JP2000218897A - プリンタの蓋体保持機構 - Google Patents
プリンタの蓋体保持機構Info
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Abstract
のプラテンに対する押圧が不均一となることを防止する
プリンタの蓋体保持機構を提供する。 【解決手段】 プリンタ本体の蓋体を支持軸を支点と
して開閉自在とし、この蓋体側に、サーマルヘッドを有
し、プリンタ本体側に回転可能に設けられたプラテンロ
ーラと、前記サーマルヘッドとは離反するように構成し
たプリンタの蓋体保持機構であって、前記プリンタ本体
側に、前記蓋体を係止する係止手段を回動自在に設ける
とともに、前記係止手段に弾性付勢する弾性体を設けた
ことを特徴とするプリンタの蓋体保持機構である。
Description
特に開閉可能に設けられた蓋体にサーマルヘッドを設け
たプリンタの蓋体保持機構に関する。
の係止突起を有し、他方プリンタ本体には係止突起に係
合する係合部材が設けられ、閉蓋状態となす時に、係止
突起と係合部材とが係合するようにしてある。また、開
蓋時にはプラテンローラとサーマルヘッドとが離反する
ので、ラベルセットは容易であるが、閉蓋時にはサーマ
ルヘッドがプラテンローラに対し均等な押圧にするため
に、両方の係止突起が係止部材に確実に保持しなければ
ならないものである。
係止部材に確実に係合させるために、係止部材を相対的
な位置に配置するとともに、一対の係止部材と、この部
材間に固着され回動可能な回動軸とに微少なガタが発生
しないようにしてある。しかしながら、製造誤差や経年
変化、或いは係合部材の摩耗によりガタが発生し、係合
突起が完全に保持できなくなり、ヘッドの押圧が不均一
となる。よって、印字がかすれたり一部分の印字できな
くなるという問題が発生する。
いように、係合部材と回動軸とには溶接、接着または圧
入など複雑な工程をしなければならないという問題があ
る。また、部品精度や管理を厳密にしなければならず、
製造コストのアップやという問題が発生する。
陥に鑑み、製造誤差や経年変化或いは摩耗などにより、
何れか一方の係合突起が係合部材に完全に保持できなく
なることを防止し、かつ製造上においても容易に製造で
き、かつ製造コストをアップすることがないプリンタの
蓋体保持機構を提供する。
するために、予め係合手段にギャップを形成することに
着目したもので、プリンタ本体の蓋体を支持軸を支点と
して開閉自在とし、この蓋体側に、サーマルヘッドを有
し、プリンタ本体側に回転可能に設けられたプラテンロ
ーラと、前記サーマルヘッドとは離反するように構成し
たプリンタの蓋体保持機構であって、前記プリンタ本体
側に、前記蓋体を係止する係止手段を回動自在に設ける
とともに、前記係止手段に弾性付勢する弾性体を設けた
ことを特徴とするプリンタの蓋体保持機構である。
止手段は、相対的に設けられた一対の係止レバーと、こ
の一対の係止レバーを回動可能に設けられた支持軸とを
有し、前記係止レバーと前記支持軸とに僅かにギャップ
があることを特徴とするプリンタの蓋体保持機構であ
る。
支持軸との当接部に僅かなギャップを形成してあり、か
つ弾性体であるスプリングで押圧してあるので、製造誤
差や経年変化或いは係合部材の摩耗などの変化に対し吸
収でき、長期に亘り係止突起が係止部に係止しなくなる
ようなことがなく、印字がかすれたり、一部分の印字出
来なくなるということがない。
を厳密することなく、溶接、接着または圧入など複雑な
作業工程をもすることがないので製造コストが軽減され
る。
7に基づいて説明する。図1はラベルプリンタ全体の概
略斜視図、図2は開蓋状態を示す全体概略断面図および
図3のプリンタ本体に対し開閉自在な蓋体の閉蓋状態を
示す概略断面図を参照して説明する。
本体10と蓋体12とに分離されていて、蓋体12の方
は枢軸13を支点として、図3の閉蓋状態から図2の開
蓋状態にバネ圧(図示省略)にて変位する。蓋体12側
には、板バネ材14に取付けられた一対のラベル押えロ
ーラ17,17が装着されている。詳しくは板バネ材1
4の上端にビス等の止着体15にて蓋体12に固定さ
れ、この下端に前記板バネ材14と一体成型された側部
16に一対の軸18,18に装着されたラベル押えロー
ラ17,17が回転自在に取付けられている。
ローラ17はプリンタ本体10の底部11に設けられた
基板30となすラベル案内面31に弾性付勢される構成
である。かくして閉蓋状態において、このラベル押えロ
ーラ17が弾性付勢する基板30に対応する位置に、透
孔32を穿ち、この位置に透明な樹脂板33が貼着され
ている。更にこの透明樹脂板33の真下に、反射型セン
サ34を配置してある。この蓋体12には後述するプラ
テンローラ36に対設されるサーマルヘッド20が設け
られ、更に多数のキーボード21および表示部22が備
えられている。
には図7に示すようなロール状ラベル連続体50がセッ
トされる。このロール状ラベル連続体50は紙管51等
に巻回され、帯状台紙Bに等間隔に仮着された多数枚の
ラベル片Lを有し、該ラベル片Lの裏面には感圧性粘着
剤53が施されている。更には帯状台紙Bの裏面にはラ
ベル片Lの一枚毎に表示される検出マーク54が印刷さ
れている。尚、本実施の形態では各ラベル片Lのほぼ中
央位置に検出マーク54を有し、更に帯状台紙付のラベ
ルとして示したが、帯状台紙Bがないラベル連続体、所
謂ライナーレスラベルの裏面に、前記検出マーク54を
直接印刷された構成のものでもよい。
機構について説明する。プリンタ本体10の係合手段と
しての、ラベルLの幅方向と同方向に設けられるととも
に回動可能な支持軸28と、この支持軸28の両端部に
設けられた係止レバー27とを有している。この係止レ
バー27は支持軸28を支点として弾性体であるスプリ
ング29の弾性に抗して反時計方向に回動される。ま
た、スプリング29は、トーションスプリングであって
もよい。
部27B、フック部27Aとを形成し、解除部27Cは
蓋体12の係止を解除する押下する部分であり、停止部
27Bはプリンタ本体10の基板30に当接する停止部
27Bである。また、蓋体12の側板19に設けられた
係止突起23に係止するフック部27Aは反時計方向に
回動してこの係止を解除する。また、フック部27Aに
は係止突起23を当接して押下することにより係止レバ
ー27を反時計方向に回動させる傾斜部60と、さらに
係止突起23を押下することにより、フック部27Aの
水平部を有する係止部61に係止突起23が係止され閉
蓋状態になる。この時に、係止レバー27は図5中矢印
A方向に回動して係止される。
を有し、この支持軸28の断面小判状より僅かに大きな
小判状の開口部62が形成されるとともに、支持軸28
の両端部に係止レバー27が嵌挿され、図示しない止め
具によって抜けないようにしてある。これにより、図6
に示したように両方の係止レバー27には、僅かなギャ
ップ、すなわち間隙を形成してある。(矢印方向)この
間隙により係止レバー27と支持軸28とに僅かなガタ
が生じている。また、スプリング29により常時、時計
方向に付勢されている。
セットするのにあたって、開蓋から説明する。開蓋は図
4に示すプリンタ本体10に装着された係止レバー27
の解除部27Cを押下げることにより、この係止レバー
27は支持軸28を支点としてスプリング29の弾性に
抗して、反時計方向に回動すると、プリンタ蓋体12の
側板19に設けられた係止突起で23に係止状態のフッ
ク部27Aは反時計方向に移動してこの係止を解除す
る。すると前記蓋体12はバネ圧(図示参照)により図
2に示す開蓋状態となる。尚、図4の係止レバー27中
の27Bはプリンタ本体10の基板30に当接する停止
部である。
5に嵌着してプリンタ本体10内にセットする。次いで
ラベル連続体52は図7に示すように、そのラベル先端
部分を引き出し、プリンタのラベル案内面31に沿って
プラテンローラ36およびラベル剥離ピン37に至る。
このラベルセット時、サーマルヘッド20は図2に示す
ように、プラテンローラ36から離反状態を呈している
ので、そのラベルセットは容易である。次いで帯状台紙
Bより複数枚のラベル片Lを剥離して、このラベル片L
を剥離状態の帯状台紙Bを案内ローラ38と押圧ローラ
39との間を通過させて、台紙通路41および台紙排出
口42よりプリンタ外部に排出させる構成である。な
お、押圧ローラ39には、案内ローラ38に押圧するよ
うにコイルスプリング40が設けられている。
解除して案内ローラ38からスプリング40にて弾性圧
接する押圧ローラ39を離反して、両ローラ38,39
間に間隔を形成して、台紙セットを容易としてある。か
くして開放状態の蓋体12をバネ圧に抗して押下げるこ
とにより、係止レバー27は、係止突起23により傾斜
部60に摺動しながら押下し、スプリング29の付勢に
抗して反時計方向に回動され、係止部61により係止突
起23が係止され図3の閉蓋状態を呈する。この閉蓋状
態時に前記サーマルヘッド20はプラテンローラ36に
圧接状態となる。このように、係止レバー27に係止突
起23が確実に係合するように係止レバー27の回動方
向或いは上下方向に僅かなギャップを形成するようにし
たものである。これによって、製造誤差や経年変化によ
る部材の摩耗した場合においても一対の係止レバーのう
ち一方が係止不完全になって、印字不良が発生するよう
なことない。
2の移送状態を説明する。図3においてラベル連続体5
2は、駆動源であるプラテンローラ36と案内ローラ3
8との反時計方向の回転力にて牽引されて矢印方向に移
動する。かくして基板30に弾性圧接されたラベル押え
ローラ17部分で、そのラベル案内面31部で、センサ
34が帯状台紙Bの検出マーク54を透明樹脂板33を
通過して検出し、この検出記号を制御器(図示省略)を
介してサーマルヘッド20に伝達して所望のバーコード
を含む印字をラベル片Lに施す。尚、この制御器にはキ
ーボード21からの情報の入力手段および前記プラテン
ローラ36および案内ローラ38を駆動するモータ(図
示省略)にも接続されている。
36との印字部分で所望の印字が施されたラベル連続体
52のラベル片Lは剥離ピン37で、その帯状台紙Bか
ら剥離してラベル発行口25(図示省略)からプリンタ
外部に発行される。一方ラベル片Lを剥離した帯状台紙
Bは案内ローラ38に押圧ローラ39が押圧挟持して、
台紙通路41を経て台紙排出口42よりプリンタ外部に
排出され、適宜の長さにて切断される。
しのライナーレスラベルの場合は、前記案内ローラ38
および押圧ローラ39等は不要であるが、ラベル片Lが
一定長さとする切断装置が必要となる。また、図1に示
した44は取手で、枢軸45を支点として回動自在と
し、プリンタを携帯する場合、この取手44を上方に立
てることにより、持ち運びを容易とする。
く、製造過程で係止レバーに僅かなガタを有するように
したので、製造誤差や経年変化或いは係合部材の摩耗な
どの変化に対し吸収できるので、一対の係止レバーと一
対の係止突起とが確実に係止でき、ヘッドの押圧がプラ
テンローラに対し均一となる。よって、印字がかすれた
り、一部分の印字できなくなるということがない。ま
た、製造上においても、部品精度や管理を厳密すること
なく、溶接、接着または圧入など複雑な工程をもするこ
とがないので組立の簡易化及び製造コストが軽減され
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】プリンタ本体の蓋体を支持軸を支点として
開閉自在とし、この蓋体側に、サーマルヘッドを有し、
プリンタ本体側に回転可能に設けられたプラテンローラ
と、前記サーマルヘッドとは離反するように構成したプ
リンタの蓋体保持機構であって、 前記プリンタ本体側に、前記蓋体を係止する係止手段を
回動自在に設けるとともに、前記係止手段に弾性付勢す
る弾性体を設けたことを特徴とするプリンタの蓋体保持
機構。 - 【請求項2】前記係止手段は、相対的に設けられた一対
の係止レバーと、この一対の係止レバーを回動可能に設
けた支持軸とを有し、前記係止レバーと前記支持軸とに
僅かにギャップがあることを特徴とする請求項1記載の
プリンタの蓋体保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02356799A JP4463893B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | プリンタの蓋体保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02356799A JP4463893B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | プリンタの蓋体保持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218897A true JP2000218897A (ja) | 2000-08-08 |
JP4463893B2 JP4463893B2 (ja) | 2010-05-19 |
Family
ID=12114123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02356799A Expired - Lifetime JP4463893B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | プリンタの蓋体保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4463893B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172014A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 決済端末装置 |
KR100902196B1 (ko) | 2002-09-30 | 2009-06-11 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 프린터 장치 |
JP2014124936A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Seiko Instruments Inc | プリンタ |
JP2021081571A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 株式会社リコー | ロック機構及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP02356799A patent/JP4463893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100902196B1 (ko) | 2002-09-30 | 2009-06-11 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 프린터 장치 |
JP2007172014A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 決済端末装置 |
JP2014124936A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Seiko Instruments Inc | プリンタ |
JP2021081571A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 株式会社リコー | ロック機構及び画像形成装置 |
JP7389965B2 (ja) | 2019-11-19 | 2023-12-01 | 株式会社リコー | ロック機構及び画像形成装置 |
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---|---|
JP4463893B2 (ja) | 2010-05-19 |
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