JP2000280923A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JP2000280923A JP2000280923A JP9501199A JP9501199A JP2000280923A JP 2000280923 A JP2000280923 A JP 2000280923A JP 9501199 A JP9501199 A JP 9501199A JP 9501199 A JP9501199 A JP 9501199A JP 2000280923 A JP2000280923 A JP 2000280923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- electric motor
- rack shaft
- electric power
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動パワーステアリング装置において、簡単
な構造により、過大な力を作用させるトルクの伝達を防
止すること。 【解決手段】 電動パワーステアリング装置は、操舵力
に応じて移動自在なラック軸5と、ボールナット31を
有するボールねじ機構30と、電動モータ6の出力軸2
0に取り付けられた第1歯車21と、第1歯車21と噛
み合う第2歯車22とを備えており、第2歯車22はボ
ールナット31の外周にトルクリミッタ36を介して取
り付けられている。
な構造により、過大な力を作用させるトルクの伝達を防
止すること。 【解決手段】 電動パワーステアリング装置は、操舵力
に応じて移動自在なラック軸5と、ボールナット31を
有するボールねじ機構30と、電動モータ6の出力軸2
0に取り付けられた第1歯車21と、第1歯車21と噛
み合う第2歯車22とを備えており、第2歯車22はボ
ールナット31の外周にトルクリミッタ36を介して取
り付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、車両の操舵力
を軽減するための操舵補助力を発生する電動パワーステ
アリング装置に関し、さらに詳細には、電動パワーステ
アリング装置に備えられた電動モータの出力軸からのト
ルク伝達構造に関する。
を軽減するための操舵補助力を発生する電動パワーステ
アリング装置に関し、さらに詳細には、電動パワーステ
アリング装置に備えられた電動モータの出力軸からのト
ルク伝達構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングホイールによる操舵
力を軽減するための電動パワーステアリング装置とし
て、例えば特開平8−207796号公報に記載された
ものがある。この公報に記載された電動パワーステアリ
ング装置は、電動モータの出力軸に取り付けられた小傘
歯車と、タイロッドが連結されたラック軸と外周に形成
された螺旋状のねじ溝とボールナットの内周に形成され
た螺旋状のねじ溝とにより形成される螺旋状の環状空間
内に充填された多数のボールを有するボールねじ機構
と、該小傘歯車と噛み合うとともにボールナットに取り
付けられた大傘歯車とを備えている。そして、電動モー
タの出力軸の回転により、両傘歯車を介してボールナッ
トが回転駆動されて、ボールねじ機構によりラック軸が
軸方向に移動され、電動モータによる操舵補助力が付与
されるものである。
力を軽減するための電動パワーステアリング装置とし
て、例えば特開平8−207796号公報に記載された
ものがある。この公報に記載された電動パワーステアリ
ング装置は、電動モータの出力軸に取り付けられた小傘
歯車と、タイロッドが連結されたラック軸と外周に形成
された螺旋状のねじ溝とボールナットの内周に形成され
た螺旋状のねじ溝とにより形成される螺旋状の環状空間
内に充填された多数のボールを有するボールねじ機構
と、該小傘歯車と噛み合うとともにボールナットに取り
付けられた大傘歯車とを備えている。そして、電動モー
タの出力軸の回転により、両傘歯車を介してボールナッ
トが回転駆動されて、ボールねじ機構によりラック軸が
軸方向に移動され、電動モータによる操舵補助力が付与
されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
電動パワーステアリング装置では、ラック軸がストロー
クエンド付近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げ等の
原因により、ラック軸が高速でラック軸ストッパに突き
当たったとき、ラック軸の移動は直ちに停止するにも拘
わらず、電動モータのロータはその慣性により回転し続
ける。そのため、ロータのその慣性回転によるトルクが
過大トルクとなって、小傘歯車および大傘歯車からなる
1次減速機構を介してボールねじ機構からなる2次減速
機構に伝達されて、ボールねじ機構の構成要素であるラ
ック軸のねじ溝、ボールナットのねじ溝およびボールに
過大な力となって作用する。そこで、ボールねじ機構
は、その過大な力に耐えられるように部材の強度を高め
る等の対策を講じる必要が生じて、コスト高となった
り、重量の増加を招いたりしていた。
電動パワーステアリング装置では、ラック軸がストロー
クエンド付近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げ等の
原因により、ラック軸が高速でラック軸ストッパに突き
当たったとき、ラック軸の移動は直ちに停止するにも拘
わらず、電動モータのロータはその慣性により回転し続
ける。そのため、ロータのその慣性回転によるトルクが
過大トルクとなって、小傘歯車および大傘歯車からなる
1次減速機構を介してボールねじ機構からなる2次減速
機構に伝達されて、ボールねじ機構の構成要素であるラ
ック軸のねじ溝、ボールナットのねじ溝およびボールに
過大な力となって作用する。そこで、ボールねじ機構
は、その過大な力に耐えられるように部材の強度を高め
る等の対策を講じる必要が生じて、コスト高となった
り、重量の増加を招いたりしていた。
【0004】本出願発明は、このような事情に鑑みてな
されたものであって、電動パワーステアリング装置にお
いて、簡単な構造により、部材に過大な力を作用させる
トルクの伝達を防止することを課題とする。
されたものであって、電動パワーステアリング装置にお
いて、簡単な構造により、部材に過大な力を作用させる
トルクの伝達を防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、入力された操舵力に応じて車両の転
舵輪を転舵すべく軸方向に移動自在なラック軸と、回転
部材を有するとともに該回転部材の回転を前記ラック軸
の軸方向の移動に変換する変換機構と、操舵力を補助す
る補助力を発生する電動モータと、該電動モータの出力
軸に取り付けられた第1歯車と、該第1歯車との噛み合
いにより回転駆動される第2歯車とを備えた電動パワー
ステアリング装置において、前記第2歯車は前記回転部
材の外周にトルクリミッタを介して取り付けられている
電動パワーステアリング装置である。
項1記載の発明は、入力された操舵力に応じて車両の転
舵輪を転舵すべく軸方向に移動自在なラック軸と、回転
部材を有するとともに該回転部材の回転を前記ラック軸
の軸方向の移動に変換する変換機構と、操舵力を補助す
る補助力を発生する電動モータと、該電動モータの出力
軸に取り付けられた第1歯車と、該第1歯車との噛み合
いにより回転駆動される第2歯車とを備えた電動パワー
ステアリング装置において、前記第2歯車は前記回転部
材の外周にトルクリミッタを介して取り付けられている
電動パワーステアリング装置である。
【0006】このような請求項1記載の発明によれば、
電動モータの回転が伝達される第2歯車のボス部の内周
と回転部材の外周との間にトルクリミッタを介在させる
という簡単な構造により、過大トルクが回転部材に伝達
されるのを防止でき、変換機構に過大な力が作用するの
を防止できる。そのため、過大トルクが伝達された時に
発生する過大な力にも耐え得るような高い強度を有する
変換機構を設計する必要がなくなり、コスト低減や重量
の軽減を図ることができる。
電動モータの回転が伝達される第2歯車のボス部の内周
と回転部材の外周との間にトルクリミッタを介在させる
という簡単な構造により、過大トルクが回転部材に伝達
されるのを防止でき、変換機構に過大な力が作用するの
を防止できる。そのため、過大トルクが伝達された時に
発生する過大な力にも耐え得るような高い強度を有する
変換機構を設計する必要がなくなり、コスト低減や重量
の軽減を図ることができる。
【0007】さらに、請求項2記載の発明のように、請
求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前
記トルクリミッタは円環状の弾性部材であることによ
り、トルクリミッタ自体の構造が簡単であり、しかも第
2歯車と回転部材との間に簡単に装着できる。
求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前
記トルクリミッタは円環状の弾性部材であることによ
り、トルクリミッタ自体の構造が簡単であり、しかも第
2歯車と回転部材との間に簡単に装着できる。
【0008】さらに、請求項3記載の発明のように、請
求項2記載の電動パワーステアリング装置において、前
記弾性部材はゴム部材であることにより、トルクリミッ
タの形成が簡単で、さらに滑りが発生するトルクの大き
さを決定するゴム部材の、第2歯車または回転部材に作
用する弾性力の設定、換言すれば滑り荷重の設定が容易
である。
求項2記載の電動パワーステアリング装置において、前
記弾性部材はゴム部材であることにより、トルクリミッ
タの形成が簡単で、さらに滑りが発生するトルクの大き
さを決定するゴム部材の、第2歯車または回転部材に作
用する弾性力の設定、換言すれば滑り荷重の設定が容易
である。
【0009】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項3記載の電動パワーステアリング装置において、前
記ゴム部材は前記第2歯車のボス部内周に焼き付けられ
ていることにより、トルクリミッタを簡単な手段により
強固にボス部に固定できる。
求項3記載の電動パワーステアリング装置において、前
記ゴム部材は前記第2歯車のボス部内周に焼き付けられ
ていることにより、トルクリミッタを簡単な手段により
強固にボス部に固定できる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本出願発明の一実施形態を図
1および図2を参照して説明する。図1は、本出願発明
の実施形態である電動パワーステアリング装置の概略全
体図であり、図2は、その要部拡大図である。
1および図2を参照して説明する。図1は、本出願発明
の実施形態である電動パワーステアリング装置の概略全
体図であり、図2は、その要部拡大図である。
【0011】電動パワーステアリング装置1は、車両の
左右方向に延びる略円筒状のハウジング2を備えてお
り、該ハウジング2内にラック軸5が軸方向に移動自在
に収容されている。ハウジング2は、ハウジング本体3
とハウジング本体3の一端部である拡開した開口端部に
装着された歯車収容ハウジング4とから構成されてい
る。そして、この歯車収容ハウジング4は、電動モータ
6の取付部4aと、ラック軸5が軸方向に移動自在に挿
通する挿通部4bとを有している。また、ラック軸5の
両端部は、それぞれボールジョイントを介してタイロッ
ド7,7に連結されていて、ラック軸5の移動によりタ
イロッド7,7が動かされ、さらに転舵機構を介して、
車両の転舵輪が転舵される。
左右方向に延びる略円筒状のハウジング2を備えてお
り、該ハウジング2内にラック軸5が軸方向に移動自在
に収容されている。ハウジング2は、ハウジング本体3
とハウジング本体3の一端部である拡開した開口端部に
装着された歯車収容ハウジング4とから構成されてい
る。そして、この歯車収容ハウジング4は、電動モータ
6の取付部4aと、ラック軸5が軸方向に移動自在に挿
通する挿通部4bとを有している。また、ラック軸5の
両端部は、それぞれボールジョイントを介してタイロッ
ド7,7に連結されていて、ラック軸5の移動によりタ
イロッド7,7が動かされ、さらに転舵機構を介して、
車両の転舵輪が転舵される。
【0012】一方のボールジョイントは、一端部がハウ
ジング本体3の端部に嵌着され、他端部がタイロッド7
に嵌着された防塵用の第1ブーツ8により覆われてい
る。そして、他方のボールジョイントは、一端部が歯車
収容ハウジング4の挿通部4bに嵌着され、他端部がタ
イロッド7に嵌着された防塵用の第2ブーツ9により覆
われている。
ジング本体3の端部に嵌着され、他端部がタイロッド7
に嵌着された防塵用の第1ブーツ8により覆われてい
る。そして、他方のボールジョイントは、一端部が歯車
収容ハウジング4の挿通部4bに嵌着され、他端部がタ
イロッド7に嵌着された防塵用の第2ブーツ9により覆
われている。
【0013】ハウジング本体3の端部近傍であって第1
ブーツ8の嵌着部分より中央寄りには、ステアリングギ
ヤボックス3aが、ハウジング本体3から傾斜して延び
て配置されている。すなわち、ラック軸5の軸線を含み
かつ後述する入力軸10の軸線と平行な平面上で、ステ
アリングギヤボックス3aの中心線(この実施形態で
は、この中心線と入力軸10の軸線とは一致している)
と平行な第1直線とラック軸5の軸線との交点から、ラ
ック軸5の軸線の一部であってラック軸5の中央位置の
向きに延びる半直線と、該交点から前記第1直線の一部
であって入力軸10がある向きに延びる半直線とがなす
角度が鈍角となるように傾斜している。この鈍角の大き
さは必要に応じて適宜設定されるものである。
ブーツ8の嵌着部分より中央寄りには、ステアリングギ
ヤボックス3aが、ハウジング本体3から傾斜して延び
て配置されている。すなわち、ラック軸5の軸線を含み
かつ後述する入力軸10の軸線と平行な平面上で、ステ
アリングギヤボックス3aの中心線(この実施形態で
は、この中心線と入力軸10の軸線とは一致している)
と平行な第1直線とラック軸5の軸線との交点から、ラ
ック軸5の軸線の一部であってラック軸5の中央位置の
向きに延びる半直線と、該交点から前記第1直線の一部
であって入力軸10がある向きに延びる半直線とがなす
角度が鈍角となるように傾斜している。この鈍角の大き
さは必要に応じて適宜設定されるものである。
【0014】ステアリングギヤボックス3aには、ステ
アリングホイールが一体的に取り付けられたステアリン
グ軸にジョイントを介して連結されている入力軸10
が、軸受を介して回動自在に支持されている。ステアリ
ングギヤボックス3a内では、出力軸が軸受を介して該
ギヤボックス3aに回動自在に支持されており、さらに
入力軸10が、トーションバーを介して、相対的に捩り
可能に出力軸と連結されている。
アリングホイールが一体的に取り付けられたステアリン
グ軸にジョイントを介して連結されている入力軸10
が、軸受を介して回動自在に支持されている。ステアリ
ングギヤボックス3a内では、出力軸が軸受を介して該
ギヤボックス3aに回動自在に支持されており、さらに
入力軸10が、トーションバーを介して、相対的に捩り
可能に出力軸と連結されている。
【0015】出力軸の下端部にはピニオンが形成されて
いて、ラック軸5に形成されたラック部と噛み合ってい
る。そのため、ステアリングホイールからの操舵力の入
力により、ステアリング軸、入力軸10、捩りを伴った
トーションバーそして出力軸が回動し、その出力軸の回
動に応じて、ピニオンとラック部の噛み合いにより、ラ
ック軸5が軸方向に移動するようになっている。
いて、ラック軸5に形成されたラック部と噛み合ってい
る。そのため、ステアリングホイールからの操舵力の入
力により、ステアリング軸、入力軸10、捩りを伴った
トーションバーそして出力軸が回動し、その出力軸の回
動に応じて、ピニオンとラック部の噛み合いにより、ラ
ック軸5が軸方向に移動するようになっている。
【0016】一方、ハウジング2の他方の端部を形成し
ている歯車収容ハウジング4において、その取付部4a
に、ステアリングホイールからの操舵力を補助する補助
力を発生する電動モータ6が、ボルトにより取り付けら
れている。この取付部4aは、ハウジング2の中央位置
からの軸方向距離がステアリングギヤボックス3aのそ
れと略等しい位置で、歯車収容ハウジング4から傾斜し
て延びて配置されている。
ている歯車収容ハウジング4において、その取付部4a
に、ステアリングホイールからの操舵力を補助する補助
力を発生する電動モータ6が、ボルトにより取り付けら
れている。この取付部4aは、ハウジング2の中央位置
からの軸方向距離がステアリングギヤボックス3aのそ
れと略等しい位置で、歯車収容ハウジング4から傾斜し
て延びて配置されている。
【0017】すなわち、ラック軸5の軸線を含みかつ電
動モータ6の軸線(電動モータ6のロータの回転中心
線)と平行な平面上、またはラック軸5の軸線と電動モ
ータ6の軸線とを含む平面上(この実施形態では、ラッ
ク軸5の軸線と電動モータ6の軸線は同一平面上にあ
る)で、取付部4aの中心線(この実施形態では、この
中心線と電動モータ6の軸線とは一致している)とラッ
ク軸5の軸線との交点(電動モータ6の軸線とラック軸
5の軸線とが捩れの位置にある場合は、取付部4aの中
心線と平行な第2直線とラック軸5の軸線との交点)か
ら、ラック軸5の軸線の一部であってラック軸5の中央
位置の向きに延びる半直線と、該交点から取付部4aの
中心線(すなわち、電動モータ6の軸線)の一部であっ
て電動モータ6がある向き(または前記第2直線の一部
であって電動モータ6がある向き)に延びる半直線とが
なす角度が鈍角αとなるように傾斜している。この鈍角
αの大きさは必要に応じて適宜設定されるものである
が、この実施形態では、ステアリングギヤボックス3a
の前記鈍角の大きさと略等しくされている。
動モータ6の軸線(電動モータ6のロータの回転中心
線)と平行な平面上、またはラック軸5の軸線と電動モ
ータ6の軸線とを含む平面上(この実施形態では、ラッ
ク軸5の軸線と電動モータ6の軸線は同一平面上にあ
る)で、取付部4aの中心線(この実施形態では、この
中心線と電動モータ6の軸線とは一致している)とラッ
ク軸5の軸線との交点(電動モータ6の軸線とラック軸
5の軸線とが捩れの位置にある場合は、取付部4aの中
心線と平行な第2直線とラック軸5の軸線との交点)か
ら、ラック軸5の軸線の一部であってラック軸5の中央
位置の向きに延びる半直線と、該交点から取付部4aの
中心線(すなわち、電動モータ6の軸線)の一部であっ
て電動モータ6がある向き(または前記第2直線の一部
であって電動モータ6がある向き)に延びる半直線とが
なす角度が鈍角αとなるように傾斜している。この鈍角
αの大きさは必要に応じて適宜設定されるものである
が、この実施形態では、ステアリングギヤボックス3a
の前記鈍角の大きさと略等しくされている。
【0018】このように、電動モータ6の軸線がラック
軸5の軸線に対して傾斜しており、電動モータ6は、ハ
ウジング2に対して傾斜して配置されている。そのた
め、電動モータ6がハウジング2から径方向外方に突出
する度合いは、電動モータ6の軸線がラック軸5の軸線
と直交するように配置されたものに比べて小さくなり、
電動パワーステアリング装置1がコンパクトとなる。
軸5の軸線に対して傾斜しており、電動モータ6は、ハ
ウジング2に対して傾斜して配置されている。そのた
め、電動モータ6がハウジング2から径方向外方に突出
する度合いは、電動モータ6の軸線がラック軸5の軸線
と直交するように配置されたものに比べて小さくなり、
電動パワーステアリング装置1がコンパクトとなる。
【0019】さらに、ステアリングギヤボックス3aに
関する前記第1直線と電動モータ6の軸線(または第2
直線)とは同一平面上にあるため、ステアリングギヤボ
ックス3aおよび電動モータ6は、ハウジング2に対し
て略同じ側に突出して配置されている。そのため、ハウ
ジング2の中央位置に関して、ステアリングギヤボック
ス3aと、取付部4aおよび電動モータ6とは、略対称
に配置されていて、しかも両者の間の間隔は、ハウジン
グ2から径方向外方に向かうにつれて次第に大きくなっ
ている。
関する前記第1直線と電動モータ6の軸線(または第2
直線)とは同一平面上にあるため、ステアリングギヤボ
ックス3aおよび電動モータ6は、ハウジング2に対し
て略同じ側に突出して配置されている。そのため、ハウ
ジング2の中央位置に関して、ステアリングギヤボック
ス3aと、取付部4aおよび電動モータ6とは、略対称
に配置されていて、しかも両者の間の間隔は、ハウジン
グ2から径方向外方に向かうにつれて次第に大きくなっ
ている。
【0020】電動モータ6からは、歯車収容ハウジング
4内に出力軸20が延びており、その先端部には第1歯
車21が取り付けられていて、出力軸20と一体的に回
転するようになっている。また、この出力軸20の軸線
は、この実施形態では電動モータ6の軸線と一致してい
ることから、ラック軸5の軸線とは、電動モータ6の軸
線とラック軸5の軸線とにより形成される前記鈍角αに
等しい角度で傾斜した状態で交わっている。
4内に出力軸20が延びており、その先端部には第1歯
車21が取り付けられていて、出力軸20と一体的に回
転するようになっている。また、この出力軸20の軸線
は、この実施形態では電動モータ6の軸線と一致してい
ることから、ラック軸5の軸線とは、電動モータ6の軸
線とラック軸5の軸線とにより形成される前記鈍角αに
等しい角度で傾斜した状態で交わっている。
【0021】また、ハウジング本体3において歯車収容
ハウジング4の装着部分の近傍は、ハウジング本体3の
他の部分に比較して大径とされたボールねじ機構収容部
3bとなっており、このボールねじ機構収容部3bの開
口端部がさらに大径となって、前述の拡開した開口端部
となっている。
ハウジング4の装着部分の近傍は、ハウジング本体3の
他の部分に比較して大径とされたボールねじ機構収容部
3bとなっており、このボールねじ機構収容部3bの開
口端部がさらに大径となって、前述の拡開した開口端部
となっている。
【0022】そして、ボールねじ機構収容部3b内に
は、ラック軸5の径方向外方に配置された回転部材であ
るボールナット31が、ラック軸5と同軸に設けられて
いる。ボールナット31は、アンギュラ玉軸受32を介
して、またラック軸の端部寄りで玉軸受35を介して、
ハウジング本体3に回転自在にかつ軸方向に移動不能に
支持されている。また、ラック軸5は、その中央位置近
傍から第2ブーツ9側の端部に至る範囲の外周に螺旋状
のねじ溝が形成されたねじ溝部33を有していて、該ね
じ溝とボールナット31の内周に形成された螺旋状のね
じ溝との間に形成された空間には、多数のボール34が
転動自在に介在している。なお、ボールナット31に
は、ボールナット31の回転につれて軸方向に進行した
ボール34を後方に戻す通路が設けられている。
は、ラック軸5の径方向外方に配置された回転部材であ
るボールナット31が、ラック軸5と同軸に設けられて
いる。ボールナット31は、アンギュラ玉軸受32を介
して、またラック軸の端部寄りで玉軸受35を介して、
ハウジング本体3に回転自在にかつ軸方向に移動不能に
支持されている。また、ラック軸5は、その中央位置近
傍から第2ブーツ9側の端部に至る範囲の外周に螺旋状
のねじ溝が形成されたねじ溝部33を有していて、該ね
じ溝とボールナット31の内周に形成された螺旋状のね
じ溝との間に形成された空間には、多数のボール34が
転動自在に介在している。なお、ボールナット31に
は、ボールナット31の回転につれて軸方向に進行した
ボール34を後方に戻す通路が設けられている。
【0023】それゆえ、これらボールナット31、ラッ
ク軸5のねじ溝部33およびボール34が構成要素とな
ってボールねじ機構30が形成されている。そして、こ
のボールねじ機構30は、ボールナット31の回転によ
り、ラック軸5の軸方向の移動を生じさせることから、
ボールナット31の回転をラック軸5の軸方向の移動に
変換する変換機構を構成している。
ク軸5のねじ溝部33およびボール34が構成要素とな
ってボールねじ機構30が形成されている。そして、こ
のボールねじ機構30は、ボールナット31の回転によ
り、ラック軸5の軸方向の移動を生じさせることから、
ボールナット31の回転をラック軸5の軸方向の移動に
変換する変換機構を構成している。
【0024】したがって、ハウジング2における、ステ
アリングギヤボックス3a、電動モータ6およびボール
ねじ機構30収容部3bのこのような配置により、ハウ
ジング2の中央位置に関して、この取付部4aおよび電
動モータ6と、ステアリングギヤボックス3aとは、略
対称に配置されていて、両者の間の間隔は、ハウジング
2から径方向外方に向かうにつれて次第に大きくなった
うえに、ボールねじ機構30は、電動モータ6よりもハ
ウジング2の中央位置寄りに配置されているので、ハウ
ジング2から径方向外方に大きく突出している電動モー
タ6を可能な限りハウジング2の端部に近づけて配置す
ることができ、ハウジング2の中央部に比較的広い空間
を形成することができる。
アリングギヤボックス3a、電動モータ6およびボール
ねじ機構30収容部3bのこのような配置により、ハウ
ジング2の中央位置に関して、この取付部4aおよび電
動モータ6と、ステアリングギヤボックス3aとは、略
対称に配置されていて、両者の間の間隔は、ハウジング
2から径方向外方に向かうにつれて次第に大きくなった
うえに、ボールねじ機構30は、電動モータ6よりもハ
ウジング2の中央位置寄りに配置されているので、ハウ
ジング2から径方向外方に大きく突出している電動モー
タ6を可能な限りハウジング2の端部に近づけて配置す
ることができ、ハウジング2の中央部に比較的広い空間
を形成することができる。
【0025】図2により詳細に図示されるように、ボー
ルナット31の外周には、ラック軸5の中央位置側から
順に、アンギュラ玉軸受32のインナレースを支持する
軸受支持部と第2歯車22が取り付けられる歯車取付部
とが形成されている。第2歯車22は、ボールナット3
1と同軸に、したがってラック軸5と同軸になるように
取り付けられていて、ボールナット31の外周に形成さ
れた段部に、そのボス部の一端面を当接させることで、
軸方向の移動が阻止されている。
ルナット31の外周には、ラック軸5の中央位置側から
順に、アンギュラ玉軸受32のインナレースを支持する
軸受支持部と第2歯車22が取り付けられる歯車取付部
とが形成されている。第2歯車22は、ボールナット3
1と同軸に、したがってラック軸5と同軸になるように
取り付けられていて、ボールナット31の外周に形成さ
れた段部に、そのボス部の一端面を当接させることで、
軸方向の移動が阻止されている。
【0026】そして、第2歯車22の歯が形成されてい
る部分は、ボールねじ機構収容部3bから、該収容部3
bより大径の歯車収容ハウジング4内に突出している。
この歯車収容ハウジング4内で、電動モータ6の出力軸
20に取り付けられた第1歯車21が、第2歯車22と
噛み合っていて、電動モータ6により回転駆動される第
1歯車21により、第2歯車22が回転駆動される。そ
して、第2歯車22のボス部22aからボールナット3
1に伝達されるトルクにより、ボールナット31が回転
される。
る部分は、ボールねじ機構収容部3bから、該収容部3
bより大径の歯車収容ハウジング4内に突出している。
この歯車収容ハウジング4内で、電動モータ6の出力軸
20に取り付けられた第1歯車21が、第2歯車22と
噛み合っていて、電動モータ6により回転駆動される第
1歯車21により、第2歯車22が回転駆動される。そ
して、第2歯車22のボス部22aからボールナット3
1に伝達されるトルクにより、ボールナット31が回転
される。
【0027】ところで、第2歯車22のボス部22aの
内周とボールナット31の外周との間には、トルクリミ
ッタ36が設けられている。すなわち、ボス部22aの
内周の一部は、円環状に形成された凹部となっていて、
該凹部にトルクリミッタ36が収容されている。このト
ルクリミッタ36は、円環状の弾性部材であるゴム部材
から構成されており、凹部内でボス部22aに焼き付け
られることにより固着されている。
内周とボールナット31の外周との間には、トルクリミ
ッタ36が設けられている。すなわち、ボス部22aの
内周の一部は、円環状に形成された凹部となっていて、
該凹部にトルクリミッタ36が収容されている。このト
ルクリミッタ36は、円環状の弾性部材であるゴム部材
から構成されており、凹部内でボス部22aに焼き付け
られることにより固着されている。
【0028】トルクリミッタ36であるゴム部材の、ボ
ールナット31に作用する弾性力は、トルクが第2歯車
22からボールナット31に伝達されるとき、第2歯車
22とボールナット31との間に滑りを発生させるトル
クの大きさを決めるものであることから、以下、滑り荷
重ということにするが、この滑り荷重により、ボールナ
ット31に第2歯車22が嵌合された状態において、ト
ルクリミッタ36とボールナット31との接触面に発生
する最大静止摩擦力の大きさが設定され、両者の間で滑
りを伴わないトルク伝達が行われるトルクの最大値が設
定される。
ールナット31に作用する弾性力は、トルクが第2歯車
22からボールナット31に伝達されるとき、第2歯車
22とボールナット31との間に滑りを発生させるトル
クの大きさを決めるものであることから、以下、滑り荷
重ということにするが、この滑り荷重により、ボールナ
ット31に第2歯車22が嵌合された状態において、ト
ルクリミッタ36とボールナット31との接触面に発生
する最大静止摩擦力の大きさが設定され、両者の間で滑
りを伴わないトルク伝達が行われるトルクの最大値が設
定される。
【0029】そして、このトルクリミッタ36の設定滑
り荷重は、次のような大きさの最大静止摩擦力が生じる
ように設定される。すなわち、正常な状態での操舵補助
力を発生するために、電動モータ6の作動によりボール
ナット31を回転させるとき、第2歯車22およびボー
ルナット31間に作用するトルクの大きさでは、トルク
リミッタ36からボールナット31に作用する力が前記
最大静止摩擦力以下となるようにしてある。そのため、
電動モータ6の回転が、第1および第2歯車21,22
を介してボールナット31に伝達される際、第2歯車2
2とボールナット31とは滑りを伴うことなく一体的に
回転する。
り荷重は、次のような大きさの最大静止摩擦力が生じる
ように設定される。すなわち、正常な状態での操舵補助
力を発生するために、電動モータ6の作動によりボール
ナット31を回転させるとき、第2歯車22およびボー
ルナット31間に作用するトルクの大きさでは、トルク
リミッタ36からボールナット31に作用する力が前記
最大静止摩擦力以下となるようにしてある。そのため、
電動モータ6の回転が、第1および第2歯車21,22
を介してボールナット31に伝達される際、第2歯車2
2とボールナット31とは滑りを伴うことなく一体的に
回転する。
【0030】そして、ラック軸5がストロークエンド付
近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げや、ラック軸5
が高速でラック軸ストッパに突き当たって、電動モータ
6のロータの慣性による回転で第2歯車22がボールナ
ット31を回転させようとするときなど、移動不可能な
状態にあるラック軸5に対して、電動モータ6の回転に
より回転駆動される第2歯車22がボールナット31を
回転させようとするときに生じる過大トルクが、第2歯
車22およびボールナット31間で作用したときは、ト
ルクリミッタ36からボールナット31に作用する力が
前記最大静止摩擦力より大きくなり、両者の間に滑りが
生じて、第2歯車22からボールナット31に伝達され
るトルクが低減されるようになる。
近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げや、ラック軸5
が高速でラック軸ストッパに突き当たって、電動モータ
6のロータの慣性による回転で第2歯車22がボールナ
ット31を回転させようとするときなど、移動不可能な
状態にあるラック軸5に対して、電動モータ6の回転に
より回転駆動される第2歯車22がボールナット31を
回転させようとするときに生じる過大トルクが、第2歯
車22およびボールナット31間で作用したときは、ト
ルクリミッタ36からボールナット31に作用する力が
前記最大静止摩擦力より大きくなり、両者の間に滑りが
生じて、第2歯車22からボールナット31に伝達され
るトルクが低減されるようになる。
【0031】ところで、第1および第2歯車21,22
は、それらの軸の軸線である出力軸20の軸線およびボ
ールナット31の軸線が傾斜して交わっていることか
ら、それぞれ交差軸歯車からなっており、例えば傘歯車
から構成されている。そして、従来の電動パワーステア
リング装置と同様に、第2歯車22の歯数は第1歯車2
1の歯数より大きくされていて、これら両歯車21,2
2により、減速機構が構成されている。
は、それらの軸の軸線である出力軸20の軸線およびボ
ールナット31の軸線が傾斜して交わっていることか
ら、それぞれ交差軸歯車からなっており、例えば傘歯車
から構成されている。そして、従来の電動パワーステア
リング装置と同様に、第2歯車22の歯数は第1歯車2
1の歯数より大きくされていて、これら両歯車21,2
2により、減速機構が構成されている。
【0032】また、第2歯車22の歯は、その基準ピッ
チ面の法線であって、基準ピッチ面から歯先側に向かっ
て延びる法線が、ラック軸5を指向するように形成され
ている。したがって、第2歯車22の歯が形成された面
はラック軸5を向いている。そして、第1歯車21と第
2歯車22との噛み合い部分は、出力軸20の軸線とラ
ック軸5の軸線とがなす角度の前記鈍角α側にある。
チ面の法線であって、基準ピッチ面から歯先側に向かっ
て延びる法線が、ラック軸5を指向するように形成され
ている。したがって、第2歯車22の歯が形成された面
はラック軸5を向いている。そして、第1歯車21と第
2歯車22との噛み合い部分は、出力軸20の軸線とラ
ック軸5の軸線とがなす角度の前記鈍角α側にある。
【0033】このように、第1歯車21と第2歯車22
との噛み合い部分が鈍角α側にあるので、第2歯車22
の大きさは、傾斜している出力軸20の位置および第1
歯車21に基づく制約を受けることが少なく、電動モー
タ6の軸線および出力軸20の軸線が傾斜して配置され
ているにも拘わらず、第2歯車22として、比較的径の
大きな歯車を採用することが可能となる。その結果、第
1および第2歯車21,22のみで減速比を大きくする
ことができる。
との噛み合い部分が鈍角α側にあるので、第2歯車22
の大きさは、傾斜している出力軸20の位置および第1
歯車21に基づく制約を受けることが少なく、電動モー
タ6の軸線および出力軸20の軸線が傾斜して配置され
ているにも拘わらず、第2歯車22として、比較的径の
大きな歯車を採用することが可能となる。その結果、第
1および第2歯車21,22のみで減速比を大きくする
ことができる。
【0034】さらに、第2歯車22の基準ピッチ面の法
線がラック軸5を指向するように形成されているので、
第1および第2歯車21,22の噛み合い率を高めるこ
とができるので、操舵補助力の源である電動モータ6か
らの大きなトルクも、確実に第2歯車22に伝達でき
る。また、噛み合い部分の個々の歯に作用する伝達荷重
を分散して小さくできる。したがって、歯車の耐強度お
よび耐久性を向上させることができるから、第1および
第2歯車21,22として樹脂製の歯車を採用すること
も可能となる。
線がラック軸5を指向するように形成されているので、
第1および第2歯車21,22の噛み合い率を高めるこ
とができるので、操舵補助力の源である電動モータ6か
らの大きなトルクも、確実に第2歯車22に伝達でき
る。また、噛み合い部分の個々の歯に作用する伝達荷重
を分散して小さくできる。したがって、歯車の耐強度お
よび耐久性を向上させることができるから、第1および
第2歯車21,22として樹脂製の歯車を採用すること
も可能となる。
【0035】このように構成された実施形態の作動を説
明する。運転者が操舵すべくステアリングホイールを回
動させると、ステアリングホイールと一体のステアリン
グ軸が回動し、その回動がジョイントを介して入力軸1
0に伝達される。入力軸10は、トーションバーに捩り
を生じさせつつ出力軸を回動させて、その回動が、ピニ
オンとラック軸5のラック部との噛み合いにより、ラッ
ク軸5に軸方向の移動を生じさせる。そして、その移動
がタイロッド7,7を介して転舵輪に伝達され、操舵力
に応じた転舵輪の転舵が行われる。
明する。運転者が操舵すべくステアリングホイールを回
動させると、ステアリングホイールと一体のステアリン
グ軸が回動し、その回動がジョイントを介して入力軸1
0に伝達される。入力軸10は、トーションバーに捩り
を生じさせつつ出力軸を回動させて、その回動が、ピニ
オンとラック軸5のラック部との噛み合いにより、ラッ
ク軸5に軸方向の移動を生じさせる。そして、その移動
がタイロッド7,7を介して転舵輪に伝達され、操舵力
に応じた転舵輪の転舵が行われる。
【0036】一方、トーションバーの捩れの大きさから
操舵力が検出されて、その検出された操舵力に応じた制
御信号に基づいて電動モータ6が駆動される。そして、
駆動された電動モータ6により回転駆動される出力軸2
0および第1歯車21の回転により、第2歯車22およ
びボールナット31が、ラック軸5のねじ溝部の周り
で、滑りを伴うことなく回転駆動される。ボールナット
31の回転により、ボールと噛み合うボール溝部を有す
るラック軸5がその軸方向に移動し、その動きがタイロ
ッド7,7を介して転舵輪に伝達されて、ステアリング
ホイールからの操舵力の補助を行う。
操舵力が検出されて、その検出された操舵力に応じた制
御信号に基づいて電動モータ6が駆動される。そして、
駆動された電動モータ6により回転駆動される出力軸2
0および第1歯車21の回転により、第2歯車22およ
びボールナット31が、ラック軸5のねじ溝部の周り
で、滑りを伴うことなく回転駆動される。ボールナット
31の回転により、ボールと噛み合うボール溝部を有す
るラック軸5がその軸方向に移動し、その動きがタイロ
ッド7,7を介して転舵輪に伝達されて、ステアリング
ホイールからの操舵力の補助を行う。
【0037】さらに、ラック軸5がストロークエンド付
近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げや、ラック軸5
が高速でラック軸ストッパに突き当たって、電動モータ
6の回転により回転駆動される第2歯車22とボールナ
ット31との間に過大トルクが作用したときは、トルク
リミッタ36とボールナット31との間に滑りが生じ
て、第2歯車22からボールナット31には、低減され
たトルクが伝達される。
近にある状態での転舵輪の縁石乗り上げや、ラック軸5
が高速でラック軸ストッパに突き当たって、電動モータ
6の回転により回転駆動される第2歯車22とボールナ
ット31との間に過大トルクが作用したときは、トルク
リミッタ36とボールナット31との間に滑りが生じ
て、第2歯車22からボールナット31には、低減され
たトルクが伝達される。
【0038】この実施形態は、前記のように構成されて
いるので、以下の効果を奏する。電動モータ6の回転が
伝達される第2歯車22のボス部22aの内周とボール
ナット31の外周との間に、ボス部22aの内周に焼き
付けられて固着された円環状の弾性部材であるゴム部材
からなるトルクリミッタ36が設けられている。その結
果、第2歯車22とボールナット31との間にトルクリ
ミッタ36を介在させるという簡単な構造により、過大
トルクがボールナット31に作用することを防止でき、
ボールねじ機構30に過大な力が作用するのを防止でき
る。そのため、過大トルクが伝達された時に発生する過
大な力にも耐え得るような高い強度を有するボールねじ
機構30を設計する必要がなくなり、コスト低減や重量
の軽減を図ることができる。
いるので、以下の効果を奏する。電動モータ6の回転が
伝達される第2歯車22のボス部22aの内周とボール
ナット31の外周との間に、ボス部22aの内周に焼き
付けられて固着された円環状の弾性部材であるゴム部材
からなるトルクリミッタ36が設けられている。その結
果、第2歯車22とボールナット31との間にトルクリ
ミッタ36を介在させるという簡単な構造により、過大
トルクがボールナット31に作用することを防止でき、
ボールねじ機構30に過大な力が作用するのを防止でき
る。そのため、過大トルクが伝達された時に発生する過
大な力にも耐え得るような高い強度を有するボールねじ
機構30を設計する必要がなくなり、コスト低減や重量
の軽減を図ることができる。
【0039】また、トルクリミッタ36は、円環状の弾
性部材であるため、トルクリミッタ36自体の構造が簡
単であり、しかも第2歯車22とボールナット31との
間に簡単に装着できる。
性部材であるため、トルクリミッタ36自体の構造が簡
単であり、しかも第2歯車22とボールナット31との
間に簡単に装着できる。
【0040】さらに、弾性部材がゴム部材であることに
より、トルクリミッタの形成が簡単で、さらに滑りが発
生するトルクの大きさを決定するトルクリミッタ36の
滑り荷重の設定が容易である。そして、ゴム部材をボス
部22aの内周に焼き付けることにより、トルクリミッ
タ36を簡単な手段により強固にボス部22aに固定で
きる。
より、トルクリミッタの形成が簡単で、さらに滑りが発
生するトルクの大きさを決定するトルクリミッタ36の
滑り荷重の設定が容易である。そして、ゴム部材をボス
部22aの内周に焼き付けることにより、トルクリミッ
タ36を簡単な手段により強固にボス部22aに固定で
きる。
【0041】電動モータ6の軸線がラック軸5の軸線に
対して傾斜しており、電動モータ6は、ハウジング2に
対して傾斜して配置されている。そのため、電動モータ
6がハウジング2から径方向外方に突出する度合いは、
電動モータ6の軸線がラック軸5の軸線と直交するよう
に配置されたものに比べて小さくなる。その結果、電動
パワーステアリング装置1がコンパクトとなって、その
レイアウトの自由度を増すことができる。
対して傾斜しており、電動モータ6は、ハウジング2に
対して傾斜して配置されている。そのため、電動モータ
6がハウジング2から径方向外方に突出する度合いは、
電動モータ6の軸線がラック軸5の軸線と直交するよう
に配置されたものに比べて小さくなる。その結果、電動
パワーステアリング装置1がコンパクトとなって、その
レイアウトの自由度を増すことができる。
【0042】第1歯車21と第2歯車22との噛み合い
部分が、出力軸20の軸線とラック軸5の軸線とがなす
角度の鈍角α側にあるので、第2歯車22の大きさは、
傾斜している出力軸20の位置および第1歯車21に基
づく制約を受けることが少なく、電動モータ6の軸線お
よび出力軸20の軸線が傾斜して配置されているにも拘
わらず、第2歯車22として、比較的径の大きな歯車を
採用することが可能となる。その結果、減速比も大きく
することができて、減速比に関する設計の自由度が増え
る。また、第1および第2歯車21,22のみで所望の
減速比が得られるため、所望の減速比を得るために3個
以上の歯車から構成される複雑な減速機構が不要となる
ので、部品点数を削減でき、減速機構をコンパクトに構
成することができる。
部分が、出力軸20の軸線とラック軸5の軸線とがなす
角度の鈍角α側にあるので、第2歯車22の大きさは、
傾斜している出力軸20の位置および第1歯車21に基
づく制約を受けることが少なく、電動モータ6の軸線お
よび出力軸20の軸線が傾斜して配置されているにも拘
わらず、第2歯車22として、比較的径の大きな歯車を
採用することが可能となる。その結果、減速比も大きく
することができて、減速比に関する設計の自由度が増え
る。また、第1および第2歯車21,22のみで所望の
減速比が得られるため、所望の減速比を得るために3個
以上の歯車から構成される複雑な減速機構が不要となる
ので、部品点数を削減でき、減速機構をコンパクトに構
成することができる。
【0043】第2歯車22の歯は、その基準ピッチ面の
法線であって、歯先側に向かって延びる基準ピッチ面の
法線がラック軸5を指向するように形成されているの
で、第1および第2歯車21,22の噛み合い率を高め
ることができるので、操舵補助力の源である電動モータ
6からの大きなトルクも、確実に第2歯車22に伝達で
きる。また、噛み合い部分の個々の歯に作用する伝達荷
重を分散して小さくできるので、歯車の耐強度および耐
久性が向上する。
法線であって、歯先側に向かって延びる基準ピッチ面の
法線がラック軸5を指向するように形成されているの
で、第1および第2歯車21,22の噛み合い率を高め
ることができるので、操舵補助力の源である電動モータ
6からの大きなトルクも、確実に第2歯車22に伝達で
きる。また、噛み合い部分の個々の歯に作用する伝達荷
重を分散して小さくできるので、歯車の耐強度および耐
久性が向上する。
【0044】ハウジング2の中央位置に関して、取付部
4aおよび電動モータ6と、ステアリングギヤボックス
3aとは、略対称に配置されていて、両者の間の間隔
は、ハウジング2から径方向外方に向かうにつれて次第
に大きくなっているうえに、ボールねじ機構30は、取
付部および電動モータ6よりもハウジング2の中央寄り
に位置しているので、ハウジング2から径方向外方に大
きく突出している電動モータ6を可能な限りハウジング
2の端部に近づけて配置することができる。そのため、
ハウジング2の中央部には、比較的広い空間が形成され
るので、この空間に周辺装置を配置することができ、そ
れら周辺装置のコンパクトなレイアウトが可能となる。
4aおよび電動モータ6と、ステアリングギヤボックス
3aとは、略対称に配置されていて、両者の間の間隔
は、ハウジング2から径方向外方に向かうにつれて次第
に大きくなっているうえに、ボールねじ機構30は、取
付部および電動モータ6よりもハウジング2の中央寄り
に位置しているので、ハウジング2から径方向外方に大
きく突出している電動モータ6を可能な限りハウジング
2の端部に近づけて配置することができる。そのため、
ハウジング2の中央部には、比較的広い空間が形成され
るので、この空間に周辺装置を配置することができ、そ
れら周辺装置のコンパクトなレイアウトが可能となる。
【0045】なお、前記実施形態では、弾性部材はゴム
部材であったが、第2歯車22のボス部22aの内周お
よびボールナット31の外周に接触する環状に形成され
た金属製のバネであってもよい。また、前記実施形態で
は、凹部は第2歯車22のボス部22aの内周に形成さ
れたが、ボールナット31の外周に形成されてもよい。
部材であったが、第2歯車22のボス部22aの内周お
よびボールナット31の外周に接触する環状に形成され
た金属製のバネであってもよい。また、前記実施形態で
は、凹部は第2歯車22のボス部22aの内周に形成さ
れたが、ボールナット31の外周に形成されてもよい。
【0046】前記実施形態では、電動モータ6の軸線
は、ラック軸5の軸線に対して傾斜しているが、ラック
軸5の軸線と直交するように配置してもよい。
は、ラック軸5の軸線に対して傾斜しているが、ラック
軸5の軸線と直交するように配置してもよい。
【0047】前記実施形態では、第2歯車22は、その
基準ピッチ面の法線がラック軸5を指向するように形成
されていたが、第1歯車21と第2歯車22との噛み合
い部が、出力軸20の軸線とラック軸5の軸線とがなす
角度の鈍角α側にありさえすれば、第2歯車22とし
て、比較的径の大きな歯車を採用することが可能となっ
て、減速比を大きくすることができる。したがって、例
えば第2歯車22の基準ピッチ面の法線が、ラック軸5
の軸線と平行またはラック軸5の軸線から径方向外方に
離れる向きに指向しているものであってもよい。
基準ピッチ面の法線がラック軸5を指向するように形成
されていたが、第1歯車21と第2歯車22との噛み合
い部が、出力軸20の軸線とラック軸5の軸線とがなす
角度の鈍角α側にありさえすれば、第2歯車22とし
て、比較的径の大きな歯車を採用することが可能となっ
て、減速比を大きくすることができる。したがって、例
えば第2歯車22の基準ピッチ面の法線が、ラック軸5
の軸線と平行またはラック軸5の軸線から径方向外方に
離れる向きに指向しているものであってもよい。
【0048】前記実施形態では、電動モータ6の取付部
4aおよび電動モータ6と、ステアリングギヤボックス
3aとは、ハウジング2の中央位置に関して略対称に配
置されていたが、両者を同じ傾斜の向きに配置すること
もできる。すなわち、取付部4aの中心線および電動モ
ータ6の軸線が、前記実施形態における入力軸10の軸
線と平行になるように、ハウジング2に対して取付部4
aおよび電動モータ6を配置することができる。そし
て、このときは、ボールねじ機構30を取付部4aより
第2ブーツ9寄りに設け、ボールナット31の歯車取付
部の形成位置を軸受支持部の形成位置よりハウジング2
の中央位置寄りにする。
4aおよび電動モータ6と、ステアリングギヤボックス
3aとは、ハウジング2の中央位置に関して略対称に配
置されていたが、両者を同じ傾斜の向きに配置すること
もできる。すなわち、取付部4aの中心線および電動モ
ータ6の軸線が、前記実施形態における入力軸10の軸
線と平行になるように、ハウジング2に対して取付部4
aおよび電動モータ6を配置することができる。そし
て、このときは、ボールねじ機構30を取付部4aより
第2ブーツ9寄りに設け、ボールナット31の歯車取付
部の形成位置を軸受支持部の形成位置よりハウジング2
の中央位置寄りにする。
【0049】そして、この場合にも、第2歯車22とし
て、比較的径の大きな歯車を採用することが可能となっ
て、減速比を大きくすることができ、また第2歯車22
の基準ピッチ面の法線がラック軸5を指向するようにす
れば、噛み合い率を高めることができる。
て、比較的径の大きな歯車を採用することが可能となっ
て、減速比を大きくすることができ、また第2歯車22
の基準ピッチ面の法線がラック軸5を指向するようにす
れば、噛み合い率を高めることができる。
【図1】本出願発明の一実施形態である電動パワーステ
アリング装置の概略全体図である。
アリング装置の概略全体図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
1…電動パワーステアリング装置、2…ハウジング、3
…ハウジング本体、4…歯車収容ハウジング、5…ラッ
ク軸、6…電動モータ、7…タイロッド、8,9…ブー
ツ、10…入力軸、20…出力軸、21…第1歯車、2
2…第2歯車、30…ボールねじ機構、31…ボールナ
ット、32…アンギュラ玉軸受、33…ねじ溝部、34
…ボール、35…玉軸受、36…トルクリミッタ。
…ハウジング本体、4…歯車収容ハウジング、5…ラッ
ク軸、6…電動モータ、7…タイロッド、8,9…ブー
ツ、10…入力軸、20…出力軸、21…第1歯車、2
2…第2歯車、30…ボールねじ機構、31…ボールナ
ット、32…アンギュラ玉軸受、33…ねじ溝部、34
…ボール、35…玉軸受、36…トルクリミッタ。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力された操舵力に応じて車両の転舵輪
を転舵すべく軸方向に移動自在なラック軸と、回転部材
を有するとともに該回転部材の回転を前記ラック軸の軸
方向の移動に変換する変換機構と、操舵力を補助する補
助力を発生する電動モータと、該電動モータの出力軸に
取り付けられた第1歯車と、該第1歯車との噛み合いに
より回転駆動される第2歯車とを備えた電動パワーステ
アリング装置において、前記第2歯車は前記回転部材の
外周にトルクリミッタを介して取り付けられていること
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記トルクリミッタは円環状の弾性部材
であることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステ
アリング装置。 - 【請求項3】 前記弾性部材はゴム部材であることを特
徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装置。 - 【請求項4】 前記ゴム部材は前記第2歯車のボス部内
周に焼き付けられていることを特徴とする請求項3記載
の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9501199A JP2000280923A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9501199A JP2000280923A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280923A true JP2000280923A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14126028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9501199A Pending JP2000280923A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000280923A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002220063A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-06 | Honda Motor Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
WO2003006301A1 (fr) * | 2001-07-10 | 2003-01-23 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Dispositif de direction assistee a commande electronique |
JP2003127879A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Toyoda Mach Works Ltd | 電動式パワーステアリング装置 |
WO2005054036A1 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Jtekt Corporation | 車両用操舵装置 |
JP2006182156A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Favess Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2006224896A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Showa Corp | 電動舵取装置 |
JP2012229797A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-22 | Nsk Ltd | ボールねじ装置及びこれを使用した直動アクチュエータ |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP9501199A patent/JP2000280923A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002220063A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-06 | Honda Motor Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP4658345B2 (ja) * | 2001-01-25 | 2011-03-23 | 本田技研工業株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
WO2003006301A1 (fr) * | 2001-07-10 | 2003-01-23 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Dispositif de direction assistee a commande electronique |
US6973990B2 (en) | 2001-07-10 | 2005-12-13 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Electronic control power steering device |
JP2003127879A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Toyoda Mach Works Ltd | 電動式パワーステアリング装置 |
WO2005054036A1 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Jtekt Corporation | 車両用操舵装置 |
US8104567B2 (en) | 2003-12-04 | 2012-01-31 | Jtekt Corporation | Vehicle steering apparatus |
JP2006182156A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Favess Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP4506458B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-07-21 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
JP2006224896A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Showa Corp | 電動舵取装置 |
JP4589144B2 (ja) * | 2005-02-21 | 2010-12-01 | 株式会社ショーワ | 電動舵取装置 |
JP2012229797A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-22 | Nsk Ltd | ボールねじ装置及びこれを使用した直動アクチュエータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1335154B1 (en) | Electric power steering apparatus | |
JPH0725311B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
JP4056172B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2000280923A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4515834B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3966622B2 (ja) | ケーブル式ステアリング装置における操舵角検出装置 | |
JP2003237599A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH05262243A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
JP2003220958A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH11124045A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2001334946A (ja) | 電動式舵取装置 | |
JP5329459B2 (ja) | ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置 | |
JP3458867B2 (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP4043138B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3935371B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH0137976Y2 (ja) | ||
JP3829045B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US7159690B2 (en) | Electric power steering apparatus | |
JP2006205758A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2002340017A (ja) | ジョイント機構及びそれを用いた操舵補助装置 | |
JP2000280921A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2002211418A (ja) | ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置 | |
JP2002266890A (ja) | ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置 | |
JP2000142430A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
EP0728653B1 (en) | Electrically operated type power steering apparatus |