JP2000259271A - ペダル取付構造 - Google Patents

ペダル取付構造

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JP2000259271A
JP2000259271A JP11060965A JP6096599A JP2000259271A JP 2000259271 A JP2000259271 A JP 2000259271A JP 11060965 A JP11060965 A JP 11060965A JP 6096599 A JP6096599 A JP 6096599A JP 2000259271 A JP2000259271 A JP 2000259271A
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pedal
pair
reinforcement
dash panel
mounting structure
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JP11060965A
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Makoto Koiwai
信 小岩井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセルペダル等のペダルシャフトをダッシ
ュパネルに対して遠い位置に配置する場合に、台座を使
用することなくペダルブラケットを相対的に少数のボル
トにてダッシュパネルに堅固に取付けることができ、し
かも汎用(各車種に共通)のリターンスプリングを用い
ることが可能となるようにする。 【解決手段】 車室2内に向けて突出する上下一対の突
部12a,12bを有するレインフォースメント10を
ダッシュパネル4に取付けてこれらの突部12a,12
bとダッシュパネル4とによってそれぞれ閉断面形状部
M,Nを形成し、突部12a,12bに設けたスタッド
ボルト14a,14bを介して断面コ字形状のペダルブ
ラケット11をレインフォースメント10に締付固定
し、ペダルブラケット11に設けられた一対の対向片か
ら成る一対の起立片部11b,11cにペダルアーム1
7を回動可能に軸支するペダルシャフト6を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペダル取付構造に
関し、更に詳しくは、例えば自動車のアクセルペダル等
を支持するベダルブラケットをダッシュパネルに取付け
るのに用いて好適なペダル取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来における自動車のペダル取付
構造の一例を示すものである。この構造の場合、アクセ
ルペダル1は、車室2とエンジンルーム3との間を仕切
るダッシュパネル4に取付けられたペダルブラケット5
にペダルシャフト(支軸)6を中心に回動可能に支持さ
れている。そして、本体部7aがペダルシャフト6に装
着されかつ一対の足部7b,7cがアクセルペダル1及
びペダルブラケット5にそれぞれ係着されたリターンス
プリング7の附勢力により、アクセルペダル1がペダル
踏込方向(往動方向)とは反対の戻り方向(復動方向)
に常時附勢されている。なお、高さの比較的低い汎用の
ペダルブラケット5を用いる場合には、アクセルペダル
1のフルストローク時(全開時)のスペースを確保する
ために、ダッシュパネル4の下部部分4aを図7に示す
如くエンジンルーム3の側に突出させるようにしてい
る。
【0003】一方、アクセルペダル1のペダルシャフト
6をダッシュパネル4に対して遠い位置に配置する場合
には、図8に示す如く台座8を使用する構造が考えられ
る。すなわち、この場合には、各車種に汎用的に用いら
れるペダルブラケット5に台座8をスポット溶接にて結
合し、ダッシュパネル4に台座8をボルト締めにて取付
けることにより、ペダルブラケット5を台座8を介して
ダッシュパネル4に取付ける構造のものが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のペダル取付構造では、次のような問題点があ
る。すなわち、車種の違いに応じてシート位置が異なる
ため、場合によってはアクセルペダル1の取付位置をシ
ート寄りに設計する必要性が生じ、その際にはダッシュ
パネル4が側面視において凹凸形状(図7参照)とな
り、これに起因してダッシュパネル4の剛性が低下して
しまうおそれがある。また、アクセルペダル1のペダル
シャフト6をダッシュパネル4に対して遠い位置に配置
する場合には、ペダルブラケット5の汎用性の確保のた
めにペダルブラケット5に台座8をスポット溶接する必
要があり、このスポット溶接に要する費用が高いという
不具合がある。また、台座8をダッシュパネル4とペダ
ルブラケット5との間に介在させるのに伴って、ダッシ
ュパネル4とペダルブラケット5との間の距離が増大す
るので、ダッシュパネル4への台座8の取付けを堅固に
行う必要がある。そこで、台座8を使用しない場合には
ペダルブラケット5を2本のボルトにてダッシュパネル
4にボルト締めするようにしていたのに対し、台座8を
使用する場合にはこの台座8を3本のボルトにてダッシ
ュパネル4にボルト締めする必要が生じることから、部
品点数及び組付工数が多くなるという不具合がある。
【0005】なお、このような不具合をなくす手段とし
ては、台座8を使用しないことが考えられるが、この場
合には、ペダルブラケット5が大型化し、ペダルシャフ
ト6とペダルブラケット5の基体板部との間の距離が増
大する。それにより、ペダルブラケット5の側に係着さ
れるリターンスプリング7の足部7cを延長して設けな
ければならないこととなるため、新部品としてのリター
ンスプリング7を用意する必要がある。しかも、リター
ンスプリング7の足部7cを延長すると、アクセルペダ
ル1の回動操作時におけるリターンスプリング7の足部
7cの撓み(弾性変形)により、アクセルペダル1の戻
り方向(復動方向)の動きが悪くなるおそれがある。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、アクセルペダル等のペダ
ルシャフトをダッシュパネルに対して遠い位置に配置す
る場合に、台座を使用することなくペダルブラケットを
相対的に少数のボルトにてダッシュパネルに堅固に取付
けることができ、しかも汎用(各車種に共通)のリター
ンスプリングを用いることが可能となるように構成した
ペダル取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明においては、車室内に向けて突出する上下
一対の突部を有するレインフォースメントをダッシュパ
ネルに取付けて前記レインフォースメントの上下一対の
突部とダッシュパネルとによってそれぞれ閉断面形状部
を形成し、前記レインフォースメントの上下一対の突部
に設けたスタッドボルトを介して断面コ字形状のペダル
ブラケットを前記レインフォースメントに締付固定する
と共に、前記ペダルブラケットに設けられた一対の対向
片から成る一対の起立片部にペダルアームを回動可能に
軸支するペダルシャフトを配設するようにしている。ま
た、本発明においては、前記ペダルブラケットの一対の
起立片部のうちの一方をほぼ四角形状にすると共にその
他方をほぼ三角形状とし、前記ほぼ四角形状の起立片部
に前記ペダルアームの往動位置を規制する第1のストッ
パ部及び前記ペダルアームの復動位置を規制する第2の
ストッパ部を設けるようにしている。また、本発明にお
いては、前記ペダルシャフトに同軸状に装着されるリタ
ーンスプリングの一方の足部を前記ペダルアームに係着
すると共に、その他方の足部を前記一対の起立片部のい
ずれか一方のほぼ中央箇所に設けられた切起こし片に係
着するようにしている。また、本発明においては、前記
一対の起立片部の付け根箇所及びその近傍箇所に、前記
一対の起立片部の基本面に対して屈曲されたフランジ部
を設けるようにしている。また、本発明においては、前
記切起片部を設けた側の起立片部に対向する他方側起立
片部のほぼ中央箇所に、リング形状の突条を設けるよう
にしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図6を参照して説明する。なお、図1〜図6に
おいて、図7及び図8と同様の部分には同一の符号を付
して重複する説明を省略する。
【0009】図1及び図2は、本発明の一実施形態に係
るペダル取付構造を備えた自動車のアクセルペダル配設
部の構成を示すものである。図1に示すように、ダッシ
ュパネル4の車室2の側の面にレインフォースメント1
0がスポット溶接等にて取付けられ、このレインフォー
スメント10にペダルブラケット(アクセルペダルブラ
ケット)11が取付けられている。上述のレインフォー
スメント10は、鋼板を屈曲成形して成る長手形状の部
材であって、上下両部に車室2内に向けて突出する上下
一対の突部12a,12b(図1及び図5参照)と、強
度向上のための複数のビード部13(図4参照)が設け
られている。かくして、このレインフォースメント10
は鉛直方向に沿って長手状に延びるように配設され、図
1に示すように、レインフォースメント10の上下一対
の突部12a,12bとダッシュパネル4とにより、上
下一対の閉断面形状部M,Nが形成されるようになって
いる。
【0010】また、上述のレインフォースメント10の
突部12a,12bには、スタッドボルト14a,14
bがそれぞれ立設されており(図1及び図5参照)、こ
れら2本のスタッドボルト14a,14bを利用してペ
ダルブラケット11が図1に示す如くレインフォースメ
ント10の突部12a,12b上に締付固定されるよう
になっている。ここで、レインフォースメント10への
ペダルブラケット11の取付構造について詳述すると、
以下の通りである。
【0011】まず、ペダルブラケット11は、鋼板を図
3に示すように断面コ字形状に屈曲成形して成る部品で
あって、レインフォースメント10への取付部分となる
基体板部11aと、この基体板部11aの両側において
同方向に向けてほぼ直角に屈曲されて基体板部11aに
対して起立状態となされた左右一対の対向片から成る起
立片部11b,11cとをそれぞれ有している。かくし
て、ペダルブラケット11の基体板部11aに前記スタ
ッドボルト14a,14bを貫通配置して前記基体板部
11aをレインフォースメント10の突部12a,12
bに当てがい、前記スタッドボルト14a,14bに締
付ナット15a,15bをそれぞれ螺着して締め込むこ
とにより、ペダルブラケット11がレインフォースメン
ト10を介してダッシュパネル4に取付けられる(図1
参照)。なお、この取付状態の下では、ペダルブラケッ
ト11の起立片部11b,11cは、所定間隔を隔てて
車体前後方向に沿って互いに平行状に対向するように配
置されると共に、ダッシュパネル4に対して車体後方側
(車室2内の側)に向けて起立されて配置されるように
なっている。
【0012】また、ペダルブラケット11の一方の起立
片部11bは、側面視でほぼ四角形状に成形されると共
に、ペダルブラケット11の他方の起立片部11cは、
側面視でほぼ三角形状に成形されている。そして、これ
ら一対の起立片部11b,11cの先端縁部分にそれぞ
れ形成された挿通孔16a,16bに、アクセルペダル
アーム17の中間部に結合されたペダルシャフト(回動
中心軸)6が図2及び図3に示す如く挿通配置され、こ
のペダルシャフト6が一対の起立片部11b,11c間
に掛け渡された状態でペダルブラケット11に組付けら
れている。これにより、アクセルペダルアーム17は、
前記ペダルシャフト6を中心に回動可能な状態でペダル
ブラケット11に支持されている。さらに、図1に示す
ように、アクセルペダルアーム17の下端にはアクセル
ペダルパッド18が取付けられると共に、アクセルペダ
ルアーム17の上端にはアクセル用操作ワイヤ(ケーブ
ル)19が係着されている。
【0013】ほぼ四角形状の起立片部11bには、アク
セルペダルアーム17の往動位置を規制する第1のスト
ッパ部20、及び、アクセルペダルアーム17の復動位
置を規制する第2のストッパ部21がそれぞれ設けられ
ている。なお、本実施形態においては、これらの第1及
び第2のストッパ部20,21は前記ほぼ四角形状の起
立片部11bの一部分に形成された屈曲片から成り、第
2のストッパ部21にはストッパゴム22が螺着されて
このストッパゴム22の頭部がアクセルペダルアーム1
7のストッパとなされている。さらに、図3及び図6に
示す如く、ほぼ四角形状の起立片部11bにはそのほぼ
中央箇所に、起立片部11cの側に向けて屈曲された切
起こし片23が一体に設けられている。一方、ほぼ三角
形状の起立片部11cのほぼ中央箇所には、図1及び図
3に示す如くリング形状の突条24が補強のために設け
られている。
【0014】また、上述のペダルシャフト6には、図1
〜図3に示すように前記一対の起立片部11b,11c
間においてリターンスプリング(コイルスプリング)7
の本体部7aが同軸状に装着されており、リターンスプ
リング7の一方の足部7bがアクセルペダルアーム17
に係着されると共に、リターンスプリング7の他方の足
部7cが図1及び図6に示す如くペダルブラケット11
の切起こし片23に係着されている。かくして、このリ
ターンスプリング7の附勢力により、アクセルペダルア
ーム17が戻り方向(ストッパゴム22に当接する方
向)に常時附勢されている。
【0015】さらに、本実施形態で用いられるペダルブ
ラケット11には、倒れ防止用のフランジ部25が4箇
所に設けられている。具体的には、図2及び図3に示す
ように、一対の起立片部11b,11cの付け根箇所及
びその近傍箇所、並びに、起立片部11b,11cの近
傍の基体板部11aの端辺部分に、屈曲状のフランジ部
25が、ペダルブラケット11の4つの角部箇所にそれ
ぞれ設けられている。
【0016】このような構成のアクセルペダル取付構造
によれば、ダッシュパネル4とレインフォースメント1
0との結合箇所に上下一対の閉断面形状部M,Nが設け
られ、しかもレインフォースメント10には複数のビー
ド部13が設けられているので、ペダルブラケット11
の取付箇所における構造上の強度を充分に確保すること
ができる。このため、ペダルブラケット11を2本のス
タッドボルト14a,14bにてレインフォースメント
10に取付けることにより、前記閉断面形状部M,Nを
介してペダルブラケット11をダッシュパネル4に堅固
に取付けることができる。従って、ペダルシャフト6を
ダッシュパネル4から遠い位置に配置する場合に従来考
えられていたような台座を省略することができて台座の
溶接作業を行わずに済ますことができ、溶接費の削減が
可能になる。しかも、締付固定用のボルトの数を3個か
ら2個に削減することができるので、部品点数並びに取
付作業工数の削減、ひいてはコストダウンを図ることが
できる。
【0017】また、ペダルシャフト6をダッシュパネル
4から遠い位置に配置する場合であっても、ペダルブラ
ケット11に一体に設けられる切起こし片23をリター
ンスプリング7の足部7cの受け部として利用するよう
にしているので、前記足部7cを延長する必要がなく、
従って汎用の(各車種に共通の)リターンスプリング7
を用いることが可能となり、リターンスプリング7の共
通化を図ることができる。しかも、前記足部7cの受け
部として別個のスプリング受け部材をペダルブラケット
11に溶接等にて取付けなくても済むので、ペダルブラ
ケット11の軽量化、材料費並びに溶接費の削減が可能
となる。
【0018】さらに、ペダルブラケット11の起立片部
11b,11cの付け根箇所及びその近傍箇所、すなわ
ち断面コ字形状のペダルブラケット11の4つの角部箇
所に、屈曲状のフランジ部25をそれぞれ形成するよう
にしているので、これらのフランジ部25の存在によ
り、起立片部11b,11cの倒れ、ひいてはペダルブ
ラケット11の全体としての横倒れを防止することがで
きる。しかも、ほぼ三角形状の起立片部11cにリング
形状の突条24を設けるようにしているので、ペダルブ
ラケット11自体の剛性を高めることができ、ひいては
前記フランジ部25を設けたことと相俟ってペダルブラ
ケット11の横倒れ及び変形の発生を効果的に防止する
ことができる。
【0019】以上、本発明の一実施形態について述べた
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、ダッシュパネル4とレインフォース
メント10との間に設けられる閉断面形状部M,Nの断
面形状やその配設箇所の数は適宜に変更可能である。ま
た、切起こし片23と突条24とは、それぞれどちらの
起立片部11b,11cに形成しても良い。すなわち、
既述の実施形態では、切起こし片23をほぼ四角形状の
切起片部11bに設けると共に突条24をほぼ三角形状
の切起片部11cに設けるようにしたが、切起こし片2
3をほぼ三角形状の切起片部11cに設けると共に突条
24をほぼ四角形状の切起片部11bに設けるようにし
ても良い。この場合には、第1及び第2のストッパ部2
0,21が設けられる関係で高い剛性を求められるほぼ
四角形状の起立片部11bの剛性の向上を図ることがで
きて有利となる。また、本発明は、アクセルペダル1に
限らず、ブレーキペダル等の各種のペダルについての取
付構造にも適用可能であることは言う迄もない。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、車室内に向
けて突出する上下一対の突部を有するレインフォースメ
ントをダッシュパネルに取付けてレインフォースメント
の上下一対の突部とダッシュパネルとによってそれぞれ
閉断面形状部を形成し、レインフォースメントの上下一
対の突部に設けたスタッドボルトを介して断面コ字形状
のペダルブラケットをレインフォースメントに締付固定
すると共に、ペダルブラケットに設けられた一対の対向
片から成る一対の起立片部にペダルアームを回動可能に
軸支するペダルシャフトを配設するようにしたものであ
るから、次のような作用効果を奏することができる。す
なわち、ペダルブラケットが取付けられる箇所の強度
を、閉断面形状部の存在により充分に大きく確保するこ
とができ、2本のスタッドボルトを利用してペダルブラ
ケットをレインフォースメントに締付固定することによ
り、ペダルブラケットをレインフォースメントを介して
ダッシュパネルに堅固に取付けることができる。従っ
て、ペダルシャフトをダッシュパネルに対して遠い位置
に配置する場合であっても、従来考えられていたような
台座を省略し得て、台座へのペダルブラケットの溶接を
不要にすることができると共に、ペダルブラケットの取
付けに要するボルトの本数を3本から2本に削減できる
こととなるため、部品点数並びに取付作業工数の削減ひ
いてはコストダウンを図ることが可能となる。
【0021】また、請求項2に記載の本発明は、ペダル
ブラケットの一対の起立片部のうちの一方をほぼ四角形
状にすると共にその他方をほぼ三角形状とし、ほぼ四角
形状の起立片部にペダルアームの往動位置(踏込位置)
を規制する第1のストッパ部及びペダルアームの復動位
置(戻り位置)を規制する第2のストッパ部を設けるよ
うにしたものである。従って、第1及び第2のストッパ
部が設けられる起立片部の形状をほぼ四角形状にしたこ
とにより、第1又は第2のストッパ部によりペダルアー
ムを受け止める際の起立片部の剛性を充分に大きく確保
するのに有利となる。また、他方の起立片部の形状をほ
ぼ三角形状にしたことにより、この起立片部の部分の大
きさ若しくは重量を削減することができ、ひいてはペダ
ルブラケットの材料の削減及び軽量化を図ることが可能
となる。
【0022】また、請求項3に記載の本発明は、ペダル
シャフトに同軸状に装着されるリターンスプリングの一
方の足部をペダルアームに係着すると共に、その他方の
足部を一対の起立片部のいずれか一方のほぼ中央箇所に
設けられた切起こし片に係着するようにしたものである
から、ペダルシャフトをダッシュパネルに対して遠い位
置に配置する場合に従来考えられていたような別個のス
プリング受け部材を使用せずに済ますことができ、スプ
リング受け部材の製作コスト及び溶接コストをなくすこ
とができる。
【0023】また、請求項4に記載の本発明は、一対の
起立片部の付け根箇所及びその近傍箇所に、一対の起立
片部の基本面に対して屈曲されたフランジ部を設けたも
のであるから、このフランジ部がペダルブラケットの一
対の起立片部の支え部としての役目を果たすこととなる
ため、ダッシュパネルに対するペダルブラケットの横倒
れを防止することができる。
【0024】また、請求項5に記載の本発明は、切起片
部を設けた側の起立片部に対向する他方側起立片部のほ
ぼ中央箇所に、リング形状の突条を設けるようにしたも
のであるから、このリング形状の突条の中央部分は穴部
となってペダルブラケットの軽量化を図ることができる
ことに加えて、このリング形状の突条の存在により、起
立片部の剛性を向上させることができ、ひいてはペダル
ブラケットの全体としての剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るペダル取付構造を備
えた自動車のアクセルペダル配設部の構成を示す側面図
である。
【図2】上述のアクセルペダル配設部を図1において矢
印Xで示す方向から見た正面図である。
【図3】上述のアクセルペダル配設部の分解斜視図であ
る。
【図4】レインフォースメントの平面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】アクセルペダルシャフトを戻り方向に附勢する
リターンスプリングの装着状態を概略的に示す側面図で
ある。
【図7】従来のペダル取付構造の一例を示す側面図であ
る。
【図8】アクセルペダルのペダルシャフトをダッシュパ
ネルに対して遠い位置に配置する場合に従来より採用さ
れているペダル取付構造の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 アクセルペダル 4 ダッシュパネル 6 ペダルシャフト(回動中心軸) 7 リターンスプリング 7a 本体部 7b,7c 足部 10 レインフォースメント 11 ペダルブラケット(アクセルペダルブラケット) 11a 基体板部 11b ほぼ四角形状の起立片部 11c ほぼ三角形状の起立片部 12a,12b 突部 13 ビード部 14a,14b スタッドボルト 17 アクセルペダルアーム 20 第1のストッパ部 21 第2のストッパ部 22 ストッパゴム 23 切起こし片 24 リング形状の突条 25 フランジ部 M,N 閉断面形状部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向けて突出する上下一対の突部
    を有するレインフォースメントをダッシュパネルに取付
    けて前記レインフォースメントの上下一対の突部とダッ
    シュパネルとによってそれぞれ閉断面形状部を形成し、
    前記レインフォースメントの上下一対の突部に設けたス
    タッドボルトを介して断面コ字形状のペダルブラケット
    を前記レインフォースメントに締付固定すると共に、前
    記ペダルブラケットに設けられた一対の対向片から成る
    一対の起立片部にペダルアームを回動可能に軸支するペ
    ダルシャフトを配設したことを特徴とするペダル取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ペダルブラケットの一対の起立片部
    のうちの一方をほぼ四角形状にすると共にその他方をほ
    ぼ三角形状とし、前記ほぼ四角形状の起立片部に前記ペ
    ダルアームの往動位置を規制する第1のストッパ部及び
    前記ペダルアームの復動位置を規制する第2のストッパ
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のペダル取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記ペダルシャフトに同軸状に装着され
    るリターンスプリングの一方の足部を前記ペダルアーム
    に係着すると共に、その他方の足部を前記一対の起立片
    部のいずれか一方のほぼ中央箇所に設けられた切起こし
    片に係着したことを特徴とする請求項2に記載のペダル
    取付構造。
  4. 【請求項4】 前記一対の起立片部の付け根箇所及びそ
    の近傍箇所に、前記一対の起立片部の基本面に対して屈
    曲されたフランジ部を設けたことを特徴とする請求項2
    又は3に記載のペダル取付構造。
  5. 【請求項5】 前記切起片部を設けた側の起立片部に対
    向する他方側起立片部のほぼ中央箇所に、リング形状の
    突条を設けたことを特徴とする請求項3に記載のペダル
    取付構造。
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