JP2000258431A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2000258431A
JP2000258431A JP6712199A JP6712199A JP2000258431A JP 2000258431 A JP2000258431 A JP 2000258431A JP 6712199 A JP6712199 A JP 6712199A JP 6712199 A JP6712199 A JP 6712199A JP 2000258431 A JP2000258431 A JP 2000258431A
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JP6712199A
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English (en)
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Naoki Oe
直樹 大江
Toshiaki Nakazato
俊章 中里
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】装置を大型化せず、一般試料と標準試料との混
同を防止して多くの試料、特にキャリブレーション用標
準試料を架設可能とした自動分析装置を実現する。 【解決手段】 キャリブレーション用標準試料のみを架
設する第1の架設分類と、キャリブレーション用標準試
料と精度管理用標準試料とを混在させて架設する第2の
架設分類と、濃度のわかっていない一般試料のみを架設
する第3の架設分類のうちいずれか一つを選択し選択架
設サンプラ22に架設し、この架設分類を第1の登録画
面により架設分類を登録し、当該登録された架設分類に
応じて架設手段の駆動制御を行う制御部とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動分析装置に関
し、特にその試料の架設手段及び架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、治療や検査を目的として、血
液、尿、髄液等の体液や組織を試料(検体)として分析
し、成分濃度等を調べる方法の一つとして、キャリブレ
ーションによる方法がある。これは、まず、予め濃度の
わかっている試料(以下、標準試料と呼ぶ)について、
濃度と吸光度についての相関関係を表す検量線を立てる
(以下、キャリブレーションと呼ぶ)。そして、濃度が
わかっていない患者等の試料(以下、一般試料と呼ぶ)
の吸光度の測定を行い、この測定データと上記検量線よ
り各成分の濃度を換算する方法である。
【0003】上記キャリブレーションにより試料を分析
し、成分濃度等を調べる手順を自動化した装置として、
自動分析装置がある。この自動分析装置により一度に大
量の試薬の分析、濃度演算等が可能であり、病院、検査
機関等において広く利用され作業性の向上に大きく貢献
している。
【0004】図6は従来の自動分析装置1を示したもの
である。
【0005】図6において、円形サンプラ2は、検査対
象である試料を二重円状に架設する架設手段である。こ
の円形サンプラ2には、試料の熱による品質変化や蒸発
を防止するため保冷手段が設けてあり、キャリブレーシ
ョン用標準試料若しくは一般試料又は後述する精度管理
用標準試料を入れた試料容器201が架設される。
【0006】なお、キャリブレーション用標準試料及び
後述する精度管理用標準試料は濃度演算の基準とするも
のであるから、円形サンプラ2に常設することが多く、
一方、一般試料は患者ごとに異なるものであるから、検
査毎に入れ替わるものである。
【0007】試料容器201(試験管等)中の上記各試
料は、試料分注機構3により定量取り出され、硬質ガラ
ス等からなる複数の反応管4へ分注される。反応管4
は、例えば試料が血清であれば、人体温度(約37℃)
程度に保たれる状態になっている。
【0008】各試薬庫5、6中には、測定したい成分
(測定項目)に反応する各種試薬が、各試薬容器51、
61に格納されて設置されている。各試薬は、必要に応
じ各分注機構7、8によって反応管4に定量分注され
る。
【0009】試薬が分注された後、攪拌子を有する攪拌
部9により、反応管4中の試料と試薬は攪拌、混合され
る。
【0010】そして、図示していない測光部において、
比色法と呼ばれる方法により、試薬を添加された試料の
発色状態等の反応過程を、当該試料の吸光度を測定する
ことにより光学的に測定する。この測定結果を基に、図
示していないデータ制御部においてキャリブレーション
による方法で分析成分の濃度演算若しくはキャリブレー
ションが行われる。
【0011】また、電解質測定部10により特定の電解
質の測定が行われ、前記特定成分量分析及び電解質測定
の後、洗浄部11により反応管4は洗浄される。
【0012】これら一連の動作により、サンプラ2にセ
ットされた一般試料の分析が行われる。
【0013】上述したように、キャリブレーション用標
準試料は通常円形サンプラ2に常設される。しかし、測
定したい成分、すなわち測定項目によりその検量線が有
効とされる有効期限が決まっており、この有効期限切
れ、若しくは試料の腐敗の変化に応じて常設する標準試
料を更新しなければならない。現在では、自動的にこの
標準試料を更新しキャリブレーションを行う自動キャリ
ブレーション機能を有する自動分析装置1がある。
【0014】また、実際の分析調査においては、装置の
安定性を検証する観点から、キャリブレーション用標準
試料とは別の標準試料(以下、精度管理用標準試料)を
少なくとも一つ測定し、その結果を検討することで精度
管理が行われる。
【0015】精度管理用試料、キャリブレーション用標
準試料、一般試料は、それぞれ使用目的が異なる。ま
た、一般試料は患者の検体であり、標準試料は基準とな
るものである。従って、前記三種の試料を円形サンプラ
2に架設する場合、混同しないよう注意が払われる。
【0016】図7は、図6に示した従来の二重円状の円
形サンプラ2の上面図である。
【0017】従来においては、自動キャリブレーション
若しくは精度管理に使用する標準試料は外周221へ、
一般試料は内周222へ分類し架設する構成としてい
た。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、測定
項目の増加や更に詳細な検量線を立てることが要請され
てきている。
【0019】この要請に伴って、自動分析装置のサンプ
ラには、多大な量の標準試料、一般試料の架設が必要に
なってきた。しかも、自動キャリブレーションを可能と
するためには、標準試料が常設可能な架設箇所の数が多
いことが好ましい。
【0020】自動分析装置1に備えられた円形サンプラ
2は、試料の品質変化や蒸発を防止するため保冷機能を
有しているから、長期に渡り使用する試料を架設するの
に適している。しかし、円形サンプラ2の外周221が
架設可能な試料容器201数には限界がある。
【0021】また、外周221のみならず、内周222
にも標準試料を架設し一般試料と混在させるのは、試料
の混同を招く恐れがある。
【0022】さらに、保冷機能を有する円形サンプラ2
自体の大型化は、装置1全体のサイズを変更せざるを得
ない程の大きなものとなり、装置の操作性の悪化、設置
制限、コストの上昇を招く結果となる。
【0023】一方、図示していないが、円形サンプラ2
以外の試料容器架設手段として、ラックサンプラがあ
る。これは、オペレータにより選択的に自動分析装置1
に設置されるものであり、ラックを増やせば試料容器2
01の架設数も増やすことができ、一時的に試料を追加
する場合に適している。しかし、当該ラックサンプラに
よる試料の保冷は、装置の構造上困難である。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、装置自体を大型化せず、一般試料
と標準試料との混同を防止して多くの試料、特にキャリ
ブレーション用標準試料を架設可能とした自動分析装置
の実現を目的とする。
【0025】本発明は、試料を架設する架設手段と、前
記架設手段の架設分類を入力する入力手段と、前記入力
手段によって入力された架設分類に応じた制御を行う制
御手段とを具備する自動分析装置である。
【0026】このような構成によれば、標準試料の数に
応じて架設手段の架設分類を選択でき、従来の自動分析
装置と比較して多数の標準試料を架設することができ
る。
【0027】その結果、試料の混同を防止し、更なる測
定項目の増加や詳細な検量線を立てることを可能としな
がらも、装置を大型化せず装置の操作性、設置制限、コ
ストを同程度に維持することができる。
【0028】また、本発明は、試料を架設する架設手段
と、キャリブレーション用標準試料のみを架設する第1
の架設分類とキャリブレーション用標準試料と精度管理
用標準試料とを架設する第2の架設分類と濃度のわかっ
ていない一般試料のみを架設する第3の架設分類のうち
いずれか一つを前記架設手段に架設する試料の架設分類
として入力する第1の架設分類入力手段と、前記第1の
架設分類入力手段により入力された架設分類に応じた制
御を行う制御手段とを具備する自動分析装置である。
【0029】このような構成によれば、従来の自動分析
装置と同様の機能に加えて、架設分類の選択により、さ
らに多数の標準試料を架設し測定するすることもでき
る。
【0030】その結果、試料の混同を防止し、更なる測
定項目の増加や詳細な検量線を立てることを可能としな
がらも、装置を大型化せず装置の操作性、設置制限、コ
ストを同程度に維持することができる。
【0031】さらに、前記自動分析装置において、複数
ある試料を前記架設分類による複数の試料群に分類し各
試料群に応じて架設分類を入力する第2の架設分類入力
手段をさらに具備する自動分析装置である。
【0032】このような構成によれば、試料セットが複
数ある場合においても、各試料セットごとに架設分類を
登録することができる。
【0033】その結果、一度登録すれば各試料セットに
応じた架設分類は決まるから、同一の試料セットで測定
を行う場合再び登録する手間を省くことができる。
【0034】また、複数の試料セットについて測定を行
う場合であっても、試料の混同を防止し、更なる測定項
目の増加や詳細な検量線を立てることを可能としながら
も、装置を大型化せず装置の操作性、設置制限、コスト
を同程度に維持することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態及び
第2実施形態を図面に従って説明する。
【0036】なお、以下の説明において、本発明に係る
自動分析装置の外観図は、円形サンプラ2が円形サンプ
ラ20に代わることを除けば図6と同様であるから、同
図を援用するものとする。
【0037】(第1実施形態)図1は、第1の実施の形
態に係る自動分析装置1において、円形サンプラ2の代
わりに設けられる円形サンプラ20の概略構成を示して
いる。
【0038】図1において、円形サンプラ20の二重円
状の架設手段のうち、外側の円周上の標準試料専用サン
プラ21は、キャリブレーション用標準試料や精度管理
用標準試料、試料容器201を洗うための洗剤用試料を
常設する架設手段であり、45個の架設箇所を有してい
る。この標準試料専用サンプラ21には、試薬混同防止
の観点から、一般試料は架設せず、原則として常設する
標準試料や洗剤用試料を架設する。
【0039】一方、内側の円周上の選択架設サンプラ2
2は、常設する標準試料や洗剤用試料に限定せず、臨時
の測定項目の増加等必要に応じて標準試料、洗剤試料、
一般試料を架設する架設手段である。すなわち、オペレ
ータは、キャリブレーション用標準試料のみ架設する第
1の架設分類、キャリブレーション用標準試料と精度管
理用標準試料とを混在させる第2の架設分類、測定対象
である一般試料のみ架設する第3の試料架設分類のうち
から一つ選択し、当該選択した試料分類に応じて選択架
設サンプラ22に試料を架設する。この選択架設サンプ
ラ22は、標準試料専用サンプラ21と別駆動になって
おり、30個の架設箇所を有している。
【0040】なお、図示していないが、自動分析装置1
は、熱による試料の品質変化や蒸発を防止するため、標
準試料専用サンプラ21及び選択架設サンプラ22を保
冷する保冷手段を有している。
【0041】図2は、選択架設サンプラ22の架設分類
を測定条件として登録するための第1の登録画面であ
り、自動分析装置1が有する図示していない表示部に表
示される。この表示画面の表示内容は、架設分類を登録
するための項目「一般試料測定」、「キャリブレーショ
ン」、「選択架設サンプラを標準試料用に使用」と、自
動分析装置1の駆動を制御するための項目「測定開
始」、当該第1の登録画面を終了するための項目「キャ
ンセル」に分類されている。オペレータは、この登録画
面によって架設分類を登録する。
【0042】次に、上記構成を有する自動分析装置の動
作を説明する。
【0043】最初に、臨時に測定項目を大量に増やした
い等の要請により、一時的に選択架設サンプラ22にも
キャリブレーション用標準試料を架設する場合について
述べる。この場合、キャリブレーション用標準試料は、
測定標準試料専用サンプラ21の45箇所と選択架設サ
ンプラ22の30箇所とで最大75箇所に架設すること
ができる。
【0044】なお、精度管理用標準試料と一般試料は、
図示していないラックサンプラに試料が混同しないよう
に架設される。
【0045】また、洗剤用試料をn個常設したい場合に
は、標準試料専用サンプラ21に架設する。ここで、洗
剤用試料の架設を標準試料専用サンプラ21に限ったの
は、常設する試料にいついては常に標準試料専用サンプ
ラ21に架設することで、一時的に架設する試料との混
同を防止するためである。このとき、キャリブレーショ
ン専用標準試料は、最大75−n個の架設が可能であ
る。
【0046】まず、上記要請に必要な各キャリブレーシ
ョン用標準試料を標準試料専用サンプラ21及び選択架
設サンプラ22に架設する。このとき、常設するキャリ
ブレーション用標準試料は標準試料専用サンプラ21
へ、一時的に使用するキャリブレーション用標準試料は
選択架設サンプラ22へ架設する。
【0047】次に、図2に示した第1の登録画面で、選
択架設サンプラ22に架設した試料セットの架設分類を
測定条件として登録する。今の場合、選択架設サンプラ
22に架設されているのはすべてキャリブレーション用
標準試料であるから、「選択架設サンプラを標準試料用
に使用」と「キャリブレーション」の双方の項目をON
に設定して(所定の入力デバイスでチェックを入れ
る)、架設分類を登録する。登録の訂正は、前記入力デ
バイスで各項目のチェックを外せばよい。
【0048】ここで、項目「一般試料測定」のON設定
と項目「選択架設サンプラを標準試料用に使用」のON
設定とは、機能的に試料の混同を防止するため排他的論
理になっている。
【0049】このような構成によれば、項目「一般試料
測定」と項目「選択架設サンプラを標準試料に使用」と
が同時にON設定になることはなく、選択架設サンプラ
22に架設された試料が標準試料か一般試料かを正確に
把握できる。
【0050】次に、「測定開始」を選択することによ
り、自動分析装置1は測定動作を開始し、図示していな
いデータ制御部において、登録された架設分類に応じた
データ処理、すなわちキャリブレーションが行われる。
【0051】なお、図示していないラックサンプラに架
設された精度管理用試料と一般試料の測定も同時進行さ
れる。
【0052】このような構成によれば、臨時に測定項目
を大量に増やしたい等の要請により多数の標準試料につ
いてのキャリブレーションを希望する場合、標準試料専
用サンプラ21のみならず選択架設サンプラ22にもキ
ャリブレーション用標準試料を架設することができる。
【0053】その結果、更なる測定項目の増加や詳細な
検量線を立てることを可能としながらも、装置を大型化
せず装置の操作性、設置制限、コストを同程度に維持す
ることができる。
【0054】次に、測定項目の追加や詳細な検量線を立
てる等の要請により、45個以上の標準試料のキャリブ
レーションと精度管理用標準試料の測定を必要とし、選
択架設サンプラ22にも一時的に前記二種の標準試料を
架設する場合について説明する。このとき、キャリブレ
ーション用標準試料と精度管理用標準試料を合わせた最
大架設数が75箇所であり、洗剤用試料を標準試料専用
サンプラ21にn個常設するならば75−n箇所であ
る。
【0055】なお、一般試料については、図示していな
いラックサンプラに架設される。
【0056】まず、標準試料専用サンプラ21及び選択
架設サンプラ22に、上記要請に必要なキャリブレーシ
ョン用標準試料及び精度管理用標準試料を架設する。こ
のとき、常設するキャリブレーション用標準試料及び精
度管理用標準試料又は洗剤用試料は標準試料専用サンプ
ラ21へ、一時的に使用するキャリブレーション用標準
試料及び精度管理用標準試料は選択架設サンプラ22へ
架設する。
【0057】次に、図2に示した第1の登録画面で、選
択架設サンプラ22に架設した試料の架設分類を測定条
件として登録する。今の場合、選択架設サンプラ22に
は、キャリブレーション用標準試料と精度管理用標準試
料が混在しているから、項目「選択架設サンプラを標準
試料用に使用」のみをONに設定して架設分類を登録す
る。
【0058】そして、「測定開始」を選択することによ
り測定動作を開始し、図示していないデータ制御部にお
いて、登録された架設分類に応じたデータ処理、すなわ
ちキャリブレーション及び精度管理が行われる。
【0059】なお、図示していないラックサンプラに架
設された一般試料の測定も同時進行される。
【0060】このような構成によれば、多数の標準試料
のキャリブレーションと精度管理用標準試料の測定を必
要とする場合、標準試料専用サンプラ21のみならず選
択架設サンプラ22にもキャリブレーション用標準試料
と精度管理用標準試料を架設することができる。
【0061】その結果、更なる測定項目の増加、詳細な
検量線を立てること及び精密な精度管理を可能としなが
らも、装置を大型化せず装置の操作性、設置制限、コス
トを同程度に維持することができる。
【0062】最後に、キャリブレーション、精度管理、
一般試料の成分測定及び濃度演算を必要とする場合につ
いて述べる。この場合は、標準試料専用サンプラ21に
はキャリブレーション用標準試料及び精度管理用標準試
料又は洗剤用試料を架設し、選択架設サンプラ22には
一般試料のみを架設する。これは、患者等の検体である
一般試料と標準試料との混同を防止するためである。従
って、架設キャリブレーション用標準試料と精度管理用
標準試料を合わせた架設数は、洗剤用試料を標準試料専
用サンプラ21にn個常設するならば45−n箇所であ
り、洗剤用試料を架設しなければ最大架設数は45箇所
である。また、一般試料の最大架設数は30箇所とな
る。
【0063】まず、キャリブレーション用標準試料及び
精度管理用標準試料を標準試料専用サンプラ21に、一
般試料を選択架設サンプラ22にそれぞれ架設する。
【0064】次に、図2に示した第1の登録画面で、選
択架設サンプラ22に架設した試料セットの架設分類を
測定条件として登録する。いまの場合、選択架設サンプ
ラ22は、一般試料架設として使用するから、「一般試
料測定」の項目のみをONに設定して架設分類を登録す
る。
【0065】そして、「測定開始」を選択することによ
り測定を開始し、図示していないデータ制御部におい
て、登録された架設分類に応じたデータ処理、すなわち
キャリブレーション及び精度管理が行われる。
【0066】架設分類に応じた選択架設サンプラ22の
駆動制御を行う。
【0067】このような構成によれば、キャリブレーシ
ョン、精度管理、一般試料の成分測定及び濃度演算を必
要とする場合、標準試料専用サンプラ21にはキャリブ
レーション用標準試料と精度管理用標準試料を、選択架
設サンプラ22には一般試料を架設することで、キャリ
ブレーション、精度管理、一般試料の成分測定及び濃度
演算を同時に混同のないように実行することができる。
【0068】(第2実施形態)第1実施形態では、一時
的に使用するキャリブレーション用標準試料、精度管理
用標準試料、一般試料の数によって選択架設サンプラ2
2の架設分類を選択し、当該選択架設サンプラ22の架
設試料を入れ替えず一つの試料セットを測定する場合を
例として動作説明を行った。
【0069】これに対し、第2の実施の形態では、選択
架設サンプラ22の架設試料を数回入れ替えて複数の試
料セットを測定する場合、すなわち、第1の実施の形態
で説明した測定動作を連続的に行う場合の動作を説明す
る。
【0070】図3は、第2実施形態に係る自動分析装置
1において、選択架設サンプラ22の架設分類を各測定
ごとに測定条件として登録する第2の登録画面である。
図2に示した第1の登録画面と同様に、図示していない
表示部に表示される。
【0071】この表示画面の表示内容は、図2に示した
第1の登録画面に表示される5項目「一般試料測定」、
「キャリブレーション」、「選択架設サンプラを標準試
料用に使用」、「測定開始」、「キャンセル」に加え
て、選択架設サンプラ22へのセット番号を登録する項
目「試料セットn」が設けられている。この項目におい
て、nは試料セットの順番を意味し、選択架設サンプラ
22への架設回数とnの番号を対応させて架設の各回ご
とに架設分類の登録を行う。図3においては、1回目の
架設に対応する架設分類の登録、すなわち、選択架設サ
ンプラ22にすべてキャリブレーション用標準試料を架
設しキャリブレーションのみを行うための測定条件を示
している。
【0072】上記構成を有する自動分析装置において、
選択架設サンプラ22の架設試料を1回入れ替えて2つ
の試料セットを測定する場合を例として以下説明する。
【0073】最初に、1回目の試料セットで測定を行う
手順を説明する。
【0074】まず、第1の実施の形態で説明した第1、
第2、第3の架設分類のいずれかに従って、標準試料専
用サンプラ21及び選択架設サンプラ22に該当する試
料を架設する。また、図示していないラックサンプラ
に、精度管理用標準試料と一般試料を、混同しないよう
に架設する。
【0075】次に、図3に示した登録画面において項目
「試料セット1」を選択し、試料セット1に対応した架
設分類を測定条件として登録する。
【0076】そして、「測定開始」を選択することによ
り、円形サンプラ20に架設された試料セット1及び図
示していないラックサンプラに架設された一般試料つい
ての測定処理は開始される。
【0077】続いて、2回目の試料セットが、キャリブ
レーション用標準試料と精度管理用標準試料から成る場
合の手順を説明する。
【0078】まず、2回目の試料セットで常設する標準
試料は標準試料専用サンプラ21に、一時的使用する標
準試料は選択架設サンプラ22に架設する。また、一般
試料は、図示していないラックサンプラに架設する。
【0079】次に、図4に示した登録画面において項目
「試料セット2」を選択し、試料セット2に対応した架
設分類を測定条件として登録する。
【0080】なお、図4においては、2回目の架設に対
応する架設分類の登録、すなわち、選択架設サンプラ2
2にキャリブレーション用標準試料と精度管理用標準試
料を架設し、一般試料の測定は行わずキャリブレーショ
ンと精度管理を行う測定条件を示している。
【0081】そして、「測定開始」を選択することによ
り、円形サンプラ20に架設された試料セット2及び図
示していないラックサンプラに架設された一般試料につ
いての測定処理は開始される。
【0082】試料セットが多数ある場合には、同様にし
て各試料セットごとに登録し、測定を行えばよい。
【0083】なお、再び試料セット1によって測定を行
なう場合には、図4に示した「試料セット2」の項目
を、「試料セット1」に変えることにより、図3に示し
た「試料セット1」に関する登録情報を再び呼びだすこ
とができる。
【0084】このような構成によれば、多数の試料セッ
トについての測定を必要とする場合であっても、装置を
大型化せず装置の操作性、設置制限、コストを同程度に
維持しながら、更なる測定項目の増加、詳細な検量線を
立てること及び精密な精度管理を可能にできる。
【0085】また、再度同一の試料セットで測定を行う
場合、再び登録する必要がなく各試料セットに応じた架
設分類を迅速に確認することができる。
【0086】なお、各試料セットごとの測定条件の登録
は、予めすべての試料セットについて入力してもよい
が、誤作業防止の観点から、各試料セットを選択架設サ
ンプラ22に最初に架設する時に各登録をすることが好
ましい。
【0087】以上、本発明を第1及び第2の実施の形態
に基いて説明したが、上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、例えば以下に示すように、その要旨を変更し
ない範囲で種々変形可能である。
【0088】第1、第2の実施の形態においては、標準
試料専用サンプラ21と選択架設サンプラ22とは別駆
動であった。これに対し、図5に示した円形サンプラ2
3のように、一つのサンプラ上で架設位置を区別するこ
とにより標準試料専用位置24と選択架設位置25とし
て同様の効果を得ることも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上第1、第2の実施の形態で述べたよ
うに、選択架設サンプラ22に架設する試料セットの架
設分類を登録し、当該架設分類に応じた選択架設サンプ
ラ22の駆動制御を行うことで、装置自体を大型化せず
に多くの試料、特にキャリブレーション用標準試料を混
同せずに架設可能とした自動分析装置の実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形サンプラ20の概略構成を示す図。
【図2】架設分類を測定条件として登録するための第1
の登録画面を示す図。
【図3】試料セット1の架設分類を測定条件として登録
するための第2の登録画面を示す図。
【図4】試料セット2の架設分類を測定条件として登録
するための第2の登録画面を示す図。
【図5】円形サンプラ20の変形例の概略構成を示す
図。
【図6】自動分析装置の外観図。
【図7】従来の円形サンプラ2の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…自動分析装置 20…円形サンプラ 21…標準試料専用サンプラ 22…選択架設サンプラ 23…円形サンプラ 24…標準試料専用位置 25…選択架設位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 俊章 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 Fターム(参考) 2G058 CB05 CD04 GA01 GA11 GD02 2G059 AA01 BB13 EE01 FF08 MM05 MM12 PP01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を架設する架設手段と、 前記架設手段の架設分類を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された架設分類に応じた制御
    を行う制御手段と、 を具備する自動分析装置。
  2. 【請求項2】 試料を架設する架設手段と、 キャリブレーション用標準試料のみを架設する第1の架
    設分類とキャリブレーション用標準試料と精度管理用標
    準試料とを架設する第2の架設分類と測定対象である一
    般試料のみを架設する第3の架設分類のうちいずれか一
    つを前記架設手段に架設する試料の架設分類として入力
    する第1の架設分類入力手段と、 前記第1の架設分類入力手段により入力された架設分類
    に応じた制御を行う制御手段と、 を具備する自動分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動分析装置において、 複数の試料を前記架設分類による複数の試料群に分類し
    各試料群に応じて架設分類を入力する第2の架設分類入
    力手段をさらに具備する自動分析装置。
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