JP2000254799A - プレス機械 - Google Patents
プレス機械Info
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- JP2000254799A JP2000254799A JP11061198A JP6119899A JP2000254799A JP 2000254799 A JP2000254799 A JP 2000254799A JP 11061198 A JP11061198 A JP 11061198A JP 6119899 A JP6119899 A JP 6119899A JP 2000254799 A JP2000254799 A JP 2000254799A
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- hydraulic cylinder
- slide drive
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/18—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
- B30B1/186—Control arrangements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安定したスライド行程速度と加圧力により生産
性と製品精度を向上出来る異なるスライド駆動装置を併
設してスライドを昇降するプレス機械を提供する。 【解決手段】雄ねじ部材１５を回転駆動してスライド９
を昇降するねじ式スライド駆動装置１１と、油圧シリン
ダ２２によりスライド９を昇降する油圧シリンダ式スラ
イド駆動装置２１とでスライド駆動装置を構成し、あら
かじめ設定されたスライド位置検出器１７の位置検出信
号を受けて、油圧シリンダ式スライド駆動装置２１は、
一行程中の成形加工域のみで駆動され、ねじ式スライド
駆動装置１１は、一行程全域でスライド９を昇降駆動
し、成形加工域以外の昇降範囲を急速昇降駆動するとと
もに、成形加工域では、あらかじめ設定した油圧シリン
ダ式スライド駆動装置２１のスライド行程速度にねじ式
スライド駆動装置１１のスライド行程速度を同期するよ
うに拘束制御する。
性と製品精度を向上出来る異なるスライド駆動装置を併
設してスライドを昇降するプレス機械を提供する。 【解決手段】雄ねじ部材１５を回転駆動してスライド９
を昇降するねじ式スライド駆動装置１１と、油圧シリン
ダ２２によりスライド９を昇降する油圧シリンダ式スラ
イド駆動装置２１とでスライド駆動装置を構成し、あら
かじめ設定されたスライド位置検出器１７の位置検出信
号を受けて、油圧シリンダ式スライド駆動装置２１は、
一行程中の成形加工域のみで駆動され、ねじ式スライド
駆動装置１１は、一行程全域でスライド９を昇降駆動
し、成形加工域以外の昇降範囲を急速昇降駆動するとと
もに、成形加工域では、あらかじめ設定した油圧シリン
ダ式スライド駆動装置２１のスライド行程速度にねじ式
スライド駆動装置１１のスライド行程速度を同期するよ
うに拘束制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ式スライド駆
動装置と油圧シリンダ式スライド駆動装置の異なるスラ
イド駆動装置を併設してスライドを昇降するプレス機械
に関するものである。
動装置と油圧シリンダ式スライド駆動装置の異なるスラ
イド駆動装置を併設してスライドを昇降するプレス機械
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】生産性と製品精度の向上を目的として、
異なるスライド駆動装置を併設してスライドを昇降する
プレス機械には、例えば、特開昭６０−２４７４９５が
ある。特開昭６０−２４７４９５の加圧プレスでは、ベ
ース上に立設する支柱の上端部には上部テーブルが固設
されてフレームを形成する。ベース側には動力源とする
電動機が設けられ、電動機の動力によりスクリューねじ
軸を回転駆動し、スクリューねじ軸に螺合するナットを
昇降する。また、ナットの上面にはスクリューねじ軸と
直列状に配置してフランジ形状のシリンダが設けられ、
ベースと上部テーブル間にあって昇降自在に支柱に案内
される移動テーブルに設けたピストンを内設する。
異なるスライド駆動装置を併設してスライドを昇降する
プレス機械には、例えば、特開昭６０−２４７４９５が
ある。特開昭６０−２４７４９５の加圧プレスでは、ベ
ース上に立設する支柱の上端部には上部テーブルが固設
されてフレームを形成する。ベース側には動力源とする
電動機が設けられ、電動機の動力によりスクリューねじ
軸を回転駆動し、スクリューねじ軸に螺合するナットを
昇降する。また、ナットの上面にはスクリューねじ軸と
直列状に配置してフランジ形状のシリンダが設けられ、
ベースと上部テーブル間にあって昇降自在に支柱に案内
される移動テーブルに設けたピストンを内設する。
【０００３】回転駆動するスクリューねじ軸により移動
テーブルに取り付けた移動金型が上昇して上部テーブル
に取り付けた上部金型に接近すると、検出器からの検出
信号によって電動機が停止し、油圧ポンプからシリンダ
の下部室に高圧で低流量の圧油が供給され、ピストンに
より移動テーブルを上昇して、移動金型と上部金型とで
製品を加圧成形する。加圧成形後、シリンダの上部室に
油を供給するとともに、下部室内の圧油を開放すると、
ピストンが下降し移動テーブルも自重で下降する。移動
金型が上部金型から離れると、検出器からの検出信号に
よって電動機が稼動してスクリューねじ軸を回転駆動
し、移動テーブルを行程完了位置まで下降する。
テーブルに取り付けた移動金型が上昇して上部テーブル
に取り付けた上部金型に接近すると、検出器からの検出
信号によって電動機が停止し、油圧ポンプからシリンダ
の下部室に高圧で低流量の圧油が供給され、ピストンに
より移動テーブルを上昇して、移動金型と上部金型とで
製品を加圧成形する。加圧成形後、シリンダの上部室に
油を供給するとともに、下部室内の圧油を開放すると、
ピストンが下降し移動テーブルも自重で下降する。移動
金型が上部金型から離れると、検出器からの検出信号に
よって電動機が稼動してスクリューねじ軸を回転駆動
し、移動テーブルを行程完了位置まで下降する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開昭６０−２
４７４９５に開示された加圧プレスでは、スクリューね
じ軸上にシリンダを直列配置することで、生産性と製品
精度の向上を図ったが、加圧力が高荷重の場合にはスク
リューねじ軸とシリンダの両方に高荷重に耐える強度が
必要となり、スライド駆動装置が大型化する。また、そ
の加圧力によりスクリューねじ軸に回転力が作用するた
め、この回転力に相当したスクリューねじ軸の駆動力が
必要となり、駆動源も大型化する。さらには、シリンダ
をスクリューねじ軸の先端部に配置することで、スクリ
ューねじ軸の移動に合わせてシリンダへの配管も従動さ
せなければならず、弾性率の小さいフレキシブルホース
を用いなければならないために、油温の変化等に伴いシ
リンダの行程速度や加圧力の制御性が不安定となってし
まい、成形加工域での安定した繰り返し精度の確保が困
難となる。
４７４９５に開示された加圧プレスでは、スクリューね
じ軸上にシリンダを直列配置することで、生産性と製品
精度の向上を図ったが、加圧力が高荷重の場合にはスク
リューねじ軸とシリンダの両方に高荷重に耐える強度が
必要となり、スライド駆動装置が大型化する。また、そ
の加圧力によりスクリューねじ軸に回転力が作用するた
め、この回転力に相当したスクリューねじ軸の駆動力が
必要となり、駆動源も大型化する。さらには、シリンダ
をスクリューねじ軸の先端部に配置することで、スクリ
ューねじ軸の移動に合わせてシリンダへの配管も従動さ
せなければならず、弾性率の小さいフレキシブルホース
を用いなければならないために、油温の変化等に伴いシ
リンダの行程速度や加圧力の制御性が不安定となってし
まい、成形加工域での安定した繰り返し精度の確保が困
難となる。
【０００５】本発明の目的は、上述の課題を解決し、安
定したスライド行程速度と加圧力によって生産性と製品
精度を向上出来る異なるスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械を提供することにある。
定したスライド行程速度と加圧力によって生産性と製品
精度を向上出来る異なるスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、異なるスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械において、スライドに設け
た雌ねじ部材と、この雌ねじ部材と螺合し、動力源のサ
ーボモータ、または油圧ポンプモータの動力を直接、ま
たは間接的に伝達されて回転駆動する雄ねじ部材とでス
ライドを昇降するねじ式スライド駆動装置と、油圧ポン
プを動力源とする油圧シリンダのピストンロッド先端部
をスライドと連結してスライドを昇降する油圧シリンダ
式スライド駆動装置とを少なくともそれぞれに１基ずつ
組み合わせてスライド駆動装置を構成するとともに、ス
ライドの位置を検出するスライド位置検出器を少なくと
も１基具備する。
めに、本発明は、異なるスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械において、スライドに設け
た雌ねじ部材と、この雌ねじ部材と螺合し、動力源のサ
ーボモータ、または油圧ポンプモータの動力を直接、ま
たは間接的に伝達されて回転駆動する雄ねじ部材とでス
ライドを昇降するねじ式スライド駆動装置と、油圧ポン
プを動力源とする油圧シリンダのピストンロッド先端部
をスライドと連結してスライドを昇降する油圧シリンダ
式スライド駆動装置とを少なくともそれぞれに１基ずつ
組み合わせてスライド駆動装置を構成するとともに、ス
ライドの位置を検出するスライド位置検出器を少なくと
も１基具備する。
【０００７】上述のプレス機械において、成形される製
品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器
の位置検出信号を受けて、油圧シリンダ式スライド駆動
装置は、一行程中の成形加工域のみで駆動され、ねじ式
スライド駆動装置は、一行程全域でスライドを昇降駆動
し、一行程中の成形加工域以外の昇降範囲を急速昇降駆
動するとともに、成形加工域では、加圧成形する製品に
対応してあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆
動装置のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置の
スライド行程速度を同期するように拘束制御する。
品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器
の位置検出信号を受けて、油圧シリンダ式スライド駆動
装置は、一行程中の成形加工域のみで駆動され、ねじ式
スライド駆動装置は、一行程全域でスライドを昇降駆動
し、一行程中の成形加工域以外の昇降範囲を急速昇降駆
動するとともに、成形加工域では、加圧成形する製品に
対応してあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆
動装置のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置の
スライド行程速度を同期するように拘束制御する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１から図５は、本発明のプレス
機械の実施例を示す。図１から図３は、本発明の第１実
施例を示す。図１及び図２に示すように、プレス機械１
のフレーム２は、クラウン３とコラム４とベッド５から
構成され、タイロッド６とナット７により締結されて一
体形成する。クラウン３には、動力源とするサーボモー
タ１２が設けられ、サーボモータ１２の軸部１２Ａに設
けたピニオン１３と、スライド９に固設された雌ねじ部
材１６と螺合する雄ねじ部材１５の先端部に設けたギヤ
１４とを噛合して構成するねじ式スライド駆動装置１１
をプレス機械１の中心に対して左右対称に２基内設す
る。
機械の実施例を示す。図１から図３は、本発明の第１実
施例を示す。図１及び図２に示すように、プレス機械１
のフレーム２は、クラウン３とコラム４とベッド５から
構成され、タイロッド６とナット７により締結されて一
体形成する。クラウン３には、動力源とするサーボモー
タ１２が設けられ、サーボモータ１２の軸部１２Ａに設
けたピニオン１３と、スライド９に固設された雌ねじ部
材１６と螺合する雄ねじ部材１５の先端部に設けたギヤ
１４とを噛合して構成するねじ式スライド駆動装置１１
をプレス機械１の中心に対して左右対称に２基内設す
る。
【０００９】また、ねじ式スライド駆動装置１１を内設
したクラウン３の外方には、ピストンロッド２３の先端
部をスライド９と連結する油圧シリンダ２２が固設して
構成する油圧シリンダ式スライド駆動装置２１がプレス
機械１の中心に対して左右対称に２基内設する。さらに
は、スライド９の位置を検出するために、コラム４側に
はスライド位置検出器１７が、スライド９側にはドグ１
９が設けられている。なお、クラウン３には、油圧シリ
ンダ２２の動力源とする可変容量油圧ポンプ２４を設け
たオイルタンクユニット２５と、油圧シリンダ２２の上
室２２Ａまでの管路にプレフィル弁２６を配設する油タ
ンク２９とが設けられている。
したクラウン３の外方には、ピストンロッド２３の先端
部をスライド９と連結する油圧シリンダ２２が固設して
構成する油圧シリンダ式スライド駆動装置２１がプレス
機械１の中心に対して左右対称に２基内設する。さらに
は、スライド９の位置を検出するために、コラム４側に
はスライド位置検出器１７が、スライド９側にはドグ１
９が設けられている。なお、クラウン３には、油圧シリ
ンダ２２の動力源とする可変容量油圧ポンプ２４を設け
たオイルタンクユニット２５と、油圧シリンダ２２の上
室２２Ａまでの管路にプレフィル弁２６を配設する油タ
ンク２９とが設けられている。
【００１０】図２及び図３に示すように、上死点Ａから
成形加工開始位置Ｂまでのスライド９の下降域では、サ
ーボモータ１２の回転力によりピニオン１３とギヤ１４
を介して雄ねじ部材１５が回転駆動し、スライド９に固
設した雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速下降
するとともに、雄ねじ部材１５の回転駆動と同期して急
速下降する油圧シリンダ２２の上室２２Ａにプレフィル
弁２６の第１チェッキ弁２７が開放されて油タンク２９
から油が供給される。
成形加工開始位置Ｂまでのスライド９の下降域では、サ
ーボモータ１２の回転力によりピニオン１３とギヤ１４
を介して雄ねじ部材１５が回転駆動し、スライド９に固
設した雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速下降
するとともに、雄ねじ部材１５の回転駆動と同期して急
速下降する油圧シリンダ２２の上室２２Ａにプレフィル
弁２６の第１チェッキ弁２７が開放されて油タンク２９
から油が供給される。
【００１１】また、成形加工域では、成形される製品に
合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器１７
の位置検出信号を受けて、プレフィル弁２６は閉じら
れ、油圧シリンダ２２に所定の圧油が供給されるととも
に、加圧成形する製品に対応して最良の製品精度となる
ようにあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆動
装置２１のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置
１１のスライド行程速度を同期するように拘束制御し
て、図１に示すボルスタ８上に設けた図示しない下型と
スライド９に設けた図示しない上型により製品を加圧成
形する。
合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器１７
の位置検出信号を受けて、プレフィル弁２６は閉じら
れ、油圧シリンダ２２に所定の圧油が供給されるととも
に、加圧成形する製品に対応して最良の製品精度となる
ようにあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆動
装置２１のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置
１１のスライド行程速度を同期するように拘束制御し
て、図１に示すボルスタ８上に設けた図示しない下型と
スライド９に設けた図示しない上型により製品を加圧成
形する。
【００１２】さらに、成形加工完了すると、成形される
製品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出
器１７の位置検出信号を受けて、成形加工完了位置Ｃか
ら上死点Ｄまでのスライド９の上昇域では、サーボモー
タ１２の回転力によりピニオン１３とギヤ１４を介して
雄ねじ部材１５が逆回転駆動してスライド９に固設した
雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速上昇すると
ともに、プレフィル弁２６の第２チェッキ弁２８が開放
されて油圧シリンダ２２の上室２２Ａの油が油タンク２
９内に戻される。
製品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出
器１７の位置検出信号を受けて、成形加工完了位置Ｃか
ら上死点Ｄまでのスライド９の上昇域では、サーボモー
タ１２の回転力によりピニオン１３とギヤ１４を介して
雄ねじ部材１５が逆回転駆動してスライド９に固設した
雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速上昇すると
ともに、プレフィル弁２６の第２チェッキ弁２８が開放
されて油圧シリンダ２２の上室２２Ａの油が油タンク２
９内に戻される。
【００１３】図４及び図５は、本発明の第２実施例を示
す。本第２実施例は、上述の第１実施例におけるねじ式
スライド駆動装置１１の動力源であるサーボモータ１２
を油圧ポンプモータ３２に置き換えた事例である。図４
及び図５に示すように、動力源とする油圧ポンプモータ
３２の軸部３２Ａに設けたピニオン３３が、スライド９
に固設した２基の雌ねじ部材１６にそれぞれ螺合する雄
ねじ部材１５の先端部に設けたギヤ３４，３４に噛合し
てねじ式スライド駆動装置３１を構成する。
す。本第２実施例は、上述の第１実施例におけるねじ式
スライド駆動装置１１の動力源であるサーボモータ１２
を油圧ポンプモータ３２に置き換えた事例である。図４
及び図５に示すように、動力源とする油圧ポンプモータ
３２の軸部３２Ａに設けたピニオン３３が、スライド９
に固設した２基の雌ねじ部材１６にそれぞれ螺合する雄
ねじ部材１５の先端部に設けたギヤ３４，３４に噛合し
てねじ式スライド駆動装置３１を構成する。
【００１４】また、ねじ式スライド駆動装置３１を内設
したクラウン３の外方には、ピストンロッド２３の先端
部をスライド９と連結する油圧シリンダ２２が固設して
構成する油圧シリンダ式スライド駆動装置２１がプレス
機械３５の中心に対して左右対称に２基内設する。さら
には、スライド９の位置を検出するために、コラム４側
にはスライド位置検出器１７が、スライド９側にはドグ
１９が設けられている。なお、第１実施例と同様に、ク
ラウン３には、油圧シリンダ２２の動力源とする可変容
量油圧ポンプ２４を設けたオイルタンクユニット２５
と、油圧シリンダ２２の上室２２Ａまでの管路にプレフ
ィル弁２６を配設する油タンク２９とが設けられてい
る。
したクラウン３の外方には、ピストンロッド２３の先端
部をスライド９と連結する油圧シリンダ２２が固設して
構成する油圧シリンダ式スライド駆動装置２１がプレス
機械３５の中心に対して左右対称に２基内設する。さら
には、スライド９の位置を検出するために、コラム４側
にはスライド位置検出器１７が、スライド９側にはドグ
１９が設けられている。なお、第１実施例と同様に、ク
ラウン３には、油圧シリンダ２２の動力源とする可変容
量油圧ポンプ２４を設けたオイルタンクユニット２５
と、油圧シリンダ２２の上室２２Ａまでの管路にプレフ
ィル弁２６を配設する油タンク２９とが設けられてい
る。
【００１５】上述の第１実施例と同様、図３及び図５に
示すように、上死点Ａから成形加工開始位置Ｂまでのス
ライド９の下降域では、油圧ポンプモータ３２の回転力
によりピニオン３３とギヤ３４を介して雄ねじ部材１５
が回転駆動し、スライド９に固設した雌ねじ部材１６に
螺合してスライド９を急速下降するとともに、雄ねじ部
材１５の回転駆動と同期して急速下降する油圧シリンダ
２２の上室２２Ａにプレフィル弁２６の第１チェッキ弁
２７が開放されて油タンク２９から油が供給される。
示すように、上死点Ａから成形加工開始位置Ｂまでのス
ライド９の下降域では、油圧ポンプモータ３２の回転力
によりピニオン３３とギヤ３４を介して雄ねじ部材１５
が回転駆動し、スライド９に固設した雌ねじ部材１６に
螺合してスライド９を急速下降するとともに、雄ねじ部
材１５の回転駆動と同期して急速下降する油圧シリンダ
２２の上室２２Ａにプレフィル弁２６の第１チェッキ弁
２７が開放されて油タンク２９から油が供給される。
【００１６】また、成形加工域では、成形される製品に
合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器１７
の位置検出信号を受けて、プレフィル弁２６は閉じら
れ、油圧シリンダ２２に所定の圧油が供給されるととも
に、加圧成形する製品に対応して最良の製品精度となる
ようにあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆動
装置２１のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置
１１のスライド行程速度を同期するように拘束制御し
て、図４に示すボルスタ８上に設けた図示しない下型と
スライド９に設けた図示しない上型により製品を加圧成
形する。
合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出器１７
の位置検出信号を受けて、プレフィル弁２６は閉じら
れ、油圧シリンダ２２に所定の圧油が供給されるととも
に、加圧成形する製品に対応して最良の製品精度となる
ようにあらかじめ設定した油圧シリンダ式スライド駆動
装置２１のスライド行程速度にねじ式スライド駆動装置
１１のスライド行程速度を同期するように拘束制御し
て、図４に示すボルスタ８上に設けた図示しない下型と
スライド９に設けた図示しない上型により製品を加圧成
形する。
【００１７】さらに、成形加工完了すると、成形される
製品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出
器１７の位置検出信号を受けて、成形加工完了位置Ｃか
ら上死点Ｄまでのスライド９の上昇域では、油圧ポンプ
モータ３２の回転力によりピニオン３３とギヤ３４を介
して雄ねじ部材１５が逆回転駆動してスライド９に固設
した雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速上昇す
るとともに、プレフィル弁２６の第２チェッキ弁２８が
開放されて油圧シリンダ２２の上室２２Ａの油が油タン
ク２９内に戻される。
製品に合わせてあらかじめ設定されたスライド位置検出
器１７の位置検出信号を受けて、成形加工完了位置Ｃか
ら上死点Ｄまでのスライド９の上昇域では、油圧ポンプ
モータ３２の回転力によりピニオン３３とギヤ３４を介
して雄ねじ部材１５が逆回転駆動してスライド９に固設
した雌ねじ部材１６に螺合してスライド９を急速上昇す
るとともに、プレフィル弁２６の第２チェッキ弁２８が
開放されて油圧シリンダ２２の上室２２Ａの油が油タン
ク２９内に戻される。
【００１８】なお、第１実施例におけるサーボモータ１
２及び第２実施例における油圧ポンプモータ３２と雄ね
じ部材１５間の減速機構は、本実施例に限定するもので
はなく、噛合する左右のギヤのいずれか一方に直接動力
源とするモータを設けたり、クラッチ・ブレーキとフラ
イホイールを介して動力源とするモータの動力を減速機
構に伝達してもよい。また、上述の第１実施例及び第２
実施例とも、スライド位置検出器１７及びドグ１８をス
ライド９の右側の１ケ所としたが、左右に複数個設け
て、スライド９の傾きを考慮して制御してもよい。
２及び第２実施例における油圧ポンプモータ３２と雄ね
じ部材１５間の減速機構は、本実施例に限定するもので
はなく、噛合する左右のギヤのいずれか一方に直接動力
源とするモータを設けたり、クラッチ・ブレーキとフラ
イホイールを介して動力源とするモータの動力を減速機
構に伝達してもよい。また、上述の第１実施例及び第２
実施例とも、スライド位置検出器１７及びドグ１８をス
ライド９の右側の１ケ所としたが、左右に複数個設け
て、スライド９の傾きを考慮して制御してもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ねじ式スライド駆動装置と油圧式スライド駆
動装置の異なる２種類のスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械において、安定したスライ
ド行程速度と加圧力により生産性と製品精度を向上出来
る。
によれば、ねじ式スライド駆動装置と油圧式スライド駆
動装置の異なる２種類のスライド駆動装置を併設してス
ライドを昇降するプレス機械において、安定したスライ
ド行程速度と加圧力により生産性と製品精度を向上出来
る。
【図１】本発明の第１実施例におけるプレス機械の構成
図
図
【図２】同じく、制御ブロック図
【図３】スライド行程説明図
【図４】本発明の第２実施例におけるプレス機械の構成
図
図
【図５】同じく、制御ブロック図
１はプレス機械、２はフレーム、３はクラウン、４はコ
ラム、５はベッド、６はタイロッド、７はナット、８は
ボルスタ、９はスライド、１１はねじ式スライド駆動装
置、１２はサーボモータ、１２Ａは軸部、１３はピニオ
ン、１４はギヤ、１５は雄ねじ部材、１６は雌ねじ部
材、１７はスライド位置検出器、１８はドグ、２１は油
圧式スライド駆動装置、２２は油圧シリンダ、２２Ａは
上室、２３はピストンロッド、２４は可変容量油圧ポン
プ、２５はオイルタンクユニット、２６はプレフィル
弁、２７は第１チェッキ弁、２８は第２チェッキ弁、２
９は油タンク、３１はねじ式スライド駆動装置、３２は
油圧ポンプモータ、３２Ａは軸部、３３はピニオン、３
４はギヤ、３５はプレス機械、である。
ラム、５はベッド、６はタイロッド、７はナット、８は
ボルスタ、９はスライド、１１はねじ式スライド駆動装
置、１２はサーボモータ、１２Ａは軸部、１３はピニオ
ン、１４はギヤ、１５は雄ねじ部材、１６は雌ねじ部
材、１７はスライド位置検出器、１８はドグ、２１は油
圧式スライド駆動装置、２２は油圧シリンダ、２２Ａは
上室、２３はピストンロッド、２４は可変容量油圧ポン
プ、２５はオイルタンクユニット、２６はプレフィル
弁、２７は第１チェッキ弁、２８は第２チェッキ弁、２
９は油タンク、３１はねじ式スライド駆動装置、３２は
油圧ポンプモータ、３２Ａは軸部、３３はピニオン、３
４はギヤ、３５はプレス機械、である。
Claims (2)
- 【請求項１】異なるスライド駆動装置を併設してスライ
ドを昇降するプレス機械において、（イ）前記スライド
に設けた雌ねじ部材と、この雌ねじ部材と螺合し、動力
源のサーボモータ、または油圧ポンプモータの動力を直
接、または間接的に伝達されて回転駆動する雄ねじ部材
とで前記スライドを昇降するねじ式スライド駆動装置
と、（ロ）油圧ポンプを動力源とする油圧シリンダのピ
ストンロッド先端部を前記スライドと連結して前記スラ
イドを昇降する油圧シリンダ式スライド駆動装置と、を
少なくともそれぞれに１基ずつ組み合わせて前記スライ
ド駆動装置を構成するとともに、前記スライドの位置を
検出するスライド位置検出器を少なくとも１基具備した
ことを特徴とするプレス機械。 - 【請求項２】請求項１に記載のプレス機械において、成
形される製品に合わせてあらかじめ設定された前記スラ
イド位置検出器の位置検出信号を受けて、前記油圧シリ
ンダ式スライド駆動装置は、一行程中の成形加工域のみ
で駆動され、前記ねじ式スライド駆動装置は、一行程全
域で前記スライドを昇降駆動し、一行程中の成形加工域
以外の昇降範囲を急速昇降駆動するとともに、前記成形
加工域では、加圧成形する製品に対応してあらかじめ設
定した前記油圧シリンダ式スライド駆動装置のスライド
行程速度に前記ねじ式スライド駆動装置のスライド行程
速度を同期するように拘束制御することを特徴とするプ
レス機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061198A JP2000254799A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | プレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061198A JP2000254799A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | プレス機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000254799A true JP2000254799A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13164253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11061198A Pending JP2000254799A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | プレス機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000254799A (ja) |
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-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061198A patent/JP2000254799A/ja active Pending
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