JP2000255259A - 回転ダンパー装置及びこれを用いたサンバイザーの取付装置 - Google Patents

回転ダンパー装置及びこれを用いたサンバイザーの取付装置

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JP2000255259A JP11056397A JP5639799A JP2000255259A JP 2000255259 A JP2000255259 A JP 2000255259A JP 11056397 A JP11056397 A JP 11056397A JP 5639799 A JP5639799 A JP 5639799A JP 2000255259 A JP2000255259 A JP 2000255259A
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rotor
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hole
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Shinichi Kato
眞一 加藤
Akinori Harada
原田  明典
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    • B60J3/00Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles
    • B60J3/02Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles adjustable in position
    • B60J3/0204Sun visors
    • B60J3/0213Sun visors characterised by the mounting means
    • B60J3/0265Attachments of sun visors to mounting means including details of sun visor bearing member regulating the rotational friction on the support arm

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ダンパー装置及びこれを用いたサンバイ
ザーの取付装置に関し、特に減衰力が一方向性に働くよ
うにしたものである。 【解決手段】 回転ダンパー装置60は、ケース80
と、ローター100と、粘性流体130とを備える。ロ
ーター100は、ケース80内に回転可能に保持され、
シャフト30に連結されるものである。粘性流体130
は、ケース80内に密封されるものである。ローター1
00には、回転翼102と、貫通孔103と、バルブ1
20とを備える。回転翼102は、粘性流体130を攪
拌するためのものである。貫通孔103は、回転翼10
2の表裏面に貫通するものである。バルブ120は、シ
ャフト30が一方向に回転する際に、貫通孔103を開
放する。これに対し、バルブ120は、シャフト30が
他方向に回転する際に、貫通孔103を閉じるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転ダンパー装
置及びこれを用いたサンバイザーの取付装置に関し、特
に減衰力が一方向性に働くようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サンバイザーの取付装置として
は、例えば特許第2535188号公報や特許第253
5189号公報に記載されているように、回転ダンパー
装置が無いものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の取付装置では、サンバイザーをルーフに向かって閉じ
た際に、サンバイザーがルーフに叩き付けられて、異音
が発生するという問題点があった。特に、ばねを使用し
て閉じるようにした場合には、大きな音が発生し、車室
内の静粛性を損なうことになる。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1に記載の発明は、比較
的簡便な構造を有する一方向性の回転ダンパー装置を提
供することができるようにしたものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】すなわち、請求項2に記載の発明は、シャ
フトの回転に伴って、減衰力を変化することがすること
ができるようにしたものである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3に記載の発明は、サンバイザ
ーの取付構造に好適な回転ダンパーを提供することがで
きるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】また、図面番号も、発明の実施の形態にお
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。 (請求項1)請求項1に記載の発明は、次の二つの点を
特徴とする。第一に、回転ダンパー装置(60)は、例えば
図1,4に示すように、ケース(80)と、ローター(100)
と、粘性流体(130)とを備える。
【0008】上記ローター(100)は、例えば図1に示す
ように、ケース(80)内に回転可能に保持され、図示しな
いが、シャフト(30)に連結されるものである。前記粘性
流体(130)は、例えば図1に示すように、ケース(80)内
に密封されるものである。第二に、前記ローター(100)
には、例えば図1,4に示すように、回転翼(102)と、
貫通孔(103)と、バルブ(120)とを備える。
【0009】上記回転翼(102)は、粘性流体(130)を攪拌
するためのものである。前記貫通孔(103)は、回転翼(10
2)の表裏面に貫通するものである。前記バルブ(120)
は、例えば図9,10,12に示すように、シャフト(3
0)が一方向に回転する際に、貫通孔(103)を開放する。
これに対し、バルブ(120)は、例えば図13〜15に示
すように、シャフト(30)が他方向に回転する際に、貫通
孔(103)を閉じるものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0010】すなわち、ケース(80)とローター(100)と
の間には、例えば図8,11に示すように、隙間(140)
と、閉塞手段(例えばローター100側の高所部108)とを
備える。上記隙間(140)は、例えば図11に示すよう
に、ローター(100)の回転方向と直交する向きにおい
て、前記粘性流体が流通するものである。
【0011】前記閉塞手段(例えばローター100側の高
所部108)は、例えば図11に示すように、シャフト(3
0)の所定回転角度の範囲内において、隙間(140)を開放
する。これに対し、閉塞手段(例えばローター100側の
高所部108)は、例えば図8に示すように、所定回転角
度の範囲を除く回転角度の範囲内において、隙間(140)
を閉塞する。
【0012】なお、閉塞手段として、例えばローター10
0側の高所部108を例示したが、これに限らず、ケース(8
0)あるいはそのキャップ(90)側に設けても良い。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、次の二つの点を
特徴とする。第一に、サンバイザー(20)の取付装置(10)
には、例えば図2に示すように、シャフト(30)と、軸受
部材(40)と、静止手段(例えばばね50)と、回転力発生
手段(例えばばね50とシャフト30の突起31)と、回転ダ
ンパー装置(60)とを備える。
【0013】上記シャフト(30)は、図示しないが、一端
部がルーフに取り付けられるものである。前記軸受部材
(40)は、例えば図2に示すように、サンバイザー(20)に
固定され、シャフト(30)の他端部に対して回転可能に支
持されるものである。前記静止手段(例えばばね50)
は、例えば図2,3に示すように、シャフト(30)の他端
部に対して、サンバイザー(20)を任意の回転角度に静止
させるためのものである。
【0014】なお、静止手段として、例えばばね(50)を
例示したが、これに限定されるものではない。前記回転
力発生手段(例えばばね50とシャフト30の突起31)は、
例えば図3に示すように、サンバイザー(20)がルーフ
(図示せず)に向かって回転し、ルーフに格納される直
前に、少なくとも回転力を発生させるためのものであ
る。
【0015】なお、回転力発生手段として、例えばばね
(50)や突起(31)を例示したが、これに限定されるもので
はない。前記回転ダンパー装置(60)は、図示しないが、
シャフト(30)の他端部に連結され、回転力を減衰するた
めの一方向性のものである。なお、軸受部材(40)とダン
パー装置(60)とを別体としたが、一体的に形成しても良
い。
【0016】第二に、回転ダンパー装置(60)には、例え
ば図1,4に示すように、ケース(80)と、ローター(10
0)と、粘性流体(130)とを備える。上記ケース(80)は、
図示しないが、サンバイザー20に固定されるものであ
る。前記ローター(100)は、例えば図1に示すように、
ケース(80)内に回転可能に保持され、図示しないが、シ
ャフト(30)の他端部に連結されるものである。
【0017】前記粘性流体(130)は、例えば図1に示す
ように、ケース(80)内に密封されるものである。第三
に、ローター(100)には、例えば図1,4に示すよう
に、回転翼(102)と、貫通孔(103)と、バルブ(120)とを
備える。上記回転翼(102)は、粘性流体(130)を攪拌する
ためのものである。
【0018】前記貫通孔(103)は、例えば図1,4に示
すように、回転翼(102)の表裏面に貫通するものであ
る。前記バルブ(120)は、例えば図9,10,12に示
すように、貫通孔(103)を常時は開放するものである。
また、バルブ(120)は、例えば図13〜16に示すよう
に、回転力が作用する際に、貫通孔(103)を閉じるもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1〜16は、本
発明の実施の形態の一例を示すものである。図1は、回
転ダンパー装置の断面図、図2はサンバイザーの取付装
置の斜視図、図3はばねの断面図をそれぞれ示すもので
ある。
【0020】図4〜6は、回転ダンパー装置をそれぞれ
示すものであり、図4は回転ダンパー装置の分解斜視
図、図5は回転ダンパー装置の断面図、図6は回転ダン
パー装置の一部分解断面図をそれぞれ示すものである。
図7〜12は、サンバイザーを格納位置から使用位置に
向かって回転した状態をそれぞれ示し、図7はサンバイ
ザーが格納位置にあるときの回転ダンパー装置の断面
図、図8は図7の横断面図、図9は図7に対応し、サン
バイザーを回転した状態を示す断面図、図10は図7に
対応し、サンバイザーを図9より更に回転した状態を示
す断面図、図11は図10の横断面図、図12は図7に
対応し、サンバイザーを図10より更に回転した状態を
示す断面図をそれぞれ示すものである。
【0021】図13〜16は、サンバイザーを使用位置
から格納位置に向かって回転した状態をそれぞれ示し、
図13は使用位置からサンバイザーを回転したときの回
転ダンパー装置の断面図、図14は図13に対応し、サ
ンバイザーを更に回転した状態を示す断面図、図15は
図13に対応し、サンバイザーを図14より更に回転し
た状態を示す断面図、図16はサンバイザーが格納位置
にあるときの回転ダンパー装置の断面図をそれぞれ示す
ものである。 (取付装置)図2中、10は、サンバイザー20の取付装置
を示すものである。
【0022】上記取付装置10は、図2,3に示すよう
に、大別すると、次のパーツを備える。 (1)シャフト30 (2)軸受部材40 (3)ばね50 (4)回転ダンパー装置60 (シャフト30)シャフト30は、図2に示すように、その
一端部が、例えば自動車のルーフ(図示せず)にブラケ
ット70を介して取り付けられる。
【0023】また、シャフト30の他端部には、図3に示
すように、その外周から放射状に延びる少なくとも一対
の突起31,31が形成されている。なお、シャフト30は、
自動車用のサンバイザー20を例示したが、自動車用の他
のパーツのシャフトでも良いし、あるいは自動車以外の
パーツのシャフトでも良い。 (軸受部材40)軸受部材40は、図2に示すように、サン
バイザー20に固定され、シャフト30の他端部を回転可能
に軸止するものである。
【0024】具体的には、サンバイザー20は、軸受部材
40に軸止されて、図2に示すように、ルーフ(図示せ
ず)に接近し、ほぼ水平な格納位置と、この格納位置か
らシャフト30を中心に回転し、ルーフ(図示せず)から
離れた遮光位置との間で回転する。 (ばね50)ばね50は、図3に示すように、両突起31を有
するシャフト30の他端部の外周を同図において上下方向
から挟み付けるものである。
【0025】具体的には、ばね50には、図4に示すよう
に、板ばねを使用している。そして、ばね50の内面と、
シャフト30の外周との摩擦抵抗により、格納位置と遮光
位置との間の自由な回転角度にサンバイザー20を静止さ
せることができるようにしている。また、ばね50は、図
示しないが、その内部でシャフト30が相対的に回転する
際に、一対の突起31に押されて、図3において上下方向
に開き、ばね50が閉じようとする復元力により、シャフ
ト30に対して回転力を発生させている。
【0026】上記回転力は、サンバイザー20が格納位置
に格納される直前を境にして、回転方向が逆転する。 (回転ダンパー装置60)回転ダンパー装置60は、図示し
ないが、シャフト30の他端部に連結され、ばね50とシャ
フト30の一対の突起31とによる回転力を減衰するための
ものである。
【0027】具体的には、回転ダンパー装置60は、図
1,4に示すように、大別すると、次のパーツを備え
る。 (1)ケース80 (2)キャップ90 (3)ローター100 (4)Oリング110 (5)バルブ120 (6)粘性流体130 (ケース80)ケース80は、図4に示すように、2枚の取
付片81,81を有し、両取付片81を介して、図示しない
が、サンバイザー20に固定される。
【0028】具体的には、ケース80は、図4,5に示す
ように、略円筒形を成し、一側面に開口部82が、他方の
側面には、内部に収納されるローター100の連結軸101が
通る軸穴83が設けられている。 (キャップ90)キャップ90は、図5に示すように、ケー
ス80の開口部82を密閉するものである。
【0029】具体的には、キャップ90の内面には、図
4,6に示すように、次の部分を設けている。 (1)突軸91 (2)環状部92 (3)扇形部93 (3)低所部94 上記部分の高さは、次のように設定されている。
【0030】突軸91>環状部92>扇形部93>低所部94 (ローター100)ローター100は、図1,4に示すよう
に、円柱形を成し、その外周から半径方向外向きに延び
る回転翼102を設けている。上記回転翼102には、図1に
示すように、回転翼102の表裏面を貫通する貫通孔103が
形成されている。
【0031】また、ローター100の一方の側面には、図
4に示すように、連結軸101が設けられている。連結軸1
01は、図5に示すように、ケース80の軸穴83を通して外
部に突出し、図示しないが、シャフト30に連結され、シ
ャフト30と一体的に回転する。ローター100の他方の側
面には、図4,6に示すように、次の部分が形成されて
いる。
【0032】(1)受溝104 (2)環状部105 (3)取付溝106 (4)中段部107 (5)高所部108 上記(3)を除く部分の深さは、図6に示すように、次
のように設定されている。
【0033】受溝104>環状部105>中段部107>高所部1
08上記部分の深さは、図6に示すように、キャップ90の
前述した部分の高さと、次の関係に設定されている。 (1)受溝104の深さ =キャップ90の突軸91の高さ (2)環状部105の深さ=キャップ90の環状部92の高さ (3)高所部108の深さ=キャップ90の扇形部93 (4)中段部107の深さ<キャップ90の扇形部93 上記(4)の関係から、ローター100が回転して、中段
部107とキャップ90の扇形部93とが対向した位置では、
図14に示すように、隙間140が発生する。
【0034】前記取付溝106には、図1に示すように、
バルブ120が差し込まれて保持される。 (Oリング110)Oリング110は、図5に示すように、ロ
ーター100の連結軸101に通される。そして、Oリング11
0により、ローター100の連結軸101の外周面と、ケース8
0の軸穴83の内周面との間をシールする。 (バルブ120)バルブ120は、図5に示すように、ロータ
ー100の取付溝106に差し込んで保持される。バルブ120
は、図5に示すように、そのばね力により、図1に示す
ように、回転翼102の貫通孔103を閉じている。そして、
サンバイザー20を、図9,10,12に示すように、格
納位置から使用位置に向かって回転する際には、バルブ
120は、粘性流体130に押されて、回転翼102の貫通孔103
を開く。これに対して、サンバイザー20を、図13〜1
5に示すように、逆向き、すなわち使用位置から格納位
置に向かって回転する際には、バルブ120は、粘性流体1
30により逆向きに押され、又、ばね力により復帰し、回
転翼102の貫通孔103を閉じる。 (粘性流体130)粘性流体130は、ケース80内に注入さ
れ、キャップ90を介してケース80内に密封される。粘性
流体130としては、例えばシリコンオイルを用いている
が、これに限定されるものでない。 (回転ダンパー装置60の動作)つぎに、上記した構成を
備える回転ダンパー装置60の動作について説明する。
【0035】まず、サンバイザー20の格納位置において
は、図7に示すように、バルブ120は、回転翼102の貫通
孔103を閉じている。このとき、キャップ90の扇形部93
と、ローター100の高所部108とが、図8に示すように、
密着している。その後、サンバイザー20を格納位置から
使用位置に向かって回転すると、図9,10,12に示
すように、バルブ120は、粘性流体130に押されて、回転
翼102の貫通孔103を開く。
【0036】このため、回転ダンパー装置60による減衰
力が働かず、サンバイザー20を使用位置に向かって比較
的軽い力で回転することができる。また、サンバイザー
20を格納位置から少し回転すると、図11に示すよう
に、キャップ90の扇形部93と、ローター100の中段部107
とが対向し、両者の間に隙間140が発生する。
【0037】このため、図10,12に示すように、上
記隙間140を通して粘性流体130が流れ、サンバイザー20
を回転するに要する力を軽減することができる。一方、
サンバイザー20を使用位置から格納位置に向かって逆に
回転すると、図13〜15に示すように、バルブ120
は、粘性流体130により逆向きに押され、又、ばね力に
より復帰し、回転翼102の貫通孔103を閉じる。
【0038】このため、粘性流体130は、回転翼102の先
端とケース80の内面との間を流れ、回転ダンパー装置60
による減衰力が発生する。このとき、図11に示すよう
に、キャップ90の扇形部93と、ローター100の中段部107
とが対向し、両者の間に隙間140が発生する。このた
め、図13〜15に示すように、上記隙間140を通して
粘性流体130が流れ、サンバイザー20を回転するに要す
る力を軽減することができる。
【0039】そして、格納位置の直前で、図11に示す
ように、キャップ90の扇形部93と、ローター100の高所
部108とが対向して密着する。このため、隙間140が無く
なり、粘性流体130は、図15に示すように、回転翼102
の先端とケース80の内面との間だけを流れ、回転ダンパ
ー装置60による減衰力が最大となる。
【0040】同時に、ばね50とシャフト30の一対の突起
31とによる回転力が発生し、この回転力により、サンバ
イザー20が格納位置に向かって回転するが、回転ダンパ
ー装置60による減衰力が最大となることから、サンバイ
ザー20は、ルーフ(図示せず)に向かってゆっくりと、
且つ静粛に回転し、サンバイザー20とルーフとの衝突音
の発生を防止する。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1に記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
【0042】すなわち、請求項1に記載の発明によれ
ば、比較的簡便な構造を有する一方向性の回転ダンパー
装置を提供することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0043】すなわち、請求項2に記載の発明によれ
ば、シャフトの回転に伴って、減衰力を変化することが
することができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項3に記載の発明によれば、
サンバイザーの取付構造に好適な回転ダンパーを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ダンパー装置の断面図である。
【図2】サンバイザーの取付装置の斜視図である。
【図3】ばねの断面図である。
【図4】回転ダンパー装置を示すものであり、同図は回
転ダンパー装置の分解斜視図である。
【図5】回転ダンパー装置の断面図である。
【図6】回転ダンパー装置の一部分解断面図である。
【図7】サンバイザーを格納位置から使用位置に向かっ
て回転した状態を示し、同図はサンバイザーが格納位置
にあるときの回転ダンパー装置の断面図である。
【図8】図7の横断面図である。
【図9】図7に対応し、サンバイザーを回転した状態を
示す断面図である。
【図10】図7に対応し、サンバイザーを図9より更に
回転した状態を示す断面図である。
【図11】図10の横断面図である。
【図12】図7に対応し、サンバイザーを図10より更
に回転した状態を示す断面図である。
【図13】サンバイザーを使用位置から格納位置に向か
って回転した状態を示し、同図は使用位置からサンバイ
ザーを回転したときの回転ダンパー装置の断面図であ
る。
【図14】図13に対応し、サンバイザーを更に回転し
た状態を示す断面図である。
【図15】図13に対応し、サンバイザーを図14より
更に回転した状態を示す断面図である。
【図16】サンバイザーが格納位置にあるときの回転ダ
ンパー装置の断面図である。
【符号の説明】
10 取付装置 20 サンバイザー 30 シャフト 31 突起 40 軸受部材 50 ばね 60 回転ダンパー装置 70 ブラケット 80 ケース 81 取付片 82 開口部 83 軸穴 90 キャップ 91 突軸 92 環状部 93 扇形部 94 低面部 100 ローター 101 連結軸 102 回転翼 103 貫通孔 104 受溝 105 環状部 106 取付溝 107 中段部 108 高所部 110 Oリング 120 バルブ 130 粘性流体 140 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケース内に回転可能に保持され、シャフトに連結さ
    れるローターと、 前記ケース内に密封される粘性流体とを備え、 前記ローターには、 前記粘性流体を攪拌するための回転翼と、 前記回転翼の表裏面に貫通する貫通孔と、 前記シャフトが一方向に回転する際に、前記貫通孔を開
    放し、前記シャフトが他方向に回転する際に、前記貫通
    孔を閉じるバルブとを備えていることを特徴とする回転
    ダンパー装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースと前記ローターとの間には、 前記ローターの回転方向と直交する向きにおいて、前記
    粘性流体が流通する隙間と、 前記シャフトの所定回転角度の範囲内において、前記隙
    間を開放し、前記所定回転角度の範囲を除く回転角度の
    範囲内において、前記隙間を閉塞する閉塞手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項2に記載の回転ダンパー
    装置。
  3. 【請求項3】 一端部がルーフに取り付けられるシャフ
    トと、 サンバイザーに固定され、前記シャフトの他端部に対し
    て回転可能に支持される軸受部材と、 前記シャフトの前記他端部に対して、前記サンバイザー
    を任意の回転角度に静止させるための静止手段と、 前記サンバイザーが前記ルーフに向かって回転し、前記
    ルーフに格納される直前に、少なくとも回転力を発生さ
    せるための回転力発生手段と、 前記シャフトの前記他端部に連結され、前記回転力を減
    衰するための一方向性の回転ダンパー装置とを備え、 前記回転ダンパー装置には、 前記サンバイザーに固定されるケースと、 前記ケース内に回転可能に保持され、前記シャフトの前
    記他端部に連結されるローターと、 前記ケース内に密封される粘性流体とを備え、 前記ローターには、 前記粘性流体を攪拌するための回転翼と、 前記回転翼の表裏面に貫通する貫通孔と、 前記貫通孔を常時は開放し、前記回転力が作用する際
    に、前記貫通孔を閉じるバルブとを備えていることを特
    徴とするサンバイザーの取付装置。
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