JP2000278650A - 走査変換処理回路 - Google Patents

走査変換処理回路

Info

Publication number
JP2000278650A
JP2000278650A JP11085819A JP8581999A JP2000278650A JP 2000278650 A JP2000278650 A JP 2000278650A JP 11085819 A JP11085819 A JP 11085819A JP 8581999 A JP8581999 A JP 8581999A JP 2000278650 A JP2000278650 A JP 2000278650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
signal
input
field
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11085819A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Nakahigashi
秀人 中東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11085819A priority Critical patent/JP2000278650A/ja
Publication of JP2000278650A publication Critical patent/JP2000278650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動き検出の精度向上を図ると共に高解像度を
実現した順次走査映像を得ることを目的とする。 【解決手段】 処理映像フィールドとその1フレーム前
の映像を比較し、フィールド単位で処理映像フィールド
全体としての動き方向を検出し、動きが検出された場合
その逆補正を行いながら各画素単位の動き検出及び補間
映像を算出することにより動き適応型の順次走査変換処
理において高解像度順次走査映像を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査方式の変換を
行う時に映像の高画質化を図った走査変換処理回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送のデジタル化、またテレビジ
ョン受信機の大型化、高画質化にともない、飛び越し走
査方式の現行地上波放送もちらつきのない順次走査方式
で高画質に視聴し楽しみたいという需要も増大してきて
いる。これに応えるため、高画質に順次走査変換するた
めの技術開発が盛んに行われている。
【0003】以下に、従来の動き適応型の順次走査変換
処理回路について説明する。図3は、従来の動き適応型
の順次走査変換処理回路のブロック図を示すものであ
る。図3において、符号101は入力映像信号を1フィ
ールド遅延するためのフィールド遅延素子、102はフ
ィールド遅延素子1の出力映像信号を更に1フィールド
遅延するためのフィールド遅延素子、105は入力映像
信号とフィールド遅延素子102からの出力映像信号と
の差分により処理映像の領域が静止領域か動画領域かを
判別し走査変換の処理方法を選択する動き検出処理部、
106はフィールド遅延素子102からの出力映像信号
を入力とし順次走査変換時飛び越し走査方式で入力され
る入力映像信号の間の走査線を作り出すフィールド内内
挿処理部、107は動き検出処理部105からの出力信
号を信号混合比率制御信号として動き検出処理部105
の静止画領域・動画領域判別結果に応じてフィールド内
内挿処理部106の出力映像とフィールド遅延素子10
1の出力映像信号とを混合して出力するMIX処理部、
108は順次走査変換前の映像としてフィールド遅延素
子102からの出力映像信号を選択し順次走査変換前の
飛び越し走査方式で入力される入力映像信号の間の走査
線としてMIX処理部107からの出力信号を選択しそ
の信号選択を入力映像走査の倍速順次水平走査期間毎に
切り換え順次走査変換後の映像信号を出力するセレク
タ、109は上記MIX処理部107以外の処理部のタ
イミング制御信号を発生する制御信号発生部である。
【0004】以上のように構成された順次走査変換処理
回路について、以下にその動作について説明する。飛び
越し走査方式の入力映像信号はフィールド遅延素子10
1及び動き検出処理部105に入力される。フィールド
遅延素子101に入力された映像信号はさらにフィール
ド遅延素子102に入力され、フィールド遅延素子10
1及び102の出力として入力映像に対する1フィール
ド遅延の映像信号、1フレーム遅延の映像信号が出力さ
れる。動き検出処理部105では入力映像信号とフィー
ルド遅延素子102の出力信号を入力として両信号の差
分を画素単位で算出することにより、この差分各画素が
動画領域か静止画領域かを判別する。
【0005】判断方法はフレーム差分信号が小さい時は
1フレーム間その画素が表現する映像内容に動きがない
と判断して静止画と判断する、逆にフレーム差分信号が
大きい時はその画素が表現する映像内容に動きがあると
判断して動画と判断する。一方、順次走査変換後の映像
信号は飛び越し走査方式で送られる現行地上波放送の映
像信号の2倍の走査線数を有し、その一方の走査信号は
送られてきた映像信号の1水平走査期間を1/2に走査
速度変換し表示し、もう一方の走査信号は上記の走査速
度と周期を合わせると同時に静止画時は表示フィールド
に対し1フィールド前の映像により静止画映像を生成
し、動画時は表示フィールド内の上下走査線からの内挿
処理による映像補間を行い動画映像を生成する。
【0006】この時の上記2信号の混合比は動き検出処
理部105おいて上記入力映像信号とフィールド遅延素
子102の出力信号を入力として両信号の差分値を入力
アドレスとするルックアップテーブルにより決定され、
MIX処理部5で混合される。また、ここで上記動画映
像を生成するための内挿処理はフィールド内内挿処理部
106で行う。セレクタ108ではフィールド遅延素子
102からの出力映像信号とMIX処理部107からの
出力映像信号を入力として、上記2信号を入力映像走査
の倍速順次走査周期毎に入力選択信号を切り換えること
により順次走査変換後の映像信号を出力する。
【0007】このセレクタ108の入力信号選択の制御
信号を始め、フィールド遅延素子101及び102のデ
ータ書き込み・読み出し制御信号、フィールド内内挿処
理部106及び動き検出処理部105の処理制御信号は
制御信号発生部109で発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の走査変換処理回路では前後隣接したフィールドの映像
が全体の映像として時間軸方向に相関のある場合にもそ
れを検出できないため、フィールド単位でフィールド間
・フレーム間に相関のある映像に対してその特性を活か
した高画質順次走査変換が行えないという課題を有して
いた。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、入力された映像
が前後隣接したフィールドで時間推移に伴い、映像フィ
ールドの全体として一定の2次元方向に相関があるか否
かを判別し、相関があると判断した場合には相関のある
画素位置の映像どうしを用いて動き適応型順次走査変換
を行い、動き検出の精度向上と共にフィールド間内挿に
よる処理領域を広がることによる垂直方向の高解像度化
を図った動き適応型順次走査変換処理回路を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の走査変換処理回路は、 (1処理映像フィールドの各画素とその処理映像フィー
ルドより1フレーム前の画素及びその上下左右周辺画素
の映像との各々の信号差分をとりこれを1フィールド分
累積することにより処理映像フィールドと1フレーム遅
延映像信号周辺で最も強い相関を持つ映像位置を検出す
る相関検出回路と、処理映像フィールドと上記相関検出
回路で算出された映像位置の映像との信号の差分をとる
ことにより1フィールドの映像の中で静止画領域と動画
領域を判断する動き検出回路と、処理映像フィールドと
上記相関検出回路により算出された強い相関を持つ処理
映像フィールドの1フレーム前の映像信号の映像位置と
の中点位置の映像に対し1フィールド分遅延した映像信
号及び処理映像フィールドの内挿演算により算出された
映像信号を入力として上記動き検出回路の出力信号によ
り決められた両者の信号加算比を用いて信号の混合処理
を行うMIX回路と、上記処理映像フィールドの映像信
号と上記MIX回路の出力信号を走査線単位で切り替え
るセレクタにより倍速度走査変換を行うものである。上
記構成によれば、時間軸方向にゆっくりした動きに対し
てもその検出及び動き方向・動き量の検出が行えるた
め、人間の視覚特性が静止画に近くよいとされる動き速
度の遅い動画の解像度を改善した動き適応型の順次走査
変換処理回路を提供できる。
【0011】(2)処理映像フィールドの各画素とその
処理映像フィールドより1フレーム前の画素及びその上
下左右周辺画素の映像との各々の信号差分をとりこれを
1フィールド分累積することにより処理映像フィールド
と1フレーム遅延映像信号周辺で最も強い相関を持つ映
像位置を検出する相関検出回路と、処理映像フィールド
と上記相関検出回路で算出された映像位置の映像との信
号の差分をとることにより1フィールドの映像の中で静
止画領域と動画領域を判断するとともにその判断基準を
上記相関検出回路で算出された処理映像フィールドとそ
の1フレーム前の映像信号との相関位置の距離に応じて
判断方法を制御する動き検出回路と、処理映像フィール
ドの1フィールド前の映像信号及び処理映像フィールド
の内挿演算により算出された映像信号を入力として上記
動き検出回路の出力信号により決められた両者の信号加
算比を用いて信号の混合処理を行うMIX回路と、上記
処理映像フィールドの映像信号と上記MIX回路の出力
信号を走査線単位で切り替えるセレクタにより倍速度走
査変換を行うものである。上記構成によれば、フレーム
間の映像表示内容の位置移動距離を検出することにより
その移動速度つまり動きの速度を算出し、これを制御パ
ラメータとして静止画領域と判断して行うフィールド間
内挿処理と動画領域と判断して行うフィールド内内挿処
理の切り換えを動き速度に対して適応的に行うことがで
きるため、映像の動きに対して違和感を低減した動き適
応型順次走査変換処理回路を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力映像Aとその入力映像Aより1フレーム分遅延
した入力映像B及びその上下左右周辺画素の映像とを入
力信号とし入力映像Aと1フレーム分遅延した入力映像
B及びその上下左右周辺画素との各々の信号差分をとり
これを1フィールド分累積することにより入力映像Aと
1フレーム遅延映像信号周辺で最も強い相関を持つ映像
位置を検出する相関検出回路と、入力映像Aと上記相関
検出回路で算出された映像位置の映像との信号の差分を
とることにより1フィールドの映像の中で静止画領域と
動画領域を判断する動き検出回路と、入力映像Aを1フ
レーム分遅延した映像信号と上記相関検出回路により算
出された強い相関を持つ映像位置との中点位置の映像に
対し1フィールド分遅延した映像信号と入力映像Aの内
挿演算により算出された映像信号を入力として上記動き
検出回路の出力信号により決められた両者の信号加算比
を用いて信号の混合処理を行うMIX回路と、上記入力
映像Bと上記MIX回路の出力信号を走査線単位で切り
替えるセレクタを有することにより倍速度走査変換を行
うものである。本発明によれば、ゆっくりした動きに対
しても静止画として処理が可能となるため高い解像度を
持った順次走査映像が実現可能となるという作用を有す
る。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、入力映
像Aとその入力映像Aより1フレーム分遅延した入力映
像B及びその上下左右周辺画素の映像とを入力信号とし
入力映像Aと1フレーム分遅延した入力映像B及びその
上下左右周辺画素との各々の信号差分をとり1フィール
ド分累積することにより入力映像Aと1フレーム遅延映
像Bの周辺で最も強い相関を持つ映像位置を検出する相
関検出回路と、入力映像Aとその入力映像Aより1フレ
ーム分遅延した入力映像Bとの信号の差分をとることに
より1フィールドの映像の中で静止画領域と動画領域を
判断するとともにその判断基準を上記相関検出回路で算
出された入力映像Aと相関のある映像位置と入力映像A
に対して1フレーム分遅延させた位置との距離に応じて
制御する上記動き検出回路と、入力映像Aに対し1フィ
ールド分遅延した映像信号と入力映像Aの内挿演算によ
り算出された映像信号を入力として上記動き検出回路の
出力信号により決められた両者の信号加算比を用いて信
号の混合処理を行うMIX回路と、上記入力映像Bと上
記MIX回路の出力信号を走査線単位で切り替えるセレ
クタを有することにより倍速度走査変換を行うものであ
る。
【0014】本発明によれば、フレーム間の動き速度を
検出できるためその動き速度にあわせて静止画処理と動
画処理の切り換えを適応的に制御可能となり、映像の動
きに対して違和感のない順次走査映像が実現可能となる
という作用を有する。以下、本発明の実施形態につい
て、図1及び図2を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本発明の請求項
1に記載された発明の動き適応型の順次走査変換処理回
路のブロック図を示すものである。図1において、符号
1は入力映像信号を1フィールド遅延するためのフィー
ルド遅延素子、2はフィールド遅延素子1の出力映像信
号を更に1フィールド遅延するためのフィールド遅延素
子、3はフィールド遅延素子2の出力映像信号を更に1
フィールド遅延するためのフィールド遅延素子、4はフ
ィールド遅延素子1への入力映像信号とフィールド遅延
素子2からの出力映像信号と入力としてフィールド遅延
素子1への入力映像信号とフィールド遅延素子2からの
出力映像信号を内部で画素単位・走査線単位で遅延させ
た映像との差分を各々について1フィールドで各画素に
ついて算出し累積することにより1フレーム前映像フィ
ールドにおいてフィールド遅延素子1への入力映像信号
と相関の強い映像の位置を検出する映像相関処理部、5
はフィールド遅延素子1からの出力映像信号とフィール
ド遅延素子3からの出力映像信号との差分により処理映
像の領域が静止領域か動画領域かを判別し走査変換の処
理方法を選択する動き検出処理部、6はフィールド遅延
素子1からの出力映像信号を入力とし順次走査変換時飛
び越し走査方式で入力される入力映像信号の間の走査線
を作り出すフィールド内内挿処理部、7は動き検出処理
部5からの静止画領域・動画領域判別結果に応じた信号
混合比率制御信号によりフィールド内内挿処理部6の出
力映像とフィールド遅延素子2の出力映像信号とを混合
して出力するMIX処理部、8は順次走査変換前の映像
としてフィールド遅延素子1からの出力映像信号を選択
し順次走査変換前の飛び越し走査方式で入力される入力
映像信号の間の走査線としてMIX処理部7からの出力
信号を選択しその信号選択を入力映像走査の倍速順次水
平走査期間毎に切り換え順次走査変換後の映像信号を出
力するセレクタ、9は映像相関処理部4からの制御信号
をもとに上記MIX処理部7以外の処理部のタイミング
制御信号を発生する制御信号発生部である。
【0016】以上のように構成された順次走査変換処理
回路について、以下にその動作について説明する。飛び
越し走査方式の入力映像信号はフィールド遅延素子1及
び映像相関検出処理部4に入力される。フィールド遅延
素子1に入力された映像信号はさらにフィールド遅延素
子2、フィールド遅延素子3と遅延される。映像相関検
出処理部4では入力映像信号とフィールド遅延素子2か
らの出力映像信号が入力され、フィールド遅延素子2の
出力映像信号は初段で画素単位、走査線単位で遅延され
る。
【0017】遅延された各々の映像信号はフィールド遅
延素子1に入力された映像との差分を各画素について算
出され、その差分信号を1フィールド期間累積する。こ
の累積結果は小さい時、相関比較した2フィールドの相
関が高いと判断し、大きい時、相関比較した2フィール
ドの相関が低いと判断し、フィールド遅延素子2の出力
映像が遅延された映像信号の中でフィールド遅延素子1
に入力された映像と最も相関の高い画素を検出する。こ
の時、一定以上の相関がどの画素からも得られなかった
場合、フィールド遅延素子1に入力された映像に対し1
フレーム前に当たる映像画素を相関の高い画素として選
択する。この相関画素位置データは制御信号発生部9に
出力される。
【0018】動き検出処理部5ではフィールド遅延素子
1の出力信号とフィールド遅延素子3の出力信号の差分
を画素単位で算出することにより、各画素が動画領域か
静止画領域かを判別する。判断方法はフレーム差分信号
が小さい時は1フレーム間その画素が表現する映像内容
に動きがないと判断して静止画と判断する、逆にフレー
ム差分信号が大きい時はその画素が表現する映像内容に
動きがあると判断して動画と判断する。ここで上記のフ
レーム差分算出演算はフィールド遅延素子3の出力映像
信号とフィールド遅延素子3の出力映像信号に対し映像
相関検出処理部4で得られた相関の高い画素位置の映像
との間で行われ、この時のフィールド遅延素子の遅延量
制御は制御信号発生部で行われる。
【0019】一方、順次走査変換後の映像信号は飛び越
し走査方式で送られる現行地上波放送の映像信号の2倍
の走査線数を有し、その一方の走査信号は送られてきた
映像信号の1水平走査期間を1/2に走査速度変換し表
示し、もう一方の走査信号は上記の走査速度と周期を合
わせると同時に静止画時は表示フィールドに対し1フィ
ールド前の映像により静止画映像を生成し、動画時は表
示フィールド内の上下走査線からの内挿処理による映像
補間を行い動画映像を生成する。また、上記で選択され
たフィールド遅延素子2からの映像信号とフィールド内
内挿処理部6の出力映像信号との混合比は動き検出処理
部5においてフィールド遅延素子1の出力信号とフィー
ルド遅延素子3の出力信号を入力として両信号の差分値
を入力アドレスとするルックアップテーブルにより決定
され、MIX処理部7で混合される。
【0020】また、ここで上記動画映像を生成するため
の内挿処理はフィールド内内挿処理部6で行う。セレク
タ8ではフィールド遅延素子1からの出力映像信号とM
IX処理部7からの出力映像信号を入力として、上記2
信号を入力映像走査の倍速順次走査周期毎に入力選択信
号を切り換えることにより順次走査変換後の映像信号を
出力する。このセレクタ7の入力信号選択の制御信号を
始め、フィールド遅延素子1及び2及び3のデータ書き
込み・読み出し制御信号、映像相関検出処理部4及び動
き検出処理部5及びフィールド内内挿処理部6の処理制
御信号は制御信号発生部7で発生する。
【0021】(実施の形態2)図2は、本発明の請求項
2に記載された発明の動き適応型の順次走査変換処理回
路のブロック図を示すものである。図2において、符号
1は入力映像信号を1フィールド遅延するためのフィー
ルド遅延素子、2はフィールド遅延素子1の出力映像信
号を更に1フィールド遅延するためのフィールド遅延素
子、3はフィールド遅延素子2の出力映像信号を更に1
フィールド遅延するためのフィールド遅延素子、4はフ
ィールド遅延素子1への入力映像信号とフィールド遅延
素子2からの出力映像信号と入力としてフィールド遅延
素子1への入力映像信号とフィールド遅延素子2からの
出力映像信号を内部で画素単位・走査線単位で遅延させ
た映像との差分を各々について1フィールドで各画素に
ついて算出し累積することにより1フレーム前の映像フ
ィールドにおいてフィールド遅延素子1への入力映像信
号と相関の強い映像の位置を検出しその検出された位置
とフィールド遅延素子1への入力映像信号に対する1フ
レーム前の映像位置との距離を算出する映像相関処理
部、5はフィールド遅延素子1からの出力映像信号とフ
ィールド遅延素子3からの出力映像信号との差分により
処理映像の領域が静止領域か動画領域かを判別し走査変
換の処理方法を選択する動き検出処理部、6はフィール
ド遅延素子1からの出力映像信号を入力とし順次走査変
換時飛び越し走査方式で入力される入力映像信号の間の
走査線を作り出すフィールド内内挿処理部、7は動き検
出処理部5からの静止画領域・動画領域判別結果に応じ
た信号混合比率制御信号によりフィールド内内挿処理部
6の出力映像とフィールド遅延素子2の出力映像信号と
を混合して出力するMIX処理部、8は順次走査変換前
の映像としてフィールド遅延素子1からの出力映像信号
を選択し順次走査変換前の飛び越し走査方式で入力され
る入力映像信号の間の走査線としてMIX処理部7から
の出力信号を選択しその信号選択を入力映像走査の倍速
順次水平走査期間毎に切り換え順次走査変換後の映像信
号を出力するセレクタ、9は上記MIX処理部7以外の
処理部のタイミング制御信号を発生する制御信号発生部
である。
【0022】以上のように構成された順次走査変換処理
回路について、以下にその動作について説明する。飛び
越し走査方式の入力映像信号はフィールド遅延素子1及
び映像相関検出処理部4に入力される。フィールド遅延
素子1に入力された映像信号はさらにフィールド遅延素
子2、フィールド遅延素子3と遅延される。映像相関検
出処理部4では入力映像信号とフィールド遅延素子2か
らの出力映像信号が入力され、フィールド遅延素子2の
出力映像信号は初段で画素単位、走査線単位で遅延され
る。遅延された各々の映像信号はフィールド遅延素子1
に入力された映像との差分を各画素について算出され、
その差分信号を1フィールド期間累積する。この累積結
果は小さい時、相関比較した2フィールドの相関が高い
と判断し、大きい時、相関比較した2フィールドの相関
が低いと判断し、フィールド遅延素子2の出力映像が遅
延された映像信号の中でフィールド遅延素子1に入力さ
れた映像と最も相関の高い画素を検出する。
【0023】この時、一定以上の相関がどの画素からも
得られなかった場合、フィールド遅延素子1に入力され
た映像に対し1フレーム前に当たる映像画素を相関の高
い画素として選択する。さらに、この相関画素位置とフ
ィールド遅延素子1に入力された映像に対し1フレーム
前に当たる映像画素との距離を算出しそれが動き速度と
して動き検出処理部5に出力される。動き検出処理部5
ではフィールド遅延素子1の出力信号とフィールド遅延
素子3の出力信号の差分を画素単位で算出することによ
り、各画素が動画領域か静止画領域かを判別する。
【0024】判断方法はフレーム差分信号が小さい時は
1フレーム間その画素が表現する映像内容に動きがない
と判断して静止画と判断する、逆にフレーム差分信号が
大きい時はその画素が表現する映像内容に動きがあると
判断して動画と判断する。この時、動画・静止画画素の
判断を行うためにフレーム差分信号との比較を行う比較
閾値を上記映像相関検出処理部4出力の動き速度により
制御を行い、動き速度が遅い場合には静止画よりの判断
を行うというように動き速度にあわせて比較閾値及び静
止画・動画間の互いの切り換え遷移時における静止画処
理信号と動画処理信号の混合比の変え方を制御する。
【0025】一方、順次走査変換後の映像信号は飛び越
し走査方式で送られる現行地上波放送の映像信号の2倍
の走査線数を有し、その一方の走査信号は送られてきた
映像信号の1水平走査期間を1/2に走査速度変換し表
示し、もう一方の走査信号は上記の走査速度と周期を合
わせると同時に静止画時は表示フィールドに対し1フィ
ールド前の映像により静止画映像を生成し、動画時は表
示フィールド内の上下走査線からの内挿処理による映像
補間を行い動画映像を生成する。また、上記で選択され
たフィールド遅延素子2からの映像信号とフィールド内
内挿処理部6の出力映像信号との混合比は動き検出処理
部5においてフィールド遅延素子1の出力信号とフィー
ルド遅延素子3の出力信号を入力として両信号の差分値
を入力アドレスとするルックアップテーブルにより決定
され、MIX処理部7で混合される。
【0026】また、ここで上記動画映像を生成するため
の内挿処理はフィールド内内挿処理部6で行う。セレク
タ8ではフィールド遅延素子1からの出力映像信号とM
IX処理部7からの出力映像信号を入力として、上記2
信号を入力映像走査の倍速順次走査周期毎に入力選択信
号を切り換えることにより順次走査変換後の映像信号を
出力する。このセレクタ7の入力信号選択の制御信号を
始め、フィールド遅延素子1及び2及び3のデータ書き
込み・読み出し制御信号、映像相関検出処理部4及び動
き検出処理部5及びフィールド内内挿処理部6の処理制
御信号は制御信号発生部7で発生する。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の走査変換回路に
よれば、 (1)請求項1の発明では、時間軸方向にゆっくりした
動きに対しても動き方向を含めその検出が行えるため、
人間の視覚特性が静止画に近くよいとされる動き速度の
遅い動画の解像度を改善した動き適応型の順次走査変換
処理が可能となる。 (2)請求項2の発明では、フレーム間の映像表示内容
の位置移動距離を検出することによりその移動速度つま
り動きの速度を算出し、これを制御パラメータとして静
止画領域と判断して行うフィールド間内挿処理と動画領
域と判断して行うフィールド内内挿処理の切り換えを動
き速度に対して適応的に行うことができるため、映像の
動きに対して違和感を低減した動き適応型順次走査変換
処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のテレビジョン受信機の概
略構成を示すブロック構成図
【図2】本発明の実施形態2のテレビジョン受信機の概
略構成を示すブロック構成図
【図3】従来のテレビジョン受信機の概略構成を示すブ
ロック構成図
【符号の説明】
1、2、3、101、102 フィールド遅延素子 4、104 映像相関検出処理部 5、105 動き検出処理部 6、106 フィールド内内挿処理部 7、107 MIX処理部 8、108 セレクタ 9、109 制御信号発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像Aとその入力映像Aより1フレ
    ーム分遅延した入力映像B及びその上下左右周辺画素の
    映像とを入力信号とし入力映像Aと1フレーム分遅延し
    た入力映像B及びその上下左右周辺画素との各々の信号
    差分をとりこれを1フィールド分累積することにより入
    力映像Aと1フレーム遅延映像信号周辺で最も強い相関
    を持つ映像位置を検出する相関検出回路と、入力映像A
    と上記相関検出回路で算出された映像位置の映像との信
    号の差分をとることにより1フィールドの映像の中で静
    止画領域と動画領域を判断する動き検出回路と、入力映
    像Aを1フレーム分遅延した映像信号と上記相関検出回
    路により算出された強い相関を持つ映像位置との中点位
    置の映像に対し1フィールド分遅延した映像信号と入力
    映像Aの内挿演算により算出された映像信号を入力とし
    て上記動き検出回路の出力信号により決められた両者の
    信号加算比を用いて信号の混合処理を行うMIX回路
    と、上記入力映像Bと上記MIX回路の出力信号を走査
    線単位で切り替えるセレクタを有することにより倍速度
    走査変換を行う走査変換処理回路。
  2. 【請求項2】 入力映像Aとその入力映像Aより1フレ
    ーム分遅延した入力映像B及びその上下左右周辺画素の
    映像とを入力信号とし入力映像Aと1フレーム分遅延し
    た入力映像B及びその上下左右周辺画素との各々の信号
    差分をとり1フィールド分累積することにより入力映像
    Aと1フレーム遅延映像Bの周辺で最も強い相関を持つ
    映像位置を検出する相関検出回路と、入力映像Aとその
    入力映像Aより1フレーム分遅延した入力映像Bとの信
    号の差分をとることにより1フィールドの映像の中で静
    止画領域と動画領域を判断するとともにその判断基準を
    上記相関検出回路で算出された入力映像Aと相関のある
    映像位置と入力映像Aに対して1フレーム分遅延させた
    位置との距離に応じて制御する上記動き検出回路と、入
    力映像Aに対し1フィールド分遅延した映像信号と入力
    映像Aの内挿演算により算出された映像信号を入力とし
    て上記動き検出回路の出力信号により決められた両者の
    信号加算比を用いて信号の混合処理を行うMIX回路
    と、上記入力映像Bと上記MIX回路の出力信号を走査
    線単位で切り替えるセレクタを有することにより倍速度
    走査変換を行う走査変換処理回路。
JP11085819A 1999-03-29 1999-03-29 走査変換処理回路 Pending JP2000278650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11085819A JP2000278650A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 走査変換処理回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11085819A JP2000278650A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 走査変換処理回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000278650A true JP2000278650A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13869478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11085819A Pending JP2000278650A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 走査変換処理回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000278650A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268828B2 (en) 2003-06-30 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Television receiver and control method thereof for displaying video signals based on different television modes
CN115914599A (zh) * 2023-02-23 2023-04-04 北京数字光芯集成电路设计有限公司 一种基于线阵扫描刷新延迟的扫描调节控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268828B2 (en) 2003-06-30 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Television receiver and control method thereof for displaying video signals based on different television modes
CN115914599A (zh) * 2023-02-23 2023-04-04 北京数字光芯集成电路设计有限公司 一种基于线阵扫描刷新延迟的扫描调节控制方法
CN115914599B (zh) * 2023-02-23 2023-04-28 北京数字光芯集成电路设计有限公司 一种基于线阵扫描刷新延迟的扫描调节控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7057665B2 (en) Deinterlacing apparatus and method
TW200534214A (en) Adaptive display controller
JP2006165602A (ja) フレームレート変換装置、及び映像表示装置、並びにフレームレート変換方法
JP4933209B2 (ja) 映像処理装置
KR100472436B1 (ko) 디지털 텔레비전에서의 적응적 외부 입력 비디오 신호의처리장치
JP3855761B2 (ja) 画像信号処理装置及び方法
CN101521785A (zh) 视频信号处理设备和方法
JP2007274411A (ja) プルダウン信号検出装置およびプルダウン信号検出方法並びに順次走査変換装置および順次走査変換方法
JP2003189259A (ja) 画像信号処理装置及び方法
JP2000278650A (ja) 走査変換処理回路
JP2002077833A (ja) 順次走査変換回路
JP2008160773A (ja) 順次走査変換装置及び順次走査変換方法
JP3820026B2 (ja) 走査線補間方法
KR100594780B1 (ko) 영상변환 장치 및 그 방법
JP3887346B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法、映像表示装置
JP2000295581A (ja) 走査変換処理回路
JP4439603B2 (ja) テレビジョン受信機
US20100103313A1 (en) Signal processor and signal processing method
JPH11331782A (ja) 信号変換装置
JP4256180B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
US8373798B2 (en) Text protection device and related motion adaptive de-interlacing device
JPH11266440A (ja) 画像信号の走査変換回路及び画像復号化装置
JP2000175159A (ja) 映像信号処理装置
JP2003032636A (ja) 動き補償を用いた主走査変換装置及び主走査変換方法
JP2001145066A (ja) 走査線補間装置