JP2000277494A - 有機系反射防止膜のエッチング方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

有機系反射防止膜のエッチング方法および半導体装置の製造方法

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JP2000277494A
JP2000277494A JP8492299A JP8492299A JP2000277494A JP 2000277494 A JP2000277494 A JP 2000277494A JP 8492299 A JP8492299 A JP 8492299A JP 8492299 A JP8492299 A JP 8492299A JP 2000277494 A JP2000277494 A JP 2000277494A
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gas
film
organic
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Tetsuji Nagayama
哲治 長山
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Sony Corp
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高段差を有する場合であっても下地層のエッ
チングが生じることがなく、しかも寸法変換差を低減す
ることができる有機系反射防止膜のエッチング方法およ
びこのエッチング方法を用いた半導体装置の製造方法を
提供する。 【解決手段】 有機系反射防止膜106をドライエッチ
ングによりエッチングする場合に、少なくとも酸素ガス
およびハロゲンガスを含むエッチングガスを用いて有機
系反射防止膜106をレジストパターン107をマスク
としてエッチングし、有機系反射防止膜106の下地
層、例えばWSix 膜105が露出する前または露出し
た時点で、エッチングガスにおけるハロゲンガスの添加
比率を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有機系反射防止
膜のエッチング方法および半導体装置の製造方法に関
し、特に、ドライエッチングによる有機系反射防止膜の
加工工程を有する半導体装置の製造に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI等に見られるように、半
導体装置の高集積化および高性能化が進展するに伴い素
子の微細化が進み、その最小線幅を決定するリソグラフ
ィ用の露光光波長がますます短波長化している。現在、
半導体集積回路の開発においては、サブハーフミクロン
領域のデザインルールの素子がターゲットになってお
り、その際使用される縮小投影露光装置(いわゆるステ
ッパー)はKrFエキシマーレーザ光(波長248n
m)を光源に用い、0.37〜0.50程度のNA(開
口数)のレンズを搭載している。
【0003】この場合の露光光源には単一の波長の光が
用いられている。このように単一波長光で露光を行う場
合には、定在波効果と呼ばれる現象が発生することが広
く知られている。定在波が発生する原因は、レジスト膜
内で露光光の多重干渉が起こることによる。すなわち、
入射光とレジスト/基板界面からの反射光とがレジスト
膜内で干渉を起こすことによるものである。
【0004】この定在波効果の結果として、レジストを
光反応させるエネルギーとなる吸収光量が、レジスト膜
厚に依存して変化する。ここで、吸収光量とは、レジス
ト表面の反射や、基板での吸収、レジストから射出した
光等を除いたレジスト自体に吸収される光の量を示す。
【0005】この吸収光量の変化の度合いは、下地基板
の種類や基板上の段差により微妙に変わってくるため、
露光・現像後に得られるレジストパターンの寸法の制御
が困難になってしまう。こういった傾向は、どのレジス
ト種でも共通のもので、パターンが細かくなればなる程
顕在化する問題点である。
【0006】そこで、このような定在波効果を抑制する
有効な方法として、反射防止膜の採用が不可欠となって
いる。
【0007】ところで、ゲート電極をはじめとする微細
パターンのパターニングでは、表面反射と段差の問題
(例えば、Wポリサイドからなるゲート電極では上層の
WSix 膜の表面反射と素子分離絶縁膜による段差)を
避けて通れないことから、上記のような定在波効果も考
慮するとパターニングは非常に困難と言え、このため反
射防止膜をパターニング前に形成する技術が主流となっ
ている。この反射防止膜の材料としては、無機系の材料
と有機系の材料とが知られている。無機系の材料として
はTiNやSiOx y :Hが知られており、これらの
うちでもCVDガス条件の制御により所望の光学定数
(n、k)が得られるSiOx y :Hが有望視されて
いる。一方、有機系の材料は、露光波長に対して吸収を
持つ色素を含有したもので、下地からの反射を完全にカ
ットすることが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射防
止膜を有する場合には、そのドライエッチング工程にい
くつかの課題がある。
【0009】まず、反射防止膜の材料として無機系のS
iOx y :Hを用いた場合には、SiOx y :Hの
組成がSiやSiO2 、Si3 4 の中間に位置するた
め、反射防止膜のエッチングをSiのエッチング条件で
行うと、O等の放出による形状異常・選択比低下が起こ
りやすく、SiO2 のエッチングの場合はテーパ形状に
なりやすく寸法変換差が増大する。
【0010】これに対して、有機系反射防止膜を用いた
場合は、反射防止膜の組成がレジストの組成に近いた
め、O2 を主体としたガス系を用いると反射防止膜のエ
ッチング時のレジスト減りやパターン細り(等方性エッ
チング)が激しいという問題が生じる。このため、多層
レジストエッチング技術で用いられたハロゲン添加によ
る側壁保護プロセス(例えば、特願平2−108752
号、特願平4−76598号)が現在主流になってい
る。
【0011】しかしながら、このハロゲンを添加したエ
ッチングガスを用いた従来のドライエッチング技術で
は、次のような問題がある。すなわち、例えば、図17
に示すように、Si基板201にフィールド絶縁膜20
2およびゲート絶縁膜203を形成し、全面にゲート電
極形成用の多結晶Si膜204およびWSix 膜205
を形成した後、WSix 膜205上に有機系反射防止膜
206を塗布した場合には、フィールド絶縁膜202に
よる段差により、有機系反射防止膜206に場所により
膜厚差が生じ、フィールド絶縁膜202上では薄く、活
性領域上では厚くなる。このため、有機系反射防止膜2
06上にレジストパターン207を形成し、このレジス
トパターン207をマスクとして有機系反射防止膜20
6をドライエッチングによりエッチングすると、エッチ
ングが終了した時点で、下地層であるWSix 膜205
がエッチングガス中のハロゲンと反応してエッチングが
進行してしまい、最終的にWSix 膜205のエッチン
グが生じてアンダーカット部208が形成されてしま
う。これは、限られた面積の被エッチング材料(下地
層)にエッチャント(ハロゲン)が集中する、いわゆる
ローディング効果によるもので、段差上部の下地層が露
出した直後に最も顕著に発生する。
【0012】同様な問題は、図18に示すように、DR
AMキャパシタ209を形成したSi基板201の全面
に層間絶縁膜210を形成し、その上にTi系膜21
1、Al合金膜212およびTi系膜213を形成した
後、Ti系膜213上に有機系反射防止膜206を塗布
し、この有機系反射防止膜206をレジストパターン2
07をマスクとしてエッチングする場合にも生じる。す
なわち、DRAMキャパシタ209による段差により、
有機系反射防止膜206に場所により膜厚差が生じ、D
RAMキャパシタ209上では薄く、周辺回路上では厚
くなる。このため、有機系反射防止膜206上にレジス
トパターン207を形成し、このレジストパターン20
7をマスクとして有機系反射防止膜206をドライエッ
チングによりエッチングすると、エッチングが終了した
時点で、下地層であるTi系膜213がエッチングガス
中のハロゲンと反応してエッチングが進行してしまい、
最終的にTi系膜213のエッチングが生じてアンダー
カット部208が形成されてしまう。
【0013】以上のような理由により、高段差を有する
場合でも下地層のエッチングが生じることなく、なおか
つ寸法変換差を低減するような有機系反射防止膜のエッ
チング方法が切望されている。
【0014】したがって、この発明の目的は、高段差を
有する場合でも下地層のエッチングが生じることなく、
しかも寸法変換差を低減することができる有機系反射防
止膜のエッチング方法およびそのようなエッチング方法
を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術が
有する上述の課題を解決すべく鋭意検討を行った。その
結果、高段差を有する場合でも下地層のエッチングが生
じることがなく、しかも寸法変換差を低減するような有
機系反射防止膜のエッチングを行うためには、段差上部
における薄膜部の有機系反射防止膜のエッチングが終了
する直前またはエッチングの終了と同時にエッチングガ
スにおけるハロゲンの添加比率を下げるのが有効である
ことを見い出し、さらに、エッチングガスにおけるハロ
ゲンの添加比率について定量的な考察を行い、この発明
を案出するに至った。
【0016】すなわち、上記課題を解決するために、こ
の発明の第1の発明は、有機系反射防止膜をドライエッ
チングによりエッチングするようにした有機系反射防止
膜のエッチング方法において、少なくとも酸素ガスおよ
びハロゲンガスを含むエッチングガスを用いて有機系反
射防止膜をドライエッチングによりエッチングし、有機
系反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点
でエッチングガスにおけるハロゲンガスの添加比率を下
げるようにしたことを特徴とするものである。
【0017】この発明の第2の発明は、有機系反射防止
膜をドライエッチングによりエッチングする工程を有す
る半導体装置の製造方法において、少なくとも酸素ガス
およびハロゲンガスを含むエッチングガスを用いて有機
系反射防止膜をドライエッチングによりエッチングし、
有機系反射防止膜の下地層が露出する前または露出した
時点でエッチングガスにおけるハロゲンガスの添加比率
を下げるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】この発明において、有機系反射防止膜の下
地層が露出する前または露出した時点でエッチングガス
におけるハロゲンガスの添加比率を下げるためには、最
も典型的には、ハロゲンガス以外のガスの流量に対する
ハロゲンガスの流量の比を下げる。あるいは、有機系反
射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点でエ
ッチングガスに炭素を構成原子として含む化合物、特に
有機化合物のガス(例えば、CH4 などの炭化水素)を
添加したり、窒素ガスまたは不活性ガス(例えば、Ar
ガス)を添加する。前者のように炭素を構成原子として
含む化合物を添加した場合は、その化合物とハロゲンと
の反応による堆積物が生成されることにより、下地層と
ハロゲンとの反応が抑制され、エッチングが抑制され
る。また、後者のように窒素ガスまたは不活性ガスを添
加した場合は、この添加による希釈化の効果でハロゲン
濃度が低減することにより、下地層とハロゲンとの反応
が抑制され、エッチングが抑制される。
【0019】この発明においては、有機系反射防止膜の
下地層のエッチングを有効に抑制する観点から、エッチ
ングガスにおける有機系反射防止膜の下地層が露出する
前または露出した時点でエッチングガスにおけるハロゲ
ンガスの添加比率を66%未満に下げる。また、ドライ
エッチング時のエッチングのばらつきや、他のエッチン
グパラメータによる影響などを考慮すると、有機系反射
防止膜の下地層のエッチングを有効に抑制するために
は、ある程度の添加比率の余裕を見込むのが望ましいこ
とから、エッチングガスにおけるハロゲンガスの添加比
率は好適には61%以下に下げ、より好適には56%以
下に下げ、さらに好適には50%以下に下げる。
【0020】また、この発明においては、有機系反射防
止膜の下地層のエッチングを有効に抑制する観点から、
より具体的には、例えば、ハロゲンガスの添加比率が6
6%以上のエッチングガスを用いて有機系反射防止膜を
ドライエッチングによりエッチングし、有機系反射防止
膜の下地層が露出する前または露出した時点でエッチン
グガスにおけるハロゲンガスの添加比率を66%未満、
好適には61%以下、より好適には56%以下、さらに
好適には50%以下に下げる。
【0021】この発明は、従来タイプのプラズマ処理装
置でも原理的に適用可能であるが、ガスの解像度の促
進、大口径で均一なプラズマ生成およびより高精度な加
工プロセスの実現という観点では、最近注目されている
低圧・高密度プラズマ発生のエッチング装置の使用が望
ましい。
【0022】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、有機系反射防止膜の下地層が露出する前または露出
した時点でエッチングガスにおけるハロゲンガスの添加
比率を下げるようにしていることにより、限られた面積
の被エッチング材料、すなわち下地層にエッチャントで
あるハロゲンが集中する、いわゆるローディング効果を
防止することができ、下地層とハロゲンとの反応を抑制
することができ、下地層のエッチングを抑制することが
できる。このため、高段差を有する場合でも下地層のエ
ッチングが生じることがない。また、エッチングによる
有機系反射防止膜の寸法変換差を低減することもでき
る。
【0023】また、有機系反射防止膜のエッチングで
は、形状とともに寸法制御性も重要視されるが、この発
明では、ハロゲン化物を側壁に堆積させる反応を用いる
ので、例えばオーバーエッチでハロゲン比が下がり線幅
寸法が減少するなら、下地層が露出するまでのステップ
では、ハロゲン比を意識的に上げ、線幅を太めに調整し
ておき、最終的に目的とする寸法に仕上げることが可能
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0025】まず、この発明の実施形態において有機系
反射防止膜などのドライエッチングに用いるプラズマエ
ッチング装置について説明する。図1〜図3は、高密度
プラズマを発生することができるプラズマエッチング装
置の例を示す。
【0026】図1は、RFバイアス印加型電子サイクロ
トロン共鳴(ECR)プラズマエッチング装置を示す。
図1に示すように、このRFバイアス印加型ECRプラ
ズマエッチング装置は、マグネトロン11で発生したマ
イクロ波が、導波管12および石英ベルジャー13を介
して、ウェハステージ14上に単極式静電チャック15
で設置されたウェハ16に到達するように構成されてい
る。単極式静電チャック15の代わりにクランプを用い
てもよい。石英ベルジャー13を取り巻くようにソレノ
イドコイル17が設けられている。ウェハステージ14
には高周波電源18が接続されている。
【0027】図2は、磁場閉じ込め型リアクター(MC
R)タイプのプラズマエッチング装置を示す。図2に示
すように、このMCRタイプのプラズマエッチング装置
においては、石英製の側壁電極19に高周波電源18よ
り13.56MHzのRFを印加し、上部電極20をア
ノードとして放電した後、上部電極20またはチェンバ
ー側壁に巻いたマルチポール磁石(図示せず)で磁場閉
じ込めを行って比較的高密度のプラズマを形成するよう
に構成されている。また、ウェハステージ14に高周波
電源18により基板バイアス450kHzを印加するこ
とで入射イオンエネルギーの独立制御が可能である。
【0028】図3は、ヘリコン波プラズマタイプのプラ
ズマエッチング装置を示す。図3に示すように、このヘ
リコン波プラズマタイプのプラズマエッチング装置にお
いては、ソース電源21によりアンテナ22にRF(1
3.56MHz)を印加すると、ソレノイドコイル17
により発生された磁場との相互作用でソースチェンバー
23内にホイッスラー波(ヘリコン波)が発生し、チェ
ンバー側壁に巻いたマルチポール磁石24で磁場閉じ込
めを行った結果生じた高密度プラズマがウェハ16に到
達するように構成されている。
【0029】なお、図示は省略するが、図1、図2およ
び図3のいずれのプラズマエッチング装置においても、
高周波電源18が接続されたウェハステージ14は温度
制御用の冷媒が循環した構造となっている。
【0030】次に、この発明の第1の実施形態による半
導体装置の製造方法、特にゲート電極の形成工程につい
て説明する。図4〜図11にそのゲート電極の形成工程
を示す。
【0031】この第1の実施形態においては、図4に示
すように、まず、Si基板101の表面を例えばLOC
OS法により選択的に熱酸化することによりSiO2
からなるフィールド絶縁膜102を形成して素子分離を
行った後、このフィールド絶縁膜102に囲まれた活性
領域の表面に例えば熱酸化法によりSiO2 膜からなる
ゲート絶縁膜103を形成する。このゲート絶縁膜10
3の膜厚は例えば5nmとする。次に、例えば減圧CV
D法により全面に多結晶Si膜104を形成した後、こ
の多結晶Si膜104にイオン注入などにより不純物を
ドープして低抵抗化する。この多結晶Si膜104の膜
厚は例えば100nmとする。
【0032】次に、図5に示すように、例えばプラズマ
CVD法により全面にWSix 膜105を形成する。こ
のWSix 膜105の膜厚は例えば100nmとする。
【0033】次に、図6に示すように、WSix 膜10
5上に例えばスピンコート法により有機系反射防止膜1
06を塗布する。この有機系反射防止膜106として
は、例えば、Brewer Science社製DUV−42を用い
る。この有機系反射防止膜106の膜厚は、例えば、フ
ィールド絶縁膜102上では70nm、活性領域上では
150nmである。
【0034】次に、図7に示すように、例えばKrFエ
キシマレーザを光源としたエキシマレーザステッパーを
用いたフォトリソグラフィー法により、有機系反射防止
膜106上にゲート電極形成用のレジストパターン10
7を形成する。このレジストパターン107の幅は例え
ば0.25μmとする。
【0035】次に、図8に示すように、例えば図1に示
すRFバイアス印加型ECRプラズマエッチング装置を
用いて以下の条件で、レジストパターン107をマスク
として有機系反射防止膜106のメインエッチングを行
う。このメインエッチングは、フィールド絶縁膜102
上の有機系反射防止膜106がエッチングされて下地層
であるWSix 膜105が露出した時点で停止する。
【0036】 エッチングガス : O2 /Cl2 =20/60SCCM 圧力 : 1.0Pa マイクロ波出力 : 1200W RFバイアス : 50W(800kHz) ウェハ温度 : −20℃ この後、ステップ切り替えにより、同じプラズマエッチ
ング装置内で以下の条件で有機系反射防止膜106のオ
ーバーエッチングを行い、図9に示すように、活性領域
上の有機系反射防止膜106を完全にエッチングして下
地層であるWSix 膜105を露出させる。このオーバ
ーエッチングの条件で重要なことは、エッチングガスに
おけるCl2 の添加比率をメインエッチング時に比べて
下げていることである。
【0037】 エッチングガス : O2 /Cl2 =20/10SCCM 圧力 : 1.0Pa マイクロ波出力 : 1200W RFバイアス : 50W(800kHz) ウェハ温度 : −20℃ 上記の有機系反射防止膜106のエッチングでは、フィ
ールド絶縁膜102による段差上部でのWSix 膜10
5との界面に達した時点でエッチングガスにおけるCl
2 の添加比率を下げているので、従来はWSix 膜10
5がWClx もしくはWClx y の形でエッチングさ
れていたものが、WOx の生成が促進されることで抑制
され、結果的に下地層WSix 膜105のエッチングは
全く発生しない。また、寸法に関しては、メインエッチ
ングの際の側壁保護に寄与するCl2 の添加比率を意識
的に増加させて太めにエッチングし、その後のオーバー
エッチングではCl2 の添加比率を下げて細る傾向のエ
ッチングを行っていることにより、有機系反射防止膜1
06のエッチング後の仕上がり寸法を狙い通りにするこ
とができる。
【0038】この後、例えば図1に示すRFバイアス印
加型ECRプラズマエッチング装置を用いて以下の条件
でWSix 膜105および多結晶Si膜104のエッチ
ングを行い、図10に示すように、所定幅の多結晶Si
膜104およびWSix 膜105からなるWポリサイド
構造のゲート電極を形成する。
【0039】 エッチングガス : Cl2 /O2 =80/8SCCM 圧力 : 0.4Pa マイクロ波出力 : 900W RFバイアス(メインエッチ): 80W(800kHz) (オーバーエッチ): 30W(800kHz) ウェハ温度 : 20℃ オーバーエッチング : 20% 次に、例えばアッシング処理を行うことにより、図11
に示すように、レジストパターン107および有機系反
射防止膜106を完全に除去する。
【0040】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、ゲート電極形成用の多結晶Si膜104およびWS
x 膜105を形成し、WSix 膜105上に有機系反
射防止膜106を塗布した後、レジストパターン107
をマスクとしてこの有機系反射防止膜106のドライエ
ッチングを行う場合に、フィールド絶縁膜102による
段差上部での下地層WSix 膜105との界面に達した
時点でエッチングガスにおけるCl2 の添加比率を下げ
ていることにより、このWSix 膜105のエッチング
が生じることが全くなく、寸法変換差もほとんど生じな
い。このため、多結晶Si膜104およびWSix 膜1
05をレジストパターン107と同一幅にパターニング
することができ、高精度な微細ゲート電極を形成するこ
とができる。
【0041】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体装置の製造方法、特にゲート電極の形成工程につい
て説明する。
【0042】この第2の実施形態においては、まず、第
1の実施形態と同様にして、図4〜図7に示す工程を順
次実行する。
【0043】次に、図8に示すように、例えば図2に示
すMCRタイプのプラズマエッチング装置を用いて以下
の条件で、レジストパターン107をマスクとして有機
系反射防止膜106のメインエッチングを行う。このメ
インエッチングは、フィールド絶縁膜102上の有機系
反射防止膜106がエッチングされて下地層であるWS
x 膜105が露出した時点で停止する。
【0044】 エッチングガス : O2 /Cl2 =20/40SCCM 圧力 : 1.0Pa ソース出力 : 1000W RFバイアス : 50W(450kHz) ウェハ温度 : 0℃ この後、ステップ切り替えにより、同じプラズマエッチ
ング装置内で以下の条件で有機系反射防止膜106のオ
ーバーエッチングを行い、図9に示すように、活性領域
上の有機系反射防止膜106を完全にエッチングして下
地層であるWSix 膜105を露出させる。このオーバ
ーエッチングの条件で重要なことは、エッチングガスに
おけるCl2 の添加比率をメインエッチング時に比べて
下げていること、および、CH4 を添加していることで
ある。
【0045】 エッチングガス : O2 /Cl2 /CH4 =20/20/5SCCM 圧力 : 1.0Pa ソース出力 : 1000W RFバイアス : 50W(450kHz) ウェハ温度 : 0℃ 上記の有機系反射防止膜106のエッチングでは、フィ
ールド絶縁膜102による段差上部でのWSix 膜10
5との界面に達した時点でエッチングガスにおけるCl
2 の添加比率を下げているので、従来はWSix 膜10
5がWClx もしくはWClx y の形でエッチングさ
れていたものが、WOx の生成が促進されることで抑制
され、結果的に下地層WSix 膜105のエッチングは
全く発生しない。その際、オーバーエッチング時にエッ
チングガスにCH4 を添加しているので、CHx Cly
系ポリマーの堆積が生じ(薄膜なので図示を省略す
る)、WSix 膜105のエッチングの抑制に寄与す
る。また、寸法に関しては、オーバーエッチング時にエ
ッチングガスにおけるCl2 の添加比率を下げたことに
より細る傾向があるところにエッチングガスにCH4
添加して堆積物を形成し細りを抑えているので、有機系
反射防止膜106のエッチング後の仕上がり寸法を狙い
通りにすることができる。
【0046】この後、例えば図2に示すMCRタイプの
プラズマエッチング装置を用いて以下の条件でWSix
膜105および多結晶Si膜104のエッチングを行
い、図10に示すように、所定幅の多結晶Si膜104
およびWSix 膜105からなるWポリサイド構造のゲ
ート電極を形成する。
【0047】 エッチングガス : Cl2 /O2 =80/2SCCM 圧力 : 0.3Pa ソース出力 : 900W RFバイアス(メインエッチ): 60W(450kHz) (オーバーエッチ): 20W(450kHz) ウェハ温度 : 70℃ オーバーエッチング : 20% 次に、例えばアッシング処理を行うことにより、図11
に示すように、レジストパターン107および有機系反
射防止膜106を完全に除去する。
【0048】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、ゲート電極形成用の多結晶Si膜104およびWS
x 膜105を形成し、WSix 膜105上に有機系反
射防止膜106を塗布した後、レジストパターン107
をマスクとしてこの有機系反射防止膜106のドライエ
ッチングを行う場合に、フィールド絶縁膜102による
段差上部でのWSix 膜105との界面に達した時点で
エッチングガスにおけるCl2 の添加比率を下げるとと
もに、CH4 を添加していることにより、有機系反射防
止膜106の下地層であるWSix 膜105のエッチン
グが生じることが全くなく、寸法変換差もほとんど生じ
ない。このため、多結晶Si膜104およびWSix
105をレジストパターン107と同一幅にパターニン
グすることができ、高精度な微細ゲート電極を形成する
ことができる。
【0049】次に、この発明の第3の実施形態による半
導体装置の製造方法、特に、DRAMを搭載した半導体
装置の製造方法におけるAl配線の形成工程について説
明する。図12〜図16にそのAl配線の形成工程を示
す。
【0050】この第3の実施形態においては、図12に
示すように、まず、例えばスタック型のDRAMキャパ
シタ108を形成したSi基板101上に例えばSiO
2 膜からなる層間絶縁膜109を形成し、さらに例えば
Ti系膜110、Al合金膜111およびTi系膜11
2からなる配線層を例えばスパッタリング法により形成
する。
【0051】次に、図13に示すように、Ti系膜11
2上に例えばスピンコート法により有機系反射防止膜1
06を塗布する。この有機系反射防止膜106として
は、例えば、Brewer Science社製DUV−42を用い
る。この有機系反射防止膜106の膜厚は、例えば、D
RAMキャパシタ108上では100nm、周辺回路上
では250nmである。
【0052】次に、図14に示すように、例えばKrF
エキシマレーザを光源としたエキシマレーザステッパー
を用いたフォトリソグラフィー法により、有機系反射防
止膜106上に配線形成用のレジストパターン107を
形成する。このレジストパターン107の幅は例えば
0.25μmとする。
【0053】次に、図14に示すように、例えば図3に
示すヘリコン波プラズマタイプのプラズマエッチング装
置を用いて以下の条件で、レジストパターン107をマ
スクとして有機系反射防止膜106のメインエッチング
を行う。このメインエッチングは、DRAMキャパシタ
108上の有機系反射防止膜106がエッチングされて
下地層であるTi系膜112が露出した時点で停止す
る。
【0054】 エッチングガス : O2 /Cl2 =10/30SCCM 圧力 : 0.5Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス : 50W(400kHz) ウェハ温度 : −10℃ この後、ステップ切り替えにより、同じプラズマエッチ
ング装置内で以下の条件で有機系反射防止膜106のオ
ーバーエッチングを行い、図15に示すように、周辺回
路上の有機系反射防止膜106を完全にエッチングして
下地層であるTi系膜112を露出させる。このオーバ
ーエッチングの条件で重要なことは、エッチングガスに
おけるCl2 の添加比率をメインエッチング時に比べて
下げていることである。
【0055】 エッチングガス : O2 /Cl2 =10/5SCCM 圧力 : 0.5Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス : 50W(400kHz) ウェハ温度 : −10℃ 上記の有機系反射防止膜106のエッチングでは、DR
AMキャパシタ108による段差上部でのTi系膜11
2との界面に達した時点でエッチングガスにおけるCl
2 の添加比率を下げているので、従来はTi系膜112
がTiClx の形でエッチングされていたものが、Ti
x の生成が促進されることで抑制され、結果的に下地
層Ti系膜112のエッチングは全く発生しない。ま
た、寸法に関しては、メインエッチングの際に側壁保護
に寄与するCl2 の添加比率を意識的に増加させて太め
にエッチングし、その後のオーバーエッチングではCl
2 の添加比率を下げて細る傾向のエッチングを行ったの
で、有機系反射防止膜106のエッチング後の仕上がり
寸法を狙い通りにすることができる。
【0056】この後、図16に示すように、例えば図3
に示すヘリコン波プラズマタイプのプラズマエッチング
装置を用いて以下の条件でTi系膜110、Al合金膜
111およびTi系膜112からなる配線層のエッチン
グを行い、図16に示すように、所定幅のTi系膜11
0、Al合金膜111およびTi系膜112からなる配
線を形成する。
【0057】 エッチングガス : BCl3 /Cl2 =20/20SCCM 圧力 : 1.0Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス(メインエッチ): 60W(400kHz) (オーバーエッチ): 20W(400kHz) ウェハ温度 : 20℃ この後、配線層のエッチングに連続してインラインアッ
シング処理を行うことにより、レジストパターン107
および有機系反射防止膜106を完全に除去する。
【0058】以上のように、この第3の実施形態によれ
ば、配線形成用のTi系膜110、Al合金膜111お
よびTi系膜112を形成し、Ti系膜112上に有機
系反射防止膜106を塗布した後、レジストパターン1
07をマスクとしてこの有機系反射防止膜106のドラ
イエッチングを行う場合に、DRAMキャパシタ108
による段差上部でのTi系膜112との界面に達した時
点でエッチングガスにおけるCl2 の添加比率を下げて
いることにより、有機系反射防止膜106の下地層であ
るTi系膜112のエッチングが生じることが全くな
く、寸法変換差もほとんど生じない。このため、Ti系
膜110、Al合金膜111およびTi系膜112をレ
ジストパターン107と同一幅にパターニングすること
ができ、高精度な微細Al配線を形成することができ
る。
【0059】次に、この発明の第4の実施形態による半
導体装置の製造方法、特に、DRAMを搭載した半導体
装置の製造方法におけるAl配線の形成工程について説
明する。
【0060】この第4の実施形態においては、まず、第
3の実施形態と同様にして、図12および図13に示す
工程を順次実行する。
【0061】次に、図14に示すように、例えば図3に
示すヘリコン波プラズマタイプのプラズマエッチング装
置を用いて以下の条件で、レジストパターン107をマ
スクとして有機系反射防止膜106のメインエッチング
を行う。このメインエッチングは、DRAMキャパシタ
108上の有機系反射防止膜106がエッチングされて
下地層であるTi系膜112が露出した時点で停止す
る。
【0062】 エッチングガス : O2 /Cl2 =10/20SCCM 圧力 : 0.5Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス : 50W(400kHz) ウェハ温度 : −10℃ この後、ステップ切り替えにより、同じプラズマエッチ
ング装置内で以下の条件で有機系反射防止膜106のオ
ーバーエッチングを行い、図15に示すように、周辺回
路上の有機系反射防止膜106を完全にエッチングして
下地層であるTi系膜112を露出させる。このオーバ
ーエッチングの条件で重要なことは、エッチングガスに
おけるCl2 の添加比率をメインエッチング時に比べて
下げていること、および、Arを添加していることであ
る。
【0063】 エッチングガス : O2 /Cl2 /Ar=10/10/80SCCM 圧力 : 0.5Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス : 50W(400kHz) ウェハ温度 : −10℃ 上記の有機系反射防止膜106のエッチングでは、DR
AMキャパシタ108による段差上部でのTi系膜11
2との界面に達した時点でエッチングガスにおけるCl
2 の添加比率を下げているので、従来はTi系膜112
がTiClx の形でエッチングされていたものが、Ti
x の生成が促進されることで抑制され、結果的に下地
層Ti系膜112のエッチングは全く発生しない。その
際、オーバーエッチング時にエッチングガスにArを添
加しているので、Cl濃度が希釈により低減し、Ti系
膜112のエッチングの抑制に寄与する。また、寸法に
関しては、オーバーエッチング時にエッチングガスにお
けるCl2 の添加比率を下げたことにより細る傾向があ
るところにエッチングガスにArを添加してO2 濃度を
低減させ細りを押さえているので、有機系反射防止膜1
06のエッチング後の仕上がり寸法を狙い通りにするこ
とができる。
【0064】この後、図16に示すように、例えば図3
に示すヘリコン波プラズマタイプのプラズマエッチング
装置を用いて以下の条件でTi系膜110、Al合金膜
111およびTi系膜112からなる配線層のエッチン
グを行い、図16に示すように、所定幅のTi系膜11
0、Al合金膜111およびTi系膜112からなる配
線を形成する。
【0065】 エッチングガス : BCl3 /Cl2 =20/20SCCM 圧力 : 1.0Pa ソース出力 : 1200W RFバイアス(メインエッチ): 60W(400kHz) (オーバーエッチ): 20W(400kHz) ウェハ温度 : 20℃ この後、配線層のエッチングに連続してインラインアッ
シング処理を行うことにより、レジストパターン107
および有機系反射防止膜106を完全に除去する。
【0066】以上のように、この第4の実施形態によれ
ば、配線形成用のTi系膜110、Al合金膜111お
よびTi系膜112を形成し、Ti系膜112上に有機
系反射防止膜106を塗布した後、レジストパターン1
07をマスクとしてこの有機系反射防止膜106のドラ
イエッチングを行う場合に、DRAMキャパシタ108
による段差上部でのTi系膜112との界面に達した時
点でエッチングガスにおけるCl2 の添加比率を下げて
いることにより、有機系反射防止膜106の下地層であ
るTi系膜112のエッチングが生じることが全くな
く、寸法変換差もほとんど生じない。このため、Ti系
膜110、Al合金膜111およびTi系膜112をレ
ジストパターン107と同一幅にパターニングすること
ができ、高精度な微細Al配線を形成することができ
る。
【0067】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0068】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値、構造、材料、エッチング装置の構成、プラズマ源、
エッチングガスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応
じて、これと異なる数値、構造、材料、エッチング装置
の構成、プラズマ源、エッチングガスなどを用いてもよ
い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、少なくとも酸素ガスおよびハロゲンガスを含むエッ
チングガスを用いて有機系反射防止膜をドライエッチン
グによりエッチングし、有機系反射防止膜の下地層が露
出する前または露出した時点でエッチングガスにおける
ハロゲンガスの添加比率を下げるようにしていることに
より、高段差を有する場合でも下地層のエッチングを抑
制することができ、しかも寸法変換差を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態において使用されるRFバ
イアス印加型ECRプラズマエッチング装置を示す略線
図である。
【図2】この発明の実施形態において使用されるMCR
プラズマエッチング装置を示す略線図である。
【図3】この発明の実施形態において使用されるヘリコ
ン波プラズマエッチング装置を示す略線図である。
【図4】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図8】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図9】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図10】この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図11】この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図12】この発明の第3の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図13】この発明の第3の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図14】この発明の第3の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図15】この発明の第3の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図16】この発明の第3の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図17】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。
【図18】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
101・・・Si基板、102・・・フィールド絶縁
膜、103・・・ゲート絶縁膜、104・・・多結晶S
i膜、105・・・WSix 膜、106・・・有機系反
射防止膜、107・・・レジストパターン、108・・
・DRAMキャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA00 AB16 DA34 2H096 AA00 AA25 CA06 5F004 BA14 BA20 BB13 BB14 BB22 BD03 CA04 CA06 DA00 DA04 DA11 DA23 DA25 DA26 DA30 DB02 DB09 DB17 DB23 EA22 EA26 EA28 EA30 EB02 5F046 PA07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機系反射防止膜をドライエッチングに
    よりエッチングするようにした有機系反射防止膜のエッ
    チング方法において、 少なくとも酸素ガスおよびハロゲンガスを含むエッチン
    グガスを用いて上記有機系反射防止膜をドライエッチン
    グによりエッチングし、 上記有機系反射防止膜の下地層が露出する前または露出
    した時点で上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガ
    スの添加比率を下げるようにしたことを特徴とする有機
    系反射防止膜のエッチング方法。
  2. 【請求項2】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスに炭素を
    構成原子として含む化合物のガスを添加するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の有機系反射防止膜のエ
    ッチング方法。
  3. 【請求項3】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスに窒素ガ
    スまたは不活性ガスを添加するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の有機系反射防止膜のエッチング方
    法。
  4. 【請求項4】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスにおける
    上記ハロゲンガスの添加比率を66%未満に下げるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の有機系反射防止
    膜のエッチング方法。
  5. 【請求項5】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスにおける
    上記ハロゲンガスの添加比率を61%以下に下げるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の有機系反射防止
    膜のエッチング方法。
  6. 【請求項6】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスにおける
    上記ハロゲンガスの添加比率を56%以下に下げるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の有機系反射防止
    膜のエッチング方法。
  7. 【請求項7】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出す
    る前または露出した時点で上記エッチングガスにおける
    上記ハロゲンガスの添加比率を50%以下に下げるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の有機系反射防止
    膜のエッチング方法。
  8. 【請求項8】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%以
    上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止膜
    をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系反
    射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で上
    記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比率
    を66%未満に下げるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の有機系反射防止膜のエッチング方法。
  9. 【請求項9】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%以
    上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止膜
    をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系反
    射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点でエ
    ッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比率を6
    1%以下に下げるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の有機系反射防止膜のエッチング方法。
  10. 【請求項10】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を56%以下に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の有機系反射防止膜のエッチング方法。
  11. 【請求項11】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を50%以下に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の有機系反射防止膜のエッチング方法。
  12. 【請求項12】 有機系反射防止膜をドライエッチング
    によりエッチングする工程を有する半導体装置の製造方
    法において、 少なくとも酸素ガスおよびハロゲンガスを含むエッチン
    グガスを用いて上記有機系反射防止膜をドライエッチン
    グによりエッチングし、 上記有機系反射防止膜の下地層が露出する前または露出
    した時点で上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガ
    スの添加比率を下げるようにしたことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出
    する前または露出した時点で上記エッチングガスに炭素
    を構成原子として含む化合物のガスを添加するようにし
    たことを特徴とする請求項12記載の半導体装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出
    する前または露出した時点で上記エッチングガスに窒素
    ガスまたは不活性ガスを添加するようにしたことを特徴
    とする請求項12記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出
    する前または露出した時点で上記エッチングガスにおけ
    る上記ハロゲンガスの添加比率を66%未満に下げるよ
    うにしたことを特徴とする請求項12記載の半導体装置
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出
    する前または露出した時点で上記エッチングガスにおけ
    る上記ハロゲンガスの添加比率を61%以下に下げるよ
    うにしたことを特徴とする請求項12記載の半導体装置
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記有機系反射防止膜の下地層が露出
    する前または露出した時点で上記エッチングガスにおけ
    る上記ハロゲンガスの添加比率を56%以下に下げるよ
    うにしたことを特徴とする請求項12記載の半導体装置
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記エッチングガスにおける上記有機
    系反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点
    で上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加
    比率を50%以下に下げるようにしたことを特徴とする
    請求項12記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を66%未満に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を61%以下に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を56%以下に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記ハロゲンガスの添加比率が66%
    以上の上記エッチングガスを用いて上記有機系反射防止
    膜をドライエッチングによりエッチングし、上記有機系
    反射防止膜の下地層が露出する前または露出した時点で
    上記エッチングガスにおける上記ハロゲンガスの添加比
    率を50%以下に下げるようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の半導体装置の製造方法。
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