JP2000243097A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000243097A
JP2000243097A JP2000057239A JP2000057239A JP2000243097A JP 2000243097 A JP2000243097 A JP 2000243097A JP 2000057239 A JP2000057239 A JP 2000057239A JP 2000057239 A JP2000057239 A JP 2000057239A JP 2000243097 A JP2000243097 A JP 2000243097A
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semiconductor memory
circuit
memory device
voltage
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JP2000057239A
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English (en)
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Junichi Okamura
淳一 岡村
Toru Furuyama
透 古山
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇圧電圧がゲートに印加されるセルトランジス
タを積極的にスクリーニングの対象にしたいというDR
AM特有の事情に鑑み、電圧ストレス試験時にワード線
駆動回路を介して全てのワード線あるいは通常動作時に
選択される本数以上のワード線に一斉に電圧ストレスを
印加し、バーンインの効率を著しく向上させる。また、
ワード線部分にDC的な電圧ストレスを安定に印加す
る。 【構成】ワード線選択回路50の出力側と所定電位との
間にそれぞれ接続されるトランジスタ71を有し、通常
動作時には上記ワード線選択回路50から出力するワー
ド線選択信号を出力し、電圧ストレス試験時にはストレ
ス試験制御信号に基づいて上記トランジスタ71をオン
させることにより、ワード線駆動回路が通常動作時に外
部アドレス信号入力に応じて選択される行より多くの行
を選択するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係り、特にダイナミックRAM(以下、DRAMとい
う)の例えばウェーハ状態での不良のスクリーニングに
際して、メモリセルのトランスファゲートのスクリーニ
ングを行うために通常使用時よりも加速して電圧ストレ
スをかけるための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスを製造出荷する
場合、その信頼性を確保するために、良品デバイスを劣
化させたり不良品としないようにデバイスの潜在的な不
良を露呈させ、欠陥デバイスを除去するスクリーニング
を行う。このスクリーニングの方法として、電界加速と
温度加速を同時に実現できるバーンインが多用されてい
る。このバーンインは、電圧を実使用電圧より高く、温
度を実使用温度より高くしてデバイスを動作させること
により、実使用条件での初期故障期間以上のストレスを
短時間でデバイスに経験させてしまい、初期動作不良を
起こすおそれのあるデバイスを出荷前に予め選別してス
クリーニングする。これにより、初期動作不良を起こす
おそれのあるデバイスを効率的に取り除き、製品の信頼
性を高くすることができる。
【0003】従来、DRAMのバーンインに際しては、
アドレス順にスキャンしてワード線を順々にアクセスす
る方法が用いられている。この場合、ワード線にゲート
が接続されたメモリセルのトランスファゲート用のトラ
ンジスタ(以下、セルトランジスタという。)について
みると、周辺回路のトランジスタよりずっと少ない頻度
でしか電圧ストレスが印加されないことになる。例え
ば、4メガDRAMについてみると、ワード線は409
6本あるが、これらのうち1サイクルに選択される本数
は4本のみであり、セルトランジスタの試験は、102
4サイクル行うことにより完了することになる。従っ
て、セルトランジスタのゲートは、周辺回路のトランジ
スタに比べ1024分の1の時間しか電圧ストレスを受
けないことになり、最大電界が印加されている実質時間
が短かいので、バーンインに長時間を必要とする。
【0004】さらに、近年のDRAMは、メモリセルの
容量の電極に電源電圧の半分(Vcc/2)を印加するの
が一般的となっている。このため、容量の絶縁膜は、膜
厚が薄くても電界の面で緩和されるため、信頼性上問題
となることが少ない。これに対して、セルトランジスタ
のゲート酸化膜は、セルトランジスタの選択時に昇圧さ
れた電位(例えば、1.5×Vcc近傍)が印加されるの
で、膜厚が厚くても厳しい電界が加わり、信頼性上問題
となる可能性が大きい。そこで、DRAMのバーンイン
に際しては、特に昇圧電位がゲートに印加されるセルト
ランジスタを積極的にスクリーニングの対象にしたいと
ころである。
【0005】上記したように、積極的にスクリーニング
の対象としたいセルトランジスタに少ない頻度でしか電
圧ストレスが印加されないという問題点を解決するため
に、本願発明者の一人により、不良のスクリーニング時
に全てのワード線あるいは通常動作時に選択される本数
以上のワード線に一斉に電圧ストレスを印加し得るよう
にし、セルトランジスタに対するストレス印加の効率を
向上し得る半導体メモリ装置を提案した(本願出願人の
出願に係る特願平1−169631号)。これにより、
DRAMの場合、メモリセルのトランスファゲートの不
良のスクリーニングについては不良が十分に収束するレ
ベルになり、1MのDRAMや4MのDRAMにおける
不良の大半を占めるビット不良を高速に収束することが
可能になり、スクリーニングの効率を著しく向上するこ
とが可能になる。
【0006】上記提案に係る半導体メモリ装置において
は、DRAMのワード線に一斉に電圧ストレスを印加す
る手段の具体例として、(a)図8に示すように、不良
のスクリーニング時に、デコーダ20の出力によりワー
ド線駆動用のNチャネル型のMOSトランジスタ(以
下、NMOSトランジスタという)12をオン状態に制
御し、パッド18に外部からDC(直流)的あるいはA
C(交流)的に与えた所望の電圧ストレスを上記NMO
Sトランジスタ12およびワード線WLを介してセルト
ランジスタ15のゲートに印加する構成、(b)図9に
示すように、一端にワード線駆動回路が接続されたワー
ド線WLの他端側に、不良のスクリーニング時にパッド
26から与えられるゲート電圧によりオン状態となるよ
うに制御されるスイッチ用のNMOSトランジスタ25
を接続し、パッド27に外部から与えた所望の電圧スト
レスを上記スイッチ用トランジスタ25およびワード線
WLを介してセルトランジスタ15のゲートに印加する
構成などを示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように現在提
案中の半導体メモリ装置において、DRAMの不良のス
クリーニング時に、パッドに所望のストレス電圧をDC
的に印加してワード線駆動用NMOSトランジスタおよ
びワード線を介してセルトランジスタのゲートに印加す
る場合には、ワード線駆動用のNMOSトランジスタの
ゲート・ノードが浮遊状態になってリークによってレベ
ルが下がると、ワード線部分のDC的な電圧ストレスが
下がっていくおそれがある。また、電圧ストレスをAC
的に印加する場合には、ストレスを加えていない時間が
存在し、ストレス印加時間の効率が低下する。
【0008】また、パッドに所望のストレス電圧を印加
してワード線の他端側に接続されたスイッチ用のNMO
Sトランジスタおよびワード線を介してセルトランジス
タのゲートに印加する場合には、ワード線駆動回路を介
することなく電圧ストレスを印加するので、セルトラン
ジスタとワード線駆動回路とに対して同時に電圧ストレ
ス試験を行うことができず、ワード線毎にスイッチ用の
NMOSトランジスタを付加するので、記憶装置のチッ
プ面積の増大を招く。
【0009】そこで、DRAMの電圧ストレス試験時に
ワード線に一斉に電圧ストレスを印加するために、現在
提案中の具体例よりも現実性がある提案が望まれるとこ
ろである。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、電圧ストレス試験制御信号に基づいてワード線駆動
回路を介して全てのワード線あるいは通常動作時に選択
される本数以上のワード線に一斉に電圧ストレスを印加
でき、特に昇圧電位がゲートに印加されるセルトランジ
スタを積極的にスクリーニングの対象にしたいというD
RAM特有の要求を満足しつつスクリーニングの効率を
著しく向上することが可能になる半導体記憶装置を提供
することを目的とする。
【0011】また、ワード線駆動用トランジスタのゲー
ト・ノードを固定することにより、ワード線部分にDC
的な電圧ストレスを安定に印加することが可能になる半
導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、行列状に配置
された複数個のダイナミック型メモリセルと、同一行の
メモリセルに接続される複数のワード線と、同一列のメ
モリセルに接続される複数のビット線と、ワード線駆動
電圧源と、アドレス信号に応じてそれぞれ任意の行を選
択するワード線選択機能を有し、前記ワード線駆動電圧
源から供給される電圧を出力する複数のワード線選択回
路と、前記ワード線駆動用電圧源と前記複数の各ワード
線との間に電流通路が挿入された駆動用MOSトランジ
スタをそれぞれ有し、上記各ワード線選択回路の出力信
号に応じて前記各ワード線を選択する複数のワード線駆
動回路と、上記各ワード線選択回路の出力と所定電位と
の間に電流通路がそれぞれ挿入され、外部から入力する
電圧ストレス試験制御信号が各ゲートに供給されてそれ
ぞれ導通制御される複数のMOSトランジスタとを具備
したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の途中で考えられ
たDRAMの一部を示している。31…はチップ外部か
らアドレス信号が入力されるアドレス用ボンディングパ
ッド、32は通常動作時は使用されないが、電圧ストレ
ス試験時に外部から電圧ストレス試験制御信号が入力す
るストレス試験信号用パッドである。
【0014】アドレス増幅回路33…は、上記アドレス
用パッド31…からのアドレス信号がそれぞれ対応して
入力し、それぞれ相補型の内部アドレス信号を出力す
る。
【0015】制御回路34は、上記アドレス増幅回路3
3…の出力側にそれぞれ接続されたゲート回路群を有
し、通常動作時には上記アドレス増幅回路33…から出
力する相補型の内部アドレス信号を出力し、電圧ストレ
ス試験時には通常動作時に外部アドレス信号に応じて選
択される行より多くの行を選択するように内部アドレス
信号を制御するものである。この制御回路34の構成例
としては、上記アドレス増幅回路33…から出力する相
補型の内部アドレス信号がそれぞれ入力するインバータ
35、36群と、前記ストレス試験信号用パッドからの
信号が共通に入力するインバータ37群と、このインバ
ータ37群の各出力と前記インバータ35、36群の各
出力とのナンドをそれぞれとる2入力ナンドゲート3
8、39群とからなる。
【0016】ワード線選択回路40…は、ナンドゲート
群で構成され、上記制御回路34からの内部アドレス信
号に応じてワード線選択信号を出力する。ワード線駆動
回路41は、ワード線駆動用電圧源42とワード線WL
との間に接続された少なくとも1つの駆動用MOSトラ
ンジスタ43を有し、上記ワード線選択回路40の出力
信号に応じてワード線WLを駆動する。
【0017】上記ワード線駆動回路41の一例として
は、ワード線選択回路40の出力端に一端が接続され、
ゲートに電源電位Vccが与えられるバリア用のNMOS
トランジスタ44と、このトランジスタ44の他端にゲ
ートが接続され、ソース・基板相互が接続され、前記ワ
ード線駆動用電圧源42とワード線WLとの間に接続さ
れた駆動用のPMOSトランジスタ43と、ワード線W
Lと接地電位Vssとの間に接続されたプルダウン用(ノ
イズキャンセル用)のNMOSトランジスタ45と、ゲ
ートがワード線WLに接続され、ソース・基板相互が接
続され、ワード線駆動用電圧源42と駆動用のPMOS
トランジスタ43のゲートと間に接続されたプルアップ
用のPMOSトランジスタ46とからなる。
【0018】前記ワード線駆動用電圧源42は、本例で
は記憶装置内部(DRAMチップ上)で生成される、例
えば、通常はチップ外部から与えられる電源電圧を昇圧
する昇圧回路からなり、この昇圧出力をワード線駆動用
電圧として複数個のワード線駆動回路41に共通に供給
するものとする。
【0019】なお、上記DRAMにおいては、通常通
り、リフレッシュ動作を必要とする複数個のダイナミッ
ク型メモリセルが行列状に配置され、同一行のメモリセ
ルにワード線が接続され、同一列のメモリセルにビット
線が接続されている。このメモリセルは、後出の図3に
示すように、NMOSトランジスタ15のゲートがワー
ド線WLに接続され、そのドレインがビット線BLに接
続され、そのソースが情報蓄積用の容量素子16の一端
に接続され、この容量素子16の他端がキャパシタプレ
ート電位に接続されている。
【0020】次に、図1の回路の動作を説明する。通常
動作時には、外部からアドレス信号がアドレス増幅回路
33…に入力すると、相補型の内部アドレス信号が出力
し、この内部アドレス信号のロジック・レベルの組み合
わせに応じて任意の本数のワード線WL分のワード線選
択信号が出力してワード線WLが選択される。この場
合、ワード線選択信号の活性レベル“L”が入力する選
択状態のワード線駆動回路41においては、NMOSト
ランジスタ45がオフ状態になると共にバリア用のNM
OSトランジスタ44がオン状態になるので、駆動用の
PMOSトランジスタ43はゲート電位が接地電位Vss
に固定されてオン状態になってワード線WLを“H”レ
ベル状態に駆動し、プルアップ用のPMOSトランジス
タ46はゲート電位(ワード線電位)が“H”レベルで
あるのでオフ状態になる。
【0021】また、ワード線選択信号の非活性レベル
“H”が入力する非選択状態のワード線駆動回路41に
おいては、NMOSトランジスタ45がオン状態になる
と共にバリア用のNMOSトランジスタ44がオフ状態
になり、プルアップ用のPMOSトランジスタ46はゲ
ート電位(ワード線電位)が“L”レベルであるのでオ
ン状態になり、駆動用のPMOSトランジスタ43はゲ
ート電位が“H”レベルになるのでオフ状態になる。
【0022】これに対して、上記DRAMのバーンイン
を行なう場合には、動作電源を供給してDRAMを動作
可能状態にし、パッド32に“H”レベルの電圧ストレ
ス試験制御信号を入力すると、制御回路34は相補型の
内部アドレス信号を全て“H”レベルにし、ワード線選
択回路40の出力信号が全て“L”レベルになり、全て
のワード線WLが駆動される。
【0023】上記したように図1のDRAMによれば、
制御回路34は、外部から通常動作時には使用されない
パッド32を介して入力する電圧ストレス試験制御信号
に基づいて、通常動作時に外部アドレス信号に応じて選
択される行より多くの行を選択するように内部アドレス
信号を制御するので、ワード線駆動回路41が通常動作
時に外部アドレス信号入力に応じて選択される行より多
くの行を駆動するようになる。
【0024】これにより、バーンイン時にワード線駆動
回路41を介して全てのワード線WLあるいは通常動作
時に選択される本数以上のワード線WLに一斉にDC的
な電圧ストレスを印加することができ、バーンインの効
率を著しく向上することが可能になる。
【0025】また、セルトランジスタ15がNMOSト
ランジスタである場合に、ワード線駆動用トランジスタ
としてPMOSトランジスタ43を用い、電圧ストレス
試験時に上記PMOSトランジスタ43のゲート・ノー
ドを接地電位Vssに固定してそのゲート・ノードを安定
に維持しているので、このゲート・ノードのリークによ
るワード線電位の降下がなく、PMOSトランジスタ4
3を介してワード線WLにDC的な電圧ストレスを安定
に加えることが可能になる。
【0026】しかも、前記制御回路34は、比較的簡単
な回路構成で実現可能であり、制御回路の付加による記
憶装置のチップ面積の増大分は少なくて済む。
【0027】図2は、前記した図1のDRAMの変形例
として、プリチャージ型のナンドゲートからなるワード
線選択回路50を用い、ワード線駆動回路51としてP
MOSトランジスタ43およびNMOSトランジスタ4
5からなるCMOSインバータを用いた場合を示してお
り、その他は図1中と同じであるので同一符号を付して
いる。
【0028】上記プリチャージ型のナンドゲートは、前
記ワード線駆動用電圧源42と接地電位Vssとの間に、
プリチャージ用のPMOSトランジスタ52と内部アド
レス信号デコード用のNMOSトランジスタ群53とが
直列に接続され、PMOSトランジスタ52とNMOS
トランジスタ群53との直列接続点が出力ノード54と
なっている。
【0029】その動作は、プリチャージ信号が活性レベ
ル“L”になって出力ノード54を“H”レベルにプリ
チャージした後に、入力される内部アドレス信号が全て
“H”レベルになった場合に出力ノード54の信号(ワ
ード線選択信号)を“L”レベルに引き落とす。ワード
線駆動回路51は、ワード線選択信号の“L”/“H”
レベルに対応して、PMOSトランジスタ43/NMO
Sトランジスタ45がオン状態になる。
【0030】図2のDRAMによれば、基本的には前記
した図1のDRAMと同様の動作が可能であり、図1の
DRAMと同様の効果が得られる。
【0031】図3は、同じく本発明の途中で考えられた
別なDRAMを示しており、前記した図1のDRAM
に、さらに、電圧ストレス試験時に各ビット線を所望の
固定電位に接続するビット線電位制御手段が付加されて
おり、図1中と同一部分には同一符号を付している。
【0032】このビット線電位制御手段の一例として
は、各ビット線の一端側にそれぞれスイッチ用NMOS
トランジスタ47を挿入接続し、前記ストレス試験制御
信号用パッド32からの信号入力時に上記各スイッチ用
トランジスタ47をオン状態に制御するようにし、上記
各スイッチ用トランジスタ47の一端側に所望の電圧を
印加するビット線電圧印加回路48を接続する。
【0033】この場合、上記各スイッチ用トランジスタ
47を通常動作時に使用されるビット線プリチャージ用
トランジスタと兼用するようにするために、ストレス試
験制御信号用パッド32からの信号入力とビット線プリ
チャージ・イコライズ用信号EQLとの論理和をとって
上記各スイッチ用トランジスタ47のゲートに印加する
ためのロジック回路49を付加し、前記ビット線電圧印
加回路48として、通常動作時にはビット線BLにビッ
ト線プリチャージ電位VBL(電源電位Vccと接地電位
Vssとの中間の電位、通常はVcc/2)を印加するプリ
チャージ電圧発生回路を用い、電圧ストレス試験制御信
号入力により上記プリチャージ電圧発生回路の出力を所
望の電圧(例えば接地電位Vss)に切換えるように制御
する切換回路を付加し、この切換回路を電圧ストレス試
験時に動作させるように構成すればよい。
【0034】図3のDRAMによれば、基本的には前記
した図1のDRAMと同様の動作が可能であり、図1の
DRAMと同様の効果が得られるほか、電圧ストレス試
験時に各ビット線BLが各スイッチ用トランジスタ47
を介して例えば接地電位Vssに設定することが可能にな
るので、各セルトランジスタ15のゲート・ドレイン間
に大きな電圧ストレスを加えることができる。
【0035】図4は、同じく本発明の途中で考えられた
別なDRAMを示しており、前記した図1のDRAMと
比べて、通常動作時は使用されないワード線駆動電圧印
加用パッド61と、通常動作時には記憶装置内部で生成
されるワード線駆動用電圧源42を選択し、電圧ストレ
ス試験時には外部の電圧源から上記パッド61を介して
加えられる所望のストレス電圧を選択してワード線駆動
用電圧を供給する切換回路62とが付設されている点が
異なり、その他は同じであるので同一符号を付してい
る。
【0036】図4のDRAMによれば、基本的には前記
した図1のDRAMと同様の動作が可能であり、図1の
DRAMと同様の効果が得られるほか、前記ワード線駆
動用電圧源42を記憶装置内部(DRAMチップ上)で
生成する場合に通常動作時に選択されるワード線数を駆
動する能力しかないと、全てのワード線WLを駆動する
時には過渡的に電圧降下が生じるという問題を避けるこ
とが可能になる。これにより、ワード線駆動回路41を
介してワード線WLにDC的なストレスを直ちに印加す
ることが可能となる。
【0037】なお、前記切換回路62を省略し、前記ワ
ード線駆動電圧印加用パッド61をワード線駆動用電圧
源42の出力ノードに接続しておき、電圧ストレス試験
時に外部の電圧源から上記パッド61を介してワード線
駆動用電圧を供給するようにしても、図3のDRAMと
同様の効果が得られる。
【0038】図5は、図4のDRAMの変形例として、
図2のDRAMと同様に、プリチャージ型のナンドゲー
トからなるワード線選択回路50を用い、ワード線駆動
回路51としてCMOSインバータを用いた場合を示し
ており、その他は図4中と同じであるので同一符号を付
している。図5のDRAMも、図4のDRAMと同様の
効果が得られる。
【0039】図6は、本発明の第1の実施の形態のDR
AMを示しており、前記した図2のDRAMと比べて、
アドレス増幅回路33…の出力側の制御回路34に代え
て、ワード線選択回路50の出力側に制御回路70が設
けられている点が異なり、その他は同じであるので同一
符号を付している。この制御回路70は、ワード線選択
回路50の出力側にそれぞれ接続されるゲート回路を有
し、通常動作時には上記ワード線選択回路50から出力
するワード線選択信号を出力し、電圧ストレス試験時に
は通常動作時に外部アドレス信号に応じて選択される行
より多くの行を選択するようにワード線選択信号を制御
するものである。
【0040】この制御回路70の構成例としては、ワー
ド線選択回路50の出力側と接地電位Vssとの間に電流
通路がそれぞれ挿入され、ストレス試験信号用パッド3
2から“H”レベルの電圧ストレス試験制御信号がゲー
トに共通に入力することによりそれぞれワード線選択信
号を選択状態(“L”レベル)にするNMOSトランジ
スタ71群からなる。この制御回路70の動作は、通常
動作時にはNMOSトランジスタ71群がオフ状態であ
り、ワード線選択信号をそのまま出力し、ストレス試験
信号用パッド32に“H”レベルの電圧ストレス試験制
御信号が入力すると、NMOSトランジスタ71群がオ
ン状態になり、ワード線選択信号を全て“L”レベルに
し、全てのワード線WLを駆動する。
【0041】図6のDRAMによれば、基本的には前記
した図2のDRAMと同様の動作が可能であり、図2の
DRAMと同様の効果が得られる。
【0042】図7は、図5のDRAMの変形例として、
図6のDRAMと同様に、ワード線選択回路50の出力
側に制御回路70が設けられている点が異なり、その他
は図5中と同じであるので同一符号を付している。この
図7のDRAMも、図5のDRAMと同様の効果が得ら
れる。
【0043】なお、図3に示したようなビット線電位制
御手段は、図2、図4〜図7のDRAMにも採用するこ
とができる。
【0044】また、前記各実施の形態においては、通常
動作時に使用することがないパッドから所定の電圧を印
加したが、通常動作モードとストレス試験モードとでパ
ッドの役割を切換える手段を設けることにより、通常動
作時に使用するようなパッドで兼用することも可能であ
る。
【0045】また、前記各実施の形態において、前記ス
トレス試験制御信号用パッド32とかワード線駆動電圧
印加用パッド61としては、ボンディングパッドでもよ
いが、これに限らず、DRAMをウェーハ状態のままで
バーンインする場合には、テスタのプローブカードの触
針に接触して電圧を印加可能な構造であればよく、ウェ
ーハからDRAMチップを分離した後にパッケージング
した状態でバーンインを行なう場合には、パッケージン
グに際してチップ外部の配線と接続可能な構造であれば
よい。
【0046】また、上記DRAMをウェーハ状態のまま
でバーンインする場合には、前記ストレス試験制御信号
用パッド32とかワード線駆動電圧印加用パッド61を
それぞれ複数個のチップで共用し、この共用パッドと複
数個のチップとの間を接続するための配線をウェーハの
例えばダイシングライン領域上に形成するようにしても
よい。
【0047】ここで、上記DRAMをウェーハ状態のま
までバーンインする場合の利点を述べる。前記各実施の
形態で説明したように、バーンインの効率が著しく向上
し、バーンインに要する時間を著しく短縮できることか
ら、ウェーハ状態のままで複数個のDRAMチップに対
して同時にバーンインを行うことにより、高温仕様のプ
ローバとプローブカードを用いて電圧ストレスを印加す
ることが可能になり、ウェーハプロセス直後のダイソー
トの前や後に簡便にバーンインすることが可能になる。
【0048】従って、現在行われているようにアセンブ
リが済んでパッケージに収納された最終製品の形態での
長時間のバーンインが必要なくなる、あるいは、その時
間を大幅に短縮することが可能になる。換言すれば、バ
ーンイン装置を大規模に縮小することができ、バーンイ
ン装置の設備投資とその設置場所およびテスト時間を節
約し、半導体集積回路の製造コストの大幅な低減を図る
ことができる。
【0049】勿論、ウェーハ状態で電気的、熱的なスト
レスをかけることができる新規なバーンイン装置は必要
になるが、この装置は従来のバーンイン装置よりもはる
かに簡便かつ小型で済み、省スペースも可能になる。ま
た、ウェーハ段階で不良品となったものを不良として処
理できることは、従来のアセンブリされた段階でバーン
インする方法においては、アセンブリまで進んで製造費
のかさんだ段階で不良品となったものを不良として処理
しなければならず、ダイソート時に不良として処理され
る不良チップと比べて著しく損失が大きいという問題を
解決できる。
【0050】また、ダイソートとは別に、一定時間スト
レスを印加する過程を挿入して弱いトランジスタを予め
弾き出した後にダイソートを行うようにすれば、ダイソ
ート中にはストレスを印加しないで済み、テスタを止め
る必要がなくなり、設備の有効な活用を図ることができ
る。
【0051】さらに、冗長回路を備えたDRAMの場合
は、ウェーハ状態でのバーンインをダイソート前に行え
ば、従来は不良品となっていたバーンインでのスクリー
ニング分を救済することが可能になり、チップの歩留り
向上を期待でき、工程の後の方での不良を削減できると
いう面からも大幅なコストダウンの効果も期待できる。
【0052】なお、前記したような電圧ストレス試験制
御信号の供給方法としては、(a)前記実施の形態のよ
うにウェーハ状態の時に専用のパッドを通して外部から
入力する、あるいは、パッケージング後に通常動作時に
は使用されない専用端子を通して外部から入力する方法
のほか、(b)4MのDRAMでJEDEC(JointEle
ctron Devices Engineering Council ;共同電子機器技
術委員会)で標準化されたWCBRモード(WE and CAS
before RAS モード)、つまり、RAS(RowAddress S
torobe )信号が活性化した時にWE(Write Enable)
信号とCAS(Column Address Storobe)信号とが活性
化状態になっているとテストモードに入るモード(日経
マイクロデバイス別冊1987,NO.1,pp.183ー196参照)の
オプションとしてアドレスキーコード入力に基づいてチ
ップ上で生成する方法、(c)任意の端子(通常動作時
に使用されるものでもよい。)に通常動作時には使用さ
れない範囲の電圧を外部から入力する(例えば電源電位
Vccが5Vの場合に7Vを入力する)方法、(d)通常
動作時に使用される複数の端子に通常動作時には使用さ
れない順序関係で信号を入力する方法などが考えられ
る。
【0053】なお、上記実施の形態では、バーンインに
際しての電圧ストレス試験を例にとって説明したが、本
発明は、温度加速に関係なく電圧ストレス試験を行う場
合にも有効であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、電圧ス
トレス試験に基づいてワード線駆動回路を介して全ての
ワード線あるいは通常動作時に選択される本数以上のワ
ード線に一斉に電圧ストレスを印加でき、特に昇圧電位
がゲートに印加されるセルトランジスタを積極的にスク
リーニングの対象にしたいというDRAM特有の要求を
満足しつつ、不良のスクリーニングの効率を著しく向上
させることができる半導体記憶装置を提供することがで
きる。
【0055】また、ワード線駆動用トランジスタのゲー
ト・ノードを固定することにより、ワード線部分にDC
的な電圧ストレスを安定に印加することが可能になる半
導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の途中で考えられた半導体記憶装置の一
部を示す回路図。
【図2】図1の変形例を示す回路図。
【図3】本発明の途中で考えられた別な半導体記憶装置
の一部を示す図。
【図4】本発明の途中で考えられた別な半導体記憶装置
の一部を示す回路図。
【図5】図4の変形例を示す回路図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装
置の一部を示す回路図。
【図7】図5の変形例を示す回路図。
【図8】現在提案中の半導体メモリ装置の一部を示す回
路図。
【図9】同じく現在提案中の半導体メモリ装置の一部を
示す回路図。
【符号の説明】
15…セルトランジスタ(NMOSトランジスタ)、 WL…ワード線、 BL…ビット線、 31…アドレス用ボンディングパッド、 32…ストレス試験信号用パッド、 33…アドレス増幅回路、 34…制御回路、 40、50…ワード線選択回路、 41、51…ワード線駆動回路、 42…ワード線駆動用電圧源、 43…ワード線駆動用MOSトランジスタ(PMOSト
ランジスタ)、 48…ビット線電圧印加回路、 61…ワード線駆動電圧印加用パッド、 62…切換回路、 70…制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置された複数個のダイナミッ
    ク型メモリセルと、 同一行のメモリセルに接続される複数のワード線と、 同一列のメモリセルに接続される複数のビット線と、 ワード線駆動電圧源と、 アドレス信号に応じてそれぞれ任意の行を選択するワー
    ド線選択機能を有し、前記ワード線駆動電圧源から供給
    される電圧を出力する複数のワード線選択回路と、 前記ワード線駆動用電圧源と前記複数の各ワード線との
    間に電流通路が挿入された駆動用MOSトランジスタを
    それぞれ有し、上記各ワード線選択回路の出力信号に応
    じて前記各ワード線を選択する複数のワード線駆動回路
    と、 上記各ワード線選択回路の出力と所定電位との間に電流
    通路がそれぞれ挿入され、外部から入力する電圧ストレ
    ス試験制御信号が各ゲートに供給されてそれぞれ導通制
    御される複数のMOSトランジスタとを具備することを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、前記ダイナミック型メモリセル内にはNチャネル型
    のMOSトランジスタからなるトランスファゲートが設
    けられ、前記駆動用MOSトランジスタがPチャネル型
    のMOSトランジスタで構成されていることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の半導体記
    憶装置において、前記ワード線駆動用電圧源は、半導体
    記憶装置内部で生成されることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、前記ワード線駆動用電圧源は、外部から与えられる
    電源電圧を昇圧する昇圧回路であり、この昇圧回路から
    出力するワード線駆動用電圧を前記複数のワード線駆動
    回路に共通に供給することを特徴とする半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、前記アドレス信号は、外部から入力されるアドレス
    信号を受けたアドレス増幅回路により発生されることを
    特徴とする半導体記憶装置。
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