JPH10192427A - 放射線治療計画装置 - Google Patents

放射線治療計画装置

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JPH10192427A
JPH10192427A JP9000589A JP58997A JPH10192427A JP H10192427 A JPH10192427 A JP H10192427A JP 9000589 A JP9000589 A JP 9000589A JP 58997 A JP58997 A JP 58997A JP H10192427 A JPH10192427 A JP H10192427A
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JP9000589A
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Masayoshi Tsuyuki
昌快 津雪
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検体の体厚に対して占める割合が低い病変部
や重要臓器を含むBE面の画像に基づいて予め設定され
た照射野形状を調整することができる放射線治療計画装
置を提供する。 【解決手段】被検体Pの3次元ボリュームデータを生成
する生成手段と、放射線源S及びアイソセンタ(I/
C)を通る基本ラインに直交し且つ被検体P内部をスラ
イスするBE面の画像データIBEを3次元ボリュームデ
ータに基づいて作成する作成手段と、BE面における照
射野形状をデータRD としてBE面の画像データIBEに
重畳し、重畳画像データ(IBE,RD )をモニタ47に
表示させる表示手段と、モニタ47に表示された重畳画
像データ(IBE,RD )に基づいてBE面における照射
野形状RD を調整する調整手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の病変部に直
接放射線を照射して当該病変部を治療する放射線治療装
置における治療計画を立てる放射線治療計画装置に係わ
り、特に、BE面を用いて照射野形状を調整可能な放射
線治療計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者の病変部(ターゲット)に直接電子
加速線やX線等の放射線を照射して当該病変部を治療す
る放射線治療装置は、癌治療の中でも特に根治療法を行
なう治療装置として、近年、非常に注目を集めている。
【0003】このような放射線治療装置を利用して治療
するには、事前の種々の準備作業が必要になる。その第
1段階は、例えばX線CTスキャナにより疾患部の画像
を取得することである。そして、第2段階では、その画
像を用いて病変部の位置、大きさ、形状、数等を正確に
把握し、どのようなアイソセンタ(I/C)の位置及び
線量分布、照射粒(視野、角度、門数等)を選択したら
病変部のみに的確に放射線を照射できるかを決める。さ
らに第3段階では、X線シミュレータにより決定された
I/C、線量分布及び照射条件を用いてI/Cの設定、
透視による患者位置決め、体表マーキング(I/C,照
射野)、及び決定された照射法によるシミュレーション
が行なわれる。
【0004】このようにしてシミュレーションまでが完
了すると、その後、通常適宜な期間を置いて、放射線治
療装置による治療に至る。この治療に先立ち、照合用透
視画像で照射野を照合するとともに、患者に付いている
体表マークの内、I/Cマークにより患者が位置決めさ
れ、放射線の照射範囲を表す照射野マークによりコリメ
ータを介した放射線の照射範囲が設定される。この後、
実際の放射線治療が決められた照射法に従って行なわれ
る。
【0005】ところで、放射線治療は、上述したように
被検体に対して直接放射線を照射する治療方式であるた
め、病変部の位置決め等を含む治療計画をより綿密に立
てるとともに、その綿密な治療計画に基づいて高精度な
治療を行なうことが要求されている。
【0006】かかる現状において、治療計画を立てる場
合、照射野形状の設定においては被検体の透過像を用い
ており、線錐の設定においては再構成されたアキシャル
像を用いていた。
【0007】すなわち、参照画像としての透過像上に例
えばマルチリーフ形等のコリメータの開口形状に基づい
て設定される照射野形状を表示し、表示された照射野形
状を微調整してコリメータの開口形状を調整することに
より、病変部(ターゲット)に対応する照射野を定めて
いた。X線CTスキャナにより疾患部の画像を取得した
場合、照射野を決めるための参照画像としては、CT画
像から再構成された透過像が多く使われる。なお、放射
線治療計画における透過像とは、治療用放射線源から見
た画像(すなわち、視線は1点から拡がる)であり、2
次元の複数枚のCT画像(断層像)から3次元ボクセル
データを中間的に形成し、この3次元ボクセルデータか
ら作成された画像が好んで用いられる。また、アキシャ
ル像としては、CT画像(断層像)が用いられる。そし
て、従来では、透過像を作成する演算パスの長さは、放
射線源からの視線方向の被検体全体(全厚)に亘ってい
る。
【0008】一方、放射線治療の治療計画において、3
次元画像表示における掘削(ドリリング)処理を取り込
んだものが、例えば特願平6−56374号により知ら
れている。
【0009】この放射線治療計画におけるドリリング処
理では、例えばマルチリーフ形等のコリメータの開口形
状に基づいて照射野形状に対応するオリジナルのROI
形状と、線源及びI/Cを通る基本ラインに直交し且つ
被検体内部をスライスする断面(被検体の基本ライン方
向に沿った厚さ(体厚)よりもスライス厚が非常に薄い
断面;以下、この断面のことをBE面(Beam's Eye Vie
w )という)の内、病変部が含まれるBE面までの深さ
hとが指定され、光学系の位置関係、すなわち放射線源
から体表までの距離及び指定深さhに基づいて、円錐状
に広がる放射線ビームに基づく補正、すなわち、深さh
の大小に伴うROI(コリメータ開口)の大きさの補正
が自動的に行なわれる。そして、指定された内部深さh
の位置におけるROIの面に対して、所定厚さ分の画素
値が指定面に投影されることにより、ROI内部の面
(内部ROI面)のドリリング像が作成され表面像に合
成表示される。
【0010】上述したドリリング処理を用いることによ
り、治療計画の段階でコリメータの開度に連動した形状
のROI、すなわち照射野形状に対応するROIを設定
し、BE面内における当該内部ROI面のドリリング像
を認識することができるため、上記ROIに対応する照
射野形状とBE面内の病変部との大きさや位置関係等を
的確に把握することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来手法に係わる透過像にあっては、被検体の視線方
向の全域(全厚)に亘った積算パスを使用しているた
め、被検体の体厚(全厚)に対して占める割合が低い病
変部や重要臓器においては、当該病変部及び重要臓器の
コントラストが低くなり、その病変部及び重要臓器の位
置の同定が困難になっていた。また、病変部及び重要臓
器の位置の同定の困難さから、照射野形状が果たして病
変部に適合した妥当な形状であり且つ重要臓器に対して
十分なマージンをとった大きさであるか否かを確認する
ことが難しくなる恐れが生じていた。
【0012】一方、従来のドリリング処理は、専らRO
I形状(照射野形状)と病変部との位置関係等の認識に
利用されており、当該ドリリング処理が与える情報は、
内部ROI面内の情報のみであった。すなわち、従来の
ドリリング処理では、BE面におけるROIの外側、言
い換えれば当該BE面における照射野の外側の情報につ
いては全く得られていなかった。このため、例えばBE
面における照射野の外側の領域に重要臓器が存在した場
合であっても、その存在を認識することはできず、十分
なマージン設定等を行なうことが困難であった。
【0013】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、被検体の体厚に対して占める割合が低い病
変部や重要臓器を含むBE面の画像に基づいて予め設定
された照射野形状を調整することができる放射線治療計
画装置を提供することをその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載した放射線治療計画装置では、被検体に
X線を曝射することによって得られた画像に基づいて前
記被検体のアイソセンタ位置及び当該被検体に照射され
る放射線の照射範囲である照射野を設定することにより
放射線治療の計画を立てる放射線治療計画装置におい
て、前記被検体の3次元ボリュームデータを生成する生
成手段と、放射線源及びアイソセンタを通るラインに直
交し且つ前記被検体内部をスライスするBE面の画像デ
ータを前記3次元ボリュームデータに基づいて作成する
作成手段と、前記BE面における照射野形状をデータと
して前記BE面の画像データに重畳し、当該重畳画像デ
ータをモニタに表示させる表示手段と、前記モニタに表
示された重畳画像データに基づいて前記BE面における
照射野形状を調整する調整手段とを備えている。
【0015】好適な実施形態として、前記調整手段は、
前記モニタに表示された重畳画像データにおける照射野
形状データを当該モニタ上で修正する修正手段を有し、
修正された照射野形状データに基づいて前記BE面にお
ける照射野形状を調整するようにしている。
【0016】特に、前記生成手段は、前記被検体の複数
枚のアキシャル画像データを取得する手段と、取得され
た複数枚のアキシャル画像データに基づいて前記3次元
ボリュームデータを生成する手段とを有するとともに、
前記被検体の複数枚のアキシャル画像データの中から前
記アイソセンタを含むアキシャル画像を前記モニタに表
示させる手段と、モニタに表示されたアキシャル画像上
において前記ラインに直交する所定のスライス位置(例
えば前記被検体の病変部の少なくとも一部をスライスす
る位置)を指定する手段とをさらに備える一方、前記B
E面の画像データ作成手段は、指定されたスライス位置
に対応するBE面の画像データを前記3次元ボリューム
データに基づいて作成するようにしている。
【0017】また、特に、前記BE面のスライス厚は、
前記被検体の体厚よりも薄く当該被検体の病変部の少な
くとも一部を含む厚さである。
【0018】好適な実施形態として、前記スライス位置
指定手段は、前記スライス位置を順次移動させて指定で
きるように構成している。
【0019】本発明によれば、放射線源及びアイソセン
タを通るラインに直交し且つ被検体内部をスライスする
BE面、すなわち、被検体の体厚よりも薄く、例えば当
該被検体の病変部の少なくとも一部を含む程度の厚さの
BE面の画像データが3次元ボリュームデータから作成
される。そして、当該BE面における照射野形状を表す
データ(形状データ)がBE面の画像データに重畳さ
れ、当該重畳画像データがモニタに表示され、従来の透
過像表示(全厚)と比べて、例えば被検体の体厚に対し
て占める割合が低い病変部や重要臓器等が前記BE面に
より高いコントラストで表示される。
【0020】そして、本構成では、モニタに表示された
重畳画像データに基づいてBE面における照射野形状が
調整手段により調整される。
【0021】すなわち、前記モニタに表示されたBE面
における照射野形状を表す照射野形状データが、例えば
BE面における病変部や重要臓器の大きさ及び位置等に
基づいて修正手段により修正され、その修正された照射
野形状データに基づいて前記BE面における照射野形状
が調整される。したがって、病変部の位置や重要臓器の
位置等に応じて、最適な照射野形状を設定することがで
きる。
【0022】また、前記BE面の位置(スライス位置)
は、モニタに表示されたアイソセンタを含むアキシャル
像上において指定可能になっているため、上記ラインに
沿った所望位置のBE面の画像を表示することができ
る。
【0023】そして、BE面のスライス位置は、順次移
動させて指定可能になっているため、前記ライン方向
(被検体の体厚方向)の全範囲において照射野形状及び
その内外の確認及び微調整を行なうことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
放射線治療計画装置を備えた放射線治療システムの全体
を図1〜図8に基づいて説明する。
【0025】この放射線治療計画システムは、図1に示
すように、放射線治療に際し、画像取得から治療計画及
び位置合わせ(シミュレーション)までを一貫して行な
うための放射線治療計画装置としての放射線治療計画用
CTシステム1と、この放射線治療計画用CTシステム
1で計画及びシミュレートされた治療計画データに従っ
て放射線治療を行なう放射線治療装置2とを備えるとと
ともに、放射線治療装置2に内蔵された後述するコリメ
ータを自動制御するため、放射線治療計画用CTシステ
ム1と放射線治療装置2との間を信号伝送線としての信
号線3により接続している。この信号線3の途中には、
上記コリメータの開度をオペレータが実際の放射線治療
時に微調整可能な照合記録装置4が介挿されている。さ
らに、放射線治療計画用CTシステム1には、放射線の
線量分布計算等の専門の演算処理を行なう治療計画用専
用処理装置5及び計画データを出力するレーザプリンタ
6が伝送ライン7及び8を介して各々接続されている。
【0026】これら各構成要素の内、最初に、放射線治
療計画用CTシステム1(以下、単にCTシステムとい
う)から説明する。
【0027】このCTシステム1は、通常のX線CTス
キャナを応用して構成したものであって、図1に示す如
く、ガントリー11、寝台12及び制御用のコンソール
13を備え、例えばR−R方式で駆動する装置である。
寝台12の上面には、その長手方向(Z軸(体軸方
向))にスライド可能に支持された状態で天板12aが
配設されており、その天板12aの上面に被検体Pが載
置される。天板12aは、電動モータ12により代表さ
れるスライド機構の駆動によって、ガントリー11の診
断用開口部OPに進退可能に挿入される。
【0028】ガントリー11は、図2に示すように、そ
の開口部OPに挿入された被検体Pを挟んだ対向するX
線管20及びX線検出器21を内蔵している。X線検出
器21で検出された透過X線に相当する微弱な電流信号
は、データ収集部22にてディジタル量に変換され、コ
ンソール13に送られる。図2中、符号23はガントリ
ー11内のコリメータやフィルタを示し、符号24はX
線ファンビームを示している。
【0029】さらに、ガントリー11の前面側、すなわ
ち寝台12側に位置するフロントカバー11aの内側
に、アイソセンタをマーキングするときに作動させる3
台の位置決め用レーザ投光器27a、27b、27cが
配設されている。
【0030】コンソール13は、このCTシステム全体
を統括制御する主制御部40の他、この主制御部40か
ら指令を受けて作動する寝台制御部41、架台制御部4
2を有し、内部バスを介して相互に接続されている。主
制御部40はまた、コンソール外部のX線制御器43に
接続され、X線制御器43からの駆動信号に応じて作動
する高電圧発生装置44が備えられている。この高電圧
発生装置44で生成された高電圧がX線管20に供給さ
れ、X線曝射が行なわれる。さらに、コンソール13は
データ収集部22の収集信号を受けて画像データを再構
成する画像再構成部45、画像データを記憶しておく画
像メモリ46、再構成画像を表示する表示器(モニタ)
47、及びオペレータが主制御部40に指令を与えるた
めの入力器48をそれぞれ備えている。各制御部及び制
御器40〜43はコンピュータを搭載しており、予めそ
のメモリに格納されたプログラムに基づいて動作する。
【0031】コンソール13の内部バスはさらに、信号
線の拡張ボード49に接続され、この拡張ボード48に
前記投光器27a〜27cのマーカ照射位置を制御する
投光器コントローラ49が信号線51を介して接続され
ている。投光器コントローラ49には、被検体Pのアイ
ソセンタの位置データを主制御部40から供給されるよ
うになっており、このデータ供給に応答して、投光器コ
ントローラ50は3つの投光器27a〜27cの照光部
の位置を自動制御する。
【0032】続いて放射線治療装置2を説明する。
【0033】放射線治療装置2(以下、単に治療装置と
いう)は、本実施形態ではX線を使って治療するもの
で、図1に示す如く、被検体P載置用の治療台52と、
被検体Pの体軸(Z)方向を回転軸として回転可能な架
台53と、この架台53を回転可能に支持する架台支持
体54と、コンソール(図示せず)とを備えている。
【0034】治療台52は、その上側に天板52aを備
えている。治療台52は内部の駆動機構により高さ調節
可能であるから、これにより天板52aを上下動(Y軸
方向)させることができる。また、治療台52は内部の
別の駆動機構の駆動により、天板52aをその長手方向
(Z方向)及び横方向(X方向)に所定範囲で各々移動
させることができるほか、さらに別の駆動機構を作動さ
せることで、天板支柱回転及びアイソセンタを中心とし
た回転が可能になっている。これらの治療台52の動作
は、被検体Pの天板52a上の位置決め及び放射線照射
のときに必要であり、コンソールからの制御信号により
制御される。
【0035】一方、架台53は、クライストロンからの
加速電子を偏向してターゲットに当て、そこから発生す
るX線ビームを被検体Pに照射する照射ヘッド53aを
備えている。この照射ヘッド53aには、ターゲット、
すなわち放射線源Sと照射口との間に被検体Pの体表上
の照射野を決めるコリメータ55が設置されている。こ
のコリメータ55は、本実施形態では、多分割体絞りの
構造を有したマルチ・リーフ・コリメータ(Multi-Leaf
Collimator )である。すなわち、図3に示すように、
複数枚の板状のタングステン製リーフ56…56から成
る2組のリーフ群56A,56Bが放射線源SからのX
線パスを挟んで立設状態で対向配置され、リーフ56…
56の各々がリードスクリューを要部とする移動機構5
7…57によって各リーフの長さ方向(Z方向)に独立
して駆動可能になっている。この移動機構57…57は
コンソールから供給される制御信号に応じて駆動し、2
つのリーフ群56A,56Bで形成される照射開口の大
きさ、形状(すなわち、体表上の照射野の大きさ、形状
に相当)をリアルタイムに変更できるようになってい
る。
【0036】さらに、架台支持体54はその内蔵する駆
動機構によって、架台53全体を時計回り、反時計回り
の何れにも回転可能になっている。この駆動機構の動作
はコンソールからの制御信号に基づいて行なわれる。
【0037】治療装置2のコンソールは、治療装置2全
体を管理する主制御部、コリメータ制御部等を有する。
【0038】次に、本構成の動作を図4〜図8を参照し
て説明する。
【0039】本実施形態におけるCTシステム1によれ
ば、治療計画に際し、コンソール13の主制御部40を
介してガントリー11の各構成要素並びにコンソール1
3の他の構成要素及びX線制御器43,高電圧発生装置
44をそれぞれ制御して、被検体PのI/Cの位置座標
取得,放射線の線錐位置表示,及び病変部の形状に対応
する照射野形状の設定等の治療計画を立てる。
【0040】すなわち、CTシステム1は、主制御部4
0の制御の下で、被検体Pの複数枚のCT像(アキシャ
ル像)を撮影し、この複数枚のアキシャル画像データか
ら3次元ボクセルデータを中間的に形成し、当該主制御
部40の内部メモリに記憶する。そして、この3次元ボ
クセルデータから、治療用放射線源から見た透過像デー
タを作成し、アキシャル像と共に表示器47に表示され
る。このようにして、治療計画の基準となる透過像及び
複数枚のアキシャル像を作成・表示した後で、具体的な
治療計画に入る。
【0041】例えば、入力器48を介して表示器47上
の透過像における病変部の中心位置(X,Z平面)を表
すアイソセンタ(I/C)のz座標が指定される。ま
た、表示器47に順次表示されるアキシャル像の中か
ら、当該z座標に基づくスライス位置のアキシャル像I
A1 が指定され、そのアキシャル像IA1における病変部
の中心位置(X,Y平面)を表すI/Cのx,y座標が
指定される(図4参照。なお、図4においては、簡単化
のため被検体Pを円筒形状としている)。
【0042】そして、透過像上に表示された病変部の形
状に基づいて照射野の形状が設定される。このとき、本
実施形態では、マルチリーフ形のコリメータを採用して
いるので、当該病変部の形状に基づく任意の形状が例え
ば入力器48におけるROI設定等により指定され、そ
の指定データは、主制御部40を介して各リーフ56…
56による開口形状データに変換されるとともに、同主
制御部40を介してコリメータ55全体の回転方向も演
算される。なお、照射野形状RFを概念的に図4に示し
ている。
【0043】回転方向は、コリメータ55全体をXZ面
内でどの方向に回転させたとき、設定した照射野に対し
て最も誤差の少ない開口形状を各リーフ56が形成する
かを考慮して決められる。このようにして主制御部40
により求められた回転方向データ及び開口形状データを
含む照射野形状データは、主制御部40の内部メモリに
保持される。なお、マルチリーフ形のコリメータを採用
せず、鉛ブロックを使用する場合には、通常、照射野形
状に最も近似した多角形の照射野形状が設定される。
【0044】そして、I/Cを含むアキシャル像IA1上
に線錐が重畳表示される。
【0045】このようにしてI/Cの位置座標取得,放
射線の線錐位置表示,及び病変部の形状に対応する照射
野形状の設定が行なわれた後で、本構成のCTシステム
1では、照射野形状を含むBE面表示処理及び必要に応
じて照射野形状の微調整処理を行なっている。以下、こ
の照射野形状を含むBE面表示処理及び必要に応じた照
射野微調整処理を図5〜図8を参照して説明する。
【0046】すなわち、CTシステム1の主制御部1
は、図5に示すように、線錐LNa,LNbが重畳表示
されたアキシャル像IA1を表示器47の向かって左側に
表示する。このときオペレータは、入力器48のマウス
等を介して表示されたアキシャル像IA1上における所望
のスライス位置、例えば病変部TU を含むスライス位置
ST を指定する(図6;ステップS1)。主制御部40
は、内部メモリに記憶された3次元ボクセルデータに基
づいて、入力器48から指定されたスライス位置ST に
沿った断面、すなわち線源S及びI/Cを通る基本ライ
ンに直交し且つ被検体P内部をスライスする所定厚(被
検体Pの体厚よりも薄く、病変部の少なくとも一部を含
む程度の厚さ)のBE面(図4参照)の画像データを生
成する(ステップS2)。
【0047】そして、主制御部40は、内部メモリに記
憶された照射野形状データ、すなわち治療計画で設定さ
れたマルチリーフ形コリメータ55の形状に基づく体表
面上での照射野形状データを、前記スライス位置及び光
学的な位置関係(放射線源Sからスライス位置までの距
離)に基づいて補正(拡大、縮小)して当該BE面にお
ける照射野形状データDBEを生成する(ステップS
3)。そして、その照射野形状データDBEを入力器48
のマウス等により再設定可能なオリジナルのROI形状
データとして当該BE面の画像データに重畳し(ステッ
プS4)、そのROI形状データRD が重畳されたBE
面の画像データIBEを予め表示されたアキシャル像IA1
とともに表示器47の向かって右側に並列表示する(図
5参照;ステップS5)。
【0048】表示器47に表示されたBE面の画像IBE
は、当該BE面のスライス厚が体厚に比べて非常に薄い
ものであるため、病変部TU 及びこの病変部TU 近傍の
重要臓器OR 等のコントラストが高く表示でき、視認性
が高いものとなっている。
【0049】また、従来のドリリング処理のような照射
野形状内の画像のみを表示する場合と異なり、照射野形
状RD 内側及び外側を含む被検体P内のBE面を表示し
ているため、重要臓器OR と照射野形状DBEに対応する
ROI形状RD との比較が簡単且つ正確にできる。した
がって、十分なマージンが与えられているかを確認し、
必要に応じて十分なマージンを設定するための照射野形
状調整を行なうことが容易にできる。
【0050】例えば、図7に示すように、ROI形状デ
ータRD の向かって右隅部分RDAが重要臓器OR に近接
して十分なマージンが設定されていない場合には(ステ
ップS6の判断の結果NO)、オペレータは入力器48
のマウス等を操作して当該ROI形状データRD におけ
る右隅部分RDAを必要な限り重要臓器OR から離して
(破線部分RDA' 参照)、ROI形状データRD を修正
(RD →RD')することにより、当該ROI形状データ
RD に対応するBE面における照射野形状データDBEを
微調整(DBE→DBE' )することができる(ステップS
7)。
【0051】そして、主制御部40は、BE面における
照射野形状データがDBE' となるように、治療計画で設
定された、すなわち内部メモリに記憶されたコリメータ
55の開口形状に基づく照射野形状データを微調整する
ことができ(ステップS8)、この微調整された照射野
形状データは、主制御部40の内部メモリに再度記憶さ
れ、放射線治療の際に用いられる。
【0052】以上述べたように本構成では、一度計画し
て設定された照射野形状を微調整するために、まず、こ
の照射野形状に基づいてBE面における照射野形状デー
タを生成する。そして、BE面における照射野形状デー
タを、当該照射野形状内外を含むBE面の画像データに
表示された重要臓器等の正常部位と照射野形状との位置
関係等に基づいて微調整することにより、正常部位に対
して十分マージンをとり且つ病変部の形状に適した正確
な照射野形状を設定することができ、高精度な治療計画
を立てることができる。
【0053】さらに、本構成では、入力器48のマウス
等の位置指定デバイスを介して指定されたスライス位置
に沿ったBE面の画像を表示することができるため、図
8(A)〜(C)に示すように、当該マウスを操作して
スライス位置を移動(すなわち、線源Sからの距離を変
化)させていくことにより(スライス位置ST1→ST2→
ST3)、その移動されたスライス位置ST1〜ST3にそれ
ぞれ対応するBE面(BE1〜BE3)の画像IBE1 〜
IBE3 及びそのBE面(BE1〜BE3)上における照
射野形状データDBE1 〜DBE3 に対応するROI形状R
D1〜RD3を重畳表示することができる。また、各画像上
においてROI形状RD1〜RD3を修正することにより、
各ROI形状RD1〜RD3に対応する照射野形状データD
BE1 〜DBE3 を微調整することもできる。すなわち、被
検体Pの基本ライン方向(体厚方向)の全範囲で照射野
形状及びその内外の確認及び微調整を行なうことができ
るため、さらに正確な照射野形状を設定することがで
き、高精度な治療計画を立てることができる。
【0054】なお、本構成では、透過像上において設定
された照射野形状に基づいてBE面上の照射野形状の表
示及び微調整を行なったが、照射野形状の設定を各種の
CT画像(MPR、MIP等)で行い、設定された照射
野形状に基づいてBE面上の照射野形状をモニタ上に表
示して微調整を行ってもよい。また、上述した照射野形
状決定の際の基になる、性質の異なる画像を複数種類用
意しておき、選択可能にしておいてもよい。
【0055】また、本構成では、BE面の画像データI
BEとアキシャル像IA1とを表示器47に並列表示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれ
別の表示器に表示することや、同一の表示器47に必要
に応じて切り換えながら表示してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る放射線治
療計画装置によれば、従来のドリリング処理のような照
射野形状内の画像のみを表示する場合と異なり、照射野
形状の内側及び外側を含む被検体内のBE面の画像を表
示することにより、被検体の体厚に対して占める割合が
低い病変部や重要臓器等を高いコントラストで表示して
いる。そして、そのBE面の画像に基づいて、例えば当
該重要臓器と照射野形状との比較等を行なうことによ
り、BE面における照射野形状を調整して十分なマージ
ン設定等を行なうことが容易にできる。したがって、非
常に効率良く精度の高い治療計画を立てることができ
る。
【0057】さらに本発明では、マウス等を操作してB
E面のスライス位置を順次移動させて指定可能になって
いるため、前記ライン方向(被検体の体厚方向)の全範
囲において各スライス位置に対応するBE面及びこのB
E面における照射野形状をそれぞれ重畳表示することが
でき、さらに、BE面における照射野形状の内側及び外
側の確認及び当該照射野形状の微調整をそれぞれ行なう
ことができる。この結果、被検体の体厚方向の全ての状
況に基づいて非常に優れた正確な照射野形状を設定する
ことができ、良好な治療計画を立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線治療計画装置を適用した放射線
治療システムの一例を示す全体構成図。
【図2】放射線治療計画装置としてのCTシステムのブ
ロック図。
【図3】放射線治療装置に搭載されているマルチリーフ
形コリメータの概略斜視図。
【図4】I/C、照射野形状、アキシャル像及びBE面
をそれぞれ説明するための図。
【図5】線錐が示されたアキシャル像及びBE面の画像
が同一の表示器に表示された状態を示す図。
【図6】主制御部を中心としたCTシステム全体の処理
の一例を示す概略フローチャート。
【図7】照射野形状の微調整処理を説明するための図。
【図8】(A)〜(C)は、BE面スライス位置移動操
作に応じた各スライス位置のBE面画像を示す図。
【符号の説明】
1 放射線治療計画用CTシステム 2 放射線治療装置 3 信号線 11 ガントリー 12 寝台 13 コンソール 20 X線管 21 X線検出器 22 データ収集部 40 主制御部 41 寝台制御部 42 架台制御部 43 X線制御器 44 高電圧発生装置 45 画像再構成装置 47 表示器 48 入力器 53 架台 53a 照射ヘッド 55 コリメータ 56 リーフ 56A,56B リーフ群 57 移動機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体にX線を曝射することによって得
    られた画像に基づいて前記被検体のアイソセンタ位置及
    び当該被検体に照射される放射線の照射範囲である照射
    野を設定することにより放射線治療の計画を立てる放射
    線治療計画装置において、 前記被検体の3次元ボリュームデータを生成する生成手
    段と、放射線源及びアイソセンタを通るラインに直交し
    且つ前記被検体内部をスライスするBE面の画像データ
    を前記3次元ボリュームデータに基づいて作成する作成
    手段と、前記BE面における照射野形状をデータとして
    前記BE面の画像データに重畳し、当該重畳画像データ
    をモニタに表示させる表示手段と、前記モニタに表示さ
    れた重畳画像データに基づいて前記BE面における照射
    野形状を調整する調整手段とを備えたことを特徴とする
    放射線治療計画装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記モニタに表示され
    た重畳画像データにおける照射野形状データを当該モニ
    タ上で修正する修正手段を有し、修正された照射野形状
    データに基づいて前記BE面における照射野形状を調整
    するようにした請求項1記載の放射線治療計画装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記被検体の複数枚の
    アキシャル画像データを取得する手段と、取得された複
    数枚のアキシャル画像データに基づいて前記3次元ボリ
    ュームデータを生成する手段とを有するとともに、 前記被検体の複数枚のアキシャル画像データの中から前
    記アイソセンタを含むアキシャル画像を前記モニタに表
    示させる手段と、モニタに表示されたアキシャル画像上
    において前記ラインに直交する所定のスライス位置を指
    定する手段とをさらに備える一方、 前記BE面の画像データ作成手段は、指定されたスライ
    ス位置に対応するBE面の画像データを前記3次元ボリ
    ュームデータに基づいて作成するようにした請求項2記
    載の放射線治療計画装置。
  4. 【請求項4】 前記BE面のスライス位置は、前記被検
    体の病変部の少なくとも一部をスライスするように指定
    された請求項3記載の放射線治療計画装置。
  5. 【請求項5】 前記BE面のスライス厚は、前記被検体
    の体厚よりも薄く当該被検体の病変部の少なくとも一部
    を含む厚さである請求項4記載の放射線治療計画装置。
  6. 【請求項6】 前記重畳画像データ及び前記アイソセン
    タを含むアキシャル画像は、前記モニタに並列表示され
    た請求項5記載の放射線治療計画装置。
  7. 【請求項7】 前記スライス位置指定手段は、前記スラ
    イス位置を順次移動させて指定できるように構成した請
    求項6記載の放射線治療計画装置。
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