JP2000229193A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP2000229193A
JP2000229193A JP11033697A JP3369799A JP2000229193A JP 2000229193 A JP2000229193 A JP 2000229193A JP 11033697 A JP11033697 A JP 11033697A JP 3369799 A JP3369799 A JP 3369799A JP 2000229193 A JP2000229193 A JP 2000229193A
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JP
Japan
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laundry
washing
weight
dewatering tub
fully automatic
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JP11033697A
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English (en)
Inventor
Kyoko Fujie
京子 藤江
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯/脱水行程の動作終了後に洗濯兼脱水槽
内の洗濯物の取り出し忘れを検出し、使用者側へ正確に
この状態を報知させる機能を具備した全自動洗濯機を得
る。 【解決手段】 洗濯物15の取り出し忘れの報知手段
は、トップカバー2に設けられる操作入力部17から運
転情報の信号が送り出されることにより洗濯/脱水行程
動作部18の動作を実行させ、さらにこの動作の終了後
に重量検出部10からの検出信号に基づいて残留物即ち
洗濯兼脱水槽12内の洗濯物15の放置状況を報知する
報知器19を駆動させる制御装置16から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯/脱水行程
の動作終了後における洗濯兼脱水槽内の洗濯物の取り出
し忘れの状態を検出し、この検出情報を使用者側へ正確
に報知させる機能を具備した全自動洗濯機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は、洗濯物の汚れ成分を除去した後
で脱水させる動作行程即ち洗濯/脱水行程を有する一般
的な全自動洗濯機の概構成図である。図9において、1
は外箱、2は外箱1の上部に配置されるトップカバー、
3はトップカバー2内に収納されて洗濯/脱水行程の動
作を実行するための制御プログラムが格納されるマイコ
ン制御部、4はトップカバー2内に設けられる一連の動
作の終了報知器、5はトップカバー2の近傍に配設され
る開閉自在な蓋、6は蓋5の近傍に設けられて蓋5の開
閉状態を検出する開閉検出部、7は外箱1内に配設して
弾性吊持機構部8により支持される外槽、9は外槽7の
上方に配置される洗剤ケース、10は弾性吊持機構部8
の上部に固着されて外槽7及び後述する洗濯兼脱水槽、
洗濯兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量を検
出する重量検出部である。11は外槽7の外底部に配設
して後述する洗濯兼脱水槽や回転翼を回転駆動させる駆
動機構部、12は外槽7内に回転自在に配設される洗濯
兼脱水槽、13は洗濯兼脱水槽12の側壁面に形成する
脱水孔、14は洗濯兼脱水槽12の内底部に設けられる
回転翼、15は洗濯兼脱水槽12内に収容される洗濯物
である。
【0003】次に、こうした構成を有する従来の全自動
洗濯機の動作について説明する。使用者は、蓋5を開い
た状態で洗濯兼脱水槽12内に洗濯物15を投入する。
そして、蓋5を閉じた後でトップカバー2の表面に設け
られる電源スイッチ(図示なし)をON状態にする。こ
れにより、重量検出部10から洗濯物15の重量に伴う
検出信号がマイコン制御部3へ送り出されることによっ
て、洗濯兼脱水槽12内に洗濯物15の量に応じた適正
量の洗濯水が供給される。そして、洗濯/脱水行程の動
作が終了した後で終了報知器4が所定時間だけ稼動す
る。こうした報知手段により、使用者は蓋5を開いた状
態で洗濯兼脱水槽12内の洗濯物15を取り出して、そ
の後に乾燥させる作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用者
が洗濯/脱水行程の動作の終了報知を聞き損じた場合
に、この動作が終了していることを気付かず、即ち洗濯
物が洗濯兼脱水槽内に長時間放置されるという事態を起
こす。これによって、例えば洗濯物にシワを発生した
り、かつ洗濯物の乾燥作業が遅れるという問題があっ
た。また、使用者はこの終了報知を確認した上で洗濯物
の取り出し作業を行い、その後に一時中断させて再びこ
の作業を進めることを忘れてしまい、洗濯物の一部が洗
濯兼脱水槽内に長時間放置されるという問題点があっ
た。さらに、使用者は終了報知を確認した上で洗濯物の
取り出し作業を十分に行った場合でも、例えば靴下半足
やハンカチ1枚などの微量な洗濯物を取り残すという問
題点があった。いずれにせよ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物
を完璧に取り出すことが殆ど不可能であり、前述の問題
点を抱えることになる。
【0005】この発明は、前述のような問題点を解決す
るためになされたもので、例えば洗濯物の全部あるいは
一部の取り出し忘れ、さらに微量な洗濯物の取り残しが
有った場合でも常に使用者側へ正確にこの状態を報知さ
せ、取り出し作業を促すことができる報知手段を具備
し、これによって洗濯物にシワを殆ど発生させず、かつ
乾燥作業が遅れるような事態を起こさない機能を備えた
全自動洗濯機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる全自動
洗濯機は、回転翼を回転する洗濯行程を設け、洗濯兼脱
水槽を回転する脱水行程を設け、これらの行程の動作を
制御する制御回路部を設けた全自動洗濯機において、洗
濯/脱水行程の動作終了後に洗濯物の取り出し忘れがあ
ったとき報知器を駆動させる報知手段を含むようにした
ものである。
【0007】また、報知手段は洗濯兼脱水槽および洗濯
兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量を検出す
る重量検出手段を設け、重量検出手段により検出された
重量値と制御回路部に格納する基準回路に予め設定され
た基準値との大きさを比較する比較手段を設け、比較手
段で重量値の方が大きいと判断された場合に報知器を駆
動させる駆動手段を設けるようにしたものである。
【0008】また、報知手段は洗濯兼脱水槽内の洗濯物
の画像を検出する画像検知手段を設け、洗濯兼脱水槽お
よび洗濯兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量
を検出する重量検出手段を設け、重量検出手段により検
出された重量値と制御回路部に格納する基準回路に予め
設定された基準値との大きさを比較する比較手段を設
け、比較手段で重量値と基準値とが同等であると判断さ
れた場合に画像検出手段から画像検出情報を読み出し、
検出情報に基づいて報知器を駆動させる駆動手段を設け
るようにしたものである。
【0009】また、駆動手段は洗濯物の出し入れ用蓋の
開閉履歴を検出する開閉履歴検出手段を設け、開閉履歴
検出手段からの検出情報に基づいて報知器を駆動するよ
うにしたものである。
【0010】また、制御回路部は報知手段の各モードを
任意に設定および解除するモード設定/解除部を設ける
ようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
による全自動洗濯機の実施の形態1である洗濯物の取り
出し忘れの報知手段を含んだ回路構成を示すブロック図
である。なお、全自動洗濯機の全体構成は図9に示すよ
うな従来例と殆ど同一である。このことは、実施の形態
2乃至実施の形態4についても同様である。図1におい
て、16はトップカバー2に設けられる操作入力部17
から運転情報の信号が送り出されることにより洗濯/脱
水行程動作部18の動作を実行させ、さらにこの動作の
終了後に重量検出部10からの検出信号に基づいて残留
物即ち洗濯兼脱水槽12内の洗濯物15の存在状況を報
知する報知器19を稼動させる制御装置である。
【0012】また、図2は制御装置11の処理の流れを
示すフローチャート図である。以下、図2を参照しなが
ら実施の形態1における全自動洗濯機の洗濯物の取り出
し忘れの報知動作について説明する。洗濯/脱水行程の
動作が終了した(ステップS100)後で、残留物即ち
洗濯兼脱水槽12内の洗濯物15の有/無識別行程の動
作が開始される(ステップS101)。そして、この動
作を開始してから所定時間T1を経過したかどうかが判
定され(ステップS102)、もし仮に経過しない場合
はNOであるために判定の動作を継続する。なお、前述
の所定時間T1を設けた理由は使用者がこの時間中に洗
濯物15を取り出すことを配慮したものであり、これは
実施の形態2乃至実施の形態4についても同様である。
また、もし仮に経過した場合はYESであるために水槽
7、洗濯兼脱水槽12、洗濯物15などの全体重量を重
量検出部10により検出する処理を実行する(ステップ
S103)。この重量検出部10である例えば重量セン
サは検出範囲が広く、かつ検出精度が非常に高いことが
必須条件であり、これについては実施の形態2乃至実施
の形態4についても同様である。
【0013】次に、重量検出部10により検出された重
量値と制御装置16に予め記憶設定された所定値とを比
べて大きいかどうかが判定される(ステップS10
4)。この所定値は、洗濯兼脱水槽12内に洗濯物15
が存在するかどうかを判断するための閾値である。ここ
で、もし仮に重量値と所定値とが同等である場合はNO
であり、“残留物は無し”と予測判断されるので残留物
の有/無識別行程の動作が終了する(ステップS10
5)。また、もし仮に重量値が所定値よりも大きい場合
はYESであり、“残留物有り”即ち洗濯兼脱水槽12
内に洗濯物15が存在していると予測判断し、これによ
って残留物の報知動作が実行される(ステップS10
6)。なお、この報知動作手段として例えば電子ブザー
あるいはLEDなどの報知器19を稼動させる。そし
て、この報知動作の実行時間が所定時間T2を経過した
かどうかが判断され(ステップS107)、もし仮に経
過しない場合はNOであってこの動作を継続する。ま
た、もし仮に経過した場合はYESであるので報知動作
が終了し(ステップS108)、再び所定時間T1を経
過したかどうかの判断動作に戻る(ステップS10
2)。これ以降は、前述の動作(ステップS103乃至
ステップS108)を繰り返し実行することになる。
【0014】以上の構成により、洗濯/脱水行程の動作
を終了した後で洗濯物15の取り出し忘れの報知動作を
正確に実行させ、使用者に対して取り出し作業を促すこ
とができる。これにより、洗濯兼脱水槽12内に洗濯物
15が長時間放置されることがない。したがって、洗濯
物15にシワを殆ど発生させず、かつ乾燥作業が遅れる
ような事態を未然に防止することができる。
【0015】実施の形態2.図3は、この発明による全
自動洗濯機の実施の形態2である洗濯物の取り出し忘れ
の報知手段を含んだ回路構成を示すブロック図である。
図3において、従来例あるいは実施の形態1と同一の符
号は同一又は相当部分を示す。また、図4は制御装置1
6の処理の流れを示すフローチャート図である。以下、
図4を参照しながら実施の形態2における全自動洗濯機
の洗濯物の取り出し忘れの報知動作について説明する。
【0016】図4において、洗濯/脱水行程の動作が終
了した(ステップS100)後で、残留物の有/無識別
行程の動作が開始される(ステップS101)。この後
に、蓋開閉検出部6からの蓋5の開閉回数の検出データ
が制御装置16によって毎回書き込まれる(ステップS
102)。そして、この動作を開始してから所定時間T
1を経過したかどうかが判定され(ステップS10
3)、もし仮に経過しない場合はNOであってこの判定
動作を継続する。また、ここで仮に経過した場合はYE
Sであって蓋開閉検出部6により蓋5の開閉状態が検出
される(ステップS104)。
【0017】次に、蓋5が開状態であるかどうかが判定
され(ステップS105)、ここで仮に閉状態即ちNO
である場合は蓋5の開閉回数を読み出して(ステップS
106)、蓋5の開閉履歴状態を確認する。そして、蓋
5の開閉回数が1回以上であるかをチェックし(ステッ
プS107)、もし仮に蓋5が一度も開け閉めされなか
った場合はNOであって、この時点から所定時間T1を
経過したかどうかが判定される。これ以降の動作は前述
と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0018】こうした構成において、使用者が洗濯/脱
水行程の動作終了後に例えば洗濯兼脱水槽12内から洗
濯物15を意図的に取り出さない場合は取り出し忘れの
報知動作を実行させないように工夫した。これは、使用
者側のこうした作業意識の場合には報知することに対し
て不満をもつ恐れを生じるためからである。
【0019】また、前述の過程で(ステップS107)
仮に蓋5の開閉回数が1回以上の場合はYESであるの
で、使用者が蓋5を開けて洗濯兼脱水槽12内から洗濯
物15を全部あるいは一部を取り出して、この後に蓋5
を閉めたと予測判断する。したがって、洗濯物15の取
り出し忘れの状態を正確に予測判断して報知させること
が必要である。これにより、水槽7、洗濯兼脱水槽1
2、洗濯物15などの全体重量を重量検出部10によっ
て検出する処理へと進む(ステップS108)。そし
て、これ以降の動作(ステップS109乃至ステップS
113)は実施の形態1と同様であるので、ここでは説
明を省略する。
【0020】次に、蓋5が開状態であるかどうかを判定
する動作過程で(ステップS105)、もし仮に開状態
即ちYESである場合は使用者が洗濯兼脱水槽12内か
ら洗濯物15を全部あるいは一部を取り出したと予測判
断する。したがって、洗濯物15の取り残しの状態を正
確に予測判断して報知させることが必要である。これに
より、水槽7、洗濯兼脱水槽12、洗濯物15などの全
体重量を重量検出部10によって検出する処理へと進む
(ステップS106)。そして、これ以降の動作(ステ
ップS109乃至ステップS113)は前述と同様であ
るので、ここでは説明を省略する。
【0021】以上の構成により、洗濯/脱水行程の動作
を終了した後で洗濯物15の取り出し作業を一時中断さ
せ、洗濯物15の一部を取り出すことを忘れてしまった
場合にこの状態を正確に報知させ、使用者に対して洗濯
物15の取り出し作業を促すことができる。これによ
り、洗濯物15が洗濯兼脱水槽12内に長時間放置され
ることがない。したがって、洗濯物15にシワを殆ど発
生させず、かつ乾燥作業が遅れるような事態を未然に防
止することができる。
【0022】実施の形態3.図5は、この発明による全
自動洗濯機の実施の形態3である洗濯物の取り出し忘れ
の報知動作を実行させる制御装置16の処理の流れ示す
フローチャート図である。また、報知手段を含んだ全体
の回路構成を示すブロック図は実施の形態1で開示した
図1と殆ど同様であり、ここでは洗濯兼脱水槽12内の
洗濯物15の全体画像を精度良く検出する物体検出器を
新たに設けたことである。物体検出器を洗濯兼脱水槽1
2の上方に配設された洗剤ケース9の近傍に配置するこ
とにより、洗濯水がかからない状態で洗濯物15を精度
良く観察することができる。なお、物体検出器としては
例えば民生機器用の人工網膜LSIが挙げられる。
【0023】以下、図5を参照しながら実施の形態3に
おける全自動洗濯機の洗濯物の取り出し忘れの報知動作
について説明する。洗濯/脱水行程の動作が終了した
(ステップS100)後で実行される洗濯兼脱水槽12
内の残留物の有/無識別行程の基本的動作(ステップS
101乃至ステップS104、ステップS108乃至ス
テップS110)は実施の形態1と殆ど同様であって、
この個所におけるフローチャートの動作説明については
省略する。
【0024】次に、重量検出部10により検出した重量
値と制御装置16に予め記憶設定された所定値との大き
さを比較する動作過程で(ステップS104)、もし仮
に重量値と所定値とが同等の場合はNOであるため、こ
こでは“残留物は無し”と予測判断される。しかし、重
量検出部10のみで例えばハンカチ1枚や靴下半足など
の微量な残留物を常に正確に予測判断することは、検出
精度の関係上非常に難を生じる。このため、さらに物体
検出器により洗濯兼脱水槽12内の残留物の画像検出処
理が実行され(ステップS105)、この後で微量な残
留物が有るかどうかを判断する(ステップS106)。
ここで(ステップS106)、仮に残留物が無い場合は
NOであって一連の動作は終了する(ステップS10
7)。また、仮に残留物が有る場合はYESであって報
知動作が実行され(ステップS108)、これ以降の動
作(ステップS109、ステップS110)は実施の形
態1と同様である。
【0025】また、洗濯兼脱水槽12内に洗濯物15の
全部あるいは一部さらには微量な残留物が存在した場合
に報知動作を実行させる他に、微量な残留物のみが存在
した場合にこの動作を実行するようにシステム構成して
も良い。これにより、使用者が意図的に洗濯物15の全
部あるいは一部を洗濯兼脱水槽12内に取り残すという
状態において、例えば電子ブザー音を鳴らして報知させ
てしまうことがない。即ち、使用者側に対して報知動作
を極力抑えた形態を採用しても良い。
【0026】以上の構成により、洗濯/脱水行程の動作
を終了した後で洗濯物15の全部あるいは一部を取り出
すことを忘れてしまった場合、さらにはハンカチ1枚や
靴下半足などの微量物を取り残した場合でも正確に報知
動作を実行させ、使用者側に対して取り出し作業を促す
ことができる。これにより、洗濯物15が洗濯兼脱水槽
12内に長時間放置されることがなく、洗濯物15のシ
ワの解消や乾燥作業の遅れを未然に防止することができ
る。
【0027】実施の形態4.図6は、この発明による全
自動洗濯機の実施の形態4である洗濯物の取り出し忘れ
の報知動作を実行させる制御装置16の処理の流れ示す
フローチャート図である。また、報知手段を含んだ全体
の回路構成を示すブロック図は実施の形態2で開示した
図3と殆ど同様であり、ここでは洗濯兼脱水槽12内の
洗濯物15の全体画像を精度良く検出する、例えば人工
網膜LSIの物体検出器を新たに設けたことである。
【0028】以下、図6を参照しながら実施の形態4に
おける全自動洗濯機の洗濯物の取り出し忘れの報知動作
について説明する。洗濯兼脱水槽12内の残留物の有/
無識別行程の基本的動作(ステップS101乃至ステッ
プS109、ステップS113乃至ステップS115)
は実施の形態2と殆ど同様であって、この個所における
フローチャートの動作説明については省略する。
【0029】次に、重量検出部10により検出した重量
値と制御装置16に予め記憶設定された所定値との大き
さを比較する動作過程で(ステップS109)、もし仮
にNOの判定が出された場合は“残留物は無し”と予測
判断される。そして、この後で物体検出器により洗濯兼
脱水槽12内の残留物の画像検出の処理が実行される
(ステップS110)。次に、洗濯兼脱水槽12内に例
えばハンカチ1枚や靴下半足などの微量物が存在するか
どうかが判定され(ステップS111)、もし仮に“残
留物は無し”即ちNOと判定された場合は一連の動作が
終了する(ステップS112)。また、ここで“残留物
は有り”即ちYESと判定された場合は報知動作を実行
し(ステップS113)、これ以降の動作内容(ステッ
プS114、ステップS115)は実施の形態1乃至実
施の形態3と同様である。
【0030】以上の構成により、洗濯/脱水行程の動作
を終了した後で洗濯物15の全部あるいは一部を取り出
すことを忘れてしまった場合、さらには微量な洗濯物の
取り残しが有った場合でも正確に報知させ、使用者側に
対して取り出し作業を促すことができる。したがって、
実施の形態1乃至実施の形態3と同様に洗濯物15にシ
ワを殆ど発生させず、かつ乾燥作業が遅れるような事態
を未然に防止することができる。
【0031】実施の形態5.図7は、この発明による全
自動洗濯機の実施の形態1乃至実施の形態4で開示した
各報知動作の選択メニューが表示された操作パネル図で
ある。図7において、20は洗濯物15の取り出し忘れ
の報知動作モードを切り替えるモード切り替えスイッチ
であって、例えば押しボタン式スイッチが挙げられる。
21は、この切り替えスイッチ21により報知動作モー
ドが切り替えられる状態を表示する複数のモード切り替
え表示部であって、例えばLEDが挙げられる。図8
は、モード切り替え表示部のモード変遷図である。
【0032】次に、この報知動作の選択メニューの操作
方法について、図7と図8とを併用して説明する。全自
動洗濯機の電源スイッチ(図7中のA部)やスタート/
一時停止スイッチ(図7中のB部)を投入して一連の動
作即ち洗濯/脱水行程の動作が終了した後で、モード切
り替えスイッチ20を1回だけ押してONさせる。これ
により、モード1のLED21aが点灯して実施の形態
1で開示した報知動作を実行する。また、ここでモード
切り替えスイッチ20をさらに1回だけ押すとモード2
のLED21bのみが点灯して実施の形態2で開示した
報知動作を実行する。そして、モード切り替えスイッチ
20を1回押す毎にモード3のLED21c、モード4
のLED21d、モード5のLED21eへと順次切り
替わりながら点灯駆動する。これに伴って、実施の形態
3、実施の形態4、実施の形態5に開示された報知動作
が順次移行していく。
【0033】また、前述の報知動作の選択メニューにお
いてモード切り替えを5ステップ方式の他に、例えば3
ステップ方式となるように適宜設計変更しても良い。さ
らに、モード切り替え表示部として視覚手段であるLE
Dの他に、聴覚手段である電子ブザーを駆動させて音を
発生するようにしても良い。
【0034】以上の構成を有しているため、使用者側で
モード切り替えスイッチ20を任意に選んでON動作す
ることにより、洗濯物15の取り出し忘れの各報知動作
を自由に選択できる。即ち、使用者は自己の感覚でこの
報知動作のメニューを自由に選ぶことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】この発明に係わる全自動洗濯機は、回転翼
を回転する洗濯行程を設け、洗濯兼脱水槽を回転する脱
水行程を設け、これらの行程の動作を制御する制御回路
部を設けた全自動洗濯機において、洗濯/脱水行程の動
作終了後に洗濯物の取り出し忘れがあったとき報知器を
駆動させる報知手段を設けるようにしたので、使用者側
に対して洗濯物の取り出し忘れの際に取り出し作業を促
すことができる。このために、洗濯兼脱水槽内に洗濯物
が長時間放置されることが殆どない。したがって、洗濯
物にシワを殆ど発生させず、かつ乾燥作業が遅れるよう
な事態を未然に防止する全自動洗濯機を得ることができ
る。
【0037】また、報知手段は洗濯兼脱水槽および洗濯
兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量を検出す
る重量検出手段を設け、重量検出手段により検出された
重量値と制御回路部に格納する基準回路に予め設定され
た基準値との大きさを比較する比較手段を設け、比較手
段で重量値の方が大きいと判断された場合に報知器を駆
動させる駆動手段を設けるようにしたので、例えば洗濯
兼脱水槽内に洗濯物の全部あるいは一部が取り残された
とき即座に報知器を駆動させることができる。したがっ
て、洗濯兼脱水槽内に洗濯物が長時間放置されることが
なく、洗濯物にシワが殆ど発生しない全自動洗濯機を得
ることができる。
【0038】また、報知手段は洗濯兼脱水槽内の洗濯物
の画像を検出する画像検知手段を設け、洗濯兼脱水槽お
よび洗濯兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量
を検出する重量検出手段を設け、重量検出手段により検
出された重量値と制御回路部に格納する基準回路に予め
設定された基準値との大きさを比較する比較手段を設
け、比較手段で重量値と基準値とが同等であると判断さ
れた場合に画像検出手段から画像検出情報を読み出し、
検出情報に基づいて報知器を駆動させる駆動手段を設け
るようにしたので、例えばハンカチ1枚や靴下半足など
の微量物を取り残した場合でも正確に報知動作を実行さ
せ、使用者側に対して取り出し作業を促すことができ
る。したがって、洗濯兼脱水槽内に洗濯物が長時間放置
されることがなく、洗濯物にシワが殆ど発生しない全自
動洗濯機を得ることができる。
【0039】また、駆動手段は洗濯物の出し入れ用蓋の
開閉履歴を検出する開閉履歴検出手段を設け、開閉履歴
検出手段からの検出情報に基づいて報知器を駆動するよ
うにしたので、例えば洗濯物の取り出し作業を一時中断
させ、この後で洗濯物の一部を取り出すことを忘れてし
まった場合に、こうした状態を正確に報知させて使用者
側へ洗濯物の取り出し作業を促すことができる。したが
って、洗濯兼脱水槽内に洗濯物が長時間放置されること
がなく、洗濯物にシワが殆ど発生しない全自動洗濯機を
得ることができる。
【0040】また、制御回路部は報知手段の各モードを
任意に設定および解除するモード設定/解除部を設ける
ようにしたので、使用者側でモード切り替えスイッチを
任意に選んでON動作させ、洗濯物の取り出し忘れの各
報知動作を自由に選択できる。即ち、使用者の感覚でこ
の報知動作を自由に選定する全自動洗濯機を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の全自動洗濯機における実施の形態
1の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の報知動作を示すフローチャー
ト図である。
【図3】 実施の形態2の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 実施の形態2の報知動作を示すフローチャー
ト図である。
【図5】 実施の形態3の報知動作を示すフローチャー
ト図である。
【図6】 実施の形態4の報知動作を示すフローチャー
ト図である。
【図7】 実施の形態5における操作パネル図の一例で
ある。
【図8】 実施の形態5におけるモード切り替え表示部
のモード変遷図である。
【図9】 従来の全自動洗濯機を示す全体構造図であ
る。
【符号の説明】
1 外箱、2 トップカバー、3 マイコン制御部、4
終了報知器、5 蓋、6 蓋開閉検出部、7 水槽、
8 弾性吊持機構部、9 洗剤ケース、10重量検出
部、11 駆動機構部、12 洗濯兼脱水槽、13 脱
水孔、14 回転翼、15 洗濯物、16 制御装置、
17 操作入力部、18 洗濯/脱水行程動作部、19
残留物の報知器、20 モード切り替えスイッチ、2
1 モード切り替え表示部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱
    水槽を回転する脱水行程と、これらの行程の動作を制御
    する制御回路部とを具備した全自動洗濯機において、前
    記制御回路部は洗濯/脱水行程の動作終了後に洗濯物の
    取り出し忘れがあったとき報知器を駆動させる報知手段
    を含むことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、洗濯兼脱水槽およびこ
    の洗濯兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重量を
    検出する重量検出手段と、この重量検出手段により検出
    された重量値と前記制御回路部に格納する基準回路に予
    め設定された基準値との大きさを比較する比較手段と、
    この比較手段で前記重量値の方が大きいと判断された場
    合に前記報知器を駆動させる駆動手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、洗濯兼脱水槽内の洗濯
    物の画像を検出する画像検知手段と、洗濯兼脱水槽およ
    びこの洗濯兼脱水槽内に収容される洗濯物などの全体重
    量を検出する重量検出手段と、この重量検出手段により
    検出された重量値と前記制御回路部に格納する基準回路
    に予め設定された基準値との大きさを比較する比較手段
    と、この比較手段で前記重量値と基準値とが同等である
    と判断された場合に前記画像検出手段から画像検出情報
    を読み出し、この検出情報に基づいて前記報知器を駆動
    させる駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、洗濯物の出し入れ用蓋
    の開閉履歴を検出する開閉履歴検出手段を含み、この開
    閉履歴検出手段からの検出情報に基づいて前記報知器を
    駆動するようにしたことを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の全自動洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記制御回路部は、報知手段の各モード
    を任意に設定および解除するモード設定/解除部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
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