JP2000232438A - フレーム同期装置及びフレーム同期方法 - Google Patents

フレーム同期装置及びフレーム同期方法

Info

Publication number
JP2000232438A
JP2000232438A JP11031331A JP3133199A JP2000232438A JP 2000232438 A JP2000232438 A JP 2000232438A JP 11031331 A JP11031331 A JP 11031331A JP 3133199 A JP3133199 A JP 3133199A JP 2000232438 A JP2000232438 A JP 2000232438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
candidate portion
error
synchronization
control symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11031331A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Ido
大治 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11031331A priority Critical patent/JP2000232438A/ja
Publication of JP2000232438A publication Critical patent/JP2000232438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニークワードの冗長度を高めることな
く、同期はずれや誤同期を回避すること。 【解決手段】 GOLAY復号回路205にて、バッフ
ァに記憶された受信信号のヘッダの候補部分に対してG
OLAY復号を行って誤ったビット数を計数し、閾値調
節回路206にて、計数した誤りビット数に基づいて同
期判定回路207の閾値を調節する。UW比較回路20
4にて、バッファ202に記憶された受信信号のユニー
クワードの候補部分とUW発生回路203から入力した
ユニークワードとの相関値を算出する。同期判定回路2
07にて、UW比較回路204から入力した相関値と閾
値調節回路206によって調節された閾値との大小を比
較し、相関値が閾値より大きい場合、受信信号のユニー
クワードの候補部分が実際にユニークワードであると判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信、マル
チメディア通信等の通信システムに使用されるフレーム
同期装置及びフレーム同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データ通信、マルチメディア通信等の通
信システムでは、装置間で通信を開始する際に同期を確
立する必要がある。以下、従来のフレーム同期装置につ
いて、図6に示すブロック図を用いて説明する。
【0003】図6において、フレームの先端に通信装置
間で既知であるユニークワード(以下、「UW」とい
う)が挿入された受信信号は、入力端子11を介して一
時的にバッファ12に記憶され、その一部がUWの候補
としてUW比較回路14に出力される。同時に、UW発
生回路13にて発生したUWもUW比較回路14に出力
される。
【0004】UW比較回路14において、受信信号のU
Wの候補部分はUWとの相関値が算出され、算出された
相関値が同期判定回路15に出力される。なお、相関値
とは、2つのビット列間において一致するビット数であ
る。
【0005】そして、同期判定回路15において、相関
値が予め設定された閾値と大小比較され、相関値が閾値
を上回った部分が、受信信号のUWと判定される。
【0006】このように、従来のフレーム同期装置は、
UWとの相関値が閾値を上回る部分を受信信号のUW部
分と判定し、これによりフレームの先端を検知してフレ
ーム同期を確立している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フレーム同期装置では、閾値が固定であり、伝搬環境が
悪く、伝送路において符号誤りが生じた場合、UWが非
検出或いは誤検出となり、同期はずれや誤同期をおこし
てしまうという問題を有している。また、これを改善し
ようとすれば、伝搬環境が悪い場合にあわせるため、U
Wを長くして冗長度を高める必要があり、伝送効率が低
下してしまう。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、UWの冗長度を高めることなく、同期はずれや誤
同期を回避することができるフレーム同期装置及びフレ
ーム同期方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、受信信
号のヘッダの候補部分における誤りビット数に基づいて
閾値を調節し、受信信号のUWの候補部分とUWとの相
関値が調節後の閾値以上であれば、そのUWの候補部分
が実際にUWであると判定することである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るフレー
ム同期装置は、各フレームの所定位置に既知シンボル及
び制御シンボルが挿入されている受信信号の既知シンボ
ル候補部分と既知シンボルとの相関値を算出する相関値
算出手段と、前記相関値と閾値との大小関係により受信
信号の既知シンボル位置を検出する同期判定手段と、制
御シンボル候補部分の情報に基づいて前記閾値を調節す
る閾値調節手段と、を具備する構成を採る。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様のフレ
ーム同期装置において、制御シンボルが誤り訂正符号化
されている受信信号の制御シンボル候補部分を復号して
誤りビット数を計数する計数手段を具備し、閾値調節手
段は、前記誤りビット数が少ないほど閾値を低く調節す
る構成を採る。
【0012】本発明の第3の態様は、第1の態様のフレ
ーム同期装置において、制御シンボルに誤り検査ビット
を含む受信信号の次フレームの制御シンボル候補部分を
復号して誤り検査ビットを検査する第1誤り検査手段を
具備し、閾値調節手段は、誤りを検出しなかった場合に
閾値を低く調節する構成を採る。
【0013】本発明の第4の態様は、第1から第3のい
ずれかの態様のフレーム同期装置において、同期判定手
段は、相関値が調節後の閾値より大きく、かつ、他から
同期誤りを示す信号を入力しなかった場合、既知シンボ
ル候補部分が既知シンボルであると判定し、他の場合、
既知シンボル候補部分が既知シンボルでないと判定する
構成を採る。
【0014】これらの構成により、制御シンボルに書込
まれた情報に基づいて閾値を適応的に変化させることが
できるので、伝搬環境が悪い場合でも、既知シンボルの
冗長度を高めることなく、的確にフレーム先端を検出す
ることができる。
【0015】本発明の第5の態様は、第4の態様のフレ
ーム同期装置において、制御シンボルに誤り検査ビット
を含む受信信号の現フレームの制御シンボル候補部分を
復号して誤り検査ビットを検査し、誤りを検出した場合
に同期判定手段に同期誤りを示す信号を出力する第2誤
り検査手段を具備する構成を採る。
【0016】本発明の第6の態様は、第4又は第5の態
様のフレーム同期装置において、現フレームのパケット
データの種類を示す第1情報ビット及び前フレームのパ
ケットデータの種類を示す第2情報ビットが制御シンボ
ルに含まれる受信信号の現フレームの制御シンボル候補
部分の第1情報ビットと次のフレームの制御シンボル候
補部分の第2情報ビットの内容とが一致するか否かを判
定し、一致しないと判定した場合に同期判定手段に同期
誤りを示す信号を出力するビット内容判定手段を具備す
る構成を採る。
【0017】本発明の第7の態様は、第4から第6のい
ずれかの態様のフレーム同期装置において、現フレーム
のパケットデータが次フレームにわたるか否かにより既
知シンボルのパターンが異なり、現フレームのパケット
データが次フレームにわたるか否かを示す第3情報ビッ
トが制御シンボルに含まれる受信信号の既知シンボル候
補部分のパターンと制御シンボル候補部分の第3情報ビ
ットの内容とが一致するか否かを判定し、一致しないと
判定した場合に同期判定手段に同期誤りを示す信号を出
力する比較手段を具備する構成を採る。
【0018】これらの構成により、制御シンボルに書込
まれた情報基づいて、受信信号の既知シンボル候補部分
の適否を判定することができるので、既知シンボルの冗
長度を高めることなく、さらに的確にフレーム先端を検
出することができる。
【0019】本発明の第8の態様は、第1から第7のい
ずれかの態様のフレーム同期装置において、同期判定手
段は、相関値が初期設定の閾値より大きい場合に既知シ
ンボル候補部分が既知シンボルであると一義的に判定す
る構成を採る。
【0020】この構成により、伝搬環境がよいときに、
閾値を調節せずに既知シンボルを特定できるので、フレ
ーム同期処理時間を短縮することができる。
【0021】本発明の第9の態様に係る無線通信装置
は、第1から第8のいずれかの態様のフレーム同期装置
を搭載する構成を採る。
【0022】この構成により、伝搬環境が悪い場合で
も、既知シンボルの冗長度を高めることなく、的確にフ
レーム先端を検出することができるため、無線通信の伝
送効率を落とすことなく品質を保つことができる。
【0023】本発明の第10の態様に係るフレーム同期
方法は、各フレームの所定位置に既知シンボル及び制御
シンボルが挿入されている受信信号の既知シンボル候補
部分と既知シンボルとの相関値を算出し、制御シンボル
候補部分の情報に基づいて閾値を調節し、前記相関値と
前記閾値より大きい場合、受信信号の既知シンボル候補
部分が既知シンボルであると判定して、受信信号のフレ
ームの先端を検出する方法を採る。
【0024】本発明の第11の態様は、第10の態様の
フレーム同期方法において、制御シンボルが誤り訂正符
号かされている受信信号の制御シンボル候補部分を復号
して誤りビット数を計数し、前記誤りビット数が少ない
ほど閾値を低く調節する方法を採る。
【0025】本発明の第12の態様は、第10の態様の
フレーム同期方法において、制御シンボルに誤り検査ビ
ットを含む受信信号の次フレームの制御シンボル候補部
分を復号して誤り検査ビットを検査し、誤りを検出しな
かった場合に閾値を低く調節する方法を採る。
【0026】これらの方法により、制御シンボルに書込
まれた情報に基づいて閾値を適応的に変化させることが
できるので、伝搬環境が悪い場合でも、既知シンボルの
冗長度を高めることなく、的確にフレーム先端を検出す
ることができる。
【0027】本発明の第13の態様は、第10から第1
2のいずれかの態様のフレーム同期方法において、制御
シンボルに誤り検査ビットを含む受信信号の制御シンボ
ル候補部分を復号して誤り検査ビットを検査し、誤りを
検出した場合、既知シンボル候補部分が既知シンボルで
ないと判定する方法を採る。
【0028】本発明の第14の態様は、第13の態様の
フレーム同期方法において、現フレームのパケットデー
タの種類を示す第1情報ビット及び前フレームのパケッ
トデータの種類を示す第2情報ビットが制御シンボルに
含まれる受信信号の現フレームの制御シンボル候補部分
の第1情報ビットと次のフレームの制御シンボル候補部
分の第2情報ビットの内容とが一致しない場合、既知シ
ンボル候補部分が既知シンボルでないと判定する方法を
採る。
【0029】本発明の第15の態様は、第13又は第1
4の態様のフレーム同期方法において、現フレームのパ
ケットデータが次フレームにわたるか否かにより既知シ
ンボルのパターンが異なり、現フレームのパケットデー
タが次フレームにわたるか否かを示す第1情報ビットが
制御シンボルに含まれる受信信号の既知シンボル候補部
分のパターンと制御シンボル候補部分の第1情報ビット
の内容とが一致しない場合、既知シンボル候補部分が既
知シンボルでないと判定する方法を採る。
【0030】これらの方法により、制御シンボルに書込
まれた情報基づいて、受信信号の既知シンボル候補部分
の適否を判定することができるので、既知シンボルの冗
長度を高めることなく、さらに的確にフレーム先端を検
出することができる。
【0031】本発明の第16の態様は、第10から第1
5のいずれかの態様のフレーム同期方法において、相関
値が初期設定の閾値より大きい場合に既知シンボル候補
部分が既知シンボルであると一義的に判定する方法を採
る。
【0032】この方法により、伝搬環境がよいときに、
閾値を調節せずに既知シンボルを特定できるので、フレ
ーム同期処理時間を短縮することができる。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0034】図1は、本発明のフレーム同期装置に受信
される信号のフレーム構成図である。
【0035】図1に示すように、音声符号化データや動
画符号化データ等を載せたペイロード101は適当な長
さに区切られ、区切られたペイロード101の先端に
は、ユニークワード(以下、「UW」という)102、
ヘッダ103、及び重複ヘッダ104が挿入される。そ
して、UW102、ヘッダ103、重複ヘッダ104、
及び、ペイロード101を1単位としてフレームが構成
される。
【0036】ヘッダ103には、現フレームのペイロー
ド101の長さを示す情報、現フレームのペイロード1
01に書込まれているデータの種類を示す情報(以下、
「多重化情報」という)等のデータが書込まれ、GOL
AY符号化されている。
【0037】重複ヘッダ104には、前フレームの多重
化情報、パケットマーカ(以下、「PM」という)情
報、CRC(Cyclic Redundancy Check)検査ビット等
のデータが書込まれている。
【0038】ここで、1つのフレームに収まらないパケ
ットデータを分割して複数のフレームにわたって書込ん
だ場合、分割したパケットデータの終端部を含まないフ
レームにはUWが反転して書込まれ、そのフレームの重
複ヘッダ104のPM情報には「0」が書込まれる。ま
た、それ以外のフレームにはUWがそのまま書込まれ、
そのフレームの重複ヘッダ104のPM情報には「1」
が書込まれる。
【0039】本発明のフレーム同期装置は、ヘッダ10
3及び重複ヘッダ104に書込まれた情報を加味し、U
W102の位置を検出してフレームの先端を割り出すこ
とによりフレーム同期を確立するものである。
【0040】なお、以下の説明において、フレーム同期
処理の対象となるフレームを現フレームといい、現フレ
ームの次に受信されたフレームを次フレームという。ま
た、各フレームのペイロード101の長さは可変であ
り、UW102、ヘッダ103及び重複ヘッダ104の
長さは一定である。
【0041】(実施の形態1)図2は、本発明の実施の
形態1に係るフレーム同期装置の構成を示すブロック図
である。
【0042】図2において、バッファ202は、入力端
子201から入力された受信信号を一時的に記憶する。
UW発生回路203は、UWを発生させ、UW比較回路
204に出力する。
【0043】UW比較回路204は、バッファ202に
記憶された受信信号のUWの候補部分とUW発生回路2
03から入力したUWとの相関値を算出し、算出した相
関値を同期判定回路207に出力する。なお、相関値と
は、2つのビット列間において一致するビット数であ
る。
【0044】GOLAY復号回路205は、バッファに
記憶された受信信号のヘッダの候補部分に対してGOL
AY復号を行い、誤りの有無を検出し、誤ったビット数
を計数し、誤ったビット数である計数値を閾値調節回路
206に出力する。
【0045】閾値調節回路206は、GOLAY復号回
路205から入力した計数値に基づいて同期判定回路2
07の閾値を調節する。具体的には、GOLAY復号が
正しく行われた場合には、同期はずれを防ぐために閾値
を小さくし、GOLAY復号により誤りが検出された場
合には、同期誤検出を防ぐために閾値を大きくする。
【0046】同期判定回路207は、UW比較回路20
4から入力した相関値と閾値調節回路206によって調
節された閾値との大小を比較し、相関値が閾値より大き
い場合、受信信号のUWの候補部分が実際にUWである
と判定し、判定結果を出力端子208から外部機器に出
力する。また、相関値が閾値以下である場合、受信信号
のUWの候補部分がUWでないと判定し、判定結果をU
W比較回路204及びGOLAY復号回路205に出力
する。
【0047】次に、本実施の形態に係るフレーム同期装
置の処理について、図3のフロー図を用いて説明する。
【0048】まず、ステップ(以下、「ST」という)
301で、入力端子201を介して、受信信号をバッフ
ァ202に取り込む。
【0049】次に、ST302及びST303で、GO
LAY復号回路205にて、ヘッダの候補部分に対して
GOLAY復号を行い、誤りの有無の検出と誤ったビッ
ト数の計数を行い、閾値調節回路206にて、GOLA
Y復号回路205から入力した計数値に基づいて同期判
定回路207の閾値を調節する。
【0050】また、ST304で、UW比較回路204
にて、受信信号のUWの候補部分とUW発生回路203
にて発生させたUWとの相関値を算出する。
【0051】次に、ST305で、同期判定回路207
にて、相関値と閾値との大小を比較する。そして、相関
値が閾値より大きい場合、ST306で、UWの候補部
分が実際にUW102であると判定し、判定結果を出力
端子208から外部機器に出力する。
【0052】また、ST305で、相関値が閾値以下で
ある場合、UWの候補部分がUW102でないと判定
し、現在のUWの候補部分を1ビットシフトさせた部分
を新たなUWの候補部分として、ST302以下の処理
を繰り返す。
【0053】このように、ヘッダに書込まれた情報に基
づいて閾値を適応的に変化させ、UWを特定することに
より、伝搬環境が悪い場合でも、UWの冗長度を高める
ことなく、的確にフレーム先端を検出することができ
る。
【0054】なお、本実施の形態では、GOLAY復号
を用いて説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、他の誤り訂正符号を用いることもできる。
【0055】また、本発明は、閾値を調節する前にUW
判定を行い、UWと特定できなかった場合に閾値を調節
し、再度UW判定を行ってもよい。この場合、伝搬環境
がよいときに、閾値を調節せずにUWを特定できるの
で、フレーム同期処理時間を短縮することができる。
【0056】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るフレーム同期装置の構成を示すブロック図
である。なお、図4のフレーム同期装置において、図2
のフレーム同期装置と共通する構成部分には、図2と同
一の符号を付して説明を省略する。
【0057】図4において、UW比較回路401は、同
期判定回路402から信号を入力したタイミングで、バ
ッファ202に記憶された受信信号のUWの候補部分と
UW発生回路203にて発生じたUWとを入力し、UW
の候補部分とUWとの相関値(以下、「第1相関値」と
いう)、及び、UWの候補部分とUWの反転信号との相
関値(以下、「第2相関値」という)を算出し、算出し
た各相関値を同期判定回路402及びPM比較回路40
5に出力する。
【0058】同期判定回路402は、UW比較回路40
1から入力した各相関値と閾値との大小を比較し、どち
らかの相関値が閾値より大きい場合、受信信号のUWの
候補部分が実際にUWであると判定する。そして、閾値
が調整される前であれば、直ぐに判定結果を出力端子2
08から外部機器に出力し、閾値が調整された後であれ
ば、CRC復号回路404から信号を入力するのを待っ
て、判定結果を出力端子208から外部機器に出力す
る。
【0059】また、同期判定回路402は、相関値のど
ちらも閾値以下である場合に、閾値が調整される前であ
れば、判定結果を示す信号をGOLAY復号回路403
及びCRC復号回路404に出力し、閾値が調整された
後であれば、次の処理を指示する信号をUW比較回路4
01に出力する。
【0060】さらに、同期判定回路402は、CRC復
号回路404あるいはPM比較回路405から信号を入
力した場合、各相関値と閾値との大小を比較することな
く、次の処理を指示する信号をUW比較回路401に出
力する。
【0061】GOLAY復号回路403は、同期判定回
路402から信号を入力した場合、バッファに記憶され
た受信信号のヘッダの候補部分に対してGOLAY復号
を行い、誤りの有無を検出し、誤ったビット数を計数
し、誤ったビット数である計数値を閾値調節回路406
に出力する。また、ペイロードの長さを示す情報及び多
重化情報をCRC復号回路404に出力する。
【0062】CRC復号回路404は、同期判定回路4
02から信号を入力した場合、現フレームの重複ヘッダ
の候補部分に対してCRC復号を行い、CRC検査ビッ
トから重複ヘッダ中に誤りが生じているかどうかを検査
する。検査の結果、重複ヘッダ中に誤りが生じていない
場合、PM情報をPM比較回路405に出力する。検査
の結果、重複ヘッダ中に誤りが生じている場合、検査結
果を示す信号を同期判定回路402に出力する。
【0063】また、CRC復号回路404は、GOLA
Y復号回路403からペイロードの長さを示す情報及び
多重化情報を入力した場合、次フレームの重複ヘッダの
候補部分に対してCRC復号を行い、CRC検査ビット
から重複ヘッダ中に誤りが生じているかどうかを検査す
る。検査の結果、重複ヘッダ中に誤りが生じていない場
合、現フレームのヘッダの候補部分における多重化情報
と次フレームの重複ヘッダの候補部分における多重化情
報とが一致するか否かを判定する。判定の結果、多重化
情報が一致する場合、判定結果を示す信号を同期判定回
路402に出力する。重複ヘッダ中に誤りが生じている
場合、及び、多重化情報が一致しない場合、検査結果あ
るいは判定結果を示す信号を同期判定回路402に出力
する。
【0064】PM比較回路405は、UW比較回路40
1から相関値を入力し、かつ、CRC復号回路404か
らPM情報を入力した場合、相関値とPM情報が一致す
るか否かを判定する。具体的には、第1相関値が第2相
関値より大きく、しかも、PM情報が「1」である場
合、及び、第1相関値が第2相関値より小さく、しか
も、PM情報が「0」である場合に相関値とPM情報が
一致していると判定する。そして、判定の結果、相関値
とPM情報が一致する場合、判定結果を示す信号を閾値
調節回路406に出力し、相関値とPM情報が一致しな
い場合、判定結果を示す信号を同期判定回路402に出
力する。
【0065】閾値調節回路406は、PM比較回路40
5から信号を入力した場合、GOLAY復号回路403
から入力した計数値に基づいて同期判定回路402の閾
値を調節する。具体的には、GOLAY復号が正しく行
われた場合には、同期はずれを防ぐために閾値を小さく
し、GOLAY復号により誤りが検出された場合には、
同期誤検出を防ぐために閾値を大きくする。
【0066】次に、本実施の形態に係るフレーム同期装
置の処理について、図5のフロー図を用いて説明する。
【0067】まず、ST501で、入力端子201を介
して、受信信号をバッファ202に取り込む。
【0068】次に、ST502で、UW比較回路401
にて、受信信号のUWの候補部分とUW発生回路203
にて発生させたUWから第1相関値及び第2相関値を算
出する。
【0069】次に、ST503で、同期判定回路402
にて、各相関値と閾値との大小を比較する。
【0070】そして、ST503で相関値がどちらも閾
値以下である場合、ST504で、GOLAY復号回路
205にて、ヘッダの候補部分に対してGOLAY復号
を行い、誤りの有無の検出と誤ったビット数の計数を行
う。また、ST505からST506で、CRC復号回
路にて、現フレームの重複ヘッダの候補部分に対してC
RC復号を行い、CRC検査ビットから重複ヘッダ中に
誤りが生じているかどうかを検査する。そして、ST5
05で重複ヘッダ中に誤りが生じている場合、UWの候
補部分がUW102でないと判定し、現在のUWの候補
部分を所定量シフトさせた部分を新たなUWの候補部分
としてST502以下の処理を繰り返す。なお、シフト
量は、通常、1バイトであるが、多重化方法等により適
宜設定される。
【0071】ST506で重複ヘッダ中に誤りが生じて
いない場合、ST507で、PM比較回路405にて、
相関値とPM情報が一致するか否かを判定する。そし
て、ST507で相関値とPM情報が一致しない場合、
UWの候補部分がUW102でないと判定し、現在のU
Wの候補部分を1ビットシフトさせた部分を新たなUW
の候補部分としてST502以下の処理を繰り返す。
【0072】ST507で相関値とPM情報が一致する
場合、ST508からST509で、閾値調節回路40
6にて、計数値に基づいて同期判定回路402の閾値を
調節し、同期判定回路402にて、各相関値と閾値との
大小を比較する。そして、ST509で相関値がどちら
も閾値以下である場合、UWの候補部分がUW102で
ないと判定し、現在のUWの候補部分を1ビットシフト
させた部分を新たなUWの候補部分としてST502以
下の処理を繰り返す。
【0073】ST509でどちらかの相関値が閾値より
大きい場合、ST510からST511で、GOLAY
復号回路205からペイロードの長さを示す情報及び多
重化情報をCRC復号回路404に出力し、CRC復号
回路404にて、現フレームの重複ヘッダの候補部分に
対してCRC復号を行い、CRC検査ビットから重複ヘ
ッダ中に誤りが生じているかどうかを検査する。そし
て、ST511で重複ヘッダ中に誤りが生じている場
合、UWの候補部分がUW102でないと判定し、現在
のUWの候補部分を1ビットシフトさせた部分を新たな
UWの候補部分としてST502以下の処理を繰り返
す。
【0074】ST511で重複ヘッダ中に誤りが生じて
いない場合、ST512で、CRC復号回路404に
て、現フレームのヘッダの候補部分における多重化情報
と次フレームのヘッダの候補部分における多重化情報と
が一致するか否かを判定する。そして、多重化情報が一
致しない場合、UWの候補部分がUW102でないと判
定し、現在のUWの候補部分を1ビットシフトさせた部
分を新たなUWの候補部分としてST502以下の処理
を繰り返す。
【0075】ST512で多重化情報が一致する場合、
あるいは、ST502でどちらかの相関値が閾値より大
きい場合、ST513で、UWの候補部分が実際にUW
102であると判定し、判定結果を出力端子208から
外部機器に出力する。
【0076】このように、ヘッダに書込まれた情報に基
づいて閾値を適応的に変化させ、しかも、ヘッダ及び重
複ヘッダに書込まれた情報に基づいてユニークワード候
補部分の適否を判定することにより、ユニークワードの
冗長度を高めることなく、さらに的確にフレーム先端を
検出することができる。
【0077】なお、本実施の形態では、GOLAY復号
及びCRC復号を用いて説明したが、本発明はこれに限
るものではなく、他の誤り訂正符号を用いることもでき
る。また、本発明は、UW判定を最初に行わず、閾値を
調節した後にのみUW判定を行ってもよい。また、本発
明は、ヘッダ及び重複ヘッダに書込まれた情報にのみ基
づいてユニークワード候補部分の適否を判定することも
できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレーム
同期装置及びフレーム同期方法は、ヘッダ及び重複ヘッ
ダに書込まれた情報を加味してフレーム先端を検出する
ことができるので、ユニークワードの冗長度を高めるこ
となく、同期はずれや誤同期を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレーム同期装置に受信される信号の
フレーム構成図
【図2】本発明の実施の形態1に係るフレーム同期装置
の構成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態におけるフロー図
【図4】本発明の実施の形態2に係るフレーム同期装置
の構成を示すブロック図
【図5】上記実施の形態におけるフロー図
【図6】従来のフレーム同期装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
204 UW比較回路 205 GOLAY復号回路 206 閾値調節回路 207 同期判定回路 401 UW比較回路 402 同期判定回路 403 GOLAY復号回路 404 CRC復号回路 405 PM比較回路 406 閾値調節回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各フレームの所定位置に既知シンボル及
    び制御シンボルが挿入されている受信信号の既知シンボ
    ル候補部分と既知シンボルとの相関値を算出する相関値
    算出手段と、前記相関値と閾値との大小関係により受信
    信号の既知シンボル位置を検出する同期判定手段と、制
    御シンボル候補部分の情報に基づいて前記閾値を調節す
    る閾値調節手段と、を具備することを特徴とするフレー
    ム同期装置。
  2. 【請求項2】 制御シンボルが誤り訂正符号化されてい
    る受信信号の制御シンボル候補部分を復号して誤りビッ
    ト数を計数する計数手段を具備し、閾値調節手段は、前
    記誤りビット数が少ないほど閾値を低く調節することを
    特徴とする請求項1記載のフレーム同期装置。
  3. 【請求項3】 制御シンボルに誤り検査ビットを含む受
    信信号の次フレームの制御シンボル候補部分を復号して
    誤り検査ビットを検査する第1誤り検査手段を具備し、
    閾値調節手段は、誤りを検出しなかった場合に閾値を低
    く調節することを特徴とする請求項1記載のフレーム同
    期装置。
  4. 【請求項4】 同期判定手段は、相関値が調節後の閾値
    より大きく、かつ、他から同期誤りを示す信号を入力し
    なかった場合、既知シンボル候補部分が既知シンボルで
    あると判定し、他の場合、既知シンボル候補部分が既知
    シンボルでないと判定することを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載のフレーム同期装置。
  5. 【請求項5】 制御シンボルに誤り検査ビットを含む受
    信信号の現フレームの制御シンボル候補部分を復号して
    誤り検査ビットを検査し、誤りを検出した場合に同期判
    定手段に同期誤りを示す信号を出力する第2誤り検査手
    段を具備することを特徴とする請求項4記載のフレーム
    同期装置。
  6. 【請求項6】 現フレームのパケットデータの種類を示
    す第1情報ビット及び前フレームのパケットデータの種
    類を示す第2情報ビットが制御シンボルに含まれる受信
    信号の現フレームの制御シンボル候補部分の第1情報ビ
    ットと次のフレームの制御シンボル候補部分の第2情報
    ビットの内容とが一致するか否かを判定し、一致しない
    と判定した場合に同期判定手段に同期誤りを示す信号を
    出力するビット内容判定手段を具備することを特徴とす
    る請求項4又は請求項5記載のフレーム同期装置。
  7. 【請求項7】 現フレームのパケットデータが次フレー
    ムにわたるか否かにより既知シンボルのパターンが異な
    り、現フレームのパケットデータが次フレームにわたる
    か否かを示す第3情報ビットが制御シンボルに含まれる
    受信信号の既知シンボル候補部分のパターンと制御シン
    ボル候補部分の第3情報ビットの内容とが一致するか否
    かを判定し、一致しないと判定した場合に同期判定手段
    に同期誤りを示す信号を出力する比較手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載
    のフレーム同期装置。
  8. 【請求項8】 同期判定手段は、相関値が初期設定の閾
    値より大きい場合に既知シンボル候補部分が既知シンボ
    ルであると一義的に判定することを特徴とする請求項1
    から請求項7のいずれかに記載のフレーム同期装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のフレーム同期装置を搭載することを特徴とする無線通
    信装置。
  10. 【請求項10】 各フレームの所定位置に既知シンボル
    及び制御シンボルが挿入されている受信信号の既知シン
    ボル候補部分と既知シンボルとの相関値を算出し、制御
    シンボル候補部分の情報に基づいて閾値を調節し、前記
    相関値と前記閾値より大きい場合、受信信号の既知シン
    ボル候補部分が既知シンボルであると判定して受信信号
    のフレームの先端を検出することを特徴とするフレーム
    同期方法。
  11. 【請求項11】 制御シンボルが誤り訂正符号化されて
    いる受信信号の制御シンボル候補部分を復号して誤りビ
    ット数を計数し、前記誤りビット数が少ないほど閾値を
    低く調節することを特徴とする請求項10記載のフレー
    ム同期方法。
  12. 【請求項12】 制御シンボルに誤り検査ビットを含む
    受信信号の次フレームの制御シンボル候補部分を復号し
    て誤り検査ビットを検査し、誤りを検出しなかった場合
    に閾値を低く調節することを特徴とする請求項10記載
    のフレーム同期方法。
  13. 【請求項13】 制御シンボルに誤り検査ビットを含む
    受信信号の現フレームの制御シンボル候補部分を復号し
    て誤り検査ビットを検査し、誤りを検出した場合、既知
    シンボル候補部分が既知シンボルでないと判定すること
    を特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記
    載のフレーム同期方法。
  14. 【請求項14】 現フレームのパケットデータの種類を
    示す第1情報ビット及び前フレームのパケットデータの
    種類を示す第2情報ビットが制御シンボルに含まれる受
    信信号の現フレームの制御シンボル候補部分の第1情報
    ビットと次のフレームの制御シンボル候補部分の第2情
    報ビットの内容とが一致しない場合、既知シンボル候補
    部分が既知シンボルでないと判定することを特徴とする
    請求項13記載のフレーム同期方法。
  15. 【請求項15】 現フレームのパケットデータが次フレ
    ームにわたるか否かにより既知シンボルのパターンが異
    なり、現フレームのパケットデータが次フレームにわた
    るか否かを示す第3情報ビットが制御シンボルに含まれ
    る受信信号の既知シンボル候補部分のパターンと制御シ
    ンボル候補部分の第3情報ビットの内容とが一致しない
    場合、既知シンボル候補部分が既知シンボルでないと判
    定することを特徴とする請求項13又は請求項14記載
    のフレーム同期方法。
  16. 【請求項16】 相関値が初期設定の閾値より大きい場
    合に既知シンボル候補部分が既知シンボルであると一義
    的に判定することを特徴とする請求項10から請求項1
    5のいずれかに記載のフレーム同期方法。
JP11031331A 1999-02-09 1999-02-09 フレーム同期装置及びフレーム同期方法 Pending JP2000232438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031331A JP2000232438A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 フレーム同期装置及びフレーム同期方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031331A JP2000232438A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 フレーム同期装置及びフレーム同期方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000232438A true JP2000232438A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12328287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11031331A Pending JP2000232438A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 フレーム同期装置及びフレーム同期方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000232438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152923A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Kenwood Corp デジタル受信機、制御方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152923A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Kenwood Corp デジタル受信機、制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7890840B2 (en) Enhancing the Ethernet FEC state machine to strengthen correlator performance
US8509073B2 (en) System and process for packet delineation
US7697535B2 (en) Error resilient protocol data unit boundary detection
JP2006074335A (ja) 伝送方法、伝送システム及び伝送装置
JP2007195185A (ja) 無線通信システムにおけるバースト処理装置及び方法
WO2001082487A1 (fr) Dispositif et procede de codage et de decodage
AU755043B2 (en) Data transmission method, data transmission system, transmitter and receiver
JP2008294757A (ja) データ伝送装置、データ送信装置、データ受信装置およびデータ伝送システム
CN106656424B (zh) 一种数据传输的校验方法
US7924950B2 (en) Method and apparatus of decoding encoded data frame having dummy bit sequences included therein
TW202044779A (zh) 多模式通道寫碼技術
JP5169449B2 (ja) 無線通信装置及び受信方法
CN114374470A (zh) 数据传输方法、***和计算机可读存储介质
JP4247774B2 (ja) ブラインドトランスポートフォーマット検出の方法
KR100667738B1 (ko) 무선 패킷 송수신 장치 및 그 방법
US8539316B2 (en) Method and device for synchronizing reception of data packets
JP4989723B2 (ja) 不連続伝送(dtx)検出を使用するブラインド・トランスポート・フォーマット検出のための方法および装置
JP2000232438A (ja) フレーム同期装置及びフレーム同期方法
RU2219664C2 (ru) Способ и устройство для передачи и приема пакета данных радиосвязи
US6952463B2 (en) Method of blind transport format detection based on power transition
JP2007049707A (ja) データストリームを受信する方法、装置およびプログラム
CN109286533B (zh) 语音数据包的验错方法及装置、存储介质、终端
JP2009200744A (ja) 通信装置およびfec制御情報判定・検出方法
KR20010026923A (ko) 패킷 데이터의 송/수신 방법
KR100324202B1 (ko) 유휴비트를 활용한 적응형 에러 제어 방법