JP2000279524A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JP2000279524A
JP2000279524A JP11087735A JP8773599A JP2000279524A JP 2000279524 A JP2000279524 A JP 2000279524A JP 11087735 A JP11087735 A JP 11087735A JP 8773599 A JP8773599 A JP 8773599A JP 2000279524 A JP2000279524 A JP 2000279524A
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blood
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blood vessel
catheter
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Junichi Tanaka
準一 田中
Kunio Miyoshi
洲雄 三好
Sensuke Yamashita
專助 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投与された薬剤によって溶解された血栓を回
収し、体外に排出可能なカテーテルを提供する。 【解決手段】 拡張・収縮可能であり、拡張時に血管を
閉鎖する第1のバルーン11と、拡張・収縮可能であ
り、拡張時に血管を閉鎖すると共に、第1のバルーン1
1と所定の間隔をおいた基端側に配設される第2のバル
ーン12と、両バルーン11及び12との間に形成され
た薬剤放出口19を介して、両バルーン11及び12に
より閉鎖された血管内へ薬剤を供給する薬剤供給ルーメ
ン15と、両バルーン11及び12との間に形成された
溶解物回収口20を介して、両バルーン11及び12に
より閉鎖された血管内の溶解物を回収する溶解物回収ル
ーメン17と、を備えたカテーテル1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、血管内の所望部分
に薬剤を投与し、血管内に作られた血栓等の除去を行う
カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から血管内の治療を行う医療器具と
して、バルーンカテーテルが使用されている。このバル
ーンカテーテルとしては、主に血管内の局所に薬剤を投
与する目的で使用されるインフュージョンカテーテル
や、主にPTCA(経皮的冠動脈形成術)等で使用され
るパーフュージョンカテーテル等、様々な形態のものが
存在している。
【0003】従来のインフュージョンカテーテルとして
は、例えば、特開平9−117510号公報、特開平1
0−179749号公報、特開平10−179755号
公報などに開示されたものがある。
【0004】また、従来のパーフュージョンカテーテル
としては、特開平9−70441号公報などに開示され
たものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】急性心筋梗塞(AM
I)においてみられる血栓は、一般的に、血管内に浮遊
している状態となっている。このAMIの治療には、P
TCAを施行する場合が多いが、このPTCAでは、血
栓を血管壁に押付けるが、一部は血管末梢へ飛散させて
血栓塞栓症を生じることによって障害を拡大していると
考えられる。
【0006】また、従来のインフュージョンカテーテル
を使用して、血栓が形成された血管内に薬剤を投与し、
血栓を溶解させても、部分的に溶解した断片化血栓を積
極的に回収することができず、やはり断片化した血栓を
末梢へ飛散させている。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、投与された薬剤によ
って部分的に溶解されて断片化した血栓を回収し、体外
に排出可能なカテーテルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、拡張・収縮可能であり、拡張時に血管を
閉鎖する第1のバルーンと、拡張・収縮可能であり、拡
張時に血管を閉鎖すると共に、前記第1のバルーンと所
定の間隔を置いた基端側に配設される第2のバルーン
と、前記第1のバルーンと第2のバルーンとの間に形成
された薬剤放出口を介して、前記両バルーンにより閉鎖
された血管内へ薬剤を供給する薬剤供給ルーメンと、前
記第1のバルーンと第2のバルーンとの間に形成された
溶解物回収口を介して、前記両バルーンにより閉鎖され
た血管内の溶解物を回収する溶解物回収ルーメンと、を
備えたカテーテルを提供するものである。
【0009】この構成を備えたカテーテルは、薬剤によ
って溶解した溶解物を溶解物回収口から溶解物回収ルー
メンに回収し、体外に排出させることができる。具体的
には、前記両バルーンにより閉鎖された血管内に、前記
薬剤放出口から血栓溶解剤などの薬剤を放出すると、こ
の血管内に形成された血栓が溶解(断片化)する。ここ
で、薬剤が放出される部分は、前記両バルーンによって
閉鎖された状態となっているため、この部分に前記薬剤
が満たされることになる。したがって、血栓が溶解する
速度を速めることができる。また前記放出された薬剤に
よって血管内の圧力が上昇する。このため、溶解した血
栓、放出後の薬剤及び血液等が混合した溶解物(以下、
これらを単に「溶解物」という)は、前記血管内の上昇
した圧力を元に戻そうとする力によって、溶解物回収口
から溶解物回収ルーメンに効率よく回収(吸引)され、
体外に排出される。
【0010】前記薬剤放出口は、複数形成することがで
きる。このようにすることで、前記両バルーンにより閉
鎖された血管内に薬剤をさらに効率よく供給する(注入
する)ことができる。
【0011】また、本発明に係るカテーテルは、前記薬
剤放出口の合計面積と、前記溶解物回収口の面積が等し
くなるよう構成することができる。
【0012】このようにすることで、薬剤放出口から放
出される薬剤の単位時間当りの量と、溶解物回収口から
回収される溶解物の単位時間当りの量を等しくすること
ができるため、溶解物をさらにスムーズに回収すること
ができる。
【0013】前記溶解物回収ルーメンには、前記溶解物
を吸引する吸引機構を接続することもできる。
【0014】このようにすることで、前記溶解物を体外
により効率よく回収することができる。
【0015】また、本発明に係るカテーテルは、前記第
2のバルーンより基端側に配設された血液流入口と、前
記第1のバルーンより先端側に配設された血液流出口
と、前記血液流入口及び血液流出口との間に連通し、当
該血液流入口から流入した血液を前記血液流出口から排
出させる血液通過ルーメンと、をさらに備えることがで
きる。
【0016】この構成により、前述した利点に加え、前
記カテーテルを使用した治療中に、血液流入口から血液
通過ルーメンに血液を取込み、ここを経て血液流出口
に、当該血液を流すことができる。したがって、前記治
療に時間がかかっても、前記両バルーンによって血液の
流れが途絶えることがないため、虚血状態に陥ることを
防止することができる。
【0017】また、本発明に係るカテーテルは、先端部
と、前記第1のバルーンの基端側と、前記第2のバルー
ンの先端側に、目印を設けることができる。
【0018】この目印を設けることで、治療部位(カテ
ーテルの施行部位)の確認を容易に行うことができる。
【0019】そしてまた、本発明に係るカテーテルは、
前記血液通過ルーメンを、ガイドワイヤ挿入用ルーメン
と兼用することもできる。
【0020】このように血液通過ルーメンとガイドワイ
ヤ挿入用ルーメンとを兼用することで、カテーテルの径
が同じであれば、残りの各ルーメンの径を大きくするこ
とができる。
【0021】また、前記溶解物回収ルーメンの径は、他
のルーメンの径より大きく構成することができる。そし
てまた、前記溶解物回収口の面積は、前記溶解物回収ル
ーメンの長手方向に垂直な断面積以上にすることができ
る。
【0022】このように、溶解物回収ルーメンの径や、
溶解物回収口の面積をできるだけ大きくすることで、溶
解物の中に比較的容積の大きい小血栓が混在していて
も、これを回収することができる。
【0023】そしてまた、本発明に係るカテーテルは、
前記第1のバルーンと第2のバルーンに閉鎖された血管
内を観察可能な内視鏡を設けることもできる。
【0024】このようにすることで、前述した利点に加
え、治療の様子を外部から確認することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態に係る
カテーテルについて、図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係るカテー
テルの概要を示す側面図、図2は、図1のII−II線に沿
った断面図、図3は、図1のIII−III線に沿った断面
図、図4は、図2のIV-IV線に沿った断面図、図5は、
図2のV−V線に沿った断面図、図6は、図4に示すカ
テーテルを血管内に挿入した状態を示す断面図、図7
は、図5に示すカテーテルを血管内に挿入した状態を示
す断面図である。
【0027】本実施の形態に係るカテーテル1は、図1
〜図5に示すように、本体10と、本体10の先端側に
配置された第1のバルーン11と、第1のバルーン11
と所定の間隔をおいて本体10の基端側に配置された第
2のバルーン12と、を備えて構成されている。
【0028】第1のバルーン11及び第2のバルーン1
2は、気体の供給により拡張可能であり、また前記気体
の排出により収縮可能な構成を備えている。これらの両
バルーン11及び12は、カテーテル1が血管内に挿入
された際に拡張して血管の内壁に当接し。両バルーン1
1及び12の間にある血管内の領域を閉鎖するように構
成されている。
【0029】本体10は、その中心部に、ガイドワイヤ
13が挿入されるガイドワイヤ挿入用ルーメン14と、
ガイドワイヤ挿入用ルーメン14を挟んで180度位相
した位置に各々形成された薬剤供給ルーメン15及び気
体供給ルーメン16と、ガイドワイヤ挿入用ルーメン1
4を挟んで180度位相した位置であって、薬剤供給ル
ーメン15及び気体供給ルーメン16と90度位相した
位置に各々形成された溶解物回収ルーメン17及び血液
通過ルーメン18が内設されている。
【0030】薬剤供給ルーメン15は、例えば、血管内
に形成された血栓等を溶解するための薬剤を供給するル
ーメンである。この薬剤供給ルーメン15は、カテーテ
ル1の基端側から第1のバルーン11の基端側まで延び
ており、第1のバルーン11と第2のバルーン12との
間に対応する位置に、複数の薬剤放出口(本実施の形態
では、5個)19が形成されている。この薬剤放出口1
9は、薬剤供給ルーメン15から供給された薬剤を、本
体10の外部に放出できるように本体10の外部と連通
している。すなわち、第1のバルーン11及び第2のバ
ルーン12によって閉鎖された血管内に、薬剤を放出可
能となっている。
【0031】気体供給ルーメン16は、第1のバルーン
11及び第2のバルーン12に気体を供給して両バルー
ン11及び12を拡張させ、また、拡張した両バルーン
11及び12から前記気体を排気させて両バルーン11
及び12を収縮させるルーメンである。この気体供給ル
ーメン16は、カテーテル1の基端側から第1のバルー
ン11の気体出入口11Aに連通し、さらに第2のバル
ーン12まで延びて第2のバルーン12の気体出入口1
2Aに連通している。
【0032】溶解物回収ルーメン17は、前記薬剤によ
って溶解された溶解物を回収するためのルーメンであ
る。この溶解物回収ルーメン17は、カテーテル1の基
端側から第1のバルーン11の基端側まで延びており、
第1のバルーン11と第2のバルーン12との間に対応
する位置に、前記溶解物を回収するための溶解物回収口
20が形成されている。この溶解物回収口20は、第1
のバルーン11及び第2のバルーン12によって閉鎖さ
れた血管内に放出された薬剤よって溶解した溶解物を吸
入し、溶解物回収ルーメン17に回収することができる
ように本体10の外部と連通している。
【0033】なお、本実施の形態では、薬剤放出口19
の合計面積と、溶解物回収口20の面積が等しくなるよ
うに設定した。また、溶解物には、小血栓が混在するこ
とがあるため、これをスムーズに回収できるよう、溶解
物回収口20の面積及び溶解物回収ルーメン17の径は
できるだけ大きく設定することが好ましい。
【0034】血液通過ルーメン18は、カテーテル1を
使用した治療中に、血液の流れが停止されて虚血状態に
陥ることを防止するため、血液をバイパスさせるルーメ
ンである。この血液通過ルーメン18は、第2のバルー
ン12の基端側近傍から第1のバルーン11の先端側近
傍まで延びている。血液通過ルーメン18の基端側に
は、血液通過ルーメン18内に血液を流入する血液流入
口21が形成され、先端側には、血液通過ルーメン18
を通過した血液を血管内に排出する血液流出口22が形
成されている。この血液流入口21及び血液流出口22
も、本体10の外部と連通している。
【0035】本体10の先端部と、第1のバルーン11
の基端に接触する位置と、第2のバルーン12の先端に
接触する位置には、本体10の外周に沿ってマーカー
(目印)23、24及び25がそれぞれ形成されてい
る。これらのマーカー23、24及び25は、、治療部
位(カテーテル1の施行部位)の確認を容易に行うこと
ができるよう設けられたものである。
【0036】なお、本発明に係るカテーテルは、本体の
径、拡張時のバルーン径、バルーンの長さ、両バルーン
の間隔等、そのサイズは、治療部位や患者の状態等によ
って任意に決定することができる。本実施の形態では、
その一例として、本体10の径が4Fr(フレンチ)、
第1のバルーン11及び第2のバルーン12の拡張時の
径が、2.0mm〜3.5mm、第1のバルーン11及
び第2のバルーン12の長さが、10mm、両バルーン
11及び12の間隔が10mm〜30mm程度とした。
【0037】次に、本実施の形態に係るカテーテル1の
具体的動作について図面を参照して説明する。なお、本
実施の形態では、カテーテル1を用いて急性心筋梗塞
(AMI)の患者の血栓を除去する場合について説明す
る。
【0038】先ず、第1のバルーン11及び第2のバル
ーン12が収縮した状態にあるカテーテル1を通常の方
法で血管25に挿入し、血栓26がこの第1のバルーン
11と第2のバルーン12の間に位置するように、カテ
ーテル1を誘導する。この時、本体10に形成したマー
カー23、24及び25によって、位置の確認を容易に
行うことができる。
【0039】次に、気体供給ルーメン16から空気など
の気体を供給し、気体出入り口11A及び12Aを介し
て、第1のバルーン11及び第2のバルーン12を拡張
させる。この動作により、第1のバルーン11及び第2
のバルーン12が血管25の内壁に当接し、両バルーン
11及び12の間を閉鎖する。
【0040】これと同時に、血管25内を流れる血液
は、血液流入口21から図6に示す矢印Xで示すよう
に、血液通過ルーメン18に流入し、ここを経て血液流
出口22から矢印Xで示すように流出する。すなわち、
血液は、血液通過ルーメン18によりバイパスされて流
れるため、第1のバルーン11及び第2のバルーン12
に塞き止められることがない。したがって、治療に時間
がかかっても、虚血状態になることがないため、患者に
負担をかけることなく治療を行うことができる。
【0041】次に、薬剤供給ルーメン15から、血栓溶
解剤(例えば、ウロキナーゼ等)を供給し、薬剤放出口
19から図7に示す矢印Zのように、第1のバルーン1
1及び第2のバルーン12により閉鎖された血管25内
に血栓溶解剤を放出する。
【0042】この時、前記血栓溶解剤は、第1のバルー
ン11及び第2のバルーン12によって閉鎖された血管
25内に放出されるため、この部分に血栓溶解剤が満た
されることになる。したがって、血栓26が溶解する速
度を速めることができる。また、放出された血栓溶解剤
によって、血管25内の圧力が上昇するため、溶解物
は、前記血管内の上昇した圧力を元に戻そうとする力に
よって、溶解物回収口20から図6に示す矢印Yのよう
に溶解物回収ルーメン17に回収(吸引)され、体外に
排出される。このようにして、短時間で血栓26の除去
を行うことができる。
【0043】その後、血栓26の除去が終了したら、第
1のバルーン11及び第2のバルーン12を収縮させ、
通常の方法でカテーテル1を血管から抜き取る。
【0044】なお、本発明に係るカテーテルは、溶解物
回収ルーメン17の基端側に、特に図示しないが、溶解
物回収ルーメン17に回収された溶解物を効率よく吸引
するための吸引装置を接続することもできる。このよう
にすることで、溶解物をより効率よく体外に排出するこ
とができる。
【0045】また、第1のバルーン11と第2のバルー
ン12との間に、内視鏡を設ければ、血栓の溶解除去の
様子を外部から観察することができる。
【0046】そしてまた、ラピッドエクスチェンジタイ
プ(モノレールタイプ)のカテーテルの場合には、血液
通過ルーメンをガイドワイヤ挿入用のルーメンと兼用す
ることができる。この場合には、相対的に各ルーメンの
径を大きくすることができる。
【0047】また、本実施例では、薬剤放出口19を水
平方向に5つ配置した場合について説明したが、これに
限らず、薬剤放出口は、螺旋状に複数配置してもよく、
また、薬剤放出口の配置数は任意に決定してよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカテ
ーテルは、第1のバルーンと第2のバルーンにより閉鎖
された血管内に、薬剤を放出することができるため、こ
の部分を薬剤で満たすことができる。したがって、この
部分に形成された血栓などを効率よく溶解することがで
きる。この結果、治療時間を大幅に短縮することができ
る。また、この薬剤によって溶解された溶解物を回収し
て体外に排出することができるため、血栓を確実に除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカテーテルの概要を
示す側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図2のIV-IV線に沿った断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図4に示すカテーテルを血管内に挿入した状態
を示す断面図である。
【図7】図5に示すカテーテルを血管内に挿入した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル 10 本体 11 第1のバルーン 12 第2のバルーン 13 ガイドワイヤ 14 ガイドワイヤ挿入用ルーメン 15 薬剤供給ルーメン 16 気体供給ルーメン 17 溶解物回収ルーメン 18 血液通過ルーメン 19 薬剤溶出口 20 溶解物回収口 21 血液流入口 22 血液流出口 23、24、25 マーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 洲雄 兵庫県西宮市甲子園3番町10−18−216 (72)発明者 山下 專助 兵庫県西宮市北六甲台3−10−4

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡張・収縮可能であり、拡張時に血管を
    閉鎖する第1のバルーンと、 拡張・収縮可能であり、拡張時に血管を閉鎖すると共
    に、前記第1のバルーンと所定の間隔を置いた基端側に
    配設される第2のバルーンと、 前記第1のバルーンと第2のバルーンとの間に形成され
    た薬剤放出口を介して、前記両バルーンにより閉鎖され
    た血管内へ薬剤を供給する薬剤供給ルーメンと、 前記第1のバルーンと第2のバルーンとの間に形成され
    た溶解物回収口を介して、前記両バルーンにより閉鎖さ
    れた血管内の溶解物を回収する溶解物回収ルーメンと、 を備えたカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記薬剤放出口を複数形成した請求項2
    記載のカテーテル。
  3. 【請求項3】 前記薬剤放出口の合計面積と、前記溶解
    物回収口の面積が等しい請求項1または請求項2に記載
    のカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記溶解物回収ルーメンに、前記溶解物
    を吸引する吸引機構を接続した請求項1ないし請求項3
    のいずれか一項に記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記第2のバルーンより基端側に配設さ
    れた血液流入口と、 前記第1のバルーンより先端側に配設された血液流出口
    と、 前記血液流入口及び血液流出口との間に連通し、当該血
    液流入口から流入した血液を前記血液流出口から排出さ
    せる血液通過ルーメンと、 をさらに備えた請求項1ないし請求項4のいずれか一項
    に記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】 先端部と、前記第1のバルーンの基端側
    と、前記第2のバルーンの先端側に、目印を設けた請求
    項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のカテーテ
    ル。
  7. 【請求項7】 前記血液通過ルーメンが、ガイドワイヤ
    挿入用ルーメンを兼用する請求項5記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】 前記溶解物回収ルーメンの径が、他のル
    ーメンの径より大きい請求項1ないし請求項7のいずれ
    か一項に記載のカテーテル。
  9. 【請求項9】 前記溶解物回収口の面積は、前記溶解物
    回収ルーメンの長手方向に垂直な断面積以上である請求
    項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のカテーテ
    ル。
  10. 【請求項10】 前記第1のバルーンと第2のバルーン
    に閉鎖された血管内を観察可能な内視鏡を設けた請求項
    1ないし請求項9のいずれか一項に記載のカテーテル。
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