JP2000267619A - 撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置

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JP2000267619A
JP2000267619A JP11066938A JP6693899A JP2000267619A JP 2000267619 A JP2000267619 A JP 2000267619A JP 11066938 A JP11066938 A JP 11066938A JP 6693899 A JP6693899 A JP 6693899A JP 2000267619 A JP2000267619 A JP 2000267619A
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JP11066938A
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English (en)
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Toshiyasu Tamura
敏康 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の解像度特徴や、カメラの焦点調整条
件に影響することなく撮像カメラで撮像生成した映像信
号を最適サンプリングクロック位相でサンプリングして
液晶表示素子の有効画素に適格充当させることが求めら
れている。 【解決手段】 撮像カメラで撮像生成した映像信号の垂
直帰線期間に擬似信号を多重させる擬似信号多重手段
と、前記映像信号をクロック信号でサンプリングした画
素データの前後の画素データの差分絶対値を所定の期間
累積加算して出力する検出手段と、前記クロック信号の
位相を順次可変する位相可変手段と、前記位相可変手段
によって順次位相変位したクロック信号でサンプリング
した累積加算データの内、前記擬似信号成分の累積加算
データの最大値を用いて、サンプリングクロックの位相
を制御する撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高解像度の撮像カ
メラで撮像生成した映像信号を、前記撮像カメラと同等
の解像度を有する液晶表示素子で再生表示を可能とする
撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、講演及び各種発表会等において、
講演発表者が作成した資料そのものをカメラで撮像し、
そのカメラで撮像生成した映像信号を基にプロジェクタ
で拡大表示する書画用撮像カメラ付きプロジェクタが用
いられるようになった。
【0003】この書画用撮像カメラ付きプロジェクタに
用いられる書画用撮像カメラ(以下、書画カメラとい
う)は、高解像度の固体撮像素子を用いて小型軽量化さ
れ、また、プロジェクタも高解像度の液晶表示素子を用
いて形成されている。このため、前記高解像度の固体撮
像素子を用いた書画カメラで撮像した画素ドット単位の
映像の情報は、高解像度のプロジェクタの液晶表示素子
の画素ドット単位毎に適正に充てはめることにより、書
画カメラで撮像した高解像度映像をプロジェクタに高解
像度映像として再生表示可能となる。
【0004】このため、書画カメラで生成された映像信
号を液晶表示素子の各画素ドットに充てはめるサンプリ
ングクロックの正確な位相調整が必要となる。特に、書
画カメラの固体撮像素子は、画素数が1024×768
のXGAと呼称される高解像度の素子を用い、且つ、プ
ロジェクタの液晶表示素子は、同じXGA高解像度を有
する素子を用いる際には、書画カメラで撮像した映像情
報を適切にプロジェクタで再生表示することで、XGA
解像度の映像が表示できる。もし仮に、プロジェクタ
が、書画カメラの映像情報を適切に再生表示しない場合
は、XGA解像度よりも劣る解像度の映像を表示するこ
とになる。
【0005】このため、液晶プロジェクタは、書画カメ
ラで生成した映像情報をサンプリングするクロックの厳
密な位相調整が求められている。
【0006】この液晶プロジェクタにおけるサンプリン
グクロックの位相調整について、図3を用いて説明す
る。
【0007】図示していない書画カメラで撮像生成され
たアナログ映像信号は、入力端子31に供給される。入
力端子31に供給された映像信号は、検出回路32に供
給される。この検出回路32は、アナログ・ディジタル
変換器(以下、AD変換器という)33、一画素遅延器
34、減算器35、絶対値器36及び累積器37で構成
されている。前記AD変換器33は、前記入力端子31
から入力された映像信号を後述するクロック信号によっ
てサンプリングし、ディジタル映像信号に変換するもの
で、このサンプリングにより複数の画素データが生成さ
れる。前記AD変換器33でサンプリングされて生成さ
れたディジタル映像信号の画素データは、一画素遅延器
34で一画素分遅延され、この遅延された画素データと
非遅延画素データとが減算器35に供給され、前後一画
素分の画素データの減算処理が行われる。この減算器3
5の出力は、絶対値器36に供給され、減算値の絶対値
が抽出される。この絶対値器36で抽出した絶対値は、
累積器37で1画面分又は1水平期間分累積加算する。
この累積器37で累積加算されたデータは、複数のレジ
スタ38a〜38nに蓄えられる。このレジスタ38a
〜38nの出力側には最大値選択回路39が接続されて
いる。
【0008】一方、端子41に水平同期信号が供給さ
れ。この端子41に入力された水平同期信号は、遅延回
路42を介して、PLL回路43の一方のレファレンス
に供給される。このPLL回路43は、前記遅延回路4
2で遅延された水平同期信号に基づいてサンプリングク
ロック信号を生成し、前記AD変換器33に供給するよ
うにしている。また、このPLL回路43からのサンプ
リングクロック信号は、分周器44で分周して、PLL
回路43の他方のレファレンスに供給してサンプリング
クロック信号の位相を制御している。前記遅延回路42
には、セレクタ45からの信号が供給される。このセレ
クタ45は、制御回路46の制御の下に、前記遅延回路
42での遅延量の制御を行う。この遅延量は、前記最大
値選択回路39の出力を利用して決定される。
【0009】なお、前記AD変換器33でサンプリング
された映像信号は、出力端子47から各種映像信号処理
回路を経て、液晶表示素子に供給される。
【0010】このような構成のサンプリング位相調整装
置は、サンプリングクロックの位相を制御可能にし、最
適位相を見出すようにしている。すなわち、サンプリン
グ装置の動作立ち上げ時には、前記制御回路46から前
記セレクタ45を介して、前記遅延回路42を制御し、
遅延量を少しずつ変え、仮の遅延量を設定する。例え
ば、初期遅延量として遅延量0である位相t0のサンプ
リングクロック信号を生成する。この遅延回路42は、
前記制御回路46の制御の下に、遅延量をN段階に切り
換えることができ、前記水平同期信号から得た再生クロ
ック周期に相当する時間(又はそれ以上の時間)をほぼ
1/Nの間隔で遅延するようにし、前記セレクタ45か
らの信号により、クロック信号の位相をt0〜tnへ順
次変えることができる。
【0011】このサンプリング装置の立ち上げ時におい
ては、まず遅延量がゼロの初期値の位相t0に設定さ
れ、PLL回路43から初期位相のクロック信号が生成
される。 この結果、前記AD変換器33は、位相t0
のタイミングでアナログ映像信号をサンプリングして、
ディジタル映像信号に変換される。このサンプリングさ
れて生成されたディジタル映像信号は、一画素遅延器3
4で一画素分遅延され、この遅延画素データと、非遅延
画素データとが減算器35で減算され、その差分の絶対
値を絶対値器36で抽出する。前記累積器37は、前記
絶対値器36からの差分絶対値を1画面又は1水平走査
期間分累積加算し、レジスタ38aに格納する。
【0012】次に、前記制御回路46の制御の下に、遅
延回路42の遅延量を変え、位相t1に仮設定して、同
様に前記検出回路32の結果をレジスタ38bに格納す
る。このように前記制御回路46からセレクタ45を介
して、遅延回路42の遅延量を順次変化させる処理をN
回実行し、N回目の結果をレジスタ38nに格納する。
このレジスタ38a〜38nに格納された累積加算値デ
ータは、最大値選択回路39に読み込み各レジスタ38
a〜38nの累積加算値データを比較する。各レジスタ
38a〜38nに格納されたデータを基に、最大値選択
回路39は、各レジスタのデータを基に累積データが最
大になる位相を求め、その位相に対応する遅延量を前記
制御回路46に知らせる。これにより、前記制御回路4
6は、累積データが最大になるときの位相が前記サンプ
リングの最適位相値であるとし、前記セレクタ45を制
御して前記遅延回路42の遅延量を決定する。
【0013】つまり、サンプリング装置の立ち上げ時
に、遅延回路42の遅延量を0に仮設定し、その後遅延
回路42の遅延量を順次変位させて、その遅延量毎にサ
ンプリングされた映像信号と一画素遅延した映像信号と
の差分絶対値を検出し、その累積値が最大となる遅延量
を求め、最適位相のサンプリングクロック信号を得るよ
うにしたものである。
【0014】このような構成と動作のサンプリング位相
調整装置を用いて、前記XGA対応書画カメラで撮像生
成した映像信号をサンプリングして、図4(a)に示す
ように、映像信号とサンプリングクロック信号の位相ポ
イントが一致するように制御する。もし仮に、図4
(b)に示すように、映像信号とサンプリングクロック
信号の位相ポイントが不一致であると、プロジェクタに
表示される映像の解像度は劣化する。
【0015】このサンプリングクロックの位相調整は、
書画カメラの解像度XGAに適合した解像度を有した書
画被写体を撮像したり、または、カメラの焦点調整が適
格にされている場合には、映像信号をサンプリングする
クロックの適正位相の設定が可能となる。
【0016】しかしながら、書画被写体自体の解像度が
XGAよりも劣るものをXGA解像度の書画カメラで撮
像生成した映像信号(図5(a)に示す)を基に、前記
サンプリング位相調整装置でサンプリングクロックの位
相調整を行うと、図5(a)の映像信号の白と黒レベル
からの立ち上げ立ち下げのポイントで位相調整されて、
図5(c)に示すクロック位相ポイントが適正位相とな
る。このサンプリングクロックの位相ポイントは、図5
(b)に示す、XGA解像度の映像信号の基でのサンプ
リングクロックの位相調整ポイントと相違が生じる。よ
って、厳密なサンプリングクロックの位相調整ができな
い。このため、XGAよりも解像度の低い書画被写体を
XGA解像度の書画カメラで撮像生成した映像信号を基
に、XGAプロジェクタのサンプリング位相調整装置で
サンプリングクロックの位相調整して再生表示すると、
サンプリングクロックの位相がずれ映像が表示されるこ
とになり、液晶表示素子が有するXGA解像度の映像表
示ができない。
【0017】また、前記XGA解像度書画カメラの焦点
調整が不適切な状態で撮像された映像信号を基に、前記
サンプリングクロックの位相調整を行うと、前記XGA
解像度よりも低い解像度の被写体を撮像したことと同じ
結果となり、一度サンプリングクロックの位相調整後に
再度カメラの焦点を調整仕直してもXGA解像度よりも
低い解像度の映像が液晶プロジェクタに再生表示され
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】高解像度の撮像カメラ
とこの撮像カメラと同等の解像度を有する液晶表示素子
を有するプロジェクタにおいて、前記撮像カメラの解像
度よりも低い解像度を有する被写体書画を撮像したり、
または、撮像カメラの焦点調整が不適切の状態で被写体
を撮像したりして、生成した映像信号を基に、プロジェ
クタに設けられたサンプリング位相調整装置で映像信号
をサンプリングするクロックの位相設定では、不適切な
位相が設定され、撮像カメラで撮像したドット単位の映
像情報がプロジェクタのドット単位に適合せず、解像度
の低い映像が再生表示される課題があった。
【0019】本発明は、被写体書画の解像度の特徴やカ
メラの焦点調整条件に影響成されることなく、映像信号
をサンプリングするクロックを最適位相とすると共に、
カメラで撮像したドット単位の映像情報をプロジェクタ
の液晶表示素子のドット単位に適合可能な撮像カメラ付
き液晶プロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像カメラで
撮像生成した映像信号を再生表示する液晶表示素子を用
いたプロジェクタ装置において、被写体を撮像し、映像
信号を生成するカメラ手段と、前記カメラ手段で撮像生
成した映像信号に擬似信号を多重する擬似信号多重手段
と、前記擬似信号多重手段で擬似信号が多重された映像
信号を所定のクロック信号でサンプリングして複数の画
素データを生成するサンプリング手段と、前記サンプリ
ング手段からの画素データを処理して前後する画素デー
タの差分を抽出し、その差分絶対値を所定の期間累積加
算して出力する検出手段と、前記サンプリング手段に供
給するクロック信号を生成すると共に、前記クロック信
号の位相を所定量づつ順次可変する位相可変手段を含む
サンプリングクロック生成手段と、前記位相可変手段に
よって前記クロック信号の位相を順次変位させときの前
記検出手段による累積加算したデータの内、前記擬似信
号成分の累積加算データの各位相変位毎の最大値を用い
て前記位相可変手段を制御し、前記サンプリングクロッ
ク生成手段から出力されるクロック信号を前記最大値に
対応した位相状態で出力するように設定する制御手段
と、を具備した撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置で
ある。
【0021】本発明の撮像カメラ付き液晶プロジェクタ
装置の前記擬似信号多重手段で多重する擬似信号は、前
記映像信号の垂直帰線期間の1または複数の水平走査期
間に多重する。
【0022】本発明の撮像カメラ付き液晶プロジェクタ
装置の前記擬似信号多重手段で多重する擬似信号は、前
記カメラ手段が撮像する最高のドットクロック単位の白
黒切換信号である。
【0023】また、本発明の撮像カメラ付き液晶プロジ
ェクタ装置の前記制御手段は、前記位相可変手段によっ
て前記クロック信号の位相を順次変位させたときの前記
検出手段によって累積加算したデータの内、前記擬似信
号成分の累積加算データのみを抽出選択する書込制限手
段と、この書込制限手段で抽出選択した前記検出手段か
らの前記擬似信号成分の累積加算データを、各位相変位
毎にそれぞれ格納する複数のレジスタ手段と、このレジ
スタ手段の各レジスタに格納された累積加算データの最
大値を選択する最大値選択手段と、を具備し、この最大
値選択手段で選択した結果に応答して前記位相可変手段
を制御することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置の一実施の形態を
示すブロック図である。なお、図3と同一部分は同一符
号を付し詳細説明は省略する。
【0025】この図1の書画カメラ11とプロジェクタ
用の液晶表示素子である液晶パネル16の解像度は同じ
で、XGAの有効画素数を有する高解像のものが用いら
れている。
【0026】この図1の撮像カメラ付き液晶プロジェク
タ装置は、書画カメラ11で撮像生成されたアナログ映
像信号を信号多重回路12に供給し、前記書画カメラ1
1からの水平と垂直同期信号は、擬似信号発生回路3に
供給する。前記擬似信号発生回路13は、前記書画カメ
ラ11の図示していない固体撮像素子の画素のドットク
ロック単位に白レベルと黒レベルの映像信号が切り替わ
る擬似信号を生成し、この擬似信号を信号多重回路12
で、図2に示すように垂直帰線期間のある水平走査ライ
ンに多重する。この擬似信号が多重されたアナログ映像
信号は、AD変換器33でディジタル映像信号に変換さ
れる。
【0027】このAD変換器33に供給された前記擬似
信号が多重されたアナログ映像信号は、遅延回路42、
PLL回路43及び分周器44で構成されたクロック発
生器からのサンプリングクロックでサンプリングされて
ディジタル映像信号に変換されて、映像信号処理回路1
4に供給される。この映像信号処理回路14は、前記デ
ィジタル映像信号を基に、色復調、γ補正、ディジタル
・アナログ変換、及び極性反転等の処理を行い液晶パネ
ル16に供給する。この液晶パネル16には、タイミン
グ信号発生回路15が接続されて前記書画カメラ11か
らの水平・垂直同期信号の基で、液晶パネルの駆動制御
を行う。
【0028】前記AD変換器33で変換されたディジタ
ル映像信号は、一画素遅延器34、減算器35、絶対値
器36、及び累積器37から構成された検出器で減算処
理した絶対値の累積データを複数のレジスタ38a〜3
8nに供給する。
【0029】この検出器の累積器37と前記レジスタ3
8との間には、書込制限回路17が配置されている。こ
の書込制限回路17には、前記書画カメラ11で生成さ
れた映像信号の垂直同期信号を基準として、水平走査ラ
インをカウントするラインカウンタ18からのラインカ
ウントデータと、前記擬似信号を多重した水平走査ライ
ンの基準値とを比較する比較回路19が接続されてい
る。この比較回路19は、前記擬似信号を多重した水平
走査ラインの基準値と、前記ラインカウンタ18でカウ
ントした水平走査ラインの値が一致する水平走査ライン
のときに、前記書込制限回路17にイネーブル信号を供
給する。これにより、前記書込制限回路17は、前記比
較回路19からイネーブル信号が供給された期間は、前
記検出器の累積器37で累積したデータを前記レジスタ
38に格納転送し、前記比較回路19からイネーブル信
号が供給されていない期間は、前記累積器37の累積デ
ータの前記レジスタ38への格納転送を行わない。
【0030】つまり、前記書込制限回路17は、前記検
出器の累積器3で累積されたデータの内、前記擬似信号
が多重された水平走査ライン期間の累積データのみを読
み出し転送して、前記レジスタ38に格納するように制
限制御するようになっている。
【0031】なお、前記書込制限回路17、ラインカウ
ンタ18、比較回路19、レジスタ38、最大値選択回
路39、セレクタ45、及び制御回路46はマイクロコ
ンピュータで形成されている。
【0032】また、前記液晶パネル16には、図示して
いないが液晶パネル16に透過光を投射する光学手段や
液晶パネルを透過した映像光を投影するレンズ及びスク
リーンが配置されている。
【0033】このような構成の撮像カメラ付き液晶プロ
ジェクタ装置の前記クロック発生器で生成するサンプリ
ングクロックの位相調整の動作について説明する。
【0034】書画カメラ11から映像信号を取り込み液
晶プロジェクタの動作立ち上げ時には、前記制御回路4
6から前記セレクタ45を介してクロック発生器の遅延
回路42を制御し、遅延量を少しづつ変える、初期遅延
量として、遅延量がゼロである位相t0のサンプリング
クロック信号を生成する。この遅延回路42は、前記制
御回路6の制御の基で遅延量をN段階に切り換えられ、
水平同期信号から得た再生クロック周期に相当する時間
を1/Nの間隔で遅延させる。これにより、前記AD変
換器33は、前記クロック発生器から供給される1/N
の間隔で位相を変化させたサンプリングクロック信号で
映像信号をサンプリングする。この1/Nづつ変化させ
たサンプリングクロック信号の基で、前記AD変換器3
でサンプリングされて生成したディジタル映像信号は、
前記検出器で画素毎の減算絶対値を累積したデータとな
り、前記ラインカウンタ18と前記比較回路19で前記
垂直帰線期間の水平走査期間に多重した擬似信号の水平
走査ラインの期間を検出して、前記書込制御回路17に
イネーブル信号を供給する。この書込制限回路17は、
前記比較回路19からのイネーブル信号により、前記検
出器の累積データを前記レジスタ38に転送し格納させ
る。
【0035】すなわち、前記レジスタ38には、前記ク
ロック発生器から初期位相のサンプリングクロック信号
で前記垂直帰線期間に多重した擬似信号の累積値データ
をレジスタ38aに記憶させ、次にクッロク発生器から
のサンプリングクロック信号を1/N位相を変化させた
際の同様の擬似信号の累積値データをレジスタ38bに
記憶し、以降1/Nづつ順次サンプリングクロック信号
の位相をN回変化させて、そのN回目の位相の累積値デ
ータをレジスタ38nに格納させる。この複数のレジス
タ38a〜38nに記憶された累積値データから最大値
選択回路39で累積データの最大値を選択し、この最大
値の位相値を用いて、前記制御回路46を介して前記セ
レクタ45から前記クロック発生器の遅延回路42の遅
延量を決定する。
【0036】つまり、前記最大値選択回路39で選択し
た最大累積値データを有する位相が前記書画カメラ11
で生成した映像信号をサンプリングしてプロジェクタの
液晶パネル16の有効画素に最適に充てはめるための最
適サンプリングクロックの位相となる。
【0037】すなわち、前記書画カメラ11が撮像でき
る最高周波数でドットクロック単位の白黒レベルが切り
替わる擬似信号を映像信号の垂直帰線期間のある水平走
査期間に多重し、この多重した擬似信号を基にサンプリ
ングクロック信号の最適位相を選択設定することによ
り、書画カメラで撮像する被写体の解像度やカメラの焦
点調整の状態に囚われることなく、書画カメラ11が撮
像した画素毎に対応する映像情報は、プロジェクタの液
晶パネル16の画素毎に適切に当て込むことができ、高
解像度の映像が表示可能となる。
【0038】なお、前述の実施形態の説明では、垂直帰
線期間の水平走査期間に多重する擬似信号は、1水平走
査ラインとしているが、垂直帰線期間の複数の水平走査
ラインに擬似信号を多重することにより、サンプリング
クロック信号の位相調整がより最適になることは明らか
である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、高解像度を有する撮像カメラ
で撮像した映像信号を、高解像度の液晶プロジェクタで
再生表示する際に、被写体の解像度や撮像カメラの焦点
調整の条件に関わりなく、撮像カメラで撮像したドット
単位の映像情報を液晶プロジェクタのドット単位に当て
込むことができ、確実に高解像度の映像を液晶プロジェ
クタに表示できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像カメラ付き液晶プロジェクタ
装置の一実施形態の回路構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係る撮像カメラ付き液晶プロジェクタ
装置で用いる擬似信号の波形図。
【図3】従来の液晶プロジェクタ装置の回路構成を示す
ブロック図。
【図4】従来の液晶プロジェクタ装置の動作を説明する
波形図。
【図5】従来の液晶プロジェクタ装置の問題点を説明す
る波形図。
【符号の説明】
11…書画カメラ 12…信号多重回路 13…擬似信号発生回路 14…映像信号処理回路 15…タイミング信号発生回路 16…液晶パネル 17…書込制限回路 18…ラインカウンタ 19…比較回路 33…アナログ・ディジタル変換器 34…一画素遅延器 35…減算器 36…絶対値器 37…累積器 38…レジスタ 39…最大値選択回路 42…遅延回路 43…PLL回路 44…分周器 45…セレクタ 46…制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA12 HA06 MA01 MA03 5C022 AA00 5C080 AA10 BB05 DD07 DD09 EE02 FF09 GG07 GG09 GG10 GG12 JJ02 JJ04 5C082 AA13 AA27 BA02 BC03 CA85 CB01 DA76 MM01 MM10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像カメラで撮像生成した映像信号を再
    生表示する液晶表示素子を用いたプロジェクタ装置にお
    いて、 被写体を撮像し、映像信号を生成するカメラ手段と、 前記カメラ手段で撮像生成した映像信号に擬似信号を多
    重する擬似信号多重手段と、 前記擬似信号多重手段で擬似信号が多重された映像信号
    を所定のクロック信号でサンプリングして複数の画素デ
    ータを生成するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段で生成した画素データを処理して
    前後する画素データの差分を抽出し、その差分絶対値を
    所定の期間累積加算して出力する検出手段と、 前記サンプリング手段に供給するクロック信号を生成す
    ると共に、前記クロック信号の位相を所定量づつ順次可
    変する位相可変手段を含むサンプリングクロック生成手
    段と、 前記位相可変手段によって前記クロック信号の位相を順
    次変位させときの前記検出手段による累積加算したデー
    タの内、前記擬似信号成分の累積加算データの各位相変
    位毎の最大値を用いて前記位相可変手段を制御し、前記
    サンプリングクロック生成手段から出力されるクロック
    信号を前記最大値に対応した位相状態で出力するように
    設定する制御手段と、 を具備したことを特徴とする撮像カメラ付き液晶プロジ
    ェクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記擬似信号多重手段で多重する擬似信
    号は、前記映像信号の垂直帰線期間の1または複数の水
    平走査期間に多重することを特徴とする請求項1に記載
    の撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記擬似信号多重手段で多重する擬似信
    号は、前記カメラ手段が撮像する最高のドットクロック
    単位の白黒切換信号であることを特徴とする請求項1乃
    至2に記載の撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記位相可変手段によ
    って前記クロック信号の位相を順次変位させたときの前
    記検出手段によって累積加算したデータの内、前記擬似
    信号成分の累積加算データのみを抽出選択する書込制限
    手段と、この書込制限手段で抽出選択した前記検出手段
    からの前記擬似信号成分の累積加算データを、各位相変
    位毎にそれぞれ格納する複数のレジスタ手段と、このレ
    ジスタ手段の各レジスタに格納された累積加算データの
    最大値を選択する最大値選択手段と、 を具備し、この最大値選択手段で選択した結果に応答し
    て前記位相可変手段を制御することを特徴とする請求項
    1乃至3に記載の撮像カメラ付き液晶プロジェクタ装
    置。
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