇であってもよい。 3.前記折り曲げ部材対の数は3対に限らず、各種条件
(例えば、装置能力、包材特性等)により2対以下または
4対以上の適宜数に決定すればよい。 4.実施例では、一対の折り曲げ部材は近接・離間移動
するよう構成されていたが、例えば、包材の滑り特性等
によっては、このような機構を省略することが可能であ
る。一例として、適宜の固定部材に対し、実施例の構造
と同様に、折り曲げ部材をスライド可能に支持し、互い
に近接する方向にバネで付勢し、ピロー包装体および挟
持部材が両折り曲げ部材の間に移送された際に、折り曲
げ部材がバネの弾力に抗して退避する等の構成が採用さ
れる。 5.実施例では、両挟持部材は、近接(挟持)した状態で
上昇してピロー包装体から離間するが、挟持部材が上昇
する際に、両挟持部材を離間してピロー包装体から離す
ようにしてもよい。 6.前記折り曲げ部材をボックスモーション運動させる
ようにしてもよく、この場合は、ピロー包装体の下降ま
た上昇と同期して、折り曲げ部材を近接状態で下降また
は上昇させ、離間状態で復帰運動させる。また折り曲げ
部材を、回転ベルトで構成するようにしてもよく、この
場合は、ピロー包装体に対向する垂直移動経路におい
て、該包装体の下降または上昇と同期して、ベルトを下
降または上昇回転させる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
係るピロー包装体の耳部整形装置によれば、一対の挟持
部材は、ピロー包装体の両耳部離間方向で物品収容部を
挟持する。従って、折り曲げ部材に対するピロー包装体
の位置が正確に定まり、両折り曲げ部材間にピロー包装
体を進入させる際に、その物品収容部が折り曲げ部材に
当たって位置ズレすることもなく、耳部に対する良好な
折り曲げが可能である。また、挟持部材により耳部にお
けるエンドシール部を挟んで位置する該エンドシール部
から物品収容部に至る一方の部位を物品収容部の側部に
折り畳むので、耳部は折り畳まれた部分に沿うように美
麗に折り曲げられて、その仕上がりが良好なものとな
る。更に、物品収容部が挟持部材で挟持された状態で耳
部が折り曲げられるため、耳部の折れ曲がり位置が一定
して良好な折り曲げが行なわれる。しかも、折り曲げ部
材に埋設した加熱手段によりピロー包装体の包材を軟化
して折り癖を付与し易くすることができ、良好な折り曲
げが達成される。
【0048】請求項2に係る発明では、ピロー包装体が
進入してから両折り曲げ部材を近接して耳部を物品収容
部に押圧するので、該包装体が両折り曲げ部材間を移送
される際に、該部材と強く擦れて包装体(包材)の表面に
キズが付くのを防止し得る。また請求項3に係る発明で
は、挟持部材と同一向きに略同速度で移動する保持部材
でピロー包装体を保持するよう構成したから、保持部材
によりピロー包装体を挟持部材と共に安定した状態で移
送可能となる。しかも、物品収容部に対する挟持部材の
端縁の位置は略一定となるため、耳部はその折れ曲がり
位置が一定した状態で折り曲げられ、高速での折り曲げ
処理ができ、美麗な折り曲げが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る耳部整形装置を示
す概略正面図である。
【図2】実施例に係る耳部整形装置を一部横断して示す
概略平面図である。
【図3】実施例に係る耳部整形装置を一部縦断して示す
概略背面図である。
【図4】実施例に係る耳部整形装置の移送装置を示す縦
断側面図である。
【図5】実施例に係る耳部整形装置を一部縦断して示す
概略側面図である。
【図6】実施例に係る耳部整形装置で折り曲げがなされ
るピロー包装体の概略斜視図である。
【図7】実施例に係る耳部整形装置でピロー包装体の耳
部を折り曲げる工程を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ピロー包装体 15 物品収容部 16 エンドシール部 17 耳部 30 無端チェン(無端索体) 31 載置部材(保持部材) 35 無端チェン(無端索体) 36 支持部材(保持部材) 43 挟持部材 65 上折り曲げ部材 66 中折り曲げ部材 67 下折り曲げ部材 74 ヒータ(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 宜暉 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 Fターム(参考) 3E056 CA01 DA05 EA07 FG08 GA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピロー包装体(11)における物品収容部(1
    5)を挟む両側に形成された両耳部(17,17)を、物品収容
    部(15)の側部に沿うよう折り曲げて整形する耳部整形装
    置であって、前記両耳部(17,17)の離間方向に対向して
    相互に近接・離間自在に配設され、前記耳部(17,17)に
    おけるエンドシール部(16,16)を挟んで位置する該エン
    ドシール部(16,16)から物品収容部(15)に至る一方の部
    位を、物品収容部(15)の側部に沿うよう折り畳んだ状態
    で該物品収容部(15)を挟持する一対の挟持部材(43,43)
    と、前記両挟持部材(43,43)で挟持されるピロー包装体
    (11)の耳部(17,17)を挟んで挟持部材(43,43)とは反対側
    に配置されて、該ピロー包装体(11)の両耳部(17,17)の
    離間方向に前記物品収容部(15)の通過を許容するように
    対向し、両挟持部材(43,43)で挟持されたピロー包装体
    (11)を進入することにより両耳部(17,17)を、物品収容
    部(15)の挟持部材(43,43)で挟持している側に折り曲げ
    る一対の折り曲げ部材(65,65)と、前記両折り曲げ部材
    (65,65)に配設された加熱手段(74)とからなり、前記両
    挟持部材(43,43)は、ピロー包装体(11)の折り曲げられ
    た両耳部(17,17)が両折り曲げ部材(65,65)の間に進入す
    るまで物品収容部(15)を挟持するよう構成されているこ
    とを特徴とするピロー包装体の耳部整形装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の折り曲げ部材(65,65)は相互に
    近接・離間自在に構成され、前記両挟持部材(43,43)で
    挟持されたピロー包装体(11)が両折り曲げ部材(65,65)
    の間に進入した後に相互に近接して、折り曲げられた両
    耳部(17,17)を押圧するよう構成される請求項1記載の
    ピロー包装体の耳部整形装置。
  3. 【請求項3】 前記ピロー包装体(11)を保持する保持部
    材(31,36)を備え、該保持部材(31,36)は前記挟持部材(4
    3,43)と同一向きに略同速度で移動するよう構成される
    請求項1または2記載のピロー包装体の耳部整形装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材(31,36)は、循環走行される
    無端状索体(30,35)に等間隔で複数設けられ、該無端状
    索体(30,35)の直線的に下降する領域で、前記保持部材
    (31,36)と前記挟持部材(43,43)とが同一向きに移動する
    よう構成される請求項3記載のピロー包装体の耳部整形
    装置。
  5. 【請求項5】 前記無端状索体(30,35)は間欠的に走行さ
    れ、その停止時には、該無端状索体(30,35)の直線的に
    下降する領域に複数の保持部材(31,36)が存在するよう
    構成される請求項4記載のピロー包装体の耳部整形装
    置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材(31,36)は、下降されるピロ
    ー包装体(11)の上側および下側を支持するよう配設され
    る請求項3〜5の何れかに記載のピロー包装体の耳部整
    形装置。
  7. 【請求項7】 前記ピロー包装体(11)を挟む上側の保持
    部材(36)と下側の保持部材(31)との間隔は、ピロー包装
    体(11)の高さ寸法に応じて調節可能に構成される請求項
    6記載のピロー包装体の耳部整形装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の折り曲げ部材(65,65,66,66,6
    7,67)からなる折り曲げ部材対が、前記両挟持部材(43,4
    3)で挟持されたピロー包装体(11)の移動方向に沿って複
    数設けられ、その移動下流側の折り曲げ部材対は、折り
    曲げられた耳部(17,17)の折り癖を保持するべく機能す
    る請求項1〜7の何れかに記載のピロー包装体の耳部整
    形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010111411A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Fuso Sangyo Kk 包装装置
JP2013112353A (ja) * 2011-11-26 2013-06-10 Omori Mach Co Ltd ピロー包装体及び包装フィルム用折り線形成装置
JP2016175656A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 日清食品ホールディングス株式会社 ピロー包装のエンドシール部の折癖定着装置。

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