JP2000237335A - 放射線治療方法及びそのシステム - Google Patents

放射線治療方法及びそのシステム

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JP2000237335A
JP2000237335A JP11038323A JP3832399A JP2000237335A JP 2000237335 A JP2000237335 A JP 2000237335A JP 11038323 A JP11038323 A JP 11038323A JP 3832399 A JP3832399 A JP 3832399A JP 2000237335 A JP2000237335 A JP 2000237335A
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Susumu Nishihara
進 西原
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1048Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • A61N5/1064Monitoring, verifying, controlling systems and methods for adjusting radiation treatment in response to monitoring

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線の照射期間中の体動による照射の精度
低下を解消する放射線治療方法及びそのシステムを得
る。 【解決手段】 放射線治療システムは、放射線治療計画
用CTシステム31及び放射線治療装置32を備える。
CTシステム31は、システム制御部33、CTスキャ
ナ部34及び治療計画部35を備える。CTスキャナ部
34で得られた収集データは治療計画部35に供給され
る。治療計画部35は治療時の中心投影画像とX線TV
撮影時の中心投影画像など治療用計画データを作成す
る。一方、放射線治療装置32は、全体制御部90、装
置本体部91及び駆動制御部92を備える。駆動制御部
92は、CTスキャナ部34からの治療計画データに基
づく放射線の照射時期及びコリメータ97の開閉をX線
TV98で撮影されたマーカ9の透視画像上の位置に応
じてリアルタイムに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検体内部の腫
瘍等特定部分を狙って放射線を照射する場合の放射線照
射範囲を決定し、放射線照射期間中の患者の体動を考慮
した治療計画に基づいて、実際の放射線照射を制御する
放射線治療方法及び放射線治療計画装置と放射線治療装
置を含む放射線治療システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検体の腫瘍等特定部位に放射線を照射
する場合、照射範囲を決定すること、及び、決定した照
射範囲を被検体表面上に表示することにより照射範囲と
患部の位置を一致させることは非常に重要な作業であ
る。従来、放射線治療装置における照射範囲を決定する
のに、CT装置等によって得られた断層像、及び、X線
シミュレータによって得られた透視像を見ながら照射範
囲を決めていた。即ち、CT装置による断層像は被検体
内部の高いコントラスト分解能で表示することができ、
放射線を照射するべき領域(関心領域)を断層上におい
て比較的容易に特定できる。そして、断層上の関心領域
に対応する部分を透視像上に求める。X線シミュレータ
による透視像は透視の視点が放射線照射の中心と一致し
ているので、透視像上の関心領域を被検体表面の該当す
る部位に対応することができる。このようにして放射線
照射範囲を定性的に決定し、凹凸のある被検体表面にマ
ジック等でマーキングを施していた。
【0003】また、放射線治療計画は、通常、図9
(a)に示すように、被検体4のある時刻t1での身体
状況を反映したスライス像上において、部位50の特定
からその部位50をターゲット8とした最適な照射法の
決定及びそのシミュレーションまでを含んでいる(同図
中の符号Oは仮想放射線源、点線矢印は仮想放射線錘を
示す。)。ただし、呼吸性の体動の影響を受けやすい部
位に対して治療計画を立てるときは、図10(a)及び
(b)に示すように、被検体4のスライス像上に表示さ
れる部位50に対し、その部位50の呼期(収縮)及び
吸期(伸張)に応じた形態変化が考慮される。つまり、
その部位50の形状より大きめの、いわゆるセーフティ
マージンMaを取った照射部位が設定される。従って、
呼吸性の体動により腫瘍部位等の部位50の形状よりも
大きめに取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、X線シミュレ
ータによる透視像によって微妙なコントラストの違いを
識別するのは困難であるため、特に、関心領域とそれ以
外の領域のコントラストの差が小さい場合には、断層像
で特定した関心領域が透視像では識別できなかった。こ
のように、断層像において特定した関心領域が透視像に
おいてどこに該当するかを判断するには熟練を要し、困
難な作業であった。又、このため、放射線照射範囲の決
定を正確に行うことも困難なことであった。また、治療
計画に使用するスライス像は、その画像取得時の検査中
にある時刻の患者の身体状況を映像化したものであっ
て、刻々と変化する体動までは反映していないといった
問題があった。例えば、実際の放射線照射時は、被検体
4の刻々と変化する呼吸性等の体動により、ターゲット
8としての部位50の位置がその計画時のターゲット8
の位置よりも常に変動しているにもかかわらず、そのタ
ーゲット8を固定したままの治療計画に沿って、実際の
照射を行っていたため、図9(b)に示すように、照射
期間中のある時刻t2では、放射線照射のターゲット8
が実際の部位50からずれてしまうといった問題点があ
った。とくに、患者を長時間拘束する場合には、その体
動に因る照射ターゲットの位置ずれの程度が増加してい
た。一方、セーフティマージンMaを含む照射部位の設
定(図10参照)は、オペレータ(医師)の経験と勘に
頼ったものであったため、いかに慎重にセーフティマー
ジンMaを取ったとしても、その大きさで必要十分であ
るといった保証はなかった。従って、セーフティマージ
ンMaを含む照射部位が必要以上に大きめに設定された
場合は、腫瘍部位の外側の非腫瘍部位に対し過剰な放射
線照射を行ってしまう可能性があった。逆に必要以下に
小さめに設定された場合は、照射線量がその予定基準を
下回り、再び放射線治療をやり直したりするといった問
題点があった。
【0005】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、放射線照射範囲を決定するのに好
都合な画像を合成すると共に、照射と同時にX線TVで
モニタする被検体の透視画像を合成し、照射期間中に体
動による治療計画の精度低下を解消する放射線治療方法
及びその放射線治療システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線治
療方法においては、被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙
って放射線を照射する場合の放射線照射範囲を決定する
ための画像を作成する中心投影画像合成方法において、
腫瘍等特定部分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカ
を設置し、CT装置などで被検体内部に関する3次元デ
ータを取得し、この3次元データから、あらかじめ定め
られた投影中心点による3次元データ及び前記マーカ及
び又は3次元データの中の関心領域の中心投影画像を求
める投影画像合成方法であって、前記設置されたマーカ
と前記特定部分との相関位置を明らかにして、両者の相
関位置がずれた時、放射線照射を中断するものである。
【0007】また、中心投影画像が時間的に変化する被
検体の画像であり、取得された投影画像データを記録媒
体に出力するものである。
【0008】また、CT装置などで得られた被検体内部
に関する3次元データの中の特定部分に該当する領域を
関心領域として指定し、関心領域に対して定められた幾
何学的条件にある投影中心点による前記関心領域及び設
置されたマーカ及び又は前記3次元データの中心投影画
像を計算により求める中心投影画像合成方法であって、
前記幾何学的条件は被検体の関心領域に該当する部分に
対する放射線照射源点の幾何学的条件に等しい投影画像
合成方法としたものである。
【0009】また、前記幾何学的条件は被検体の関心領
域に該当する部分に対するX線TV装置のX線管焦点の
幾何学的条件に等しい投影画像合成方法としたものであ
る。
【0010】また、中心投影画像合成方法によって求め
られた投影画像を、記録媒体に出力するものである。
【0011】また、CT装置などで得られた被検体内部
に関する3次元データの中の所望の領域を関心領域とし
て指定し、関心領域に対する定められた幾何学的条件の
投影中心点による前記関心領域及び又は3次元データの
投影画像を計算により求め、関心領域に該当する被検体
の特定部分に対して前記幾何学的条件と同一な条件を持
ちその投影中心点が放射線発生源点に一致する光学系に
よって、前記投影画像を被検体表面に投影するものであ
る。
【0012】また、腫瘍等特定部分又は近傍(被検体表
面も含む)にマーカを設置し、CT装置などで得られた
被検体内部の腫瘍等特定部分を狙って放射線を照射する
場合の放射線照射範囲を決定するための画像を作成する
中心投影画像合成方法において、被検体内部に関する3
次元データから定められた投影中心点による3次元デー
タ及び又は3次元データの中の関心領域の投影画像を求
めるものである。
【0013】この発明に係る放射線治療システムにおい
ては、被検体内部の腫瘍等特定部分を狙って放射線を照
射する場合の放射線照射範囲を決定するための画像を作
成する中心投影画像合成方法を用い、腫瘍等特定部分又
は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設置し、CT装
置などで得られた被検体内部に関する3次元データの中
の前記特定部分に該当する領域を関心領域として指定す
る手段と、関心領域に対して定められた幾何学的条件に
ある投影中心点による前記関心領域及び前記マーカ及び
又は前記3次元データの投影画像を求める計算手段とを
備えたものであって、前記幾何学的条件は被検体の関心
領域に該当する部分に対する放射線照射源点の幾何学的
条件に等しいものである。
【0014】また、前記幾何学的条件は被検体の関心領
域に該当する部分に対するX線TV装置のX線管焦点の
幾何学的条件に等しいものである。
【0015】また、CT装置などで得られた被検体内部
に関する3次元データの中の所望の領域を関心領域とし
て指定する手段と、関心領域に対する定められた幾何学
的条件の投影中心点による前記関心領域に該当する被検
体の特定部分に対して前記幾何学的条件と同一な条件を
持ちその投影中心点が放射線発生源点に一致する光学系
によって、前記投影画像を被検体表面に投影する投影手
段を備えたものである。
【0016】また、投影画像を所望の割合で拡大又は縮
小して記録媒体に出力する手段を備えたものである。
【0017】また、マーカを設置した被検体のCT画像
を取得しながら、その被検体を透視するX線TVからの
被検体の体動変化に応じたマーカ位置情報をCT画像か
ら検出し、その検出される位置情報と上記CT画像との
時間を対応付ける時間特定手段と、この時間特定手段に
より上記マーカ位置情報に基づき、コリメータの開閉デ
ータを含む治療計画データを作成する治療計画データ作
成手段と、この治療計画データ作成手段により作成され
た治療計画データ及び上記被検体に設置したマーカの位
置情報に応じて上記照射期間中の放射線の照射状態をリ
アルタイムに制御する制御手段とを備えたものである。
【0018】さらにまた、制御手段は、治療計画データ
の元になった前記CT画像により得られたマーカの位置
情報と前記照射期間中のマーカの位置情報との間の位置
関係を判定する判定手段と、この判定手段により位置相
関性があると判断された時、放射線を指令すると共に、
前記コリメータに前記開閉データに基づく開閉を指令す
る照射制御手段とを含むものである。
【0019】また、関心領域が体動などによってターゲ
ットからずれた時に放射線の照射を中止し、戻った時照
射を再開する方法が三極管電子銃のグリッドを制御する
手段を備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
してこの発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の放射線治療計画装置のブロック図であ
る。図2はこの発明の放射線治療計画装置の動作を説明
するフローチャートである。図3は放射線治療計画装置
における中心投影画像合成方法の実施例、及び、投影画
像表示方法の実施例の一部を示す図である。
【0021】21は被検体内部の複数の断層像を元にし
た3次元データを作成するCT装置、22は放射線治療
計画装置の制御部、23は3次元データを記憶するメモ
リ、24は3次元データから投影画像を計算する計算処
理部、25は各種画像を表示する表示部、26は関心領
域、投影中心点の幾何学的条件部を入力するキーボード
及びマウス、27は投影画像を出力する記録媒体であ
る。4は被検体、5は病変部、7はCT装置21による
スライス位置を示す。70はCT装置21による断層像
を示し、50は病変部の断層像を示す。8は断層像70
上の病変部の断層像50の輪郭内に設定された関心領域
を示す。9は被検体4に付けたマーカである。又、71
は断層像70を補間して得られた被検体4に関する3次
元データ、81は関心領域8を補間して得られた3次元
の関心領域、85は関心領域の中心を示す。Sは関心領
域の中心85に対して所望の方向に所望の有限距離SA
Dだけ離れた(所望の幾何学的条件をもった)仮想の投
影中心点、10は投影中心点Sと関心領域の中心85を
結ぶ直線に垂直に設定された仮想の投影面、11は計算
によって投影面10に投影された被検体4に関する3次
元データ71の投影画像、12は計算によって投影され
た関心領域81の投影画像を示す。尚、60は関心領域
の中止85に向けて左右上の3方向から投光されるレー
ザ光線、6はレーザ光線に従って被検体表面に付けられ
たアイソセンタマークを示す。
【0022】図2により治療計画の動作の流れを説明す
る。全体の治療計画の中で、中心投影画像の作成部分及
び出力部分の投影部を示す。まず最初に、関心領域(タ
ーゲット)を設定入力する(S1)。次に、関心領域の
中心をアイソセンターとして計算し(S2)、仮想の放
射線源を投影中心点として、ガントリーの回転角度など
を入力すると、その位置での仮想線源の位置(投影中心
点)を計算する(S3)。基準位置から関心領域中心へ
のオフセット計算は、CT座標から、治療座標に変換す
るために、基準位置からアイソセンターへのオフセット
計算(平行移動)を行う(S4)。投影中心点の方向に
よる回転の計算は、投影中心点(仮想線源)の方向によ
る回転の計算(回転移動)を行う(S5)。次に、投影
中心点と投影面を結ぶビーム要素を選択して(S6)、
ビーム要素と交わるボクセルのCT値の補正と加算を行
う(S7)。これをビーム要素上の全ボクセルについて
行う(S8)。そして、投影画面上の全有効画素につい
て計算して終了する(S9)。計算した画面上からマー
カの位置を認識し(S10)、この投影画像を記録媒体
に出力し(S11)、得られた画像を投影中心点と同様
な幾何学的条件を持つ光学系による出力画像として投影
する(S12)。
【0023】図3(a)に示すように、CT装置21に
よって被検体4及びその内部にある病変部5及びマーカ
9を複数のスライス位置7でスキャンして3次元データ
71を作成する。被検体4は図示しない固定治具に設置
して固定しておく。図3(b)に示す各断層像70を治
療計画装置の表示部25で見ながら、その病変部50を
キーボード及びマウス26を利用して関心領域8として
推定し入力する。関心領域8とそれ以外の領域を区別す
るための新たなデータが作られる。関心領域8の入力が
終わると、計算処理部24の動作により図3(c)に示
す関心領域の中心85が求まる。関心領域の中心85が
求まると、図中心の患部データを受けた図示しないレー
ザ光線発生器から固定治具に設置・固定された被検体4
の関心領域の中心85に該当する部分に向けてレーザ光
線60が投光される。被検体4表面のレーザ光線60が
投光された部分にはアイソセンタマーク6を付けてお
く。次にこの被検体4の病変部5に照射する放射線発生
源点の位置を決めて、その位置に対応して、関心領域の
中心85に対する有限の距離SAD及びその方向をキー
ボード及び又はマウス26により入力する。即ち、投影
中心点Sの関心領域81に対する幾何学的条件は被検体
4の病変部5に対する放射線発生源点の幾何学的条件に
等しい。投影画像11,12は、投影面10に投影さ
れ、投影中心点Sの座標、関心領域の中心85の座標、
3次元データ及び関心領域81の各要素によって決定さ
れる。この投影画像11,12は前記各要素を基に計算
処理部24に計算される。特に投影画像12は関心領域
81の投影であり、関心領域81と他の領域を区別する
データを参照して投影することにより、他の投影画像1
1から区別して表示している。従って、他の3次元デー
タの投影画像11の部分とはっきり区別することができ
る。従って、病変部5のコントラストが他の部分と差が
ない場合でも、投影画像11,12において病変部5の
周囲を識別できる。投影画像11,12はキーボード2
6から入力された所望の割合で拡大又は縮小されて治療
計画装置に備え付けられた出力装置によって記録媒体2
7に出力される。
【0024】図4は前記投影画像合成法を用いた投影画
像表示方法及び放射線治療装置の実施例の図3に示され
なかった部分を示すものである。図において前記図と同
一符号は同一意味を示す。82は、関心領域81に対応
する被検体4の対応領域、86は関心領域の中心85に
対応する被検体4の対応領域82の中心、13は放射線
領域装置のX線発生源を示し、その対応領域82及び対
応領域の中心86に対する位置即ち幾何学的条件は仮想
の投影中心Sの関心領域81及び関心領域の中心85に
対する幾何学的条件と等しい。10sは前記投影画像合
成方法及び治療計画装置で得られた投影画像11,12
が所望の割合で縮小されて投影されたフィルム、16a
〜16cはフィルムに撮影された画像をX線発生源13
を投影中心として投影するための光学系を示し、16a
はランプ、16bはレンズ、16cはミラーである。1
4はフィルム10s、光学系16a〜16cによって投
影された関心領域85の投影画像を示すものである。放
射線治療装置の固定治具により、アイソセンタマーク6
をレーザ光線61にあわせるようにして被検体4を固定
する。放射線治療装置のフィルム保持部にフィルム10
sをセットする。フィルム10sに撮影された投影画像
11,12は光学系16a〜16cによって被検体4に
投影される。放射線の照射においては、この投影された
画像に合わせて放射線ビームのコリメータ開口を調節す
る。この投影画像11,12の被検体表面への投影、対
応領域82へのX線の照射、及び関心領域81の投影中
心点Sによる計算上の投影は、これらの幾何学的条件と
同一である。従って、投影画像表示方法及び放射線治療
装置によれば、さらに放射線表示範囲の決定が容易にな
る。また、ガントリーの角度を変えて多門照射をする場
合には、各角度毎の画像を用意しておき、設定角度にな
ったら投影するようにする。治療計画時から治療時まで
マーカ9を被検体4表面に付けておけば、投影されたマ
ーカの位置と実際のマーカ9の位置を比べることにより
照射を制御することができる。即ち、マーカ位置が一致
した時、照射し、ずれた時照射を中断して体動による患
部の動きを補正して照射でき、正常細胞への誤照射を避
けることができる。
【0025】次に、投影画像合成方法及び装置の投影画
像合成について説明する。図5(a)に、CT装置によ
るCT座標O−XYZから、投影画像を作成するための
CS(Computed Simulation)座標O
−XYZへの座標変換を示す。座標軸の変換は、関心領
域の中心85への原点の平行移動(O−XYZからO’
−X’Y’Z’への移動)と、放射線の照射方向すなわ
ち投影中心点Sの相対位置による回転(O’−X’Y’
Z’からO−XYZへの移動)の2つからなる。図5
(b)に画像の投影の様子を示す。直行座標O−XYZ
において、投影中心点をS(XO ,YO ,ZO )とし、
その点Sより投影される投影画像をピクセル座標P(x
P ,yP ,zP )とする。次に点P,Sを通る直線を考
え、これをビーム要素と呼び、ビーム要素上の点の座標
を求める。ビーム要素上の点の座標を求めることによ
り、ビーム要素が横切る3次元データ71及び関心領域
81の全てのボクセルの座標を得ることができる。
【0026】投影画像11,12はこのビーム要素上の
ボクセルのCT値を累積することによって得られる。図
6にビーム要素上のCT値の累積におけるCT値の補正
を示す。図6(a)について説明する。図に示す直方体
はCT装置による各断層像の間を、1mmのスライス厚
で補間して求めたボクセル(3次元データの1要素)で
ある。補間されたボクセルのCT値は断層像からの距離
による比例配分となっている。PA はボクセル入口、P
B はボクセル出口である。このとき、ビーム要素がボク
セルを横切る長さΔLをボクセルの体積Vで割った値に
CT値nを掛ける。そしてこの値即ち(n/V)ΔLを
断層像が存在する範囲で積算することにより、投影画像
のピクセルのもつ画素値Σ(n/V)ΔLを求める。関
心領域81のCT値は極端な値(白又は黒)に塗り替え
られているので、投影画像上でも他の部分と容易に識別
できる。又、複数のボクセルを考えて、この様な処理を
行うこともできる。この場合nを複数のボクセルの平均
CT値とすればよい。図6(b)はビーム要素上のCT
値の累積におけるCT値の他の補正を示す。aはピクセ
ル1からビーム要素交点までの距離、bはピクセル2か
らビーム要素交点までの距離である。各断層像のピクセ
ル間に平面を作成し、ビーム要素が平面を横切る点の断
層像からの距離の非でCT値を分配する。前者の補正は
分解能が優れているので頭部用として好都合である。
又、後者の補正はノイズが少ないため腹部用として好都
合である。投影面10の所定範囲のピクセルについて上
記の処理を施して画素値を求めると投影画像は完成す
る。
【0027】なお、この発明は上記の実施の形態に限定
されるものではない。被検体4の内部に関する3次元デ
ータはX線CTによる複数の断層像でもよく、MRI
(磁気共鳴イメージング装置)によるものでもよい。
又、投影画像合成装置及び投影画像表示装置は、単体と
して存在する装置でも、CT装置とそれに付随する装
置、又は、CT装置とそれに付随する装置からなるもの
でもよく、装置が1つにまとまっていても、複数に分か
れているものでもよい。又、関心領域のボクセルを極端
に大きな(又は小さな)階調データと入れ替えて投影し
てもよい。又、関心領域のボクセルに階調データと異な
る識別記号を負荷して、ビーム要素上の識別記号のある
ボクセルの有無を判断するようにしてもよい。このよう
にすれば、ビーム要素上に一つの関心領域ボクセルしか
ない場合であっても、投影画像上に異なる表示ができ
る。また、フィルムへの撮影は画像を反転させたものを
撮影してもよい。又、投影画像の出力はフィルムへの撮
影でなく映像信号によるオンラインのものでもよい。そ
してその投影はCRTに写し出されたものをプロジェク
タ等の光学系によって投影するものでもよく、透過性液
晶パネルに映像信号を入力して投影するものでもよい。
又、関心領域81の投影画像12に関する信号を入力し
て、放射線照射装置のコリメータによる開口の形状を制
御することも容易である。
【0028】実施の形態2.図7に示す放射線治療シス
テムは、放射線治療に際し、画像取得から治療計画及び
位置合わせ(シミュレーション)までを一貫して行うた
めの放射線治療計画用CTシステム31と、この放射線
治療計画用システム31で計画及びシミュレートされた
治療用計画データに従って放射線治療を行う放射線治療
装置32とを備えている。放射線治療計画用CTシステ
ム31と放射線治療装置32とは、後述する治療用計画
データを転送するために同軸ケーブル及びネットワーク
等を介して通信可能に接続される。ただし、必ずしも通
信可能に接続されなくてもよく、オンラインではない場
合は、例えば治療用計画データを記録可能な磁気ディス
ク、光磁気ディスク、光ディスク等の可搬型の記録媒体
を経由してもよい。放射線治療計画用CTシステム31
(以下、単にCTシステムという)は、このCTシステ
ム31全体を総括するシステム制御部33と、治療計画
用の画像データを取得するCTスキャナ部34と、この
CTスキャナ部34で取得された各データを処理して治
療計画用データを作成する治療計画部35とから構成さ
れる。
【0029】システム制御部33は、例えば1台のコン
ピュータで構成され、そのメモリに予め内蔵するプログ
ラムに従って処理を行い、その処理結果である各種の制
御信号をCTスキャナ部34及び治療計画部35に夫
々、出力するようになっている。
【0030】CTスキャナ部34は、少なくともガント
リ36及び寝台37を備え、システム制御部33から図
示しない複数の制御ユニット(X線、寝台、架台等)を
介して指令される制御信号に基づいて、例えばR−R方
式で駆動するようになっている。
【0031】ガントリ36は、その診断用開口部OPに
挿入された被検体4を挟んで対抗する図示しないX線間
及びX線検出器を内蔵している。このX線検出器で検出
された透過X線に相当する微弱な電流信号は、ガントリ
36内の図示しないデータ収集部にてデジタル量に変換
され、CT画像用の収集データとして治療計画部35に
送られる。
【0032】治療計画部35は、CTスキャナ部34か
らのCT画像用の収集データに基づき、治療計画データ
を作成するもので、生データユニット40、画像再構成
ユニット41及び治療計画ユニット42とから構成され
ている。
【0033】生データユニット40は、ディスク部40
bを備えている。このディスク部40bは、例えば光デ
ィスク装置などの大容量ディスクを内蔵しており、収集
データを生データとして保管し、その生データを画像再
構成ユニット41に供給するようになっている。
【0034】画像再構成ユニット41は、画像再構成部
41a及びディスク部41bを備えている。画像再構成
部41aは、例えば1台のコンピュータで構成され、そ
のメモリに予め内蔵する画像再構成用プログラムに従っ
て、生データユニット40からの生データを複数枚(n
枚)のスライス面G1・・・Gnを含むCT画像として
再構成する。
【0035】ディスク部41bは、例えば光ディスク装
置などの大容量ディスクを内蔵しており、画像再構成部
41aからの再構成データを保管し、その再構成データ
を治療計画ユニット42に供給するようになっている。
【0036】治療計画ユニット42は、計画部42a及
びディスク部42bを備えている。計画部42aは、例
えば1台のコンピュータで構成され、そのメモリに予め
内蔵する放射線治療計画用プログラムに従って処理を行
う。つまり、この計画部42aは、画像再構成ユニット
41からの再構成画像データ、即ちスライス面G1・・
・Gnの各面を画面表示させると共に、このスライス面
G1・・・Gnの各面の映像の夫々に対応するコリメー
タ開閉データL1・・・Ln(例えば大きさ、開口形
状)を含む計画データK1・・・Knを作成するように
なっている。この作成された計画データK1・・・Kn
の夫々には、その計画データの元になったスライス面G
1・・・Gnが付加され、治療計画データD1・・・D
nとしてディスク部42bに送られる。このディスク部
42bは、例えば光ディスク装置などの大容量ディスク
を内蔵しており、計画部42aからの治療計画データD
1・・・Dnを保管し、その治療計画データD1・・・
Dnを放射線治療装置32に供給するようになってい
る。
【0037】放射線治療計画装置32(以下、単に治療
装置という)は、この実施の形態ではX線を使って治療
するもので、治療装置32全体を管理する全体制御部9
0と、CTシステム31で作成された治療用計画データ
D1・・・Dnに基づいて実際に治療を行うための装置
本体部91と、この装置本体部91の各種の駆動を制御
する駆動制御部92とから構成される。
【0038】全体構成部90は、例えば1台のコンピュ
ータで構成され、そのメモリに予め内蔵するプログラム
に従って処理を行うようになっている。この全体制御部
90は、CTシステム31で作成された治療計画用デー
タD1・・・Dnを受け取ることができるようになって
おり、この治療計画データに基づいて装置本体部91及
び駆動制御部92のそれぞれに制御信号を供給するよう
になっている。
【0039】装置本体部91は、被検体4を載せる治療
台93と、被検体4の体軸方向を回転軸として、回転可
能な架台94と、この架台94を回転可能に支持する架
台支持体95とを備えている。
【0040】治療台93は、その上側に天板93aを備
えている。この治療台93は、内部の駆動機構により高
さ調節可能であるから、これにより天板93aを上下に
動かすことができる。又、治療台93は、内部の別の駆
動機構の駆動により、天板93aをその長手方向及び横
方向に所定範囲で各々移動させることができる他、さら
に別の駆動機構を作動させることで、天板支柱回転及び
アイソセンターを中心とした回転が可能となっている。
これらの天板93aの動作は、被検体4の天板上の位置
決め及び放射線照射の時に必要であり、全体制御部90
から駆動制御部92を介して供給される制御信号により
制御される。
【0041】一方、架台94は、加速管からの加速電子
を偏向してターゲットに当て、そこから発生するX線ビ
ームを被検体4に照射する照射ヘッド96を備えてい
る。このX線ビームの照射は、後述する照射ゲート部1
03からの制御信号S4に基づいて行われる。又、照射
ヘッド96には、ターゲット即ち放射線源と放射口との
間に、被検体4の体表面上の照射野を決めるコリメータ
97が設置されている。このコリメータ97は、この実
施の形態では、多分割原体絞りの構造を有したマルチリ
ーフコリメータである。このマルチリーフコリメータ
は、複数枚の板状にタングステン合金又は鉄製のリーフ
からなる2種のリーフ群が放射線源からのX線パスを挟
んで並列状態で対向配置され、リーフの各々が例えばリ
ードスクリューを要部とする移動機構によって各リーフ
の長さ方向に独立して駆動可能となっている。この移動
機構は、後述するコリメータ制御部102から供給され
る制御信号S3に応じて駆動し、2つのリーフ群で形成
される照射開口の大きさ、形状(即ち照射野の大きさ、
形状に相当)をリアルタイムに変更できるようになって
いる。駆動部はリードスクリューでなく、リーフにのこ
ぎり状に歯形を加工して、ギアで駆動してもよい。
【0042】さらに、架台支持体95は、その内蔵する
駆動機構によって、架台94全体を時計回り及び反時計
回りの何れにも回転可能になっている。この駆動機構の
動作は、全体制御部90から駆動制御部92を介して供
給される制御信号に基づいて行われる。
【0043】駆動制御部92は、全体制御部90の指示
の元に個々に割り当てられた処理を行う図示しない複数
の制御ユニット、例えばクライストロン、治療台、架台
等の各制御ユニットを備えている。これら複数の制御ユ
ニットのそれぞれは、例えば1台のコンピュータで構成
され、そのメモリに予め内蔵するプログラムに従って処
理を行う。これら複数の制御ユニットの内、この実施の
形態の制御ユニットは、マーカ検出部100、マーカ位
置判定部101、マルチリーフコリメータ制御部102
(以下、単にコリメータ制御部という)及び照射ゲート
部103を含んでいる。
【0044】マーカ検出部100は、被検体4に設置さ
れたマーカ9をX線TV98、X線管99等の透視画像
で検出し、マーカ位置判定部101に出力するようにな
っている。
【0045】マーカ位置判定部101は、予めCTシス
テム31から供給される治療計画データD1・・・Dn
の内のマーカ位置データM1・・・Mnと、マーカ検出
部からリアルタイムで送られてくるマーカ位置データK
dとを逐次比較し、その両データ間の位置の相関性を逐
次判断するようになっている。そして、マーカ位置デー
タKdがマーカ位置データM1・・・Mnの内の例えば
マーカ位置データMaに相関性があると判断された時点
で、制御信号S1をオンに立ち上げると共に、マーカ位
置データMaに相当する治療計画データDaの内のコリ
メータ開閉データLaを特定する制御信号S2を次段の
コリメータ制御部102に出力する。
【0046】コリメータ制御部102は、予めCTシス
テム31から供給される治療用計画データD1・・・D
nの内のコリメータ開閉データL1・・・Lnを例えば
メモリに保持しており、上記マーカ位置判定部101か
らの制御信号S2に対応したコリメータ開閉データLa
を特定し、この開閉データLaに従ってコリメータ97
を開閉させる制御信号S3を装置本体部91に出力す
る。
【0047】照射ゲート部103は、治療装置32が起
動している間、制御信号S4を装置本体部91に出力す
ると共に、マーカ位置判定部101からの制御信号S1
=オフからオンへの立ち上がりに付勢されて、その制御
信号S4をオフからオンに立ち上げる。この制御信号S
4のオフからオンへの立ち上がりに付勢されて、装置本
体部91ではX線ビームを照射ヘッド96から被検体4
に放射するようになっている。また、上記の例ではコリ
メータを動かす場合を述べたが、体動による患部の動き
に対しては治療台を動かして、患部を追跡してもよい。
【0048】続いて、この実施の形態の全体動作を図8
に基づいて説明する。最初に、データ取得時から治療計
画時までについて説明する。まず、システム制御部33
からの各種の制御信号に付勢されて、CTシステム31
が起動し、被検体4の収集データが生成される。この収
集データは、治療計画部35に供給され、複数のスライ
ス面として再構成される。ここで再構成された複数のス
ライス面の内、図8に示す治療計画用として3枚のスラ
イス面G1,G2,G3が選択されたとする。このスラ
イス面G1,G2,G3は、その夫々の元になった収集
データ取得時期T1,T2,T3に対応づけられてい
る。上記3枚の再構成スライス面G1,G2,G3に基
づいて、その各面の夫々でコリメータ開閉データL1,
L2,L3を含む計画データK1,K2,K3で作成さ
れる。この計画データK1,K2,K3は、マーカ位置
M1,M2,M3と共に、治療用計画データD1,D
2,D3として治療装置32に供給される。
【0049】次に、放射線照射時について説明する。い
ま、ある時刻t0にて、治療装置32が起動したとす
る。この起動に際して、被検体4に設置されたマーカ9
がX線TV98、X線管99等で透視されて画像上でマ
ーカ位置情報がマーカKdがマーカ検出器100でリア
ルタイムに検出される。この検出されたマーカ位置デー
タKdは、マーカ位置検出部101で上記CTシステム
1からの位置データM1,M2,M3の各々と比較さ
れ、何れにも相関性がないと判断される間、制御信号S
1がオフ状態のまま接続され、制御信号S2も生成され
ない。従って、照射ゲート部103からの制御信号S4
はオフのまま変化せず、装置本体部91から被検体4へ
のX線照射は行われない。
【0050】次いで、時刻t1になると、マーカ検出部
100で位置データKdはマーカ位置判定部101でマ
ーカ位置M1と相関性ありと判断され、制御信号S1が
オフからオンに立ち上げられる。この立ち上がりに同期
して、その位置データM1の位置に相当する治療計画デ
ータD1の内のコリメータ開閉データL1を指示する制
御信号S2がコリメータ制御部102に出力される。こ
れらの制御信号S1及びS2に応じて、コリメータ制御
部102では制御信号S3が生成されて、コリメータ9
7に開閉データL1に基づく開閉が指令されると共に、
照射ゲート部103から装置本体部91への制御信号S
4がオンからオフに立ち上がり、被検体4へのX線照射
が行われる。このX線照射は、時刻t2を経て時刻t3
になるまで継続される。
【0051】次いで、時刻t3になると、制御信号S1
がオンからオフへ立ち下がり、この立ち下がりじ同期し
て、制御信号S2のコリメータ制御部102への出力が
ストップする。従って、制御信号S3も生成されず、制
御信号S4もオンからオフに立ち下がるため、X線照射
は停止される。この停止状態は、時刻t4を経て時刻t
5になるまで維持される。
【0052】次いで、時刻t5になると、マーカ検出器
100でマーカ位置データKdはマーカ位置判定部10
1で今回は位置データM2と相関性ありと判断され、制
御信号S1がオフからオンに立ち上げられる。この立ち
上がりに同期して、その位置データM2の位置に相当す
る治療用計画データD2の内のコリメータ開閉データL
2を指示する制御信号S2がコリメータ制御部102に
出力される。これらの制御信号S1及びS2に応じて、
コリメータ制御部102では制御信号S3が生成され
て、コリメータ97に開閉データL2に基づく開閉が指
令されると共に、照射ゲート102から装置本体部91
への制御信号S4がオンからオフに立ち上がり、被検体
4へのX線照射が行われる。このX線照射は、時刻t6
を経て時刻t7になるまで継続される。
【0053】次いで、時刻t7になると、制御信号S1
がオンからオフへ立ち下がり、この立ち下がりに同期し
て、制御信号S2のコリメータ制御部102への出力が
ストップする。従って、制御信号S3も生成されず、制
御信号S4もオンからオフに立ち下がるため、X線照射
は停止される。この停止状態は、時刻t8を経て時刻t
9になるまで維持される。
【0054】次いで、時刻t9になると、マーカ検出器
100でマーカ位置Kdはマーカ位置判定部101で今
回は位置データM3と相関性ありと判断され、制御信号
S1がオフからオンに立ち上げられる。この立ち上がり
に同期して、その位置データM3の位置に相当する治療
用計画データD3の内のコリメータ開閉データL3を指
示する制御信号S2がコリメータ制御部102に出力さ
れる。これらの制御信号S1及びS2に応じて、コリメ
ータ制御部102では制御信号S3が生成されて、コリ
メータ97に開閉データL3に基づく開閉が指令される
と共に、照射ゲート部103から装置本体部91への制
御信号S4がオンからオフに立ち上がり、被検体4への
X線照射が行われる。このX線照射は、時刻t10を経
て時刻t11になるまで継続される。
【0055】次いで、時刻t11になると、制御信号S
1がオンからオフへ立ち下がり、この立ち下がりに同期
して、制御信号S2のコリメータ制御部102への出力
がストップする。従って、制御信号S4もオンからオフ
に立ち下がるため、X線照射は停止される。
【0056】以上の動作は放射線照射中に連続して繰り
返される。従って、癌腫瘍等の部位が患者の呼吸性の体
動に伴って移動または変形したとしても、その部位の体
動時のマーカ9の位置に応じて予め立てた治療計画デー
タに基づく照射状態をその体動時のマーカ位置に応じて
リアルタイムに指令できるので、患者の体動に関係なく
常にターゲットとしての部位に対し、必要十分で且つ正
確な放射線照射を行うことができる。また、無駄な放射
線照射が抑制されるので、患者の被爆量を必要最小限に
抑えることができる。また、関心領域が体動により、タ
ーゲットからずれた時、放射線照射を停止する方法は、
図示されない三極管電子銃のグリッドにより制御でき
る。また、二極管電子銃の場合は、印加する高圧パルス
を制御してもよい。また関心領域が元に戻った時は放射
線照射を再開する。
【0057】なお、この実施の形態では、マーカ位置判
定部101からの制御信号S1のオンオフに応じてコリ
メータ制御部102に制御信号S2を出力するとした
が、この発明は必ずしもこの構成に限定されるものでは
ない。つまり、コリメータ制御部102からの制御信号
S3を受けてからコリメータ97が開閉データに沿って
実際に開閉するまでに要する時間を考慮にいれて、コリ
メータ97の開閉を制御する構成であってもよい。な
お、コリメータの設定値は固定しておき、X線TVで透
視されたマーカ位置がこの開口に対応するマーカ位置K
dと一致した時だけ照射するようにしてもよい。なお、
上記実施の形態では、マーカ9は1個であったが2個以
上複数個あってもよい。なお、この実施の形態では、X
線TV98、X線管99により透視画像を取得したが、
エコー、超音波など他の透視画像取得方法でもよく、同
等な効果がある。なお、マーカ9の形状は針状の形状の
ものや直径2mmほどの球を体内に入れる場合が望まし
いが、他の形であってもよい。なお、この実施の形態で
はX線を照射する場合について、述べたが、陽子線、重
粒子線であてもよく、同等の効果がある。なお、この実
施の形態ではX線TVは1式であったが、2式でもよ
く、3次元的にマーカの位置を特定できる。また、3式
以上構成すれな、ガントリが回転した時、見えなくなる
X線TVの代わりに他のものを使用して、3次元的な位
置決めが可能になる。
【0058】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0059】被検体の3次元データ及びマーカ及び又は
その中の関心領域から放射線照射と同一な条件による投
影画像を合成したので、放射線透視像又はX線TVの放
射線透視画像と同一な視点による透視画像であって、関
心領域の位置及び範囲が明確な投影画像を得ることがで
きる。従って、被検体内部の特定部分を狙って放射線を
照射する場合の放射線照射位置及び範囲を決定するのに
好都合である。
【0060】また、所望の拡大・縮小率でフィルムに撮
影できるようになっているので、光学系の大小にかかわ
らずフィルムを使用できる。
【0061】さらに、投影画像合成方法及び装置によれ
ば、前記投影画像を放射線照射と同一な条件で被検体表
面に投影するので被検体表面の凹凸にかかわらず体表面
上に設置したマーカと比較して容易に定量的にしかも正
確に放射線照射位置及び範囲が表示できる。
【0062】時間的に変化する被検体のCT画像を取得
し、これから同一時刻の放射線照射と同一な条件による
中心投影画像及びX線TVと同一な条件による中心投影
画像を合成し、放射線照射と同一な条件による中心投影
画像に基づき、コリメータの開閉データを含む治療計画
データを作成し、この作成された治療計画データ及び照
射期間中のX線TV装置で透視されたマーカの動きに応
じて照射期間中の放射線の照射状態をリアルタイムに制
御しているので、放射線の照射期間中、患者の体動に関
係なく常にターゲットとしての部位に対し、必要十分で
且つ正確な放射線照射を行うことができる。これにより
無駄な放射線照射が抑制されるので、患者の被爆量を必
要最小限に抑えることができ、放射線治療の精度が大幅
に向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の放射線治療計画装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 この発明の放射線治療計画装置の動作を説明
するフローチャートである。
【図3】 この発明の投影画像合成方法を示す図であ
る。
【図4】 この発明の放射線治療装置の実施例を示す図
である。
【図5】 CT装置による投影画像を作成するための座
標変換を示す図である。
【図6】 ビーム要素上のCT値の累積におけるCT値
の補正を示す図である。
【図7】 この発明の放射線治療システムの構成を示す
図である。
【図8】 この発明の放射線治療システムの動作を示す
図である。
【図9】 従来技術の放射線治療及びその問題点を説明
する図であり、(a)は照射計画時の説明図、(b)は
実際の照射時の説明図である。
【図10】 従来技術の放射線治療を説明する図であ
り、(a)は呼期の説明図、(b)は吸期の説明図であ
る。
【符号の説明】
4 被検体、5 病変部、6 アイソセンタマーク、7
スライス位置、8,81 関心領域、9 マーカ、1
0 投影面、10s フィルム、11,12投影画像、
13 X線発生源、16a〜16c 光学系、21 C
T装置、22制御部、23 メモリ、24 計算処理
部、25 表示部、26 キーボード、マウス、27
記録媒体、31 放射線治療計画用CTシステム、32
放射線治療装置、33 システム制御部、34 CT
スキャナ部、35 治療計画部、36 ガントリ、40
生データユニット、41 画像構成ユニット、42治
療計画ユニット、50 病変部の断層像、70 スライ
ス位置の断層像、713次元データ、82 対応領域、
85 関心領域の中心、86 対応領域の中心、90
全体制御部、91 装置本体部、92 駆動制御部、9
3 治療台、94 架台、95 架台支持台、96 照
射ヘッド、97 コリメータ、98X線TV、99 X
線管、100 マーカ検出部、101 マーカ位置判定
部、102 コリメータ制御部、103 照射ゲート
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 G06F 15/62 390B Fターム(参考) 2F063 AA04 BA29 BA30 DA01 DA05 EA20 4C082 AA01 AC02 AE01 AG05 AG08 AG51 AJ01 AJ02 AJ07 AJ08 AJ10 AN02 AN05 AP07 AP08 4C093 AA25 CA33 CA50 EC46 EE01 FF12 FF13 FF21 FF22 FF28 FF42 FG05 FG13 FH02 5B057 AA08 AA09 BA03 CA13 CB12 CD05 CE08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙って
    放射線を照射する場合の放射線照射範囲を決定するため
    の画像を作成する中心投影画像合成方法において、腫瘍
    等特定部分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設
    置し、CT装置などで被検体内部に関する3次元データ
    を取得し、この3次元データから、あらかじめ定められ
    た投影中心点による3次元データ及び前記マーカ及び又
    は3次元データの中の関心領域の中心投影画像を求める
    投影画像合成方法であって、前記設置されたマーカと前
    記特定部分との相関位置を明らかにして、両者の相関位
    置がずれた時、放射線照射を中断することを特徴とする
    放射線治療方法。
  2. 【請求項2】 中心投影画像が時間的に変化する被検体
    の画像であり、取得された投影画像データを記録媒体に
    出力することを特徴とする請求項1記載の放射線治療方
    法。
  3. 【請求項3】 被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙って
    放射線を照射する場合の放射線照射範囲を決定するため
    の画像を作成する中心投影画像合成方法において、腫瘍
    等特定部分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設
    置し、CT装置などで得られた被検体内部に関する3次
    元データの中の前記特定部分に該当する領域を関心領域
    として指定し、関心領域に対して定められた幾何学的条
    件にある投影中心点による前記関心領域及び前記設置さ
    れたマーカ及び又は前記3次元データの中心投影画像を
    計算により求める投影画像合成方法であって、前記幾何
    学的条件は被検体の関心領域に該当する部分に対する放
    射線照射源点の幾何学的条件に等しい投影画像合成方法
    であることを特徴とする放射線治療方法。
  4. 【請求項4】 被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙って
    X線を照射して放射線照射範囲を決定するための画像を
    作成する中心投影画像合成方法において、腫瘍等特定部
    分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設置し、C
    T装置などで得られた被検体内部に関する3次元データ
    の中の前記特定部分に該当する領域を関心領域として指
    定し、関心領域に対して定められた幾何学的条件にある
    投影中心点による前記関心領域及び前記設置されたマー
    カ及び又は前記3次元データの中心投影画像を計算によ
    り求める中心投影画像合成方法であって、前記幾何学的
    条件は被検体の関心領域に該当する部分に対するX線T
    V装置のX線管焦点の幾何学的条件に等しい投影画像合
    成方法であることを特徴とする放射線治療方法。
  5. 【請求項5】 中心投影画像合成方法によって求められ
    た投影画像を、記録媒体に出力することを特徴とする請
    求項3又は請求項4記載の放射線治療方法。
  6. 【請求項6】 被検体内部の腫瘍等の特定部分又は近傍
    (被検体表面も含む)にマーカを設置し、CT装置など
    で得られた被検体内部に関する3次元データの中の所望
    の領域を関心領域として指定し、関心領域に対する定め
    られた幾何学的条件の投影中心点による前記関心領域及
    び又は3次元データの投影画像を計算により求め、関心
    領域に該当する被検体の特定部分に対して前記幾何学的
    条件と同一な条件を持ちその投影中心点が放射線発生源
    点に一致する光学系によって、前記投影画像を被検体表
    面に投影することを特徴とする放射線治療方法。
  7. 【請求項7】 被検体内部の腫瘍等の特定部分又は近傍
    (被検体表面も含む)にマーカを設置し、CT装置など
    で得られた被検体内部の腫瘍等特定部分を狙って放射線
    を照射する場合の放射線照射範囲を決定するための画像
    を作成する中心投影画像合成方法において、被検体内部
    に関する3次元データから定められた投影中心点による
    3次元データ及び又は3次元データの中の関心領域の投
    影画像を求めることを特徴とする放射線治療方法。
  8. 【請求項8】 被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙って
    放射線を照射する場合の放射線照射範囲を決定するため
    の画像を作成する中心投影画像合成方法を用い、腫瘍等
    特定部分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設置
    し、CT装置などで得られた被検体内部に関する3次元
    データの中の前記特定部分に該当する領域を関心領域と
    して指定する手段と、関心領域に対して定められた幾何
    学的条件にある投影中心点による前記関心領域及び前記
    マーカ及び又は前記3次元データの投影画像を計算手段
    とを備えた放射線治療システムであって、前記幾何学的
    条件は被検体の関心領域に該当する部分に対する放射線
    照射源点の幾何学的条件に等しいことを特徴とする放射
    線治療システム。
  9. 【請求項9】 被検体内部の腫瘍等の特定部分を狙って
    X線を照射する場合の放射線照射範囲を決定するための
    画像を作成する中心投影画像合成方法を用い、腫瘍等特
    定部分又は近傍(被検体表面も含む)にマーカを設置
    し、CT装置などで得られた被検体内部に関する3次元
    データの中の前記特定部分に該当する領域を関心領域と
    して指定する手段と、関心領域に対して定められた幾何
    学的条件にある投影中心点による前記関心領域及び前記
    マーカ及び又は前記3次元データの投影画像を求める計
    算手段とを備えた放射線治療システムであって、前記幾
    何学的条件は被検体の関心領域に該当する部分に対する
    X線TV装置のX線管焦点の幾何学的条件に等しいこと
    を特徴とする放射線治療システム。
  10. 【請求項10】 被検体内部の腫瘍等の特定部分又は近
    傍(被検体表面も含む)にマーカを設置し、CT装置な
    どで得られた被検体内部に関する3次元データの中の所
    望の領域を関心領域として指定する手段と、関心領域に
    対する定められた幾何学的条件の投影中心点いよる前記
    関心領域に該当する被検体の特定部分に対して前記幾何
    学的条件と同一な条件を持ちその投影中心点が放射線発
    生源点に一致する光学系によって、前記投影画像を被検
    体表面に投影する投影手段を備えたことを特徴とする放
    射線治療システム。
  11. 【請求項11】 投影画像を所望の割合で拡大又は縮小
    して記録媒体に出力する手段を備えたことを特徴とする
    請求項8〜請求項10のいずれかに記載の放射線治療シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 マーカを設置した被検体のCT画像を
    取得しながら、その被検体を透視するX線TVからの被
    検体の体動変化に応じたマーカ位置情報をCT画像から
    検出し、その検出される位置情報と上記CT画像との時
    間を対応付ける時間特定手段と、この時間特定手段によ
    り上記マーカ位置情報に基づき、コリメータの開閉デー
    タを含む治療計画データを作成する治療計画データ作成
    手段と、この治療計画データ作成手段により作成された
    治療計画データ及び上記被検体に設置したマーカの位置
    情報に応じて上記照射期間中の放射線の照射状態をリア
    ルタイムに制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る放射線治療システム。
  13. 【請求項13】 制御手段は、治療計画データの元にな
    った前記CT画像により得られたマーカの位置情報と前
    記照射期間中のマーカの位置情報との間の位置関係を判
    定する判定手段と、この判定手段により位置相関性があ
    ると判断された時、放射線の照射を指令すると共に、前
    記コリメータに前記開閉データに基づく開閉を指令する
    照射制御手段とを含む請求項12記載の放射線治療シス
    テム。
  14. 【請求項14】 腫瘍などの関心領域がターゲットから
    体動などによりずれた時、放射線の照射を中止し、患部
    が戻った時、照射を再開する方法が三極管電子銃のグリ
    ッド制御によることを特徴とする放射線治療システム。
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