JP2000232586A - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号化装置

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JP2000232586A
JP2000232586A JP3086699A JP3086699A JP2000232586A JP 2000232586 A JP2000232586 A JP 2000232586A JP 3086699 A JP3086699 A JP 3086699A JP 3086699 A JP3086699 A JP 3086699A JP 2000232586 A JP2000232586 A JP 2000232586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の符号化画像データと暗号化された符号
化画像データとの互換性を維持した符号化を行える画像
符号化装置を提供すること。 【解決手段】 秘匿モードに設定されている場合は、符
号化対象画像データの一部を、所定のマーカデータに置
換するマーカ置換手段と、前記符号化対象画像データの
うちの前記マーカデータまで、及び、当該マーカデータ
を通常モードで符号化する通常符号化手段と、前記符号
化対象画像データのうちの前記マーカデータ以後の部分
について暗号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手段とを
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置及
び画像復号化装置に関し、特に、符号化対象画像データ
を符号化すると共に、秘匿モードに設定されている場合
は、前記符号化対象画像データの符号化の際に暗号化に
よる秘匿処理をも併せて行う画像符号化装置、及び、符
号化された復号化対象画像データを復号化すると共に、
当該復号化対象画像データが暗号化されている場合には
暗号解読処理をも併せて行う画像復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、画像データの通信を行うときに、
第三者に対して内容を秘匿する必要がある場合は、送信
側から受信側に送信する画像データにパスワードを付帯
させて通知し、受信側は、受信した画像データを無条件
には出力しないで、メモリに蓄積しておき、受信側で入
力されたパスワードと、送信側から通知されたパスワー
ドとが一致した場合に限り、受信した画像データを出力
する、いわゆる親展通信機能を用いる。
【0003】また、画像データの通信を行うときに、傍
受を考慮する場合は、画像データに対してスクランブル
をかけることにより出力した画像が判別できないように
する方法が種々提案されている。しかしながら、高い秘
匿性を得ようとするとアルゴリズムが複雑化したり、秘
匿処理用の大規模な回路を設けなければならない等の問
題点がある。
【0004】特開平8−107506号公報に記載され
た「通信装置」においては、2値画像符号化方式の国際
標準であるJBIG(Joint Bi-level Image experts Gr
oup)方式 (JIS X 4311: ISO/IEC 11544)のうちプログレ
ッシブモード(復号化時に段階的に低解像度から高解像
度へと画像が復元されていく符号化方式)に関する秘匿
方式について述べている。
【0005】当該通信装置においては、JBIG方式に
おける最低解像度レイヤに対し暗号化処理を施すように
している。JBIG方式では、復号化時には最低解像度
レイヤの復元画像を参照しながら処理を進め、1段階解
像度の高い画像を復元するため、最低解像度レイヤが暗
号化されていれば、暗号を平文化しない限り、次段の解
像度レイヤは正しく復号化することができず、さらに後
段の高解像度レイヤに関しても、それぞれの前段解像度
の画像を参照するため、その後の処理において画像を正
しく再生することが不可能となり、画像の秘匿を達成し
ている。
【0006】一方、符号化された画像データを復号化し
て元の画像データに復元する際には、符号化された画像
データが単に符号化されたものか、または、符号化され
ると共に暗号化されて秘匿処理をほどこされたものかを
正しく認識して、単に符号化された画像データについて
は、単に復号化し、暗号化を伴い符号化された画像デー
タについては、暗号の解読を伴う復号化を行う必要があ
る。
【0007】そのため、符号化側から復号化側に符号化
画像データを渡す際には、当該符号化画像データが暗号
化されているか否かの情報を付帯させなければならな
い。具体的には、符号化側が、復号化側に渡す符号化画
像データに、暗号化されいるか否かを示す情報をヘッダ
情報として付加化するか、もしくは、符号化画像データ
の通信においては、送信側(符号化側)が、受信側(復
号化側)に送信する符号化画像データが暗号化されいる
か否かを示す情報をプロトコル信号により別途通知する
必要がある。
【0008】それにより、受信側(復号化側)は、送信
側(符号化側)からの符号化画像データが暗号化されて
いないものであれば単に復号化し、暗号化されているも
のであれば、復号化すると共に所定の鍵情報に基づく暗
号解読処理により元の画像データを復元できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、符号化画像デ
ータのヘッダ情報に暗号化の有無を記述したり、符号化
画像データに付帯してプロトコル信号により暗号化の有
無を通知する場合、暗号化の有無の情報が画像データ本
体から分離していて、符号化画像データが暗号化されい
るかが容易に分かってしまう。
【0010】また、符号化画像データのファイルのヘッ
ダ情報に暗号化の有無を記述するための特別なビットを
設けたり、通信の場合には、プロトコル信号に暗号化の
有無を示す特別なデータを乗せる必要があるため、暗号
化していない符号化画像データとの互換性が無くなる
か、あるいは互換性が低下してしまうという問題があ
る。
【0011】一方、仮に、送信側(符号化側)から受信
側(復号化側)へ符号化画像データの暗号化の有無を通
知することなしに、受信側(復号化側)が暗号化された
符号化画像データを復元するためには、受信側(復号化
側)では、送信側(符号化側)からの符号化画像データ
は例外なく暗号化されたものであるとわかっている場合
にしか元の画像データを復元することができない。すな
わち、送信側(符号化側)からの符号化画像データが暗
号化されたものであるか否かを受信側(復号化側)が自
動的に判断して適応的に復号化を行うことができない。
【0012】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、通常の符号化画像データと暗号化された符号化画
像データとの互換性を維持した符号化を行える画像符号
化装置、及び、その画像符号化装置が符号化した画像デ
ータの暗号化の有無を自動的に識別して元の画像データ
に正しく復元できる画像復号化装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像符号化装置は、符号化対象画
像データを符号化すると共に、秘匿モードに設定されて
いる場合は、前記符号化対象画像データの符号化の際に
暗号化による秘匿処理をも併せて行う画像符号化装置に
おいて、前記秘匿モードに設定されている場合は、前記
符号化対象画像データの一部を、所定のマーカデータに
置換するマーカ置換手段と、前記符号化対象画像データ
のうちの前記マーカデータまで、及び、当該マーカデー
タを通常モードで符号化する通常符号化手段と、前記符
号化対象画像データのうちの前記マーカデータ以後の部
分について暗号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手段と
を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の画像符号化装置は、符号
化対象画像データを符号化すると共に、秘匿モードに設
定されている場合は、前記符号化対象画像データの符号
化の際に暗号化による秘匿処理をも併せて行う画像符号
化装置において、前記秘匿モードに設定されている場合
は、前記符号化対象画像データ中に、所定のマーカデー
タに挿入するマーカ挿入手段と、前記符号化対象画像デ
ータのうちの前記マーカデータまで、及び、当該マーカ
データを通常モードで符号化する通常符号化手段と、前
記符号化対象画像データのうちの前記マーカデータ以後
の部分について暗号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手
段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の画像符号化装置は、請求
項1または2のいずれかに記載の画像符号化装置におい
て、前記マーカデータは、前記符号化対象画像データの
先端に位置することを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の画像符号化装置は、請求
項1、2または3のいずれかに記載の画像符号化装置に
おいて、前記マーカデータは、複数ビットより成ること
を特徴とする。
【0017】請求項5に記載の画像復号化装置は、符号
化された復号化対象画像データを復号化すると共に、当
該復号化対象画像データが暗号化されている場合には暗
号解読処理をも併せて行う画像復号化装置において、前
記復号化対象画像データを後記マーカ検出手段が所定の
マーカデータを検出するまで通常モードで復号化する通
常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化され
た画像データから前記マーカデータを検出するマーカ検
出手段と、そのマーカ検出手段により前記マーカデータ
が検出されると、それ以後、前記復号化対象画像データ
を暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解読復号
化手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の画像復号化装置は、符号
化された復号化対象画像データを復号化すると共に、当
該復号化対象画像データが暗号化されている場合には暗
号解読処理をも併せて行う画像復号化装置において、前
記復号化対象画像データを後記マーカ検出手段が所定の
マーカデータを検出されるまで通常モードで復号化する
通常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化さ
れた画像データから前記マーカデータを検出するマーカ
検出手段と、そのマーカ検出手段により検出された前記
マーカデータを復号化後の画像データから除去するマー
カ除去手段と、前記マーカ検出手段により前記マーカデ
ータが検出されると、それ以後、前記復号化対象画像デ
ータを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解読
復号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の画像符号化装置は、符号
化対象画像データを符号化すると共に、秘匿モードに設
定されている場合は、前記符号化対象画像データの符号
化の際に暗号化による秘匿処理をも併せて行う画像符号
化装置において、前記秘匿モードに設定されている場合
は、前記符号化対象画像データの一部を、特定図形デー
タに置換する特定図形置換手段と、前記符号化対象画像
データのうちの前記特定図形まで、及び、当該特定図形
を通常モードで符号化する通常符号化手段と、前記符号
化対象画像データのうちの前記特定図形以後の部分につ
いて暗号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手段とを備え
たことを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の画像符号化装置は、請求
項7に記載の画像符号化装置において、前記特定図形デ
ータは、前記符号化対象画像データの予め決められた特
定の位置に位置することを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の画像符号化装置は、請求
項7または8のいずれかに記載の画像符号化装置におい
て、前記特定図形置換手段は、複数の前記特定図形デー
タを前記符号化対象画像データ中に置換することを特徴
とする。
【0022】請求項10に記載の画像復号化装置は、符
号化された復号化対象画像データを復号化すると共に、
当該復号化対象画像データが暗号化されている場合には
暗号解読処理をも併せて行う画像復号化装置において、
前記復号化対象画像データを後記特定図形抽出手段が特
定図形データを抽出するまで通常モードで復号化する通
常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化され
た画像データから前記特定図形データを抽出する特定図
形抽出手段と、その特定図形抽出手段により前記特定図
形データが抽出されると、それ以後、前記復号化対象画
像データを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する
解読復号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の画像復号化装置は、請
求項10に記載の画像復号化装置において、前記特定図
形抽出手段は、前記復号化対象画像データの特定位置か
ら前記特定図形データを抽出することを特徴とする。
【0024】請求項12に記載の画像復号化装置は、符
号化された復号化対象画像データを復号化すると共に、
当該復号化対象画像データが暗号化されている場合には
暗号解読処理をも併せて行う画像復号化装置において、
前記復号化対象画像データを後記特定図形抽出手段が予
め決められた組み合わせの複数の特定図形データを抽出
するまで通常モードで復号化する通常復号化手段と、そ
の通常復号化手段により復号化された画像データから前
記複数の特定図形データを抽出する特定図形抽出手段
と、その特定図形抽出手段により前記複数の特定図形デ
ータが抽出されると、それ以後、前記復号化対象画像デ
ータを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解読
復号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
通信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構
成を示している。
【0027】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、画像入力手段
5、画像出力手段6、符号化復号化部7、操作表示部
8、通信制御部9、モデム10、網制御部11、及び、
システムバス12により構成されている。
【0028】システム制御部2は、ROM3書き込まれ
た制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として
使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュー
タである。
【0029】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。
【0030】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リであり、符号化前の画像データや符号化後の画像デー
タの一時的な記憶のためにも使用される。
【0031】スキャナ5は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。
【0032】画像入力手段5は、ファクシミリ装置1に
画像データを取り込むための手段であり、具体的には、
原稿画像を読み取って必要な補正を行い量子化して画像
データを得るためのスキャナ装置、CD−ROM、フロ
ッピーディスク等の記憶媒体に記録された画像データを
読み取るデータ読取装置、パソコン等の他装置から、セ
ントロニクスインターフェースやローカルエリアネット
ワーク等を介して画像データの転送をうけるための、イ
ンターフェース装置等である。
【0033】画像出力手段6は、ファクシミリ装置1か
ら画像データを出力するための手段であり、具体的に
は、画像データを記録紙に可視出力するプロッタ装置、
画像データをディスプレイに可視出力するディスプレイ
装置、フロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に
画像データを記録するデータ記録装置、パソコン等の他
装置へ、セントロニクスインターフェースやローカルエ
リアネットワーク等を介して画像データの転送するため
のインターフェース装置等である。
【0034】符号化復号化部7は、通常の符号化モード
時においては、送信画像データを、G3、G4ファクシ
ミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、M
MR符号化方式、JBIG等等の所定の符号化方式で符
号化圧縮する一方、通常の復号化モードにおいては、受
信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MM
R符号化方式、JBIG等に対応する所定の復号化方式
で復号伸長するものである。また、符号化復号化部7
は、後述するように、秘匿モード時においては、所定の
鍵情報に基づく暗号化を伴う符号化処理をも行う。
【0035】操作表示部8は、宛先電話番号を指定する
ためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤ
ルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶
表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置
の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0036】通信制御部9は、モデム10や網制御部1
1を制御してG3ファクシミリ通信を行うものである。
モデム10は、G3ファクシミリモデムで、網制御部1
1を介して回線に送信するデータを変調する一方、網制
御部11を介してPSTNまたはISDNの回線から受
信した信号を復調してG3ファクシミリ通信を行い、符
号化画像データの送受信を行うためのものである。ま
た、モデム10は、入力されたダイヤル番号に対応した
DTMF信号の送出も行う。網制御部11は、回線に接
続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極
性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジー
トーン(話し中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検
出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行
いうものである。通信制御部9、モデム10及び網制御
部11は、いわば、符号化画像データの入力装置及び出
力装置として機能する。本実施の形態では、本発明に係
る画像符号化装置及び画像復号化装置をファクシミリ装
置1に適用した場合を例にとっているため、符号化画像
データを回線(PSTNやISDN)を介して他装置と
の間で入出力するが、符号化画像データの他装置との間
の入出力は、LAN、セントロニクスインターフェー
ス、RS−232Cインターフェース等のその他の形態
であってもよいのはいうまでもない。
【0037】システムバス12は、上記各部がデータを
やり取りするための信号ラインである。
【0038】以上の構成のファクシミリ装置1は、図2
に示すように、本発明に係るキーとして、操作表示部8
に、[秘匿モード]キー8aを備えている。その[秘匿
モード]キー8aが押下されるごとに、符号化モード
が、「通常モード」または「秘匿モード」に切り替わ
り、「秘匿モード」時には、インジケータランプ8bを
点灯させ、「通常モード」時には、インジケータランプ
8bを消灯させて、現在のモード状態をユーザに示す。
また、現在の符号化モードが「通常モード」または「秘
匿モード」のずれであるかは、所定のフラグの値とし
て、RAM4に記憶していて、システム制御部2は、R
AM4に記憶されたフラグの値を読み出すことで、現在
の符号化モードを知ることができる。
【0039】また、ファクシミリ装置1は、後述する、
図4または図6に示す符号化処理、及び、図8または図
9に示す復号化処理のために、図3に示すように、RO
M3の記憶領域3aにマーカデータを記憶している。
【0040】図4に示す符号化処理手順について説明す
る。なお、図4に示す処理により符号化されるのは、画
像入力手段5から入力された画像データであり、符号化
後の画像データは、通信制御部9、モデム10及び網制
御部11によりファクシミリメッセージとして回線を介
して相手先に送信されるが、図4に示す処理では、ファ
クシミリ装置1が画像符号化装置として、符号化対象画
像データを符号化する手順のみについて説明し、符号化
画像データの送信手順については説明を省略する。
【0041】図4において、システム制御部2は、画像
入力手段5から入力され、RAM4に一時記憶された符
号化対象画像データを読み込む(処理101)。なお、
処理101の符号化対象画像データの読み込みは、RA
M4を介さずに、画像入力手段5から直接行うようにし
ても良い。
【0042】処理101の後、現在符号化モードが「秘
匿モード」であるかをRAM4に記憶されているフラグ
の値により判断する(判断102)。そして、「秘匿モ
ード」ではなく「通常モード」である場合は(判断10
2のNo)、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モ
ードの符号化を、処理101で読み込んだデータに対し
て行い(処理103)、更に、符号化対象画像データを
読み込んで(処理104)、通常モードで符号化する処
理を(処理105)、符号化対象画像データの全データ
の読み込みが終了するまで繰り返す(判断106のNo
ループ)。符号化対象画像データの全データについての
符号化が完了し読み込みが終了すると(判断106のY
es)、処理を終了する。
【0043】判断102において、符号化モードが「秘
匿モード」である場合には(判断102のYes)、処
理101で読み込んだ画像データの一部を、図3に示し
たようにROM3に予め記憶しているマーカデータに置
換する(処理107)。これにより、符号化対象画像デ
ータの先頭がマーカデータに置換されることになる。
【0044】そして、処理107で置換したマーカデー
タ分のデータを通常モードで符号化し(処理108)、
更に、符号化対象画像データを読み込んで(処理10
9)、所定の鍵情報に基づく暗号化による秘匿モードで
符号化する処理を(処理110)、符号化対象画像デー
タの全データの読み込みが終了するまで繰り返す(判断
111のNoループ)。符号化対象画像データの全デー
タについての符号化が完了し読み込みが終了すると(判
断111のYes)、処理を終了する。処理110にお
ける秘匿モードの符号化の形態により本発明は限定され
るものではなく、符号化対象画像データをいったん暗号
化したデータを更に符号化したり、符号化処理ものもの
が、暗号化処理を含むものであってもよい。
【0045】図5(a)に、図4の判断102がNoと
なった場合の、符号化後の画像データ列を示し、図5
(b)に、図4の判断102がYesとなった場合の、
符号化後の画像データ列を示す。図5(b)に示すよう
に、図4の判断102がYesとなった場合には、符号
化後の画像データ列の先頭部がマーカデータに置換され
る。
【0046】次に、図4に示した符号化処理手順の変形
例である図6に示す符号化処理について説明する。
【0047】図6において、システム制御部2は、現在
符号化モードが「秘匿モード」であるかをRAM4に記
憶されているフラグの値により判断する(判断20
1)。そして、「秘匿モード」ではなく「通常モード」
である場合は(判断201のNo)、画像入力手段5か
ら入力され、RAM4に一時記憶された符号化対象画像
データを読み込み(処理202)、暗号化による秘匿処
理を伴わない、通常モードの符号化を、処理202で読
み込んだデータに対して行う処理を(処理203)、符
号化対象画像データの全データの読み込みが終了するま
で繰り返す(判断204のNoループ)。符号化対象画
像データの全データについての符号化が完了し読み込み
が終了すると(判断204のYes)、処理を終了す
る。
【0048】判断201において、符号化モードが「秘
匿モード」である場合には(判断201のYes)、符
号化対象画像データに、図3に示したようにROM3に
予め記憶しているマーカデータを挿入する(処理20
5)。これにより、符号化対象画像データの先頭にマー
カデータが挿入されることになる。
【0049】そして、処理205で挿入したマーカデー
タ分のデータを通常モードで符号化し(処理206)、
更に、符号化対象画像データを読み込んで(処理20
7)、所定の鍵情報にモードつく暗号化による秘匿モー
ドで符号化する処理を(処理208)、符号化対象画像
データの全データの読み込みが終了するまで繰り返す
(判断209のNoループ)。符号化対象画像データの
全データについての符号化が完了し読み込みが終了する
と(判断209のYes)、処理を終了する。
【0050】図7(a)に、図6の判断201がNoと
なった場合の、符号化後の画像データ列を示し、図7
(b)に、図6の判断201がYesとなった場合の、
符号化後の画像データ列を示す。図7(b)に示すよう
に、図6の判断201がYesとなった場合には、符号
化後の画像データ列の先頭部がマーカデータが挿入さ
れ、符号化後の画像データ列がその分長くなるが、図4
に示した符号化処理のように、画像データの一部がマー
カデータに置換されるのではないため、画像データの本
来の内容の欠落がなくなり、復号化側が、後述する図9
に示す復号化処理により、復号化対象画像データに挿入
されたマーカデータを復号化時に破棄すれば、元の画像
データを情報の欠落なしに復元することができる。
【0051】このように、図4の判断102または図6
の判断201がNoで、符号化対象画像データの全デー
タを通常モードで符号化して得られた画像データ、ある
いは、図4の判断102または図6の判断201がYe
sで、符号化対象画像データの先頭部のマーカデータの
みが通常モードで符号化され、そのマーカデータ以後の
データを秘匿モードで符号化した画像データは、区別な
く相手先に回線を介して送信される。
【0052】一方、受信側では、図4の判断102また
は図6の判断201がYesとなった場合でもNoとな
った場合でも、復号化対象画像データとして受信した、
符号化された画像データが、通常モードで符号化された
符号列から開始されているため、マーカデータを検出す
るまでは通常モードの符号化に対応する通常モードの復
号化により、元の画像データを復元できる。
【0053】図4の判断102または図6の判断201
がNoとなった場合は、復号化対象画像データにマーカ
データが含まれないため、復号化対象画像データを最後
まで通常モードで復号化すれば、正しい画像データを復
元できる。
【0054】一方、図4の判断102または図6の判断
201がYesとなった場合は、復号化対象画像データ
にマーカデータが含まれるため、復号化対象画像データ
のマーカデータ以後のデータは、暗号化による秘匿処理
を伴って符号化されているため、そのまま通常モードで
復号化するとすると、正しい画像データは復元できず、
図4に示す符号化処理手順に対応して後述する図8に示
す復号化処理を行う必要があり、また、図6に示す符号
化処理手順に対応して後述する図9に示す復号化処理を
行う必要がある。
【0055】しかし、符号化側(送信側)から復号化側
(受信側)に送信する符号化画像データが暗号化しない
通常モードで符号化されたものか、または、暗号化を伴
う秘匿モードで符号かされたものかを示す情報が符号化
画像データ内にマーカデータとして含まれているため、
送信する符号化画像データが暗号化しない通常モードで
符号化されたものか、または、暗号化を伴う秘匿モード
で符号化されたものかを示す情報を、送信する符号化画
像データに付帯させて、G3ファクシミリプロトコルの
非標準機能設定信号NSS等のプロトコル信号により別
途通知する必要がなく、通信プロトコル制御手順を、送
信する符号化画像データの暗号化の有無によって変更す
る必要がない。
【0056】また、図4や図6に示した処理手順により
符号化された画像データを、ファイルとして符号側から
復号化側に渡す場合について考えると、一般の画像ファ
イルは、ヘッダと呼ばれるデータを、画像データ列のは
じめに持っている。ヘッダ中には画像サイズや符号化方
式に関する情報等を記録することができる。しかし標準
的ファイルフォーマットを用いる場合、暗号化を行って
いるか否か等の情報に関してもヘッダ情報中に記載する
必要が生じるため、ファイルフォーマットが特別なもの
となってしまう場合がある。
【0057】しかし、図4や図6に示した符号化処理に
より得られる符号化画像データにおいては、符号化側か
ら復号化側に渡す符号化画像データが暗号化しない通常
モードで符号化されたものか、または、暗号化を伴う秘
匿モードで符号化されたものかを示す情報が符号化画像
データ内にマーカデータとして含まれているため、ヘッ
ダ中に暗号化しているか否かの情報を記載する必要はな
い。
【0058】それにより、たとえばヘッダ中に暗号化し
ているかどうかを記載する部分が無い画像フォーマット
の場合も、暗号化された符号化画像データを格納するこ
とが可能となる。
【0059】また、図4または図6の符号化処理手順で
は、符号化対象画像データの先頭に置換または挿入され
たマーカデータのみが通常モードで符号され、そのマー
カデータ以後のデータが秘匿モードで符号化されるが、
本発明においては、マーカデータは、符号化対象画像デ
ータの任意の位置に置換または挿入でき、符号化対象画
像データの、置換または挿入されたマーカデータまで、
及びマーカデータ自身を通常モードで符号化し、そのマ
ーカデータ以後のデータを秘匿モードで符号化するよう
にしてもよい。
【0060】しかし、図4または図6に示したように、
マーカデータを符号化対象画像データの先頭に置換また
は挿入することで、符号化対象画像データの全体を秘匿
することができ、また、画像データの先頭という、予め
決まった所定の位置にマーカデータが配置されること
で、復号化側における復号化時に、復号化対象画像デー
タが秘匿モードで符号化されていて、解読モードで復号
化する必要があることを直ちに判断できるようになる。
また、マーカデータを画像データの先頭に置換すること
で、任意の位置に置換した場合と比較して、復号化側で
復号化され復元されたときに画像上に残るマーカデータ
が目立ちにくくなる利点がある。
【0061】ただし、特別に画像データの途中までを暗
号化せずに通常モードで符号化して、誰にでも見られる
ようにする必要がある場合などでは、該当する位置より
後にマーカデータを置換または挿入して、以後のデータ
のみを秘匿モードで符号化する方がよい場合もある。
【0062】また、図4や図6に示した符号化処理手順
で置換するマーカデータは、複数ビットより成るものと
して、ある程度の長さを持つビット列とすることが望ま
しい。それは、マーカコードより前の暗号化されていな
い画像データ中に偶然マーカコードと同じビット配列を
持つデータが復号化側で復号化される場合に、当該ビッ
ト配列を通常モードの符号化と秘匿モードの符号化との
境界を示すマーカコードであると誤判定して復号化を正
しく行えなくなるおそれがあるためである。
【0063】現実的には、マーカコードのサイズは、3
2ビット程度で十分であると考えられる。32あれば偶
然にビット列が一致する確率が2^32(約40億)分
の1以下となり、実用上十分である。また、図4に示し
た符号化処理手順のように、復号化後の画像データ上に
マーカコードが残る場合でも、32ビットのマーカデー
タは200dpiの解像度では約4mm程度の長さの画像
となりほとんど目立たず、解像度が200dpi以上で
あれば、いっそうより目立たなくなる。
【0064】次に、図4に示した符号化処理手順に対応
する復号化処理手順について、図8を参照して説明す
る。なお、図8に示す処理により復号化されるのは、相
手先装置における図4に示す符号化処理手順により符号
化され、通信制御部9、モデム10及び網制御部11に
よりファクシミリメッセージとして回線を介して受信し
た符号化画像データ(復号化対象画像データ)であり、
復号化後の画像データは、画像出力手段6により出力さ
れるが、図8に示す処理では、ファクシミリ装置1が画
像復号化装置として、復号化対象画像データを復号化す
る手順のみについて説明し、符号化対象画像データの受
信・出力手順については説明を省略する。
【0065】図8において、システム制御部2は、相手
先からファクシミリメッセージとして受信し、RAM4
に一時記憶された復号化対象画像データから符号データ
を符号化復号化部7に入力し(処理301)、通常モー
ドの符号化に対応する通常モードで復号化する(処理3
02)。
【0066】そして、復号化後のデータ中に、図3に示
したようにROM3に予め記憶したマーカデータがある
否かを判断しつつ、復号化対象画像データの復号化が完
了して復号化すべき符号データが終了するまで、処理3
01及び処理302を繰り返す(判断303のNo,判
断304のNoループ)。
【0067】そして、マーカデータが検出できないまま
符号データが終了した場合(判断304のYes)、復
号化処理を終了する。判断304がYesとなるのは、
復号化対象画像データ中にマーカデータが含まれない場
合、すなわち、復号化対象画像データが符号化側で通常
モードで符号化されたものである場合である。これによ
り、通常モードで符号化された復号化対象画像データを
正しく復号化して元の画像データに復元することができ
る。
【0068】判断303でマーカデータがあった場合は
(判断303のYes)、復号化対象画像データから符
号データを更に符号化復号化部7に入力し(処理30
5)、秘匿モードの符号化において用いたものと同一の
鍵情報に基づいた解読モードで復号化する処理を(処理
306)、復号化対象画像データの復号化が完了して復
号化すべき符号データが終了するまで繰り返す(判断3
07のNoループ)。復号化対象画像データの全データ
についての復号化が完了し符号データが終了すると(判
断307のYes)、処理を終了する。
【0069】これにより、図4に示した符号化処理によ
り、通常モードで符号化された画像データも、秘匿モー
ドで符号化された画像データも、復号化対象画像データ
に付帯した追加情報なしに正しく復号化して元の画像デ
ータを復元できる。
【0070】次に、図8に示した復号化処理手順の変形
例であり、図6に示した符号化処理手順に対応する復号
化処理手順である図9に示す手順について説明する。
【0071】図9において、システム制御部2は、相手
先からファクシミリメッセージとして受信し、RAM4
に一時記憶された復号化対象画像データから符号データ
を符号化復号化部7に入力し(処理401)、通常モー
ドの符号化に対応する通常モードで復号化する(処理4
02)。
【0072】そして、復号化後のデータ中に、図3に示
したようにROM3に予め記憶したマーカデータがある
否かを判断しつつ、復号化対象画像データの復号化が完
了して復号化すべき符号データが終了するまで、処理4
01及び処理402を繰り返す(判断403のNo,判
断404のNoループ)。
【0073】そして、マーカデータが検出できないまま
符号データが終了した場合(判断404のYes)、復
号化処理を終了する。判断404がYesとなるのは、
復号化対象画像データ中にマーカデータが含まれない場
合、すなわち、復号化対象画像データが符号化側で通常
モードで符号化されたものである場合である。これによ
り、通常モードで符号化された復号化対象画像データを
正しく復号化して元の画像データに復元することができ
る。
【0074】判断403でマーカデータがあった場合は
(判断403のYes)、復号化後の当該マーカデータ
を破棄して、復号化後の画像データ列から除去した上で
(処理405)、復号化対象画像データから符号データ
を更に符号化復号化部7に入力し(処理406)、秘匿
モードの符号化において用いたものと同一の鍵情報に基
づいた解読モードで復号化する処理を(処理407)、
復号化対象画像データの復号化が完了して復号化すべき
符号データが終了するまで繰り返す(判断408のNo
ループ)。復号化対象画像データの全データについての
復号化が完了し符号データが終了すると(判断408の
Yes)、処理を終了する。
【0075】これにより、図6に示した符号化処理によ
り、通常モードで符号化された画像データも、秘匿モー
ドで符号化された画像データも、復号化対象画像データ
に付帯した追加情報なしに正しく復号化して元の画像デ
ータを復元できる。
【0076】次に、これまで説明した、図4または図6
に示した画像符号化処理、及び、図8または図9に示し
た画像復号化処理とは形態の異なる画像符号化処理及び
画像復号化処理について以下説明する。
【0077】なお、以下説明する画像符号化処理におい
ては、図2に示したように、操作表示部8に、[秘匿モ
ード]キー8aを備えていて、その[秘匿モード]キー
8aが押下されるごとに、符号化モードが、「通常モー
ド」または「秘匿モード」に切り替わり、「秘匿モー
ド」時には、インジケータランプ8bを点灯させ、「通
常モード」時には、インジケータランプ8bを消灯させ
て、現在のモード状態をユーザに示すと共に、現在の符
号化モードが「通常モード」または「秘匿モード」のず
れであるかを、所定のフラグの値として、RAM4に記
憶していて、システム制御部2は、RAM4に記憶され
たフラグの値を読み出すことで、現在の符号化モードを
知ることができる点については、これまでに説明した画
像符号化処理の場合と同様である。
【0078】また、ファクシミリ装置1は、後述する、
図11または図13に示す符号化処理、及び、図14ま
たは図16に示す復号化処理のために、図10に示すよ
うに、ROM3の記憶領域3bに特定図形データを記憶
している。
【0079】図11に示す符号化処理手順について説明
する。なお、図11に示す処理により符号化されるの
は、画像入力手段5から入力された画像データであり、
符号化後の画像データは、通信制御部9、モデム10及
び網制御部11によりファクシミリメッセージとして回
線を介して相手先に送信されるが、図11に示す処理で
は、ファクシミリ装置1が画像符号化装置として、符号
化対象画像データを符号化する手順のみについて説明
し、符号化画像データの送信手順については説明を省略
する。
【0080】図11において、システム制御部2は、現
在符号化モードが「秘匿モード」であるかをRAM4に
記憶されているフラグの値により判断する(判断50
1)。そして、「秘匿モード」ではなく「通常モード」
である場合は(判断501のNo)、符号化対象画像デ
ータを読み込んで(処理502)、通常モードで符号化
する処理を(処理503)、符号化対象画像データの全
データの読み込みが終了するまで繰り返す(判断504
のNoループ)。符号化対象画像データの全データにつ
いての符号化が完了し読み込みが終了すると(判断50
4のYes)、処理を終了する。
【0081】判断501において、符号化モードが「秘
匿モード」である場合には(判断501のYes)、符
号化対象画像データを読み込んで(処理505)、所定
の特定図形挿入位置になったかを判断しつつ(判断50
6のNo)、通常モードで符号化する処理を、繰り返す
(処理507)。
【0082】そして、判断506で特定図形挿入位置に
なった場合は(判断506のYes)、処理505で読
み込んだ画像データの一部を、図10に示したようにR
OM3に予め記憶している特定図形データに置換する
(処理508)。これにより、符号化対象画像データの
所定の特定図形挿入位置に特定図形データが置換される
ことになる。
【0083】そして、処理508で置換した特定図形デ
ータを通常モードで符号化し(処理509)、更に、符
号化対象画像データを読み込んで(処理510)、所定
の鍵情報に基づく暗号化による秘匿モードで符号化する
処理を(処理511)、符号化対象画像データの全デー
タの読み込みが終了するまで繰り返す(判断512のN
oループ)。符号化対象画像データの全データについて
の符号化が完了し読み込みが終了すると(判断512の
Yes)、処理を終了する。処理511における秘匿モ
ードの符号化の形態により本発明は限定されるものでは
なく、符号化対象画像データをいったん暗号化したデー
タを更に符号化したり、符号化処理ものものが、暗号化
処理を含むものであってもよい。
【0084】図12に、図11の判断501がYesの
場合に符号化された画像データを、復号後のイメージと
して示す。図12において、図11の処理508で書き
込まれる特定図形データは、星形のものであり、判断5
06における所定の特定図形挿入位置は、画像データの
先頭であり、画像データのうちの特定図形データが置換
された領域が通常モードで符号化され、特定図形データ
が置換された領域以後が秘匿モードで符号化される。も
っとも、判断506における所定の特定図形挿入位置が
画像データの先頭でない場合には、画像データのうちの
特定図形データが置換された領域以前も、通じようモー
ドで符号化される。なお、図12に示した特定図形デー
タは分かりやすくするために、画像データの対して相対
的に大きく記載している。
【0085】次に、図11に示した符号化処理手順の変
形例である図13に示す符号化処理について説明する。
【0086】図13において、システム制御部2は、現
在符号化モードが「秘匿モード」であるかをRAM4に
記憶されているフラグの値により判断する(判断60
1)。そして、「秘匿モード」ではなく「通常モード」
である場合は(判断601のNo)、符号化対象画像デ
ータを読み込んで(処理602)、通常モードで符号化
する処理を(処理603)、符号化対象画像データの全
データの読み込みが終了するまで繰り返す(判断604
のNoループ)。符号化対象画像データの全データにつ
いての符号化が完了し読み込みが終了すると(判断60
4のYes)、処理を終了する。
【0087】判断601において、符号化モードが「秘
匿モード」である場合には(判断601のYes)、符
号化対象画像データを読み込んで(処理605)、所定
の特定図形挿入第1位置になったかを判断しつつ(判断
606のNo)、通常モードで符号化する処理を、繰り
返す(処理607)。
【0088】そして、判断606で特定図形挿入第1位
置になった場合は(判断606のYes)、処理605
で読み込んだ画像データの一部を、図10に示したよう
にROM3に予め記憶している特定図形データに置換す
る(処理608)。これにより、符号化対象画像データ
の所定の特定図形挿入第1位置に特定図形データが置換
されることになる。
【0089】そして、処理608で置換した特定図形デ
ータを通常モードで符号化し(処理609)、更に、符
号化対象画像データを読み込んで(処理610)、所定
の特定図形挿入第2位置になったかを判断しつつ(判断
611のNo)、通常モードで符号化する処理を、繰り
返す(処理612)。
【0090】そして、判断611で特定図形挿入第2位
置になった場合は(判断611のYes)、処理610
で読み込んだ画像データの一部を、図10に示したよう
にROM3に予め記憶している特定図形データに置換す
る(処理613)。これにより、符号化対象画像データ
の所定の特定図形挿入第2位置に特定図形データが置換
されることになる。
【0091】そして、処理613で置換した特定図形デ
ータを通常モードで符号化し(処理614)、更に、符
号化対象画像データを読み込んで(処理615)、所定
の鍵情報に基づく暗号化による秘匿モードで符号化する
処理を(処理616)、符号化対象画像データの全デー
タの読み込みが終了するまで繰り返す(判断617のN
oループ)。符号化対象画像データの全データについて
の符号化が完了し読み込みが終了すると(判断617の
Yes)、処理を終了する。
【0092】このように、図13に示した符号化処理手
順においては、特定図形データを、符号化対象画像デー
タ中の特定図形挿入第1位置及び第2位置のそれぞれ書
き込むことにより、全くの偶然により、置換した特定図
形データと同一パターンが符号化対象画像データ中に含
まれてしまうような場合に、復号化側で間違って解読モ
ードで復号化されてしまう事態を少なくすることができ
る。もちろん、符号化対象画像データ中に置換する特定
図形データの数が多いほど、復号化側における誤判定は
少なくなる。しかし、実際の画像データにとって、これ
らの特定画像データはノイズとなるため、極力少ない方
がよく、置換する特定図形データの個数は、復号化側に
おける誤判定の防止と、画像データの品質とのバランス
を考慮して決める必要がある。また、視覚上、あるいは
画像のレイアウト上、置換した特定図形データが目立た
ないような特定図形データの配置の方法もあると思われ
る。
【0093】また、このように、図11の判断501ま
たは図13の判断601がNoで、符号化対象画像デー
タの全データを通常モードで符号化して得られた画像デ
ータ、あるいは、図11の判断501または図13の判
断601がYesで、符号化対象画像データの所定の特
定図形挿入位置、または、所定の特定図形挿入第2位置
に置換された特定図形データまでが通常モードで符号化
され、その特定図形データ以後のデータを秘匿モードで
符号化した画像データは、区別なく相手先に回線を介し
て送信される。
【0094】一方、受信側では、図11の判断501ま
たは図13の判断601がYesとなった場合でもNo
となった場合でも、復号化対象画像データとして受信し
た、符号化された画像データが、通常モードで符号化さ
れた符号列から開始されているため、所定の特定図形挿
入位置、または、所定の特定図形挿入第2位置の特定図
形データを検出するまでは通常モードの符号化に対応す
る通常モードの復号化により、元の画像データを復元で
きる。
【0095】図11の判断501または図13の判断6
01がNoとなった場合は、復号化対象画像データに特
定図形データが含まれないため、復号化対象画像データ
を最後まで通常モードで復号化すれば、正しい画像デー
タを復元できる。
【0096】一方、図11の判断501または図6の判
断601がYesとなった場合は、復号化対象画像デー
タに特定図形データが含まれるため、復号化対象画像デ
ータの所定の特定図形挿入位置、または、所定の特定図
形挿入第2位置に置換された特定図形データ以後のデー
タは、暗号化による秘匿処理を伴って符号化されている
ため、そのまま通常モードで復号化するとすると、正し
い画像データは復元できず、図11に示す符号化処理手
順に対応して後述する図14に示す復号化処理を行う必
要があり、また、図13に示す符号化処理手順に対応し
て後述する図16に示す復号化処理を行う必要がある。
【0097】しかし、符号化側(送信側)から復号化側
(受信側)に送信する符号化画像データが暗号化しない
通常モードで符号化されたものか、または、暗号化を伴
う秘匿モードで符号かされたものかを示す情報が符号化
画像データ内に特定図形データとして含まれているた
め、送信する符号化画像データが暗号化しない通常モー
ドで符号化されたものか、または、暗号化を伴う秘匿モ
ードで符号化されたものかを示す情報を、送信する符号
化画像データに付帯させて、G3ファクシミリプロトコ
ルの非標準機能設定信号NSS等のプロトコル信号によ
り別途通知する必要がなく、通信プロトコル制御手順
を、送信する符号化画像データの暗号化の有無によって
変更する必要がない。
【0098】また、図11や図13に示した処理手順に
より符号化された画像データを、ファイルとして符号側
から復号化側に渡す場合について考えると、一般の画像
ファイルは、ヘッダと呼ばれるデータを、画像データ列
のはじめに持っている。ヘッダ中には画像サイズや符号
化方式に関する情報等を記録することができる。しかし
標準的ファイルフォーマットを用いる場合、暗号化を行
っているか否か等の情報に関してもヘッダ情報中に記載
する必要が生じるため、ファイルフォーマットが特別な
ものとなってしまう場合がある。
【0099】しかし、図11や図13に示した符号化処
理により得られる符号化画像データにおいては、符号化
側から復号化側に渡す符号化画像データが暗号化しない
通常モードで符号化されたものか、または、暗号化を伴
う秘匿モードで符号化されたものかを示す情報が符号化
画像データ内に特定図形データとして含まれているた
め、ヘッダ中に暗号化しているか否かの情報を記載する
必要はない。
【0100】それにより、たとえばヘッダ中に暗号化し
ているかどうかを記載する部分が無い画像フォーマット
の場合も、暗号化された符号化画像データを格納するこ
とが可能となる。
【0101】また、図11または図13の符号化処理手
順では、符号化対象画像データ中の任意の位置ではな
く、所定の特定図形挿入位置、または、所定の特定図形
挿入対置位置及び第2位置に、特定図形データを置換す
るようにすることで、復号化側における特定図形データ
の探索処理を容易化することができ、探索処理に必要な
メモリ量も減らすことができ、探索処理速度を高速化で
きる。また、所定の特定図形挿入位置、または、所定の
特定図形挿入対置位置及び第2位置を符号化対象画像デ
ータの先頭とすれば、符号化対象画像データの全体を秘
匿することができ、また、復号化側における復号化時
に、復号化対象画像データが秘匿モードで符号化されて
いて、解読モードで復号化する必要があることを直ちに
判断できるようになる。もっとも、符号化対象画像デー
タ中の任意の位置に特定図形データを置換してもよい
が、その場合、復号化側における特定図形データの探索
処理は複雑化する。ただし、特別に画像データの途中ま
でを暗号化せずに通常モードで符号化して、誰にでも見
られるようにする必要がある場合などでは、該当する位
置より後に特定図形データ置換して、以後のデータのみ
を秘匿モードで符号化する方がよい場合もある。
【0102】次に、図11に示した符号化処理手順に対
応する復号化処理手順について、図14を参照して説明
する。なお、図14に示す処理により復号化されるの
は、相手先装置における図11に示す符号化処理手順に
より符号化され、通信制御部9、モデム10及び網制御
部11によりファクシミリメッセージとして回線を介し
て受信した符号化画像データ(復号化対象画像データ)
であり、復号化後の画像データは、画像出力手段6によ
り出力されるが、図11に示す処理では、ファクシミリ
装置1が画像復号化装置として、復号化対象画像データ
を復号化する手順のみについて説明し、符号化対象画像
データの受信・出力手順については説明を省略する。
【0103】図14において、システム制御部2は、相
手先からファクシミリメッセージとして受信し、RAM
4に一時記憶された復号化対象画像データから符号デー
タを符号化復号化部7に入力し(処理701)、通常モ
ードの符号化に対応する通常モードで復号化し(処理7
02)、復号化後のデータ中に、図10に示したように
ROM3に予め記憶した特定図形データがあるかを探索
する処理を(処理703)、復号化対象画像データの復
号化が完了して復号化すべき符号データが終了するか、
または、処理703により特定図形データが見つかるま
で繰り返す(判断704のNo,判断705のNoルー
プ)。
【0104】そして、特定図形データみつからないまま
符号データが終了した場合は(判断705のYes)、
復号化処理を終了する。判断705がYesとなるの
は、復号化対象画像データ中に特定図形データが含まれ
ない場合、すなわち、復号化対象画像データが符号化側
で通常モードで符号化されたものである場合である。こ
れにより、通常モードで符号化された復号化対象画像デ
ータを正しく復号化して元の画像データに復元すること
ができる。
【0105】判断704で特定図形データがあった場合
は(判断704のYes)、復号化対象画像データから
符号データを更に符号化復号化部7に入力し(処理70
6)、秘匿モードの符号化において用いたものと同一の
鍵情報に基づいた解読モードで復号化する処理を(処理
707)、復号化対象画像データの復号化が完了して復
号化すべき符号データが終了するまで繰り返す(判断7
08のNoループ)。復号化対象画像データの全データ
についての復号化が完了し符号データが終了すると(判
断708のYes)、処理を終了する。
【0106】これにより、図11に示した符号化処理に
より、通常モードで符号化された画像データも、秘匿モ
ードで符号化された画像データも、復号化対象画像デー
タに付帯した追加情報なしに正しく復号化して元の画像
データを復元できる。
【0107】ここで、図14の処理703における特定
図形データの探索方法について、図15を参照して説明
する。
【0108】同図(a)に示す黒画素群は、探索しよう
とする特定図形データである。そのようなビットマップ
の図形データを探索しようとすると、様々な方法がある
が、例えば、同図(b)にに示すような5×4マトリク
スのウインドウで復号化後の画像データを同図(c)に
示すようにラスタスキャンし、ビットマップの状態が、
見つけようとする同図(a)に示すパターンと同じにな
る部分を探す。このようにして、画像データ中の任意の
位置に置換された特定図形データを図形を見つけだそう
とすると、結局少なくとも4ライン程度のラインメモリ
が必要となり、必要なハードウェア資源が比較的大きく
なってしまう。しかし、符号化側と復号化側とで、予め
特定図形データの置換位置を定めておくことで、探索が
容易になり、必要なハードウェア資源を減らすことがで
きる。
【0109】次に、図14に示した復号化処理手順の変
形例であり、図13に示した符号化処理手順に対応する
復号化処理手順である図16に示す手順について説明す
る。
【0110】図16において、システム制御部2は、相
手先からファクシミリメッセージとして受信し、RAM
4に一時記憶された復号化対象画像データから符号デー
タを符号化復号化部7に入力し(処理801)、通常モ
ードの符号化に対応する通常モードで復号化し(処理8
02)、復号化後のデータ中に、図10に示したように
ROM3に予め記憶した特定図形データがあるかを探索
する処理を(処理803)、復号化対象画像データの復
号化が完了して復号化すべき符号データが終了するか、
または、処理803により特定図形データが見つかるま
で繰り返す(判断804のNo,判断805のNoルー
プ)。
【0111】そして、特定図形データみつからないまま
符号データが終了した場合は(判断805のYes)、
復号化処理を終了する。判断805がYesとなるの
は、復号化対象画像データ中に特定図形データが含まれ
ない場合、すなわち、復号化対象画像データが符号化側
で通常モードで符号化されたものである場合である。こ
れにより、通常モードで符号化された復号化対象画像デ
ータを正しく復号化して元の画像データに復元すること
ができる。
【0112】判断804で特定図形データがあった場合
は(判断804のYes)、復号化対象画像データから
符号データを符号化復号化部7に入力し(処理80
1)、通常モードの符号化に対応する通常モードで復号
化し(処理802)、復号化後のデータ中に、図10に
示したようにROM3に予め記憶した特定図形データが
あるかを探索する処理を(処理803)、復号化対象画
像データの復号化が完了して復号化すべき符号データが
終了するか、または、処理803により特定図形データ
が見つかるまで繰り返す(判断804のNo,判断80
5のNoループ)。
【0113】そして、特定図形データみつからないまま
符号データが終了した場合は(判断805のYes)、
復号化処理を終了する。判断805がYesとなるの
は、復号化対象画像データ中に特定図形データが含まれ
ない場合、すなわち、復号化対象画像データが符号化側
で通常モードで符号化されたものである場合である。こ
れにより、通常モードで符号化された復号化対象画像デ
ータを正しく復号化して元の画像データに復元すること
ができる。
【0114】判断804で特定図形データがあった場合
は(判断804のYes)、復号化対象画像データから
符号データを更に符号化復号化部7に入力し(処理80
6)、通常モードの符号化に対応する通常モードで復号
化し(処理807)、復号化後のデータ中に、図10に
示したようにROM3に予め記憶した特定図形データが
あるかを探索する処理を(処理808)、復号化対象画
像データの復号化が完了して復号化すべき符号データが
終了するか、または、処理808により特定図形データ
が見つかるまで繰り返す(判断809のNo,判断81
0のNoループ)。
【0115】そして、特定図形データみつからないまま
符号データが終了した場合は(判断810のYes)、
復号化処理を終了する。判断805がYesとなるの
は、2つ目の特定図形データが含まれない場合、すなわ
ち、復号化対象画像データが符号化側で通常モードで符
号化されたものである場合である。これにより、通常モ
ードで符号化された復号化対象画像データを正しく復号
化して元の画像データに復元することができる。
【0116】判断809で特定図形データがあった場合
は(判断804のYes)、復号化対象画像データから
符号データを更に符号化復号化部7に入力し(処理81
1)、秘匿モードの符号化において用いたものと同一の
鍵情報に基づいた解読モードで復号化する処理を(処理
812)、復号化対象画像データの復号化が完了して復
号化すべき符号データが終了するまで繰り返す(判断8
13のNoループ)。復号化対象画像データの全データ
についての復号化が完了し符号データが終了すると(判
断813のYes)、処理を終了する。
【0117】これにより、図13に示した符号化処理に
より、通常モードで符号化された画像データも、秘匿モ
ードで符号化された画像データも、復号化対象画像デー
タに付帯した追加情報なしに正しく復号化して元の画像
データを復元できる。また、特定図形データと同一パタ
ーンが復号化対象画像データ中に含まれる場合に、誤っ
て解読モードの復号化が行われてしまうことを防止でき
る。
【0118】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記秘匿
モードでない通常モードである場合は、前記符号化対象
画像データは、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常
モードで符号化される一方、前記秘匿モードである場合
は、前記符号化対象画像データの一部が前記所定のマー
カデータに置換され、当該符号化対象画像データのうち
の当該マーカデータまでの部分、及び、当該マーカデー
タが、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モードで
符号化され、当該符号化対象画像データのうちの当該マ
ーカデータ以後の部分が、暗号化を伴う秘匿モードで符
号化されるため、符号化後の当該符号化対象画像データ
を画像復号化装置側が復号化対象画像データとして復号
する場合に、当該復号化対象画像データを前記通常モー
ドの符号化に対応する通常モードの復号化により最後ま
で順次復号化する間に前記マーカデータを検出しなけれ
ば、通常モードで符号化された復号化対象画像データを
正しく復号化でき、当該復号化対象画像データを前記通
常モードの符号化に対応する通常モードの復号化により
最後まで順次復号化する間に前記マーカデータを検出す
れば、以後前記秘匿モードの符号化に対応する解読モー
ドの復号化により、暗号化による秘匿処理を伴い符号化
された復号化対象画像データを正しく復号化できる。し
たがって、前記復号化対象画像データが暗号化されたも
のであるか否かについての情報を、別途通知する必要が
なく、通常の符号化画像データと暗号化された符号化画
像データとの互換性を維持した符号化を行うことが可能
となる効果が得られる。
【0119】請求項2に係る発明によれば、前記秘匿モ
ードでない通常モードである場合は、前記符号化対象画
像データは、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モ
ードで符号化される一方、前記秘匿モードである場合
は、前記符号化対象画像データ中に前記所定のマーカデ
ータが挿入され、当該符号化対象画像データのうちの当
該マーカデータまでの部分、及び、当該マーカデータ
が、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モードで符
号化され、当該符号化対象画像データのうちの当該マー
カデータ以後の部分が、暗号化を伴う秘匿モードで符号
化されるため、符号化後の当該符号化対象画像データを
画像復号化装置側が復号化対象画像データとして復号す
る場合に、当該復号化対象画像データを前記通常モード
の符号化に対応する通常モードの復号化により最後まで
順次復号化する間に前記マーカデータを検出しなけれ
ば、通常モードで符号化された復号化対象画像データを
正しく復号化でき、当該復号化対象画像データを前記通
常モードの符号化に対応する通常モードの復号化により
最後まで順次復号化する間に前記マーカデータを検出す
れば、以後前記秘匿モードの符号化に対応する解読モー
ドの復号化により、暗号化による秘匿処理を伴い符号化
された復号化対象画像データを正しく復号化できる。し
たがって、前記復号化対象画像データが暗号化されたも
のであるか否かについての情報を、別途通知する必要が
なく、通常の符号化画像データと暗号化された符号化画
像データとの互換性を維持した符号化を行うことが可能
となる効果が得られる。加えて、前記マーカデータは、
前記符号化対象画像データの一部と置換されるのではな
く、前記符号化対象画像データ中に挿入されるため、前
記符号化対象画像データの内容が欠落することなく画像
復号化装置に渡され、当該画像復号化装置において、前
記マーカデータを破棄すれば、前記マーカデータを含ま
ず内容の欠落もない元の画像データを復元することがで
きる効果が得られる。
【0120】請求項3に係る発明によれば、符号化後の
前記符号化対象画像データを画像復号化装置側が復号化
対象画像データとして復号する場合に、当該復号化対象
画像データが暗号化されたものであるか否かを直ちに判
断することが可能となる効果が有られる。
【0121】請求項4に係る発明によれば、前記マーカ
データが複数ビットより成るため、前記マーカデータを
復号化装置側で検出する際の誤判定を、より少なくする
ことが可能となる効果が得られる。
【0122】請求項5に係る発明によれば、前記復号化
対象画像データを、請求項1に記載された画像符号化装
置等における通常モードの符号化に対応する通常モード
の復号化により最後まで順次復号化する間に前記マーカ
データが検出されなければ、通常モードで符号化された
符号化対象画像データを正しく復号化でき、当該復号化
対象画像データを前記通常モードの符号化に対応する通
常モードの復号化により最後まで順次復号化する間に前
記マーカデータが検出されれば、以後請求項1に記載さ
れた画像符号化装置等における秘匿モードの符号化に対
応する解読モードの復号化により、暗号化による秘匿処
理を伴い符号化された符号化対象画像データを正しく復
号化できる。したがって、前記復号化対象画像データが
暗号化されたものであるか否かについての情報の、画像
符号化装置からの通知が不要で、通常の符号化画像デー
タと暗号化された符号化画像データとの互換性を維持し
た符号化を画像符号化装置側に行わせることができ、ま
た、その画像符号化装置が符号化した画像データの暗号
化の有無を自動的に識別して元の画像データに復元する
ことが可能となる効果が得られる。
【0123】請求項6に係る発明によれば、前記復号化
対象画像データを、請求項2に記載された画像符号化装
置等における通常モードの符号化に対応する通常モード
の復号化により最後まで順次復号化する間に前記マーカ
データが検出されなければ、通常モードで符号化された
符号化対象画像データを正しく復号化でき、当該復号化
対象画像データを前記通常モードの符号化に対応する通
常モードの復号化により最後まで順次復号化する間に前
記マーカデータが検出されれば、以後請求項1に記載の
された画像符号化装置等における秘匿モードの符号化に
対応する解読モードの復号化により、暗号化による秘匿
処理を伴い符号化された符号化対象画像データを正しく
復号化でき、また、当該マーカデータが復号化後の画像
データから除去される。したがって、前記復号化対象画
像データが暗号化されたものであるか否かについての情
報の、画像符号化装置からの通知が不要で、通常の符号
化画像データと暗号化された符号化画像データとの互換
性を維持した符号化を画像符号化装置側に行わせること
ができ、また、その画像符号化装置が符号化した画像デ
ータの暗号化の有無を自動的に識別して元の画像データ
に、前記マーカデータを含まず内容の欠落もなく復元す
ることが可能となる効果が得られる。
【0124】請求項7に係る発明によれば、前記秘匿モ
ードでない通常モードである場合は、前記符号化対象画
像データは、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モ
ードで符号化される一方、前記秘匿モードである場合
は、前記符号化対象画像データの一部が前記特定図形デ
ータに置換され、当該符号化対象画像データのうちの当
該特定図形データまでの部分、及び、当該特定図形デー
タが、暗号化による秘匿処理を伴わない、通常モードで
符号化され、当該符号化対象画像データのうちの当該特
定図形データ以後の部分が、暗号化を伴う秘匿モードで
符号化されるため、符号化後の当該符号化対象画像デー
タを画像復号化装置側が復号化対象画像データとして復
号する場合に、当該復号化対象画像データを前記通常モ
ードの符号化に対応する通常モードの復号化により最後
まで順次復号化する間に前記特定図形データが抽出され
なければ通常モードで符号化された復号化対象画像デー
タを正しく復号化でき、当該復号化対象画像データを前
記通常モードの符号化に対応する通常モードの復号化に
より最後まで順次復号化する間に前記特定図形データが
抽出されれば、以後前記秘匿モードの符号化に対応する
解読モードの復号化により、暗号化による秘匿処理を伴
い符号化された復号化対象画像データを正しく復号化で
きる。したがって、前記復号化対象画像データが暗号化
されたものであるか否かについての情報を、別途通知す
る必要がなく、通常の符号化画像データと暗号化された
符号化画像データとの互換性を維持した符号化を行うこ
とが可能となる効果が得られる。
【0125】請求項8に係る発明によれば、前記特定図
形データは、前記符号化対象画像データの予め決められ
た特定の位置に位置するため、画像復号化装置側におけ
る前記特定図形データの抽出が容易になり、復号化の処
理速度が向上するという効果が得られる。
【0126】請求項9に係る発明によれば、前記特定図
形データが前記符号化対象画像データに複数存在するこ
とになるため、前記特定画像データを1つのみ前記符号
化対象画像データ内に置換した場合に、全くの偶然で、
前記特定図形データと同一の内容が前記符号化対象画像
データ中に含まれていて、画像復号化装置側が御判定し
て解読モードの復号化の開始位置が本来の位置からずれ
たりして正常な復号化が行えなくなるような事態の発生
を起きにくくすることが可能となる効果が得られる。
【0127】請求項10に係る発明によれば、前記復号
化対象画像データを、請求項7に記載された画像符号化
装置等における通常モードの符号化に対応する通常モー
ドの復号化により最後まで順次復号化する間に前記特定
図形データが抽出されなければ、通常モードで符号化さ
れた符号化対象画像データを正しく復号化でき、当該復
号化対象画像データを前記通常モードの符号化に対応す
る通常モードの復号化により最後まで順次復号化する間
に前記特定図形データが検出されれば、以後請求項7に
記載された画像符号化装置等における秘匿モードの符号
化に対応する解読モードの復号化により、暗号化による
秘匿処理を伴い符号化された符号化対象画像データを正
しく復号化できる。したがって、前記復号化対象画像デ
ータが暗号化されたものであるか否かについての情報
の、画像符号化装置からの通知が不要で、通常の符号化
画像データと暗号化された符号化画像データとの互換性
を維持した符号化を画像符号化装置側に行わせることが
でき、また、その画像符号化装置が符号化した画像デー
タの暗号化の有無を自動的に識別して元の画像データに
復元することが可能となる効果が得られる。
【0128】請求項11に係る発明によれば、請求項8
に記載の画像符号化装置等により前記復号化対象画像デ
ータの特定位置に置換されている前記特定図形データを
抽出することができるため、当該復号化対象画像データ
が暗号化されたものであるか否かを迅速に判断でき、復
号化の処理速度が向上するという効果が得られる。
【0129】請求項12に係る発明によれば、請求項1
0と同様の効果に加えて、請求項9に記載の画像符号化
装置等において、前記復号化対象画像データ内に複数置
換された前記特定図形データを検出しないと、解読モー
ドの復号化に移行しないため、画像符号化装置側におい
て前記特定画像データを1つのみ前記復号化対象画像デ
ータ内に置換した場合に、全くの偶然で、前記特定図形
データと同一の内容が前記復号化対象画像データ中に含
まれていて、解読モードの復号化の開始位置が本来の位
置からずれたりして正常な復号化が行えなくなるような
事態の発生を起きにくくすることが可能となる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像符号化装置及び
画像復号化装置としてのファクシミリ装置のブロック構
成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
操作表示部の部分構成について示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ROMの記憶内容について示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける符号化処理手順について示すフローチャートであ
る。
【図5】画像データ列と、その画像データ列の一部と図
4に示す処理により置換されるマーカデータとについて
示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける、図4に示すものとは別の符号化処理手順につい
て示すフローチャートである。
【図7】画像データ列と、その画像データ列中に図6に
示す処理により挿入されるマーカデータとについて示す
図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける復号化処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける図8に示すものとは別の復号化処理手順について
示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
のROMの記憶内容について示す、図3とは別の図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、図4または図6に示すものとは別の符号化処
理手順について示すフローチャートである。
【図12】画像データ列と、その画像データ列の一部と
図11に示す処理により置換される特定図形データとに
ついて示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、図4、図6または図11に示すものとは別の
符号化処理手順について示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における図8または図9に示すものとは別の復号化処理
手順について示すフローチャートである。
【図15】特定図形データの探索方法について示す模式
図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における図8、図9または図14に示すものとは別の復
号化処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 3a マーカデータのための記憶領域 3b 特定図形データのための記憶領域 4 RAM 5 画像入力手段 6 画像出力手段 7 符号化復号化部 8 操作表示部 8a [秘匿モード]キー 8b インジケータランプ 9 通信制御部 10 モデム 11 網制御部 12 システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/167 H04N 7/167 Z 5J104 Fターム(参考) 5C059 KK43 MA00 MC26 PP01 RC24 RC35 SS06 UA02 UA05 UA39 5C064 CA14 CB01 CC01 CC04 5C075 AA02 AA03 AA05 CD27 EE03 EE06 5C078 BA21 CA47 DA01 DA02 DB00 5J064 AA00 BA08 BB08 BB13 BC01 BD02 5J104 AA33 NA10 PA00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象画像データを符号化すると共
    に、秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データの符号化の際に暗号化による秘匿処理をも
    併せて行う画像符号化装置において、 前記秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データの一部を、所定のマーカデータに置換する
    マーカ置換手段と、前記符号化対象画像データのうちの
    前記マーカデータまで、及び、当該マーカデータを通常
    モードで符号化する通常符号化手段と、前記符号化対象
    画像データのうちの前記マーカデータ以後の部分につい
    て暗号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手段とを備えた
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 符号化対象画像データを符号化すると共
    に、秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データの符号化の際に暗号化による秘匿処理をも
    併せて行う画像符号化装置において、 前記秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データ中に、所定のマーカデータに挿入するマー
    カ挿入手段と、前記符号化対象画像データのうちの前記
    マーカデータまで、及び、当該マーカデータを通常モー
    ドで符号化する通常符号化手段と、前記符号化対象画像
    データのうちの前記マーカデータ以後の部分について暗
    号化を伴う符号化を行う秘匿符号化手段とを備えたこと
    を特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記マーカデータは、前記符号化対象画
    像データの先端に位置することを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記マーカデータは、複数ビットより成
    ることを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに
    記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 符号化された復号化対象画像データを復
    号化すると共に、当該復号化対象画像データが暗号化さ
    れている場合には暗号解読処理をも併せて行う画像復号
    化装置において、 前記復号化対象画像データを後記マーカ検出手段が所定
    のマーカデータを検出するまで通常モードで復号化する
    通常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化さ
    れた画像データから前記マーカデータを検出するマーカ
    検出手段と、そのマーカ検出手段により前記マーカデー
    タが検出されると、それ以後、前記復号化対象画像デー
    タを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解読復
    号化手段とを備えたことを特徴とする画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 符号化された復号化対象画像データを復
    号化すると共に、当該復号化対象画像データが暗号化さ
    れている場合には暗号解読処理をも併せて行う画像復号
    化装置において、 前記復号化対象画像データを後記マーカ検出手段が所定
    のマーカデータを検出されるまで通常モードで復号化す
    る通常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化
    された画像データから前記マーカデータを検出するマー
    カ検出手段と、そのマーカ検出手段により検出された前
    記マーカデータを復号化後の画像データから除去するマ
    ーカ除去手段と、前記マーカ検出手段により前記マーカ
    データが検出されると、それ以後、前記復号化対象画像
    データを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解
    読復号化手段とを備えたことを特徴とする画像復号化装
    置。
  7. 【請求項7】 符号化対象画像データを符号化すると共
    に、秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データの符号化の際に暗号化による秘匿処理をも
    併せて行う画像符号化装置において、 前記秘匿モードに設定されている場合は、前記符号化対
    象画像データの一部を、特定図形データに置換する特定
    図形置換手段と、前記符号化対象画像データのうちの前
    記特定図形まで、及び、当該特定図形を通常モードで符
    号化する通常符号化手段と、前記符号化対象画像データ
    のうちの前記特定図形以後の部分について暗号化を伴う
    符号化を行う秘匿符号化手段とを備えたことを特徴とす
    る画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記特定図形データは、前記符号化対象
    画像データの予め決められた特定の位置に位置すること
    を特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記特定図形置換手段は、複数の前記特
    定図形データを前記符号化対象画像データ中に置換する
    ことを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の
    画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 符号化された復号化対象画像データを
    復号化すると共に、当該復号化対象画像データが暗号化
    されている場合には暗号解読処理をも併せて行う画像復
    号化装置において、 前記復号化対象画像データを後記特定図形抽出手段が特
    定図形データを抽出するまで通常モードで復号化する通
    常復号化手段と、その通常復号化手段により復号化され
    た画像データから前記特定図形データを抽出する特定図
    形抽出手段と、その特定図形抽出手段により前記特定図
    形データが抽出されると、それ以後、前記復号化対象画
    像データを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する
    解読復号化手段とを備えたことを特徴とする画像復号化
    装置。
  11. 【請求項11】 前記特定図形抽出手段は、前記復号化
    対象画像データの特定位置から前記特定図形データを抽
    出することを特徴とする請求項10に記載の画像復号化
    装置。
  12. 【請求項12】 符号化された復号化対象画像データを
    復号化すると共に、当該復号化対象画像データが暗号化
    されている場合には暗号解読処理をも併せて行う画像復
    号化装置において、 前記復号化対象画像データを後記特定図形抽出手段が予
    め決められた組み合わせの複数の特定図形データを抽出
    するまで通常モードで復号化する通常復号化手段と、そ
    の通常復号化手段により復号化された画像データから前
    記複数の特定図形データを抽出する特定図形抽出手段
    と、その特定図形抽出手段により前記複数の特定図形デ
    ータが抽出されると、それ以後、前記復号化対象画像デ
    ータを暗号解読処理を伴う解読モードで復号化する解読
    復号化手段とを備えたことを特徴とする画像復号化装
    置。
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