JP2000267176A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2000267176A
JP2000267176A JP11070738A JP7073899A JP2000267176A JP 2000267176 A JP2000267176 A JP 2000267176A JP 11070738 A JP11070738 A JP 11070738A JP 7073899 A JP7073899 A JP 7073899A JP 2000267176 A JP2000267176 A JP 2000267176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
circuit
camera
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11070738A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11070738A priority Critical patent/JP2000267176A/ja
Publication of JP2000267176A publication Critical patent/JP2000267176A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字情報などの記録用データを使い勝手良く
記録することができる小型なカメラを提供する。 【解決手段】 磁気記録部5bを備えたフィルム5に画
像を記録するカメラにおいて、音声を入力して音声情報
として出力するマイクロフォン41と、このマイクロフ
ォン41から出力される音声信号をデジタルの音声情報
に変換し、その音声情報を、予め複数の記録用データに
各対応して記憶されている音声情報と照合して、合致す
る記録用データを出力する音声入力回路42と、この音
声入力回路42から出力された記録用データを上記フィ
ルム5の磁気記録部5bに記録する磁気記録回路47お
よび磁気ヘッド48と、を備えたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、より詳し
くは、画像以外の情報を記録可能な情報記録部を有する
記録媒体を使用するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学的な撮影像を記録する銀塩フ
ィルムにおいて、各種の情報、例えば撮影日時、カメラ
設定、撮影状況、撮影地、露出データ、メッセージ、タ
イトル等の情報を記録するための磁気記録部を設けたも
のが発売されていて、該磁気記録部は、例えば撮影駒毎
に情報を記録することができるようになっている。
【0003】そして、このようなフィルムを用いて撮影
を行うときに、上述したような情報をカメラで記録して
おけば、現像所においてその情報を読み出して、画像と
ともに文字情報をプリントするサービスも一般化してき
ている。
【0004】また、最近のデジタルカメラ(電子スチル
カメラ)においても、画像情報とともに各種のデータを
例えばフラッシュメモリ等の記録メディアに記録するこ
とができるようになっている。
【0005】ところで、上述したような情報の内の撮影
日時や露出データ等は、カメラで自動的に設定される情
報であるために、撮影者は、何ら煩わしい操作を行うこ
となくこれらの情報を記録することができる。
【0006】その一方で、上述したような情報の内の撮
影地、メッセージ、タイトル等の文字や記号により表さ
れる情報は、撮影者自身が任意に設定する情報であるた
めに、何らかのデータ入力装置が必要になる。
【0007】このようなデータ入力を行う第1の手段と
しては、例えば、カメラにインターフェースを設けて、
文字入力用のキーボードを該インターフェースを介して
カメラに接続する手段が考えられる。
【0008】また、撮影地情報に限った文字データの自
動入力という観点からは、例えば特開平5−22429
0号公報に記載されるような、カメラにGPS(汎地球
測位システム)装置を接続して、該GPS装置から現在
位置の情報をカメラに入力するという第2の手段があ
る。
【0009】さらに第3の手段としては、種々の文字情
報をメモリに予め記憶させておき、撮影者が釦等の手動
操作部材を操作することによって、記憶されている文字
情報の中の何れかを選択するというものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1,第2の手段のような、キーボード等による入力やG
PS装置等を用いた入力を採用しようとすると、これら
の装置はカメラに内蔵することはサイズ的に困難である
ために、カメラに接続して使用する形態をとることにな
る。これらの装置はそれ自体がある程度の大きさをもっ
ているために、外部アクセサリとしてカメラに着脱自在
となるように構成しても、高い携帯性を維持するのは困
難である。さらに、これらの装置はカメラとは別に購入
する必要があるが、こうした装置は廉価ではないため
に、ユーザの経済的な負担も無視し得ないものである。
【0011】また、上記第3の手段では、予め記憶され
ている情報の数が多くなると、選択操作が煩わしくな
り、使い勝手が低下することになってしまう。
【0012】このように従来は、カメラを大型化するこ
となく、文字情報などの記録用データを、使い勝手良く
記録媒体に記録するのは困難であった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、使い勝手良く記録用データを記録することができ
る小型なカメラを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカメラは、画像を記録するため
の記録媒体であって該画像以外の情報を記録可能な情報
記録部をさらに有してなる記録媒体を使用するカメラに
おいて、音声を入力して音声情報として出力する音声入
力手段と、この音声入力手段から出力される音声情報を
記録用データに変換する変換手段と、この変換手段によ
り変換された記録用データを上記情報記録部に記録する
記録手段とを備えたものである。
【0015】また、第2の発明によるカメラは、上記第
1の発明によるカメラにおいて、上記変換手段が、上記
音声情報に各対応する上記記録用データを複数記憶する
記憶手段と、上記音声情報に基づいてこの記憶手段に記
憶されている記録用データを検索する検索手段と、この
検索手段により検索された記録用データを出力する出力
手段と、を有して構成されたものである。
【0016】さらに、第3の発明によるカメラは、上記
第1の発明によるカメラにおいて、上記変換手段が、上
記音声情報を音声認識してテキストデータに変換し、該
テキストデータを記録用データとするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図7は本発明の一実施形
態を示したものであり、図1はカメラの全体的な構成を
示すブロック図、図2はカメラの外観を背面側から示す
斜視図、図3は撮影予備動作検知回路の構成を示す回路
図、図4は音声入力回路の構成を示すブロック図、図5
は電池装填後のカメラの動作の一部を示すフローチャー
ト、図6は電池装填後のカメラの動作の他の一部を示す
フローチャート、図7はデジタル信号処理回路による音
声処理の動作を示すフローチャートである。
【0018】この実施形態においては、記録媒体として
銀塩フィルムを用いる、いわゆる銀塩カメラを例にとっ
て説明する。この実施形態で用いる銀塩フィルムは、図
1に示すように、フィルムパトローネ3に記録媒体たる
ロールフィルム(以下、フィルムと省略する)5を収納
して構成されており、該フィルム5は、フィルムを給送
するためのパーフォレーション5aが給送方向に沿って
複数穿設されるとともに、磁気記録媒体が付加された情
報記録部たる磁気記録部5bが設けられたものである。
【0019】このカメラは、図1に示すように、カメラ
全体の動作シーケンスを司るものであって後述する磁気
記録用データを生成する例えばCPU等でなる制御手段
たる制御回路1と、指などで操作することによりカメラ
を動作状態または非動作状態に設定するためのメイン操
作部材45と、このメイン操作部材45の位置に応じて
オン/オフしその状態に応じた信号を上記制御回路1に
出力するメイン操作部材検知スイッチ(以下、メインス
イッチと省略する)46と、上記フィルムパトローネ3
の周面に印刷されたDXコード情報を読み取るためのD
Xコード入力回路2と、後述するフィルム給送動作に伴
って上記フィルム5の磁気記録部5bへの磁気記録を行
いあるいは再生を行うための記録手段たる磁気ヘッド4
8と、上記制御回路1により供給される磁気記録用デー
タに係る駆動信号に基づいて上記磁気ヘッド48を制御
する記録手段たる磁気記録回路47と、上記フィルムパ
トローネ3から送出されたフィルム5を給送するための
フィルム給送機構7と、このフィルム給送機構7の駆動
源となるフィルム給送モータ6と、上記制御回路1の指
令の下にこのフィルム給送モータ6を制御することによ
りフィルム5の給送を行わせるフィルム給送回路4と、
上記フィルム5の給送状態(移動量)を上記パーフォレ
ーション5a等により検知するためのフィルム給送状態
検知回路24と、指などで押圧することによりテレ方向
またはワイド方向に各ズーミングさせるためのズーム操
作ボタン28,29と、このズーム操作ボタン28,2
9の操作に応じて各オンするテレスイッチおよびワイド
スイッチを含んでなるズーム検知スイッチ35と、撮影
光学系の一部であるズームレンズ37と、ズーミング動
作を行うためにこのズームレンズ37を移動させるズー
ム機構39と、このズーム機構39の駆動源となるズー
ムモータ38と、上記ズーム検知スイッチ35の状態に
応じて上記制御回路1が出力する駆動制御信号に基づい
てこのズームモータ38を制御することによりズーミン
グ動作を行わせるズームモータ駆動回路36と、上記ズ
ームレンズ37の移動位置(つまり、焦点距離情報)を
検知するためのズームレンズ位置検知回路40と、押圧
式の操作ボタンでなるレリーズボタン32と、このレリ
ーズボタン32を半押しすることにより動作する1st
レリーズ検知スイッチ33と、上記レリーズボタン32
を全押し(深押し)することにより動作する2ndレリ
ーズ検知スイッチ34と、撮影光束の通過時間を制御す
るシャッタとしての機能と撮影光束の通過範囲を規定す
る露光開口を開閉する絞りとしての機能とを兼用するセ
クタシャッタ17と、このセクタシャッタ17の駆動源
となるプランジャ18と、上記制御回路1から出力され
る駆動制御信号に基づいてこのプランジャ18の動作を
制御するシャッタ制御回路16と、上記セクタシャッタ
17の位置が例えば初期位置にあるか開放位置にあるか
等を検知するためのセクタ位置検知スイッチ19と、撮
影者が例えばグリップ部を把持しているまたはファイン
ダを観察している等の撮影予備動作を行っているか否か
を検知する撮影予備動作検知回路43と、音声を入力し
て電気信号に変換して出力する音声入力手段たるマイク
ロフォン41と、このマイクロフォン41から出力され
る音声信号を後述するように処理して磁気記録用データ
を上記制御回路1に出力する変換手段たる音声入力回路
42と、発光することにより被写体に対して光を照射す
るストロボ発光部27と、このストロボ発光部27の発
光を制御するとともに発光用の電荷を蓄積(充電)する
ためのストロボメインコンデンサを備えたストロボ回路
26と、被写体輝度を測定するために被写体光を受光し
て電気信号に変換して出力する測光センサ15と、この
測光センサ15の出力信号に基づき被写体輝度情報を出
力する周囲光測定回路14と、被写体までの距離を測定
するための測光用光束の発光を行う例えば発光ダイオー
ド(LED)等でなる投光素子10と、この投光素子1
0から発せられた光束を被写体9に向けて投射する投光
レンズ11と、該被写体9からの反射光束を集光する受
光レンズ12と、この受光レンズ12によって集光され
た光束を受光して受光位置に応じた電気信号に変換して
出力する例えば半導***置検出装置(PSD)等でなる
受光素子13と、この受光素子13の出力に基づいて上
記被写体9までの距離を検知する測距回路8と、上記フ
ィルム5に結像される被写体像のピントを調節するため
の撮影光学系の一部をなすフォーカスレンズ21と、こ
のフォーカスレンズ21を駆動するためのフォーカスレ
ンズ駆動機構23と、このフォーカスレンズ駆動機構2
3の駆動源となるフォーカスモータ22と、上記測距回
路8が検出した被写体距離に応じて上記制御回路1が出
力する駆動制御信号に基づいてこのフォーカスモータ2
2を制御することにより上記フォーカスレンズ21を合
焦位置へ移動させるためのフォーカスモータ駆動回路2
0と、上記フォーカスレンズ21の現在位置を検知する
ためのフォーカスレンズ位置検知回路25と、を有して
構成されている。
【0020】なお、この図1には、電源としての電池は
図示されていないが、上述したような各種の回路,素
子,アクチュエータ等の電気要素への電力は、この電池
から供給されるようになっている。また、各電気要素へ
の給電制御は、上記制御回路1が制御するようになって
いる。
【0021】次に、図2を参照してこのカメラの外観に
ついて説明する。
【0022】カメラ本体50の背面部の左上側には集音
用の孔57が穿設されていて、この集音用の孔57の内
部に撮影者が発声した音声を集音するための上記マイク
ロフォン41が配置されている。
【0023】また、カメラ本体50の背面部上方にはフ
ァインダの接眼レンズ54が設けられており、この接眼
レンズ54の左側には、上記撮影予備動作検知回路43
の一部をなす顔面センサ55が配置されている。
【0024】この顔面センサ55は、撮影者が接眼レン
ズ54を介して被写体を観察しているか否かを検知する
ためのセンサであり、例えばLED55aとフォトトラ
ンジスタ55bとでなる一対の投受光装置を有して構成
されている。
【0025】この構成により、撮影者が上記接眼レンズ
54を介して観察している状態のときには、LED55
aから投射された光が撮影者の顔面で反射されてフォト
トランジスタ55bに入射し、該フォトトランジスタ5
5bの出力が変化する。この出力変化を後述する電気回
路によって検出することにより、撮影者が接眼レンズ5
4を介しての観察を行っているか否かを判断するように
なっている。
【0026】また、カメラ本体50の右側部には撮影者
が把持するためのグリップ部51が設けられており、こ
のグリップ部51には、上記撮影予備動作検知回路43
の一部をなすグリップセンサ56が配置されていて、一
対の電極56a,56bを有して構成されている。
【0027】このグリップセンサ56は、撮影者が上記
グリップ部51を把持していることを検知するためのも
のであり、撮影者が該グリップ部51を把持していない
場合には2つの電極56a,56bは絶縁状態となり、
一方、把持している場合には撮影者の手のひらを介して
2つの電極56a,56bが導通状態となるように構成
されている。
【0028】こうして、一対の電極56a,56bが絶
縁状態であるかまたは導通状態であるかを後述する電気
回路で検出することにより、撮影者がグリップ部51を
把持しているか否かを判断することができるようになっ
ている。
【0029】さらに、カメラ本体50の上面部の左側に
は、例えばスライド式の操作部材でなる上記メイン操作
部材45が配設されていて、このメイン操作部材45を
オン(ON)側の位置に操作するとカメラが動作状態と
なり、オフ(OFF)側の位置に操作すると非動作状態
となるように構成されている。
【0030】また、このカメラ本体50の上面部の右側
には、撮影動作の開始を指示するための押圧式の操作部
材である上記レリーズボタン32が配設されている。
【0031】一方、上記カメラ本体50の前面部には上
記フォーカスレンズ21やズームレンズ37を含む撮影
光学系を内部に保持するズームレンズ鏡胴52が配置さ
れている。
【0032】そして、上記カメラ本体50の背面部の上
記接眼レンズ54の右側には、このズームレンズ鏡胴5
2内のズームレンズ37による撮影光学系の焦点距離の
変更(ズーミング)を指示するための上記ズーム操作ボ
タン28,29が配設されている。なお、一方のズーム
操作ボタン28は焦点距離をテレ側に変更する指示を行
うためのものであり、他方のズーム操作ボタン29は焦
点距離をワイド側に変更する指示を行うためのものであ
る。
【0033】続いて、図3を参照して上記撮影予備動作
検知回路43の詳細な回路構成について説明する。
【0034】上述したように、上記撮影予備動作検知回
路43の一部をなす顔面センサ55は、LED55aと
フォトトランジスタ55bとを有して構成されている。
【0035】上記LED55aは、制御回路1のポート
P1に接続されており、上記フォトトランジスタ55b
は、該制御回路1のポートP2に接続されている。
【0036】そして、制御回路1のポートP1からLE
D55aの制御信号(ロー(Low)信号)が出力され
ると、LED55aが発光するようになっている。
【0037】このLED55aから投射された光は、撮
影者が接眼レンズ54を介して観察している場合には、
該撮影者の顔面で反射して、上記フォトトランジスタ5
5bに入射する。
【0038】すると、ポートP2の電圧レベルがロー
(Low)からハイ(High)に変化するために、制
御回路1はこれによって撮影者が接眼レンズ54を介し
て観察しているか否かを判断することができるようにな
っている。
【0039】また、この撮影予備動作検知回路43の一
部をなすグリップセンサ56は、一方の電極56aが抵
抗58によりプルアップされた状態で上記制御回路1の
ポートP3に接続されていて、他方の電極56bはグラ
ンドに接続されている。
【0040】従って、撮影者がグリップ部51を把持し
ていなければポートP3の状態はハイ(High)とな
る。一方、撮影者がグリップ部51を把持すると、撮影
者の手のひらを介して2つの電極が導通状態となるため
に、ポートP3は電極56a→手のひら→電極56bを
介してグランドに接続され、その電圧レベルはロー(L
ow)となる。制御回路1は、このポートP3の電圧レ
ベルの変化を検出することにより、撮影者がグリップ部
51を把持しているか否かを判断するようになってい
る。
【0041】次に、図4を参照して上記音声入力回路4
2の詳細な回路構成について説明する。
【0042】この音声入力回路42は、上記マイクロフ
ォン41から出力されるアナログの音声信号に増幅処理
等を施すアナログ処理回路61と、このアナログ処理回
路61の出力をデジタル音声信号に変換するA/D変換
回路62と、このA/D変換回路62からのデジタル音
声信号(音声情報)を磁気記録用データに変換して出力
する検索手段であり出力手段たるデジタル信号処理回路
63と、このデジタル信号処理回路63が上記デジタル
音声信号から磁気記録用データを出力する際に参照する
データが記憶されている例えば着脱自在の不揮発性メモ
リでなる記憶手段たる記憶回路64と、を有して構成さ
れていて、この音声入力回路42内の各回路には、電源
制御回路65から電源ラインを介して電源が供給される
ようになっている。
【0043】なお、この電源制御回路65は、上記制御
回路1から出力される電源制御信号に基づいて制御され
るようになっている。
【0044】このような構成において、上記マイクロフ
ォン41により集音された音声は、該マイクロフォン4
1においてアナログの電気信号に変換された後に、上記
音声入力回路42に入力される。
【0045】すると、まずアナログ処理回路61におい
て増幅処理が行われた後に、A/D変換回路62でデジ
タル音声情報に変換され、その後にデジタル信号処理回
路63に入力される。
【0046】このデジタル信号処理回路63は、A/D
変換されたデジタル音声情報を音声解析し(表1参
照)、それを記憶回路64内の情報を参照することによ
り磁気記録用データに変換して(表2参照)、上記制御
回路1に送信する機能を有している。
【0047】ここで音声入力により地名データを検索し
て記録する例を挙げると、上記記憶回路64には検索用
地名情報とそれに対応する磁気記録用地名データとが記
憶されている。そして、上記デジタル信号処理回路63
は、取得したデジタル音声情報を検索キーとして記憶回
路64内の検索用地名情報を検索し、合致するものが見
つかれば、それに対応する磁気記録用地名データを読み
出す動作を行う。
【0048】また、制御回路1から電源制御信号により
電源をオンさせる指示が送られれば、上記電源制御回路
65は、音声入力回路42内の各回路に電源を供給し、
一方、電源をオフさせる指示が送られれば、各回路への
電源供給を停止するように動作する。
【0049】こうして電源供給が停止された状態では、
音声入力回路42内の各回路における電源消費をゼロに
抑制することができるために、カメラシーケンス上で音
声入力が不要となる場合には、消費電力の削減(省エ
ネ)を図るべく、該音声入力回路42への電源供給をオ
フするようにしておくと良い。
【0050】次に、図5および図6は、このカメラに電
池を装填してからの一連の動作を示すフローチャートで
ある。これらは本来一つの図面とするものであるが、記
載の都合上、2つの図面に分割している。
【0051】電源となる電池がこのカメラに装填される
と、上記制御回路1に電源が供給されることにより、該
制御回路1がパワーオンリセットされて、この一連の動
作を開始する。
【0052】するとまず、上記メイン操作部材45がオ
ン位置とオフ位置の何れに設定されているかを、上記メ
インスイッチ46の状態をチェックすることにより判定
する(ステップS1)。
【0053】ここでメインスイッチ46がオフであれ
ば、サブルーチン「イニシャライズ」を実行する(ステ
ップS2)。このサブルーチンは、主に、レンズ鏡胴5
2を収納時の位置(例えば、沈胴位置)へ駆動する処理
を行うものである。
【0054】その後、カメラ内の回路の動作状態を低消
費電力状態(省エネ状態)に設定して、上記メインスイ
ッチ46がオンされるのを待機する(ステップS3)。
この低消費電力状態は、上記制御回路1の動作クロック
を停止させ、また、他の回路への電源供給も遮断するこ
とにより実現する。
【0055】この低消費電力状態においては、制御回路
1は動作を停止しているが上記メインスイッチ46の状
態変化だけは検出することが可能となっており、もし撮
影者がメイン操作部材45をオン位置に操作してメイン
スイッチ46がオフからオンに変化すれば、この低消費
電力状態を解除して通常動作を開始するようになってい
る。
【0056】上記ステップS1またはステップS3にお
いて、メインスイッチ46がオンになったことが検出さ
れたら、上記フィルム給送状態検知回路24からの情報
に基づいて、フィルム5の初期巻き上げ(空送り)が完
了した状態となっているか否かをチェックする(ステッ
プS4)。
【0057】空送りがまだ完了していない(つまり、フ
ィルムパトローネ3を装填してカメラの裏蓋等を閉じた
だけの状態)場合には、フィルム5の初期巻き上げを行
うためのサブルーチン「空送り」を実行する(ステップ
S5)。
【0058】このステップS5が終了するか、または上
記ステップS4においてすでに空送りが完了していると
判断された場合には、ストロボ回路26からの情報に基
づいて、該ストロボ回路26内のストロボメインコンデ
ンサの充電が完了しているか否かを判定する(ステップ
S6)。
【0059】そして、充電が完了していない場合には、
サブルーチン「ストロボ充電」を実行することにより、
ストロボメインコンデンサへの発光用電荷の蓄積を行う
(ステップS7)。
【0060】このステップS7が終了するか、または上
記ステップS6においてすでにストロボメインコンデン
サの充電が完了していると判断された場合には、上記フ
ォトトランジスタ55bが接続されている上記ポートP
2の状態をチェックすることにより、撮影者が上記接眼
レンズ54を介して観察しているか否かを判断する(ス
テップS8)。
【0061】ここで、ポートP2がハイ(High)と
なっている場合には、撮影者がファインダの接眼レンズ
54を介して観察している(つまり、撮影予備動作を行
っている)と判断することができるために、後述するス
テップS13へ進む。
【0062】一方、ポートP2がロー(Low)となっ
ている場合には、撮影者は接眼レンズ54を介して観察
していないと判断して、次に、グリップセンサ56の電
極56aが接続されているポートP3の状態をチェック
する(ステップS9)。
【0063】ここで、ポートP3がハイ(High)と
なっている場合には、撮影者がグリップ部51を把持し
ていないと判断して、後述するステップS10へ進む。
【0064】一方、ポートP3がロー(Low)となっ
ている場合には、撮影者がグリップ部51を把持してい
る(つまり、撮影予備動作を行っている)と判断するこ
とができるために、後述するステップS13へ進む。
【0065】そして、撮影者がファインダの接眼レンズ
54を介して観察しているか、あるいは、グリップ部5
1を把持していると判断された場合には、上記電源制御
回路65に対して音声入力回路42内の各回路へ給電を
行うように指示する(ステップS13)。
【0066】その後、サブルーチン「音声入力」を実行
する(ステップS14)。このサブルーチンは、音声入
力回路42内のデジタル信号処理回路63から磁気記録
用データを取り込む処理を行うものである。
【0067】こうして上記ステップS14のサブルーチ
ン「音声入力」を実行した結果、磁気記録用データが入
力されたか否かを判定し(ステップS15)、磁気記録
用データが入力されなかった場合(例えば、所定時間経
過しても撮影者が音声を発しなかった場合であるとか、
あるいは発声したにもかかわらず、雑音に紛れるなどし
て音声識別を行うことができなかった場合など)には、
後述するステップS11に進む。
【0068】一方、このステップS15において、音声
入力があると判断された場合には、ステップS16に進
んで磁気記録用フォーマットに基づくデータを設定する
ためのサブルーチン「データ設定」を実行する。
【0069】このサブルーチンの動作は、音声入力回路
42から送られたデータを磁気記録用フォーマットに変
換するものであり、その結果、上記磁気記録回路47を
介して磁気ヘッド48を駆動するための駆動信号が生成
される。
【0070】このサブルーチン「データ設定」が終了し
たら、その後は、後述するステップS11へ進む。
【0071】また、上記ステップS8およびステップS
9のチェックによって、撮影者がファインダを観察して
いないし、グリップ部51も把持していないと判明した
場合には、撮影予備動作に入っていないと判断して、節
電を図るべく、上記電源制御回路65に対して音声入力
回路42内の各回路への給電を遮断するように指示する
(ステップS10)。従って、この状態で音声を発声し
ても、カメラは該磁気記録用データの生成は行わない。
【0072】そして、上記ステップS10,S16の何
れかが終了するか、あるいは上記ステップS15におい
て音声が入力されていないと判断された場合には、ズー
ム検知スイッチ35の状態をチェックして、撮影者がズ
ーム操作ボタン28,29を操作しているか否かを判断
する(ステップS11)。
【0073】ここで、ズーム操作ボタン28,29が操
作されている場合には、サブルーチン「ズーム」を実行
する(ステップS12)。
【0074】このステップS12のサブルーチン「ズー
ム」は、上記ズーム操作ボタン28,29の操作に応じ
て、ズームモータ駆動回路36によりズームレンズ37
を駆動して、撮影光学系の焦点距離の変更させる公知の
電動ズーム動作である。
【0075】このステップS12のサブルーチン「ズー
ム」が終了するか、あるいは、上記ステップS11にお
いて、ズーム操作ボタン28,29が操作されていない
と判断された場合には、図6に行って、1stレリーズ
検知スイッチ33の状態をチェックして、レリーズボタ
ン32が半押しされているか否かを判断する(ステップ
S20)。
【0076】ここで、1stレリーズ検知スイッチ33
がオンしていない場合には、撮影者には撮影を行う意志
がないために、上記ステップS1へ戻る。
【0077】一方、1stレリーズ検知スイッチ33が
オンしている場合には、サブルーチン「DXコード読
込」を実行して、上記DXコード入力回路2から、装填
されているフィルム5のISO感度情報等を読み込む
(ステップS21)。
【0078】次に、測距回路8を動作させて被写体距離
を検出するとともに、その情報に基づいてフォーカスレ
ンズ21を合焦位置へ駆動するためのサブルーチン「測
距」を実行する(ステップS22)。
【0079】上記フォーカスレンズ21の合焦位置への
停止は、フォーカスレンズ位置検知回路25からの検出
信号に応じて制御回路1が駆動制御信号を出力し、上記
フォーカスモータ駆動回路20によってフォーカスモー
タ22を制御させることにより行う。
【0080】続いて、周囲光測定回路14を動作させ
て、被写体輝度を検出するためのサブルーチン「測光」
を実行する(ステップS23)。
【0081】そして、2ndレリーズ検知スイッチ34
の状態をチェックし、レリーズボタン32が全押しされ
ているか否かを判断する(ステップS24)。
【0082】ここで2ndレリーズ検知スイッチ34が
オンしていない場合には、再度、1stレリーズ検知ス
イッチ33がオンしているか否かを判断し(ステップS
31)、1stレリーズ検知スイッチ33もオンしてい
ないと判断された場合には、撮影者がレリーズボタン3
2から指を離したことになるために、そのまま上記ステ
ップS1に戻る。
【0083】一方、ステップS31において、1stレ
リーズ検知スイッチ33がオンのままである場合には、
撮影者はレリーズボタン32の半押しを継続しているこ
とになるために、再び上記ステップS24に戻って、2
ndレリーズ検知スイッチ34がオンされるのを待機す
る。
【0084】こうして、上記ステップS24において、
2ndレリーズ検知スイッチ34がオンしたことが検出
された場合には、サブルーチン「露光」を実行する(ス
テップS25)。
【0085】このサブルーチン「露光」においては、セ
クタ位置検知スイッチ19の状態を確認しながら、上記
ステップS23の測光結果に基づいて上記制御回路1が
シャッタ制御回路16に駆動制御信号を出力することに
より、該シャッタ制御回路16がプランジャ18を駆動
して、上記セクタシャッタ17の開閉動作(つまり、露
光動作)を行わせる。
【0086】こうしてフィルム5への露光動作が終了し
た後は、サブルーチン「1駒巻上」を実行して、フィル
ム給送モータ6を駆動させてフィルム5を1駒分巻き上
げるための駆動制御信号をフィルム給送回路4に出力す
る(ステップS26)。このとき、フィルム5が1駒分
巻き上げられたか否かは、上記フィルム給送状態検知回
路24の出力信号に基づいて判断するようになってい
る。
【0087】このステップS26のサブルーチン「1駒
巻上」においてフィルム5を給送している最中に、上述
した磁気記録用データが上記磁気記録回路47および磁
気ヘッド48を介して公知の技術により記録される。
【0088】次に、フィルムエンドになったか否かを判
定し(ステップS27)、フィルムエンドでない場合に
は上記ステップS1に戻り、一方、フィルムエンドとな
った場合には、サブルーチン「巻戻」を実行して、フィ
ルム5をフィルムパトローネ3内に収納する(ステップ
S28)。
【0089】このステップS28のサブルーチン「巻
戻」が終了した後は、上記ステップS2と同様のサブル
ーチン「イニシャライズ」を再び実行してカメラを初期
状態に戻してから(ステップS29)、フィルムパトロ
ーネ3が再装填されるのを待機する(ステップS3
0)。
【0090】なお、フィルムパトローネ3が再装填され
ない限り、このステップS30の状態からは復帰しな
い。そして、再装填が行われた後は、上記ステップS1
に戻るようになっている。
【0091】次に、音声入力回路42内のデジタル信号
処理回路63の動作について詳細に説明する。
【0092】上述したように、デジタル信号処理回路6
3の機能は、A/D変換回路62でA/D変換されたデ
ジタル音声情報に対応する磁気記録用データを制御回路
1に出力することである。
【0093】具体例を挙げると、撮影者が「キョウト」
と発声したときに、その音声入力データを検索キーとし
て記憶回路64内のデータを検索し、合致するものがあ
ればそれに対応して記憶される磁気記録用データ「00
010111」を該記憶回路64から読み出して制御回
路1に送信するというものである。
【0094】こうした入力される音声情報とそれに対応
する磁気記録用データとの関係を示す例について、表1
および表2を参照して具体的に説明する。なお、これら
の表には、日本全国の観光地データを一例として示して
いる。
【0095】
【表1】
【表2】
【0096】ここに、表1は入力音声に対応するA/D
変換後のデータを示すもの、表2はA/D変換された音
声データを検索用地名データとして、この検索用地名デ
ータに対応する磁気記録用地名データを示すものであ
る。
【0097】この表1の左欄に示すような音声入力が行
われると、該音声がマイクロフォン41により電気信号
に変換され、その後に処理されてデジタル信号に変換さ
れた後に、音素の解析等の音声解析を行うことにより、
表1の右欄に示すようなA/D変換データになる。ここ
に、A/D変換データの末尾の「H」は、16進数であ
ることを示している。
【0098】そして、このA/D変換データを、記憶回
路64内のデータテーブルを参照して、磁気記録用デー
タに変換する。このときのデータテーブルの内容を示す
のが表2である。なお、このデータテーブルの右欄に示
す磁気記録用データは、2進数により表されている。
【0099】このようなデジタル信号処理回路63の動
作の流れについて、図7を参照して説明する。
【0100】このデジタル信号処理回路63による音声
処理が開始されると、まず、上記A/D変換回路62か
らデジタル化された音声データが入力されるのを待機し
て(ステップS41)、入力があった場合には、その音
声データを一時的に記憶しておく(ステップS42)。
【0101】次に、サブルーチン「メモリ検索」を実行
して、上記記憶回路64内に記憶されている参照データ
の検索を実行する(ステップS43)。
【0102】このサブルーチン「メモリ検索」は、上記
記憶回路64内に例えば上記表2に示したようにデータ
テーブルとして記憶されている検索用地名データを順に
読み出して、上記ステップS42において一時的に記憶
した音声データと比較して行くものである。
【0103】そして、音声データと一致する参照データ
が発見されたか否かを判断し(ステップS44)、一致
するデータが発見されない場合には、対応するデータが
存在しないか、または音声情報の誤認識と考えられるた
めに、上記ステップS41へ戻る。
【0104】また、上記ステップS44において、音声
データと一致するものが発見された場合には、サブルー
チン「磁気記録用データ参照」を実行して、該音声デー
タに対応する磁気記録用データを記憶回路64から読み
出す(ステップS45)。
【0105】続いて、サブルーチン「データ送信」を実
行して、読み出した磁気記録用データを制御回路1に送
信し(ステップS46)、その後は、再び上記ステップ
S41に戻る。
【0106】なお、上述では、音声入力データに応じ
て、磁気記録用データが記憶された不揮発性メモリ等で
なる記憶回路64を検索するように構成しているため
に、撮影者は目的に応じた磁気記録用データが記憶され
たメモリ、つまり例えば観光地名用のメモリやメッセー
ジ用のメモリなどを予め用意しておいて、撮影に先立っ
てそのメモリをカメラに装着しておく必要がある。
【0107】これに対して、他の手段としては、入力さ
れた音声を音声認識して、直接、テキストデータに変換
するように構成しても良い。
【0108】すなわち、上記デジタル信号処理回路63
に、音声データを音声認識してテキストデータに変換す
る機能を備えさせることにより、撮影者の発した言葉が
該デジタル信号処理回路63によりそのままテキストデ
ータに変換され、このテキストデータを磁気記録用デー
タとして制御回路1に出力するように構成すれば良い。
【0109】音声データをテキストデータに変換する技
術は、従来より種々のものが提案されあるいは製品化さ
れており、上記デジタル信号処理回路63に対しては、
こうした技術を適宜用いることが可能である。
【0110】記憶回路64に用いられる不揮発性メモリ
素子等は高価であるために、種々のデータを記憶したメ
モリを複数個準備するのは、撮影者にとって経済的な負
担がかかることになるが、このような音声認識技術を用
いれば、記憶回路64が不要となるために、コスト的な
改善を図ることができる。
【0111】また、上述したように、フィルム5の磁気
記録部5bに記録されるのはテキストデータとなるため
に、該データを、例えば汎用のプリンタ装置等の他の装
置で読み出す場合にも、特別な変換アルゴリズムが不要
となるなどの利点がある。
【0112】なお、上述では、音声により文字情報の入
力を行うカメラとして、磁気記録部を備えたフィルムを
用いる銀塩カメラを例に挙げたが、本発明はもちろんこ
れに限定されるものではなく、CCD等の撮像素子を用
いる電子カメラ(電子スチルカメラ)や、動画を記録す
るビデオカメラ等に広く適用可能であることはいうまで
もない。
【0113】また、音声により入力を行う文字情報とし
て、上述では地名を例に挙げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、メッセージやタイトル、コメント
など各種の文字情報を入力する手段として適用すること
が可能である。
【0114】このような実施形態によれば、従来はキー
ボード等で行っていた文字情報の入力を、音声により行
うことができるために、操作性が極めて良好で簡便とな
り、しかも、該キーボード等の外部機器も不要となるた
めに、カメラの携帯性が損なわれることもない。
【0115】そして、記憶回路を着脱自在の不揮発性メ
モリで構成した場合には、入力対象となる文字データを
容易に変更することが可能である。
【0116】また、音声認識により入力された音声をそ
のままテキストデータに変換するようにすれば、変換用
のデータを保持するメモリを目的に応じて複数保持する
必要がなくなり、撮影者の経済的な負担を軽減すること
ができる。さらに、テキストデータを用いることによる
データ汎用性の利点も享受することができる。
【0117】そして、撮影者が撮影予備動作を行ってい
ない場合には、音声入力回路への電源供給を遮断するよ
うにしたために、効果的な節電を図ることができる。
【0118】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0119】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0120】(1) 画像を記録するための記録媒体で
あって、該画像以外の情報を記録可能な情報記録部をさ
らに有してなる記録媒体を使用するカメラにおいて、音
声を入力して音声情報として出力する音声入力手段と、
この音声入力手段から出力される音声情報を記録用デー
タに変換する変換手段と、この変換手段により変換され
た記録用データを上記情報記録部に記録する記録手段
と、を具備したことを特徴とするカメラ。
【0121】(2) 上記変換手段は、上記音声情報に
各対応する上記記録用データを複数記憶する記憶手段
と、上記音声情報に基づいてこの記憶手段に記憶されて
いる記録用データを検索する検索手段と、この検索手段
により検索された記録用データを出力する出力手段と、
を有して構成されたものであることを特徴とする付記
(1)に記載のカメラ。
【0122】(3) 上記変換手段は、上記音声情報を
音声認識してテキストデータに変換し、該テキストデー
タを記録用データとするものであることを特徴とする付
記(1)に記載のカメラ。
【0123】(4) 上記記録媒体は銀塩フィルムであ
って、上記情報記録部は磁気記録部であることを特徴と
する付記(1)に記載のカメラ。
【0124】(5) 上記記録媒体はデジタル式の記録
媒体であって、上記情報記録部は該デジタル式の記録媒
体の記録領域の一部であることを特徴とする付記(1)
に記載のカメラ。
【0125】従って、付記(1)に記載の発明によれ
ば、音声情報を記録用データに変換して記録媒体の情報
記録部に記録するようになっているために、データを記
録しようとする際には音声を入力すれば良く、カメラを
大型化することなく、使い勝手良く記録することができ
る。
【0126】また、付記(2)に記載の発明によれば、
付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、音声情報に対応する記録用データが記憶手段に記憶
されているために、素早く容易に検索して記録用データ
を出力することができる。
【0127】さらに、付記(3)に記載の発明によれ
ば、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、音声情報を音声認識してテキストデータに変換し
ているために、記憶手段が不要となって利用者の経済的
な負担を軽減することが可能となる。さらに、テキスト
データを用いることにより、記録用データを広い用途に
用いることができる。
【0128】付記(4)に記載の発明によれば、磁気記
録部を備えた銀塩フィルムを用いるカメラにおいて、付
記(1)に記載の発明と同様の効果を奏することができ
る。
【0129】付記(5)に記載の発明によれば、画像を
デジタルで記録媒体に記録するカメラにおいて、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏することができ
る。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明のカメラによれば、音声情報を記録用データに変換し
て記録媒体の情報記録部に記録するようになっているた
めに、データを記録しようとする際には音声を入力すれ
ば良く、カメラを大型化することなく、使い勝手良く記
録することができる。
【0131】また、請求項2による本発明のカメラによ
れば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、音声情報に対応する記録用データが記憶手段に記
憶されているために、素早く容易に検索して記録用デー
タを出力することができる。
【0132】さらに、請求項3による本発明のカメラに
よれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、音声情報を音声認識してテキストデータに変換
しているために、記憶手段が不要となって利用者の経済
的な負担を軽減することが可能となる。さらに、テキス
トデータを用いることにより、記録用データを広い用途
に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラの全体的な構成を
示すブロック図。
【図2】上記実施形態のカメラの外観を背面側から示す
斜視図。
【図3】上記実施形態の撮影予備動作検知回路の構成を
示す回路図。
【図4】上記実施形態の音声入力回路の構成を示すブロ
ック図。
【図5】上記実施形態におけるカメラの、電池装填後の
動作の一部を示すフローチャート。
【図6】上記実施形態におけるカメラの、電池装填後の
動作の他の一部を示すフローチャート。
【図7】上記実施形態のデジタル信号処理回路による音
声処理の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…制御回路 5…ロールフィルム(記録媒体) 5b…磁気記録部(情報記録部) 41…マイクロフォン(音声入力手段) 42…音声入力回路(変換手段) 47…磁気記録回路(記録手段) 48…磁気ヘッド(記録手段) 63…デジタル信号処理回路(検索手段、出力手段) 64…記憶回路(記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録するための記録媒体であっ
    て、該画像以外の情報を記録可能な情報記録部をさらに
    有してなる記録媒体を使用するカメラにおいて、 音声を入力して音声情報として出力する音声入力手段
    と、 この音声入力手段から出力される音声情報を記録用デー
    タに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された記録用データを上記情報
    記録部に記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記変換手段は、 上記音声情報に各対応する上記記録用データを複数記憶
    する記憶手段と、 上記音声情報に基づいてこの記憶手段に記憶されている
    記録用データを検索する検索手段と、 この検索手段により検索された記録用データを出力する
    出力手段と、 を有して構成されたものであることを特徴とする請求項
    1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記変換手段は、上記音声情報を音声認
    識してテキストデータに変換し、該テキストデータを記
    録用データとするものであることを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ。
JP11070738A 1999-03-16 1999-03-16 カメラ Withdrawn JP2000267176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11070738A JP2000267176A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11070738A JP2000267176A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000267176A true JP2000267176A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13440170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11070738A Withdrawn JP2000267176A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000267176A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157273A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157273A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Funai Electric Co Ltd ディスク装置
JP4760347B2 (ja) * 2005-12-07 2011-08-31 船井電機株式会社 ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070268397A1 (en) Image pickup apparatus and image pickup control method
JP2000231151A (ja) 音声制御カメラ
JP2003304430A (ja) 携帯型メモリの装着機構を備えたカメラおよび携帯機器
JP2000267176A (ja) カメラ
US4156565A (en) Control system for flash-illuminated automatic focusing camera
JP4603836B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記録媒体
JP2000214525A (ja) 音声制御カメラ
JP2002122934A (ja) カメラ
JP2000221582A (ja) カメラ
JP3377841B2 (ja) 自動起動機能付きカメラ
JP5082804B2 (ja) 撮像装置及びプログラム
JP2000227633A (ja) 音声制御可能なカメラ
JP2009141611A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2007060720A (ja) カメラアクセサリ装置
JP2001109056A (ja) メッセージ入力可能なカメラ
JP4769507B2 (ja) 撮像装置
JP2007199259A (ja) 撮像装置
JP4541103B2 (ja) カメラシステム
JP2005124045A (ja) デジタルカメラ
JP2006129045A (ja) カメラシステム及びカメラ用バッテリパック
JP2007072668A (ja) 光学式操作装置
JPH11352579A (ja) カメラ
JP2005333581A (ja) カメラ
JPH10221769A (ja) スチルカメラ
JP2004349844A (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606